JP2023046135A - 住宅、改修方法及び家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】床のみに固定される家具を用いて空間が区画される居室を有する住宅、改修方法及び家具を提供する。【解決手段】本発明に係る住宅は、居室と、前記居室内に配置され、平面視で略長方形の外形を有する家具と、を備える住宅であって、前記家具は、前記居室の床に設置されている受け具により、前記床のみに固定されており、前記居室内には、平面視で前記家具の両方の長辺が面する空間同士を行き来可能な動線が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は住宅、改修方法及び家具に関する。
近年の住宅では、社会情勢や居住者のライフスタイル等に合わせた様々な間取りが提案されている。特許文献1には、リビングや、キッチン、ダイニング等が配置される共用居住空間の開放感を演出する住宅の間取りが開示されている。また、特許文献2には、物品を人目につかないように収納することが可能な収納室を有する住宅の間取りが開示されている。
本発明は、床のみに固定される家具を用いて空間が区画される居室を有する住宅、改修方法、及び、家具、を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての住宅は、居室と、前記居室内に配置され、平面視で略長方形の外形を有する家具と、を備える住宅であって、前記家具は、前記居室の床に設置されている受け具により、前記床のみに固定されており、前記居室内には、平面視で前記家具の両方の長辺が面する空間同士を行き来可能な動線が設けられている。
本発明の1つの実施形態として、前記家具の床面からの最大高さは、850mm~950mmである。
本発明の1つの実施形態として、前記居室のうち、平面視で前記家具の少なくとも一方の長辺に面する空間は、リビングである。
本発明の1つの実施形態として、前記家具は、ソファ又はダイニングテーブルに近接して配置されている。
本発明の1つの実施形態として、前記家具は、収納空間を区画する収納家具である。
本発明の1つの実施形態として、平面視で前記収納家具の一方の長辺に面する空間には、前記収納家具の前記一方の長辺に背もたれが面するようにソファが配置されており、前記収納家具は、平面視で前記収納空間の前記ソファ側を閉鎖する背壁部と、平面視で前記収納空間の前記ソファ側とは反対側に位置し、前記収納空間に対して収納物を外部から出し入れ可能とする開口部と、を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記家具は、平面視での前記家具の短辺が独立柱に隣接するように配置されている。
本発明の第2の態様としての改修方法は、住宅の改修方法であって、屋内の2つの空間を区画する間仕切壁を除去し、前記2つの空間が一体で連なる居室を形成し、平面視で略長方形の外形を有する家具を、前記居室内で前記間仕切壁があった位置に、平面視で前記家具の両方の長辺が面する空間同士を行き来可能とする動線が前記居室内に形成されるように、配置する。
本発明の1つの実施形態として、前記間仕切壁内に柱があった場合に、前記柱を独立柱として残し、前記家具を、平面視での前記家具の短辺が前記独立柱に隣接するように、配置する。
本発明の1つの実施形態として、前記2つの空間は、ダイニング及びキッチンを含む空間と、前記間仕切壁を介して、前記ダイニング及び前記キッチンを含む前記空間と隣接する別の空間と、である。
本発明の1つの実施形態として、前記居室内で、平面視で前記家具の両方の長辺が面する空間の少なくとも一方の空間は、リビングである。
本発明の第3の態様としての家具は、床に設置されている鬼目ナットの雌ねじに螺合するボルトを挿通可能な挿通孔を有する。
本発明によれば、床のみに固定される家具を用いて空間が区画される居室を有する住宅、改修方法、及び、家具、を提供することができる。
以下、本発明に係る住宅、改修方法及び家具の実施形態について、図面を参照して例示説明する。各図において共通する構成には同一の符号を付している。
図1は、本発明に係る住宅の一実施形態としての住宅100の1階の平面図である。図1に示す平面図では、住宅100の1階の一部の間取りのみを示している。
まず、住宅100の概要について説明する。住宅100は、例えば、鉄骨造の骨組を有する2階建ての住宅とすることができる。このような住宅100は、例えば、地盤に支持された鉄筋コンクリート造の布基礎等である基礎構造体と、柱部材や梁部材などの骨組部材で構成された架構を有し、基礎構造体に支持された上部構造体と、で構成される。なお、架構を構成する骨組部材は、予め規格化(標準化)された部材とすることができ、予め工場にて製造されたのち建築現場に搬入されて組み立てられる。但し、住宅100は、いわゆる在来工法にて建設された木造の住宅であってもよい。更に、住宅100は2階建てに限られず、1階または3階以上の階層を有していてもよい。
本実施形態の上部構造体は、複数の柱部材及び当該柱部材間に架設された複数の梁部材から構成される架構と、この架構の外周部に配置される外壁101と、架構の梁部材に支持される床102と、を備える。
外壁101の屋外側の面は、連接された外装材としての外壁パネルにより構成されている。また、外壁101の外壁パネルの屋内側には、断熱層を構成する断熱材及び内装材が配置されている。
外壁パネルとしては、例えば、軽量気泡コンクリート(以下、「ALC」と記載する。「ALC」とは「autoclaved light weight concrete」の略である。)のパネル、金属系や窯業系のサイディング、押出成形セメント板、木質系パネルなどを用いることができる。この外壁パネルを架構の外周部の周囲に連接することにより、外壁101の外皮層を形成することができる。
また、断熱材としては、例えば、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡樹脂系の材料からなるパネル状の断熱材の他、ロックウール等の繊維系の断熱材を用いることもできる。この断熱材を外壁パネルの屋内側に、外壁パネルの内面に沿って配置することにより、外壁101に断熱層を形成することができる。内装材としては、例えば、石膏ボードを用いることができ、内装材を架構の外周部の屋内側に連接することにより、内皮層を形成することができる。
床102は、床スラブ材を含む。床スラブ材は、架構の梁部材間に架設され、梁部材により直接的又は間接的に支持される。床スラブ材としては、例えば、ALCパネルを用いることできるが、折板、押出成形セメント板、木質パネル材などの別の部材を用いてもよい。床102は、床スラブ材に加えて、例えば、床スラブ材に対して直接的又は間接的に取り付けられる、下階の天井面を構成する天井内装材や、床スラブ材上に積層された、上階の床面102aを構成するフローリング等の床内装材など、を含むものであってもよい。
なお、住宅100の屋根は陸屋根であってよい。陸屋根を構成する屋根床スラブ材についても、ALCパネルを用いることができるが、ALCパネルに限られるものではない。また、屋根床スラブ材は、例えば塩化ビニル樹脂から形成されている防水シート等により覆われることにより、防水処理が施されている。また、住宅100の屋根は、陸屋根に限らず、スレート等の屋根外装材を用いた勾配屋根としてもよい。
以下、図1に示す住宅100の1階の間取りの詳細について説明する。
図1に示すように、本実施形態の住宅100の1階は、不図示の玄関に連なる廊下11と、トイレ12と、リビング・ダイニング・キッチン13と、を備える。上述したように、図1に示す本実施形態の住宅100は2階を備える。住宅100の1階と2階とは、階段室15の階段を通じて行き来可能である。
図1に示すように、本実施形態の住宅100のリビング・ダイニング・キッチン13は一居室であり、常時連通する同一空間である。居室とは、居住、作業、娯楽などの目的のために継続的に使用する室を意味する。より具体的に、住宅100のリビング・ダイニング・キッチン13は、後述する家具20により区画されている、リビング13aと、ダイニングキッチン13bと、の2つの空間を含む。
図1に示すように、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13には、平面視(図1参照)で略長方形の外形を有する家具20が配置されている。家具20は、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13の床102のみに固定されている。図2は、家具20の床102への固定構造を示す図である。図2に示すように、家具20は、床102に設置されている受け具40により、床102のみに固定されている。本実施形態の受け具40は、床102内に埋め込まれた鬼目ナットである。鬼目ナットは、雌ねじを備える。本実施形態の家具20は、この受け具40としての鬼目ナットの雌ねじと螺合する雄ねじを有する固定具41としてのボルトを用いることで、受け具40としての鬼目ナットに固定されている。但し、床102に設置される受け具40は鬼目ナットに限られない。受け具40は、家具20を固定可能な構成であれば、特に限定されない。また、家具20を床102に固定する固定具41についても、受け具40に応じて適宜選択されればよく、本実施形態のボルトに限られない。なお、受け具40及び固定具41は、相互に着脱可能に構成されていなくてもよいが、本実施形態の鬼目ナット及びボルトのように、相互に着脱可能であることが好ましい。ここで言う「着脱可能」とは、破壊を伴わずに着脱することができる固定手段により固定されていることを意味する。
そして、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13内には、平面視(図1参照)で家具20の両方の長辺が面する空間同士を行き来可能な動線FL1が設けられている。つまり、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13は、床102のみに固定される家具20により、動線FL1を通じて行き来可能な2つの空間に区画される。より具体的に、本実施形態のリビング・ダイニング・キッチン13は、家具20により、リビング13aと、ダイニングキッチン13bと、に区画されている。リビング13aは、平面視(図1参照)で家具20の一方の長辺が面する空間である。また、ダイニングキッチン13bは、平面視(図1参照)で家具20の他方の長辺が面する空間である。このように、床102のみに固定される家具20を用いることで、相互に行き来可能な別々の空間を容易に作り出すことできる。
また、図2に示すように、家具20の床面102aからの最大高さHmaxは、850mm~950mmであることが好ましい。このように、家具20の高さは、2つの空間(本実施形態ではリビング13a及びダイニングキッチン13b)を区画できる程度の所定の高さを有しつつ、家具20の鉛直方向上側で、家具20により区画された2つの空間(本実施形態ではリビング13a及びダイニングキッチン13b)は、連通していることが好ましい。このようにすることで、同一空間内で用途が異なる別々の空間を容易に生み出すことができる。更に、生み出された別々の空間が家具20の上側で連通していることで、各空間に開放感を与えることができる。なお、家具20が配置される居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13の床面102aからの高さは、2100mm以上である。
また、本実施形態のように、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13のうち、平面視(図1参照)で家具20の一方の長辺に面する空間は、リビング13aであることが好ましい。このように、リビング13aを、家具20により、居室内の他の空間から区画することで、他の空間から区画された一定のプライベート感を有するリビング13aを実現できる。
更に、本実施形態のように、リビング13aを、最大高さHmaxが850mm~950mmの家具20により、居室内の他の空間から区画することで、他の空間から区画された一定のプライベート感と、家具20の上側で他の空間と連通することにより得られる開放感と、を共に有するリビング13aを実現できる。
なお、本実施形態では、リビング・ダイニング・キッチン13が、家具20により、リビング13aと、ダイニングキッチン13bと、に区画されているが、家具20により区画される2つの空間は、リビング13a及びダイニングキッチン13bに限られない。例えば、リビング13aと、このリビング13aに隣接する階段前の空間と、の間を区画する家具20であってもよい。このような家具20については後述する(図3参照)。
また、図1に示すように、家具20は、ソファ31又はダイニングテーブル32に近接して配置されていることが好ましい。本実施形態の家具20は、リビング13aの椅子としてのソファ31に近接して配置されている。より具体的に、本実施形態の家具20は、平面視(図1参照)での一方の長辺がリビング13aのソファ31のいずれかの辺(本実施形態ではソファ31の長辺)に沿うように、近接して配置されている。但し、家具20は、ソファ31に代えて又は加えて、ダイニングキッチン13bのダイニングテーブル32に近接して配置されていてもよい。より具体的に、家具20は、平面視(図1参照)での他方の長辺がダイニングキッチン13bのダイニングテーブル32のいずれかの辺に沿うように、近接して配置されていてもよい。本実施形態では、家具20に近接して配置されているリビング13aのソファ31の利用者は、家具20の存在により、ダイニングキッチン13bの利用者から見え難くなる。これにより、ソファ31の利用者は、ダイニングキッチン13bの利用者からの視線を避けることができ、リビング13aを、ダイニングキッチン13bとは異なる別空間として、より感じ易くなる。なお、家具20がダイニングキッチン13bのダイニングテーブル32に近接して配置されている場合も同様である。つまり、ダイニングテーブル32の利用者は、家具20の存在により、リビング13aの利用者から見え難くなる。これにより、ダイニングテーブル32の利用者は、リビング13aの利用者からの視線を避けることができ、ダイニングキッチン13bを、リビング13aとは異なる別空間として、より感じ易くなる。以上のように、家具20がソファ31に近接配置されていることで、平面視(図1参照)で家具20を挟んでソファ31と反対側に位置する空間の利用者からの視線を避けることができる。これにより、ソファ31の利用者は、ソファ31が配置されている空間(本実施形態ではリビング13a)を、平面視(図1参照)で家具20を挟んでソファ31と反対側に位置する空間(本実施形態ではダイニングキッチン13b)とは異なる別空間として感じ易くなる。家具20がダイニングテーブル32に近接配置されている場合も同様である。
なお、家具20がソファ31又はダイニングテーブル32に近接して配置されている場合、家具20に近接して配置されるソファ31又はダイニングテーブル32は、家具20に当接することで、位置ずれが生じ難くなる。
また、図1に示すように、ソファ31が家具20に近接して配置される場合には、ソファ31は、平面視での家具20の一方の長辺に背もたれ31aが面するように、家具20に近接して配置されることが好ましい。このようにすることで、ソファ31が配置される一方の空間(本実施形態ではリビング13a)でソファ31を利用する利用者は、平面視で家具20を挟んでソファ31と反対側の空間(本実施形態ではダイニングキッチン13b)の利用者からの視線を、より避けることができる。これにより、ソファ31の利用者は、ソファ31が配置されている空間(本実施形態ではリビング13a)を、平面視(図1参照)で家具20を挟んでソファ31と反対側に位置する空間(本実施形態ではダイニングキッチン13b)とは異なる別空間として、より感じ易くなる。
なお、家具20の種類は特に限定されない。家具20は、平面視(図1参照)で略長方形の外形を有するものであれば、机、ピアノ、棚等の収納家具など、特に限定されない。図2に示すように、本実施形態の家具20は、収納空間21aを区画する収納家具21である。
図1に示すリビング13aには、家具20に近接してソファ31が配置されているが、このソファ31以外に、別のソファなどの椅子36が配置されていてもよい。椅子36の位置は特に限定されない。
図1、図2に示すように、本実施形態の収納家具21は、背壁部22と、開口部23と、側壁部24と、間仕切壁部25と、載置部26と、を備える。本実施形態の収納家具21の収納空間21aは、背壁部22、側壁部24、間仕切壁部25及び載置部26の相互間に区画されている。
本実施形態の背壁部22は、平面視(図1参照)で収納空間21aのソファ31側(本実施形態ではリビング13a側)を閉鎖している。本実施形態の背壁部22は、背板により構成されている。また、本実施形態の開口部23は、平面視(図1参照)で収納空間21aのソファ31側とは反対側(本実施形態ではダイニングキッチン13b側)に位置し、収納空間21aに対して収納物を外部から出し入れ可能に構成されている。
家具20としての収納家具21が、上述の背壁部22を備えることで、ソファ31が配置されている空間では、背壁部22の存在により、平面視(図1参照)で収納家具21を挟んでソファ31とは反対側に位置する空間の利用者からの視線を遮ることができる。つまり、ソファ31が配置されている空間では、収納家具21を、視線を遮る目隠しとして利用し易くなる。その一方で、家具20としての収納家具21が、上述の開口部23を備えることで、平面視(図1参照)で収納家具21を挟んでソファ31とは反対側に位置する空間では、収納家具21の収納空間21aを利用し易くなる。
なお、本実施形態の載置部26は、鉛直方向に間隔を隔てて配置されている複数の載置板により構成されているが、載置部26の具体的な形状や配置方法は特に限定されない。収納物は、載置部26上に載置されることで、収納空間21aに収納される。本実施形態の側壁部24は、載置部26の側方を支持している。また、本実施形態の側壁部24は、背壁部22の水平方向両側に連なっている。本実施形態の側壁部24は、側板により構成されている。但し、収納家具21は、側壁部24を備えなくてもよい。また、本実施形態のように、収納空間21aを水平方向に区切る間仕切壁部25が設けられていてもよい。本実施形態のように、間仕切壁部25は、両側の側壁部24の間に、側壁部24と略平行に配置されてよい。間仕切壁部25は、例えば、間仕切板により構成されてよい。
家具20としての収納家具21の床面102aからの最大高さHmaxが、例えば850mm~950mmの範囲のように、比較的低い場合には、鉛直方向で最も上側に位置する載置部26の上面、すなわち、収納家具21の上面は、ソファ31の利用者が例えば飲み物などを置く載置台として利用されてよい。かかる場合には、後述するように、収納家具21は、平面視でソファ31の側方の位置まで延ばされ、サイドテーブルとして利用されることが好ましい。このような例は後述する(図3参照)。
また、図2の下側には、鉛直方向の最も下側にある載置部26の近傍の拡大図を破線丸枠内に示している。図2に示すように、家具20としての収納家具21は、床102に設置されている受け具40としての鬼目ナットの雌ねじに螺合する、固定具41としてのボルト、を挿通可能な挿通孔26aを有する。より具体的に、本実施形態の収納家具21では、鉛直方向の最も下側にある載置部26が、床102に設置された受け具40としての鬼目ナットに螺合可能なボルトを鉛直方向に挿通可能な挿通孔26aを有している。固定具41としてボルトは、最も下側にある載置部26の挿通孔26aを通じて、受け具40としての鬼目ナットに対して螺合により接合される。本実施形態では、固定具41としてのボルトと、受け具40としての鬼目ナットと、の螺合により、固定具41としてのボルトの頭部と、受け具40としての鬼目ナットと、の間に、最も下側にある載置部26を構成する板部材が挟み込まれる。このようにして、家具20としての収納家具21は、床102に設置された受け具40に固定される。
次に、図1を参照して、住宅100の家具20の配置位置の更なる詳細について説明する。
図1に示すように、家具20は、平面視で、一方の短辺が外壁101の内面に沿うように、配置されている。より具体的に、図1に示す例では、家具20の一方の短辺(図1の下側の短辺)が、外壁101の内面に当接する又は近接する状態で、外壁101の内面に沿うように、配置されている。このようにすることで、平面視(図1参照)で家具20の2つの長辺それぞれに面する空間(本実施形態ではリビング13a及びダイニングキッチン13b)が、外壁101に面する構成となる。そのため、平面視(図1参照)で家具20の2つの長辺それぞれに面する空間が、建具が設けられた外壁101の開口を通じて、外気、外光を得ることができる。具体的に、図1に示すリビング13aは、建具71が設けられた外壁101の開口72を通じて、外気、外光を得ることができる。また、図1に示すダイニングキッチン13bは、建具73が設けられた外壁101の開口74を通じて、外気、外光を得ることができる。図1に示す例では、外壁101の開口74が設けられた位置の近傍に、机33及び椅子34が配置されている。このようにすることで、ダイニングキッチン13bの一部に、例えば在宅ワーク等で利用できる作業スペースを確保することができる。
また、図1に示すように、リビング・ダイニング・キッチン13のダイニングキッチン13bには、ダイニングテーブル32及びキッチンセット35が配置されている。図1に示すように、ダイニングテーブル32及びキッチンセット35は、平面視で、直線状に連接されている。より具体的に、ダイニングテーブル32及びキッチンセット35は、平面視で、家具20の長辺に沿う方向(以下、単に「長辺方向」と記載する。)に、直線状に連接されている。また、平面視(図1参照)において、ダイニングテーブル32は、キッチンセット35より、家具20の近くに配置されている。
なお、図1に示すリビング・ダイニング・キッチン13は、上述したリビング13a及びダイニングキッチン13bに加えて、収納スペース13cを含む。収納スペース13cは、ダイニングキッチン13bに連なっている。また、収納スペース13cは、平面視でキッチンセット35を挟んでダイニングテーブル32と反対側に位置している。
また、図1に示すダイニングキッチン13bでは、キッチンセット35の正面側(図1のキッチンセット35の右側)と、キッチンセット35の背面側(図1のキッチンセット35の左側)と、に別々の通路を有する。そして、上述の収納スペース13cは、ダイニングキッチン13bの上述の両方の通路からアクセス可能に構成されている。図1に示す例では、キッチンセット35の正面側(図1のキッチンセット35の右側)の通路は、出入り口75を通じて、収納スペース13cと常時連通しているが、出入り口75に建具が設けられていてもよい。また、図1に示す例では、キッチンセット35の背面側(図1のキッチンセット35の左側)の通路は、建具76が設けられた出入り口77を通じて、収納スペース13cと隣接しているが、出入り口77に建具76が設けられておらず、常時連通していてもよい。
リビング・ダイニング・キッチン13と、廊下11と、の間には、建具80が設けられた出入り口81を有する間仕切壁82が設けられている。したがって、リビング・ダイニング・キッチン13は、廊下11から出入り口81を通じて出入り可能である。
図1に示すように、廊下11及びトイレ12は、建具78が設けられた出入り口79を通じて行き来可能である。また、図1に示すように、廊下11は、階段室15と連通している。また、図1に示すように、廊下11には、複数の開閉可能な建具により開け閉め可能な物入れ11a、11bが設けられてよい。
図1に示すように、上述の実施形態では、平面視で略長方形の外形を有する1つのみの家具20により、2つの空間を区画する例を示したが、この構成に限られない。図3は、2つの家具20が連接して配置されている例を示す図である。図3に示す住宅100では、家具20としての第1収納家具28aと、別の家具20としての第2収納家具28bと、が平面視でL字状となるように連接されている。以下、図3に示す例のうち、図1に示す例と相違する点を主に説明し、共通する点については説明を省略する。
図3に示すリビング・ダイニング・キッチン13は一居室であり、常時連通する同一空間である。更に、図3に示すリビング・ダイニング・キッチン13は、階段室15に連通している。より具合的に、図3に示すリビング・ダイニング・キッチン13は、リビング13aと、ダイニングキッチン13bと、階段前空間13dと、の3つの空間を含む。これら3つの空間は、第1収納家具28a及び第2収納家具28bにより区画されている。図3に示す階段前空間13dと玄関ホール10とは、建具83が設けられた出入り口84を通じて行き来可能である。また、図3に示す階段前空間13dとトイレ12とは、建具78が設けられた出入り口79を通じて行き来可能である。
図3に示すように、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13には、平面視(図3参照)で略長方形の外形を有する家具20としての第1収納家具28aが配置されている。第1収納家具28aは、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13の床102のみに固定されている。第1収納家具28aの床102への固定構造は、図2に示すものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
そして、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13内には、平面視(図3参照)で第1収納家具28aの両方の長辺が面する空間同士を行き来可能な第1動線FL2が設けられている。つまり、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13は、床102のみに固定される第1収納家具28aにより、第1動線FL2を通じて行き来可能な2つの空間に区画される。より具体的に、本実施形態のリビング・ダイニング・キッチン13は、第1収納家具28aにより、リビング13aと、ダイニングキッチン13bと、に区画されている。リビング13aは、平面視(図3参照)で第1収納家具28aの一方の長辺が面する空間である。また、ダイニングキッチン13bは、平面視(図3参照)で第1収納家具28aの他方の長辺が面する空間である。このように、床102のみに固定される第1収納家具28aを用いることで、相互に行き来可能な別々の空間を容易に作り出すことできる。
また、図3に示すように、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13には、平面視(図3参照)で略長方形の外形を有する家具20としての第2収納家具28bが配置されている。第2収納家具28bは、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13の床102のみに固定されている。第2収納家具28bの床102への固定構造についても、図2に示すものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
そして、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13内には、平面視(図3参照)で第2収納家具28bの両方の長辺が面する空間同士を行き来可能な第2動線FL3が設けられている。つまり、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13は、床102のみに固定される第2収納家具28bにより、第2動線FL3を通じて行き来可能な2つの空間に区画される。より具体的に、本実施形態のリビング・ダイニング・キッチン13は、第2収納家具28bにより、リビング13aと、階段前空間13dと、に区画されている。リビング13aは、平面視(図3参照)で第2収納家具28bの一方の長辺が面する空間である。また、階段前空間13dは、平面視(図3参照)で第2収納家具28bの他方の長辺が面する空間である。このように、床102のみに固定される第2収納家具28bを用いることで、相互に行き来可能な別々の空間を容易に作り出すことできる。
なお、図3に示すリビング・ダイニング・キッチン13では、上述の第1動線FL2が、第2動線FL3に重なっているが、第1動線FL2及び第2動線FL3が重ならない別々の動線であってもよい。
また、第1収納家具28aを、例えば床面102aからの最大高さHmax(図2参照)が950mm以下の構成とすることで、図3示すように第1収納家具28aをソファ31の側方に配置した場合に、第1収納家具28aの天板を、サイドテーブルとして利用し易くなる。
但し、第1収納家具28a及び第2収納家具28bの具体的な構成は、特に限定されない。第1収納家具28a及び第2収納家具28bは、例えば、上述した収納家具21と同様の構成としてもよい。また、図3では、家具20として第1収納家具28a及び第2収納家具28bを配置したが、机などの別の家具であってもよい。
また、図3では、家具20としての第2収納家具28bが、平面視での第2収納家具28bの短辺が独立柱103に隣接するように配置されている。独立柱103が居室内にある場合には、このような配置を採用することが好ましい。このようにすることで、居室内に独立柱103が残っていても、独立柱103を家具20の一部のように見せることができ、独立柱103の存在によって意匠性が損なわれることを抑制できる。
以上のように、居室内を区画する家具20は、図1に示すように1つのみ配置されていてもよく、図3に示すように2つ以上配置されていてもよい。
なお、図3では、玄関ホール10が、玄関16と連通している。また、玄関ホール10は、洗面室17と隣接している。玄関ホール10と洗面室17とは、建具85が設けられた出入り口86を通じて行き来可能である。洗面室17は、浴室19と隣接している。更に、玄関ホール10は、居室としての個室18と隣接している。個室18は、例えば客間として利用されてもよく、居住者の寝室として利用されてもよい。玄関ホール10と個室18とは、建具87が設けられた出入り口88を通じて行き来可能である。図3に示す個室18は、間仕切壁89を挟んで、リビング・ダイニング・キッチン13のリビング13aと隣接している。
最後に、図4A~図4Cを参照して、図1に示す住宅100のリビング・ダイニング・キッチン13を実現する改修方法の一例について説明する。図4Aは、改修前の住宅100の平面図である。図4Cは、図1と同じ平面図であり、改修後の住宅100の平面図である。図4Bは、図4Aの改修前から図4Cの改修後に至る過程を分かりやすく説明するための概念図である。つまり、図4Bは、改修途中を示す図ではなく、ここで説明する改修方法の考え方を示す図である。以下、説明の便宜上、改修前の住宅100を、「改修前住宅100A」と記載する。そして、改修後の住宅100を、「改修後住宅100B」と記載する。
図4Aに示すように、改修前住宅100Aは、玄関に連なる廊下11と、トイレ12と、リビング・ダイニング・キッチン113と、客間114と、階段室15と、を備える。図4Aの改修前住宅100Aでは、リビング・ダイニング・キッチン113と、客間114と、が別々の居室として存在している。換言すれば、リビング・ダイニング・キッチン113と、客間114と、は間仕切壁170により仕切られている。間仕切壁170には、建具171が設けられた出入り口172が形成されている。
また、図4Aに示すように、改修前住宅100Aのリビング・ダイニング・キッチン113では、平面視(図4A参照)で、リビング113a、ダイニング113e及びキッチン113fが、直線状に配置されている。そして、リビング113aが、間仕切壁170を介して、客間114と隣接している。
このような改修前住宅100Aを、改修後住宅100Bに改修する。図4Bに示すように、図4Aの改修前住宅100Aのダイニング113e及びキッチン113fは、一体に連なったダイニングキッチン13bへと改修される。具体的には、平面視でのキッチンセット135の長手方向に、ダイニングテーブル132とキッチンセット135とが直線状に連なるように、図4Aのキッチンセット135の向きを変更する(図4Aの白抜き矢印参照)。これにより、図4Bに示すような、直線状に連なるダイニングテーブル32及びキッチンセット35を含むダイニングキッチン13bを実現することができる。
また、図4Aの改修前住宅100Aの間仕切壁170が除去され、リビング・ダイニング・キッチン113と、客間114と、が一体で連なる居室へと改修される。つまり、図4A~図4Cに示す改修方法では、屋内の2つの空間を区画する間仕切壁170を除去し、これら2つの空間が一体で連なる居室を形成する。ここでは、屋内の2つの空間として、リビング・ダイニング・キッチン113及び客間114を示すが、別の2つの空間であってもよい。2つの空間は、例えば、ダイニング及びキッチンを含む空間と、この空間と間仕切壁を介して隣接する別の空間と、であってもよい。つまり、上述の2つの空間は、ダイニング及びキッチンを含む居室と、この居室と隣接する廊下等の非居室と、であってもよい。
間仕切壁170が除去されることで、図4Cに示すような居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13が形成される。
次に、図4Cに示すように、平面視で略長方形の外形を有する家具20を、間仕切壁170があった位置に、平面視で家具20の両方の長辺が面する空間同士を行き来可能とする動線FL1が居室としてのリビング・ダイニング・キッチン13内に形成されるように、配置する。
そして、図4A、図4Bに示すリビング113aを、改修前住宅100Aにおいて客間114があった位置に移動させ、図4Cに示すリビング13aを形成する(図4Cの下側の白抜き矢印参照)。更に、図4A、図4Bのリビング113aが無くなることで、ダイニングテーブル32及びキッチンセット35を、もともとリビング113aがあった方向へとずらして配置することができる(図4Cの上側の白抜き矢印参照)。これにより、図4Cに示す収納スペース13cを新たに設置することが可能となる。
なお、図4Cに示すように、平面視で家具20の両方の長辺が面する空間の少なくとも一方は、リビング13aであることが好ましい。上述したように、リビング13aを、家具20により、居室内の他の空間から区画することで、他の空間から区画された一定のプライベート感を有するリビング13aを実現できる。
また、間仕切壁170を除去するにあたり、その間仕切壁170内に柱があった場合には、その柱を独立柱として残してよい。かかる場合には、図3に示すように、家具20を、平面視での家具20の短辺が独立柱103に隣接するように、配置すればよい。このようにすることで、居室内に独立柱103が残っていても、独立柱103を家具20の一部のように見せることができ、独立柱103の存在によって意匠性が損なわれることを抑制できる。
本発明に係る住宅、改修方法及び家具は、上述の実施形態及び変形例に示す具体的な構成及び工程に限られるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限り、種々の変形・変更・組み合わせが可能である。
本発明は住宅、改修方法及び家具に関する。
10:玄関ホール
11:廊下
11a、11b:物入れ
12:トイレ
13:リビング・ダイニング・キッチン(居室)
13a:リビング(平面視で家具の一方の長辺が面する空間の一例)
13b:ダイニングキッチン(平面視で家具の他方の長辺が面する空間の一例)
13c:収納スペース
13d:階段前空間(平面視で家具の他方の長辺が面する空間の一例)
15:階段室
16:玄関
17:洗面室
18:個室
19:浴室
20:家具
21:収納家具(家具の一例)
21a:収納空間
22:背壁部
23:開口部
24:側壁部
25:間仕切壁部
26:載置部
26a:挿通孔
28a:第1収納家具(家具の一例)
28b:第2収納家具(家具の一例)
31:ソファ
31a:ソファの背もたれ
32:ダイニングテーブル
33:机
34:椅子
35:キッチンセット
36:椅子
40:受け具
41:固定具
71、73、76、78、80、83、85、87:建具
72、74:開口
75、77、79、81、84、86、88:出入り口
82、89:間仕切壁
100:住宅
100A:改修前住宅
100B:改修後住宅
101:外壁
102:床
102a:床面
103:独立柱
113:改修前住宅のリビング・ダイニング・キッチン(改修前住宅において間仕切壁により区画される屋内の2つの空間の一方の一例)
113a:改修前住宅のリビング
113e:改修前住宅のダイニング
113f:改修前住宅のキッチン
114:客間(改修前住宅において間仕切壁により区画される屋内の2つの空間の他方の一例)
132:改修前住宅のダイニングテーブル
135:改修前住宅のキッチンセット
170:改修前住宅の間仕切壁
171:建具
172:出入り口
FL1:動線
FL2:第1動線
FL3:第2動線
Hmax:家具の床面からの最大高さ
11:廊下
11a、11b:物入れ
12:トイレ
13:リビング・ダイニング・キッチン(居室)
13a:リビング(平面視で家具の一方の長辺が面する空間の一例)
13b:ダイニングキッチン(平面視で家具の他方の長辺が面する空間の一例)
13c:収納スペース
13d:階段前空間(平面視で家具の他方の長辺が面する空間の一例)
15:階段室
16:玄関
17:洗面室
18:個室
19:浴室
20:家具
21:収納家具(家具の一例)
21a:収納空間
22:背壁部
23:開口部
24:側壁部
25:間仕切壁部
26:載置部
26a:挿通孔
28a:第1収納家具(家具の一例)
28b:第2収納家具(家具の一例)
31:ソファ
31a:ソファの背もたれ
32:ダイニングテーブル
33:机
34:椅子
35:キッチンセット
36:椅子
40:受け具
41:固定具
71、73、76、78、80、83、85、87:建具
72、74:開口
75、77、79、81、84、86、88:出入り口
82、89:間仕切壁
100:住宅
100A:改修前住宅
100B:改修後住宅
101:外壁
102:床
102a:床面
103:独立柱
113:改修前住宅のリビング・ダイニング・キッチン(改修前住宅において間仕切壁により区画される屋内の2つの空間の一方の一例)
113a:改修前住宅のリビング
113e:改修前住宅のダイニング
113f:改修前住宅のキッチン
114:客間(改修前住宅において間仕切壁により区画される屋内の2つの空間の他方の一例)
132:改修前住宅のダイニングテーブル
135:改修前住宅のキッチンセット
170:改修前住宅の間仕切壁
171:建具
172:出入り口
FL1:動線
FL2:第1動線
FL3:第2動線
Hmax:家具の床面からの最大高さ
Claims (12)
- 居室と、前記居室内に配置され、平面視で略長方形の外形を有する家具と、を備える住宅であって、
前記家具は、前記居室の床に設置されている受け具により、前記床のみに固定されており、
前記居室内には、平面視で前記家具の両方の長辺が面する空間同士を行き来可能な動線が設けられている、住宅。 - 前記家具の床面からの最大高さは、850mm~950mmである、請求項1に記載の住宅。
- 前記居室のうち、平面視で前記家具の少なくとも一方の長辺に面する空間は、リビングである、請求項1又は2に記載の住宅。
- 前記家具は、ソファ又はダイニングテーブルに近接して配置されている、請求項1から3のいずれか1つに記載の住宅。
- 前記家具は、収納空間を区画する収納家具である、請求項1から4のいずれか1つに記載の住宅。
- 平面視で前記収納家具の一方の長辺に面する空間には、前記収納家具の前記一方の長辺に背もたれが面するようにソファが配置されており、
前記収納家具は、平面視で前記収納空間の前記ソファ側を閉鎖する背壁部と、平面視で前記収納空間の前記ソファ側とは反対側に位置し、前記収納空間に対して収納物を外部から出し入れ可能とする開口部と、を備える、請求項5に記載の住宅。 - 前記家具は、平面視での前記家具の短辺が独立柱に隣接するように配置されている、請求項1から6のいずれか1つに記載の住宅。
- 住宅の改修方法であって、
屋内の2つの空間を区画する間仕切壁を除去し、前記2つの空間が一体で連なる居室を形成し、
平面視で略長方形の外形を有する家具を、前記居室内で前記間仕切壁があった位置に、平面視で前記家具の両方の長辺が面する空間同士を行き来可能とする動線が前記居室内に形成されるように、配置する、改修方法。 - 前記間仕切壁内に柱があった場合に、前記柱を独立柱として残し、
前記家具を、平面視での前記家具の短辺が前記独立柱に隣接するように、配置する、請求項8に記載の改修方法。 - 前記2つの空間は、ダイニング及びキッチンを含む空間と、前記間仕切壁を介して、前記ダイニング及び前記キッチンを含む前記空間と隣接する別の空間と、である、請求項8又は9に記載の改修方法。
- 前記居室内で、平面視で前記家具の両方の長辺が面する空間の少なくとも一方の空間は、リビングである、請求項8から10のいずれか1つに記載の改修方法。
- 床に設置されている鬼目ナットの雌ねじに螺合するボルトを挿通可能な挿通孔を有する家具。
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---|---|---|---|
JP2021154876A JP2023046135A (ja) | 2021-09-22 | 2021-09-22 | 住宅、改修方法及び家具 |
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JP2021154876A JP2023046135A (ja) | 2021-09-22 | 2021-09-22 | 住宅、改修方法及び家具 |
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---|---|
JP2023046135A true JP2023046135A (ja) | 2023-04-03 |
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Family Applications (1)
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2021
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