JP7519937B2 - 地中連続壁の先行エレメント、及び、地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続構造と接続方法 - Google Patents
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Description
先行エレメントの施工においては、コンクリートをエレメント溝の端部の継手部まで打設しないことにより継手用空間を確保している。この際、継手部へのコンクリート流出を防止するために、鉄筋籠の端部に仕切板とシートによる対策を施す等の措置が講じられる。また、後行エレメントの施工の際は、継手鉄筋を保護するために掘削前後で防護板の設置と撤去が行われているが、この仮設工事に多大な労力を要するといった別の課題も有している。
そこで、先行エレメントの鉄筋籠の端部に、密閉された継手空間を予め設け、この状態でコンクリートを先行エレメント用溝の端部まで打設し、次いで回転式掘削機等により後行エレメント用溝を掘削し、この掘削と同時に、密閉された継手空間が凹型に開放されるように先行エレメント用溝の端部のコンクリートを切削(カッティング)し、後行エレメント用溝に後行エレメントを施工する、先行エレメントと後行エレメントの接続方法が開発されている。
また、特許文献1に記載の地中連続壁の施工方法は、先行掘削溝を掘削する先行掘削工程と、先行掘削溝に先行エレメントを形成する先行形成工程と、先行掘削溝に連続する後行掘削溝を掘削する後行掘削工程と、後行掘削溝に先行エレメントに連続する後行エレメントを形成する後行形成工程とを備える地中連続壁の施工方法において、先行形成工程は、エレメントフレームに鉄筋籠と仕切板を組み付けて鉄筋ユニットを形成する組付け作業と、鉄筋ユニットの端部に地盤掘削機により切削可能なカバー材を設置し、仕切板に突設された接続部材をカバー材で覆うカバー設置作業と、鉄筋ユニットとカバー材を先行掘削溝に挿入する建込作業と、仕切板とカバー材によって囲まれた空間内に形状保持材を挿入する挿入作業と、先行掘削溝内にコンクリートを打設する打設作業とを備え、挿入作業では、接続部材の先端とカバー材との間に形状保持材を介設する施工方法である。
また、特許文献2に記載の地中連続壁の施工方法は、先行エレメント用の鉄筋ユニットを形成する先行準備工程と、特許文献1と同様に先行掘削工程乃至後行形成工程を備える施工方法であり、先行準備工程は、エレメントフレームに鉄筋籠と仕切板を組み付けて鉄筋ユニットを形成する組付け作業と、鉄筋ユニットの端部に地盤掘削機により切削可能な空間形成部材を設置し、仕切板に突設された接続部材を空間形成部材で覆う空間形成部材設置作業とを有し、先行形成工程は、鉄筋ユニットと空間形成部材を先行掘削溝に挿入する建込作業と、仕切板と空間形成部材によって囲まれた空間内に粒状体を充填する充填作業と、先行掘削溝内にコンクリートを打設する打設作業とを備えている施工方法である。
ところで、特許文献1,2に記載の施工方法をはじめとして、従来の地中連続壁の施工方法においては、先行エレメントの端面(両端の短辺を含む端面)と後行エレメントの端面(両端の短辺を含む端面)を継手を介して接続することを前提としているが、例えば平面視がL字状やT字状、十字状といった地中連続壁を施工する場合には、これらの平面視形状に沿って地盤を掘削(切削)してエレメント用溝を造成した後に鉄筋籠を挿入し、コンクリートを打設することになる。
上記平面視形状では、例えば先行エレメントの長辺を含む端面の一部を接続領域とし、この接続領域に後行エレメントの一端にある短辺を含む端面を接続することになる。そのため、平面視直線状の先行エレメントと後行エレメントが相互に直交する線形(平面視L字状やT字状等の線形)に沿って地盤を掘削するに当たり、エレメント用溝の掘削中や掘削後においてこれらの隅角部等における溝壁の崩壊が懸念される。
平面視矩形の先行エレメントの短辺を含む第一端面と、平面視矩形の第一後行エレメントの短辺を含む第二端面とが相互に接続されることにより形成される、地中連続壁において、該先行エレメントの長辺を含む第三端面の接続領域に対して、別途の第二後行エレメントの短辺を含む第四端面が接続されるようになっている、鉄筋籠が埋設されたコンクリート体である、地中連続壁の先行エレメントであって、
前記接続領域において前記第三端面よりも壁厚方向内側に配設されている、仕切板と、
前記仕切板から少なくとも前記第三端面側に突設する、スタッドと、
前記仕切板における前記第三端面側に配設され、地盤掘削機により切削可能である、空間保持材と、を有し、
前記空間保持材が前記コンクリート体の内部に埋設されており、該空間保持材の一部と、該空間保持材よりも前記第三端面側にある該コンクリート体の一部が前記地盤掘削機により切削される被切削部を形成していることを特徴とする。
すなわち、先行エレメントの第一端面と第一後行エレメントの第二端面が、上記するTUD工法による接続構造にて接続された上で、さらに、先行エレメントの第三端面の接続領域と別途の第二後行エレメントの第四端面も上記するTUD工法による接続構造にて接続されるものである。先行エレメントの第三端面の接続領域と第二後行エレメントの第四端面との接続形態は、上記するように、平面視L字状やT字状、十字状といった形態がある。
また、「仕切板から少なくとも第三端面側にスタッドが突設する」とは、仕切板の広幅の一方から第三端面側へスタッドが突設する形態の他、仕切板の広幅の両面からスタッドが突設する形態を含んでいる。
前記接続領域に対応する位置にある前記鉄筋籠は、前記先行エレメントの壁厚方向内側に窪んだ凹部を備えており、
前記凹部に、前記仕切板と前記スタッドと前記空間保持材とが収容されていることを特徴とする。
また、先行エレメントの第三端面における接続領域と第二後行エレメントの第四端面との接続構造(交点)には、例えば、上部構造体を形成する柱が配置され得るが、この形態では、柱を介して上部構造体の重量の一部が集中的に上記接続構造に作用する応力集中が懸念されるが、当該接続構造が先行エレメントの有する鉄筋籠の凹部にて補強されていることから、応力集中に起因するコンクリートの角欠けやひび割れ等が抑制される。
前記先行エレメントの前記第三端面における前記接続領域と、前記第二後行エレメントの前記第四端面とが接続されている、地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続構造であって、
前記第二後行エレメントも、鉄筋籠が埋設されたコンクリート体であり、
前記先行エレメントの前記接続領域において前記被切削部が切削されることにより、前記空間保持材の内部が開放され、
前記空間保持材の内部から前記第二後行エレメントの内部に亘って延設する、接合筋が配設されており、
前記スタッドと前記接合筋が、前記第二後行エレメントのコンクリート体に埋設されていることを特徴とする。
前記先行エレメントの前記第三端面に対向する他方の長辺を含む第五端面のうち、少なくとも前記接続領域と反対側の領域には、該先行エレメントの壁厚が相対的に厚い拡幅部が設けられていることを特徴とする。
平面視矩形の先行エレメントの短辺を含む第一端面と、平面視矩形の第一後行エレメントの短辺を含む第二端面とが相互に接続されることにより形成される、地中連続壁において、鉄筋籠が埋設されたコンクリート体である、該先行エレメントの長辺を含む第三端面の接続領域に対して、別途の第二後行エレメントの短辺を含む第四端面を接続する、地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続方法であって、
前記接続領域において前記第三端面よりも壁厚方向内側に配設されている、仕切板と、
前記仕切板から少なくとも前記第三端面側に突設する、スタッドと、
前記仕切板における第三端面側に配設され、地盤掘削機により切削可能である、空間保持材とを有する、前記先行エレメントを施工する、A工程と、
前記空間保持材の一部と、該空間保持材よりも前記第三端面側にある該コンクリート体の一部とを被切削部として、該被切削部と第二後行エレメント用溝を前記地盤掘削機にて切削することにより、前記空間保持材の内部を該第二後行エレメント用溝に開放する、B工程と、
前記空間保持材の内部から前記第二後行エレメント用溝に亘って延設する、接合筋を配設し、前記スタッドの一部と前記接合筋と前記鉄筋籠を埋設するようにして、前記第二後行エレメントを施工し、前記接続領域に対して前記第二後行エレメントを接続する、C工程と、を有することを特徴とする。
前記A工程では、前記接続領域に対応する位置にある前記鉄筋籠において、前記先行エレメントの壁厚方向内側に窪んだ凹部を形成し、該凹部に、前記仕切板と前記スタッドと前記空間保持材とを収容することを特徴とする。
前記A工程では、前記先行エレメントの前記第三端面に対向する他方の長辺を含む第五端面のうち、少なくとも前記接続領域と反対側の領域に、該先行エレメントの壁厚が相対的に厚い拡幅部を施工することを特徴とする。
尚、この拡幅部の施工においては、ベースマシンと、ベースマシンからワイヤにて吊り下げられている拡翼掘削体とを有する拡翼掘削機を用いて、先行エレメントの第五端面に拡幅部用溝を造成するのがよい。この拡翼掘削体の一例として、平面視において先行エレメント用溝の壁厚に直交する方向に延出する回動軸と、先行エレメント用溝に反力を取るスタビライザを有する架構と、回動軸に対して先行エレメント用溝の壁厚方向に回動自在な拡翼カッタと、回動軸に対して拡翼カッタを回動させる回動駆動手段とを有する形態が挙げられる。
はじめに、図1乃至図4を参照して、実施形態に係る地中連続壁の先行エレメントと、地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続構造の一例について説明する。ここで、図1は、実施形態に係る地中連続壁の先行エレメントの一例の平面図であり、図2は、図1のII-II矢視図であって、先行エレメントの縦断面図である。また、図3は、実施形態に係る地中連続壁の先行エレメントの他の例の平面図であり、図4は、実施形態に係る地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続構造の一例を示す平面図である。尚、図1と図4は、実施形態に係る地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続方法の一例を示す工程図でもあり、以下の接続方法の説明においても参照する。
次に、図5,図1,図6乃至図8,及び図4を参照して、実施形態に係る地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続方法の一例について説明する。ここで、図5,図1,図8,及び図4は順に、実施形態に係る地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続方法の一例を示す工程図である。また、図6と図7はそれぞれ、先行エレメント用溝を形成する一般部溝と拡幅部溝の造成方法を説明する図である。
11:一般部溝
12:拡幅部溝
20:先行エレメント
20A:一般部
20B:拡幅部
21:第一端面
21':切削後の第一端面
22:第三端面
22':切削後の第三端面
23:接続領域
24:第五端面
25:鉄筋籠
26,26A:凹部
26a、26d:壁厚方向鉄筋
26b:壁長手方向鉄筋
26c:壁厚斜め方向鉄筋
27:コンクリート体
31:仕切板
32:スタッド
33:空間保持材
34:接合筋
35:被切削部
40:第一後行エレメント用溝
41:一般部溝
42:拡幅部溝
50:第二後行エレメント用溝
51:一般部溝
52:拡幅部溝
60:第一後行エレメント
60A:一般部
60B:拡幅部
61:第二端面
65:鉄筋籠
67:コンクリート体
70:第二後行エレメント
70A:一般部
70B:拡幅部
71:第四端面
75:鉄筋籠
77:コンクリート体
80:接続構造
90:接続構造(地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続構造)
100:地中連続壁
200:一般部掘削機(地盤掘削機)
210:ロータリーカッタ
220:揚泥ポンプ
300:拡翼掘削機(地盤掘削機)
310:ベースマシン
320:ワイヤ
330:拡翼掘削体
331:架構
332:スタビライザ
333:拡翼カッタ
334:回動軸
340:揚泥ポンプ
G:地盤
K:空間
Claims (7)
- 平面視矩形の先行エレメントの短辺を含む第一端面と、平面視矩形の第一後行エレメントの短辺を含む第二端面とが相互に接続されることにより形成される、地中連続壁において、該先行エレメントの長辺を含む第三端面の接続領域に対して、別途の第二後行エレメントの短辺を含む第四端面が接続されるようになっている、鉄筋籠が埋設されたコンクリート体である、地中連続壁の先行エレメントであって、
前記接続領域において前記第三端面よりも壁厚方向内側に配設されている、仕切板と、
前記仕切板から少なくとも前記第三端面側に突設する、スタッドと、
前記仕切板における前記第三端面側に配設され、地盤掘削機により切削可能である、空間保持材と、を有し、
前記空間保持材が前記コンクリート体の内部に埋設されており、該空間保持材の一部と、該空間保持材よりも前記第三端面側にある該コンクリート体の一部が前記地盤掘削機により切削される被切削部を形成し、
前記接続領域に対応する位置にある前記鉄筋籠は、前記先行エレメントの壁厚方向内側に窪んだ凹部を備えており、
前記凹部に、前記仕切板と前記スタッドと前記空間保持材とが収容されていることを特徴とする、地中連続壁の先行エレメント。 - 前記凹部は、
前記接続領域の左右の一方側に配設されている第1壁厚方向鉄筋もしくは第1壁厚斜め方向鉄筋と、壁厚方向内側へ延設する前記スタッドとラップするように配設されている壁長手方向鉄筋と、前記接続領域の左右の他方側に配設されている第2壁厚方向鉄筋もしくは第2壁厚斜め方向鉄筋とを有し、該第1壁厚方向鉄筋もしくは該第1壁厚斜め方向鉄筋と該壁長手方向鉄筋が相互にラップし、該壁長手方向鉄筋と該第2壁厚方向鉄筋もしくは該第2壁厚斜め方向鉄筋が相互にラップすることによって平面視凹状を呈していることを特徴とする、請求項1に記載の地中連続壁の先行エレメント。 - 請求項1又は2に記載の前記先行エレメントの前記第三端面における前記接続領域と、前記第二後行エレメントの前記第四端面とが接続されている、地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続構造であって、
前記第二後行エレメントも、鉄筋籠が埋設されたコンクリート体であり、
前記先行エレメントの前記接続領域に設けられている前記空間保持材の内部から前記第二後行エレメントの内部に亘って延設する、接合筋が配設されており、
前記スタッドと前記接合筋が、前記第二後行エレメントのコンクリート体に埋設されていることを特徴とする、地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続構造。 - 前記先行エレメントの前記第三端面に対向する他方の長辺を含む第五端面のうち、少なくとも前記接続領域と反対側の領域には、該先行エレメントの壁厚が相対的に厚い拡幅部が設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続構造。
- 平面視矩形の先行エレメントの短辺を含む第一端面と、平面視矩形の第一後行エレメントの短辺を含む第二端面とが相互に接続されることにより形成される、地中連続壁において、鉄筋籠が埋設されたコンクリート体である、該先行エレメントの長辺を含む第三端面の接続領域に対して、別途の第二後行エレメントの短辺を含む第四端面を接続する、地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続方法であって、
前記接続領域において前記第三端面よりも壁厚方向内側に配設されている、仕切板と、
前記仕切板から少なくとも前記第三端面側に突設する、スタッドと、
前記仕切板における第三端面側に配設され、地盤掘削機により切削可能である、空間保持材とを有する、前記先行エレメントを施工する、A工程と、
前記空間保持材の一部と、該空間保持材よりも前記第三端面側にある該コンクリート体の一部とを被切削部として、該被切削部と第二後行エレメント用溝を前記地盤掘削機にて切削することにより、前記空間保持材の内部を該第二後行エレメント用溝に開放する、B工程と、
前記空間保持材の内部から前記第二後行エレメント用溝に亘って延設する、接合筋を配設し、前記スタッドと前記接合筋と前記鉄筋籠を埋設するようにして、前記第二後行エレメントを施工し、前記接続領域に対して前記第二後行エレメントを接続する、C工程と、を有し、
前記A工程では、前記接続領域に対応する位置にある前記鉄筋籠において、前記先行エレメントの壁厚方向内側に窪んだ凹部を形成し、該凹部に、前記仕切板と前記スタッドと前記空間保持材とを収容することを特徴とする、地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続方法。 - 前記凹部の形成は、
前記接続領域の左右の一方側に配設されている第1壁厚方向鉄筋もしくは第1壁厚斜め方向鉄筋と、壁厚方向内側へ延設する前記スタッドとラップするように配設されている壁長手方向鉄筋と、前記接続領域の左右の他方側に配設されている第2壁厚方向鉄筋もしくは第2壁厚斜め方向鉄筋とを有し、該第1壁厚方向鉄筋もしくは該第1壁厚斜め方向鉄筋と該壁長手方向鉄筋を相互にラップさせ、該壁長手方向鉄筋と該第2壁厚方向鉄筋もしくは該第2壁厚斜め方向鉄筋を相互にラップさせることを特徴とする、請求項5に記載の地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続方法。 - 前記A工程では、前記先行エレメントの前記第三端面に対向する他方の長辺を含む第五端面のうち、少なくとも前記接続領域と反対側の領域に、該先行エレメントの壁厚が相対的に厚い拡幅部を施工することを特徴とする、請求項5又は6に記載の地中連続壁の先行エレメントと後行エレメントの接続方法。
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