JP7499200B2 - 制振装置 - Google Patents

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Description

本開示は、制振装置に関する。
鉄塔、タワー、高層建物等の建物は、台風等の強風を受けたり、地震動による力を受けたりすることで大きな揺れを生じやすい。この対策として、免震装置や制振装置を建物に設置して揺れを抑制する技術が知られている。例えば、特許文献1には、建物の屋上にばね及びダンパを介して錘部材を連結したチューンド・マス・ダンパー(Tuned Mass Damper、以下、TMDと略す。)を制振装置として用い、TMDの固有周期を建物の固有周期と同調させることで揺れを抑制する技術が記載されている。
ところで、小地震又は強風等による揺れを制振するためのTMD装置は、大地震の際に錘部材の変位が想定以上になって可動ストローク不足になり、錘部材が衝突して装置が損傷する可能性がある。衝突を防止する対策の一つとして可動ストロークを大きくすると、TMD装置の制振装置の寸法が大きくなってしまう、別の対策の一つとして緩衝材を設けると、緩衝材の最適な設計及び費用が追加でかかってしまう、等の問題があった。この問題に対して、例えば特許文献1のような技術が知られている。
特開2016-053381号公報
しかしながら、特許文献1に記載のTMD装置では、構成が複雑であること、地震の揺れの大きさによってはストロークが大きくなってしまうこと、等の課題があった。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、建物の振動を吸収する錘部材の想定以上の過大変位を簡易な構成で抑制することができる制振装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様の制振装置は、構造物に設置可能なフレームと、前記フレームの内側において水平な一方向に移動可能に支持される錘部材と、前記錘部材と前記フレームとを連結し、前記錘部材の変位が所定の閾値を超えた場合に前記錘部材と前記フレームとの間のばね定数が第1値から前記第1値より大きい第2値に変化するばね部材と、を備える。
制振装置の望ましい態様として、前記ばね部材は、前記フレームと前記錘部材とを常に連結する第1ばね部材と、前記フレームと前記錘部材とを連結可能な第2ばね部材と、を含み、前記錘部材の変位が前記閾値を超えた場合に前記第2ばね部材に前記フレームと前記錘部材とを連結させる接続機構をさらに備える。
制振装置の望ましい態様として、前記接続機構は、前記一方向に移動可能かつ前記第2ばね部材を介して前記フレームと常に連結する連結ブロックを含み、前記錘部材の変位が閾値を超えた場合に前記錘部材と連結ブロックとを連結する。
制振装置の望ましい態様として、前記接続機構は、下方が開口する収容孔を有し前記錘部材の上方に支持される前記連結ブロックと、蓋体と、前記蓋体が前記収容孔の下方を覆う位置に前記蓋体を支持する蓋支持部と、前記錘部材が所定位置にある場合に前記収容孔に対向する前記錘部材の上面に設けられる溝部と、前記錘部材の変位が閾値を超えた場合に前記蓋体を前記蓋支持部から脱落させる作動部と、前記収容孔の内部で前記蓋体に支持されかつ前記蓋体に支持されない場合に一部が前記開口より下方に突出して前記溝部に収容される連結部材と、を含む。
本開示によれば、建物の振動を吸収する錘部材の想定以上の過大変位を簡易な構成で抑制することができる。
図1は、実施形態に係る制振装置の構成例を模式的に示す図である。 図2は、図1に示す制振装置の接続機構を示す底面図である。 図3は、図2のA-A線断面図である。 図4は、静止状態における制振装置の要部を示す断面図である。 図5は、振動時の一状態における制振装置の要部を示す断面図である。 図6は、振動時の別の一状態における制振装置の要部を示す断面図である。 図7は、図6の後の一状態における制振装置の要部を示す断面図である。 図8は、図7の後の一状態における制振装置の要部を示す断面図である。 図9は、図8の後の一状態における制振装置の要部を示す断面図である。 図10は、第1条件における地震波の最大加速度と制振装置設置による建物最大応答加速度低減率との関係を示すグラフである。 図11は、第1条件における地震波の最大加速度と錘部材の最大相対変位との関係を示すグラフである。 図12は、第2条件における地震波の最大加速度と制振装置設置による建物最大応答加速度低減率との関係を示すグラフである。 図13は、第2条件における地震波の最大加速度と錘部材の最大相対変位との関係を示すグラフである。 図14は、第3条件における地震波の最大加速度と制振装置設置による建物最大応答加速度低減率との関係を示すグラフである。 図15は、第3条件における地震波の最大加速度と錘部材の最大相対変位との関係を示すグラフである。
以下に、本開示につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本開示は、以下の実施形態の記載に限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した実施形態における構成要素は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。以下の実施形態では、本開示の実施形態を例示する上で、必要となる構成要素を説明し、その他の構成要素を省略する。
(実施形態)
まず、実施形態に係る制振装置1の概略構成について、図1から図3までを参照して説明する。図1は、実施形態に係る制振装置1の構成例を模式的に示す側面図である。図2は、図1に示す制振装置1の接続機構50を示す底面図である。図3は、図2のA-A線断面図である。制振装置1は、例えば、高層建物等の建物の屋上に設置される。この際、制振装置1は、平面視で長手方向(図1における左右方向)が建物の短手方向となるように設置されることが好ましい。制振装置1は、実施形態において、フレーム10と、ガイド機構20と、錘部材30と、ばね部材40と、接続機構50と、ダンパ70と、を備える。
フレーム10は、制振装置1を設置する構造物(例えば、高層建物等の建物の屋上)に設置可能である。フレーム10は、実施形態において、ガイド機構20、ばね部材40及びダンパ70を支持する。フレーム10は、ガイド機構20を介して、錘部材30を支持する。フレーム10は、実施形態において、床部12と、一対の側柱部14、16と、を含む。
床部12の上面側には、後述のガイド機構20が設けられる。床部12は、ガイド機構20を介して錘部材30を水平な一方向(図1の両矢印に示すX軸方向)に移動可能に支持する。X軸方向は、実施形態において、フレーム10の長手方向である。
側柱部14は、床部12の長手方向の一端部から立設される。側柱部16は、床部12の長手方向の他端部から立設される。他端部は、床部12の長手方向において、側柱部14が立設される一端部とは反対側の端部を示す。なお、フレーム10の床部12及び側柱部14、16は、実施形態では短手方向視の断面が図1に示すように凹字形状であるが、本開示ではこれに限定されず、四方が壁に囲まれた箱形状でもよいし、架構フレームであってもよい。
ガイド機構20は、フレーム10に対して錘部材30がX軸方向にのみ移動可能であるようにガイドする。ガイド機構20は、床部12の上面側に設けられる。ガイド機構20は、実施形態において、ガイドレール22と、ガイドブロック24とを含むリニアガイドであるが、フレーム10に対して錘部材30がX軸方向にのみ移動可能にするものであればよく、例えば、車輪を含んでもよい。
ガイドレール22は、X軸方向に沿って床部12の上面に固定して設けられる。ガイドレール22は、ガイドブロック24をX軸方向に移動自在に支持する。ガイドブロック24は、X軸方向に移動自在であるようにガイドレール22に支持される。ガイドブロック24は、例えば、複数の転動体を介してガイドレール22に支持される。ガイドブロック24は、ガイドレール22上をX軸方向に摺動する。ガイドブロック24の上面側には、錘部材30が設けられる。
錘部材30は、制振装置1を設置する建物の揺れ方向と逆の方向に動くことによって建物の揺れを低減させるための重りである。錘部材30は、ガイドブロック24の上面側に設けられる。錘部材30は、ガイドブロック24がガイドレール22上をX軸方向に摺動することによって、フレーム10に対してX軸方向に移動可能である。
錘部材30は、移動可能方向であるX軸方向の一端側32が、フレーム10の側柱部14と対向する。錘部材30の一端側32は、後述のばね部材40の第1ばね部材42a及びダンパ70aを介して側柱部14と連結される。錘部材30は、移動可能方向であるX軸方向の他端側34が、フレーム10の側柱部16と対向する。錘部材30の他端側34は、後述のばね部材40の第1ばね部材42b及びダンパ70bを介して側柱部16と連結される。
錘部材30は、実施形態において、後述のばね部材40の第2ばね部材44a、44bと、接続機構50を介して連結可能である。錘部材30は、X軸方向への変位が所定の閾値を超えた場合、接続機構50を介して第2ばね部材44a、44bと連結する。なお、閾値は、想定した錘部材30の変位に安全率を考慮して設計される値である。錘部材30と接続機構50を介した第2ばね部材44a、44bとの連結の様態については、後述にて説明する。
ばね部材40は、錘部材30とフレーム10とを連結する。ばね部材40は、実施形態において、引張ばねである。ばね部材40は、錘部材30がフレーム10から離隔する方向に移動した場合に、元の位置に復帰させる方向へ付勢する復元力を有する。ばね部材40は、実施形態において、第1ばね部材42と、第2ばね部材44と、を含む。第1ばね部材42は、一対の第1ばね部材42a、42bを含む。一対の第1ばね部材42a、42bは、同一のばね定数を有する。第2ばね部材44は、一対の第2ばね部材44a、44bを含む。一対の第2ばね部材44a、44bは、同一のばね定数を有する。
第1ばね部材42aは、フレーム10の側柱部14と錘部材30の一端側32との間に設けられる。第1ばね部材42aは、一方の端部が、フレーム10の側柱部14に固定される。第1ばね部材42aは、側柱部14に固定される側とは反対側である他方の端部が、錘部材30の一端側32に固定される。第1ばね部材42aは、錘部材30が、側柱部14から離隔する方向、すなわち側柱部16に接近する方向に移動した場合、錘部材30を側柱部14側に引っ張る。
第1ばね部材42bは、フレーム10の側柱部16と錘部材30の他端側34との間に設けられる。第1ばね部材42bは、一方の端部が、フレーム10の側柱部16に固定される。第1ばね部材42bは、側柱部16に固定される側とは反対側である他方の端部が、錘部材30の他端側34に固定される。第1ばね部材42bは、錘部材30が、側柱部16から離隔する方向、すなわち側柱部14に接近する方向に移動した場合、錘部材30を側柱部16側に引っ張る。
第2ばね部材44aは、フレーム10の側柱部14と後述の接続機構50の連結ブロック52の一端側54との間に設けられる。第2ばね部材44aは、一方の端部が、フレーム10の側柱部14に固定される。第2ばね部材44aは、側柱部14に固定される側とは反対側である他方の端部が、連結ブロック52の一端側54に固定される。第2ばね部材44aは、連結ブロック52が、側柱部14から離隔する方向、すなわち側柱部16に接近する方向に移動した場合、連結ブロック52を側柱部14側に引っ張る。
第2ばね部材44bは、フレーム10の側柱部16と後述の接続機構50の連結ブロック52の他端側56との間に設けられる。第2ばね部材44bは、一方の端部が、フレーム10の側柱部16に固定される。第2ばね部材44bは、側柱部16に固定される側とは反対側である他方の端部が、連結ブロック52の他端側56に固定される。第2ばね部材44bは、連結ブロック52が、側柱部16から離隔する方向、すなわち側柱部14に接近する方向に移動した場合、連結ブロック52を側柱部16側に引っ張る。
第1ばね部材42a、42bは、フレーム10と錘部材30とを常に連結する。第2ばね部材44a、44bは、後述の接続機構50の連結ブロック52と錘部材30とを常に連結する。第2ばね部材44a、44bは、錘部材30のX軸方向への変位が所定の閾値を超えた場合に、連結ブロック52が錘部材30に連結することによって、フレーム10と錘部材30とを連結可能である。
ばね部材40は、錘部材30のX軸方向への変位が所定の閾値を超えた場合に、錘部材30とフレーム10との間のばね定数が第1値から第2値に変化する。第2値は、第1より大きい。第2値は、実施形態において、第1値の2倍である。ばね定数の第1値は、第1ばね部材42a及び第1ばね部材42bの合成ばね定数である。ばね定数の第2値は、第1ばね部材42a及び第1ばね部材42bと、第2ばね部材44a及び第2ばね部材44bとの合成ばね定数である。
接続機構50は、錘部材30の変位が所定の閾値を超えた場合に第2ばね部材44にフレーム10と錘部材30とを連結させる。接続機構50は、実施形態において、連結ブロック52と、蓋体62と、連結部材64と、作動部66と、溝部68と、を含む。
連結ブロック52は、錘部材30と独立してX軸方向に移動可能に設けられる。連結ブロック52は、実施形態において、錘部材30の上方に支持され、下面が錘部材30の上面に対向する位置に設けられる。連結ブロック52は、第2ばね部材44を介してフレーム10と常に連結する。
連結ブロック52は、移動可能方向であるX軸方向の一端側54が、フレーム10の側柱部14と対向する。連結ブロック52の一端側54は、第2ばね部材44aを介して側柱部14と連結される。連結ブロック52は、移動可能方向であるX軸方向の他端側56が、フレーム10の側柱部16と対向する。連結ブロック52の他端側56は、第2ばね部材44bを介して側柱部16と連結される。
連結ブロック52は、実施形態において、鉛直方向の軸心を有する収容孔58を有する。収容孔58は、平面視で連結ブロック52の中央部に形成される。収容孔58は、実施形態において、平面視で円形状である。収容孔58は、実施形態において、連結ブロック52を鉛直方向に貫通する貫通孔であるが、少なくとも連結ブロック52の下面側が開口する孔であればよい。収容孔58は、後述の連結部材64を内部に収容可能である。
連結ブロック52は、実施形態において、下面側に蓋支持部60を有する。蓋支持部60は、後述の蓋体62を、収容孔58の下方を覆う位置に支持する。蓋支持部60は、X軸方向視でL字形状である一対の爪部材である。一対の蓋支持部60は、蓋体62のX軸方向の両端部から所定距離ずれた位置の下面を支持する。
蓋体62は、実施形態において、平板形状である。蓋体62は、水平姿勢で収容孔58の下方を覆う位置に蓋支持部60によって支持される。蓋体62は、蓋支持部60によって収容孔58の下方を覆う位置に支持されている状態において、収容孔58の内部に収容される連結部材64を下方から支持する。蓋体62は、錘部材30の変位が所定の閾値を超えた場合、後述の作動部66と接触し、作動部66に押されることによって、蓋支持部60から脱落する。
連結部材64は、実施形態において、円柱形状のピンである。連結部材64は、収容孔58の内部に収容可能である。連結部材64は、収容孔58に対して、鉛直方向に移動可能である。連結部材64は、蓋体62が蓋支持部60によって支持されて収容孔58の下方を覆う位置にある場合、収容孔58の内部で蓋体62に支持される。連結部材64は、蓋体62が蓋支持部60によって支持されない場合、収容孔58の下端側の開口より下方に落下する。
連結部材64は、蓋体62が蓋支持部60によって支持されない場合、下端が錘部材30の上面に接触する。連結部材64は、蓋体62が蓋支持部60によって支持されない場合であって、収容孔58と後述の溝部68との位置が平面視で一致する場合、下端側の一部が溝部68に収容される。
連結部材64は、錘部材30の上面に下端が接触している状態、及び溝部68に下端側の一部が収容される状態において、上端側の一部が収容孔58に収容された状態を維持する。すなわち、連結部材64の高さ方向の長さは、収容孔58の下端側の開口と溝部68の底面との垂直方向の距離より長い。連結部材64の下端側の一部が溝部68に収容されることによって、錘部材30と連結ブロック52とが連結される。
作動部66は、錘部材30の変位が閾値を超えた場合に蓋体62を蓋支持部60から脱落させ、連結部材64を収容孔58から落下させる。落下して錘部材30の上面に下端が接触した連結部材64は、収容孔58と後述の溝部68との位置が平面視で一致した際にさらに溝部68に落下する。連結ブロック52は、連結部材64の下端側の一部が溝部68に嵌まることによって、連結部材64を介して錘部材30と連結する。すなわち、作動部66は、錘部材30の変位が閾値を超えた場合に錘部材30と連結ブロック52とを連結する。作動部66は、実施形態において、錘部材30の上面側から上方に突出して設けられる突起である。作動部66は、実施形態において、一対の作動部66a、66bを含む。
作動部66aは、錘部材30の側柱部14から離隔する方向への変位が閾値に達した場合、蓋体62の側柱部14側の端部に接触する。作動部66aは、錘部材30の側柱部14から離隔する方向への変位が閾値を超えた場合、蓋体62を側柱部16側へ押す。これにより、蓋体62は、蓋支持部60から脱落する。
作動部66bは、錘部材30の側柱部16から離隔する方向への変位が閾値に達した場合、蓋体62の側柱部16側の端部に接触する。作動部66bは、錘部材30の側柱部16から離隔する方向への変位が閾値を超えた場合、蓋体62を側柱部14側へ押す。これにより、蓋体62は、蓋支持部60から脱落する。
溝部68は、錘部材30の上面において凹状に設けられる。溝部68は、錘部材30が所定位置にある場合に収容孔58に対向する位置に設けられる。所定位置は、実施形態において、第1ばね部材42aと第1ばね部材42bとが釣り合っている位置であるX軸方向の中心位置である。溝部68には、連結部材64の下端側の一部が収容可能である。
ダンパ70は、錘部材30とフレーム10とを連結する。ダンパ70は、例えば、オイルダンパである。ダンパ70は、X軸方向に振動する錘部材30の振動を減衰する。ダンパ70は、一対のダンパ70a、70bを含む。一対のダンパ70a、70bは、同一の減衰係数を有する。
ダンパ70aは、第1ばね部材42aと並列で設けられる。ダンパ70aは、フレーム10の側柱部14と錘部材30の一端側32との間に設けられる。ダンパ70aは、一方の端部が、フレーム10の側柱部14に固定される。ダンパ70aは、側柱部14に固定される側とは反対側である他方の端部が、錘部材30の一端側32に固定される。ダンパ70aは、錘部材30のX軸方向への振動により第1ばね部材42aが周期振動する際、第1ばね部材42aの周期振動を減衰させる。
ダンパ70bは、第1ばね部材42bと並列で設けられる。ダンパ70bは、フレーム10の側柱部16と錘部材30の他端側34との間に設けられる。ダンパ70bは、一方の端部が、フレーム10の側柱部16に固定される。ダンパ70bは、側柱部16に固定される側とは反対側である他方の端部が、錘部材30の他端側34に固定される。ダンパ70bは、錘部材30のX軸方向への振動により第1ばね部材42bが周期振動する際、第1ばね部材42bの周期振動を減衰させる。
次に、制振装置1が設置される建物がX軸方向に振動して錘部材30がX軸方向に振動した際の制振装置1の挙動について、図4から図9までを参照して説明する。図4から図9まででは、制振装置1の要部のみを図示し、フレーム10の床部12、ガイド機構20、及びダンパ70の記載は省略する。
図4は、静止状態における制振装置1の要部を示す断面図である。図4に示すように、建物が振動せず静止している状態において、錘部材30は側柱部14と側柱部16との間の中心に位置する。この際、第1ばね部材42aと第1ばね部材42bとの復元力は釣り合っている。また、連結ブロック52は、側柱部14と側柱部16との間の中心に位置する。この際、第2ばね部材44aと第2ばね部材44bとの復元力は釣り合っている。連結ブロック52の収容孔58に収容される連結部材64が蓋体62によって支持されるため、連結ブロック52は、錘部材30と連結せず、錘部材30に対して相対移動可能である。
図5は、振動時の一状態における制振装置1の要部を示す断面図である。より詳しくは、図5は、閾値を超えない範囲で錘部材30がX軸方向に振動している一状態の制振装置1を示す。図5に示すように、錘部材30が側柱部16から離隔する方向へ移動すると、第1ばね部材42bが伸長するとともに、第1ばね部材42aが収縮し、作動部66bが蓋体62に接近する。
一方、連結ブロック52は、連結ブロック52の収容孔58に収容される連結部材64が蓋体62によって支持されるため、錘部材30と連結せず、錘部材30に対して相対移動可能である。したがって、閾値を超えない範囲で錘部材30がX軸方向に振動している場合、錘部材30とフレーム10との間のばね定数は、第1ばね部材42a及び第1ばね部材42bの合成ばね定数(第1値)である。連結ブロック52は、第2ばね部材44aと第2ばね部材44bとの復元力の釣り合いにより、側柱部14と側柱部16との間の中心に位置した状態を維持する。
なお、錘部材30が側柱部16から離隔する方向へ移動すると、第1ばね部材42a、42bには、錘部材30を側柱部16に接近する方向へ復帰させようとする復元力が生じる。外部(建物)からの振動によって錘部材30が側柱部16から離隔する方向に移動させる力より復元力が大きくなると、錘部材30は、側柱部16に接近する方向へ移動し、振動が減衰するまで、側柱部16から離隔する方向への移動と側柱部14から離隔する方向への移動とを繰り返す。
図6は、振動時の別の一状態における制振装置1の要部を示す断面図である。より詳しくは、図6は、錘部材30の変位が閾値を超えた一状態の制振装置1を示す。図6に示すように、錘部材30が側柱部16から離隔する方向へ閾値を超えて移動すると、第1ばね部材42bが伸長するとともに第1ばね部材42aが収縮し、作動部66bが蓋体62に接触して側柱部14の方向へ押し出す。これにより、蓋体62が蓋支持部60から脱落するため、連結部材64が収容孔58の下端側の開口より下方に落下する。
図7は、図6の後の一状態における制振装置1の要部を示す断面図である。収容孔58の下端側の開口より下方に落下した連結部材64は、下端が錘部材30の上面に接触する。なお、この際、錘部材30は、第1ばね部材42a、42bの復元力により、側柱部16に接近する方向へ移動を開始する。
図8は、図7の後の一状態における制振装置1の要部を示す断面図である。錘部材30がさらに側柱部16に接近する方向へ移動して、図4に示す初期位置に復帰して、収容孔58と溝部68との位置が平面視で一致すると、連結部材64は、溝部68に落下し、下端側の一部が溝部68に収容される。これにより、連結部材64を介して錘部材30と連結ブロック52とが連結される。
図9は、図8の後の一状態における制振装置1の要部を示す断面図である。錘部材30は、連結部材64を介して連結ブロック52と連結している状態で、側柱部16に接近する方向への移動を続ける。これにより、第1ばね部材42a及び第2ばね部材44aが伸長するとともに、第1ばね部材42b及び第2ばね部材44bが収縮する。
したがって、錘部材30の変位が閾値を超えて錘部材30と連結ブロック52とが連結された後、錘部材30とフレーム10との間のばね定数は、第1ばね部材42a及び第1ばね部材42bと、第2ばね部材44a及び第2ばね部材44bとの合成ばね定数(第2値)である。例えば、実施形態のように、ばね定数の第2値が第1値の2倍である場合、連結ブロック52が錘部材30に連結されることによって、制振装置1の固有周期は、(1/2)1/2倍(約0.71倍)に減少する。
次に、実施形態の制振装置1における錘部材30の変位の抑制効果について、本開示の発明者らによる検証結果を、図10から図15までを参照して説明する。本検証は、重量が100t、固有周期が1秒、減衰率が3%である建物と、制振装置1とを模擬した計算モデルを用いて地震応答解析により行った。制振装置1は、本解析において、錘部材30の重量が1t、錘部材30の変位量の閾値が30cm、ばね部材40のばね定数の第2値が第1値の2倍であるものとする。なお、第1ばね部材42のばね定数及びダンパ70の減衰定数は、連結ブロック52と連結していない状態の錘部材30の固有振動数が建物の固有振動数と同調するように設定されているものとする。
本解析では、制振装置が設置されていない建物のモデルと、実施形態の制振装置1が設置される建物のモデルと、比較例の制振装置が設置される建物のモデルと、にそれぞれ第1条件から第3条件までの地震波を付与した時の、制振装置が設置されている建物と設置されていない建物の最大応答加速度の比(以下、「制振装置設置による建物最大応答加速度低減率」と記載)と、錘部材30の最大相対変位[cm]とについて比較検証した。比較例の制振装置は、実施形態の制振装置1と比較して、第2ばね部材44及び接続機構50を備えない(ばね定数が常に第1値である)点で異なる。第1条件の地震波は、エルセントロ(1940年、NS波)の観測地震波である。第2条件の地震波は、神戸(1995年、NS波)の観測地震波である。第3条件の地震波は、日本建築センターの模擬波(BCJ-L2)である。
図10は、第1条件における地震波の最大加速度[cm/s]と制振装置設置による建物最大応答加速度低減率との関係を示すグラフである。図11は、第1条件における地震波の最大加速度[cm/s]と錘部材30の最大相対変位[cm]との関係を示すグラフである。
図11に示すように、実施形態の制振装置1及び比較例の制振装置ともに、約200[cm/s]以下の地震波では、錘部材30の変位が閾値(30cm)以内である。この範囲において、実施形態の制振装置1及び比較例の制振装置は、制振装置を備えない場合に対して、建物の最大応答加速度を約88%に減少させている。
錘部材30の変位が閾値(30cm)を超える約250[cm/s]以上の地震波では、実施形態の制振装置1と比較例の制振装置とが異なる挙動を示す。具体的には、錘部材30の変位が閾値を超えた実施形態の制振装置1は、ばね部材40のばね定数が第1値から第2値に2倍に増加したことにより、建物と固有周期がずれる。これにより、制振効果が減少するので、図10に示すように、建物の最大応答加速度が増加する。
一方で、制振装置1の固有周期が建物とずれて錘部材30の振動が抑制されるため、図11に示すように、錘部材30の変位量が比較例に対して減少する。例えば、約1000[cm/s]の地震波に対する錘部材30の変位量は、比較例の制振装置では約200cmであるのに対し、実施形態の制振装置1では約80cmに抑制することができる。
図12は、第2条件における地震波の最大加速度[cm/s]と制振装置設置による建物最大応答加速度低減率との関係を示すグラフである。図13は、第2条件における地震波の最大加速度[cm/s]と錘部材30の最大相対変位[cm]との関係を示すグラフである。
図13に示すように、実施形態の制振装置1及び比較例の制振装置ともに、約200[cm/s]以下の地震波では、錘部材30の変位が閾値(30cm)以内である。この範囲において、実施形態の制振装置1及び比較例の制振装置は、制振装置を備えない場合に対して、建物の最大応答加速度を約98%に減少させている。
錘部材30の変位が閾値(30cm)を超える約250[cm/s]以上の地震波では、実施形態の制振装置1と比較例の制振装置とが異なる挙動を示す。具体的には、錘部材30の変位が閾値を超えた実施形態の制振装置1は、ばね部材40のばね定数が第1値から第2値に2倍に増加したことにより、建物と固有周期がずれる。
一方で、制振装置1の固有周期が建物とずれて錘部材30の振動が抑制されるため、図13に示すように、錘部材30の変位量が比較例に対して減少する。例えば、約800[cm/s]の地震波に対する錘部材30の変位量は、比較例の制振装置では約140cmであるのに対し、実施形態の制振装置1では約80cmに抑制することができる。すなわち、第2の条件の地震波では、図12に示すように、建物最大応答加速度低減率に顕著な効果はみられないものの、図13に示すように、錘部材30の変位量を抑制することができた。
図14は、第3条件における地震波の最大加速度[cm/s]と制振装置設置による建物最大応答加速度低減率との関係を示すグラフである。図15は、第3条件における地震波の最大加速度[cm/s]と錘部材30の最大相対変位[cm]との関係を示すグラフである。
図15に示すように、実施形態の制振装置1及び比較例の制振装置ともに、約100[cm/s]以下の地震波では、錘部材30の変位が閾値(30cm)以内である。この範囲において、実施形態の制振装置1及び比較例の制振装置は、制振装置を備えない場合に対して、建物の最大応答加速度を約83%に減少させている。
錘部材30の変位が閾値(30cm)を超える約200[cm/s]以上の地震波では、実施形態の制振装置1と比較例の制振装置とが異なる挙動を示す。具体的には、錘部材30の変位が閾値を超えた実施形態の制振装置1は、ばね部材40のばね定数が第1値から第2値に2倍に増加したことにより、建物と固有周期がずれる。これにより、制振効果が減少するので、図14に示すように、建物の最大応答加速度が増加する。
一方で、制振装置1の固有周期が建物とずれて錘部材30の振動が抑制されるため、図15に示すように、錘部材30の変位量が比較例に対して減少する。例えば、約1000[cm/s]の地震波に対する錘部材30の変位量は、比較例の制振装置では約280cmであるのに対し、実施形態の制振装置1では約70cmに抑制することができる。
以上で説明したように、実施形態の制振装置1は、構造物に設置可能なフレーム10と、フレーム10の内側において水平な一方向(X軸方向)に移動可能に支持される錘部材30と、錘部材30とフレーム10とを連結し、錘部材30の変位が所定の閾値を超えた場合に錘部材30とフレーム10との間のばね定数が第1値から第1値より大きい第2値に変化するばね部材40と、を備える。
制振装置1は、設置される建物に大地震等の大きな揺れが生じて、錘部材30の変位が所定の閾値を超えた場合、ばね部材40のばね定数を変化させることによって、固有周期を建物とずらして同調させないようにすることができる。これにより、錘部材30の想定以上の過大変位を抑制することができるので、可動ストロークを大きく設計することなく、錘部材30がフレーム10に衝突して衝撃力が発生したり制振装置1が破損したりすることを抑制することができる。すなわち、大地震等の大きな揺れが生じた場合、制振装置1の制振機能を停止させることにより、大地震に対応する別の大規模な制振装置又は免震装置等の働きを阻害することを抑制することができる。
また、実施形態の制振装置1において、ばね部材40は、フレーム10と錘部材30とを常に連結する第1ばね部材42と、フレーム10と錘部材30とを連結可能な第2ばね部材44と、を含み、錘部材30の変位が閾値を超えた場合に第2ばね部材44にフレーム10と錘部材30とを連結させる接続機構50をさらに備える。
このように、制振装置1は、2種類のばね部材40のうち、一方の第2ばね部材44を錘部材30に連結するか否かという簡便な方法によってばね定数を変化させることを実現することができる。また、制振装置1は、錘部材30とフレーム10とを連結するばね部材40を増加させ、ばね定数を増加させることによって、固有周期を建物とずらしているので、例えば、第2ばね部材44のばね定数を増加させることにより、さらに大規模な地震の振動が生じた場合でも想定以上の過大変位を抑制することができる。
また、実施形態の制振装置1において、接続機構50は、一方向(X軸方向)に移動可能かつ第2ばね部材44を介してフレーム10と常に連結する連結ブロック52を含み、錘部材30の変位が閾値を超えた場合に錘部材30と連結ブロック52とを連結する。このように、制振装置1は、2種類のばね部材40のうち、一方の第2ばね部材44と常に連結する連結ブロック52を、錘部材30に連結するか否かという簡便な方法によってばね定数を変化させることを実現することができる。
また、実施形態の制振装置1において、接続機構50は、下方が開口する収容孔58を有し錘部材30の上方に支持される連結ブロック52と、蓋体62と、蓋体62が収容孔58の下方を覆う位置に蓋体62を支持する蓋支持部60と、錘部材30が所定位置にある場合に収容孔58に対向する錘部材30の上面に設けられる溝部68と、錘部材30の変位が閾値を超えた場合に蓋体62を蓋支持部60から脱落させる作動部66と、収容孔58の内部で蓋体62に支持されかつ蓋体62に支持されない場合に一部が開口より下方に突出して溝部68に収容される連結部材64と、を含む。
制振装置1は、錘部材30の閾値を超えた移動に伴って、連結ブロック52に収容された連結部材64を支持する蓋体62を脱落させ、落下した連結部材64が錘部材30の溝部68に嵌まることによって、連結ブロック52と錘部材30とを連結させる。このように、錘部材30の変位が閾値を超えた場合の連結ブロック52と錘部材30との連結を、電気を用いない機構で実現しているため、例えば、大地震等で停電になった場合でも、運用が可能である。また、接続機構50は、振動が収まった後に、元の状態に簡単に戻すことができる。
1 制振装置
10 フレーム
12 床部
14、16 側柱部
20 ガイド機構
22 ガイドレール
24 ガイドブロック
30 錘部材
32 一端側
34 他端側
40 ばね部材
42、42a、42b 第1ばね部材
44、44a、44b 第2ばね部材
50 接続機構
52 連結ブロック
54 一端側
56 他端側
58 収容孔
60 蓋支持部
62 蓋体
64 連結部材
66、66a、66b 作動部
68 溝部
70、70a、70b ダンパ

Claims (2)

  1. 構造物に設置可能なフレームと、
    前記フレームの内側において水平な一方向に移動可能に支持される錘部材と、
    前記錘部材と独立して前記一方向に移動可能に支持される連結ブロックと、
    前記錘部材と前記フレームとを常に連結し、前記錘部材を元の位置に復帰させる方向へ付勢する復元力を有する第1ばね部材と、
    前記連結ブロックと前記フレームとを常に連結し、前記錘部材を元の位置に復帰させる方向へ付勢する復元力を有する第2ばね部材と、
    を備え、
    前記錘部材の変位が所定の閾値を超えた場合に、前記錘部材と前記連結ブロックとが連結して一体となって前記一方向に移動し、
    前記錘部材と前記連結ブロックとを連結することで、前記錘部材と前記フレームとの間のばね定数が第1値から前記第1値より大きい第2値に変化する、制振装置。
  2. 前記連結ブロックは、下方が開口する収容孔を有し前記錘部材の上方に支持され、
    蓋体と、
    前記蓋体が前記収容孔の下方を覆う位置に前記蓋体を支持する蓋支持部と、
    前記錘部材が所定位置にある場合に前記収容孔に対向する前記錘部材の上面に設けられる溝部と、
    前記錘部材の変位が閾値を超えた場合に前記蓋体を前記蓋支持部から脱落させる作動部と、
    前記収容孔の内部で前記蓋体に支持されかつ前記蓋体に支持されない場合に一部が前記開口より下方に突出して前記溝部に収容される連結部材と、
    さらに含む、
    請求項に記載の制振装置。
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