JP7497542B1 - エビ用飼育水 - Google Patents

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Abstract

【課題】養殖エビの生産効率の確実な向上が図られたエビ用飼育水を提供する。【解決手段】エビ用飼育水10は、飼育水1L当たりの溶質の質量として、35~320mgのMg2+と、25~250mgのCa2+と、8~80mgのK+と、を含み、K+の質量に対するMg2+の質量の比を示す第1質量比が0.7~5.0であり、K+の質量に対するCa2+の質量の比を第2質量比が0.5~5.0であり、Ca2+の質量に対するMg2+の質量の比を示す第3質量比が0.7~1.4であることを特徴とする。また、エビ用飼育水10は、第3質量比が0.7~1.3であってもよく、第1質量比が0.7~4.0かつ第2質量比が0.5~4.0であってもよい。【選択図】図1

Description

この発明は、エビの養殖に用いるエビ用飼育水に関する。
従来、エビの陸上養殖に用いる飼育水が研究されている。養殖エビは、体長0.5cmの稚エビから体長12~15cmの食用エビとなるまで約3~4ヶ月と、大変成長が早いことで知られている。中でも、バナメイエビは、環境適応力、疾病抵抗性及び成長速度が高く、低タンパク質の飼料での生育可能であり、成長後においては高タンパク質含有、水中以外での長期生存可能など、高収益化を図りやすく注目されつつある。しかしながら、飼育水の成分比を誤ると養殖エビの生存率が低下するおそれがある。そのため、生産効率を図るうえで好適な飼育水が切望されている。
特許文献1及び特許文献2には、エビの成長促進を図る飼育水が開示されている。
特開2017-060459号公報 特開2008-043252号公報
特許文献1及び特許文献2に開示された飼育水によれば、エビの成長促進を図ることができる。しかしながら、エビの生存率を向上させるうえで好適な成分比の範囲について具体的な開示がなく、生存率の観点でエビの陸上養殖の生産効率を確実に向上させることができない問題がある。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、養殖エビの生産効率の確実な向上が図られたエビ用飼育水を提供することにある。
第1発明におけるエビ用飼育水は、エビの飼育に用いるエビ用飼育水であって、飼育水1L当たりの溶質の質量として、35~320mgのMg2+と、25~250mgのCa2+と、8~80mgのK+と、を含み、K+の質量に対するMg2+の質量の比を示す第1質量比が0.7~5.0であり、K+の質量に対するCa2+の質量の比を示す第2質量比が0.5~5.0であり、Ca2+の質量に対するMg2+の質量の比を示す第3質量比が0.7~1.4であることを特徴とする。
第2発明におけるエビ用飼育水は、第1発明において、前記第3質量比が0.7~1.3であることを特徴とする。
第3発明におけるエビ用飼育水は、第1発明又は第2発明において、前記第1質量比が0.7~4.0であり、前記第2質量比が0.5~4.0であることを特徴とする。
第4発明におけるエビ用飼育水は、第1発明又は第2発明において、前記第1質量比が1.0~4.0であり、前記第2質量比が1.0~3.0であることを特徴とする。
第5発明におけるエビ用飼育水は、第1発明又は第2発明において、前記第1質量比が1.5~4.0であり、前記第2質量比が2.0~3.0であることを特徴とする。
第1発明~第5発明によれば、エビ用飼育水は、35~320mgのMg2+と、25~250mgのCa2+と、8~80mgのK+と、を含み、第1質量比が0.7~5.0であり、第2質量比が0.5~5.0であり、第3質量比が0.7~1.4である。このため、養殖エビの生存率を75%以上とすることができる。これにより、養殖エビの生産効率の確実な向上を図ることができる。
特に、第2発明によれば、エビ用飼育水は、第3質量比が0.7~1.3である。このため、養殖エビの生存率を78%以上とすることができる。これにより、養殖エビの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
特に、第3発明によれば、エビ用飼育水は、第1質量比が0.7~4.0であり、第2質量比が0.5~4.0である。このため、養殖エビの生存率を82%以上とすることができる。これにより、養殖エビの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
特に、第4発明によれば、エビ用飼育水は、第1質量比が1.0~4.0であり、第2質量比が1.0~3.0である。このため、養殖エビの生存率を89%以上とすることができる。これにより、養殖エビの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
特に、第5発明によれば、エビ用飼育水は、第1質量比が1.5~4.0であり、第2質量比が2.0~3.0である。このため、養殖エビの生存率を91%以上とすることができる。これにより、養殖エビの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
図1は、本実施形態におけるエビ用飼育水を用いたエビ養殖の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態としてのエビ用飼育水10の一例について詳細に説明をする。なお、各図における構成は、説明のため模式的に記載されており、例えば各構成の大きさや、構成毎における大きさの対比等については、図とは異なってもよい。
(エビ用飼育水10)
図面を参照して、本実施形態におけるエビ用飼育水10の一例を説明する。エビ用飼育水10は、例えば図1に示すように、エビ養殖システム1を用いて養殖エビAを養殖するために用いられる。
エビ養殖システム1は、養殖エビAを育成するための装置である。エビ養殖システム1は、例えば図1に示すように、エビ用飼育水10を収容する収容部11を備える。エビ養殖システム1は、例えば収容部11内の塩分濃度を調整するための塩分濃度調整部12をさらに備えてもよい。エビ養殖システム1は、ろ過装置51と、消毒装置52と、気泡発生装置53と、水質監視装置54と、温度制御装置55と、自動給餌装置56と、照明部57と、人工水草6と、をさらに備えてもよい。
エビ養殖システム1は、例えば陸上養殖など、海水や河川水の調達が困難な土地で用いられる。エビ養殖システム1は、例えばエビ用飼育水10の成分比率を制御するために、収容部11内の水を循環利用する閉鎖循環式が用いられるが、収容部11に対して海水又は塩分濃度が海水よりも低い水を継続的に引き込むかけ流し式でもよい。
エビ用飼育水10は、収容部11に収容され、収容部11内の養殖エビAを養殖するために用いられる。エビ用飼育水10の塩分濃度は、例えば海水相当の塩分濃度(約3.400質量%)でもよく、海水の塩分濃度よりも低い塩分濃度(約0.007~0.500質量%)でもよい。
エビ用飼育水10は、主成分として、例えばMg2+(マグネシウムイオン)、Ca2+(カルシウムイオン)、K+(カリウムイオン)、SO4 2-(硫酸イオン)、を含む。
エビ用飼育水10は、例えば飼育水1L当たりの溶質の質量として、Mg2+が35mg未満又は320mg超、Ca2+が25mg未満又は250mg超、K+が8mg未満又は80mg超のうち少なくとも何れかに該当する場合、脱皮不全等の原因により養殖エビAの生存率が60%未満となるため、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。このため、エビ用飼育水10は、飼育水1L当たりの溶質の質量として、35~320mgのMg2+と、25~250mgのCa2+と、8~80mgのK+と、を含むことが好ましい。
また、K+の質量に対するMg2+の質量の比を第1質量比、K+の質量に対するCa2+の質量の比を第2質量比、Ca2+の質量に対するMg2+の質量の比を第3質量比としたとき、第1質量比が0.7未満又は5.0超、第2質量比が0.5未満又は5.0超、第3質量比が0.7未満又は1.4超のうち少なくとも何れかに該当する場合、脱皮不全等の原因により養殖エビAの生存率が60%未満となるため、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。このため、第1質量比が0.7~5.0であり、第2質量比が0.5~5.0であり、第3質量比が0.7~1.4であることが好ましい。
すなわち、エビ用飼育水10は、飼育水1L当たりの溶質の質量として、35~320mgのMg2+と、25~250mgのCa2+と、8~80mgのK+と、を含み、第1質量比(Mg2+の質量/K+の質量)が0.7~5.0であり、第2質量比(Ca2+の質量/K+の質量)が0.5~5.0であり、第3質量比(Mg2+の質量/Ca2+の質量)が0.7~1.4であることが好ましい。この場合、養殖エビAの生存率が75%以上となり、養殖エビAの生存率を向上させることができる。これにより、養殖エビAについて陸上養殖の効率向上を図ることができる。エビ用飼育水10と養殖エビAの生存率の関係の詳細については、後述にて説明する。
また、エビ用飼育水10は、第3質量比が0.7~1.3であることが好ましい。この場合、養殖エビAの生存率が78%以上となり、養殖エビAの生存率をさらに向上でき、養殖エビAについて陸上養殖のさらなる効率向上を図ることができる。
また、エビ用飼育水10は、第1質量比0.7~4.0と第2質量比0.5~4.0の組合せを満たすことが好ましく、第1質量比1.0~4.0と第2質量比1.0~3.0の組合せを満たすことがより好ましく、第1質量比1.5~4.0と第2質量比2.0~3.0の組合せを満たすことがさらに好ましい。この場合、養殖エビAの生存率が82%以上となり、養殖エビAの生存率をさらに向上でき、養殖エビAについて陸上養殖のさらなる効率向上を図ることができる。
エビ用飼育水10は、SO4 2-を全く含まない場合、SO4 2-を含む場合と比べて養殖エビAの脱皮に問題が生じて死亡率が増加するため、SO4 2-を含むことが好ましい。また、エビ用飼育水10は、飼育水1L当たりの溶質の質量として、SO4 2-を70~400mg含むことが好ましい。
なお、一般的には、エビの養殖時のエビ用飼育水10の環境について、飼育水1L当たりの溶質の質量として、CaCl2が約80~100mg(Ca2+と同様の機能)、MgSO4が約250~300mg(Mg2+と同様の機能)、K2SO4が約100mg(K+と同様の機能)、総アルカリ度が120mg/L、pHが7.8程度の環境を維持することが望ましいとされている。また、一般的な海水中にはSO4 2-が少なからず含まれており、魚類や甲殻類の体液のオスモレギュレーション(体液内外の塩分濃度の調節)に関与し、それが脱皮などの生活プロセスに重要な役割を果たす可能性があり、魚や甲殻類などの生物にとって重要な環境条件の一部である。そのため、エビ用飼育水10についても、養殖エビAの正常な成長と生存に影響を与える重要な要素としてSO4 2-が含まれることが好ましい。
上記の各イオンの質量(濃度)については、それぞれ対応する塩を添加して調製する。詳しくは、Mg2+を40mg/L含むエビ用飼育水10とする場合、硫酸マグネシウムを約198.30mg/L添加することで調整できる。また、Mg2+を240mg/L含むエビ用飼育水10とする場合、硫酸マグネシウムを約1,189.80mg/L添加することで調整できる。
また、Ca2+を30mg/L含むエビ用飼育水10とする場合、塩化カルシウムを約83.08mg/L添加することで調整できる。また、Ca2+を200mg/L含むエビ用飼育水10とする場合、塩化カルシウムを約553.86mg/L添加することで調整できる。
また、K+を10mg/L含むエビ用飼育水10とする場合、硫酸カリウムを約22.28mg/L添加することで調整できる。また、K+を60mg/L含むエビ用飼育水10とする場合、硫酸カリウムを約133.68mg/L添加することで調整できる。
なお、上記の塩の添加量については、水温28℃、pH7.5と仮定して計算した理論値であるが、実際にはエビ用飼育水10中のイオンが完全に電離するとは限らないため実際に必要な塩の添加量が理論値に対して増減する場合がある。また、必要な塩の添加量は、各塩の溶解度、水のpH、水の温度、他の溶解している物質の影響等を含めて様々な要因によって増減し得る点に留意する。
エビ用飼育水10は、例えば水質監視装置54を介して、養殖エビAの育成に必要な水質のバロメータが監視される。エビ用飼育水10は、例えば温度制御装置55を介して、養殖エビAが生存可能な水温に制御される。
<収容部11>
収容部11は、エビ用飼育水10と養殖エビAとを収容する。収容部11は、例えば養殖エビAを収容する生け簀や水槽等である。
収容部11は、例えば排水した水を循環利用するための循環配管31が接続される。収容部11は、例えば循環配管31を介して、エビ用飼育水10が循環される。循環配管31としては、例えばポリエチレン管等の公知の送水管が用いられてもよい。
収容部11は、例えば収容部11内に水を供給するための給水配管32が接続される。収容部11は、例えば給水配管32を介して、塩分濃度調整部12から給水されてもよい。給水配管32としては、例えば循環配管31と同質の送水管が用いられてもよい。
収容部11は、例えば収容部11内の水を排出するための排水配管33が接続される。収容部11は、例えば排水配管33を介して、塩分濃度調整部12に排水してもよい。排水配管33としては、例えば循環配管31と同質の送水管が用いられてもよい。
収容部11は、例えばろ過装置51を介してろ過された水が供給される。収容部11は、例えば消毒装置52を介して消毒された水が供給される。
<塩分濃度調整部12>
塩分濃度調整部12は、収容部11内のエビ用飼育水10の塩分濃度を調整する。塩分濃度調整部12は、収容部11内のエビ用飼育水10の塩分濃度を連続的に低減又は増加してもよく、断続的に低減又は増加してもよい。
塩分濃度調整部12は、例えば給水槽13と、廃水槽14と、を有する。
給水槽13は、例えば海洋生物が生存可能な塩分濃度よりも低い塩分濃度の希釈水130が収容される。給水槽13は、例えば給水配管32を介して、収容部11に対して希釈水130を給水する。希釈水130としては、例えば地下水又はカルキ抜きの水道水が用いられてもよい。
廃水槽14は、例えば収容部11から排出されるエビ用飼育水10の一部を、廃水140として収容する。廃水槽14は、例えば排水配管33を介して、収容部11から廃水140を排水される。
<養殖エビA>
養殖エビAは、海洋生物に該当するエビ、及び淡水生物に該当するエビを含む。また、養殖エビAは、海洋生物に該当するエビが塩分濃度調整部12により淡水環境に馴化したエビを含む。
養殖エビAは、例えば食用のエビであり、特に稚エビが用いられる。養殖エビAは、稚エビが用いられる場合、海水よりも塩分濃度が低いエビ用飼育水10に効率よく馴化させることができ、好適である。養殖エビAの具体例としては、クルマエビ科(クルマエビ、バナメイエビ、バナナエビ等)、サクラエビ科(サクラエビ等)、タラバエビ科(タラバエビ、ボタンエビ、ホッカイエビ等)、イセエビ科(イセエビ等)等が挙げられる。
養殖エビAは、例えば自動給餌装置56を介して、餌が自動的に供給される。
<ろ過装置51>
ろ過装置51は、収容部11に供給される水をろ過する。ろ過装置51は、収容部11の外に設けられてもよく、収容部11内に設けられてもよい。
ろ過装置51は、例えば循環配管31を介して収容部11に供給される循環水、又は給水配管32を介して収容部11に供給される希釈水130をろ過する。このとき、ろ過装置51は、循環配管31内又は給水配管32内に設けられてもよい。
ろ過装置51は、例えば公知のろ材を有し、具体的には物理ろ過を行うスポンジ、生物ろ過を行うバクテリア付きの多孔質ろ材、化学ろ過を行う活性炭等を有する。
<消毒装置52>
消毒装置52は、収容部11に供給される水を消毒する。消毒装置52は、収容部11の外に設けられてもよく、収容部11内に設けられてもよい。
消毒装置52は、例えば循環配管31を介して収容部11に供給される循環水、又は給水配管32を介して収容部11に供給される希釈水130を消毒する。このとき、消毒装置52は、循環配管31内又は給水配管32内に設けられてもよい。
消毒装置52は、例えば公知の紫外線殺菌浄化装置、オゾン発生装置や次亜塩素酸水生成装置等が用いられる。
<気泡発生装置53>
気泡発生装置53は、収容部11に供給される水に対して少なくとも酸素を含む気体を吹き込むことにより、酸素ナノバブル水等(酸素ナノバブル水及び酸素マイクロバブル水又を含む)を生成する。気泡発生装置53は、収容部11の外に設けられてもよく、収容部11内に設けられてもよい。
気泡発生装置53は、例えば循環配管31を介して収容部11に供給される循環水、又は給水配管32を介して収容部11に供給される希釈水130に対して少なくとも酸素を含む気体を吹き込むことにより、酸素ナノバブル水等を生成する。このとき、気泡発生装置53は、循環配管31内又は給水配管32内に設けられてもよい。
気泡発生装置53による酸素ナノバブル水等の生成方法は、例えば酸素や空気等の気体を加圧して、収容部11に供給される水中に過飽和で溶解させ、急減圧により、液中にナノバブル等(ナノバブル及びマイクロバブルを含む)を発生させる。酸素ナノバブル水は、ナノオーダー(1μm以下)の直径の酸素ガスの微細気泡を含有する水のことを指しているが、ナノオーダーの酸素ガスの微細気泡に加え、マイクロオーダー(1~100μm)の微細酸素ガスを含有してもよい。また、マイクロバブルを浮上分離させて、ナノバブルのみ液中に残留させてもよい。また、気泡発生装置53は、酸素ナノバブル等又は空気ナノバブル等の何れか一方或いはその両方を含む少なくともナノサイズの微細気泡として酸素を含有する酸素ナノバブル水等を生成してもよい。酸素ナノバブル水の具体例としては、直径200nm以下の気泡のうち平均直径50nm~100nmの気泡が9割程度含まれ、気泡の濃度が2×108個/L~6×109個/Lである。
気泡発生装置53の詳細としては、例えば酸素気体と水を混合し、高速で旋回させることで酸素の気泡を作る「旋回流方式」、酸素気体に圧力をかけ、水中に溶け込ませて、一気に開放することで酸素の気泡を作る「加圧溶解方式」、オリフィス等の微細孔へ酸素気体に圧力をかけて通すことで酸素の気泡を作る「微細孔方式」、超音波でキャビテーションを起こして水中の酸素気体を膨張させて酸素の気泡を作る「超音波方式」、突起物が設けられた気液流路内において気体を旋回させ粉砕して気泡を作る「スタティックミキサー式」、気液流路内に急激な圧力変化を形成して気泡を作る「エゼクター式」又は「ベンチュリ―式」等が例示される。しかし、酸素ナノバブル水等の生成方式は、特に限定されるものではなく、ナノオーダー又はマイクロオーダーの微細酸素ガスを含有するナノバブル水等を生成できる手段であればよい。
酸素をナノバブル状の微細な気泡とすることにより、通常の蒸留水よりもT1緩和時間(核磁化によって水の運動(核スピン)が活発になってから静かな状態に戻るまでの時間)の向上、すなわち運動性が高められ、収容部11に収容される物質の移動性が高まる。これにより、収容部11内において酸素ナノバブル水、給餌される餌、養殖エビA等が接触しやすくなり、養殖エビAの成長がより促進され得る。
<水質監視装置54>
水質監視装置54は、エビ用飼育水10の水質のバロメータを監視する。水質監視装置54は、例えばエビ用飼育水10が含有する溶存酸素濃度(mg/L)、pH(Potential Hydrogen)、NH4 +濃度(mg/L)、NO2 -濃度(mg/L)、NO3 -濃度(mg/L)等を監視する。エビ養殖システム1の管理者は、水質監視装置54の監視結果を参照した上で、必要に応じて石灰水等のpH調整剤を収容部11に供給して、エビ用飼育水10の水質を調整する。
水質監視装置54としては、例えば公知の水質自動監視装置が用いられてもよい。
<温度制御装置55>
温度制御装置55は、エビ用飼育水10の水温を制御する。温度制御装置55としては、例えば公知のサーモスタット内蔵ヒータが用いられてもよい。
<自動給餌装置56>
自動給餌装置56は、エビ用飼育水10中の養殖エビAに対して自動的に餌を供給する。自動給餌装置56としては、公知の魚用自動給餌機が用いられてもよい。
<照明部57>
照明部57は、エビ用飼育水10に対して緑色光Lを照射する。照明部57は、養殖エビAの飼育期間中において連続的に緑色光Lを照射する。この場合、養殖エビAの体重を効率よく増加させることができる。これにより、養殖エビAについて海水よりも塩分濃度が低い環境下においても確実に成長促進を図ることができる。
「[新技術]緑色光照射によるホシガレイとヒラメの成長促進 高橋明義、清水大輔、都留久美子、木籔仁和、水澤寛太 月間アクアネット 2019年4月号/別刷」によれば、特定の色の照射がカレイ類全般の体重を増加させ、効率的な成長促進に有効であることが実証された。色と成長促進効果の関係としては、緑色、青緑色、青の順に体重が増加する効果が確認された。詳しくは、ヒラメ種苗(平均体重20.6g)を角型コンクリート陸上水槽(4.5m×4.5m、水深約30cm)3面に各600尾(収容密度30尾/m2)収容し、自然光及び自然日長で飼育した対照区と、スタンレー電気(登録商標)(株)製の緑色LED光を6:00~18:00の12時間照射した照射区とで約1年間の体重の推移を計測したところ、照射区の平均体重(776.1±26.2g)は、対象区(481.6±18.9g)の61%増となった。このように、LEDを光源とする緑色光照射により、養殖場に用いられる水槽等でもヒラメの成長を促進できることが確認された。本発明のエビ養殖システム1についても、同様の照明機器及び照射条件が用いられてもよい。
<人工水草6>
人工水草6は、収容部11内に予め設けられる。人工水草6は、収容部11内における各養殖エビAの混泳を防ぎ、共食いを防ぐことができる。これにより、養殖エビAの生存率低下を抑制することができる。人工水草6としては、例えば株式会社キョーリン製のきんらん(登録商標)製(ビニロン製)の人工産卵藻等が用いられる。
本実施形態によれば、エビ用飼育水10は、35~320mgのMg2+と、25~250mgのCa2+と、8~80mgのK+と、を含み、第1質量比が0.7~5.0であり、第2質量比が0.5~5.0であり、第3質量比が0.7~1.4である。このため、養殖エビAの生存率を75%以上とすることができる。これにより、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、エビ用飼育水10は、第3質量比が0.7~1.3である。このため、養殖エビAの生存率を78%以上とすることができる。これにより、養殖エビAの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、エビ用飼育水10は、第1質量比が0.7~4.0であり、第2質量比が0.5~4.0である。このため、養殖エビAの生存率を82%以上とすることができる。これにより、養殖エビAの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、エビ用飼育水10は、第1質量比が1.0~4.0であり、第2質量比が1.0~3.0である。このため、養殖エビAの生存率を89%以上とすることができる。これにより、養殖エビAの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、エビ用飼育水10は、第1質量比が1.5~4.0であり、第2質量比が2.0~3.0である。このため、養殖エビAの生存率を91%以上とすることができる。これにより、養殖エビAの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
以下に、エビ用飼育水10と養殖エビAの生存率の関係の詳細について、上述した実施形態を用いた場合の本発明例及び比較例を挙げて具体的に説明する。
<養殖エビAの生存率に関する実験条件>
本実験では、養殖エビAが飼育されるエビ用飼育水10について、飼育水1L当たりの溶質の質量としてMg2+、Ca2+、K+それぞれの質量及び質量比における養殖エビAの生存率を比較することで、養殖エビAの生産効率を確認した。なお、本実施例における生存率は、種苗の稚エビから飼育開始して90日目における養殖エビAの生存率とした。なお、本実験のエビ用飼育水10中には、人工水草6として緑色の人工水草を設置した。
本実験では、養殖エビAとしてバナメイエビを用いた。なお、具体的には、孵化後1ヵ月未満、平均体長が約0.8cm、平均体重が約0.2gの稚エビを用いた。各実験に用いたバナメイエビの数は、1種の条件(1試験区)につき2000匹とした。収容部11としては、バナメイエビを2000匹収容する2000Lの水槽を用いた。
養殖エビAに対する餌供給方法としては、EVNICE fish feeder社製自動給餌機「EV500」を用いた。餌としては、体長6cm以下の稚エビの養殖エビAに対しては、タンパク質含有率が全質量に対して約38質量%以上の餌を供給した。同様に、体長6cm超10cm未満の養殖エビAに対しては、タンパク質含有率が全質量に対して約36~38質量%の餌を供給し、体長10cm以上の養殖エビAに対しては、タンパク質含有率が全質量に対して約32~36質量%の餌を供給した。また、本実験における塩分濃度低減期間は、養殖エビAの稚エビ期に相当する養殖開始から1か月間であるため、稚エビの適切な給餌量として、1日あたり養殖エビAの体重の5%相当の量の餌を、1日あたり9回以上に分けて供給した。
養殖エビAの飼育環境としては、飼育密度を5kg/m3、エビ用飼育水10の水温を28~32℃、エビ用飼育水10の溶存酸素量を6.5~10.0mg/L、エビ用飼育水10のpHを6.8~8.2、エビ用飼育水10のNH4 +濃度を0.0~0.5mg/L、エビ用飼育水10のNO2 -濃度を0.0~0.5mg/L、エビ用飼育水10のNO3 -濃度を100mg/L以下に調整した。その他、Eheim GmbH & Co. KG社製の送水ポンプを用いた40L/分でのエビ用飼育水10の循環と、エアーポンプ「AP-100F」を用いた送風とを行った。収容部11内の温度制御方法としては、温度制御装置55として水槽用クーラー「ZR-250」を用いた。
エビ用飼育水10としては、Mg2+、Ca2+、K+の他、SO4 2-約50mg/L、Sr2+(ストロンチウムイオン)約8mg/Lを含み、塩分濃度が約3.2%である人工海水を用いた。なお、飼育期間中において、エビ用飼育水10のSO4 2-濃度、Sr2+濃度、及び塩分濃度については、意図的に増減する操作を行っていない。
本実験で比較するエビ用飼育水10中の溶質質量は、飼育水1L当たりの溶質の質量として、Mg2+を25~350mg、Ca2+を20~320mg、K+を5~90mgの間で選択した複数の組合せで設定した。
また、Mg2+、Ca2+、K+のそれぞれについて、第1質量比(Mg2+の質量/K+の質量)、第2質量比(Ca2+の質量/K+の質量)、及び第3質量比(Mg2+の質量/Ca2+の質量)を算出した。また、養殖エビAの生存率について、60%超を「評価:○」、60%未満を「評価:×」として、「評価:○」に該当するMg2+、Ca2+、K+の質量の組合せ、及び質量比を確認した。
<養殖エビAの生存率に関する実験結果>
本実験の結果は、[表1]のとおりである。
表1によれば、「評価:○」である各実施例のバナメイエビの生存率は、生存率が高い順に、本発明例1(Mg2+:240mg/L、Ca2+:180mg/L、K+:60mg/L)が99%、本発明例2(Mg2+:45mg/L、Ca2+:60mg/L、K+:30mg/L)が92%、本発明例3(Mg2+:40mg/L、Ca2+:60mg/L、K+:20mg/L)が91%、本発明例4(Mg2+:30mg/L、Ca2+:30mg/L、K+:30mg/L)が89%、本発明例5(Mg2+:40mg/L、Ca2+:30mg/L、K+:60mg/L)が86%、本発明例6(Mg2+:200mg/L、Ca2+:200mg/L、K+:50mg/L)が82%、本発明例7(Mg2+:200mg/L、Ca2+:120mg/L、K+:40mg/L)が78%、本発明例8(Mg2+:320mg/L、Ca2+:250mg/L、K+:80mg/L)が78%、本発明例9(Mg2+:35mg/L、Ca2+:25mg/L、K+:8mg/L)が76%、本発明例10(Mg2+:60mg/L、Ca2+:50mg/L、K+:10mg/L)が75%であった。これら本発明例1~10については、生存率が60%超であるため、「評価:○」とした。
本発明例1~10では、エビ用飼育水10は、飼育水1L当たりの溶質の質量として、35~320mgのMg2+と、25~250mgのCa2+と、8~80mgのK+と、を含み、第1質量比が0.7~5.0であり、第2質量比が0.5~5.0であり、第3質量比が0.7~1.4である。その結果、養殖エビAの生存率を75%以上とすることができた。これにより、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができる。
特に、第3質量比が0.7~1.3(本発明例1~8)のとき生存率が78%以上、第1質量比が0.7~4.0かつ第2質量比が0.5~4.0(本発明例1~6)のとき生存率が82%以上、第1質量比が1.0~4.0かつ第2質量比が1.0~3.0(本発明例1~4)のとき生存率が89%以上、第1質量比が1.5~4.0かつ第2質量比が2.0~3.0(本発明例1~3)のとき生存率が91%以上と、さらに高い生存率となることが確認された。これにより、養殖エビAの生産効率のさらに確実な向上を図ることができる。
また、「評価:×」である各実施例のバナメイエビの生存率は、生存率が高い順に、比較例1(Mg2+:320mg/L、Ca2+:250mg/L、K+:90mg/L)が52%、比較例2(Mg2+:320mg/L、Ca2+:260mg/L、K+:80mg/L)が52%、比較例3(Mg2+:350mg/L、Ca2+:320mg/L、K+:80mg/L)が48%、比較例4(Mg2+:30mg/L、Ca2+:35mg/L、K+:8mg/L)が32%、比較例5(Mg2+:35mg/L、Ca2+:20mg/L、K+:8mg/L)が30%、比較例6(Mg2+:320mg/L、Ca2+:20mg/L、K+:80mg/L)が12%、比較例7(Mg2+:350mg/L、Ca2+:35mg/L、K+:8mg/L)が8%、比較例8(Mg2+:35mg/L、Ca2+:260mg/L、K+:8mg/L)が8%、比較例9(Mg2+:35mg/L、Ca2+:25mg/L、K+:90mg/L)が5%、比較例10(Mg2+:25mg/L、Ca2+:35mg/L、K+:5mg/L)が5%、比較例11(Mg2+:250mg/L、Ca2+:320mg/L、K+:5mg/L)が4%、比較例12(Mg2+:30mg/L、Ca2+:320mg/L、K+:80mg/L)が2%であった。
比較例1では、K+が80mg/L超であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例2では、Ca2+が250mg/L超であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例3では、Mg2+が320mg/L超であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例4では、Mg2+が35mg/L未満であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例5では、Ca2+が25mg/L未満であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例6では、Ca2+が25mg/L未満であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例7では、Mg2+が320mg/L超であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例8では、Ca2+が250mg/L超であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例9では、K+が80mg/L超であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例10では、K+が8mg/L未満であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例11では、K+が8mg/L未満であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
比較例12では、Mg2+が35mg/L未満であるため、養殖エビAの生存率を高めることができず、養殖エビAの生産効率の確実な向上を図ることができない。
すなわち、養殖エビAの生存率を向上させるうえで好適なエビ用飼育水10は、飼育水1L当たりの溶質の質量として、35~320mgのMg2+と、25~250mgのCa2+と、8~80mgのK+と、を含み、第1質量比が0.7~5.0かつ第2質量比が0.5~5.0かつ第3質量比が0.7~1.4である。また、より好ましくは第3質量比が0.7~1.3であり、さらに好ましくは第1質量比が0.7~4.0かつ第2質量比が0.5~4.0であり、さらに好ましくは第1質量比が1.0~4.0かつ第2質量比が1.0~3.0であり、さらに好ましくは第1質量比が1.5~4.0かつ第2質量比が2.0~3.0である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 エビ養殖システム
10 エビ用飼育水
11 収容部
12 塩分濃度調整部
13 給水槽
130 希釈水
14 廃水槽
140 廃水
31 循環パイプ
32 給水パイプ
33 排水パイプ
51 ろ過装置
52 殺菌装置
53 気泡発生装置
54 水質監視装置
55 温度制御装置
56 自動給餌装置
57 照明部
A 養殖エビ

Claims (5)

  1. エビの飼育に用いるエビ用飼育水であって、
    飼育水1L当たりの溶質の質量として、
    35~320mgのMg2+と、
    25~250mgのCa2+と、
    8~80mgのK+と、
    を含み、
    +の質量に対するMg2+の質量の比を示す第1質量比が0.7~5.0であり、
    +の質量に対するCa2+の質量の比を第2質量比が0.5~5.0であり、
    Ca2+の質量に対するMg2+の質量の比を示す第3質量比が0.7~1.4であること
    を特徴とするエビ用飼育水。
  2. 前記第3質量比が0.7~1.3であること
    を特徴とする請求項1に記載のエビ用飼育水。
  3. 前記第1質量比が0.7~4.0であり、
    前記第2質量比が0.5~4.0であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のエビ用飼育水。
  4. 前記第1質量比が1.0~4.0であり、
    前記第2質量比が1.0~3.0であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のエビ用飼育水。
  5. 前記第1質量比が1.5~4.0であり、
    前記第2質量比が2.0~3.0であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のエビ用飼育水。
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