JP2018093852A - アナゴの養殖生簀及びアナゴの養殖方法 - Google Patents

アナゴの養殖生簀及びアナゴの養殖方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を極めて高い生存率で飼育でき、かつ、エネルギーの消費を削減できるアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚の養殖生簀及びアナゴの幼生から成魚までの養殖方法を提供すること。
【解決手段】濾過装置5で海水を濾過し、濾過された海水に対してオゾン発生装置19でオゾンを発生させて殺菌し、殺菌された海水を加温装置7で加温し、加温装置7及びオゾン発生装置19で加温・殺菌された海水を海水供給ポンプ8で生簀1に供給する際に海水に対してオゾンナノノズル装置9でナノバブルを発生させてオゾンナノ海水とし、オゾンナノ海水に気泡ナノノズル装置13cで酸素を供給し、生簀1から排出された海水を、濾過装置5に供給して循環させる構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、アナゴの養殖生簀及びアナゴの養殖方法に関し、とりわけ、アナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を極めて高い生残率で飼育でき、且つエネルギーの消費を削減でき、かつ、細菌処理効果と生理活性効果ができるアナゴの養殖生簀及び養殖方法に関する。
ウナギ目アナゴ科であり底魚である天然マアナゴの生態は、ウナギ同様にその生態は謎が多く、詳細には解明されていない。一般的には、天然マアナゴの生息場所は、内湾の海藻・砂泥地・岩礁であり、特に、海水と淡水が混合する河口等の比較的泥の多い所に生息し、濁りに強く100ppmでも影響はなく特に穴に生息することを好むとされている。
なお、食味的には、前述した海水と淡水が混合する河口等の比較的泥の多い所に生息するマアナゴが一番美味しいとされている。水温に関しては、10℃以下では生活できず、11℃以上で生活し、通常18〜20℃を好む。
なお、天然マアナゴの産卵は外海で行なわれ、3〜5月に内海にレプトセファルス(葉形幼生)として来遊し、夏頃には爪楊枝ぐらいのマアナゴの稚魚となり、体長は7.0cm程度である。
アナゴの成長過程は、幼生(レプトケファルス=ノレソレ)→稚魚(幼生が変態=シラス)→幼魚(30g以下)→若魚(100g以下)→未成魚(販売可能な120g以上)→成魚(繁殖が可能。オスは150g以上、メスは300g以上)となる。
このようなアナゴ類は、陸上養殖(流水式陸上養殖・循環式陸上養殖)において小規模で養殖(畜養)しているのが現状である。この陸上養殖においては、地下海水又は深層水を養殖漕に取り入れて養殖する。地下海水又は深層水の場合は、年間水温平均が18°C〜20°Cと安定し、飼育水温条件としては最適である。
しかしながら、これらの陸上施設でのアナゴ養殖は、以下のような問題点がある。
流水式陸上養殖においては、海水温の調整ができないので、夏場の海水温が22℃以上となってしまい、図5(a)(b)に示すように、夏場における大量の斃死要因となり、夏場の水温対策を解決しないとアナゴ養殖には不向きである。アナゴは、自然海水が20℃を超えると斃死数の増加が始まる。23℃から26℃になると斃死数は著しく増加すし、全体の生残比率は50%以下になり採算が取れなくなる。図5で示したように、高水温時期の前は90%以上の生残率でありながら、高水温時になると生残率は45%までに低下する。高水温時におけるアナゴ斃死数の内、85%は90g以下の幼魚から若魚である。明らかに高水温が要因の斃死である。体力のない幼魚(30g以下)又は若魚(40gから90g)が大量に斃死する。
斃死したアナゴの細胞を採取し検査したところ、目の表面、鰓等に滑走細菌がいることが判明した。滑走細菌症になると、鰓につくと呼吸困難となり斃死する。また、外傷を中心にした症状が発生し、頭部や胴体等が腫れたり、えぐれたり爛れたりする。その要因として、滑走細菌は、18℃以上になると活発になり水温が高くなるほどより活発になることが分かった。環境の変化、つまり水温が高くなるにつれて、体力のない幼生又は稚魚又は幼魚の体表の粘膜状態が悪くなり、体力の弱ったものから、滑走細菌が体表に付き、外傷が発生する。一方で、アナゴに関する薬品は一切なく薬事法で使用することはできない。
また、斃死の理由の1つとして、ガス病の発生によることも判明した。ガス病とは、生簀内の海水に窒素が多く含まれることにより、毛細血管に空気が入ると目が出目金のようになる症状や鰓呼吸が困難になる症状であり、それが原因となって斃死する。
また、循環式なので、給餌(生餌)に発生する脂が生簀内に溜まってしまうという問題もある。
一方、循環式陸上養殖では、加熱及び冷却により海水温を調整できるが、年間を通じて18°C〜20°Cの一定水温に維持する場合は、大量のエネルギーを消費するため、設備負担や全体のエネルギー消費の負担費が大きくアナゴの価格相場(市場価格2,000円〜2,500円)から考えるとランニングコストが掛り過ぎて採算性が悪い。
深層水を利用する流水式陸上施設では、設備費及び深層水を汲み上げる設備費用等の負担及び吸上げ時に大量のエネルギーを消費するため、全体のエネルギー消費の負担費が大きくアナゴの価格相場(市場価格2,000円〜2,500円)から考えるとランニングコストが掛り過ぎて採算性が悪い。また、深層水を利用する陸上施設は、立地条件等があり、場所が限られる。
なお、海面養殖は高水温時に不向きであるため、海面養殖において実施された例が報告されていない。
従って、本発明の目的は、アナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を極めて高い生存率で飼育でき、かつ、エネルギーの消費を削減でき、さらに、高水温時期に発生する細菌を薬品以外で細菌処理し、幼生又は稚魚又は幼魚の体力を強化できる生理活性化が必要である。また、生簀内の海水に含まれる窒素を空気中に放出させ、給餌に発生する脂を処理できるアナゴの養殖生簀及びアナゴの養殖方法を提供するものである。
本発明のアナゴの養殖生簀は、上記の目的を達成するため、海水を循環させながら生簀内でアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を養殖するアナゴの養殖生簀であって、前記海水を濾過する濾過装置と、前記濾過装置で濾過された海水に対してオゾンを発生させて殺菌するオゾン発生装置と、前記オゾン発生装置で殺菌された海水を加温する加温装置と、前記加温装置及び前記オゾン発生装置で加温・殺菌された海水を前記生簀に供給する海水供給ポンプと、前記海水供給ポンプで前記生簀に供給する際に海水に対してナノバブルを発生させてオゾンナノ海水とするオゾンナノノズル装置と、前記オゾンナノ海水に酸素を供給する気泡ナノノズル装置とからなり、前記生簀から排出された海水は、前記濾過装置に供給されて循環されることを特徴とする。
以上の構成において、前記加温装置は、前記海水を20℃〜28℃まで加熱することを特徴とする。
また、前記生簀は、メイン生簀とサブ生簀とからなることを特徴とする。
また、前記メイン生簀は、前記サブ生簀に通じる開口部を有することを特徴とする。
また、前記メイン生簀は、オゾンナノ海水叩き受台を有することを特徴とする。
また、前記メイン生簀は、床が二重床底の構造であることを特徴とする。
また、前記二重床底は、上部床面がメッシュ状の構造であることを特徴とする。
また、前記上部床面には、光を遮断するシート状物がウナギ目アナゴ科類の寝床として設けられていることを特徴とする。
また、沈殿槽と濾過槽及び貯水槽に脂吸着マットを設けていることを特徴とする。
また、本発明は、上記の目的を達成するため、冬から春にかけて捕獲したアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を生簀内の海水に投入し、前記生簀内の海水をナノノズルによってオゾンナノ海水と微細気泡オゾンナノ海水に変化させ、冬時期の海水を5日〜10日かけて20℃〜28℃まで加熱して高水温環境とし、前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を3ヶ月間飼育し、前記高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にナノ海水により生残率を向上させる、ことを特徴とするアナゴの養殖方法を提供する。
また、本発明は、冬から春にかけて捕獲したアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を循環式海水養殖生簀内の海水に投入し、前記生簀内の海水をナノノズルによってオゾンナノ海水と微細気泡オゾンナノ海水に変化させ、冬時期の海水を5日〜10日かけて20℃〜28℃まで加熱して高水温環境とし、前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を3ヶ月間飼育し、前記高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にナノ海水により生残率を向上させ、夏時期に水温調整ができない流水式陸上施設に移行し養殖する、ことを特徴とするアナゴの養殖方法を提供する。
また、本発明は、冬から春にかけて捕獲したアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を循環式海水養殖生簀内の海水に投入し、前記生簀内の海水をナノノズルによってオゾンナノ海水と微細気泡オゾンナノ海水に変化させ、冬時期の海水を5日〜10日かけて20℃〜28℃まで加熱して高水温環境とし、前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を3ヶ月間飼育し、前記高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にナノ海水により生残率を向上させ、夏時期に水温調整ができない海面養殖施設に移行し養殖する、ことを特徴とするアナゴの養殖方法を提供する。
本発明は、以上のように構成されるので、20℃以上のナノ海水で3ヶ月間飼育されたアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚は、オゾンナノ海水と微細気泡ナノ海水効果により高い水温条件にも関わらず生残率の高い飼育をすることができる。この循環式ナノ海水養殖生簀で飼育されたアナゴは、流水式においては夏場の海水温時には大量の斃死を改善できる。
本発明の実施の形態に係るアナゴの養殖生簀の全体構成図である。循環式海水養殖生簀構成図である。 メイン生簀とサブ生簀の詳細図である。 オゾンナノ海水叩き受台の説明図である。 二重床底部と床受台及び気泡ナノノズルの詳細図である。 流水式養殖生簀における平成18年度と平静19年度のアナゴの斃死数を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係るアナゴの養殖生簀及びアナゴの養殖方法を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るアナゴの養殖生簀の全体構成図である。
図に示すように、このアナゴの養殖生簀は、給水装置4から供給される海水を循環させながらメイン生簀1内でアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を養殖する養殖生簀である。
この養殖生簀は、給水装置4から供給された海水を濾過する濾過装置5と、この濾過装置5で濾過された海水を貯水する貯水槽6と、貯水層6で貯水した海水に対してオゾンを発生させて殺菌するオゾン発生装置19と、オゾン発生装置19で殺菌された海水を20℃〜28℃まで加温する加温装置7と、加温装置7とオゾン発生装置19で加温・殺菌された海水をメイン生簀1に供給する海水供給ポンプ8と、海水供給ポンプ8でメイン生簀1に供給された海水に対してナノバブルを発生させ自然海水をオゾンナノ海水とするオゾンナノノズル装置9と、メイン生簀1内のオゾンナノ海水をポンプ13を通して結合パイプ13aで気泡ナノノズル13cへ供給すると同時にエアーホース13bを通じてエアーを気泡ナノノズル13cへ供給して微細気泡ナノ海水にする構成になっている。
なお、メイン生簀1に隣接してサブ生簀2が設けられている。このサブ生簀2は、メイン生簀1では養殖できないアナゴの稚魚又は幼魚を選別して養殖を行うものである。
以上の構成において、メイン生簀1およびサブ生簀2から排出されたナノ海水は、排水パイプ14および配管18を通じてポンプ17で沈殿槽15に戻され、ポンプ17で再度濾過装置5と貯水槽6に供給されて装置内を循環する。なお、この濾過装置5と貯水槽6と沈殿槽15とには、いずれも、脂吸着マットが設けられ、この脂吸着マットによって給餌の餌から発生し循環する海水と共に浮遊する脂を吸着するようにしている。
なお、メイン生簀1には、アナゴの寝床11と、二重床底部12及び二重床底受台12aと、メイン生簀1の汚物を前述した沈殿槽15に排出する排水パイプ14及びポンプ17と、サブ生簀2に連通する選別開口部3とが設けられている。
オゾンナノノズル装置9は、多量のイオン類に包まれているオゾン海水にオゾンナノバブルを発生させる装置である。オゾンナノバブルを含んだ海水の場合は、極めて長期にわたってオゾン海水としての効果を維持できる。
通常のオゾン海水は、1〜2時間でオゾンの効果はなくなるが、オゾンナノバブルの場合は、1ヶ月以上にわたってオゾンを保持することに成功している。このことから、薬品に頼らない細菌殺菌効果がある。
また、皮膚等への優れた浸透能力も実証されており、表面のみでなくより内部へ作用を及ばす。このように、オゾンナノバブルを含む海水は、魚介類の環境変化に対する適応性を向上させることができる。
オゾンナノノズル装置9から出るオゾンナノ海水は、オゾンナノ海水叩き受台20に叩き付けられ、空気中に窒素を放出させてメイン生簀1に注入される。
気泡ナノノズル13cは、オゾンナノノズル装置9で出来たオゾンナノバブルを更に酸素ナノバブルに変成させるものであり、オゾンナノバブルを酸素ナノバブルに変成させることにより、生理活性効果をもたらす。よって、魚介類の環境変化に対する適応性を向上させ、衰弱した魚介類を急速に回復する効果がある。なお、酸素ナノバブルは、皮膚等への優れた浸透能力が実証されており、表面のみでなくより内部へ作用を及ばすことなどが報告されている。
本発明では、これらの点に着目し、オゾン発生装置で発生したオゾンで海水を殺菌し、殺菌された海水を、オゾンナノノズル装置9によりオゾンナノ海水化し、気泡ナノノズル13cにより微細気泡ナノ海水化し、その殺菌効果と生理活性効果によってアナゴの環境変化に対する適応性や体調を向上させ、かつ、加温装置7で海水を加温することにより、アナゴの温度に対する耐性を向上させるようにしたものである。
図2は、メイン生簀1とサブ生簀2の詳細図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は、メイン生簀1に設けられた選別開口部3をメイン生簀1からサブ生簀2側に向けて見た図、図2(c)は、選別開口部3の詳細を示す断面図である。
アナゴは夜行性であり、昼間は寝床からは出てこない。メイン生簀1に投入されたアナゴの稚魚又は幼魚は、投入後に養殖に適さない場合には、2日〜14日で昼間にアナゴの寝床から出て海水の表面を円形の流れに沿って泳ぐ習性がある。このため、メイン生簀1からサブ生簀2へと移行できるように開口部を設けた。但し、夜間は養殖できるアナゴが寝床から出てくるため。開口は昼間の時間帯に限る。アナゴは夜行性なので光を遮断できるシート状の物をアナゴの寝床11とし、図に示すように、メイン生簀1及びサブ生簀2に1ヶ所以上配置する。
図3は、オゾンナノ海水叩き受台20を説明するための図である。図3(a)は、その模式図、図3(b)は、図3(a)の丸い円Aで囲った部分の正面側からの拡大図、図3(c)は、図3(b)の側面図である。
図3(c)に示すように、オゾンナノ海水叩き受台20は三角形状の柱体であり、底部20aと背部20bは板状からなり、傾斜部20cは細かいメッシュ状網から構成されている。オゾンナノノズル装置9から出るオゾンナノ海水をこのオゾンナノ海水叩き受台20に叩き付けることにより、空気中に窒素を放出させる。
このオゾンナノ海水叩き受台20でオゾンナノ海水を叩き付けるのは、ガス病への対策である。強力なポンプ等の吸引力で窒素ガスが発生し、生簀内の海水に窒素が多く含まれることがある。窒素が多く含まれるとガス病が発生しアナゴの斃死に繋がる。
この解決策として、本発明では、海水供給ポンプ8から出る海水を直接生簀内に注入するのではなく、海水供給ポンプ8から出る海水を一度オゾンナノ海水叩き受台20に受けて海水を叩きつけることにより、海水に含まれた窒素を空気中に放出させてからメイン生簀1に注入するようにした。
図4は、二重床底部12と気泡ナノノズル13cの詳細図である。図4(a)はその概略平面図、図4(b)は概略断面構成図である。
アナゴは底魚のため底面に十分な酸素が必要であり、且つシート状のアナゴの寝床11内は酸素不足になるので、上部床12aと下部床12bの二重床からなる二重床底部12とし、上部床12aを二重床底受台12cで受けて二重底にし、上部床12aと下部床12bに海流が流れるような構成として二重床底部12が酸素不足にならいようにする。
また、アナゴは底魚であるため、二重底の上部床12aはメッシュ状の床面にして酸素が流動できる構造にしている。また、ポンプ13の結合パイプ13aを通じてメイン生簀1内のオゾンナノ海水を気泡ナノノズル13cに注入すると同時に、エアーホース13bを通じてエアーを気泡ナノノズル13cに注入することにより、生簀内のオゾンナノ海水を更に微細気泡ナノ海水に変成させる。これにより、メイン生簀1全体が攪拌され、メイン生簀1の底面が酸素不足になるのを防ぐことができる。
以上の生簀を用いたアナゴの養殖方法は、以下の通りである。
(1)冬から春(12月頃〜翌年5月頃まで)にかけて捕獲したアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を上記した循環式の海メイン生簀1内の海水に投入し、メイン生簀1内の海水をオゾンナノノズル装置9によってオゾンナノ海水に変化させ、メイン生簀1内のオゾンナノ海水を気泡ナノノズル13cによって微細気泡オゾンナノ海水に変化させ、冬時期の海水を5日〜10日かけて20℃〜28℃まで加温装置7で加熱して高水温環境とし、高水温環境の中でアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を3ヶ月間飼育する。また、幼生又は稚魚又は幼魚の捕獲時期によっては自然海水温が20℃を超える時期まで前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を飼育し、高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にオゾンナノ海水と微細気泡オゾンナノ海水により生残率を向上させ、夏時期に水温調整ができない流水式陸上施設に移行し養殖する。
(2)冬から春(12月頃〜翌年5月頃まで)にかけて捕獲したアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を上記した循環式のメイン生簀1内の海水に投入し、メイン生簀1内の海水をオゾンナノノズル装置9によってオゾンナノ海水に変化させ、メイン生簀1内のオゾンナノ海水を気泡ナノノズル13cによって微細気泡オゾンナノ海水に変化させ、冬時期の海水を5日〜10日かけて20℃〜28℃まで加温装置7で加熱して高水温環境とし、高水温環境の中でアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を3ヶ月間飼育する。また、幼生又は稚魚又は幼魚の捕獲時期によっては自然海水温が20℃を超える時期まで前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を飼育し、高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にオゾンナノ海水と微細気泡オゾンナノ海水により生残率を向上させ、夏時期に水温調整ができない海面養殖施設に移行し養殖する。
なお、幼生又は稚魚又は幼魚の捕獲時期によっては自然海水温が20℃を超える時期まで前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を飼台し、前記高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にオゾンナノ海水と微細気泡ナノ海水により生残率を向上させ、夏時期に水温調整ができない海面養殖施設に移行し養殖する
<試験例>
平均水温25℃の1000L(リットル)の循環式養殖生簀に、家庭用海水ポンプにナノノズル(株式会社中田コーティング製)を直結したナノバブル発生装置を設置し、平均体重30gのマアナゴ200尾(総体重6kg)の稚魚又は幼魚を収容し、飼料には生餌を用い、1日1回飽食給与して90日間飼育(2016年1月12日〜4月11日)した。
その結果、実験終了時におけるマアナゴの総体重は12kgとなった。生残率は、97%であった。従来の大規模養殖において、23℃を超えると斃死数が増加を始め、24℃〜25℃になると斃死数が急増し、生残率が45%までに低下した事実があるが、この実験によって、生存率の画期的な向上を図ることができた。
これは、海水を極めの細かいナノ海水にし、幼生又は稚魚又は幼魚の段階で高水温に馴染ますことで、海水温に対する耐性が培われ、90%以上の生残率の成果をもたらしたものと考えられる。これにより、海水を冷却する必要がなくなり、コスト削減ができ、陸上養殖と海面養殖を結合した養殖方法が可能になる。
<まとめ>
このように、20℃以上のナノ海水で3ヶ月間飼育されたアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚は、ナノ海水効果により高い水温条件にも関わらず生残率の高い飼育をすることができると共に夏時期の海面にアナゴを移行しても海面養殖が可能となる。
なお、海面ではアナゴ養殖の参考例及び成功例はないが、この循環式の海水養殖生簀と、例えば特許第5936005号公報に記載されるところの海面での回転養殖生簀を組み合せることによりアナゴの海面養殖が可能となる。
この開発により、従来にはない、流水式養殖や海面養殖におけるアナゴの養殖が実現できる。また、他種稚魚類並びに貝類の養殖も実現できる。
1 メイン生簀
2 サブ生簀
3 選別開口部
4 給水装置
5 濾過装置
6 貯水槽
7 加温装置
8 海水供給ポンプ
9 オゾンナノノズル装置
11 アナゴの寝床
12 二重床底部
12a 二重床底受台
13 ポンプ
13a 結合パイプ
13b エアーホース
13c 気泡ナノノズル
14 排水パイプ
15 沈殿槽
17 ポンプ
18 配管
19 オゾン発生装置
20 オゾンナノ海水叩き受台

Claims (11)

  1. 海水を循環させながら生簀内でアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を養殖するアナゴの養殖生簀であって、
    前記海水を濾過する濾過装置と、前記濾過装置で濾過された海水に対してオゾンを発生させて殺菌するオゾン発生装置と、前記オゾン発生装置で殺菌された海水を加温する加温装置と、前記加温装置及び前記オゾン発生装置で加温・殺菌された海水を前記生簀に供給する海水供給ポンプと、前記海水供給ポンプで前記生簀に供給する際に海水に対してナノバブルを発生させてオゾンナノ海水とするオゾンナノノズル装置と、前記オゾンナノ海水に酸素を供給する気泡ナノノズル装置とからなり、前記生簀から排出された海水は、前記濾過装置に供給されて循環されることを特徴とするアナゴの養殖生簀。
  2. 前記加温装置は、前記海水を20℃〜28℃まで加熱することを特徴とする請求項1に記載のアナゴの養殖生簀。
  3. 前記生簀は、メイン生簀とサブ生簀とからなることを特徴とする請求項1に記載のアナゴの養殖生簀。
  4. 前記メイン生簀は、前記サブ生簀に通じる開口部を有することを特徴とする請求項3に記載のアナゴの養殖生簀。
  5. 前記メイン生簀は、オゾンナノ海水叩き受台を有することを特徴とする請求項3又は4に記載のアナゴの養殖生簀。
  6. 前記メイン生簀は、床が二重床底の構造であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のアナゴの養殖生簀。
  7. 前記二重床底は、上部床面がメッシュ状の構造であることを特徴とする請求項6に記載のアナゴの養殖生簀。
  8. 前記上部床面には、光を遮断するシート状物がウナギ目アナゴ科類の寝床として設けられていることを特徴とする請求項7に記載のアナゴの養殖生簀。
  9. 冬から春にかけて捕獲したアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を生簀内の海水に投入し、前記生簀内の海水をナノノズルによってオゾンナノ海水と微細気泡オゾンナノ海水に変化させ、冬時期の海水を5日〜10日かけて20℃〜28℃まで加熱して高水温環境とし、前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を3ヶ月間飼育し、前記高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にナノ海水により生残率を向上させる、ことを特徴とするアナゴの養殖方法。
  10. 冬から春にかけて捕獲したアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を循環式海水養殖生簀内の海水に投入し、前記生簀内の海水をナノノズルによってオゾンナノ海水と微細気泡オゾンナノ海水に変化させ、冬時期の海水を5日〜10日かけて20℃〜28℃まで加熱して高水温環境とし、前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を3ヶ月間飼育し、前記高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にナノ海水により生残率を向上させ、夏時期に水温調整ができない流水式陸上施設に移行し養殖する、ことを特徴とするアナゴの養殖方法。
  11. 冬から春にかけて捕獲したアナゴの幼生又は稚魚又は幼魚を循環式海水養殖生簀内の海水に投入し、前記生簀内の海水をナノノズルによってオゾンナノ海水と微細気泡オゾンナノ海水に変化させ、冬時期の海水を5日〜10日かけて20℃〜28℃まで加熱して高水温環境とし、前記高水温環境の中で前記幼生又は稚魚又は幼魚を3ヶ月間飼育し、前記高水温に耐えられるように幼生又は稚魚又は幼魚の段階で体感させると同時にナノ海水により生残率を向上させ、夏時期に水温調整ができない海面養殖施設に移行し養殖する、ことを特徴とするアナゴの養殖方法。
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