JP2002010723A - 魚介類養殖装置 - Google Patents
魚介類養殖装置Info
- Publication number
- JP2002010723A JP2002010723A JP2000195147A JP2000195147A JP2002010723A JP 2002010723 A JP2002010723 A JP 2002010723A JP 2000195147 A JP2000195147 A JP 2000195147A JP 2000195147 A JP2000195147 A JP 2000195147A JP 2002010723 A JP2002010723 A JP 2002010723A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- culture
- water
- fish
- cultivation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/30—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
- Y02W10/37—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy
Landscapes
- Cultivation Of Seaweed (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数種の魚介類を閉鎖された同一系内の陸上
養殖場で同時に安定した状態で養殖を継続することがで
きる魚介類養殖装置を提供する。 【解決手段】 魚介類養殖装置11は第1養殖水槽12
と、第2養殖水槽13と、第3養殖水槽14と、微生物
分解槽15と、餌料培養槽16と、海藻培養槽17と、
動物プランクトン培養槽18と、有用餌料生物養殖槽1
9と、珪藻培養槽20と、光源21と、配合飼料とを備
えている。第1養殖水槽12と、第2養殖水槽13と、
第3養殖水槽14とは循環パイプ23により連結され、
養殖海水は第1養殖水槽12と、第2養殖水槽13と、
第3養殖水槽14との間を移動している。
養殖場で同時に安定した状態で養殖を継続することがで
きる魚介類養殖装置を提供する。 【解決手段】 魚介類養殖装置11は第1養殖水槽12
と、第2養殖水槽13と、第3養殖水槽14と、微生物
分解槽15と、餌料培養槽16と、海藻培養槽17と、
動物プランクトン培養槽18と、有用餌料生物養殖槽1
9と、珪藻培養槽20と、光源21と、配合飼料とを備
えている。第1養殖水槽12と、第2養殖水槽13と、
第3養殖水槽14とは循環パイプ23により連結され、
養殖海水は第1養殖水槽12と、第2養殖水槽13と、
第3養殖水槽14との間を移動している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばアコヤ
貝、ヒラメ、鮑の3種の魚介類を陸上における同一の閉
鎖された系内で養殖するための魚介類養殖装置を提供す
ることにある。
貝、ヒラメ、鮑の3種の魚介類を陸上における同一の閉
鎖された系内で養殖するための魚介類養殖装置を提供す
ることにある。
【0002】
【従来の技術】魚介類の養殖として、例えばアコヤ貝、
ヒラメ、鮑等が挙げられる。これら魚介類の養殖は殆ど
が海面養殖又は臨海の掛け流し式陸上養殖により行われ
ている。その海面養殖又は掛け流し式陸上養殖方法は海
洋水に依存して行われているため、その海面養殖又は掛
け流し式陸上養殖が行われる海洋の汚染、海水の温度変
化、原虫又はウィルス等の様々な海洋に依存する原因に
魚介類の生産量が左右される。また、過密養殖による魚
病の発生、原虫又はウィルス駆除のための薬剤投与、魚
介類からの排出物等はそのまま海洋に流されるため、そ
の養殖場における水質汚染や、魚病の発生等が問題とな
っている。
ヒラメ、鮑等が挙げられる。これら魚介類の養殖は殆ど
が海面養殖又は臨海の掛け流し式陸上養殖により行われ
ている。その海面養殖又は掛け流し式陸上養殖方法は海
洋水に依存して行われているため、その海面養殖又は掛
け流し式陸上養殖が行われる海洋の汚染、海水の温度変
化、原虫又はウィルス等の様々な海洋に依存する原因に
魚介類の生産量が左右される。また、過密養殖による魚
病の発生、原虫又はウィルス駆除のための薬剤投与、魚
介類からの排出物等はそのまま海洋に流されるため、そ
の養殖場における水質汚染や、魚病の発生等が問題とな
っている。
【0003】そこで、近年の養殖業においては、陸上に
建設され、海洋から遮断された陸上養殖場でヒラメ等の
養殖が行われるようになってきている。その陸上養殖場
は完全に閉鎖された状態で陸上に建設されているため、
魚介類の生産量が海洋汚染等の海洋に依存することなく
安定している。また、養殖場で排出される排出物や排水
等が海洋に流出するのが防止され、海洋汚染の防止が図
られる。
建設され、海洋から遮断された陸上養殖場でヒラメ等の
養殖が行われるようになってきている。その陸上養殖場
は完全に閉鎖された状態で陸上に建設されているため、
魚介類の生産量が海洋汚染等の海洋に依存することなく
安定している。また、養殖場で排出される排出物や排水
等が海洋に流出するのが防止され、海洋汚染の防止が図
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の陸上
養殖場においては、複数の魚介類を同時に養殖しようと
する場合、例えばヒラメの養殖水槽に鮑を入れ、そのヒ
ラメと鮑とを同一系内で安定した状態で養殖すること
は、水温の違い、餌料の違い等の様々な理由により困難
であった。しかも、魚介類の排泄物等によって環境が汚
染されないように配慮して養殖を継続することはできな
かった。
養殖場においては、複数の魚介類を同時に養殖しようと
する場合、例えばヒラメの養殖水槽に鮑を入れ、そのヒ
ラメと鮑とを同一系内で安定した状態で養殖すること
は、水温の違い、餌料の違い等の様々な理由により困難
であった。しかも、魚介類の排泄物等によって環境が汚
染されないように配慮して養殖を継続することはできな
かった。
【0005】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、複数種の魚介類を閉鎖された同一系内の陸
上養殖場で同時に安定した状態で養殖を継続することが
できる魚介類養殖装置を提供することにある。
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、複数種の魚介類を閉鎖された同一系内の陸
上養殖場で同時に安定した状態で養殖を継続することが
できる魚介類養殖装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の魚介類養殖装置は、養殖
水と二枚貝を収容するとともに、その二枚貝を養殖する
ための第1養殖水槽と、養殖水と魚類、甲殻類又は軟体
動物を収容するとともに、その魚類、甲殻類又は軟体動
物を養殖するための第2養殖水槽と、前記第1及び第2
養殖水槽と連結され、同第1及び第2養殖水槽内で生じ
た養殖水中に含まれる二枚貝及び魚類、甲殻類又は軟体
動物の排泄物等が供給可能に設けられるとともに、その
排泄物等を分解して分解処理水を生成する微生物分解槽
と、前記微生物分解槽と連結され、同微生物分解槽内で
生成された分解処理水が供給可能に設けられるととも
に、その分解処理水を栄養源として第1養殖水槽中の二
枚貝に供給するための餌料液を培養する餌料培養槽と、
前記餌料培養槽に光を照射するための光源と、前記第2
養殖水槽の魚類、甲殻類又は軟体動物に供給される配合
飼料とを備え、第1養殖水槽と第2養殖水槽との間で養
殖水を移動可能とし、第1養殖水槽又は第2養殖水槽
と、微生物分解槽と、餌料培養槽の間で循環系を構成し
たものである。
めに、請求項1に記載の発明の魚介類養殖装置は、養殖
水と二枚貝を収容するとともに、その二枚貝を養殖する
ための第1養殖水槽と、養殖水と魚類、甲殻類又は軟体
動物を収容するとともに、その魚類、甲殻類又は軟体動
物を養殖するための第2養殖水槽と、前記第1及び第2
養殖水槽と連結され、同第1及び第2養殖水槽内で生じ
た養殖水中に含まれる二枚貝及び魚類、甲殻類又は軟体
動物の排泄物等が供給可能に設けられるとともに、その
排泄物等を分解して分解処理水を生成する微生物分解槽
と、前記微生物分解槽と連結され、同微生物分解槽内で
生成された分解処理水が供給可能に設けられるととも
に、その分解処理水を栄養源として第1養殖水槽中の二
枚貝に供給するための餌料液を培養する餌料培養槽と、
前記餌料培養槽に光を照射するための光源と、前記第2
養殖水槽の魚類、甲殻類又は軟体動物に供給される配合
飼料とを備え、第1養殖水槽と第2養殖水槽との間で養
殖水を移動可能とし、第1養殖水槽又は第2養殖水槽
と、微生物分解槽と、餌料培養槽の間で循環系を構成し
たものである。
【0007】請求項2に記載の発明の魚介類養殖装置
は、養殖水と魚類、甲殻類又は軟体動物を収容するとと
もに、その魚類、甲殻類又は軟体動物を養殖するための
第2養殖水槽と、養殖水と巻貝を収容するとともに、そ
の巻貝を養殖するための第3養殖水槽と、前記第2及び
第3養殖水槽と連結され、同第2及び第3養殖水槽内で
生じた養殖水中に含まれる巻貝及び魚類、甲殻類又は軟
体動物の排泄物等が供給可能に設けられるとともに、そ
の排泄物等を分解して分解処理水を生成する微生物分解
槽と、前記微生物分解槽と連結され、同微生物分解槽内
で生成された分解処理水が供給可能に設けられるととも
に、その分解処理水により第3養殖水槽中の巻貝に供給
するための海藻を培養する海藻培養槽と、前記海藻培養
槽に光を照射するための光源と、前記第2養殖水槽の魚
類、甲殻類又は軟体動物に供給される配合飼料とを備
え、第2養殖水槽と第3養殖水槽との間で養殖水を移動
可能とし、第2養殖水槽及び第3養殖水槽と、微生物分
解槽と、海藻培養槽との間で循環系を構成したものであ
る。
は、養殖水と魚類、甲殻類又は軟体動物を収容するとと
もに、その魚類、甲殻類又は軟体動物を養殖するための
第2養殖水槽と、養殖水と巻貝を収容するとともに、そ
の巻貝を養殖するための第3養殖水槽と、前記第2及び
第3養殖水槽と連結され、同第2及び第3養殖水槽内で
生じた養殖水中に含まれる巻貝及び魚類、甲殻類又は軟
体動物の排泄物等が供給可能に設けられるとともに、そ
の排泄物等を分解して分解処理水を生成する微生物分解
槽と、前記微生物分解槽と連結され、同微生物分解槽内
で生成された分解処理水が供給可能に設けられるととも
に、その分解処理水により第3養殖水槽中の巻貝に供給
するための海藻を培養する海藻培養槽と、前記海藻培養
槽に光を照射するための光源と、前記第2養殖水槽の魚
類、甲殻類又は軟体動物に供給される配合飼料とを備
え、第2養殖水槽と第3養殖水槽との間で養殖水を移動
可能とし、第2養殖水槽及び第3養殖水槽と、微生物分
解槽と、海藻培養槽との間で循環系を構成したものであ
る。
【0008】請求項3に記載の発明の魚介類養殖装置
は、請求項1に記載の発明において、前記第2養殖水槽
及び微生物分解槽と連結され、養殖水と巻貝を収容して
その巻貝を養殖するとともに、養殖水中に含まれる巻貝
の排泄物等を微生物分解槽に供給可能に設けられる第3
養殖水槽と、前記微生物分解槽と連結され、同微生物分
解槽内で生成された分解処理水が供給可能に設けられる
とともに、その分解処理水により第3養殖水槽中の巻貝
に供給するための海藻を培養する海藻培養槽とを備え、
第2養殖水槽と第3養殖水槽との間で養殖水を移動可能
とし、第1養殖水槽、第2養殖水槽及び第3養殖水槽
と、微生物分解槽と、餌料培養槽と、海藻培養槽との間
で養殖水を循環可能に構成したものである。
は、請求項1に記載の発明において、前記第2養殖水槽
及び微生物分解槽と連結され、養殖水と巻貝を収容して
その巻貝を養殖するとともに、養殖水中に含まれる巻貝
の排泄物等を微生物分解槽に供給可能に設けられる第3
養殖水槽と、前記微生物分解槽と連結され、同微生物分
解槽内で生成された分解処理水が供給可能に設けられる
とともに、その分解処理水により第3養殖水槽中の巻貝
に供給するための海藻を培養する海藻培養槽とを備え、
第2養殖水槽と第3養殖水槽との間で養殖水を移動可能
とし、第1養殖水槽、第2養殖水槽及び第3養殖水槽
と、微生物分解槽と、餌料培養槽と、海藻培養槽との間
で養殖水を循環可能に構成したものである。
【0009】請求項4に記載の発明の魚介類養殖装置
は、請求項3に記載の発明において、前記餌料培養槽と
連結され、同餌料培養槽内で培養された餌料液が供給可
能に設けられるとともに、その餌料液により第2養殖水
槽中の魚類、甲殻類又は軟体動物に供給するための動物
プランクトンを培養する動物プランクトン培養槽と、そ
の動物プランクトン培養槽と連結され、同動物プランク
トン培養槽内で培養された動物プランクトンが供給可能
に設けられるとともに、その動物プランクトンにより第
2養殖水槽中の魚類、甲殻類又は軟体動物に供給するた
めの有用餌料生物を養殖する有用餌料生物養殖槽とを備
えたものである。
は、請求項3に記載の発明において、前記餌料培養槽と
連結され、同餌料培養槽内で培養された餌料液が供給可
能に設けられるとともに、その餌料液により第2養殖水
槽中の魚類、甲殻類又は軟体動物に供給するための動物
プランクトンを培養する動物プランクトン培養槽と、そ
の動物プランクトン培養槽と連結され、同動物プランク
トン培養槽内で培養された動物プランクトンが供給可能
に設けられるとともに、その動物プランクトンにより第
2養殖水槽中の魚類、甲殻類又は軟体動物に供給するた
めの有用餌料生物を養殖する有用餌料生物養殖槽とを備
えたものである。
【0010】請求項5に記載の発明の魚介類養殖装置
は、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記第3養殖水槽及び微生物分解槽と連結さ
れ、微生物分解槽内で生成された分解処理水が供給可能
に設けられるとともに、その分解処理水により第3養殖
水槽中の巻貝に供給するための珪藻を培養する珪藻培養
槽とを備えたものである。
は、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発明に
おいて、前記第3養殖水槽及び微生物分解槽と連結さ
れ、微生物分解槽内で生成された分解処理水が供給可能
に設けられるとともに、その分解処理水により第3養殖
水槽中の巻貝に供給するための珪藻を培養する珪藻培養
槽とを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を3種類の魚介類
を同時に養殖可能とする魚介類養殖装置に具体化した一
実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
を同時に養殖可能とする魚介類養殖装置に具体化した一
実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、魚介類養殖装置11は
第1養殖水槽12と、第2養殖水槽13と、第3養殖水
槽14と、微生物分解槽15と、餌料培養槽16と、海
藻培養槽17と、動物プランクトン培養槽18と、有用
餌料生物養殖槽19と、珪藻培養槽20と、光源21
と、配合飼料とを備えている。
第1養殖水槽12と、第2養殖水槽13と、第3養殖水
槽14と、微生物分解槽15と、餌料培養槽16と、海
藻培養槽17と、動物プランクトン培養槽18と、有用
餌料生物養殖槽19と、珪藻培養槽20と、光源21
と、配合飼料とを備えている。
【0013】前記第1養殖水槽12は、二枚貝としての
アコヤ貝を養殖するために設けられ、アコヤ貝の稚貝を
養殖するためのアコヤ貝稚貝養殖水槽12aと、アコヤ
貝の母貝を養殖するためのアコヤ貝母貝養殖水槽12b
とより構成されている。そして、アコヤ貝母貝養殖水槽
12b及びアコヤ貝稚貝養殖水槽12aは内部に養殖水
としての養殖海水が収容され、それぞれアコヤ貝の母貝
及び稚貝を養殖することができるようになっている。な
お、本明細書における養殖は、魚介類を陸上で育てるこ
とを意味し、飼育などの表現を含む概念である。
アコヤ貝を養殖するために設けられ、アコヤ貝の稚貝を
養殖するためのアコヤ貝稚貝養殖水槽12aと、アコヤ
貝の母貝を養殖するためのアコヤ貝母貝養殖水槽12b
とより構成されている。そして、アコヤ貝母貝養殖水槽
12b及びアコヤ貝稚貝養殖水槽12aは内部に養殖水
としての養殖海水が収容され、それぞれアコヤ貝の母貝
及び稚貝を養殖することができるようになっている。な
お、本明細書における養殖は、魚介類を陸上で育てるこ
とを意味し、飼育などの表現を含む概念である。
【0014】前記第2養殖水槽13は、魚類としてのヒ
ラメを養殖するために設けられ、ヒラメの親魚を養殖す
るためのヒラメ親魚養殖水槽13aと、ヒラメの稚魚を
養殖するためのヒラメ稚魚養殖水槽13bとより構成さ
れている。そして、ヒラメ親魚養殖水槽13a及びヒラ
メ稚魚養殖水槽13bは内部に養殖水としての養殖海水
が収容され、それぞれヒラメの親魚及び稚魚を養殖する
ことができるようになっている。
ラメを養殖するために設けられ、ヒラメの親魚を養殖す
るためのヒラメ親魚養殖水槽13aと、ヒラメの稚魚を
養殖するためのヒラメ稚魚養殖水槽13bとより構成さ
れている。そして、ヒラメ親魚養殖水槽13a及びヒラ
メ稚魚養殖水槽13bは内部に養殖水としての養殖海水
が収容され、それぞれヒラメの親魚及び稚魚を養殖する
ことができるようになっている。
【0015】前記第3養殖水槽14は、巻貝としての鮑
を養殖するために設けられ、鮑の母貝を養殖するための
鮑母貝養殖水槽14aと、鮑の稚貝を養殖するための鮑
稚貝養殖水槽14bとより構成されている。そして、鮑
母貝養殖水槽14a及び鮑稚貝養殖水槽14bは内部に
養殖水としての養殖海水が収容され、それぞれ鮑の母貝
及び稚貝を養殖することができるようになっている。
を養殖するために設けられ、鮑の母貝を養殖するための
鮑母貝養殖水槽14aと、鮑の稚貝を養殖するための鮑
稚貝養殖水槽14bとより構成されている。そして、鮑
母貝養殖水槽14a及び鮑稚貝養殖水槽14bは内部に
養殖水としての養殖海水が収容され、それぞれ鮑の母貝
及び稚貝を養殖することができるようになっている。
【0016】微生物分解槽15は各養殖水槽12a、1
2b、13a、13b、14a、14b(以下、各養殖
水槽12a〜14bと示す)から排出された養殖海水中
に含まれる各種魚介類の糞尿、老廃物等の排泄物のアン
モニアを硝酸塩にまで分解する微生物分解を行なうため
に設けられている。微生物分解槽15には前記各養殖水
槽12a〜14b内で使用された養殖海水が供給される
ようになっている。この微生物分解槽15内にはでんぷ
ん分解細菌、たんぱく分解細菌、アンモニア生成細菌等
の従属栄養細菌や亜硝酸生成細菌、硝酸生成細菌等の硝
酸化成細菌(硝化細菌)が生息している。そして、従属
栄養細菌や硝酸化成細菌の微生物分解により養殖海水中
の糞尿等による汚染度や濁度を低下させた分解処理水と
しての分解処理海水を生成するようになっている。
2b、13a、13b、14a、14b(以下、各養殖
水槽12a〜14bと示す)から排出された養殖海水中
に含まれる各種魚介類の糞尿、老廃物等の排泄物のアン
モニアを硝酸塩にまで分解する微生物分解を行なうため
に設けられている。微生物分解槽15には前記各養殖水
槽12a〜14b内で使用された養殖海水が供給される
ようになっている。この微生物分解槽15内にはでんぷ
ん分解細菌、たんぱく分解細菌、アンモニア生成細菌等
の従属栄養細菌や亜硝酸生成細菌、硝酸生成細菌等の硝
酸化成細菌(硝化細菌)が生息している。そして、従属
栄養細菌や硝酸化成細菌の微生物分解により養殖海水中
の糞尿等による汚染度や濁度を低下させた分解処理水と
しての分解処理海水を生成するようになっている。
【0017】微生物分解槽15内には図示しない備長炭
が配置されている。この備長炭は脱臭作用、浄化作用、
酸化抑制作用等の機能を有している。また、備長炭内に
は有用な微生物が生息しているため、養殖海水の汚濁物
質等を微生物分解するようになっている。従って、各養
殖水槽12a〜14b内の養殖海水を安定した清浄状態
に維持することができるようになっている。
が配置されている。この備長炭は脱臭作用、浄化作用、
酸化抑制作用等の機能を有している。また、備長炭内に
は有用な微生物が生息しているため、養殖海水の汚濁物
質等を微生物分解するようになっている。従って、各養
殖水槽12a〜14b内の養殖海水を安定した清浄状態
に維持することができるようになっている。
【0018】前記餌料培養槽16は前記アコヤ貝の母貝
及び稚貝の餌料液としての植物性プランクトンを培養す
るために設けられている。その餌料培養槽16には前記
分解処理海水の一部が供給されるようになっている。前
記植物性プランクトンとしては、キートセラス及びパブ
ロバ等が挙げられ、これらは分解処理海水中に含まれる
硝酸塩を栄養源として成長、増殖すると同時に餌料培養
槽16中の硝酸塩の蓄積を防止するものである。
及び稚貝の餌料液としての植物性プランクトンを培養す
るために設けられている。その餌料培養槽16には前記
分解処理海水の一部が供給されるようになっている。前
記植物性プランクトンとしては、キートセラス及びパブ
ロバ等が挙げられ、これらは分解処理海水中に含まれる
硝酸塩を栄養源として成長、増殖すると同時に餌料培養
槽16中の硝酸塩の蓄積を防止するものである。
【0019】前記動物プランクトン培養槽18はヒラメ
の稚魚及び有用餌料生物の餌としての動物プランクトン
を培養するために設けられている。その動物プランクト
ン培養槽18には前記餌料液の一部が供給されるように
なっている。前記動物プランクトンとしてはシオミズツ
ボワムシ等が挙げられ、これらは餌料液中の前記植物性
プランクトンを餌料として成長するものである。
の稚魚及び有用餌料生物の餌としての動物プランクトン
を培養するために設けられている。その動物プランクト
ン培養槽18には前記餌料液の一部が供給されるように
なっている。前記動物プランクトンとしてはシオミズツ
ボワムシ等が挙げられ、これらは餌料液中の前記植物性
プランクトンを餌料として成長するものである。
【0020】前記有用餌料生物養殖槽19はヒラメの稚
魚及び親魚の餌としての有用餌料生物を養殖するために
設けられている。前記有用餌料生物としてはエビ類、ア
ミ類、ゴカイ、鰯、白魚、ハゼ等の小魚類が挙げられ、
これらは前記動物プランクトンを栄養源として成長する
ものである。
魚及び親魚の餌としての有用餌料生物を養殖するために
設けられている。前記有用餌料生物としてはエビ類、ア
ミ類、ゴカイ、鰯、白魚、ハゼ等の小魚類が挙げられ、
これらは前記動物プランクトンを栄養源として成長する
ものである。
【0021】前記海藻培養槽17は鮑の母貝及び稚貝の
餌としての海藻類を栽培するために設けられている。そ
の海藻培養槽17には前記分解処理海水の一部が供給さ
れるようになっている。前記海藻類としてはコンブ、ワ
カメ、アラメ等が挙げられ、これらは分解処理海水中に
含まれる硝酸塩を栄養源として成長、増殖すると同時
に、海藻培養槽17中の硝酸塩の蓄積を防止するもので
ある。前記珪藻培養槽20は鮑の稚貝の餌としての珪藻
類を培養するために設けられている。その珪藻培養槽2
0内には分解処理海水の一部が供給されるようになって
いる。前記珪藻類としては付着珪藻類が挙げられ、これ
らは分解処理海水中に含まれる硝酸塩を栄養源として成
長、増殖すると同時に、珪藻培養槽20中の硝酸塩の蓄
積を防止するものである。
餌としての海藻類を栽培するために設けられている。そ
の海藻培養槽17には前記分解処理海水の一部が供給さ
れるようになっている。前記海藻類としてはコンブ、ワ
カメ、アラメ等が挙げられ、これらは分解処理海水中に
含まれる硝酸塩を栄養源として成長、増殖すると同時
に、海藻培養槽17中の硝酸塩の蓄積を防止するもので
ある。前記珪藻培養槽20は鮑の稚貝の餌としての珪藻
類を培養するために設けられている。その珪藻培養槽2
0内には分解処理海水の一部が供給されるようになって
いる。前記珪藻類としては付着珪藻類が挙げられ、これ
らは分解処理海水中に含まれる硝酸塩を栄養源として成
長、増殖すると同時に、珪藻培養槽20中の硝酸塩の蓄
積を防止するものである。
【0022】光源21としての蛍光灯は前記餌料培養槽
16、動物プランクトン培養槽18、海藻培養槽17及
び珪藻培養槽20に光を照射するために設けられてい
る。そして、光源21から餌料培養槽16、動物プラン
クトン培養槽18、海藻培養槽17及び珪藻培養槽20
にそれぞれ光を照射することにより、植物性プランクト
ン、動物プランクトン、海藻類及び珪藻類が光合成を行
うことができるようになっている。そして、光合成とそ
れぞれ供給される栄養源とにより植物性プランクトン、
動物プランクトン、海藻類及び珪藻類が成長、増殖する
と同時に水質浄化するようになっている。
16、動物プランクトン培養槽18、海藻培養槽17及
び珪藻培養槽20に光を照射するために設けられてい
る。そして、光源21から餌料培養槽16、動物プラン
クトン培養槽18、海藻培養槽17及び珪藻培養槽20
にそれぞれ光を照射することにより、植物性プランクト
ン、動物プランクトン、海藻類及び珪藻類が光合成を行
うことができるようになっている。そして、光合成とそ
れぞれ供給される栄養源とにより植物性プランクトン、
動物プランクトン、海藻類及び珪藻類が成長、増殖する
と同時に水質浄化するようになっている。
【0023】前記アコヤ貝母貝養殖水槽12b、アコヤ
貝稚貝養殖水槽12a、ヒラメ親魚養殖水槽13a、ヒ
ラメ稚魚養殖水槽13b、鮑母貝養殖水槽14a及び鮑
稚貝養殖水槽14bとはそれぞれポンプ及び弁を介して
循環パイプ23により連結され、養殖海水は循環パイプ
23により各養殖水槽12a〜14b内を移動するよう
になっている。また、各養殖水槽12a〜14bと微生
物分解槽15とはポンプ及び弁を介してそれぞれ排出パ
イプ24により連結され、各養殖水槽12a〜14bか
ら排出された養殖海水は排出パイプ24により微生物分
解槽15へ排出されるようになっている。
貝稚貝養殖水槽12a、ヒラメ親魚養殖水槽13a、ヒ
ラメ稚魚養殖水槽13b、鮑母貝養殖水槽14a及び鮑
稚貝養殖水槽14bとはそれぞれポンプ及び弁を介して
循環パイプ23により連結され、養殖海水は循環パイプ
23により各養殖水槽12a〜14b内を移動するよう
になっている。また、各養殖水槽12a〜14bと微生
物分解槽15とはポンプ及び弁を介してそれぞれ排出パ
イプ24により連結され、各養殖水槽12a〜14bか
ら排出された養殖海水は排出パイプ24により微生物分
解槽15へ排出されるようになっている。
【0024】前記微生物分解槽15に対して餌料培養槽
16、海藻培養槽17及び珪藻培養槽20とはそれぞれ
ポンプ及び弁を介して第1供給パイプ25により連結さ
れ、微生物分解槽15で生成された分解処理海水は第1
供給パイプ25により餌料培養槽16、海藻培養槽17
及び珪藻培養槽20に供給されるようになっている。ま
た、餌料培養槽16と動物プランクトン培養槽18とは
ポンプ及び弁を介して第2供給パイプ26により連結さ
れ、餌料培養槽16で培養された餌料液は第2供給パイ
プ26により動物プランクトン培養槽18に供給される
ようになっている。さらに、餌料培養槽16とアコヤ貝
母貝養殖水槽12b及びアコヤ貝稚貝養殖水槽12aと
はポンプ及び弁を介して第3供給パイプ27により連結
され、餌料培養槽16で培養された餌料液は第3供給パ
イプ27によりアコヤ貝母貝養殖水槽12b及びアコヤ
貝稚貝養殖水槽12aそれぞれに供給されるようになっ
ている。
16、海藻培養槽17及び珪藻培養槽20とはそれぞれ
ポンプ及び弁を介して第1供給パイプ25により連結さ
れ、微生物分解槽15で生成された分解処理海水は第1
供給パイプ25により餌料培養槽16、海藻培養槽17
及び珪藻培養槽20に供給されるようになっている。ま
た、餌料培養槽16と動物プランクトン培養槽18とは
ポンプ及び弁を介して第2供給パイプ26により連結さ
れ、餌料培養槽16で培養された餌料液は第2供給パイ
プ26により動物プランクトン培養槽18に供給される
ようになっている。さらに、餌料培養槽16とアコヤ貝
母貝養殖水槽12b及びアコヤ貝稚貝養殖水槽12aと
はポンプ及び弁を介して第3供給パイプ27により連結
され、餌料培養槽16で培養された餌料液は第3供給パ
イプ27によりアコヤ貝母貝養殖水槽12b及びアコヤ
貝稚貝養殖水槽12aそれぞれに供給されるようになっ
ている。
【0025】動物プランクトン培養槽18と有用餌料生
物養殖槽19とはポンプ及び弁を介して第4供給パイプ
28により連結され、動物プランクトン培養槽18で培
養された動物プランクトンは第4供給パイプ28により
有用餌料生物養殖槽19に供給されるようになってい
る。有用餌料生物養殖槽19とヒラメ親魚養殖水槽13
a及びヒラメ稚魚養殖水槽13bとは連結されていない
が、図1に破線で示すように、有用餌料生物養殖槽19
で養殖された有用餌料生物は捕集、計量されてヒラメ親
魚養殖水槽13a及びヒラメ稚魚養殖水槽13bに供給
されるようになっている。
物養殖槽19とはポンプ及び弁を介して第4供給パイプ
28により連結され、動物プランクトン培養槽18で培
養された動物プランクトンは第4供給パイプ28により
有用餌料生物養殖槽19に供給されるようになってい
る。有用餌料生物養殖槽19とヒラメ親魚養殖水槽13
a及びヒラメ稚魚養殖水槽13bとは連結されていない
が、図1に破線で示すように、有用餌料生物養殖槽19
で養殖された有用餌料生物は捕集、計量されてヒラメ親
魚養殖水槽13a及びヒラメ稚魚養殖水槽13bに供給
されるようになっている。
【0026】また、動物プランクトン培養槽18と及び
ヒラメ稚魚養殖水槽13bとはポンプ及び弁を介して第
5供給パイプ29により連結され、動物プランクトン培
養槽18で培養された動物プランクトンは第5供給パイ
プ29によりヒラメ稚魚養殖水槽13bそれぞれに供給
されるようになっている。
ヒラメ稚魚養殖水槽13bとはポンプ及び弁を介して第
5供給パイプ29により連結され、動物プランクトン培
養槽18で培養された動物プランクトンは第5供給パイ
プ29によりヒラメ稚魚養殖水槽13bそれぞれに供給
されるようになっている。
【0027】珪藻培養槽20と鮑稚貝養殖水槽14bと
はポンプ及び弁を介して第6供給パイプ30により連結
され、珪藻培養槽20で培養された珪藻は第6供給パイ
プ30により鮑稚貝養殖水槽14bに供給されるように
なっている。海藻培養槽17と鮑母貝養殖水槽14a及
び鮑稚貝養殖水槽14bとは連結されていないが、図1
に破線で示すように、海藻培養槽17で培養された海藻
は細断、計量されて鮑母貝養殖水槽14a及び鮑稚貝養
殖水槽14bそれぞれに供給されるようになっている。
はポンプ及び弁を介して第6供給パイプ30により連結
され、珪藻培養槽20で培養された珪藻は第6供給パイ
プ30により鮑稚貝養殖水槽14bに供給されるように
なっている。海藻培養槽17と鮑母貝養殖水槽14a及
び鮑稚貝養殖水槽14bとは連結されていないが、図1
に破線で示すように、海藻培養槽17で培養された海藻
は細断、計量されて鮑母貝養殖水槽14a及び鮑稚貝養
殖水槽14bそれぞれに供給されるようになっている。
【0028】従って、魚介類養殖装置11は第1養殖水
槽12、第2養殖水槽13及び第3養殖水槽14と、微
生物分解槽15と、餌料培養槽16と、海藻培養槽17
と、動物プランクトン培養槽18と、有用餌料生物養殖
槽19と、珪藻培養槽20との間で、閉鎖された同一
系、即ち循環系を構成している。
槽12、第2養殖水槽13及び第3養殖水槽14と、微
生物分解槽15と、餌料培養槽16と、海藻培養槽17
と、動物プランクトン培養槽18と、有用餌料生物養殖
槽19と、珪藻培養槽20との間で、閉鎖された同一
系、即ち循環系を構成している。
【0029】魚介類養殖装置11には養殖海水として使
用される人工海水を製造し、貯留するための人工海水貯
槽31が設置されている。人工海水は人工海水用塩を電
子水に溶解したものである。電子水は、人工海水貯槽3
1の近傍に設置された電子水生成装置32から供給され
る。なお、養殖海水として自然海水を用いてもよい。人
工海水貯槽31はポンプ及び弁を介して前記循環パイプ
23と連結され、人口海水を循環パイプ23に供給し
て、その循環パイプ23により各養殖水槽12a〜14
bへ人口海水を供給可能になっている。前記人工海水用
塩としてはマリン・エッセンス(日本家庭用塩 株式会
社製)を使用した。
用される人工海水を製造し、貯留するための人工海水貯
槽31が設置されている。人工海水は人工海水用塩を電
子水に溶解したものである。電子水は、人工海水貯槽3
1の近傍に設置された電子水生成装置32から供給され
る。なお、養殖海水として自然海水を用いてもよい。人
工海水貯槽31はポンプ及び弁を介して前記循環パイプ
23と連結され、人口海水を循環パイプ23に供給し
て、その循環パイプ23により各養殖水槽12a〜14
bへ人口海水を供給可能になっている。前記人工海水用
塩としてはマリン・エッセンス(日本家庭用塩 株式会
社製)を使用した。
【0030】各養殖水槽12a〜14b、海藻培養槽1
7、微生物分解槽15、有用餌料生物養殖槽19及び人
工海水貯槽31にはそれぞれポンプを介して濾過器33
が接続されている。そして、ポンプにより各養殖水槽1
2a〜14b内の養殖海水、海藻培養槽17内の培養
水、微生物分解槽15内の分解処理海水、有用餌料生物
養殖槽19内の養殖水及び人工海水貯槽31内の人口海
水は濾過器33内に供給されるようになっている。そし
て、濾過器33内の濾過材により浄化されるとともに、
カルシウムやミネラル類が補給されるようになってい
る。
7、微生物分解槽15、有用餌料生物養殖槽19及び人
工海水貯槽31にはそれぞれポンプを介して濾過器33
が接続されている。そして、ポンプにより各養殖水槽1
2a〜14b内の養殖海水、海藻培養槽17内の培養
水、微生物分解槽15内の分解処理海水、有用餌料生物
養殖槽19内の養殖水及び人工海水貯槽31内の人口海
水は濾過器33内に供給されるようになっている。そし
て、濾過器33内の濾過材により浄化されるとともに、
カルシウムやミネラル類が補給されるようになってい
る。
【0031】前記濾過材は粉炭(備長炭)層、牡蠣殻
層、種菌濾過材層、サンゴ(粒)層、サンゴ石層、イズ
カライト層、硅砂層、セラミックボール層及び麦飯石層
を積層して形成されている。なお、濾過材内の各濾過層
の積層順序は適宜組み替えてもよい。
層、種菌濾過材層、サンゴ(粒)層、サンゴ石層、イズ
カライト層、硅砂層、セラミックボール層及び麦飯石層
を積層して形成されている。なお、濾過材内の各濾過層
の積層順序は適宜組み替えてもよい。
【0032】各養殖水槽12a〜14b、海藻培養槽1
7及び有用餌料生物養殖槽19に接続された各濾過器3
3にはそれぞれ熱交換器34が接続され、各濾過器33
により濾過された濾過水は熱交換器34により所定の温
度に調整されて各養殖水槽12a〜14b、海藻培養槽
17及び有用餌料生物養殖槽19へ供給されるようにな
っている。
7及び有用餌料生物養殖槽19に接続された各濾過器3
3にはそれぞれ熱交換器34が接続され、各濾過器33
により濾過された濾過水は熱交換器34により所定の温
度に調整されて各養殖水槽12a〜14b、海藻培養槽
17及び有用餌料生物養殖槽19へ供給されるようにな
っている。
【0033】各養殖水槽12a〜14b、微生物分解槽
15、餌料培養槽16、海藻培養槽17、動物プランク
トン培養槽18、有用餌料生物養殖槽19、珪藻培養槽
20及び人工海水貯槽31には、それぞれ図示しない電
子エアー発生装置に接続されたエアー供給管35が引き
込まれている。そして、電子エアー発生装置により発生
した電子エアーをエアー供給管35から送り出し、各養
殖水槽12a〜14b、微生物分解槽15、餌料培養槽
16、海藻培養槽17、動物プランクトン培養槽18、
有用餌料生物養殖槽19、珪藻培養槽20及び人工海水
貯槽31内の曝気処理を行うことができるようになって
いる。
15、餌料培養槽16、海藻培養槽17、動物プランク
トン培養槽18、有用餌料生物養殖槽19、珪藻培養槽
20及び人工海水貯槽31には、それぞれ図示しない電
子エアー発生装置に接続されたエアー供給管35が引き
込まれている。そして、電子エアー発生装置により発生
した電子エアーをエアー供給管35から送り出し、各養
殖水槽12a〜14b、微生物分解槽15、餌料培養槽
16、海藻培養槽17、動物プランクトン培養槽18、
有用餌料生物養殖槽19、珪藻培養槽20及び人工海水
貯槽31内の曝気処理を行うことができるようになって
いる。
【0034】また、各養殖水槽12a〜14bには、電
子水生成装置32に接続された電子水供給管36が引き
込まれている。そして、電子水生成装置32により生成
された電子水を電子水供給管36から送り出し、各養殖
水槽12a〜14b内に電子水を供給可能になってい
る。
子水生成装置32に接続された電子水供給管36が引き
込まれている。そして、電子水生成装置32により生成
された電子水を電子水供給管36から送り出し、各養殖
水槽12a〜14b内に電子水を供給可能になってい
る。
【0035】前記配合飼料は、炭素(C)、リン(P)
及び窒素(N)を含有し、その配合飼料はヒラメの親
魚、稚魚及び鮑の母貝、稚貝に供給されるようになって
いる。各養殖水槽12a〜14b内には、各魚介類の生
育に必要なミネラル類として、カルシウム、鉄及び亜鉛
が補給されるようになっている。それらの養殖海水に対
する溶存割合は、各魚介類を確実に生育させるために、
カルシウムが400〜450ppm、鉄が0.1〜5p
pm、亜鉛が0.5〜5ppmとなるように添加され
る。
及び窒素(N)を含有し、その配合飼料はヒラメの親
魚、稚魚及び鮑の母貝、稚貝に供給されるようになって
いる。各養殖水槽12a〜14b内には、各魚介類の生
育に必要なミネラル類として、カルシウム、鉄及び亜鉛
が補給されるようになっている。それらの養殖海水に対
する溶存割合は、各魚介類を確実に生育させるために、
カルシウムが400〜450ppm、鉄が0.1〜5p
pm、亜鉛が0.5〜5ppmとなるように添加され
る。
【0036】各養殖水槽12a〜14bの底部には分解
層37が設置され、その分解層37は上面からサンゴ
層、炭素としての粉炭(備長炭)層、硅砂層及び麦飯石
層を積層して形成され、さらに、分解層37内にはゴカ
イが生息している。粉炭及び麦飯石は、養殖海水の浄化
作用を有している。硅砂及びサンゴには排泄物や老廃物
等の汚濁物質を微生物分解する微生物が定着するように
なっている。また、サンゴは養殖海水内のカルシウム濃
度を維持するのに適している。そして、第1〜第3養殖
水槽12〜14の底部に沈殿した汚濁物質は、分解層3
7により浄化され、さらに、ゴカイにより糞尿等の分解
が促進されて養殖海水の水質を維持することができるよ
うになっている。なお、分解層37の積層順序や構成割
合は適宜組み替えてもよい。
層37が設置され、その分解層37は上面からサンゴ
層、炭素としての粉炭(備長炭)層、硅砂層及び麦飯石
層を積層して形成され、さらに、分解層37内にはゴカ
イが生息している。粉炭及び麦飯石は、養殖海水の浄化
作用を有している。硅砂及びサンゴには排泄物や老廃物
等の汚濁物質を微生物分解する微生物が定着するように
なっている。また、サンゴは養殖海水内のカルシウム濃
度を維持するのに適している。そして、第1〜第3養殖
水槽12〜14の底部に沈殿した汚濁物質は、分解層3
7により浄化され、さらに、ゴカイにより糞尿等の分解
が促進されて養殖海水の水質を維持することができるよ
うになっている。なお、分解層37の積層順序や構成割
合は適宜組み替えてもよい。
【0037】さて、魚介類養殖装置11を使用したアコ
ヤ貝、ヒラメ及び鮑の養殖方法について説明する。ま
ず、人工海水貯槽31から各養殖水槽12a〜14b内
に、電子水及び人工海水用塩より製造された人口海水を
注入するとともに、それぞれアコヤ貝稚貝、アコヤ貝母
貝、ヒラメ親魚、ヒラメ稚魚、鮑母貝及び鮑稚貝を収容
する。各養殖水槽12a〜14b内の養殖海水の水温は
濾過器33から熱交換器34を循環するため、その熱交
換器34により15〜25℃の範囲内に設定される。こ
のとき、各魚介類の生理活動を活発かつ安定させるため
に、第1養殖水槽12の水温は高めの20〜25℃に、
第2養殖水槽13の水温は中程度の18〜22℃に、第
3養殖水槽14の水温は15〜20℃に調整されるのが
好ましい。
ヤ貝、ヒラメ及び鮑の養殖方法について説明する。ま
ず、人工海水貯槽31から各養殖水槽12a〜14b内
に、電子水及び人工海水用塩より製造された人口海水を
注入するとともに、それぞれアコヤ貝稚貝、アコヤ貝母
貝、ヒラメ親魚、ヒラメ稚魚、鮑母貝及び鮑稚貝を収容
する。各養殖水槽12a〜14b内の養殖海水の水温は
濾過器33から熱交換器34を循環するため、その熱交
換器34により15〜25℃の範囲内に設定される。こ
のとき、各魚介類の生理活動を活発かつ安定させるため
に、第1養殖水槽12の水温は高めの20〜25℃に、
第2養殖水槽13の水温は中程度の18〜22℃に、第
3養殖水槽14の水温は15〜20℃に調整されるのが
好ましい。
【0038】また、養殖海水の水素イオン濃度はpH
7.0〜8.0、溶存酸素は4.0〜7.0mg/リッ
トル、塩分濃度は2.9〜3.5重量%、アンモニア態
窒素は0〜0.2mg/リットル、亜硝酸態窒素は0〜
0.15mg/リットル、硝酸態窒素は10〜50mg
/リットル、リン酸態リンは0.7〜5.0mg/リッ
トルに設定されるのが好ましい。そして、養殖海水を海
洋の海水と同じ条件に近づけるため、養殖海水の水素イ
オン濃度はpH7.0〜7.5、溶存酸素は6.0〜
7.0mg/リットル、塩分濃度は3.1〜3.3重量
%、硝酸態窒素は20〜40mg/リットル、リン酸態
リンは3.7〜4.7mg/リットルに設定されるのが
好ましい。
7.0〜8.0、溶存酸素は4.0〜7.0mg/リッ
トル、塩分濃度は2.9〜3.5重量%、アンモニア態
窒素は0〜0.2mg/リットル、亜硝酸態窒素は0〜
0.15mg/リットル、硝酸態窒素は10〜50mg
/リットル、リン酸態リンは0.7〜5.0mg/リッ
トルに設定されるのが好ましい。そして、養殖海水を海
洋の海水と同じ条件に近づけるため、養殖海水の水素イ
オン濃度はpH7.0〜7.5、溶存酸素は6.0〜
7.0mg/リットル、塩分濃度は3.1〜3.3重量
%、硝酸態窒素は20〜40mg/リットル、リン酸態
リンは3.7〜4.7mg/リットルに設定されるのが
好ましい。
【0039】さらに、各養殖水槽12a〜14b内に電
子エアーを供給してそれぞれ曝気処理を行う。また、各
養殖水槽12a〜14b中の備長炭により養殖海水が安
定した清浄状態に維持され、備長炭内に生息する硝化細
菌等の微生物により、養殖海水内の排泄物等が微生物分
解される。
子エアーを供給してそれぞれ曝気処理を行う。また、各
養殖水槽12a〜14b中の備長炭により養殖海水が安
定した清浄状態に維持され、備長炭内に生息する硝化細
菌等の微生物により、養殖海水内の排泄物等が微生物分
解される。
【0040】アコヤ貝母貝養殖水槽12b及びアコヤ貝
稚貝養殖水槽12a内に餌料培養槽16から餌料液を供
給する。すると、アコヤ貝の母貝及び稚貝は餌料液を栄
養源として成長する。アコヤ貝の稚貝が一定の大きさに
まで成長し、母貝となったら、その母貝をアコヤ貝母貝
養殖水槽12bへ移動させるとともに、アコヤ貝稚貝を
アコヤ貝稚貝養殖水槽12aへ補給する。
稚貝養殖水槽12a内に餌料培養槽16から餌料液を供
給する。すると、アコヤ貝の母貝及び稚貝は餌料液を栄
養源として成長する。アコヤ貝の稚貝が一定の大きさに
まで成長し、母貝となったら、その母貝をアコヤ貝母貝
養殖水槽12bへ移動させるとともに、アコヤ貝稚貝を
アコヤ貝稚貝養殖水槽12aへ補給する。
【0041】ヒラメ稚魚養殖水槽13b内に、動物プラ
ンクトン培養槽18の動物プランクトン、有用餌料生物
養殖槽19内で養殖されている有用餌料生物及び配合飼
料を供給すると、ヒラメの稚魚はそれらを栄養源として
成長する。また、ヒラメ親魚養殖水槽13a内に、有用
餌料生物養殖槽19内で養殖されている有用餌料生物及
び配合飼料を供給すると、ヒラメの親魚はそれらを栄養
源として成長する。そして、ヒラメの稚魚が一定の大き
さにまで成長し、親魚となったら、その親魚をヒラメ親
魚養殖水槽13aへ移動させるとともに、ヒラメ稚魚を
ヒラメ稚魚養殖水槽13bへ補給する。さらに、ヒラメ
親魚を成魚として市場等に流通させる。また、ヒラメ稚
魚をそのまま養殖用稚魚として出荷することもできる。
ンクトン培養槽18の動物プランクトン、有用餌料生物
養殖槽19内で養殖されている有用餌料生物及び配合飼
料を供給すると、ヒラメの稚魚はそれらを栄養源として
成長する。また、ヒラメ親魚養殖水槽13a内に、有用
餌料生物養殖槽19内で養殖されている有用餌料生物及
び配合飼料を供給すると、ヒラメの親魚はそれらを栄養
源として成長する。そして、ヒラメの稚魚が一定の大き
さにまで成長し、親魚となったら、その親魚をヒラメ親
魚養殖水槽13aへ移動させるとともに、ヒラメ稚魚を
ヒラメ稚魚養殖水槽13bへ補給する。さらに、ヒラメ
親魚を成魚として市場等に流通させる。また、ヒラメ稚
魚をそのまま養殖用稚魚として出荷することもできる。
【0042】第3養殖水槽14において、鮑母貝養殖水
槽14a内に、海藻培養槽17の海藻及び配合飼料を供
給すると、鮑の母貝はそれらを栄養源として成長する。
また、鮑稚貝養殖水槽14b内に、海藻培養槽17の海
藻、珪藻培養槽20の珪藻及び配合飼料を供給すると、
鮑の稚貝はそれらを栄養源として成長する。鮑の稚貝が
一定の大きさにまで成長し、母貝となったら、その母貝
を鮑母貝養殖水槽14aへ移動させるとともに、鮑稚貝
を鮑稚貝養殖水槽14bへ補給する。さらに、鮑母貝を
市場等に流通させる。
槽14a内に、海藻培養槽17の海藻及び配合飼料を供
給すると、鮑の母貝はそれらを栄養源として成長する。
また、鮑稚貝養殖水槽14b内に、海藻培養槽17の海
藻、珪藻培養槽20の珪藻及び配合飼料を供給すると、
鮑の稚貝はそれらを栄養源として成長する。鮑の稚貝が
一定の大きさにまで成長し、母貝となったら、その母貝
を鮑母貝養殖水槽14aへ移動させるとともに、鮑稚貝
を鮑稚貝養殖水槽14bへ補給する。さらに、鮑母貝を
市場等に流通させる。
【0043】また、前記閉鎖された循環系で各養殖水槽
12a〜14bに供給される循環水中の炭素、窒素及び
リンについて、それらを重量基準で炭素100、窒素1
00及びリン100と仮定すると、例えば、ヒラメの親
魚及び稚魚は炭素33、窒素52及びリン26を吸収す
る。その一方、循環系内を養殖海水、分解処理海水、餌
料液等が循環する間にそれらに空気中に含まれる炭素、
窒素、前記濾過材に含まれるミネラル中のリンが供給さ
れる。従って、魚介類養殖装置11において、ヒラメに
供給される配合飼料中における炭素、窒素及びリンの量
は重量基準においてヒラメが吸収する量を最大限として
添加すればよい。鮑の場合も同様である。
12a〜14bに供給される循環水中の炭素、窒素及び
リンについて、それらを重量基準で炭素100、窒素1
00及びリン100と仮定すると、例えば、ヒラメの親
魚及び稚魚は炭素33、窒素52及びリン26を吸収す
る。その一方、循環系内を養殖海水、分解処理海水、餌
料液等が循環する間にそれらに空気中に含まれる炭素、
窒素、前記濾過材に含まれるミネラル中のリンが供給さ
れる。従って、魚介類養殖装置11において、ヒラメに
供給される配合飼料中における炭素、窒素及びリンの量
は重量基準においてヒラメが吸収する量を最大限として
添加すればよい。鮑の場合も同様である。
【0044】各養殖水槽12a〜14bにおいて、各魚
介類は糞尿等を養殖海水中に排出し、養殖海水は濁るよ
うになる。すると、各養殖水槽12a〜14b内の分解
層37の硝化細菌等により養殖海水中の排泄物や老廃物
は分解され、養殖海水の水質が清浄状態に維持される。
加えて、各養殖水槽12a〜14b内の養殖海水はポン
プにより汲み上げられて濾過器33に供給される。
介類は糞尿等を養殖海水中に排出し、養殖海水は濁るよ
うになる。すると、各養殖水槽12a〜14b内の分解
層37の硝化細菌等により養殖海水中の排泄物や老廃物
は分解され、養殖海水の水質が清浄状態に維持される。
加えて、各養殖水槽12a〜14b内の養殖海水はポン
プにより汲み上げられて濾過器33に供給される。
【0045】すると、養殖海水内の排泄物や老廃物は濾
過材を通過するうちに浄化される。また、カルシウムや
ミネラル類が養殖海水内に補われる。しかも、濾過材は
海洋に生育する材料を使用し、かつ複数層により形成さ
れるとともに、多様な微生物が定着している。そのた
め、養殖海水が濾過材を通過することにより、自然の海
水に近い状態になる。なお、蒸発等により、各養殖水槽
12a〜14bの養殖海水はそれぞれ養殖水槽12a〜
14bの容量に対して1日当たり約1.6〜2%の水が
蒸発するため、前記電子水が補給される。
過材を通過するうちに浄化される。また、カルシウムや
ミネラル類が養殖海水内に補われる。しかも、濾過材は
海洋に生育する材料を使用し、かつ複数層により形成さ
れるとともに、多様な微生物が定着している。そのた
め、養殖海水が濾過材を通過することにより、自然の海
水に近い状態になる。なお、蒸発等により、各養殖水槽
12a〜14bの養殖海水はそれぞれ養殖水槽12a〜
14bの容量に対して1日当たり約1.6〜2%の水が
蒸発するため、前記電子水が補給される。
【0046】次に、各養殖水槽12a〜14bの養殖海
水の一部は排出パイプ24から排出されて微生物分解槽
15に供給される。微生物分解槽15内に供給された養
殖海水の一部は、濾過材内を通過して生物分解により分
解処理海水に生成される。このときも、微生物分解槽1
5は濾過器33と同様の濾過材を備えているため、その
濾過材の作用により分解処理海水は水質が維持されると
ともに、カルシウムやその他ミネラル類が補われる。ま
た、微生物分解槽15内の備長炭により微生物分解槽1
5内はより清浄化され、微生物分解が安定した状態で行
われる。
水の一部は排出パイプ24から排出されて微生物分解槽
15に供給される。微生物分解槽15内に供給された養
殖海水の一部は、濾過材内を通過して生物分解により分
解処理海水に生成される。このときも、微生物分解槽1
5は濾過器33と同様の濾過材を備えているため、その
濾過材の作用により分解処理海水は水質が維持されると
ともに、カルシウムやその他ミネラル類が補われる。ま
た、微生物分解槽15内の備長炭により微生物分解槽1
5内はより清浄化され、微生物分解が安定した状態で行
われる。
【0047】餌料培養槽16において、キートセラス及
びパブロバ等は分解処理海水中の硝酸塩を栄養源として
成長増殖してアコヤ貝の栄養源としての餌料液が培養さ
れる。その餌料液は前記アコヤ貝母貝養殖水槽12b及
びアコヤ貝稚貝養殖水槽12aに定期的に供給される。
びパブロバ等は分解処理海水中の硝酸塩を栄養源として
成長増殖してアコヤ貝の栄養源としての餌料液が培養さ
れる。その餌料液は前記アコヤ貝母貝養殖水槽12b及
びアコヤ貝稚貝養殖水槽12aに定期的に供給される。
【0048】続いて、各餌料培養槽16の餌料液は第2
供給パイプ26から動物プランクトン培養槽18に供給
される。動物プランクトン培養槽18において、シオミ
ズツボワムシ等は前記餌料液中の植物プランクトンを栄
養源とするとともに、光合成を行いながら成長増殖し
て、その動物プランクトンにより有用餌料生物及びヒラ
メの稚魚の餌としての動物プランクトンが培養される。
その動物プランクトンはヒラメ稚魚養殖水槽13b及び
有用餌料生物養殖槽19に定期的、定量的に供給され
る。
供給パイプ26から動物プランクトン培養槽18に供給
される。動物プランクトン培養槽18において、シオミ
ズツボワムシ等は前記餌料液中の植物プランクトンを栄
養源とするとともに、光合成を行いながら成長増殖し
て、その動物プランクトンにより有用餌料生物及びヒラ
メの稚魚の餌としての動物プランクトンが培養される。
その動物プランクトンはヒラメ稚魚養殖水槽13b及び
有用餌料生物養殖槽19に定期的、定量的に供給され
る。
【0049】有用餌料生物養殖槽19において、有用餌
料生物は動物プランクトンを栄養源として成長増殖して
ヒラメの稚魚及び親魚の餌が養殖され、その有用餌料生
物はヒラメ稚魚養殖水槽13b及びヒラメ親魚養殖水槽
13aに定期的、定量的に供給される。
料生物は動物プランクトンを栄養源として成長増殖して
ヒラメの稚魚及び親魚の餌が養殖され、その有用餌料生
物はヒラメ稚魚養殖水槽13b及びヒラメ親魚養殖水槽
13aに定期的、定量的に供給される。
【0050】前記分解処理海水の一部は第1供給パイプ
25から海藻培養槽17及び珪藻培養槽20へ供給され
る。海藻培養槽17において、海藻は光合成を行いなが
ら分解処理海水中の硝酸塩を栄養源として成長増殖して
鮑の母貝及び稚貝の餌としての海藻が培養される。その
海藻は鮑母貝養殖水槽14a及び鮑稚貝養殖水槽14b
に定期的に供給される。珪藻培養槽20において、珪藻
は光合成を行いながら分解処理海水中の硝酸塩を栄養源
として成長増殖して鮑の稚貝の餌としての珪藻が培養さ
れる。その珪藻は鮑稚貝養殖水槽14bに定期的に供給
される。
25から海藻培養槽17及び珪藻培養槽20へ供給され
る。海藻培養槽17において、海藻は光合成を行いなが
ら分解処理海水中の硝酸塩を栄養源として成長増殖して
鮑の母貝及び稚貝の餌としての海藻が培養される。その
海藻は鮑母貝養殖水槽14a及び鮑稚貝養殖水槽14b
に定期的に供給される。珪藻培養槽20において、珪藻
は光合成を行いながら分解処理海水中の硝酸塩を栄養源
として成長増殖して鮑の稚貝の餌としての珪藻が培養さ
れる。その珪藻は鮑稚貝養殖水槽14bに定期的に供給
される。
【0051】各養殖水槽12a〜14b内の養殖海水は
循環パイプ23により各養殖水槽12a〜14b間を循
環しているため、各養殖水槽12a〜14bの養殖海水
の量はほぼ一定量に保たれている。また、微生物分解槽
15の分解処理海水中の栄養塩、餌料培養槽16内の植
物プランクトン、動物プランクトン培養槽18内の動物
プランクトン、有用餌料生物養殖槽19の有用餌料生
物、海藻培養槽17内の海藻、珪藻培養槽20内の珪藻
及び各養殖水槽12a〜14b内の魚介類は食物連鎖に
より連結されている。
循環パイプ23により各養殖水槽12a〜14b間を循
環しているため、各養殖水槽12a〜14bの養殖海水
の量はほぼ一定量に保たれている。また、微生物分解槽
15の分解処理海水中の栄養塩、餌料培養槽16内の植
物プランクトン、動物プランクトン培養槽18内の動物
プランクトン、有用餌料生物養殖槽19の有用餌料生
物、海藻培養槽17内の海藻、珪藻培養槽20内の珪藻
及び各養殖水槽12a〜14b内の魚介類は食物連鎖に
より連結されている。
【0052】前記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 (1) 魚介類養殖装置11はアコヤ貝、ヒラメ及び鮑
それぞれに適応するように閉鎖された循環系内において
水温、餌料等を設定するとともに、各魚介類の排泄物等
と各餌料を食物連鎖により連結した。そのため、各魚介
類を閉鎖された同一系内の陸上養殖場で同時に安定した
状態で養殖を継続可能とすることができる。また、各魚
介類の排泄物等が外部へ流出するのを防止して環境汚染
を防止することができる。
いて、以下に記載する。 (1) 魚介類養殖装置11はアコヤ貝、ヒラメ及び鮑
それぞれに適応するように閉鎖された循環系内において
水温、餌料等を設定するとともに、各魚介類の排泄物等
と各餌料を食物連鎖により連結した。そのため、各魚介
類を閉鎖された同一系内の陸上養殖場で同時に安定した
状態で養殖を継続可能とすることができる。また、各魚
介類の排泄物等が外部へ流出するのを防止して環境汚染
を防止することができる。
【0053】(2) 魚介類養殖装置11内を循環する
循環水は濾過器33、分解層37、備長炭、ゴカイ、微
生物等により分解、浄化されて清浄状態が維持される。
また、電子エアーによる曝気処理によっても循環水の清
浄状態が維持される。加えて、循環水が循環している間
は外的要因に曝されることがないとともに、排出物が出
ない。従って、各魚介類がウィルスや病原菌等の外的要
因により、死んだり病気にかかったりするのを予防して
魚介類を安定した状態で長期間にわたって養殖すること
ができる。
循環水は濾過器33、分解層37、備長炭、ゴカイ、微
生物等により分解、浄化されて清浄状態が維持される。
また、電子エアーによる曝気処理によっても循環水の清
浄状態が維持される。加えて、循環水が循環している間
は外的要因に曝されることがないとともに、排出物が出
ない。従って、各魚介類がウィルスや病原菌等の外的要
因により、死んだり病気にかかったりするのを予防して
魚介類を安定した状態で長期間にわたって養殖すること
ができる。
【0054】(3) 魚介類養殖装置11において、ア
コヤ貝、ヒラメ及び鮑を同時に養殖可能とすることがで
き、陸上養殖場において、単一種の魚介類を養殖する場
合と異なり、得られる利益を大きくしてその採算性を向
上させることができる。
コヤ貝、ヒラメ及び鮑を同時に養殖可能とすることがで
き、陸上養殖場において、単一種の魚介類を養殖する場
合と異なり、得られる利益を大きくしてその採算性を向
上させることができる。
【0055】(4) 魚介類養殖装置11内では、水質
の維持、各魚介類の生育に適した水温、各魚介類の餌の
定期的、定量的な供給等が行われる。従って、短期間で
高品質な大きな各魚介類を養殖することができる。
の維持、各魚介類の生育に適した水温、各魚介類の餌の
定期的、定量的な供給等が行われる。従って、短期間で
高品質な大きな各魚介類を養殖することができる。
【0056】(5) 養殖海水は循環パイプ23を移動
して再利用されるため、大規模な海水の補給を必要とし
ない。即ち、海水の運び込み等の大規模な作業を必要と
せずに、容易に魚介類の養殖が行われる。
して再利用されるため、大規模な海水の補給を必要とし
ない。即ち、海水の運び込み等の大規模な作業を必要と
せずに、容易に魚介類の養殖が行われる。
【0057】(6) 第1養殖水槽12はアコヤ貝の稚
貝及び母貝を養殖し、第2養殖水槽13はヒラメの稚魚
及び親魚を養殖し、第3養殖水槽14は鮑の稚貝及び母
貝を養殖可能になっている。そのため、各魚介類をそれ
ぞれ段階的に養殖することができ、効率良く成長させる
ことができる。
貝及び母貝を養殖し、第2養殖水槽13はヒラメの稚魚
及び親魚を養殖し、第3養殖水槽14は鮑の稚貝及び母
貝を養殖可能になっている。そのため、各魚介類をそれ
ぞれ段階的に養殖することができ、効率良く成長させる
ことができる。
【0058】(7) 養殖海水等が魚介類養殖装置11
内を循環する間に、その養殖海水等に炭素、窒素及びリ
ンが供給される。そのため、配合飼料中に含有される炭
素、窒素及びリンの添加量は各魚介類が吸収する量を最
大限としてそれ以下の量に設定することができる。従っ
て、配合飼料の過剰添加による養殖海水の汚染、魚介類
の肥満化、養殖コストが嵩むといった不具合をなくすこ
とができる。
内を循環する間に、その養殖海水等に炭素、窒素及びリ
ンが供給される。そのため、配合飼料中に含有される炭
素、窒素及びリンの添加量は各魚介類が吸収する量を最
大限としてそれ以下の量に設定することができる。従っ
て、配合飼料の過剰添加による養殖海水の汚染、魚介類
の肥満化、養殖コストが嵩むといった不具合をなくすこ
とができる。
【0059】(8) 各養殖水槽12a〜14b、微生
物分解槽15、餌料培養槽16、動物プランクトン培養
槽18、有用餌料生物養殖槽19、海藻培養槽17及び
珪藻培養槽20内は電子エアーにより曝気処理を施すこ
とができる。そのため、その電子エアーにより各槽内を
攪拌することができるとともに、炭酸ガスを供給して植
物性プランクトン及び海藻の光合成を確実に行わせるこ
とができ、植物性プランクトン及び海藻の増殖率を向上
させることができる。また、養殖海水の溶存酸素量を維
持することができるとともに、各槽内を清浄状態とする
ことができ、病原菌等の発生が抑制され、各魚介類、植
物プランクトン、動物プランクトン、海藻、珪藻を安定
した状態で養殖、養殖、培養することができる。
物分解槽15、餌料培養槽16、動物プランクトン培養
槽18、有用餌料生物養殖槽19、海藻培養槽17及び
珪藻培養槽20内は電子エアーにより曝気処理を施すこ
とができる。そのため、その電子エアーにより各槽内を
攪拌することができるとともに、炭酸ガスを供給して植
物性プランクトン及び海藻の光合成を確実に行わせるこ
とができ、植物性プランクトン及び海藻の増殖率を向上
させることができる。また、養殖海水の溶存酸素量を維
持することができるとともに、各槽内を清浄状態とする
ことができ、病原菌等の発生が抑制され、各魚介類、植
物プランクトン、動物プランクトン、海藻、珪藻を安定
した状態で養殖、養殖、培養することができる。
【0060】(9) 各養殖水槽12a〜14b内の養
殖海水の水温は飼育される魚介類に適した水温に調整可
能になっている。そのため、各魚介類の生理活性を調整
することができ、効率良く成長させることができる。
殖海水の水温は飼育される魚介類に適した水温に調整可
能になっている。そのため、各魚介類の生理活性を調整
することができ、効率良く成長させることができる。
【0061】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 実施形態において、珪藻培養槽20を省略してもよ
い。そして、珪藻を魚介類養殖装置11と別途培養して
その珪藻を鮑の稚貝に供給してもよい。また、動物プラ
ンクトン培養槽18及び有用餌料生物養殖槽19を省略
してもよい。そして、動物プランクトン及び有用餌料生
物を別途培養、養殖してその動物プランクトンを有用餌
料生物及びヒラメの稚魚に供給し、有用餌料生物をヒラ
メの稚魚及び親魚に供給してもよい。加えて、珪藻培養
槽20、動物プランクトン培養槽18及び有用餌料生物
養殖槽19のうち少なくともいずれか1つを省略しても
よい。
具体化することも可能である。 ・ 実施形態において、珪藻培養槽20を省略してもよ
い。そして、珪藻を魚介類養殖装置11と別途培養して
その珪藻を鮑の稚貝に供給してもよい。また、動物プラ
ンクトン培養槽18及び有用餌料生物養殖槽19を省略
してもよい。そして、動物プランクトン及び有用餌料生
物を別途培養、養殖してその動物プランクトンを有用餌
料生物及びヒラメの稚魚に供給し、有用餌料生物をヒラ
メの稚魚及び親魚に供給してもよい。加えて、珪藻培養
槽20、動物プランクトン培養槽18及び有用餌料生物
養殖槽19のうち少なくともいずれか1つを省略しても
よい。
【0062】・ 魚介類養殖装置11を、アコヤ貝母貝
養殖水槽12b、アコヤ貝稚貝養殖水槽12a、ヒラメ
親魚養殖水槽13a、ヒラメ稚魚養殖水槽13b、微生
物分解槽15、餌料培養槽16、光源21及び配合飼料
とにより構成してもよい。
養殖水槽12b、アコヤ貝稚貝養殖水槽12a、ヒラメ
親魚養殖水槽13a、ヒラメ稚魚養殖水槽13b、微生
物分解槽15、餌料培養槽16、光源21及び配合飼料
とにより構成してもよい。
【0063】・ 魚介類養殖装置11を、アコヤ貝母貝
養殖水槽12b、アコヤ貝稚貝養殖水槽12a、ヒラメ
親魚養殖水槽13a、ヒラメ稚魚養殖水槽13b、微生
物分解槽15、餌料培養槽16、動物プランクトン培養
槽18、有用餌料生物養殖槽19、光源21及び配合飼
料とにより構成してもよい。
養殖水槽12b、アコヤ貝稚貝養殖水槽12a、ヒラメ
親魚養殖水槽13a、ヒラメ稚魚養殖水槽13b、微生
物分解槽15、餌料培養槽16、動物プランクトン培養
槽18、有用餌料生物養殖槽19、光源21及び配合飼
料とにより構成してもよい。
【0064】・ アコヤ貝母貝養殖水槽12bとアコヤ
貝稚貝養殖水槽12aとを1つにして第1養殖水槽12
を構成してもよく、ヒラメ親魚養殖水槽13aとヒラメ
稚魚養殖水槽13bとを1つにして第2養殖水槽13を
構成してもよい。さらに、鮑母貝養殖水槽14aと鮑稚
貝養殖水槽14bとを1つにして第3養殖水槽14とし
てもよい。第1養殖水槽12、第2養殖水槽13及び第
3養殖水槽14のうち少なくともいずれか1つを1つに
まとめてもよい。
貝稚貝養殖水槽12aとを1つにして第1養殖水槽12
を構成してもよく、ヒラメ親魚養殖水槽13aとヒラメ
稚魚養殖水槽13bとを1つにして第2養殖水槽13を
構成してもよい。さらに、鮑母貝養殖水槽14aと鮑稚
貝養殖水槽14bとを1つにして第3養殖水槽14とし
てもよい。第1養殖水槽12、第2養殖水槽13及び第
3養殖水槽14のうち少なくともいずれか1つを1つに
まとめてもよい。
【0065】・ 実施形態において、二枚貝としてアコ
ヤ貝に具体化したが、二枚貝としてホタテ貝、牡蠣、ヒ
オウギ貝、バカ貝等に変更してもよい。また、魚類とし
てヒラメに具体化したが、魚類としてタイ、オコゼ、ト
ラフグ等に、甲殻類としてエビ類、カニ類等に又は軟体
動物としてタコ、イカ等に変更してもよい。さらに、巻
貝として鮑に具体化したが、巻貝としてサザエ、トコブ
シ、バイ貝、ホラ貝等に変更してもよい。
ヤ貝に具体化したが、二枚貝としてホタテ貝、牡蠣、ヒ
オウギ貝、バカ貝等に変更してもよい。また、魚類とし
てヒラメに具体化したが、魚類としてタイ、オコゼ、ト
ラフグ等に、甲殻類としてエビ類、カニ類等に又は軟体
動物としてタコ、イカ等に変更してもよい。さらに、巻
貝として鮑に具体化したが、巻貝としてサザエ、トコブ
シ、バイ貝、ホラ貝等に変更してもよい。
【0066】・ 光源21としての蛍光灯の人工光の代
わりに天日(自然光)を光源としてもよい。また、昼間
は天日を使用し、夜間は光源21として蛍光灯の人工光
を使用して、人工光と天日とを併用してもよい。
わりに天日(自然光)を光源としてもよい。また、昼間
は天日を使用し、夜間は光源21として蛍光灯の人工光
を使用して、人工光と天日とを併用してもよい。
【0067】・ 各養殖水槽12a〜14b、微生物分
解槽15、餌料培養槽16、動物プランクトン培養槽1
8、有用餌料生物養殖槽19、海藻培養槽17及び珪藻
培養槽20のうちの少なくともいずれか1つにおいて、
電子エアーによる曝気処理を省略してもよい。
解槽15、餌料培養槽16、動物プランクトン培養槽1
8、有用餌料生物養殖槽19、海藻培養槽17及び珪藻
培養槽20のうちの少なくともいずれか1つにおいて、
電子エアーによる曝気処理を省略してもよい。
【0068】・ 蒸発等により各養殖水槽12a〜14
b内の水が減少したとき、電子水の代わりに滅菌処理し
た水を使用してもよい。各養殖水槽12a〜14b及び
微生物分解槽15内の備長炭を省略してもよい。
b内の水が減少したとき、電子水の代わりに滅菌処理し
た水を使用してもよい。各養殖水槽12a〜14b及び
微生物分解槽15内の備長炭を省略してもよい。
【0069】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記配合飼料に添加される炭素、窒素及びリンの量
は各魚介類が吸収する量を最大限として、その最大量以
下に設定されている請求項1〜請求項3のいずれか一項
に記載の魚介類養殖装置。このように構成した場合、配
合飼料の過剰添加による養殖海水の汚染、魚類、甲殻類
又は軟体動物の肥満化、養殖コストが嵩むといった不具
合をなくすことができる。
的思想について以下に記載する。 ・ 前記配合飼料に添加される炭素、窒素及びリンの量
は各魚介類が吸収する量を最大限として、その最大量以
下に設定されている請求項1〜請求項3のいずれか一項
に記載の魚介類養殖装置。このように構成した場合、配
合飼料の過剰添加による養殖海水の汚染、魚類、甲殻類
又は軟体動物の肥満化、養殖コストが嵩むといった不具
合をなくすことができる。
【0070】・ 前記第1〜第3養殖水槽のうちの少な
くともいずれか1槽は稚貝と母貝又は稚魚と親魚とを別
々に養殖可能とすべく別々の養殖水槽を備えている請求
項1〜請求項3のいずれか一項に記載の魚介類養殖装
置。このように構成した場合、各魚介類をそれぞれ段階
的に養殖することができ、効率良く成長させることがで
きる。
くともいずれか1槽は稚貝と母貝又は稚魚と親魚とを別
々に養殖可能とすべく別々の養殖水槽を備えている請求
項1〜請求項3のいずれか一項に記載の魚介類養殖装
置。このように構成した場合、各魚介類をそれぞれ段階
的に養殖することができ、効率良く成長させることがで
きる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
魚介類養殖装置によれば、複数種の魚介類を閉鎖された
同一系内の陸上養殖場で同時に安定した状態で養殖を継
続することができる。
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
魚介類養殖装置によれば、複数種の魚介類を閉鎖された
同一系内の陸上養殖場で同時に安定した状態で養殖を継
続することができる。
【0072】請求項2に記載の発明の魚介類養殖装置に
よれば、複数種の魚介類を閉鎖された同一系内の陸上養
殖場で同時に安定した状態で養殖を継続することができ
る。請求項3に記載の発明の魚介類養殖装置によれば、
請求項1に記載の発明の効果に加えて、3種類の魚介類
を閉鎖された陸上養殖場で同時に養殖可能とすることが
できる。
よれば、複数種の魚介類を閉鎖された同一系内の陸上養
殖場で同時に安定した状態で養殖を継続することができ
る。請求項3に記載の発明の魚介類養殖装置によれば、
請求項1に記載の発明の効果に加えて、3種類の魚介類
を閉鎖された陸上養殖場で同時に養殖可能とすることが
できる。
【0073】請求項4に記載の発明の魚介類養殖装置に
よれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、魚類、
甲殻類又は軟体動物の栄養源を同一系内で生産すること
ができ、配合飼料の添加量を減少させることができる。
従って、養殖に必要とされるコストの低下を図ることが
できるとともに、人為的添加物を低下させて魚介類を自
然に近い状態で生産することができる。
よれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、魚類、
甲殻類又は軟体動物の栄養源を同一系内で生産すること
ができ、配合飼料の添加量を減少させることができる。
従って、養殖に必要とされるコストの低下を図ることが
できるとともに、人為的添加物を低下させて魚介類を自
然に近い状態で生産することができる。
【0074】請求項5に記載の発明の魚介類養殖装置に
よれば、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発
明の効果に加えて、巻貝の栄養源を同一系内で生産する
ことができ、配合飼料の添加量を減少させることができ
る。従って、養殖に必要とされるコストの低下を図るこ
とができるとともに、人為的添加物を低下させて魚介類
を自然に近い状態で生産することができる。
よれば、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発
明の効果に加えて、巻貝の栄養源を同一系内で生産する
ことができ、配合飼料の添加量を減少させることができ
る。従って、養殖に必要とされるコストの低下を図るこ
とができるとともに、人為的添加物を低下させて魚介類
を自然に近い状態で生産することができる。
【図1】 実施形態の魚介類養殖装置を示す模式図。
11…魚介類養殖装置、12…第1養殖水槽、13…第
2養殖水槽、14…第3養殖水槽、15…微生物分解
槽、16…餌料培養槽、17…海藻培養槽、18…動物
プランクトン培養槽、19…有用餌料生物養殖槽、20
…珪藻培養槽、21…光源。
2養殖水槽、14…第3養殖水槽、15…微生物分解
槽、16…餌料培養槽、17…海藻培養槽、18…動物
プランクトン培養槽、19…有用餌料生物養殖槽、20
…珪藻培養槽、21…光源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01K 61/00 A01K 61/00 J L U 63/04 63/04 C 63/06 63/06 C C02F 3/06 C02F 3/06 Fターム(参考) 2B026 AA02 AB09 EA03 2B104 AA01 AA05 AA06 AA13 AA16 AA17 AA22 AA24 AA25 AA26 AA27 AA34 AA35 CA01 CB12 CF01 DA03 EA01 EB03 EC01 EC11 ED01 ED12 ED19 EE10 EE11 EE13 EF01 EF10 EG03 4D003 AA01 AB01 BA02 CA02 CA10 EA25 FA06
Claims (5)
- 【請求項1】 養殖水と二枚貝を収容するとともに、そ
の二枚貝を養殖するための第1養殖水槽と、 養殖水と魚類、甲殻類又は軟体動物を収容するととも
に、その魚類、甲殻類又は軟体動物を養殖するための第
2養殖水槽と、 前記第1及び第2養殖水槽と連結され、同第1及び第2
養殖水槽内で生じた養殖水中に含まれる二枚貝及び魚
類、甲殻類又は軟体動物の排泄物等が供給可能に設けら
れるとともに、その排泄物等を分解して分解処理水を生
成する微生物分解槽と、 前記微生物分解槽と連結され、同微生物分解槽内で生成
された分解処理水が供給可能に設けられるとともに、そ
の分解処理水を栄養源として第1養殖水槽中の二枚貝に
供給するための餌料液を培養する餌料培養槽と、 前記餌料培養槽に光を照射するための光源と、 前記第2養殖水槽の魚類、甲殻類又は軟体動物に供給さ
れる配合飼料とを備え、第1養殖水槽と第2養殖水槽と
の間で養殖水を移動可能とし、第1養殖水槽又は第2養
殖水槽と、微生物分解槽と、餌料培養槽の間で循環系を
構成した魚介類養殖装置。 - 【請求項2】 養殖水と魚類、甲殻類又は軟体動物を収
容するとともに、その魚類、甲殻類又は軟体動物を養殖
するための第2養殖水槽と、 養殖水と巻貝を収容するとともに、その巻貝を養殖する
ための第3養殖水槽と、 前記第2及び第3養殖水槽と連結され、同第2及び第3
養殖水槽内で生じた養殖水中に含まれる巻貝及び魚類、
甲殻類又は軟体動物の排泄物等が供給可能に設けられる
とともに、その排泄物等を分解して分解処理水を生成す
る微生物分解槽と、 前記微生物分解槽と連結され、同微生物分解槽内で生成
された分解処理水が供給可能に設けられるとともに、そ
の分解処理水により第3養殖水槽中の巻貝に供給するた
めの海藻を培養する海藻培養槽と、 前記海藻培養槽に光を照射するための光源と、 前記第2養殖水槽の魚類、甲殻類又は軟体動物に供給さ
れる配合飼料とを備え、第2養殖水槽と第3養殖水槽と
の間で養殖水を移動可能とし、第2養殖水槽及び第3養
殖水槽と、微生物分解槽と、海藻培養槽との間で循環系
を構成した魚介類養殖装置。 - 【請求項3】 前記第2養殖水槽及び微生物分解槽と連
結され、養殖水と巻貝を収容してその巻貝を養殖すると
ともに、養殖水中に含まれる巻貝の排泄物等を微生物分
解槽に供給可能に設けられる第3養殖水槽と、前記微生
物分解槽と連結され、同微生物分解槽内で生成された分
解処理水が供給可能に設けられるとともに、その分解処
理水により第3養殖水槽中の巻貝に供給するための海藻
を培養する海藻培養槽とを備え、第2養殖水槽と第3養
殖水槽との間で養殖水を移動可能とし、第1養殖水槽、
第2養殖水槽及び第3養殖水槽と、微生物分解槽と、餌
料培養槽と、海藻培養槽との間で養殖水を循環可能に構
成した請求項1に記載の魚介類養殖装置。 - 【請求項4】 前記餌料培養槽と連結され、同餌料培養
槽内で培養された餌料液が供給可能に設けられるととも
に、その餌料液により第2養殖水槽中の魚類、甲殻類又
は軟体動物に供給するための動物プランクトンを培養す
る動物プランクトン培養槽と、その動物プランクトン培
養槽と連結され、同動物プランクトン培養槽内で培養さ
れた動物プランクトンが供給可能に設けられるととも
に、その動物プランクトンにより第2養殖水槽中の魚
類、甲殻類又は軟体動物に供給するための有用餌料生物
を養殖する有用餌料生物養殖槽とを備えた請求項3に記
載の魚介類養殖装置。 - 【請求項5】 前記第3養殖水槽及び微生物分解槽と連
結され、微生物分解槽内で生成された分解処理水が供給
可能に設けられるとともに、その分解処理水により第3
養殖水槽中の巻貝に供給するための珪藻を培養する珪藻
培養槽とを備えた請求項2〜請求項4のいずれか一項に
記載の魚介類養殖装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195147A JP2002010723A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 魚介類養殖装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195147A JP2002010723A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 魚介類養殖装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002010723A true JP2002010723A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18693856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000195147A Pending JP2002010723A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 魚介類養殖装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002010723A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006114375A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Mie Tlo Co Ltd | 汚泥処理用微生物電池およびそれを用いた汚泥浄化装置 |
CN100435629C (zh) * | 2005-09-01 | 2008-11-26 | 牟秀元 | 生物饵料鱼虾蟹苗循环生态培育系统 |
KR20100088700A (ko) * | 2007-11-20 | 2010-08-10 | 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 바이오리액터 장치, 바이오리액터 시스템, 및 광 에너지 의존 생물학 종을 성장시키기 위한 방법 |
JP2011030474A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Kakei Gakuen | 観賞魚用飼育水、トリートメント水、および、観賞魚用トリートメント水、観賞魚用トリートメント水生成物質 |
KR101024398B1 (ko) | 2008-08-14 | 2011-03-23 | 전남대학교산학협력단 | 난낭의 부화장치 |
JP2011251286A (ja) * | 2005-03-03 | 2011-12-15 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 塩水中の栄養塩類の濃度低減処理水およびその製造方法 |
WO2012008424A1 (ja) * | 2010-07-15 | 2012-01-19 | Fujiyoshi Yoshihiro | 二枚貝等の底棲生物の養殖装置 |
US20120175301A1 (en) * | 2011-01-05 | 2012-07-12 | Pacific Advanced Civil Engineering, Inc. | Method for treating contaminated water |
JP2015089348A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | 株式会社久原水産研究所 | アワビの養殖方法とその養殖システム |
WO2016012489A1 (de) * | 2014-07-23 | 2016-01-28 | Gordon Bock | Aquakulturanlage und kultivierungsverfahren |
KR20160047761A (ko) * | 2014-10-23 | 2016-05-03 | 김치열 | 조류 배양조가 구비된 순환형 어패류 양식 시스템 |
CN106719244A (zh) * | 2016-11-26 | 2017-05-31 | 常州市环境监测中心 | 一种植物藻、浮游动物和鱼类自动培养一体化装置 |
JP2017148007A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 沖縄県 | 魚類種苗の育成システム |
KR101850517B1 (ko) * | 2018-02-26 | 2018-05-30 | 이범진 | 중앙집중식 해수공급 및 냉각시스템 |
CN114342856A (zh) * | 2021-12-18 | 2022-04-15 | 邳州市锋利农具制造有限公司 | 一种可根据鱼游动程度供氧且防跳缸的鱼缸装置 |
CN115281126A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-11-04 | 邓昕泽 | 一种微藻及水产养殖育苗的循环方法 |
KR20230031566A (ko) * | 2021-08-27 | 2023-03-07 | 군산대학교산학협력단 | 기생성 섬모충 제어 와편모류 및 패류유생 통합 사육시스템 |
-
2000
- 2000-06-28 JP JP2000195147A patent/JP2002010723A/ja active Pending
Cited By (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006114375A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Mie Tlo Co Ltd | 汚泥処理用微生物電池およびそれを用いた汚泥浄化装置 |
JP2011251286A (ja) * | 2005-03-03 | 2011-12-15 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 塩水中の栄養塩類の濃度低減処理水およびその製造方法 |
CN100435629C (zh) * | 2005-09-01 | 2008-11-26 | 牟秀元 | 生物饵料鱼虾蟹苗循环生态培育系统 |
KR101606434B1 (ko) * | 2007-11-20 | 2016-03-28 | 코닌클리케 필립스 엔.브이. | 바이오리액터 장치, 바이오리액터 시스템, 및 광 에너지 의존 생물학 종을 성장시키기 위한 방법 |
KR20100088700A (ko) * | 2007-11-20 | 2010-08-10 | 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 바이오리액터 장치, 바이오리액터 시스템, 및 광 에너지 의존 생물학 종을 성장시키기 위한 방법 |
JP2011502529A (ja) * | 2007-11-20 | 2011-01-27 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光エネルギ依存性の生物学的種を成長させる生物反応器装置、生物反応器システム及び方法 |
KR101024398B1 (ko) | 2008-08-14 | 2011-03-23 | 전남대학교산학협력단 | 난낭의 부화장치 |
JP2011030474A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Kakei Gakuen | 観賞魚用飼育水、トリートメント水、および、観賞魚用トリートメント水、観賞魚用トリートメント水生成物質 |
WO2012008424A1 (ja) * | 2010-07-15 | 2012-01-19 | Fujiyoshi Yoshihiro | 二枚貝等の底棲生物の養殖装置 |
TWI568349B (zh) * | 2010-07-15 | 2017-02-01 | Yoshihiro Fujiyoshi | Bivalve mound and other benthic organisms breeding device |
KR20130041107A (ko) * | 2010-07-15 | 2013-04-24 | 요시히로 후지요시 | 쌍각류 등의 저서 생물의 양식 장치 |
US9167803B2 (en) | 2010-07-15 | 2015-10-27 | Yoshihiro Fujiyoshi | Device for farming benthic organisms such as bivalves |
JP2012019746A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Yoshihiro Fujiyoshi | 二枚貝等の底棲生物の養殖装置 |
KR101867109B1 (ko) * | 2010-07-15 | 2018-06-12 | 요시히로 후지요시 | 쌍각류 등의 저서 생물의 양식 장치 |
US20120175301A1 (en) * | 2011-01-05 | 2012-07-12 | Pacific Advanced Civil Engineering, Inc. | Method for treating contaminated water |
US9416036B2 (en) * | 2011-01-05 | 2016-08-16 | Pacific Advanced Civil Engineering, Inc. | Method for treating contaminated water |
JP2015089348A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | 株式会社久原水産研究所 | アワビの養殖方法とその養殖システム |
WO2016012489A1 (de) * | 2014-07-23 | 2016-01-28 | Gordon Bock | Aquakulturanlage und kultivierungsverfahren |
KR101705105B1 (ko) * | 2014-10-23 | 2017-02-10 | 김치열 | 조류 배양조가 구비된 순환형 어패류 양식 시스템 |
KR20160047761A (ko) * | 2014-10-23 | 2016-05-03 | 김치열 | 조류 배양조가 구비된 순환형 어패류 양식 시스템 |
JP2017148007A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 沖縄県 | 魚類種苗の育成システム |
CN106719244A (zh) * | 2016-11-26 | 2017-05-31 | 常州市环境监测中心 | 一种植物藻、浮游动物和鱼类自动培养一体化装置 |
KR101850517B1 (ko) * | 2018-02-26 | 2018-05-30 | 이범진 | 중앙집중식 해수공급 및 냉각시스템 |
KR20230031566A (ko) * | 2021-08-27 | 2023-03-07 | 군산대학교산학협력단 | 기생성 섬모충 제어 와편모류 및 패류유생 통합 사육시스템 |
KR102603993B1 (ko) * | 2021-08-27 | 2023-11-20 | 군산대학교 산학협력단 | 기생성 섬모충 제어 와편모류 및 패류유생 통합 사육시스템 |
CN114342856A (zh) * | 2021-12-18 | 2022-04-15 | 邳州市锋利农具制造有限公司 | 一种可根据鱼游动程度供氧且防跳缸的鱼缸装置 |
CN114342856B (zh) * | 2021-12-18 | 2022-10-25 | 邳州市锋利农具制造有限公司 | 一种可根据鱼游动程度供氧且防跳缸的鱼缸装置 |
CN115281126A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-11-04 | 邓昕泽 | 一种微藻及水产养殖育苗的循环方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Helfrich et al. | Fish farming in recirculating aquaculture systems (RAS) | |
US6584935B2 (en) | Process for culturing crabs in recirculating marine aquaculture systems | |
JP2000245297A (ja) | 魚介類飼育装置 | |
JP2002010723A (ja) | 魚介類養殖装置 | |
JP7169502B2 (ja) | 水産動物の養殖方法 | |
Valenti et al. | Recirculation hatchery systems and management | |
JPH07194271A (ja) | 海水魚の飼育方法及びそのための鑑賞用水槽 | |
JP2017148007A (ja) | 魚類種苗の育成システム | |
AU767900B2 (en) | Biosecure zero-exchange system for maturation and growout of marine animals | |
US4226210A (en) | Abalone mariculture | |
JP5802941B2 (ja) | マシジミ飼育ビオトープキット | |
CN111771772B (zh) | 一种石斑鱼育苗方法 | |
KR101497119B1 (ko) | 바이오플락을 이용한 참게 양식 방법 | |
JP6512467B1 (ja) | 養殖槽の改質方法、および養殖方法 | |
WO2018110387A1 (ja) | 魚介類の養殖システムおよび魚介類の養殖方法 | |
CN1432538A (zh) | 培育食藻虫治理水域蓝绿藻污染的方法 | |
Neethu et al. | Recirculating aquaculture system: Concepts and designs | |
JP3535499B2 (ja) | フグの養殖方法、及びそれを用いたフグの無毒化方法 | |
JP2004016234A (ja) | フグの養殖方法、及びそれを用いたフグの無毒化方法 | |
KR101839314B1 (ko) | 쏘가리 초기 양식방법 및 양식장치 | |
Fujaya et al. | The effect of recirculating aquaculture system on blue swimming crab (Portunus pelagicus Linnaeus, 1758) instar crablet growth and survival rate | |
KR101839315B1 (ko) | 쏘가리 초기 양식방법 및 양식장치 | |
KR101822738B1 (ko) | 이종생물 사육을 통한 바이오플락 슬러지 조절 양식장치 및 방법 | |
CN110199926A (zh) | 一种刀额新对虾规模化人工繁育的方法 | |
JP2002320426A (ja) | 海藻類養殖装置及び同海藻類養殖装置を備えた魚介類養殖装置 |