JP2000245297A - 魚介類飼育装置 - Google Patents

魚介類飼育装置

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JP2000245297A
JP2000245297A JP11368011A JP36801199A JP2000245297A JP 2000245297 A JP2000245297 A JP 2000245297A JP 11368011 A JP11368011 A JP 11368011A JP 36801199 A JP36801199 A JP 36801199A JP 2000245297 A JP2000245297 A JP 2000245297A
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Japan
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breeding
tank
seawater
feed
aquarium
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JP11368011A
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Katsutomi Ido
勝富 井戸
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DENSHI BUSSEI SOGO KENKYUSHO K
DENSHI BUSSEI SOGO KENKYUSHO KK
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DENSHI BUSSEI SOGO KENKYUSHO K
DENSHI BUSSEI SOGO KENKYUSHO KK
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    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
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    • A01K61/80Feeding devices
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚介類を安定した状態で長期間にわたって飼
育することができるとともに、飼育作業の簡易化を図る
ことができる魚介類飼育装置を提供する。 【解決手段】 魚介類飼育装置32は、アコヤ貝11と
飼育海水を収容するとともに、アコヤ貝11を飼育、つ
まり養殖する飼育水槽12と、飼育水槽12内で生じた
飼育海水中のアコヤ貝11のアンモニアを硝酸塩にまで
分解して分解処理海水を生成する生物分解槽19と、ア
コヤ貝11に供給するための植物性プランクトンを、分
解処理海水を供給して培養する餌料培養槽23と、その
餌料培養槽23に光を照射するための蛍光灯24とによ
り構成されている。飼育水槽12と生物分解槽19とは
第1〜第3循環パイプ20,21,22により連結さ
れ、生物分解槽19と餌料培養槽23とは第4循環パイ
プ28により連結されている。餌料培養槽23と飼育水
槽12とは第5循環パイプ30により連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばアコヤ貝
等の魚介類を陸上で飼育するための魚介類飼育装置を提
供することにある。
【0002】
【従来の技術】水産養殖業として、例えば真珠養殖は、
まずアコヤ貝の稚貝を一定期間飼育して母貝にまで成長
させる。そして、その母貝の体内に真珠を形成するため
の核を移殖し、その母貝を海洋で一定期間生育させるこ
とにより、アコヤ貝が核を真珠に変化させる。最後に、
母貝の体内から真珠を取り出すという過程からなってい
る。
【0003】また、アコヤ貝の稚貝を2〜3ヶ月間飼育
して成長させる場合は、滅菌処理を施した海水が収容さ
れた水槽の中に、稚貝を投入し、稚貝の餌料として、別
の場所で養殖したプランクトンを供給する。そして、消
費されなかった餌料や稚貝の糞尿等により濁った海水
を、定期的に滅菌した海水と交換していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年の海洋
汚染、海水の温度上昇、アコヤ貝に寄生する原虫又はウ
ィルス等の様々な海洋に依存する原因により、真珠養殖
の途中でアコヤ貝が大量死してしまい、アコヤ貝及び真
珠の収穫量が激減してしまうということがあった。その
ため、最近は、海洋において水産養殖を安定した状態で
行うことができないという問題があった。
【0005】また、アコヤ貝の稚貝を養殖する場合にお
いては、水槽内の海水を大規模にかつ定期的に交換する
作業を必要とし、非常に面倒であるという問題もあっ
た。この発明は、このような従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものである。その目的とするところ
は、魚介類を安定した状態で長期間にわたって飼育する
ことができるとともに、飼育作業の簡易化を図ることが
できる魚介類飼育装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の魚介類飼育装置は、飼育
水と魚介類を収容するとともに、その魚介類を飼育する
ための飼育水槽と、前記飼育水槽内で生じた飼育水中に
含まれる魚介類の糞尿等を分解して分解処理水を生成す
る生物分解槽と、前記飼育水槽中の魚介類に供給するた
めの餌料液を、前記分解処理水を供給して培養する餌料
培養槽と、前記餌料培養槽に光を照射するための光源と
を備えたものである。
【0007】請求項2に記載の発明の魚介類飼育装置
は、請求項1に記載の発明において、前記飼育水槽内の
飼育水及び餌料培養槽内の餌料液は静電場処理を施した
電子エアーにより曝気処理が行われるものである。
【0008】請求項3に記載の発明の魚介類飼育装置
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
飼育水槽から蒸発する水の補給は静電場処理を施した電
子水の供給により行われるものである。
【0009】請求項4に記載の発明の魚介類飼育装置
は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明におい
て、前記飼育水槽及び生物分解槽内には炭素が配置され
るものである。
【0010】請求項5に記載の発明の魚介類飼育装置
は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明におい
て、前記飼育水槽と生物分解槽、生物分解槽と餌料培養
槽及び餌料培養槽と飼育水槽とをそれぞれパイプにより
連結するとともに、飼育水槽内の飼育水を生物分解槽内
へ供給し、生物分解槽内の分解処理水を餌料培養槽内へ
供給し、餌料培養槽内の餌料液を飼育水槽内へ供給し
て、飼育水槽、生物分解槽及び餌料培養槽内の液体を、
それらの間で排出物を出さないようにして循環するよう
に構成したものである。
【0011】請求項6に記載の発明の魚介類飼育装置
は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明におい
て、少なくとも前記飼育水槽内には、魚介類の生育に必
要なミネラル類が補給されるように構成したものであ
る。
【0012】請求項7に記載の発明の魚介類飼育装置
は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明におい
て、少なくとも前記生物分解槽内には飼育水を濾過する
ための濾過材が配設され、その濾過材は複数の濾過層に
より構成されているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。 (第1実施形態)魚介類としてのアコヤ貝11は養殖真
珠の母貝に使用される二枚貝である。そして、アコヤ貝
11の体内に核を挿入すると、その体内から真珠質が分
泌され、その真珠質により前記核の外面に真珠層が形成
され真珠が形成されるようになっている。
【0014】次に、魚介類飼育装置について説明する。
図1に示すように、飼育水槽12は合成樹脂材料やガラ
ス等により上部に開口を有する四角箱状に形成され、そ
の内部に50〜100リットルの飼育水としての飼育海
水を収容することができるようになっている。また、飼
育海水が収容された飼育水槽12内には、複数個のアコ
ヤ貝11が収容された複数個のかご13が投入され、飼
育水槽12中でアコヤ貝11を飼育、つまり、養殖する
ことができるようになっている。
【0015】このとき、アコヤ貝11の養殖量は、1個
のアコヤ貝11に対して飼育海水が1.5〜3リットル
程度となるように飼育海水及びアコヤ貝11の量が調節
されている。飼育水槽12内には第1ポンプ14が配置
され、飼育水槽12内の飼育海水を汲み上げるようにな
っている。また、飼育水槽12内には、アコヤ貝11の
生育に必要なミネラル類として、カルシウム、鉄及び亜
鉛が補給されるようになっている。それらの飼育海水に
対する溶存割合は、アコヤ貝11を確実に生育させるた
めに、カルシウムが400〜450ppm、鉄が0.1
〜5ppm、亜鉛が0.5〜5ppmとなるように添加
される。
【0016】飼育水槽12内には第1エアー供給管15
の一端に接続された第1エアレータ16が引き込まれ、
その第1エアー供給管15の他端には電子エアー発生装
置27が接続されている。そして、その電子エアー発生
装置27により発生した電子エアーを第1エアレータ1
6から飼育水槽12内へ送り出し、飼育水槽12内の飼
育海水に曝気処理を行うことができるようになってい
る。
【0017】飼育水槽12内には炭素としての備長炭1
7がネット18に詰めれられた状態で配置されている。
この備長炭17は脱臭作用、浄化作用、酸化抑制作用等
の機能を有している。また、備長炭17は多孔質である
ため、備長炭17内には硝化細菌等の微生物が生息し、
その微生物が飼育海水の汚濁物質等を生物分解するよう
になっている。従って、飼育水槽12内の飼育海水を安
定した清浄状態に維持することができるようになってい
る。
【0018】生物分解槽19は合成樹脂材料やガラス等
により上部に開口を有する四角箱状に形成され、その内
部には前記飼育水槽12内で使用された飼育海水が供給
されるようになっている。この生物分解槽19内には硝
酸細菌、亜硝酸細菌等の硝化細菌が生息している。そし
て、それらが飼育海水中に含まれるアコヤ貝11の排泄
物や老廃物等のアンモニアを硝酸塩にまで分解する生物
分解を行い、飼育海水中の汚染度や濁度を低下させた分
解処理水としての分解処理海水を生成するようになって
いる。
【0019】生物分解槽19内には炭素としての備長炭
17がネット18に詰めれられた状態で配置されてい
る。この備長炭17は脱臭作用、浄化作用、酸化抑制作
用等の機能を有している。また、備長炭17内には有用
な微生物が生息しているため、飼育海水の汚濁物質等を
生物分解するようになっている。従って、飼育水槽12
内の飼育海水を安定した清浄状態に維持することができ
るようになっている。
【0020】生物分解槽19と前記飼育水槽12とはパ
イプとしての第1循環パイプ20、第2循環パイプ21
及び第3循環パイプ22により連結されている。第1循
環パイプ20の一端は飼育水槽12内の第1ポンプ14
に接続され、他端は生物分解槽19の開口から生物分解
槽19内に引き込まれている。そして、第1ポンプ14
により汲み上げられた飼育水槽12内の飼育海水が、第
1循環パイプ20内を通過して生物分解槽19内に供給
されるようになっている。
【0021】第2循環パイプ21及び第3循環パイプ2
2の一端はそれぞれ生物分解槽19に接続され、他端は
それぞれ飼育水槽12の開口から飼育水槽12内に引き
込まれている。そして、生物分解槽19内で生物分解に
より浄化された分解処理海水の一部を飼育水槽12内へ
戻すようになっている。
【0022】餌料培養槽23は合成樹脂材料やガラス等
により開口を有する四角箱状に形成され、その内部には
アコヤ貝11の餌としての餌料液及び前記生物分解槽1
9内で、生物分解により浄化された分解処理海水の一部
が供給されるようになっている。この餌料液内にはアコ
ヤ貝11の餌料としての植物性プランクトンが存在して
いる。前記植物性プランクトンとしては、キートセラス
及びパブロバが挙げられ、これらは生物分解により生じ
た分解処理海水中に含まれる硝酸塩を栄養源として成
長、増殖することができるようになっている。
【0023】前記キートセラス及びパブロバは餌料培養
槽23内に注入される前に、所定の培養濃度に達するま
で保存培養、中間培養及び大量培養がそれらの順序で行
われて得られる。保存培養は、キートセラス及びパブロ
バの種を絶やさないようにするために少量ずつ保存する
ための継代培養で、1〜2週間行われる。中間培養は、
前記保存培養により増殖したキートセラス及びパブロバ
の培養液中の培養濃度を少し高めるために行われ、培養
濃度が500万〜1000万cell/mlに達するま
で行われる。
【0024】保存培養及び中間培養において、キートセ
ラス及びパブロバを培養するための培養液は、人口海水
に栄養塩を添加して調製したものが使用される。栄養塩
の組成物としては、硝酸ナトリウム、リン酸2ナトリウ
ム、水ガラス、炭酸水素ナトリウム、エチレンジアミ
ン、クレワット、ビタミン(チアミン塩酸塩、ビタミン
12、ビオチン)が挙げられる。そして、保存培養及び
中間培養に応じて組成物を適宜組み合わせて培養液が調
製される。
【0025】このとき、中間培養中にキートセラス及び
パブロバの培養液内に電子エアーが供給され、培養液の
曝気処理が行われる。そのため、キートセラス及びパブ
ロバの培養速度を向上させることができるとともに、キ
ートセラス及びパブロバの培養を安定した状態で行うこ
とができるようになっている。
【0026】大量培養は、アコヤ貝11用の餌料液を培
養するために行われ、培養濃度が300万cell/m
lに達するまで行われる。このとき、キートセラス及び
パブロバの培養液内に電子エアーが供給され、培養液の
曝気処理が行われる。そのため、キートセラス及びパブ
ロバの培養速度を向上させることができるとともに、キ
ートセラス及びパブロバの培養を安定した状態で行うこ
とができるようになっている。そして、大量培養により
所定の培養濃度にまで培養された餌料液が餌料培養槽2
3へ注入される。
【0027】餌料培養槽23の上方位置には餌料培養槽
23に光を照射するための光源としての蛍光灯24が配
置されている。そして、その蛍光灯24からの光の照射
により、キートセラス及びパブロバが光合成を行うこと
ができるようになっている。そして、硝酸塩と光合成と
により植物性プランクトンは成長増殖することができる
ようになっている。また、餌料液としては、キートセラ
スとパブロバの混合餌料がアコヤ貝11の飼育に適して
いる。
【0028】餌料培養槽23内には第2エアー供給管2
5の一端に接続された第2エアレータ26が引き込ま
れ、その第2エアー供給管25の他端には前記電子エア
ー発生装置27が接続されている。そして、その電子エ
アー発生装置27により発生した電子エアーを、第2エ
アレータ26から餌料培養槽23内へ送り出し、餌料培
養槽23内の餌料液を曝気処理することができるように
なっている。
【0029】餌料培養槽23と生物分解槽19とはパイ
プとしての第4循環パイプ28により連結されている。
餌料培養槽23の開口には第4循環パイプ28の一端が
上方からその内部に配置され、第2ポンプ29を介した
第4循環パイプ28の他端は生物分解槽19内に配置さ
れている。そして、第2ポンプ29により、生物分解槽
19内で生物分解により生じた分解処理海水の一部を汲
み上げて餌料培養槽23内へ供給するようになってい
る。
【0030】餌料培養槽23と飼育水槽12とはパイプ
としての第5循環パイプ30により連結されている。餌
料培養槽23の側面には第5循環パイプ30の一端が接
続され、その第5循環パイプ30の他端は飼育水槽12
の開口から飼育水槽12内へ配置されている。そして、
餌料培養槽23内で培養増殖された植物性プランクトン
を含んだ餌料液が飼育水槽12内へ供給されるようにな
っている。そして、飼育水槽12中のアコヤ貝11は餌
料液中の植物性プランクトンを餌として成長することが
できるようになっている。
【0031】なお、飼育水槽12中には飼育海水、餌料
液及び分解処理海水の一部が循環して注入されるように
なっているが、1日あたり約1リットルの飼育水槽12
中の水が蒸発してしまう。そのため、飼育水槽12中の
成分濃度及び水量を一定にするために、電子水生成装置
31により水に静電場処理を施した電子水が補給される
ようになっている。
【0032】そして、飼育水槽12、生物分解槽19、
餌料培養槽23、蛍光灯24等により魚介類飼育装置3
2が構成されている。次に、前記電子エアー発生装置2
7について説明する。
【0033】図2に示すように、電子エアー発生装置2
7を構成する高電圧静電場発生装置33は、四角箱状に
形成され、魚介類飼育装置32の近傍に配置された支持
台34上に載置されている。その高電圧静電場発生装置
33は第1接続線35を介して図示されない電源に接続
されるようになっている。発生器36は、前記支持台3
4上に載置されるとともに、前記高電圧静電場発生装置
33の近傍に配置され、第2接続線37により高電圧静
電場発生装置33と接続されている。
【0034】前記発生器36の近傍には送風機38が配
置され、第1送風管39により発生器36と接続されて
いる。送風機38により発生したエアーが第1送風管3
9内を通過して発生器36内へ送り込まれるようになっ
ている。そして、高電圧静電場発生装置33により形成
される静電場を発生器36内のエアーに印加して静電場
処理を行うことができるようになっている。
【0035】前記発生器36には第2送風管40の一端
が接続され、その第2送風管40の他端側は複数に分岐
され、それらにはエアー分岐調整弁41が接続されてい
る。そして、そのエアー分岐調整弁41には第1〜第3
エアー供給管15,25,59の一端がそれぞれ接続さ
れ、それらの他端には第1〜第3エアレーター16,2
6,42がそれぞれ接続されている。そして、発生器3
6より発生した電子エアーが、第2送風管40内へ送り
込まれ、エアー分岐調整弁41の開放により各エアー供
給管15,25,59を介して各第1〜第3エアレータ
ー16,26,42から電子エアーを排出することがで
きるようになっている。
【0036】続いて、電子水生成装置31について説明
する。図3に示すように、絶縁台43は電気絶縁性の材
料により板状に形成され、複数本の柱状の絶縁碍子44
により支持されている。ポリプロピレン樹脂等により有
底箱状に形成されたタンク45は、前記絶縁台43上に
載置されている。タンク45の一側面には吐出口46が
設けられ、タンク45内の電子水を吐出することができ
るようになっている。
【0037】電子水生成装置31を構成する高電圧静電
場発生装置33は、四角箱状に形成され、魚介類飼育装
置32の近傍に配置された載置台60上に載置されてい
る。そして、高電圧静電場発生装置33は第1接続線3
5を介して図示されない電源に接続されるようになって
いる。
【0038】ステンレス鋼等により金網状に形成された
電極47には第2接続線37の一端が接続され、その第
2接続線37の他端には高電圧静電場発生装置33が接
続されている。そして、前記タンク45内に、備長炭1
7、水及び電極47を配置することにより、高電圧静電
場発生装置33により形成される静電場を水に印加して
静電場処理を行い、電子水を製造することができるよう
になっている。また、備長炭17は脱臭作用、浄化作
用、酸化抑制作用等の機能を有しているため、タンク4
5内の電子水を安定した清浄状態に維持することができ
るようになっている。
【0039】次に、高電圧静電場発生装置33の電気回
路について説明する。図4に示すように、100Vの交
流電源端子48にはブレーカ49と電源スイッチ50と
電圧調整器51とが直列接続されている。表示ランプ5
2は電圧調整器51と並列接続されている。前記電圧調
整器51は可変端子53により電圧を調整できるように
なっている。高電圧発生用トランス54の1次コイル5
5は電圧調整器51に並列接続されている。電圧計56
は、高電圧発生用トランス54の1次コイル55に並列
接続されている。高電圧発生用トランス54の2次コイ
ル57の一端側は解放されたままにおかれ、他端側の出
力端子61には1MΩ程度の保護抵抗58が接続されて
いる。そして、この保護抵抗58を介して前記第2接続
線37から発生器36又は電極47に接続されている。
【0040】前述のように、高電圧発生用トランス54
の2次コイル57の出力側の一端は解放されている。従
って、高電圧発生用トランス54の2次コイル57の出
力側には電力が流れず、高電圧のみが印加され、高調波
成分を含む重畳波形を有する高圧静電場が形成される。
【0041】そして、電圧調整器51において可変端子
53を所定の抵抗値に設定した後、電源スイッチ50を
オンにすると、表示ランプ52が点灯するとともに、高
電圧発生用トランス54の2次コイル57の出力側で高
電圧が発生する。この高電圧により発生器36又はタン
ク45内に高圧静電場が形成される。
【0042】静電場は高電圧静電場発生装置33により
発生する無変動静電場又は変動静電場である。無変動静
電場は一定の電圧により発生する直線状の波形を有する
電場であり、変動静電場は正弦波、矩形波、ノコギリ
波、重畳波形等の交流波形を有する電場である。これら
の静電場のうち、好ましくは、高調波成分を含む重畳波
形を有する電場である。重畳波形を有する電場は、前述
の高電圧発生用トランス54を有する電気回路の他、半
導体を用いた電気回路等により得られる。
【0043】これらのうち、高調波成分を含む重畳波形
を有する静電場は、電気回路内に高電圧及び高調波発生
用トランスを備える電気回路により得られる。重畳波形
は、各種波長の正弦波等が重畳的に合成されたものであ
り、適切な波長の多種の高調波交流波形が位相をずらし
た状態で加えられ、それらの波形が加算され、交流波形
上にひずみが形成されたものである。
【0044】静電場処理を行うとき、静電場の電圧は好
ましくは1500〜5000Vの範囲内に設定される。
この電圧が1500Vより低いと、静電場処理に費やす
時間が長くなるため、飼育コストの上昇を招いてしま
う。また、静電場処理が十分に行われず、得られた電子
エアー又は電子水の有する機能を向上させることができ
ない。一方、電圧が5000Vを越えると、電子エアー
又は電子水に過剰処理の部分が生じてしまう。
【0045】また、静電場処理時間は、4〜300時間
の範囲内に設定されるのが好ましく、48〜300時間
の範囲内に設定されるのがさらに好ましい。続いて、魚
介類飼育装置32を使用したアコヤ貝11の飼育方法、
つまり養殖方法について説明する。
【0046】まず、飼育海水が収容された飼育水槽12
内に、複数個の母貝のアコヤ貝11が収容された複数の
かご13を収容する。このとき、1個のアコヤ貝11に
対して飼育海水が1.5〜3リットル対応するようにア
コヤ貝11の個数及び飼育海水の量を調整する。また、
飼育水槽12内の水温は13〜25℃の範囲内に設定さ
れている。なお、前記アコヤ貝11の体内には球状をな
す核が移殖されている。
【0047】さらに、電子エアー発生装置27の高電圧
静電場発生装置33を動作させて静電場処理が施された
電子エアーを発生させる。そして、第1エアー供給管1
5を介して第1エアレータ16から電子エアーを飼育水
槽12内へ8リットル/min(分)供給し、飼育水槽
12内の飼育海水に曝気処理を行う。また、飼育水槽1
2中には炭素としての備長炭17が配置されているた
め、備長炭17の脱臭作用、浄化作用、酸化抑制作用等
により飼育海水を安定した清浄状態にすることができ
る。また、備長炭17内に生息する硝化細菌等の微生物
により、飼育海水内の排泄物等が生物分解される。な
お、蒸発等により1日当たり約1リットルの水が蒸発す
るため、電子水が補給される。
【0048】続いて、餌料培養槽23内に大量培養によ
り、所定の300万cell/mlの培養濃度にまで達
したキートセラス及びパブロバの餌料液を注入する。そ
して、培養濃度が200〜300万cell/mlとな
るように2リットルの餌料液を第5循環パイプ30を通
過させて、1日4回飼育水槽12へ等間隔をおいて供給
する。すると、アコヤ貝11は餌料液を餌として成長す
る。そのとき、アコヤ貝11は糞尿等を飼育海水中に排
出し、飼育海水は濁るようになる。
【0049】そして、飼育水槽12内の第1ポンプ14
により飼育海水を汲み上げ、第1循環パイプ20を通過
させて、飼育海水を生物分解槽19へ供給する。する
と、生物分解槽19内の硝酸細菌等が飼育海水中のアコ
ヤ貝11の排泄物に含まれるアンモニアを硝酸塩にまで
分解する生物分解を行い、飼育海水の汚染度や濁度を低
下させた分解処理海水を生成する。
【0050】このとき、生物分解槽19内には備長炭1
7が配置されているため、生物分解槽19内をより清浄
化することができ、生物分解を安定した状態で行わせる
ことができる。そして、分解処理海水は、一部は第2,
第3循環パイプ21,22を通過して飼育水槽12内へ
戻される。その結果、飼育水槽12内の飼育海水が汚染
されたりして濁った状態のままになることが防止され、
アコヤ貝11が病気にかかったり、死んだりする確率を
低下させることができる。また、分解処理海水の一部は
第4循環パイプ28に接続された第2ポンプ29により
汲み上げられ、第4循環パイプ28を通過して餌料培養
槽23内へ供給される。
【0051】餌料培養槽23内にはキートセラス及びパ
ブロバが生息している。また、餌料培養槽23には蛍光
灯24からの光が照射されている。そして、キートセラ
ス及びパブロバはその光と二酸化炭素とにより光合成を
行い酸素を出している。また、キートセラス及びパブロ
バは分解処理海水中の硝酸塩を栄養源としているため、
成長増殖することができるとともに、それらによりアコ
ヤ貝11の餌としての餌料液を培養することができる。
【0052】このとき、餌料培養槽23内には、飼育水
槽12と同様に第2エアレータ26から電子エアーが供
給され、餌料培養槽23内の餌料液に曝気処理を施すこ
とができる。従って、キートセラス及びパブロバを安定
した状態で培養することができるとともに、培養速度が
向上される。
【0053】そして、餌料としてのキートセラス及びパ
ブロバを第5循環パイプ30を通過させて飼育水槽12
内へ1日4回注入する。このとき、餌料液内にはアコヤ
貝11の餌としての植物性プランクトンが含まれている
ため、アコヤ貝11を成長飼育させることができる。そ
の結果、餌料を食べてアコヤ貝11が成長するようにな
る。
【0054】つまり、飼育水槽12内の飼育海水、生物
分解槽19内の分解処理海水及び餌料培養槽23内の餌
料液は食物連鎖により連結されている。また、それらは
第1〜第5循環パイプ20,21,22,28,30内
を循環しているため、循環している間は外的要因に曝さ
れることがないとともに、排出物が出ない。従って、ア
コヤ貝11がウィルスや病原菌等の外的要因により、死
んだり病気にかかったりするのを予防してアコヤ貝11
を安定した状態で長期間にわたって飼育、つまり、養殖
することができる。
【0055】また、飼育海水は循環して再利用されるた
め、大規模な海水の補給を必要としない。即ち、海水の
運び込み等の大規模な作業を必要とせずに、容易にアコ
ヤ貝11の飼育を行うことができる。
【0056】さらに、6〜8ヶ月養殖することにより、
アコヤ貝11の体内に移殖された核の表面に真珠層が形
成され、真珠を形成することができる。前記第1実施形
態によって発揮される効果について、以下に記載する。
【0057】・ 第1実施形態の魚介類飼育装置32に
よれば、飼育水槽12、生物分解槽19及び餌料培養槽
23は第1〜第5循環パイプ20,21,22,28,
30により連結されるとともに、それらはアコヤ貝1
1、アコヤ貝11の糞尿を餌とする硝化細菌(生物分
解)、生物分解により生じた分解処理物を栄養源とする
植物性プランクトン、その植物性プランクトンを餌とす
るアコヤ貝11という食物連鎖により連結されている。
そして、飼育海水は循環する間に浄化されるため、飼育
海水が汚れたままになるのが防止され、アコヤ貝11が
死んだり病気にかかったりするのを予防することができ
る。従って、魚介類を安定した状態で長期間にわたって
飼育、つまり、養殖することができる。また、飼育海水
は循環して再利用されるため、排出物が出ず、大規模な
補給を必要としない。即ち、海水の運び込み等の大規模
な作業を必要とせずに、養殖作業の簡易化を図ることが
できる。
【0058】・ 第1実施形態の魚介類飼育装置32に
よれば、飼育水槽12及び餌料培養槽23内には電子エ
アーが供給され、飼育海水及び餌料液に電子エアーによ
る曝気処理を施すことができる。そのため、飼育水槽1
2内の飼育海水は安定した清浄状態となり、病原菌等の
発生が抑制され、アコヤ貝11を安定した状態で飼育、
つまり、養殖することができる。また、餌料培養槽23
内の餌料液としてのキートセラス及びパブロバを安定し
た状態で培養させることができるとともに、その培養速
度を向上させることができる。
【0059】・ 第1実施形態の魚介類飼育装置32に
よれば、蒸発等により飼育水槽12内の水が減少したと
きは電子水が補給される。そのため、飼育水槽12内の
飼育海水は安定した状態となり、病原菌等の発生が抑制
され、アコヤ貝11を安定した状態で飼育、つまり、養
殖することができる。
【0060】・ 第1実施形態の魚介類飼育装置32に
よれば、飼育水槽12及び生物分解槽19内には備長炭
17が配置されている。そのため、備長炭17による脱
臭作用、浄化作用、酸化抑制作用等により飼育水槽12
内の飼育海水及び生物分解槽19内の分解処理海水の不
純物等を吸着して、それらの状態を安定した状態に維持
することができる。また、備長炭17内に生息する硝化
細菌等により、飼育海水及び分解処理海水内のアコヤ貝
11の排泄物等を生物分解して、飼育海水及び分解処理
海水を清浄状態に維持することができる。
【0061】・ 第1実施形態の魚介類飼育装置32に
よれば、飼育水槽12内に注入される飼育海水の量は1
個のアコヤ貝11に対して1.5〜3リットルとなるよ
うに調整されている。そのため、アコヤ貝11が窒息し
たりするのを防止して、安定した状態で飼育、つまり、
養殖することができる。
【0062】・ 第1実施形態の魚介類飼育装置32に
よれば、生物分解槽19内にはアコヤ貝11から排泄さ
れた糞尿等に含まれるアンモニアを硝酸塩にまで分解す
る硝化細菌が生息している。そのため、糞尿を自然に分
解することができ、汚れた飼育海水を自然に浄化するこ
とができる。従って、薬剤等を使用することなく、安定
した状態の分解処理海水を生成することができるととも
に、飼育コストの低減を図ることができる。
【0063】・ 第1実施形態の魚介類飼育装置32に
よれば、母貝のアコヤ貝11の体内に球状の核を移殖
し、6〜8ヶ月間飼育、つまり、養殖することにより真
珠を形成することができる。
【0064】・ 第1実施形態の魚介類飼育装置32に
よれば、飼育水槽12内にはアコヤ貝11の生育に必要
なミネラル類が補給される。そのため、アコヤ貝11の
成長を補助することができる。
【0065】(第2実施形態)以下、第2実施形態では
上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。第
2実施形態では、魚介類飼育装置32を工場規模に拡大
した場合について説明する。図5に示すように、工場内
には、飼育海水として使用される人工海水を製造し、さ
らに貯留するための人工海水製造貯槽62が設置されて
いる。人工海水は人工海水用塩を電子水に溶解したもの
である。
【0066】人工海水用塩としてはマリン・エッセンス
(日本家庭用塩 株式会社製)を使用し、そのマリン・
エッセンスの組成物は、カルシウム、マグネシウム、カ
リウム、ナトリウム、塩素及び塩化ナトリウムである。
そして、マリン・エッセンスを使用する場合は人口海水
の塩分濃度が3.0〜3.4%となるように調製する。
電子水は、人工海水製造貯槽62の近傍に設置された電
子水生成装置31から供給される。なお、飼育海水とし
て自然海水を用いてもよい。
【0067】人工海水製造貯槽62内には第1供給ポン
プ63が配置され、その第1供給ポンプ63にはパイプ
としての第1パイプ64の一端が接続されている。第1
パイプ64の他端は、図6に示すように、人工海水製造
貯槽62の近傍に配置された3基の飼育水槽12内にそ
れぞれ引き込まれている。各飼育水槽12は容量が10
トン(t)の有底箱状に形成されている。そして、人工
海水製造貯槽62から第1供給ポンプ63により飼育海
水が各飼育水槽12内に注入されるとともに、魚介類と
しての複数のアコヤ貝11が収容されたかご13が複数
個投入されて、飼育水槽12内でアコヤ貝11を飼育、
つまり、飼育することができるようになっている。な
お、養殖するアコヤ貝11の量により、飼育水槽12の
容量及び配置数を適宜変更してもよい。
【0068】図5に示すように、飼育水槽12の上方位
置には前記光源とは別の光源としての蛍光灯24が設置
され、飼育水槽12に光を照射可能になっている。ま
た、飼育水槽12内には、ミネラル類として、カルシウ
ム、鉄及び亜鉛が補給されるようになっている。
【0069】各飼育水槽12内には、水流発生装置とし
て一対の水中ポンプ65が飼育水槽12内の対向する位
置に配置され、飼育水槽12内に人工的な水流を作り出
すようになっている。また、各飼育水槽12内には、水
質測定器66が設置され、飼育海水の水質を測定するこ
とができ、その測定結果により、水質の異常等に対応し
て水質管理が行われる。
【0070】さらに、各飼育水槽12の底部には分解層
67が設置され、その分解層67は上面からサンゴ層6
7a、炭素としての粉炭(備長炭)層67b、硅砂層6
7c及び麦飯石層67dを積層して形成されている。粉
炭及び麦飯石は、飼育海水の浄化作用を有している。硅
砂及びサンゴには排泄物や老廃物等の汚濁物質を生物分
解する微生物が定着するようになっている。また、サン
ゴは飼育海水内のカルシウム濃度を維持するのに適して
いる。分解層67における各層の構成割合は、微生物を
確実に定着させ、さらに生物分解等により飼育海水を浄
化させるために、粉炭層67bは25〜30%、硅砂層
67cは35〜40%、麦飯石層67dは15〜20
%、サンゴ層67aは15〜20%にそれぞれ設定され
るのが好ましい。
【0071】そして、飼育水槽12の底部に沈殿した汚
濁物質は、分解層67により浄化され、飼育海水の水質
を維持することができるようになっている。なお、分解
層67の積層順序や構成割合は適宜組み替えてもよい。
【0072】加えて、飼育水槽12の近傍位置には温度
調整器68が設置され、飼育水槽12内の水温を13〜
25℃の範囲内に調整可能になっている。図6に示すよ
うに、各飼育水槽12の上部位置には、それぞれ1対の
第1濾過器69が設置されている。各第1濾過器69に
はパイプとしての第2パイプ70の一端が接続され、そ
の他端は飼育水槽12内に引き込まれている。その第2
パイプ70には第2供給ポンプ71が接続され、その第
2供給ポンプ71により飼育海水を汲み上げて第1濾過
器69に飼育海水を供給するようになっている。また、
各第1濾過器69にはそれぞれパイプとしての第1排出
管72の一端が接続され、その他端が飼育水槽12内に
引き込まれている。
【0073】図7に示すように、第1濾過器69内には
濾過材73が配設され、その濾過材73は上面から炭素
としての粉炭(備長炭)層73a、牡蠣殻層73b、種
菌濾過材層73c、サンゴ(粒)層73d、サンゴ石層
73e、イズカライト層73f、硅砂層73g、セラミ
ックボール層73h及び麦飯石層73iを積層して形成
されている。これらのうち、牡蠣殻層73b、サンゴ
(粒)層73d、サンゴ石層73e、イズカライト層7
3f及びセラミックボール層73hは、飼育海水内にカ
ルシウムやミネラル類を補給するとともに、排泄物や老
廃物等の汚濁物質を生物分解する微生物が定着するよう
になっている。牡蠣殻層73bの代わりにホッキ貝等の
カルシウム源となるものを使用しても良い。
【0074】また、粉炭及び麦飯石は、飼育海水の浄化
作用を有している。種菌濾過材層73cは、濾過材73
内に前記微生物を繁殖させるために設けられ、微生物定
着後は汚濁物質の浄化機能を発揮するようになる。そし
て、第2供給ポンプ71により第1濾過器69内に供給
された飼育海水の一部は、濾過材73内を通過して濾過
され、第1排出管72から飼育水槽12内へ排出される
ようになっている。
【0075】このとき、飼育海水は濾過材73により浄
化されるとともに、飼育海水内にカルシウムやミネラル
類が補給されるようになっている。なお、濾過材73内
の各濾過層の積層順序は適宜組み替えてもよい。
【0076】図5に示すように、前記電子水生成装置3
1には、吐出パイプ74の一端が接続され、その吐出パ
イプ74には供給ポンプ75が接続され、他端は各飼育
水槽12にそれぞれ引き込まれている。そして、必要に
応じて飼育水槽12内に電子水を供給するようになって
いる。
【0077】各飼育水槽12にはそれぞれパイプとして
の第3パイプ76及び第2排出管77の一端が接続さ
れ、その第2排出管77の他端は、工場内に設置された
飼育海水貯槽78に引き込まれている。そして、飼育海
水の一部を飼育海水貯槽78内に排出するようになって
いる。第3パイプ76には第3供給ポンプ79が接続さ
れ、さらに、第3パイプ76の他端は、工場内に設置さ
れた生物分解槽19に接続されている。生物分解槽19
内には前記第1濾過器69と同様の構成の濾過材73が
設置されている。
【0078】そして、第3供給ポンプ79により、飼育
水槽12内の飼育海水の一部を生物分解槽19内に供給
するようになっている。さらに、前記飼育海水貯槽78
内には第4供給ポンプ81が配置され、その第4供給ポ
ンプ81にはパイプとしての第4パイプ82の一端が接
続されている。その第4パイプ82の他端は、前記第3
パイプ76に接続されている。そして、第4供給ポンプ
81により、飼育海水貯槽78内の飼育海水の一部を生
物分解槽19に供給するようになっている。
【0079】生物分解槽19の下端にはパイプとしての
第3排出管83及び第4排出管84の一端が接続されて
いる。第3排出管83の他端は前記温度調整器68に接
続され、さらに、飼育水槽12内に引き込まれている。
第4排出管84の他端は工場内に設置された分解処理海
水貯槽85内に引き込まれている。そして、生物分解槽
19内に供給された飼育海水の一部は、濾過材73内を
通過して濾過され、アコヤ貝11の排泄物や老廃物等が
粉炭層73a内に生息している硝化細菌等の微生物によ
り分解され分解処理海水が生成される。その分解処理海
水の一部は第3排出管83から温度調整器68へ供給さ
れ、温度調整器68により、アコヤ貝11の飼育に適し
た水温となるように調整されて飼育水槽12内へ排出さ
れるようになっている。
【0080】分解処理海水の一部は第4排出管84から
分解処理海水貯槽85内へ排出されるようになってい
る。分解処理海水貯槽85内には第5供給ポンプ86が
配置され、その第5供給ポンプ86にはパイプとしての
第5パイプ87の一端が接続されている。その第5パイ
プ87の他端は、生物分解槽19に接続されている。そ
して、第5供給ポンプ86により、分解処理海水貯槽8
5内の分解処理海水が生物分解槽19に戻されるように
なっている。
【0081】分解処理海水貯槽85内には第6供給ポン
プ88が配置され、その第6供給ポンプ88にはパイプ
としての第6パイプ89の一端が接続されている。その
第6パイプ89の他端は、工場内に設置された分解処理
海水濾過器90に接続されている。分解処理海水濾過器
90は前記第1濾過器69と同様の構成の濾過材73を
備えている。そして、第6供給ポンプ88により、分解
処理海水貯槽85内の分解処理海水の一部を分解処理海
水濾過器90に供給するようになっている。
【0082】分解処理海水濾過器90の下端にはパイプ
としての第5排出管91及び第7パイプ92の一端がそ
れぞれ接続されている。第5排出管91の他端は前記分
解処理海水貯槽85内に引き込まれている。そして、分
解処理海水濾過器90により生成された分解処理海水の
一部は第5排出管91から分解処理海水貯槽85内へ排
出されるようになっている。
【0083】第7パイプ92の他端は第7供給ポンプ9
3に接続され、さらに、複数に分岐されて、工場内に設
置された複数の餌料培養槽23にそれぞれ接続されてい
る。そして、生物分解槽19から供給された分解処理海
水の一部が、分解処理海水濾過器90による生物分解を
介して餌料培養槽23内へ供給されるようになってい
る。図8に示すように、各餌料培養槽23は透明な合成
樹脂材料により有底円筒状に形成され、容量が200〜
300リットルになっている。なお、餌料培養槽23の
容量、個数は培養する植物性プランクトンの量に対応し
て適宜変更してもよい。
【0084】また、餌料培養槽23の近傍には、複数の
餌料保存培養槽94が設置され、その餌料保存培養槽9
4内には、保存培養、中間培養を経たキートセラス及び
パブロバの大量培養が行われている。各餌料保存培養槽
94の直近には蛍光灯24が設置されている。なお、蛍
光灯24の代わりに太陽光を使用してもよい。各餌料保
存培養槽94の下端にはそれぞれパイプとしての第8パ
イプ95の一端が接続され、その第8パイプ95の他端
には第8供給ポンプ96が接続されている。
【0085】そして、餌料保存培養槽94で所定濃度に
まで培養されたキートセラス及びパブロバが第8供給ポ
ンプ96により汲み上げられ、第8パイプ95から各餌
料培養槽23へ適宜供給されるようになっている。各餌
料培養槽23内には分解処理海水濾過器90からの分解
処理海水とキートセラス及びパブロバが供給される。そ
して、キートセラス及びパブロバが分解処理海水内の硝
酸塩を栄養源にして培養増殖されて餌料液が調整される
ようになっている。各餌料培養槽23の下端にはそれぞ
れパイプとしての第6排出管97の一端が接続され、そ
れらの他端は集合されて餌料貯槽98に接続されてい
る。
【0086】そして、各餌料培養槽23へ分解処理海水
が供給されることにより、餌料液がオーバーフローし、
その餌料液が餌料貯槽98に集合して貯留される。餌料
貯槽98内には攪拌器99が設置され、その攪拌器99
により餌料液を攪拌して均一に分散するようになってい
る。餌料貯槽98の下端にはパイプとしての第9パイプ
100の一端が接続され、第9供給ポンプ101を介し
てその他端は餌料計量ポット102に接続されている。
そして、第9供給ポンプ101により餌料液を餌料計量
ポット102内に供給するようになっている。
【0087】餌料計量ポット102にはパイプとしての
第7排出管103の一端が接続され、その他端は飼育水
槽12内に引き込まれている。そして、餌料培養槽23
内の餌料液が餌料貯槽98及び餌料計量ポット102を
介して飼育水槽12内に餌料液を定期的、定量的に供給
されるようになっている。なお、餌料液の供給量及び供
給間隔はアコヤ貝11の飼育条件により適宜変更され
る。
【0088】飼育水槽12内、人工海水製造貯槽62
内、飼育海水貯槽78内、生物分解槽19内、分解処理
海水貯槽85内、餌料培養槽23内にはそれぞれ前記電
子エアー発生装置27に接続されたエアレータ104が
引き込まれ、各槽内に電子エアーを排出することができ
るようになっている。そして、各槽内の液体を曝気処理
するようになっている。
【0089】さて、魚介類飼育装置32を使用したアコ
ヤ貝11の飼育方法、つまり、養殖方法について説明す
る。まず、人工海水製造貯槽62から飼育水槽12内に
人口海水を注入し、複数個の母貝のアコヤ貝11が収容
された複数のかご13を収容する。また、飼育水槽12
内の水温は温度調整器68により13〜25℃の範囲内
に設定されている。例えば、アコヤ貝11の生理活動を
活発かつ安定させるために、水温は20〜24℃に調整
され、アコヤ貝11の生理活動を抑えるために、水温は
13〜20℃に調整される。なお、前記アコヤ貝11の
体内には球状をなす核が移殖されている。また、飼育水
槽12の上方位置の蛍光灯24の点灯及び消灯により昼
と夜のサイクルを作り、アコヤ貝11の生育を調整す
る。
【0090】続いて、餌料計量ポット102から餌料液
を各飼育水槽12内に供給する。すると、アコヤ貝11
は餌料液を餌として成長する。そのとき、アコヤ貝11
は糞尿等を飼育海水中に排出し、飼育海水は濁るように
なる。飼育水槽12中の分解層67の硝化細菌等により
飼育水槽12内の排泄物や老廃物は分解され、飼育海水
の水質が清浄状態に維持される。なお、蒸発等により、
飼育水槽12の容量に対して1日当たり約1.6〜2%
の水が蒸発するため、前記電子水が補給される。
【0091】また、一対の水中ポンプ65により、飼育
水槽12内には5〜20cm/秒の流速の水流が形成さ
れる。アコヤ貝11の代謝活動を促進させるために、流
速は10〜20cm/秒が好ましい。すると、水流によ
り飼育水槽12内が海洋の条件に近くなり、アコヤ貝1
1の生育が活性化される。また、飼育水槽12内に供給
される餌料液が攪拌されるため、餌料液が飼育水槽12
内に均一に分散して全てのアコヤ貝11に餌料が均一に
供給される。加えて、飼育水槽12内の飼育海水を効率
的に第1濾過器69の方へ送ることができる。また、水
質測定器66により飼育海水の水質を測定して水質管理
が行われる。
【0092】次いで、飼育水槽12内の飼育海水の一部
を第2供給ポンプ71により汲み上げて第1濾過器69
に供給する。すると、飼育海水内の排泄物や老廃物は濾
過材73を通過するうちに浄化される。また、カルシウ
ムやミネラル類が飼育海水内に補われる。しかも、濾過
材73は海洋に生育する材料を使用し、かつ複数層によ
り形成されるとともに、多様な微生物が定着している。
そのため、飼育海水が濾過材73を通過することによ
り、自然の海水に近い状態になる。さらに、飼育海水は
第1濾過器69内において、滞留状態にあり、濾過材7
3を通過した飼育海水は濾過材73通過前の飼育海水と
混じることなく、第1濾過器69の第1排出管72から
飼育水槽12内に排出される。従って、水質測定器66
による水質管理及び第1濾過器69により、飼育水槽1
2内の飼育海水の水質が清浄状態に維持される。
【0093】次に、飼育水槽12の第2排出管77から
飼育海水貯槽78に飼育海水の一部が排出される。同時
に、第3供給ポンプ79により、飼育水槽12内の飼育
海水の一部が生物分解槽19内に供給される。そして、
生物分解槽19内の飼育海水量を調整するために、第4
供給ポンプ81により、飼育海水貯槽78内の飼育海水
が生物分解槽19に適宜供給される。
【0094】生物分解槽19内に供給された飼育海水の
一部は、濾過材73内を通過して生物分解により分解処
理海水に生成される。このときも、生物分解槽19は第
1濾過器69と同様の濾過材73を備えているため、そ
の濾過材73の作用により分解処理海水は水質が維持さ
れるとともに、カルシウムやその他ミネラル類が補われ
る。その分解処理海水の一部は第3排出管83から温度
調整器68へ供給され、温度調整器68により、アコヤ
貝11の飼育に適した水温となるように調整されて飼育
水槽12内へ排出される。
【0095】さらに、分解処理海水の一部は第4排出管
84から分解処理海水貯槽85内へ排出される。そし
て、分解処理海水貯槽85内の分解処理海水の一部は、
第5供給ポンプ86により生物分解槽19に戻され、第
6供給ポンプ88により、分解処理海水濾過器90に供
給される。
【0096】続いて、分解処理海水濾過器90内に供給
された分解処理海水の一部は、濾過材73内を通過して
生物分解により分解処理海水に再度生成される。このと
きも、分解処理海水濾過器90は第1濾過器69と同様
の濾過材73を備えているため、その濾過材73の作用
により分解処理海水は水質が維持されるとともに、カル
シウムやその他ミネラル類が補われる。その分解処理海
水の一部は、第5排出管91から分解処理海水貯槽85
内に排出される。さらに、第7供給ポンプ93により分
解処理海水が餌料培養槽23内へ供給される。そして、
飼育海水は3回の生物分解により、汚染度や濁度の低い
分解処理海水に生成されて、餌料培養槽23に供給され
る。また、飼育水槽12に戻される飼育海水も清浄状態
で戻されるとともに、カルシウムやその他ミネラル類が
補給される。
【0097】餌料培養槽23には、餌料保存培養槽94
で所定濃度にまで培養されたキートセラス及びパブロバ
が第8供給ポンプ96により餌料培養槽23へ供給され
るとともに、分解処理海水が供給される。また、各餌料
培養槽23には太陽光が照射されている。なお、図1の
2点鎖線に示すように、蛍光灯24を設置して、梅雨時
等の日照量が少ない場合は、蛍光灯24を照射してもよ
い。そして、キートセラス及びパブロバはその光と二酸
化炭素とにより光合成を行い酸素を出している。また、
分解処理海水中の硝酸塩を栄養源としているため、成長
増殖することができるとともに、それらによりアコヤ貝
11の餌としての餌料液を培養することができる。
【0098】続いて、各餌料培養槽23からオーバーフ
ローした餌料液が餌料貯槽98に集合して貯留され、餌
料貯槽98内の攪拌器99により餌料液が均一に分散さ
れる。餌料貯槽98から第9供給ポンプ101により餌
料液を餌料計量ポット102に供給し、餌料計量ポット
102から飼育水槽12内に餌料液を定期的、定量的に
供給する。
【0099】すると、餌料としてのキートセラス及びパ
ブロバをアコヤ貝11が餌として食べ、アコヤ貝11が
成長するようになる。前記第2実施形態によって発揮さ
れる効果について、以下に記載する。
【0100】・ 飼育水槽12、飼育海水貯槽78、生
物分解槽19、分解処理海水貯槽85、分解処理海水濾
過器90、餌料培養槽23及び飼育水槽12は複数本の
パイプにより連結され、それらの間を飼育海水、分解処
理海水、餌料液が循環している。また、アコヤ貝11、
アコヤ貝11の糞尿を餌とする硝化細菌(生物分解)、
生物分解により生じた分解処理物を栄養源とする植物性
プランクトン、その植物性プランクトンを餌とするアコ
ヤ貝11という食物連鎖により連結されている。従っ
て、陸上の閉鎖された系としての工場内において、工場
の外に出る排出物を少なくしてアコヤ貝11の養殖を行
うことができる。
【0101】加えて、従来のアコヤ貝11の養殖、すな
わち真珠養殖は、アコヤ貝11に核を挿入した後、その
アコヤ貝11を海洋に設置された養殖イカダ等で養成さ
せている。また、アコヤ貝11の餌料は海水中に自然繁
殖、浮遊するプランクトンである。そのため、アコヤ貝
11そのものの養殖は海洋内で行われ、海洋の環境特
性、気象、海況の変化、病害虫等の環境要因に大きく作
用される第1次産業であった。
【0102】しかし、本実施形態では、陸上における工
場内の飼育水槽12で、生物餌料(キートセラス及びパ
ブロバ)をアコヤ貝11に供給しながら、そのアコヤ貝
11を養殖することができる。そのため、海況や環境要
因等の外的要因に左右されず、安定してアコヤ貝11の
養殖を行い、アコヤ貝11の生産管理を高度に行うこと
ができ、アコヤ貝11の養殖を第2次産業的として行う
ことができる。
【0103】・ 魚介類飼育装置32において、外部か
ら人工的に供給されるのは光、濾過材73、保存培養や
中間培養における栄養塩及び人口海水用塩のみであるた
め、養殖における製造コストの低下を図ることができ
る。
【0104】・ 飼育水槽12内の飼育海水の水温は調
整可能になっている。そのため、アコヤ貝11の生理活
性を調整することができ、アコヤ貝11を効率良く成長
させることができる。
【0105】・ 分解層67及び濾過材73内にはサン
ゴ層67aや牡蠣殻層73bが含まれているため、それ
らを通過するうちにアコヤ貝11の生育に必要なミネラ
ル類等を自動的に補給することができる。
【0106】・ 第1濾過器69、生物分解槽19及び
分解処理海水濾過器90が停止した場合、飼育水槽12
内の分解層67により飼育海水を生物分解することがで
きる。
【0107】・一対の水中ポンプ65により飼育水槽1
2内を海洋の条件に近くすることができ、アコヤ貝11
の生育を活性化することができる。また、餌料液を均一
に分散して全てのアコヤ貝11に餌料を均一に供給する
ことができる。加えて、飼育水槽12内の飼育海水を効
率的に第1濾過器69の方へ送ることができ、飼育海水
の生物分解を効率良く行い、水質維持を効果的に行うこ
とができる。
【0108】・ 飼育水槽12内には水質測定器66が
設置されているため、飼育海水の水質を測定して水質管
理を行うことができる。 ・ 生物分解槽19からの分解処理海水の一部は温度調
整器68によりアコヤ貝11の生育に適した水温に調整
される。そのため、アコヤ貝11の生理活性を調整して
安定した状態で養殖することができる。
【0109】・ 飼育海水は第1濾過器69、生物分解
槽19及び分解処理海水濾過器90における3回の生物
分解により、汚染度や濁度の低い分解処理海水に生成す
ることができる。従って、餌料培養槽23の汚染を防止
することができ、キートセラス及びパブロバを安定して
培養することができる。また、飼育水槽12に戻される
飼育海水を清浄状態にしてアコヤ貝11を安定して養殖
することができる。
【0110】・ 飼育水槽12の上方には蛍光灯24が
設置されているため、その蛍光灯24により昼夜のメリ
ハリをつけることができ、アコヤ貝11の生育を調整す
ることができる。
【0111】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 各実施形態において、飼育水槽12内で飼育、つま
り、養殖する魚介類をアワビ、ヒラメ、カキ、ホタテ
貝、クルマエビ等に変更し、それらの生活環境に対応す
るように生物分解槽19内の微生物、餌料培養槽23内
のプランクトン、飼育水槽12内の環境等を変更しても
良い。このように構成した場合も、魚介類を安定した状
態で長期間にわたって飼育、つまり、養殖することがで
きる。
【0112】・ 第1実施形態において、光源としての
蛍光灯24等の人工光の代わりに天日を餌料培養槽23
へ直接照射しても良い。また、昼間は天日を使用し、夜
間は蛍光灯24等の人工光を使用して、人工光と天日と
を併用してもよい。このように構成した場合も、餌料培
養槽23内のキートセラス及びパブロバは、糞尿等の分
解物を餌とし、さらに、天日と二酸化炭素とにより光合
成を行い、成長することができる。
【0113】・ 各実施形態において、餌料培養槽23
内において、アコヤ貝11の餌料としてキートセラス又
はパブロバのどちらか一方のみを培養してもよい。この
ように構成した場合も、キートセラス又はパブロバを餌
として供給してアコヤ貝11を飼育、つまり、養殖する
ことができる。
【0114】・ 各実施形態において、飼育水槽12、
人工海水製造貯槽62、飼育海水貯槽78、生物分解槽
19、分解処理海水貯槽85、餌料培養槽23内のうち
少なくともいずれか1つへの電子エアーの供給を省略し
てもよい。このように構成した場合も、飼育水槽12内
でアコヤ貝11を飼育、つまり、養殖することができ、
餌料培養槽23でキートセラス及びパブロバを培養する
ことができる。
【0115】・ 第1実施形態において、飼育水槽12
内及び生物分解槽19内の備長炭17を省略しても良
い。又は飼育水槽12内及び生物分解槽19内のどちら
か一方のみに備長炭17を配置しても良い。このように
構成した場合、生物分解槽19内で飼育海水の生物分解
を行うことができる。
【0116】・ 各実施形態において、飼育水槽12内
へ補給する電子水を、静電場処理を施さず、滅菌処理し
た水に変更しても良い。このように構成した場合も、蒸
発等により減少した飼育水槽12内の水を補給すること
ができる。
【0117】・ 第1実施形態において、飼育水槽12
内に分解層67を設置してもよい。 ・ 第2実施形態において、飼育水槽12内に水流発生
装置として攪拌器を設けたり、手でかき混ぜたりしても
よい。
【0118】・ 第1実施形態において、飼育水槽12
に第1濾過器69を設置し、さらに、生物分解槽19と
餌料培養槽23との間に分解処理海水濾過器90を設置
してもよい。または、第1濾過器69及び分解処理海水
濾過器90のうちいずれか一方のみを設置してもよい。
このように構成した場合、飼育海水の生物分解の回数を
増加させて、分解処理海水をより清浄な状態にすること
ができる。
【0119】・ 第2実施形態において、第1濾過器6
9及び分解処理海水濾過器90のうちいずれか一方を省
略してもよい。 ・ 各実施形態において、魚介類飼育装置32を、アコ
ヤ貝11の稚貝を2〜3年飼育し、アコヤ貝11を母貝
に成長させるために使用しても良い。
【0120】・ 第1実施形態において、飼育水槽12
の上方位置に別の光源としての蛍光灯24を設置して、
飼育水槽12に光を照射してもよい。 ・ 第1実施形態において、飼育水槽12内に水中ポン
プ65を設置して飼育海水に水流を発生させてもよい。
このように構成した場合も、飼育水槽12内を海洋の条
件に近くすることができ、アコヤ貝11の生育を活性化
することができる。また、餌料液を均一に分散して全て
のアコヤ貝11に餌料を均一に供給することができる。
【0121】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記生物分解槽内には魚介類の排泄物に含まれるア
ンモニアを硝酸塩にまで分解する生物分解を行う硝化細
菌が生息している請求項1〜請求項7のいずれかに記載
の魚介類飼育装置。
【0122】このように構成した場合、生物分解により
飼育水槽内の飼育水の汚染度や濁度を低下させた分解処
理水を生成することができる。従って、その分解処理水
を飼育水槽へ戻すため、飼育水槽内の汚染度を低下させ
ることができる。
【0123】・ 前記餌料液は硝酸塩を餌とする植物性
プランクトンである請求項1〜請求項7のいずれかに記
載の魚介類飼育装置。 このように構成した場合、生物分解槽内に硝化細菌が生
息した場合、それらにより魚介類の排泄物に含まれるア
ンモニアを硝酸塩にまで分解する。このとき、植物性プ
ランクトンはその硝酸塩を栄養源とするため、自然に成
長、増殖する。従って、アコヤ貝に別途栄養を提供する
必要がなく飼育コストの低減を図ることができる。
【0124】・ 前記炭素は備長炭である請求項4に記
載の魚介類飼育装置。 このように構成した場合、備長炭は浄化作用、脱臭作
用、酸化抑制作用等の機能を有するため、飼育水槽内及
び生物分解槽内の環境を安定したものにすることができ
る。
【0125】・ 前記飼育水槽には、飼育水に水流を形
成する水流発生装置が設置されている請求項1〜請求項
7のいずれかに記載の魚介類飼育装置。 このように構成した場合、水流により、飼育水槽内を海
洋の条件に近くすることができ、魚介類の生育を活性化
することができる。また、餌料液を均一に分散して全て
の魚介類に餌料液を均一に供給することができる。
【0126】・ 前記飼育水槽内には飼育水の水質維持
のための分解層が設けられている請求項1〜請求項7の
いずれかに記載の魚介類飼育装置。 このように構成した場合、分解層により飼育水の汚濁物
質を分解して飼育水の水質を維持することができる。
【0127】・ 前記飼育水槽の上方位置に、前記光源
とは別の光源を設けた請求項1〜請求項7のいずれかに
記載の魚介類飼育装置。 このように構成した場合、別の光源により飼育水槽内に
昼夜のメリハリをつけることができ、魚介類の飼育を調
整することができる。
【0128】・ 前記飼育水槽と餌料培養槽との間に、
その間を循環する液体を濾過する濾過材を設けた請求項
1〜請求項7のいずれかに記載の魚介類飼育装置。
【0129】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
魚介類飼育装置によれば、魚介類を安定した状態で長期
間にわたって飼育することができるとともに、飼育作業
の簡易化を図ることができる。
【0130】請求項2に記載の発明の魚介類飼育装置に
よれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、飼育水
槽内の飼育水は安定した清浄状態となり、病原菌等の発
生が抑制され、魚介類を安定した状態で飼育することが
できる。また、餌料培養槽内の餌料液としての植物性プ
ランクトンを安定した状態で培養させることができると
ともに、その培養速度を向上させることができる。
【0131】請求項3に記載の発明の魚介類飼育装置に
よれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加
えて、飼育水槽内の飼育水を安定したものにすることが
できる。
【0132】請求項4に記載の発明の魚介類飼育装置に
よれば、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明の
効果に加えて、飼育水槽内及び生物分解槽内の環境を安
定したものにすることができる。
【0133】請求項5に記載の発明の魚介類飼育装置に
よれば、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明の
効果に加えて、飼育水槽、生物分解槽及び餌料培養槽の
閉鎖された系のなかで、食物連鎖を行い、排出物を出さ
ずに魚介類の飼育を行うことができる。
【0134】請求項6に記載の発明の魚介類飼育装置に
よれば、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明の
効果に加えて、魚介類の成長を補助することができる。
請求項7に記載の発明の魚介類飼育装置によれば、請求
項1〜請求項6のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、例えば、汚濁物質を分解するための微生物等を濾過
材に定着させて、その微生物等により濾過材を通過する
液体の浄化を行うことができる。また、濾過材を通過す
ることにより、その液体にミネラル類やカルシウム等を
補給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の魚介類飼育装置を示す模式
図。
【図2】 電子エアー発生装置を示す模式図。
【図3】 電子海水生成装置を示す模式図。
【図4】 高電圧静電場発生装置の電気的構成を示す電
器回路図。
【図5】 第2実施形態の魚介類飼育装置を示す模式
図。
【図6】 第2実施形態の飼育水槽を示す平面模式図。
【図7】 第2実施形態の濾過材を示す模式図。
【図8】 第2実施形態の餌料培養槽を示す斜視図。
【符号の説明】
11…魚介類としてのアコヤ貝、12…飼育水槽、17
…炭素としての備長炭、19…生物分解槽、23…餌料
培養槽、24…光源としての蛍光灯、32…魚介類飼育
装置、67b…炭素としての粉炭層、73…濾過材、7
3a…炭素としての粉炭層。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飼育水と魚介類を収容するとともに、そ
    の魚介類を飼育するための飼育水槽と、 前記飼育水槽内で生じた飼育水中に含まれる魚介類の糞
    尿等を分解して分解処理水を生成する生物分解槽と、 前記飼育水槽中の魚介類に供給するための餌料液を、前
    記分解処理水を供給して培養する餌料培養槽と、 前記餌料培養槽に光を照射するための光源とを備えた魚
    介類飼育装置。
  2. 【請求項2】 前記飼育水槽内の飼育水及び餌料培養槽
    内の餌料液は静電場処理を施した電子エアーにより曝気
    処理が行われる請求項1に記載の魚介類飼育装置。
  3. 【請求項3】 前記飼育水槽から蒸発する水の補給は静
    電場処理を施した電子水の供給により行われる請求項1
    又は請求項2に記載の魚介類飼育装置。
  4. 【請求項4】 前記飼育水槽及び生物分解槽内には炭素
    が配置される請求項1〜請求項3のいずれかに記載の魚
    介類飼育装置。
  5. 【請求項5】 前記飼育水槽と生物分解槽、生物分解槽
    と餌料培養槽及び餌料培養槽と飼育水槽とをそれぞれパ
    イプにより連結するとともに、飼育水槽内の飼育水を生
    物分解槽内へ供給し、生物分解槽内の分解処理水を餌料
    培養槽内へ供給し、餌料培養槽内の餌料液を飼育水槽内
    へ供給して、飼育水槽、生物分解槽及び餌料培養槽内の
    液体を、それらの間で排出物を出さないようにして循環
    するように構成した請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の魚介類飼育装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記飼育水槽内には、魚介類
    の生育に必要なミネラル類が補給されるように構成した
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載の魚介類飼育装
    置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記生物分解槽内には飼育水
    を濾過するための濾過材が配設され、その濾過材は複数
    の濾過層により構成されている請求項1〜請求項6のい
    ずれかに記載の魚介類飼育装置。
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