JP7491007B2 - 印刷装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、制御方法、及びプログラムに関する。
長尺な被印刷媒体に印刷を行う印刷装置には、サーマルヘッドとプラテンローラとで被印刷媒体を挟持した状態でプラテンローラを回転させることにより被印刷媒体を搬送するものがあり、このような搬送機構を備えた印刷装置には、被印刷媒体を自動でカットする機能を有するものがある。この種の印刷装置には、印刷データに基づいて行われる一連の印刷動作における被印刷媒体への最終のカットが行われた後、搬送経路における被印刷媒体をカットする位置と被印刷媒体に印刷をする位置との距離分だけ被印刷媒体を逆走させることにより被印刷媒体の無駄を少なくするものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開平1-281968号公報
サーマルヘッドとプラテンローラとで被印刷媒体を挟持した状態でプラテンローラを回転させることにより被印刷媒体を搬送する印刷装置では、被印刷媒体を介してプラテンローラからサーマルヘッドに印加される外力が、被印刷媒体の搬送方向により異なるため、被印刷媒体への印刷が終了した後、被印刷媒体に印刷を行う際の排出方向とは反対の方向に被印刷媒体が搬送される搬送動作を行って印刷動作を完了する印刷装置の場合、サーマルヘッドに印加される外力の違いの影響により、次の印刷を行う際の排出方向への搬送が意図した制御にならないことがある。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、印刷を行う際の排出方向とは反対の方向に被印刷媒体を搬送する搬送動作が行われる印刷装置における、該搬送動作が次の印刷に与える影響を抑制することが可能な技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、サーマルヘッドとの間で被印刷媒体を挟持するプラテンローラであって前記被印刷媒体を搬送するためのプラテンローラの回転方向を切り替えることにより前記被印刷媒体の搬送を前記サーマルヘッドの配置位置側から所定の排出口側に向けた正転搬送と、前記被印刷媒体を前記所定の排出口側から前記サーマルヘッドの配置位置側に向けた逆転搬送と、の間で切り替える制御部備え、前記制御部は、前記逆転搬送中にユーザによる中断操作を検出した場合には、前記被印刷媒体の搬送を前記正転搬送に切り替えるとともに前記被印刷媒体が前記正転搬送で所定の距離だけ搬送された後に前記被印刷媒体の搬送が終了するように、前記プラテンローラの回転を制御する、ことを特徴とする
本発明の一態様に係る制御方法は、印刷装置が実行する制御方法であって、サーマルヘッドとの間で被印刷媒体を挟持するプラテンローラであって前記被印刷媒体を搬送するためのプラテンローラの回転方向を切り替えることにより前記被印刷媒体の搬送を前記サーマルヘッドの配置位置側から所定の排出口側に向けた正転搬送と、前記被印刷媒体を前記所定の排出口側から前記サーマルヘッドの配置位置側に向けた逆転搬送と、の間で切り替える制御処理を含み、前記制御処理は、前記逆転搬送中にユーザによる中断操作を検出した場合には、前記被印刷媒体の搬送を前記正転搬送に切り替えるとともに前記被印刷媒体が前記正転搬送で所定の距離だけ搬送された後に前記被印刷媒体の搬送が終了するように、前記プラテンローラの回転を制御する、ことを特徴とする
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、サーマルヘッドとの間で被印刷媒体を挟持するプラテンローラであって前記被印刷媒体を搬送するためのプラテンローラの回転方向を切り替えることにより前記被印刷媒体の搬送を前記サーマルヘッドの配置位置側から所定の排出口側に向けた正転搬送と、前記被印刷媒体を前記所定の排出口側から前記サーマルヘッドの配置位置側に向けた逆転搬送と、の間で切り替える制御手段として機能させ、前記制御手段は、前記逆転搬送中にユーザによる中断操作を検出した場合には、前記被印刷媒体の搬送を前記正転搬送に切り替えるとともに前記被印刷媒体が前記正転搬送で所定の距離だけ搬送された後に前記被印刷媒体の搬送が終了するように、前記プラテンローラの回転を制御する、ことを特徴とする
上記の態様によれば、印刷を行うときの搬送方向とは反対の方向に被印刷媒体を搬送する搬送動作が行われる印刷装置における、該搬送動作が次の印刷に与える影響を抑制することができる。
一実施形態に係る印刷装置の外観構成の一例を示す平面図である。 図1の印刷装置の蓋を開いた状態の一例を示す部分拡大平面図である。 印刷装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 被印刷媒体の搬送経路の一例を説明する概略図である。 被印刷媒体の搬送動作を説明する図である。 被印刷媒体の搬送動作を逆転搬送で終了することが次の印刷に与える影響の一例を説明する図である。 一実施形態に係る印刷装置が行う搬送動作を説明する図である。 一実施形態に係る印刷装置で行われるラベルの作成処理の一例を説明するフローチャートである。 逆転搬送後の所定の搬送量の決定方法の第1の例を説明する図である。 逆転搬送後の所定の搬送量の決定方法の第2の例を説明する図である。 逆転搬送後の所定の搬送量の決定方法の第3の例を説明する図である。 一実施形態に係る印刷装置で行われる被印刷媒体のフィード処理の一例を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る印刷装置でラベルの作成処理を中断するときに行われる処理の一例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係る印刷装置の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、長尺な被印刷媒体に印刷を行う印刷装置の一例として、感熱式のサーマルプリンタを挙げる。また、以下の説明では、例示する印刷装置のうちの、従来の印刷装置と同様の機能、動作、及びハードウェア構成についての詳細な説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る印刷装置の外観構成の一例を示す平面図である。図2は、図1の印刷装置の蓋を開いた状態の一例を示す部分拡大平面図である。
図1及び図2に例示した印刷装置1は、媒体アダプタ11を収容可能なアダプタ収容部201を有する装置筐体2と、装置筐体2のアダプタ収容部201を含む凹部を開閉可能な態様で装置筐体2に取り付けられた蓋4とを備える。
装置筐体2には、アダプタ収容部201を含む凹部と隣接して、複数のキーが配置されたキーボード領域3が設けられている。キーボード領域3には、文字入力に用いるキー、カーソルキー、印刷やカットに関する設定に用いるキー、印刷実行キー等が配置されている。アダプタ収容部201には、被印刷媒体13を供給する媒体アダプタ11が収容される。媒体アダプタ11は、ロール状の被印刷媒体13を含むテープロール12を収容する容器であり、媒体アダプタ11内の被印刷媒体13は、該媒体アダプタ11に設けられた引き出し口から媒体アダプタ11の外部に引き出される。図2の媒体アダプタ11における下線が引かれた「9」という数字は、該媒体アダプタ11が9mm幅の被印刷媒体のテープロール12を収容するアダプタであることを示している。また、図1及び図2のテープロール12における下線が引かれた「9」という数字は、該テープロール12における被印刷媒体13の幅が9mmであることを示している。図1及び図2に例示した印刷装置1は、9mm幅の被印刷媒体13に限らず、アダプタ収容部201に収容する媒体アダプタ11を変更することにより、他の幅(例えば、18mmや24mm等)の被印刷媒体13への印刷を行うこともできる。
装置筐体2におけるアダプタ収容部201を含む凹部には、プラテンローラ6、サーマルヘッド701を有する印刷ユニット7、及びカットユニット8等が配置されている。プラテンローラ6は、被印刷媒体13を搬送する搬送ローラであり、媒体アダプタ11から引き出された被印刷媒体13は、プラテンローラ6と印刷ユニット7のサーマルヘッド701との間を通り、装置筐体2の排出口202に至る搬送経路に沿って搬送される。カットユニット8は、搬送経路におけるサーマルヘッド701により印刷を行う位置と、排出口202との間に配置される。カットユニット8は、被印刷媒体13をカットするものであり、例えば、後述するフルカッター46及びハーフカッター47を含む。
蓋4には、表示装置5が配置されている。表示装置5は、例えば、液晶ディスプレイであり、被印刷媒体13に印刷する文字列や図形等の情報、印刷及びカットに関する設定情報等が表示される。
なお、本実施形態に係る印刷装置1は、図1及び図2に例示した外観構成に限らず、他の外観構成であってもよい。例えば、本実施形態に係る印刷装置1は、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等の外部装置と通信可能であり、該外部装置から受信した印刷データに基づいて印刷を行うものであってもよく、そのような印刷装置1の外観構成は、複数のキーが配置されたキーボード領域3や表示装置5等が省略されていてもよい。
図3は、印刷装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。
図3に例示した印刷装置1は、制御部20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、入力部23、表示部24、テープ幅検出スイッチ25、フォトセンサ26、搬送部27、印刷部28、及びカット部29を含む。
制御部20は、印刷装置1の動作を制御する。制御部20による動作の制御は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、OS(Operating System)、及び後述する処理を含むプログラム等を実行することにより行われる。ROM21及びRAM22は、プロセッサが実行する各種プログラムや、プログラム実行時に用いられる各種データを記憶する記憶装置(記憶部)である。制御部20、並びに記憶部(ROM21及びRAM22)の一部は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実装されてもよい。
入力部23は、印刷装置1の動作に関する各種の操作入力を受け付ける。入力部23は、例えば、キーボード領域3(図1を参照)に配置された複数のキーを含むキーボード型の入力装置である。表示部24は、入力部23により受け付けた操作入力と対応する入力情報を含む各種情報を表示する。表示部24は、例えば、蓋4に配置された表示装置5(図1を参照)である。
テープ幅検出スイッチ25は、アダプタ収容部201に収容された媒体アダプタ11から供給される被印刷媒体13の幅を検出する。テープ幅検出スイッチ25は、アダプタ収容部201に収容された媒体アダプタ11が、どの幅の被印刷媒体13(テープロール12)の収容に適合した媒体アダプタ11であるかを検出することにより、搬送経路に沿って搬送される被印刷媒体13の幅を検出する。フォトセンサ26は、搬送経路を搬送される被印刷媒体13の始端の検出に利用される。
搬送部27は、被印刷媒体13の搬送に用いるプラテンローラ6を回転させる。搬送部27は、プラテンローラ6を回転させる搬送モータ40と、該搬送モータ40を駆動する駆動回路41と、エンコーダ42とを含む。搬送モータ40は、例えば、DC(直流)モータである。駆動回路41は、制御部20からの制御信号に基づいて、搬送モータ40に印加する電圧の大きさ及び電流の向きを制御する。搬送モータ40に印加する電圧の大きさは、エンコーダ42により取得されるプラテンローラ6及び搬送モータ40の回転量と、実施する被印刷媒体13の搬送動作における搬送速度に基づいて制御される。
印刷部28は、印刷データに基づいて被印刷媒体13に印刷(印字)を行う。印刷部28は、例えば、上述した印刷ユニット7(図2を参照)である。印刷部28は、サーマルヘッド701と、サーマルヘッド701を駆動する駆動回路44と、サーミスタ45とを含む。サーマルヘッド701は、被印刷媒体13の搬送方向と直交する方向に並んだ複数の発熱素子(発熱素子アレイ43)を有する。印刷部28は、第1の搬送方向に搬送される被印刷媒体13の搬送速度と印刷データとに基づいて、サーマルヘッド701の発熱素子アレイ43に含まれる複数の発熱素子のうちの発熱させる発熱素子(被印刷媒体13に熱を印加する発熱素子)を切り替えることで、被印刷媒体13に印刷を行う。第1の搬送方向は、搬送経路におけるサーマルヘッド701により印刷が行われる位置から装置筐体2の排出口202に向かう方向に被印刷媒体13を搬送する方向である。駆動回路44は、制御部20からの制御信号に基づいて、発熱素子アレイ43の発熱素子のうちの発熱させる素子を制御する。サーミスタ45は、サーマルヘッド701(発熱素子アレイ43)の温度を検出する。制御部20は、例えば、被印刷媒体13に印刷を行っているときにサーミスタ45の検出温度が所定の閾値温度以上になると、印刷部45の印刷動作を中断させる。
カット部29は、カット設定に基づいて被印刷媒体13をカットする。カット部29は、例えば、上述したカットユニット8(図2を参照)である。カット部29は、フルカッター46と、ハーフカッター47と、フルカッター46及びハーフカッター47を動作させるカットモータ48と、カットモータ48を駆動させる駆動回路49とを含む。フルカッター46は被印刷媒体13の全体をカットし、ハーフカッター47は被印刷媒体13の一部をカットする。
なお、本実施形態に係る印刷装置1は、図3に例示したハードウェア構成に限らず、例えば、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等の外部装置と通信する通信部を含んでもよい。
図4は、被印刷媒体の搬送経路の一例を説明する概略図である。なお、図4では、被印刷媒体13の搬送経路を直線として模式的に示しており、各部の大きさや位置の関係は、必ずしも実際の印刷装置1とは一致しない。
本実施形態の印刷装置1における被印刷媒体13は、装置筐体2に設けられた搬送経路に沿って搬送される。搬送経路に沿って搬送される被印刷媒体13は、図4に例示したように、プラテンローラ6とサーマルヘッド701との間を通る。被印刷媒体13を搬送する際には、プラテンローラ6とサーマルヘッド701とにより被印刷媒体13を挟持した状態でプラテンローラ6を回転させる。プラテンローラ6は、図4には示していない搬送モータ40により回転させる。本実施形態の印刷装置1では、駆動回路41により搬送モータ40の回転方向を切り替えることにより、被印刷媒体13を後述する印刷位置から排出口202に向かう第1の方向(排出方向)に搬送する第1の回転方向(正転方向)にプラテンローラ6を回転させることと、被印刷媒体13を第1の方向とは反対の第2の方向に搬送する第2の回転方向(逆転方向)にプラテンローラ6を回転させることができる。以下の説明では、プラテンローラ6を第1の回転方向に回転させて被印刷媒体13を排出方向に搬送することを「正転搬送」といい、プラテンローラ6を第2の回転方向に回転させて被印刷媒体13を排出方向とは反対の方向に搬送することを「逆転搬送」という。
本実施形態で例示する印刷装置1は、被印刷媒体13を正転搬送しながら被印刷媒体13への印刷を行う。感熱式のサーマルプリンタに用いられる被印刷媒体13は、サーマルヘッド701の発熱素子から熱を印加された領域が発色又は変色することにより、文字や図形等が描画(印字)される。このため、以下の説明では、被印刷媒体13の搬送経路におけるサーマルヘッド701から被印刷媒体13に熱を印加する位置を「印刷位置」という。また、以下の説明では、被印刷媒体13の搬送経路における装置筐体2の排出口202の位置を「排出位置」という。
被印刷媒体13の搬送経路における印刷位置と排出位置との間であって、印刷位置から距離L2である位置には、フルカッター46が配置される。フルカッター46は、図4には示していないカットモータ48により作動し、被印刷媒体13の全体をカットして被印刷媒体13を2つに分離する。以下の説明では、フルカッター46による被印刷媒体13を2つに分離するカットを「フルカット」という。また、以下の説明では、被印刷媒体13の搬送経路におけるフルカッター46により被印刷媒体13をフルカットする位置を「フルカット位置」という。
また、被印刷媒体13の搬送経路におけるフルカット位置と排出位置との間であって、印刷位置から距離L3である位置には、ハーフカッター47が配置される。ハーフカッター47は、図4には示していないカットモータ48により作動し、被印刷媒体13の一部をカットする。以下の説明では、ハーフカッター47による被印刷媒体13のカットを「ハーフカット」という。また、以下の説明では、被印刷媒体13の搬送経路におけるハーフカッター47により被印刷媒体13をハーフカットする位置を「ハーフカット位置」という。
更に、本実施形態の印刷装置1では、被印刷媒体13の搬送経路における印刷位置とフルカット位置との間であって、印刷位置から距離L1である位置には、フォトセンサ26が配置される。フォトセンサ26は、被印刷媒体13の始端の検知に利用される。以下の説明では、被印刷媒体13の搬送経路におけるフォトセンサ26により被印刷媒体13の始端を検知する位置を「センサ位置」という。
なお、被印刷媒体13の搬送経路における印刷位置からセンサ位置までの距離L1、印刷位置からフルカット位置までの距離L2、及び印刷位置からハーフカット位置までの距離L3は、図4に例示したような比に限らず、任意の比であってよい。また、本実施形態の印刷装置1は、例えば、搬送経路におけるフルカット位置とハーフカット位置とが、図4に例示した位置関係とは逆であってもよい。
図5は、被印刷媒体の搬送動作を説明する図である。図6は、被印刷媒体の搬送動作を逆転搬送で終了することが次の印刷に与える影響の一例を説明する図である。
図5の(a)には、被印刷媒体13を正転搬送する場合の搬送経路における印刷位置及びその周辺を示している。被印刷媒体13を正転搬送する動作は、被印刷媒体13を印刷するとき、印刷後の被印刷媒体13をカットするとき、及び被印刷媒体13を排出(フィード)するとき等に行われる。被印刷媒体13を正転搬送するときには、プラテンローラ6とサーマルヘッド701とで被印刷媒体13を挟持した状態でプラテンローラ6を正転させる。このため、正転搬送時には、被印刷媒体13を介してプラテンローラ6からの排出方向の力Ffがサーマルヘッド701に印加される。本実施形態の印刷装置1における印刷位置は、このような被印刷媒体13を正転搬送するときにサーマルヘッド701の発熱素子(図示せず)と被印刷媒体13とが接する位置に規定される。
図5の(b)には、被印刷媒体13を逆転搬送する場合の搬送経路における印刷位置及びその周辺を示している。被印刷媒体13を逆転搬送する動作は、例えば、被印刷媒体13をカットした後、及び被印刷媒体13を排出(フィード)した後等に行われる。被印刷媒体13をフルカットした後、印刷装置1は、フルカットにより生じた被印刷媒体13の新たな始端1301が、印刷位置とセンサ位置との間であり、印刷位置から距離Lsの位置に到達するように、被印刷媒体13を逆転搬送する。この印刷位置から距離Lsの位置は、フルカット後に行われる次の印刷を開始する際に印刷位置よりも排出位置側に存在し印刷が行われず無駄になる被印刷媒体13の量を少なくし、かつ次の印刷を確実に開始することを可能にするために設定される、印刷開始時の被印刷媒体13のカットされた位置(始端1301や後述するハーフカットされた位置)の搬送経路上での位置である。以下の説明では、印刷位置とセンサ位置との間であって印刷位置から距離Lsの位置を「目標位置」という。印刷位置から目標位置までの距離Lsは、例えば、印刷時の搬送方向の解像度と対応するライン数で十数ライン程度の距離である。印刷装置1は、逆転搬送される被印刷媒体13の始端1301がセンサ位置を通過したことをフォトセンサ26により検出すると、センサ位置から印刷位置の方向に距離L1-Lsだけ更に搬送された位置で被印刷媒体13が停止するよう、搬送部27の動作を制御する。このような印刷装置1は、次の印刷を行うときにサーマルヘッド701により熱を印加することができない部分を少なくする、言い換えると被印刷媒体13の始端1301から印刷開始位置までの距離を短くすることができる。
しかしながら、被印刷媒体13を逆転搬送する場合、図6に例示したように、サーマルヘッド701が被印刷媒体13を介してプラテンローラ6から受ける外力Fbは、正転搬送時に受ける外力Ff(図5の(a)を参照)とは反対の方向となる。このため、被印刷媒体13を逆転搬送すると、サーマルヘッド701(より具体的には図6には示していない発熱素子アレイ43)の搬送経路上での位置が、正転搬送時の外力Ffに基づいて規定される印刷位置(ホームポジション)よりも距離Lbだけ、排出方向とは反対の方向に変位することがある。このような印刷位置の変位は、逆転搬送を停止させた後で行われる被印刷媒体13の正転搬送に影響を及ぼす。例えば、逆転搬送後に次の印刷を行うために被印刷媒体13を正転搬送すると、印刷位置が変位した位置からホームポジションに戻るまでの期間は、被印刷媒体13上におけるサーマルヘッド701(より具体的には図6には示していない発熱素子アレイ43)と接している位置が実質的に変わらない。このため、印刷データ及び印刷位置(ホームポジション)に基づいた被印刷媒体13における印刷開始位置と、実際の印刷開始位置とにずれが生じる。
また、サーマルヘッド701に逆転搬送による外力Fbが印加される期間が長くなると、サーマルヘッド701に撓み等の変形が生じ、被印刷媒体13を正転搬送して印刷を行う際の印刷位置自体が、上述したホームポジションとは異なる位置になってしまう恐れがある。
図7は、一実施形態に係る印刷装置が行う搬送動作を説明する図である。図7の(a1)~(a5)には、本実施形態の印刷装置1において印刷及びフルカットをした後、次の印刷を開始する前に、被印刷媒体13における印刷が行われずに無駄になる部分を少なくするために被印刷媒体13の始端1302が上述した目標位置に到達するように搬送するときの搬送動作を時系列で示している。
図7の(a1)には、被印刷媒体13の最初の始端1301と、後にフルカットされる位置1302との間に「ABCD」という文字列を印刷する処理が終了したときの搬送経路上の被印刷媒体13を例示している。被印刷媒体13の位置1302が印刷位置に到達して印刷処理が終了すると、印刷装置1は、被印刷媒体13を正転搬送させ、(a2)に示したように、被印刷媒体13の位置1302がフルカット位置に到達した時点で該正転搬送を終了する。その後、図示しないフルカッター46により被印刷媒体13をフルカットすると、(a3)に示したように、被印刷媒体13における最初の始端1301から位置1302までの区間は「ABCD」という文字列が印刷されたラベル55として装置筐体2の排出口202から排出される。また、被印刷媒体13を位置1302でフルカットしたことにより、該位置1302が被印刷媒体13の新たな始端1302となる。
被印刷媒体13をフルカットした後、印刷装置1は、次の印刷を行うときに印刷が行われずに無駄になってしまう部分を少なくするために、被印刷媒体13を逆転搬送させる。このとき、本実施形態の印刷装置1は、(a4)に示したように、被印刷媒体13の始端1302の位置が、目標位置と印刷位置との間であって、目標位置から距離Ltの位置に到達するまで、被印刷媒体13を逆転搬送させる。フルカット位置から目標位置までの距離は、印刷位置からフルカット位置までの距離L2(図4を参照)から、印刷位置から目標位置までの距離Lsを減算した距離L2-Lsである。したがって、本実施形態の印刷装置1は、被印刷媒体13の始端1302が距離L2-Ls+Ltだけ排出方向(第1の方向)とは反対の第2の方向に移動するよう、搬送部27を動作させる。
逆転搬送により被印刷媒体13の始端1302が距離L2-Ls+Ltだけ第2の方向に移動した位置に到達すると、印刷装置1は、逆転搬送を停止し、被印刷媒体13を正転搬送させる。このとき、印刷装置1は、(a5)に示したように、被印刷媒体13の始端1302の位置が、第1の方向に距離Ltだけ移動して目標位置に到達するまで、被印刷媒体13を正転搬送させる。被印刷媒体13の始端1302の位置が目標位置に到達すると、印刷装置1は、正転搬送を停止し、フルカットを伴った印刷処理を完了する。
このように、被印刷媒体13を逆転搬送させる搬送動作を行う際に、所定の距離Ltだけ正転搬送させてから被印刷媒体13の搬送動作を終了することにより、サーマルヘッド701は、正転搬送時に被印刷媒体13を介してプラテンローラ6から印加される外力を受けた状態となる。このため、被印刷媒体13の搬送が完了した後の印刷位置は、図5の(a)及び図6に例示したような、正転搬送時の外力Ffに基づいて規定される印刷位置(ホームポジション)と略一致する。したがって、本実施形態の印刷装置1では、次に被印刷媒体13を正転搬送する際に、上述したような逆転搬送で搬送を終了したことによる影響を受けることなく、正転搬送させることができる。
なお、逆転搬送する際の搬送量に付加する距離Lt、言い換えると逆転搬送する搬送動作の最後に行う正転搬送の搬送量と対応する距離Ltは、予め定めた一定値に限らず、例えば、被印刷媒体13の幅(テープ幅W)や被印刷媒体13の種別毎に異なる値であってもよい。また、距離Ltは、例えば、後述するようにテーブル等により提供される予め定められた値であってもよいし、所定の計算式により都度算出してもよい。
図7を参照して説明した動作を実施するために、本実施形態の印刷装置1は、図8に例示したようなラベルの作成処理を実行する。
図8は、一実施形態に係る印刷装置で行われるラベルの作成処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図8には、印刷データに基づく1枚分の印刷が完了したタイミングで被印刷媒体13をカットする場合(すなわち、1枚分の印刷が行われている途中でカットの割込みをしない)のラベルの作成処理を例示している。
本実施形態の印刷装置1によりラベルを作成する場合には、まず、印刷データの作成及びカットの設定を行う(ステップS1)。ステップS1は、制御部20が、利用者による入力部23を利用した操作入力に基づいて行う。印刷データは、例えば、印刷する文字や図形のレイアウト、文字のフォント、及び印刷枚数等の情報を含む。カットの設定は、例えば、フルカット及びハーフカットを行うか否かの情報を含む。
次に、印刷装置1は、テープ種別及びテープ幅Wを含むテープ情報を取得する(ステップS2)。テープ種別は被印刷媒体13の種別であって、例えば、通常の粘着テープタイプのものと、マグネットタイプのものとを含む。テープ幅Wは、被印刷媒体13の印刷面における搬送方向と直交する方向の寸法(図7の(a4)を参照)である。ステップS2は、制御部20が行う。制御部20は、例えば、利用者による入力部23を利用した操作入力に基づいてテープ種別を取得する。また、制御部20は、テープ幅検出スイッチ25の出力(検出結果)に基づいてテープ幅Wを取得する。
次に、印刷装置1は、被印刷媒体(テープ)13の正転搬送を開始し(ステップS3)、印刷データに基づいて1枚分(1回分)の印刷を行う(ステップS4)。ステップS3及びS4の処理は、既知の同種の印刷装置で行われる処理と同様でよい。
1枚分の印刷が終了すると、印刷装置1は、カットの設定に基づいて被印刷媒体13をカットするか否かを判定する(ステップS5)。カットをしない場合(ステップS5;NO)、印刷装置1は、次に、設定された枚数分の印刷が終了したか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定については、後述する。
ステップS5においてカットをすると判定した場合(ステップS5;YES)、印刷装置1は、次に、被印刷媒体13のカット指定位置が搬送経路のカット位置に到達するよう更に正転搬送させる(ステップS6)。カット指定位置は、印刷データ及びカットの設定に基づいて被印刷媒体13上に指定される、フルカッター46又はハーフカッター47によりカットされる位置である。ステップS6の正転搬送は、制御部20からの制御信号に基づいて、搬送部27が行う。フルカットをする場合、制御部20は、被印刷媒体13のフルカッター46によりフルカットされる位置(例えば、図7の(a1)及び(a2)に例示した位置1302)が搬送経路のフルカット位置に到達するように、搬送部27を動作させる。ハーフカットをする場合、制御部20は、被印刷媒体13のハーフカッター47によりハーフカットされる位置が搬送経路のハーフカット位置に到達するように、搬送部27を動作させる。カット指定位置がカット位置に到達すると、印刷装置1は、正転搬送を停止し、被印刷媒体13をカットする(ステップS7)。ステップS7の処理は、制御部20からの制御信号に従ってカット部29が行う。ステップS6及びS7の処理は、既知の同種の印刷装置で行われる処理と同様でよい。
被印刷媒体13をカットすると、印刷装置1は、被印刷媒体13におけるカットされた位置が搬送経路の目標位置よりも距離Ltだけ印刷位置側の位置に到達するよう、被印刷媒体13を逆転搬送する(ステップS8)、その後、距離Ltの分だけ被印刷媒体13を正転搬送する(ステップS9)。ステップS8及びS9の処理は、制御部20からの制御信号に基づいて、搬送部27が行う。ステップS8では、制御部20は、距離Ltの設定に基づいて、被印刷媒体13を逆転搬送する際の搬送量となる距離を算出する。直前のステップS7でフルカットをした場合、制御部20は、図7を参照しながら説明した距離L2-Ls+Ltを算出する。一方、直前のステップS7でハーフカットをした場合、制御部20は、例えば、距離L3-Ls+Ltを算出する。距離L3は、図4を参照しながら説明した印刷位置からハーフカット位置までの距離である。搬送量と対応する距離を算出した後、制御部20は、該搬送量だけ被印刷媒体13を逆転搬送するよう、搬送部27を動作させる。制御部20は、搬送部27のエンコーダ42により取得されるプラテンローラ6の回転量に基づいて被印刷媒体13の搬送量を判別するとともに、上述したフォトセンサ26により被印刷媒体13の始端が搬送経路のセンサ位置を通過したことを検出することにより、プラテンローラ6の回転量が算出した搬送量と一致するタイミングで被印刷媒体13の逆転搬送を停止する。逆転搬送を停止した後、制御部20は、距離Ltと対応する搬送量の分だけ、被印刷媒体13を正転搬送させる。これにより、被印刷媒体13におけるカットされた位置が搬送経路の目標位置に到達する。
ステップS6~S9の処理を行った後、又はステップS5においてNOと判定した場合、印刷装置1は、上述したステップS10の判定、すなわち設定された枚数分の印刷処理が終了したか否かの判定を行う。設定された枚数分の印刷が終了していない場合(ステップS10;NO)、印刷装置1は、ステップS3以降の処理を行う。なお、ステップS10でNOと判定した時点で被印刷媒体13が正転搬送されている場合には、印刷装置1は、該正転搬送を継続してステップS4に戻ってもよい。設定された枚数分の印刷が終了した場合(ステップS10;YES)、印刷装置1は、ラベルの作成処理を終了する。
このように、本実施形態の印刷装置1は、被印刷媒体13を逆転搬送させる搬送動作を行う場合に、最後に距離Ltだけ正転搬送させて該搬送動作を終了する。このため、本実施形態の印刷装置1が行うラベルの作成処理では、被印刷媒体13をカットする場合には、被印刷媒体13を逆転搬送した後、該被印刷媒体13を距離Ltだけ正転搬送させてから(ステップS9)、ラベルの作成処理を終了する。一方、被印刷媒体13をカットしない場合には、被印刷媒体13を正転搬送して行う1枚分の印刷が終了した後、ラベルの作成処理を終了する。このため、本実施形態の印刷装置1は、最後に被印刷媒体13を正転搬送させた状態で、ラベルの作成処理を終了することができる。したがって、本実施形態の印刷装置1では、ラベルの作成処理を終了したときの印刷位置が、正転搬送時の外力Ffに基づいて規定される印刷位置(ホームポジション)と略一致する。したがって、本実施形態の印刷装置1では、次に被印刷媒体13を正転搬送する際に、上述したような逆転搬送で搬送を終了したことによる影響を受けることなく、正転搬送させることができる。
なお、サーマルヘッド701が被印刷媒体13を介してプラテンローラ6から受ける外力は、例えば、被印刷媒体13とプラテンローラ6との接触面積や摩擦力、被印刷媒体13とサーマルヘッド701との接触面積等により異なる。このため、逆転搬送する際の搬送量に付加する距離Lt(すなわち、逆転搬送の最後に行う正転搬送の搬送量を示す距離Lt)は、予め定めた一定値に限らず、例えば、被印刷媒体13の幅(テープ幅W)や被印刷媒体13の種別毎に異なる値であってもよい。また、距離Ltは、例えば、後述するようにテーブル等により提供される予め定められた値であってもよいし、所定の計算式により都度算出してもよい。
図9は、逆転搬送後の所定の搬送量の決定方法の第1の例を説明する図である。図10は、逆転搬送後の所定の搬送量の決定方法の第2の例を説明する図である。図11は、逆転搬送後の所定の搬送量の決定方法の第3の例を説明する図である。
図9のテーブル61には、テープ幅Wに基づいて逆転搬送後の所定の搬送量を決定する場合の、テープ幅Wと逆転搬送時に付加する距離Ltとの関係の一例を示している。テーブル61は、例えば、ROM21又はRAM22に格納される。テーブル61を利用する場合、印刷装置1の制御部20は、例えば、ステップS2で取得したテープ幅Wの情報に基づいて、ステップS8の逆転搬送及びステップS9の正転搬送における搬送量を決定する。
図10のテーブル62には、テープ種別とテープ幅Wとに基づいて逆転搬送後の所定の搬送量を決定する場合の、テープ種別毎のテープ幅Wと逆転搬送時に付加する距離Ltとの関係の一例を示している。テーブル62は、例えば、ROM21又はRAM22に格納される。テーブル62を利用する場合、印刷装置1の制御部20は、例えば、ステップS2で取得したテープ種別の情報(例えば、通常又はマグネットのいずれか)と、テープ幅Wの情報とに基づいて、ステップS8の逆転搬送及びステップS9の正転搬送における搬送量を決定する。
図11のテーブル63には、印刷時の印字モードとテープ幅Wとに基づいて逆転搬送後の所定の搬送量を決定する場合の、印字モード毎のテープ幅Wと逆転搬送時に付加する距離Ltとの関係の一例を示している。印字モードは、印刷時の被印刷媒体13の搬送速度と関連する情報であり、例えば、テーブル63に例示したように、搬送速度が30mm/sの高速モードと10mm/sの低速モードとが用意されている。印字モードは、例えば、ステップS1で作成する印刷データに含めることができる。テーブル63は、例えば、ROM21又はRAM22に格納される。テーブル63を利用する場合、印刷装置1の制御部20は、例えば、ステップS1で作成される印刷データに含まれる印字モードの情報(例えば、高速又は低速のいずれか)と、ステップS2で取得したテープ幅Wの情報とに基づいて、ステップS8の逆転搬送及びステップS9の正転搬送における搬送量を決定する。
なお、テーブル61~63は、ラベルの作成に使用する被印刷媒体13に応じてステップS8の逆転搬送及びステップS9の正転搬送における搬送量を変更する場合の距離Ltの例示に過ぎない。テープ幅Wと距離Ltとの対応関係は、適宜変更可能である。また、テープ種別は、テーブル62に例示した通常及びマグネットの2種類に限らず、他の種別を含んでもよい。また、印刷時の印字モードは、テーブル63に例示した2通りに限らず、適宜変更可能である。更に、距離Ltを提供するテーブルは、テープ種別、印字モード、及びテープ幅Wと、距離Ltとを関連付けるものであってもよいし、テープ種別、印字モード、及びテープ幅Wとは異なるテープ情報が含まれてもよい。
また、ステップS8の逆転搬送及びステップS9の正転搬送の搬送量に利用する距離Ltは、テーブル等の任意のデータ形式で予めROM21又はRAM22等に格納された情報に限らず、ステップS8の逆転搬送及びステップS9の正転搬送を行う際に、都度算出してもよい。この場合、制御部20は、例えば、下記式(1)により算出される距離X(mm)と対応するライン数を距離Lsとする。
X=(-1/3)×W+B (1)
式(1)において、Wはテープ幅(mm)であり、Bは距離X(mm)と対応するライン数での距離Ltが目標位置から印刷位置までの距離Lsを超えないようにするための値である。
なお、上記式(1)は、距離Ltの算出式の一例に過ぎず、距離Ltは、他の算出式により算出してもよい。
また、上述したラベルの作成処理は、本実施形態の印刷装置1おいて行われる、被印刷媒体13を逆転搬送させる動作を含む処理の一例に過ぎない。被印刷媒体13を逆転搬送させる搬送動作を距離Ltの分だけ正転搬送させて終了する制御は、印刷装置1において行われる、ラベルの作成処理とは別の処理に組み込まれてもよい。
本実施形態の印刷装置1では、例えば、上述したラベルの作成処理が行われていない期間に、被印刷媒体13をフィード(正転搬送)することができる。例えば、図8に例示したフローチャートに沿ったラベルの作成処理を行う際に、カットの設定がフルカットやハーフカットをしない設定であった場合、印刷装置1は、被印刷媒体13への印刷が終了するとラベルの作成処理を終了する。この場合、被印刷媒体13のうちの印刷が行われた部分は、次に印刷が行われる部分とつながった状態であり、印刷位置から搬送経路に沿って排出方向に延伸しており、場合によっては排出口202から印刷装置1の外部に延伸している。このような場合、印刷装置1の利用者は、例えば、装置筐体2のキーボード領域3(図1を参照)に配置されたキーを押下して被印刷媒体13を正転搬送させることにより、印刷が行われた部分と次に印刷が行われる部分との境界を装置の外部に排出させ、ハサミ等を利用して利用者自身が被印刷媒体13をカットすることができる。このような場合、印刷装置1の利用者は、例えば、装置筐体2のキーボード領域3(図1を参照)に配置されたキーを押下して被印刷媒体13を逆転搬送させ、被印刷媒体13のカットされた位置(新たな始端)を目標位置に戻すことができる。
図12は、一実施形態に係る印刷装置で行われる被印刷媒体のフィード処理の一例を説明するフローチャートである。
印刷装置1は、入力部23に対する操作入力、例えば、キーボード領域3に配置されたキーを押下する操作が行われると、フィード操作の入力であるか否かを判定する(ステップS21)。フィード操作の入力ではない場合(ステップS21;NO)、印刷装置1は、図12に例示したフィード処理は行わずに、操作入力に応じた別の処理を行う。
フィード操作の入力があった場合(ステップS21;YES)、印刷装置1は、テープ情報を取得し(ステップS22)、被印刷媒体を所定の搬送量だけ正転搬送する(ステップS23)。ステップS22で取得するテープ情報は、逆転搬送する際に付加する距離Ltの導出に用いる情報である。このため、距離Ltがテープ幅Wやテープの種別等によらず一定値である場合には、ステップS22は省略することができる。
ステップS23の処理の後、印刷装置1は、例えば、バックフィード操作の入力が行われたか否かを判定する(ステップS24)。入力が行われていない場合(ステップS24)、印刷装置1は、例えば、ステップS24の判定を繰り返す。
バックフィード操作の入力があった場合(ステップS24;YES)、印刷装置1は、被印刷媒体13の始端が搬送経路の目標位置よりも距離Ltだけ印刷位置側の位置に到達するように、被印刷媒体13を逆転搬送させる(ステップS25)。その後、印刷装置1は、距離Ltに基づいて被印刷媒体13を正転搬送し(ステップS26)、フィード処理を終了する。ステップS25の逆転搬送及びステップS26の正転搬送は、それぞれ、上述したステップS8の逆転搬送及びステップS9の正転搬送と同様の処理を行えばよい。ステップS25の逆転搬送では、例えば、被印刷媒体13の始端がセンサ位置を超えて印刷位置側に移動したことをフォトセンサ26で検出することにより、センサ位置を基準にして逆転搬送を停止させる位置を決定することができる。
このように、フィード操作後の被印刷媒体13を逆転搬送させる搬送動作においても、最後に距離Ltの分だけ被印刷媒体13を正転搬送させて該搬送動作を終了することにより、フィード操作後の被印刷媒体13を逆転搬送させる搬送動作(バックフィード)が、次に行われる被印刷媒体13を正転搬送させる搬送動作に及ぼす影響を抑制することができる。
また、本実施形態の印刷装置1では、例えば、利用者により印刷中止命令が入力された場合や、印刷中に発生した装置エラーにより、上述したラベルの作成処理を中断することがある。このような処理の中断は、例えば、被印刷媒体13を逆転搬送しているときにも起こり得る。被印刷媒体13を逆転搬送しているときに処理が中断すると、上述したように、次に行われる被印刷媒体13の正転搬送に影響を及ぼす。
図13は、一実施形態に係る印刷装置でラベルの作成処理を中断するときに行われる処理の一例を説明するフローチャートである。図13に例示した処理は、印刷装置1がラベルの作成処理を行っている期間、繰り返し行われる。
印刷装置1は、例えば、ラベルの作成処理を行っているときに、利用者により印刷中止命令が入力されたか否か、及び印刷中に発生した装置エラーが発生したか否か等の、印刷を中断するか否かの判定を行う(ステップS31)。印刷を中断しない場合(ステップS31;NO)、印刷装置1は、図13に例示した処理を終了する。
印刷を中断する場合(ステップS31;YES)、印刷装置1は、被印刷媒体13の搬送動作の制御状態、及びテープ情報を取得する(ステップS32)。ステップS32で取得する搬送動作の制御状態は、被印刷媒体13を正転搬送している状態、逆転搬送している状態、搬送していない状態のいずれかである。ステップS32で取得するテープ情報は、正転搬送する距離Ltの導出に用いる情報である。このため、距離Ltがテープ幅Wやテープの種別等によらず一定値である場合には、ステップS32では搬送動作の制御状態のみを取得する。
ステップS32の処理の後、印刷装置1は、現在の搬送動作が逆転搬送であるか否かを判定する(ステップS33)。逆転搬送ではない場合(ステップS33;NO)、すなわち正転搬送である、又は搬送していない場合、印刷装置1は、搬送部27、印刷部28、及びカット部29の動作を中断し(ステップS35)、処理を終了する。
一方、逆転搬送である場合(ステップS33;YES)、印刷装置1は、距離Ltと対応する搬送量の分だけ被印刷媒体13を正転搬送する(ステップS34)。ステップS34の正転搬送は、上述したステップS9の正転搬送と同様の処理を行えばよい。ステップS34の後、印刷装置1は、搬送部27、印刷部28、及びカット部29の動作を中断し(ステップS35)、処理を終了する。
このように、本実施形態の印刷装置1では、被印刷媒体13を逆転搬送しているときにラベルの作成処理を中断する場合には、距離Ltと対応する搬送量だけ正転搬送をした後で、作成処理を中断する。このため、被印刷媒体13を逆転搬送する動作で被印刷媒体13の搬送動作が停止することによる、上述したような、次に行われる被印刷媒体13の正転搬送への影響を抑制することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。印刷装置、制御方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、上述した実施形態の印刷装置1は、図5及び図6を参照しながら説明したように、サーマルヘッド701の規定の印刷位置(ホームポジション)が、被印刷媒体13を正転搬送させたときにサーマルヘッド701が受ける外力Ffに基づいて規定される。しかしながら、印刷装置1は、これとは逆に、サーマルヘッド701の規定の印刷位置(ホームポジション)が、被印刷媒体13を逆転搬送させたときにサーマルヘッド701が受ける外力Fbに基づいて規定されていてもよい。このような場合には、上述した実施形態とは逆に、被印刷媒体13を正転搬送させる搬送動作を終了するときに、距離Ltと対応する搬送量だけ被印刷媒体13を逆転搬送させてから該搬送動作を終了させる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
被印刷媒体を搬送する搬送ローラを有し、前記搬送ローラの回転方向を切り替えることにより前記被印刷媒体の第1の方向への搬送と、前記第1の方向とは反対の第2の方向への搬送とが可能な搬送部と、
印刷データに基づいて前記被印刷媒体に印刷を行う際に前記被印刷媒体に接触する印刷ヘッドを有する印刷部と、
前記搬送部及び前記印刷部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送部による前記第2の方向へ前記被印刷媒体を搬送する搬送動作を終了させるときに、前記被印刷媒体を所定の搬送量だけ前記第1の方向に搬送してから該搬送動作を終了するように、前記搬送部の動作を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
付記1に記載の印刷装置において、
前記第1の方向は、前記印刷装置の装置筐体に設けられた前記被印刷媒体の搬送経路における前記印刷ヘッドにより印刷が行われた前記被印刷媒体を、前記装置筐体に設けられた前記被印刷媒体の搬送経路における前記被印刷媒体の排出口から前記印刷装置の外部に排出する方向である
ことを特徴とする印刷装置。
[付記3]
付記1又は2に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記搬送部による前記第2の方向へ前記被印刷媒体を搬送する搬送動作を終了させるときに、前記被印刷媒体の搬送方向における所定の位置が前記搬送経路に設定された目標位置を通過するまで前記被印刷媒体を前記第2の方向へ搬送させた後、前記被印刷媒体の搬送方向における前記所定の位置が前記目標位置に到達するように前記被印刷媒体を前記第1の方向に搬送してから、該搬送動作を終了させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記4]
付記2に記載の印刷装置において、
前記搬送経路における前記印刷が行われる位置と、前記装置筐体の排出口の位置との間に配置された、前記被印刷媒体をカットするカット部、を更に備え、
前記第2の方向へ前記被印刷媒体を搬送する前記搬送動作は、前記被印刷媒体における前記カット部によりカットされた位置を、前記搬送経路における前記印刷が行われる位置と前記カット部によるカットが行われる位置との間であって、前記印刷が行われる位置から所定の距離にある目標位置まで搬送する動作を含む
ことを特徴とする印刷装置。
[付記5]
付記4に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記被印刷媒体における前記カット部によりカットされた前記位置が、前記搬送経路における前記目標位置と前記印刷が行われる位置との間であって、前記目標位置からの距離が前記所定の搬送量と対応した位置に到達するまで、前記被印刷媒体を前記第2の方向に搬送した後、前記所定の搬送量だけ前記被印刷媒体を前記第1の方向に搬送するように、前記搬送部を動作させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記6]
付記2に記載の印刷装置において、
前記第2の方向へ前記被印刷媒体を搬送する前記搬送動作は、前記第1の方向へ前記被印刷媒体を搬送する搬送動作の後で行われ、前記被印刷媒体における始端を、前記搬送経路における前記印刷が行われる位置と前記装置筐体の排出口の位置との間であって、前記印刷が行われる位置から所定の距離にある目標位置まで搬送する動作を含む
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
付記3~6のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記目標位置は、前記カット部によりカットされた前記被印刷媒体への印刷を開始するときの、前記被印刷媒体における前記カットされた位置の前記搬送経路上の位置である
ことを特徴とする印刷装置。
[付記8]
付記1~7のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記第2の方向へ前記被印刷媒体を搬送する搬送動作中に該搬送動作を中断すると判定した場合に、前記被印刷媒体を所定の搬送量だけ前記第1の方向に搬送してから該搬送動作を中断するように、前記搬送部を動作させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記9]
付記1~8のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記制御部は、搬送している前記被印刷媒体の幅を含む前記被印刷媒体の情報に基づいて、前記所定の搬送量を決定する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記10]
付記9に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記被印刷媒体の情報と、前記被印刷媒体の搬送速度の情報とに基づいて、前記所定の搬送量を決定する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記11]
請求項1~10のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記搬送部と前記印刷部とは、前記搬送ローラと前記印刷ヘッドとにより前記被印刷媒体を挟持した状態で前記搬送ローラを回転させることにより前記被印刷媒体が搬送されるように、前記装置筐体に配置されている
ことを特徴とする印刷装置。
[付記12]
被印刷媒体を搬送する搬送ローラを有し、前記搬送ローラの回転方向を切り替えることにより前記被印刷媒体の第1の方向への搬送と、前記第1の方向とは反対の第2の方向への搬送とが可能な搬送部と、
印刷データに基づいて前記被印刷媒体に印刷を行う際に前記被印刷媒体に接触する印刷ヘッドを有する印刷部と、
を備えた印刷装置の制御方法であって、
前記搬送部による前記第2の方向へ前記被印刷媒体を搬送する搬送動作を終了させるときに、前記被印刷媒体を所定の搬送量だけ前記第1の方向に搬送してから該搬送動作を終了するように、前記搬送部の動作を制御する
ことを特徴とする制御方法。
[付記13]
被印刷媒体を搬送する搬送ローラを有し、前記搬送ローラの回転方向を切り替えることにより前記被印刷媒体の第1の方向への搬送と、前記第1の方向とは反対の第2の方向への搬送とが可能な搬送部と、
印刷データに基づいて前記被印刷媒体に印刷を行う際に前記被印刷媒体に接触する印刷ヘッドを有する印刷部と、
を備えた印刷装置のプロセッサに実行させるプログラムであって、
前記搬送部による前記第2の方向へ前記被印刷媒体を搬送する搬送動作を終了させるときに、前記被印刷媒体を所定の搬送量だけ前記第1の方向に搬送してから該搬送動作を終了するように、前記搬送部の動作を制御する
処理を含むことを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
2 装置筐体
201 アダプタ収容部
202 排出口
3 キーボード領域
4 蓋
5 表示装置
6 プラテンローラ
7 印刷ユニット
701 サーマルヘッド
8 カットユニット
11 媒体アダプタ
12 テープロール
13 被印刷媒体
1301 始端
1302 (カットされる)位置
20 制御部
21 ROM
22 RAM
23 入力部
24 表示部
25 テープ幅検出スイッチ
26 フォトセンサ
27 搬送部
28 印刷部
29 カット部
40 搬送モータ
41,44,49 駆動回路
42 エンコーダ
43 発熱素子アレイ
45 サーミスタ
46 フルカッター
47 ハーフカッター
48 カットモータ
55 ラベル
61~63 テーブル

Claims (5)

  1. サーマルヘッドとの間で被印刷媒体を挟持するプラテンローラであって前記被印刷媒体を搬送するためのプラテンローラの回転方向を切り替えることにより前記被印刷媒体の搬送を前記サーマルヘッドの配置位置側から所定の排出口側に向けた正転搬送と、前記被印刷媒体を前記所定の排出口側から前記サーマルヘッドの配置位置側に向けた逆転搬送と、の間で切り替える制御部を備え、
    前記制御部は、前記逆転搬送中にユーザによる中断操作を検出した場合には、前記被印刷媒体の搬送を前記正転搬送に切り替えるとともに前記被印刷媒体が前記正転搬送で所定の距離だけ搬送された後に前記被印刷媒体の搬送が終了するように、前記プラテンローラの回転を制御する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記所定の距離が前記被印刷媒体の幅方向の長さに対応した距離になるように、前記プラテンローラの回転を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記被印刷媒体の幅方向の長さが長くなるほど前記所定の距離が短くなるように、前記プラテンローラの回転を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 印刷装置が実行する制御方法であって、
    サーマルヘッドとの間で被印刷媒体を挟持するプラテンローラであって前記被印刷媒体を搬送するためのプラテンローラの回転方向を切り替えることにより、前記被印刷媒体の搬送を前記サーマルヘッドの配置位置側から所定の排出口側に向けた正転搬送と、前記被印刷媒体を前記所定の排出口側から前記サーマルヘッドの配置位置側に向けた逆転搬送と、の間で切り替える制御処理を含み、
    前記制御処理は、前記逆転搬送中にユーザによる中断操作を検出した場合には、前記被印刷媒体の搬送を前記正転搬送に切り替えるとともに前記被印刷媒体が前記正転搬送で所定の距離だけ搬送された後に前記被印刷媒体の搬送が終了するように、前記プラテンローラの回転を制御する
    ことを特徴とする制御方法。
  5. コンピュータを、
    サーマルヘッドとの間で被印刷媒体を挟持するプラテンローラであって前記被印刷媒体を搬送するためのプラテンローラの回転方向を切り替えることにより、前記被印刷媒体の搬送を前記サーマルヘッドの配置位置側から所定の排出口側に向けた正転搬送と、前記被印刷媒体を前記所定の排出口側から前記サーマルヘッドの配置位置側に向けた逆転搬送と、の間で切り替える制御手段として機能させ、
    前記制御手段は、前記逆転搬送中にユーザによる中断操作を検出した場合には、前記被印刷媒体の搬送を前記正転搬送に切り替えるとともに前記被印刷媒体が前記正転搬送で所定の距離だけ搬送された後に前記被印刷媒体の搬送が終了するように、前記プラテンローラの回転を制御する
    とを特徴とするプログラム。
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