JP7478846B2 - 絞り弁及び熱交換システム - Google Patents

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Description

(関連出願)
本出願は、2020年7月15日に出願された出願番号が202010679921.0であり、発明の名称が「双方向絞り弁」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は引用によって本出願に取り込まれる。本出願は、2020年9月7日に出願された出願番号が202010930717.1であり、発明の名称が「フローバルブ」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は引用によって本出願に取り込まれる。本出願は、2020年9月2日に出願された出願番号が202010912230.0であり、発明の名称が「フローバルブ」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は引用によって本出願に取り込まれる。本出願は、2020年9月27日に出願された出願番号が202011034402.5であり、発明の名称が「絞り弁及び熱交換システム」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は引用によって本出願に取り込まれる。
本出願は弁の技術分野に関し、特に、絞り弁及び熱交換システムに関する。
絞り弁は、主に空調冷却システムに応用され、冷却システムの重要な構成部分である。双方向絞り弁は、主に冷暖房型の空調システムに応用され、2つの絞り弁アセンブリの並列又は直列設置を採用して、双方向流通の機能を実現する。
従来の絞り弁は、部品が比較的多く、組み立て過程が複雑であり、生産コストが高かった。
構造を簡略化し、組み立て過程を簡略化すると共に、コストを低減することができる絞り弁及び熱交換システムを提供する必要がある。
本出願は、絞り弁を提供し、
弁パイプと、
弁パイプ内に設けられると共に、弁パイプの内部を第1の弁チャンバと第2の弁チャンバとに分割する連通部材であって、連通部材には、第1のキャビティ、第2のキャビティ、第1の通路及び第2の通路が設けられており、第1のキャビティは、連通部材の第1の弁チャンバに近接する一端に位置し、第2のキャビティは、連通部材の第2の弁チャンバに近接する一端に位置し、第1の通路は、第1のキャビティと第2の弁チャンバとを連通させ、第2の通路は、第2のキャビティと第1の弁チャンバとを連通させる、連通部材と、
第1のキャビティに設けられ、第1の通路と第1の弁チャンバとの導通と遮断を制御するために用いられる第1の弁芯アセンブリと、
第2のキャビティに設けられ、第2の通路と第2の弁チャンバとの導通と遮断を制御するために用いられる第2の弁芯アセンブリと、を含み、
第1の通路は、連通部材の軸方向に対して傾斜する直線型の通路として設けられ、
第2の通路は、連通部材の軸方向に対して傾斜する直線型の通路として設けられている。
一実施例において、第1の通路は連通部材の外壁に連通された第1のポートを有し、第1の通路は第1のポートによって第2の弁チャンバに連通され、連通部材は、第1の通路の第1のポートに環状の第1の凹溝が設けられており、
及び/又は、第2の通路は連通部材の外壁に連通された第2のポートを有し、第2の通路は第2のポートによって第1の弁チャンバに連通され、連通部材は、第2の通路の第2のポートに環状の第2の凹溝が設けられている。
一実施例において、連通部材は柱状構造をなし、連通部材の外部中間セグメントには環状外カムが設けられており、環状外カムと弁パイプのうちの一方には制限突起が設けられており、他方には制限凹溝が設けられており、突起と制限凹溝とが整合されて連通部材と弁パイプとの密封接続を実現する。
一実施例において、連通部材は、第1の弁チャンバ内に位置する第1の接続セグメントを含み、第1のキャビティは第1の接続セグメントに位置し、第1の接続セグメントの外壁と弁パイプの内壁との間には第1の隙間が形成され、第2の通路は、第1の接続セグメントの外壁に連通された第2のポートを有し、第2のポートと第1の隙間とは連通され、
及び/又は、連通部材は、第2の弁チャンバ内に位置する第2の接続セグメントを含み、第2のキャビティは第2の接続セグメントに位置し、第2の接続セグメントの外壁と弁パイプの内壁との間には第2の隙間が形成され、第1の通路は、第2の接続セグメントの外壁に連通された第1のポートを有し、第1のポートと第2の隙間とは連通されている。
一実施例において、連通部材、第1の弁芯アセンブリ並びに第2の弁芯アセンブリは同軸に設けられている。
一実施例において、第1の弁芯アセンブリと連通部材とは溶接によって接続され、第1のキャビティは段差孔として設けられ、且つこの段差孔の孔径の大きい方の一端は連通部材の一方の端面を貫通し、
及び/又は、第2の弁芯アセンブリと連通部材とは溶接によって接続され、第2のキャビティは段差孔として設けられ、この段差孔の孔径の大きい方の一端は連通部材の他方の端面を貫通している。
一実施例において、第1の弁芯アセンブリは、
第1の弁座チャンバ、第1の弁口並びに第1の開口が設けられており、第1の弁口及び第1の開口は、それぞれ第1の弁座チャンバの両端に設けられると共に、第1の弁座チャンバと連通され、第1の弁口は第1のキャビティに近接して設けられている第1の弁座と、
第1の弁口の流れ面積の大きさを調節するように、第1の弁座チャンバ内に可動的に設けられている第1のスピンドルと、
第1の開口に設けられ、第1の弁座との間に、第1の弁座チャンバと第1の弁チャンバとを連通させる空隙が残されている第1のシーリングヘッドと、
第1のスピンドルが第1の弁口の流れ面積を減少させる傾向を有するように、両端がそれぞれ第1のスピンドル及び第1のシーリングヘッドに当接されている第1の弾性部材と、を含む。
一実施例において、第1の弁座チャンバは、互いに連通された第1のガイド孔並びに第1の捨て孔を含み、第1のガイド孔は第1の弁口に近接して設けられ、第1の捨て孔は第1の開口に近接して設けられ、第1の捨て孔の孔径は、第1のガイド孔の孔径以上である。
一実施例において、第1の弁座には第1の消音チャンバが更に設けられており、第1の消音チャンバは、第1の弁口の第1の弁座チャンバから離れた一端に設けられると共に、第1の弁口と連通され、第1の消音チャンバの内径は、第1の弁口の内径より大きく且つ第1の弁座チャンバの内径より小さく、
第1の通路の一端は第1の消音チャンバに連通され、且つ第1の通路と第1の消音チャンバとの連通箇所には第1のフレアが設けられており、第1のフレアの内径は、第1の通路に近接する一端から第1の消音チャンバに近接する一端まで徐々に増大している。
一実施例において、第2の弁芯アセンブリは、
第2の弁座チャンバ、第2の弁口並びに第2の開口が設けられており、第2の弁口及び第2の開口は、それぞれ第2の弁座チャンバの両端に設けられると共に、第2の弁座チャンバと連通され、第2の弁口は第2のキャビティに近接して設けられている第2の弁座と、
第2の弁口の流れ面積の大きさを調節するように、第2の弁座チャンバ内に可動的に設けられている第2のスピンドルと、
第2の開口に設けられ、第2の弁座との間に、第2の弁座チャンバと第2の弁チャンバとを連通させる空隙が残されている第2のシーリングヘッドと、
第2のスピンドルが第2の弁口の流れ面積を減少させる傾向を有するように、両端がそれぞれ第2のスピンドル及び第2のシーリングヘッドに当接されている第2の弾性部材と、を含む。
一実施例において、第2の弁座チャンバは、互いに連通された第2のガイド孔並びに第2の捨て孔を含み、第2のガイド孔は第2の弁口に近接して設けられ、第2の捨て孔は第2の開口に近接して設けられ、第2の捨て孔の孔径は、第2のガイド孔の孔径以上である。
一実施例において、第2の弁座には第2の消音チャンバが更に設けられており、第2の消音チャンバは、第2の弁口の第2の弁座チャンバから離れた一端に設けられると共に、第2の弁口と連通され、第2の消音チャンバの内径は、第2の弁口の内径より大きく且つ第2の弁座チャンバの内径より小さく、
第2の通路の一端は第2の消音チャンバに連通され、且つ第2の通路と第2の消音チャンバとの連通箇所には第2のフレアが設けられており、第2のフレアの内径は、第2の通路に近接する一端から第2の消音チャンバに近接する一端まで徐々に増大している。
一実施例において、第1の弁芯アセンブリは第1の弁座を含み、第1の弁座の外壁には第1の制限溝を有し、連通部材は、連通本体及び第1の接続セグメントを含み、第1の接続セグメントは連通本体の一端に設けられ、第1のキャビティは第1の接続セグメントに位置し、第1の弁座の一部は第1の接続セグメントの第1のキャビティ内に挿設され、第1の接続セグメントの端部と第1の制限溝とは固定接続されている。
一実施例において、第1の弁座は、順に接続された本体セグメント、くびれセグメント及び接続セグメントを含み、本体セグメント、くびれセグメント及び接続セグメントの間の領域には、第1の制限溝が形成され、接続セグメントは第1のキャビティ内に挿設されている。
一実施例において、接続セグメントの外壁には環状段差を有し、絞り弁は、環状段差内に設けられた密封部材を更に含む。
一実施例において、接続セグメントの外壁には環状溝を有し、絞り弁は、環状溝内に設けられた密封部材を更に含む。
一実施例において、接続セグメントは筒状構造であり、第1の接続セグメントの内壁と接続セグメントの外壁とはインターフェアランスフィットされている。
一実施例において、第1の弁座の外壁には制限平面を有し、第1の弁座の周方向位置を制限するように、制限平面と第1の接続セグメントの内壁とが制限係合されている。
一実施例において、第1の弁芯アセンブリは、第1の弁口を有する第1の弁座を含み、第1の弁芯アセンブリは第1のスピンドルを更に含み、第1のスピンドルは第1の弁座のチャンバ内に移動可能に設けられ、第1のスピンドルは第1の弁口を封止するために用いられ、第1のスピンドルの外壁には、流体が通過するための切欠きを有する。
一実施例において、第1のスピンドルは、第1の針本体部及び第1の針本体部の一端に設けられた第1の針部を含み、切欠きは第1の針本体部に位置し、第1の針部は第1の弁口を封止するために用いられ、ここで、第1の針本体部の両端はいずれも面取りを有する。
一実施例において、連通部材の外壁には制限凹溝が設けられており、弁パイプの側壁には制限突起が設けられており、制限突起と制限凹溝とは係止されている。
一実施例において、第1の弁芯アセンブリは第1の弁座を含み、第1の弁座は、順に接続された第1の本体、テーパセグメント及び接続部を含み、テーパセグメントの径方向サイズは、接続部の径方向サイズより大きく、接続部は雄ねじを有し、連通部材は、連通本体及び連通本体の一端に設けられた第1の接続セグメントを含み、第1の接続セグメントは雌ねじを有し、雌ねじと雄ねじとは係合され、テーパセグメントの周縁と第1の接続セグメントとは当接されている。
一実施例において、雌ねじ及び雄ねじはいずれもテーパねじである。
一実施例において、テーパセグメントは第1のテーパ面を有し、第1のテーパ面とテーパセグメントの軸線との夾角はAであり、第1の接続セグメント内には第2のテーパ面を有し、第2のテーパ面と第1の接続セグメントの軸線との夾角はBであり、ここで、A<Bであり、第1のテーパ面の周縁と第2のテーパ面とは当接されている。
一実施例において、接続部は筒状構造であり、接続部の側壁には、接続部の軸方向に延びているオープンスロットを有する。
一実施例において、オープンスロットは2つであり、2つのオープンスロットは接続部を2つの部分に分割する。
一実施例において、第1の弁座の外壁に組み立て平面を有し、あるいは、連通部材の外壁に組み立て平面を有する。
一実施例において、連通部材は、連通本体、連通本体の一端に設けられた第1の接続セグメント並びに連通本体の他端に設けられた第2の接続セグメントを含み、第1の通路及び第2の通路は連通本体に位置し、第1のキャビティは第1の接続セグメントに位置し、第2のキャビティは第2の接続セグメントに位置し、第2の接続セグメントの側壁には側孔を有し、第2の弁芯アセンブリは密封構造として設けられ、密封構造は、第2の接続セグメントの第2のキャビティ内に移動可能に設けられ、密封構造は、第2の通路を封止する封止位置並びに第2の通路と側孔とを回避する回避位置を有する。
一実施例において、第2の接続セグメントは、直胴セグメント及び縮径セグメントを含み、直胴セグメントの一端と連通本体とは接続され、縮径セグメントは直胴セグメントの他端に設けられ、縮径セグメントの径方向サイズは、直胴セグメントの径方向サイズより小さく、側孔は直胴セグメントに位置し、密封構造は直胴セグメント内に位置し、縮径セグメントの内壁と密封構造とは止め係合されている。
一実施例において、連通部材はシールリングを更に含み、シールリングは、連通本体の端面に突出して設けられて、第2の通路の開口を取り囲んで設けられ、第2のキャビティ内に位置し、密封構造が封止位置に位置する場合に、密封構造とシールリングとは当接される。
一実施例において、密封構造は球状構造である。
一実施例において、密封構造は、ガイドスリーブ並びにシール部を含み、ガイドスリーブは、第2の接続セグメント内に摺動可能に設けられ、密封部は、ガイドスリーブ内に設けられ、弾性材料で製造され、第2の通路を封止するために用いられる。
一実施例において、ガイドスリーブは両端が開口した構造であり、ガイドスリーブの両端はいずれも密封部にかしめられている。
一実施例において、ガイドスリーブは、一端が開口し他端が閉鎖した構造であり、ガイドスリーブの開口を有する一端は密封部にかしめられている。
一実施例において、密封部は、本体及び本体に突出して設けられた環状体を含み、本体の外壁とガイドスリーブの内壁とは接触され、環状体と第2の通路とは対応して設けられている。
本出願は、熱交換システムを更に提供し、熱交換システムは、圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器、降温モジュール及び2つの絞り弁を含み、絞り弁は上記の絞り弁であり、室内熱交換器及び室外熱交換器は、いずれも圧縮機に接続され、室内熱交換器は一方の絞り弁によって降温モジュールに接続され、室外熱交換器は他方の絞り弁によって降温モジュールに接続され、2つの絞り弁は、絞り方向が逆である。
本出願で提供される絞り弁は、第1の通路及び第2の通路が、いずれも連通部材の軸方向に対して傾斜する直線型の通路として設けられ、流体が第1の通路及び第2の通路内で流れるとき、流れ抵抗が比較的小さいことで、この絞り弁の安定性がより良好である。
本出願の実施例1の絞り弁の構造模式図である。 本出願の実施例1の連通部材、第1の弁座及び第2の弁座の組み立て構造模式図である。 本出願の実施例1の連通部材の断面構造模式図である。 本出願の実施例1の連通部材の側面構造模式図である。 本出願の実施例1の第1の弁座の構造模式図である。 本出願の実施例1の第2の弁座の構造模式図である。 本出願の実施例2で提供される絞り弁の構造模式図である。 図7におけるA-A線に沿った断面図である。 図8におけるB-B線に沿った断面図である。 図7における第1の弁座の構造模式図である。 図7における第1のスピンドルの構造模式図である。 図11における第1のスピンドルの上面図である。 本出願の実施例3で提供される絞り弁における第1の弁座の構造模式図である。 図13における第1の弁座の断面図である。 本出願の実施例4で提供される絞り弁の構造模式図である。 図15における絞り弁の他の図である。 図15における弁座と連通部材との組み立て図である。 図17における弁座及び連通部材の断面図である。 図18におけるC箇所の部分拡大図である。 図15における弁座の構造模式図である。 図20におけるD箇所の部分拡大図である。 図20における弁座の側面図である。 図15における連通部材の構造模式図である。 図23におけるE箇所の部分拡大図である。 本出願の実施例5で提供される絞り弁の構造模式図である。 図25における部分構造の模式図である。 図25における連通部材の構造模式図である。 図25における連通部材の他の模式図である。 本出願の実施例6で提供される絞り弁の構造模式図である。 図29における部分構造の模式図である。 図29における密封構造の模式図1である。 図29における密封構造の模式図2である。 図29における密封構造の模式図3である。 本出願の実施例7で提供される熱交換システムの模式図である。
10 弁パイプ、11 第1の弁チャンバ、12 第2の弁チャンバ、13 制限突起、20 連通部材、21 第1のキャビティ、22 第2のキャビティ、23 第1の通路、231 第1のポート、232 第1のフレア、24 第2の通路、241 第2のポート、242 第2のフレア、25 環状外カム、251 制限凹溝、26 第1の接続セグメント、261 第1の隙間、262 第2のテーパ面、27 第2の接続セグメント、271 第2の隙間、272 側孔、273 直胴セグメント、274 縮径セグメント、28 第1の凹溝、29 第2の凹溝、200 連通本体、201 シールリング、30 第1の弁芯アセンブリ、31 第1の弁座、310 制限平面、311 第1の弁座チャンバ、3111 第1のガイド孔、3112 第1の捨て孔、312 第1の弁口、313 第1の開口、314 第1の消音チャンバ、315 第1の制限溝、316 本体セグメント、317 くびれセグメント、318 接続セグメント、3181 環状段差、3182 環状溝、32 第1のスピンドル、320 切欠き、321 第1の針本体部、3211 フィレット、322 第1の針部、323 第1の取り付け部、33 第1のシーリングヘッド、34 第1の弾性部材、3101 第1の本体、3102 テーパセグメント、3103 接続部、3104 第1のテーパ面、3105 オープンスロット、3106 組み立て平面、40 第2の弁芯アセンブリ、41 第2の弁座、411 第2の弁座チャンバ、4111 第2のガイド孔、4112 第2の捨て孔、412 第2の弁口、413 第2の開口、414 第2の消音チャンバ、42 第2のスピンドル、421 第2の針本体部、422 第2の針部、423 第2の取り付け部、43 第2のシーリングヘッド、44 第2の弾性部材、50 密封構造、51 ガイドスリーブ、511 厚肉筒、512 薄肉筒、52 シール部、70 密封部材、80 フィルタ、91 圧縮機、92 室内熱交換器、93 室外熱交換器、94 降温モジュール。
以下、本出願の実施形態における図面を参照して、本出願の実施形態における技術態様を明確且つ完全に記述するが、記述される実施形態は単に本出願の一部の実施形態にすぎず、全ての実施形態ではないことは明らかである。本出願における実施形態に基づき、当業者が創造的な労働をせずに得られた全ての他の実施形態はいずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
説明すべきこととして、素子が他の素子に「設けられる」と言及される場合、他の素子に直接に設けられてもよく、又は介在素子が存在してもよい。ある素子が他の素子に「設けられる」と考えられる場合、他の素子に直接に設けられてもよく、又は介在素子が同時に存在する可能性もある。ある素子が他の素子に「固定される」と考えられる場合、他の素子に直接に固定されてもよく、又は介在素子が同時に存在する可能性もある。
本文で使用される全ての技術的及び科学的用語は、別途の定義がない限り、当業者によって通常理解されているものと同じ意味である。本出願の明細書で使用される用語は単に具体的な実施形態を記述するためのものであり、本出願を制限することを意図していない。本文で使用される用語「及び/又は」は、羅列された1つ又は複数の関連する項目の任意及び全ての組み合わせを含む。
実施例1
本出願の実施例1で提供される絞り弁の構造模式図である図1から図6を参照する。
図1から図2を参照すると、本実施例は、絞り弁を提供し、この絞り弁は、空調冷却システムに適用可能である。この絞り弁は、弁パイプ10、連通部材20、第1の弁芯アセンブリ30並びに第2の弁芯アセンブリ40を含む。
連通部材20は、弁パイプ10内に設けられると共に、弁パイプ10の内部を第1の弁チャンバ11と第2の弁チャンバ12とに分割する。連通部材20には、第1のキャビティ21、第2のキャビティ22、第1の通路23及び第2の通路24が設けられており、第1のキャビティ21は連通部材20の第1の弁チャンバ11に近接する一端に設けられ、第2のキャビティ22は連通部材20の第2の弁チャンバ12に近接する一端に設けられ、第1の通路23は第1のキャビティ21と第2の弁チャンバ12とを連通させ、第2の通路24は第2のキャビティ22と第1の弁チャンバ11とを連通させる。第1の弁芯アセンブリ30は第1のキャビティ21に設けられ、第1の通路23と第1の弁チャンバ11との導通と遮断を制御するために用いられる。第2の弁芯アセンブリ40は第2のキャビティ22に設けられ、第2の通路24と第2の弁チャンバ12との導通と遮断を制御するために用いられる。
作業の際に、流体は、第1の弁チャンバ11から第2の通路24に入り込み、更に第2のキャビティ22に入り込み、その後第2の弁芯アセンブリ40に入り込み、最後に第2の弁チャンバ12に入り込んでもよい。流体は、第2の弁チャンバ12から第1の通路23に入り込み、更に第1のキャビティ21に入り込み、その後第1の弁芯アセンブリ30に入り込み、最後に第1の弁チャンバ11に入り込んでもよい。このように、この絞り弁は、弁パイプ10、連通部材20、第1の弁芯アセンブリ30並びに第2の弁芯アセンブリ40によって双方向流通の作用を実現することができ、部品が比較的少なく、構造が非常に簡単である。取り付けの際に、連通部材20を弁パイプ10内に取り付けると共に、第1の弁芯アセンブリ30及び第2の弁芯アセンブリ40をそれぞれ連通部材20に両端に取り付けるだけで、この絞り弁の組み立て作業を完了することができ、取り付け過程も非常に簡単で、組み立て過程において不良が現われる確率を減少し、製品の一致性の向上に有利であることで、絞り弁の生産コストを大幅に低減させる。「製品の一致性」とは、大量生産の際に、異なる製品同士が実質的に同じであることを指す。
更には、第1の通路23は、連通部材20の軸方向に対して傾斜する直線型の通路として設けられている。このように、流体が第1の通路23内を流れるとき、流れ抵抗が比較的小さいことで、この絞り弁の安定性がより良好である。従って、第2の通路24も、連通部材20の軸方向に対して傾斜する直線型の通路として設けられている。同様に、流体が第2の通路24内を流れるとき、流れ抵抗が比較的小さいことで、この絞り弁の安定性がより良好である。
第1の通路23は連通部材20の外壁に連通された第1のポート231を有し、第1の通路23は第1のポート231によって第2の弁チャンバ12に連通され、連通部材20は、第1の通路23の第1のポート231に、環状の第1の凹溝28が設けられている。流体が第1の通路23の第1のポート231においてより大きい流体容量を有するように、環状の第1の凹溝28を設けることで、流体が断流する状況が現われにくく、流体流れの安定性を保証することができ、流体をよりよく制御することに有利である。
同様に、第2の通路24は連通部材20の外壁に連通された第2のポート241を有し、第2の通路24は第2のポート241によって第1の弁チャンバ11に連通され、連通部材20は、第2の通路24の第2のポート241に、環状の第2の凹溝29が設けられている。流体が第2の通路24の第2のポート241においてより大きい流体容量を有するように、環状の第2の凹溝29を設けることで、流体が断流する状況が現われにくく、流体流れの安定性を保証することができ、流体をよりよく制御することに有利である。
本実施例において、連通部材20、第1の弁芯アセンブリ30並びに第2の弁芯アセンブリ40は同軸に設けられている。連通部材20、第1の弁芯アセンブリ30及び第2の弁芯アセンブリ40の全体の占用スペースが比較的小さくなるように、同軸に設けることで、弁パイプ10の小型化設計に有利であり、この絞り弁の占用スペースを大幅に減少させる。
更には、図1から図4を参照すると、連通部材20は柱状構造をなす。連通部材20の外部中間セグメントには環状外カム25が設けられている。環状外カム25と弁パイプ10のうちの一方には制限突起13が設けられており、他方には制限凹溝251が設けられており、制限突起13と制限凹溝251とが係止されて連通部材20と弁パイプ10との密封接続並びに確実な接続を実現することで、連通部材20が弁パイプ10内に取り付けられる場合、連通部材20が弁パイプ10の内部を第1の弁チャンバ11と第2の弁チャンバ12とに分割する。本実施例において、環状外カム25の外壁には制限凹溝251が設けられており、弁パイプ10の内壁には制限突起13が設けられている。加工の際に、押し付け変形の方式によって弁パイプ10を内向きに加圧すると、弁パイプ10の内壁に制限突起13を形成させることができ、加工方式が非常に簡単である。当然ながら、逆に、環状外カム25の外壁に制限突起13が設けられており、弁パイプ10の内壁に制限凹溝251が設けられていてもよい。
連通部材20は、第1の弁チャンバ11内に位置する第1の接続セグメント26を含み、第1のキャビティ21は第1の接続セグメント26に位置し、第1の接続セグメント26の外壁と弁パイプ10の内壁との間には第1の隙間261が形成され、第2の通路24の第2のポート241が第1の接続セグメント26の外壁に連通され、第2のポート241と第1の隙間261とが連通されることで、第2の通路24と第1の弁チャンバ11とが連通される。このように、構造が非常にコンパクトであり、この絞り弁の小型化設計に有利である。
連通部材20は、第2の弁チャンバ12内に位置する第2の接続セグメント27を更に含み、第2のキャビティ22は第2の接続セグメント27に位置し、第2の接続セグメント27の外壁と弁パイプ10の内壁との間には第2の隙間271が形成され、第1の通路23の第1のポート231が第2の接続セグメント27の外壁に連通され、第1のポート231と第2の隙間271とが連通されることで、第1の通路23と第2の弁チャンバ12とが連通される。このように、構造が非常にコンパクトであり、この絞り弁の小型化設計に有利である。
本実施例において、第1の弁芯アセンブリ30と連通部材20とは溶接によって接続され、溶接の方式によって接続を行って、第1の弁芯アセンブリ30と連通部材20とが強固に接続され、且つ密封性能が良好である。溶接の方式を採用して第1の弁芯アセンブリ30と連通部材20とを接続すると、加工過程の簡略化に有利であり、且つ製品の一致性の向上に有利である。溶接の際に、溶接材料が第1の弁芯アセンブリ30と第1のキャビティ21との間のギャップに流れ込み、溶接材料をよりよく流れ込ませるために、第1のキャビティ21は段差孔として設けられ、且つこの段差孔の孔径の大きい方の一端は連通部材20の一方の端面を貫通している。第1のキャビティ21が段差孔として設けられて、第1の弁芯アセンブリ30の一端を第1のキャビティ21へ取り込むことが容易になるだけでなく、溶接材料が孔径の大きい方の一端から第1のキャビティ21へ流れ込むことが容易になることで、第1の弁芯アセンブリ30と連通部材20とが強固に溶接される。
従って、第2の弁芯アセンブリ40と連通部材20とが溶接によって接続され、溶接の方式によって第2の弁芯アセンブリ40と連通部材20とを接続させると、第2の弁芯アセンブリ40と連通部材20とが強固に接続され、且つ密封性能が良好である。また、加工過程の簡略化に有利であり、且つ製品の一致性の向上に有利である。第2のキャビティ22は段差孔として設けられ、この段差孔の孔径の大きい方の一端は連通部材20の他方の端面を貫通している。第2のキャビティ22が段差孔として設けられて、第2の弁芯アセンブリ40の一端を第2のキャビティ22へ取り込むことが容易になるだけでなく、溶接材料が孔径の大きい方の一端から第2のキャビティ22へ流れ込むことが容易になることで、第2の弁芯アセンブリ40と連通部材20とが強固に溶接される。
本実施例において、第1の弁芯アセンブリ30と第2の弁芯アセンブリ40とは各々独立に制御され、制御精度が高く、使用寿命が長い。
具体的には、図1、図2及び図5を参照すると、第1の弁芯アセンブリ30は、第1の弁座31、第1のスピンドル32、第1のシーリングヘッド33並びに第1の弾性部材34を含む。第1の弁座31には、第1の弁座チャンバ311、第1の弁口312並びに第1の開口313が設けられている。第1の弁口312及び第1の開口313は、それぞれ第1の弁座チャンバ311の両端に設けられると共に、第1の弁座チャンバ311と連通され、第1の弁口312は第1のキャビティ21に近接して設けられている。第1のスピンドル32は、第1の弁口312の流れ面積の大きさを調節するように、第1の弁座チャンバ311内に可動的に設けられている。第1の弁口312の流れ面積がゼロである場合、第1の弁口312は閉じた状態にあり、第1の弁口312の流れ面積がゼロより大きい場合、第1の弁口312は開いた状態にある。「第1の弁口312の流れ面積の大きさを調節する」ことは、第1の弁口312の開いた状態における流れ面積の大きさの調節だけでなく、第1の弁口312の開いた状態と閉じた状態との切り換えを含む。第1のシーリングヘッド33は第1の開口313に設けられ、第1のシーリングヘッド33と第1の弁座31との間には、流体が通過するように、第1の弁座チャンバ311と第1の弁チャンバ11とを連通させる空隙が残されている。第1のスピンドル32が第1の弁口312の流れ面積を減少させる傾向を有するように、第1の弾性部材34の両端は、それぞれ第1のスピンドル32及び第1のシーリングヘッド33に当接されている。第1の弁口312の流れ面積がゼロに減少した場合、第1の弁口312を閉じる。第1の通路23内の流体の圧力が第1の弾性部材34の弾性力より大きい場合、流体が第1のスピンドル32を押し動かして移動させることで、第1の弾性部材34を圧縮させると共に、第1の弁口312を開くか又は第1の弁口312の流れ面積を増大させ、第1の通路23内の流体の圧力が大きいほど、第1の弁口312の流れ面積が大きくなることで、流体が第1の通路23から順に第1の弁口312、第1の弁座チャンバ311並びに第1の開口313を流れて、最後に、第1の弁チャンバ11に入り込む。第1の通路23内の流体の圧力が第1の弾性部材34の弾性力より小さい場合、第1の弾性部材34の弾性力の作用で、第1のスピンドル32が逆方向に移動して第1の弁口312の流れ面積を減少させ、ひいては第1の弁口312を閉じる。
第1の弁芯アセンブリ30を取り付けする場合、第1の弁座31と第1のキャビティ21の内壁との溶接接続によって、第1の弁芯アセンブリ30と連通部材20との溶接接続を実現する。
更には、第1の弁座チャンバ311は、互いに連通された第1のガイド孔3111並びに第1の捨て孔3112を含み、第1のガイド孔3111は第1の弁口312に近接して設けられ、第1の捨て孔3112は第1の開口313に近接して設けられ、第1の捨て孔3112の孔径は、第1のガイド孔3111の孔径以上である。第1のガイド孔3111は、第1のスピンドル32を正しくガイドする作用を果たし、第1のスピンドル32が移動過程で位置ずれが現われる状況を回避することができる。第1の捨て孔3112の孔径が第1のガイド孔3111の孔径以上であるため、加工の際に、第1のガイド孔3111の孔径が設計の要求に達するように保証し、第1のスピンドル32が第1のガイド孔3111中に円滑に取り付けられることを可能にすると共に、第1のスピンドル32が第1のガイド孔3111中で自由に移動可能であるように保証することができる。
第1の弁座31の第1の開口313における内径が第1の捨て孔3112の孔径より大きいことで、第1の開口313と第1の捨て孔3112との間に段差(図示せず)が形成され、第1のシーリングヘッド33がこの段差に当接される。図5に示されるように、第1のスピンドル32、第1の弾性部材34及び第1のシーリングヘッド33が第1の弁座31に取り込まれていない場合の第1の弁座31の構造模式図であり、この場合、第1の弁座31の第1の開口313における側壁は直管状をなし、第1のスピンドル32、第1の弾性部材34及び第1のシーリングヘッド33を順に第1の弁座31内に取り込むことが容易になる。図1に示されるように、第1のスピンドル32、第1の弾性部材34及び第1のシーリングヘッド33が第1の弁座31に取り込まれた後の絞り弁の構造模式図であり、第1のスピンドル32、第1の弾性部材34及び第1のシーリングヘッド33を第1の弁座31内に取り込んだ後、第1の弁座31の第1の開口313における側壁を押し付け、この側壁を変形させて、テーパ状構造を形成することで、第1のシーリングヘッド33を遮って、第1の弁座31の内部の部品の取り付けを完了する。この第1のシーリングヘッド33はT字状をなし、流体が通過するように、T字状の上端は、第1の開口313に固定され且つ第1の弁座31との間に空隙が残されており、T字状の下端は、第1の弾性部材34を接続するために用いられる。本実施例において、第1の弾性部材34は圧縮バネであり、圧縮バネの一端は第1のシーリングヘッド33の一端に嵌合されている。
第1のスピンドル32は、第1の針本体部321、第1の針本体部321の一端に設けられた第1の針部322及び第1の針本体部321の他端に設けられた第1の取り付け部323を含む。ここで、第1の針本体部321は柱状をなし、第1の針本体部321の外壁と第1のガイド孔3111の内壁とは摺動係合され、第1の針本体部321の外壁に切欠き320が穿設されていることで、切欠き320から流体が通過することができる。第1の弁口312の流れ面積の大きさを調節するように、第1の針部322と第1の弁口312とは係合されている。第1の弾性部材34の一端は第1の取り付け部323の外側に嵌合されている。
第1の弁座31には第1の消音チャンバ314が設けられており、第1の消音チャンバ314は、第1の弁口312の第1の弁座チャンバ311から離れた一端に設けられると共に、第1の弁口312と連通され、第1の消音チャンバ314の内径は、第1の弁口312の内径より大きく且つ第1の弁座チャンバ311の内径より小さい。第1の通路23の一端は第1の消音チャンバ314に連通され、且つ第1の通路23と第1の消音チャンバ314との連通箇所には第1のフレア232が更に設けられており、第1のフレア232の内径は、第1の通路23に近接する一端から第1の消音チャンバ314に近接する一端まで徐々に増大している。このように、第1の通路23内の流体が第1の弁座チャンバ311へ流れるとき、順に第1のフレア232、第1の消音チャンバ314並びに第1の弁口312を経て、最後に、第1の弁座チャンバ311に入り込むが、第1の消音チャンバ314及び第1のフレア232が設けられているため、流体が第1の通路23から第1の弁座チャンバ311へ流れるとき、第1の通路23と第1の弁座チャンバ311との間の通路(第1のフレア232、第1の消音チャンバ314及び第1の弁口312)の内径の変化が相対的に緩やかで、急増するか又は急減する状況が現われることがなく、流体によってノイズが発生する状況を減少させることができ、消音の作用を果たす。
同様に、図1、図2及び図6を参照すると、第2の弁芯アセンブリ40は、第2の弁座41、第2のスピンドル42、第2のシーリングヘッド43並びに第2の弾性部材44を含む。第2の弁座41には、第2の弁座チャンバ411、第2の弁口412並びに第2の開口413が設けられている。第2の弁口412及び第2の開口413は、それぞれ第2の弁座チャンバ411の両端に設けられると共に、第2の弁座チャンバ411と連通され、第2の弁口412は第2のキャビティ22に近接して設けられている。第2のスピンドル42は、第2の弁口412の流れ面積の大きさを調節するように、第2の弁座チャンバ411内に可動的に設けられている。第2の弁口412の流れ面積がゼロである場合、第2の弁口412は閉じた状態にあり、第2の弁口412の流れ面積がゼロより大きい場合、第2の弁口412は開いた状態にある。「第2の弁口412の流れ面積の大きさを調節する」ことは、第2の弁口412の開いた状態における流れ面積の大きさの調節だけでなく、第2の弁口412の開いた状態と閉じた状態との切り換えを含む。第2のシーリングヘッド43は第2の開口413に設けられ、第2のシーリングヘッド43と第2の弁座41との間には、流体が通過するように、第2の弁座チャンバ411と第2の弁チャンバ12とを連通させる空隙が残されている。第2のスピンドル42が第2の弁口412の流れ面積を減少させる傾向を有するように、第2の弾性部材44の両端は、それぞれ第2のスピンドル42及び第2のシーリングヘッド43に当接されている。第2の弁口412の流れ面積がゼロに減少した場合、第2の弁口412を閉じる。第2の通路24内の流体の圧力が第2の弾性部材44の弾性力より大きい場合、流体が第2のスピンドル42を押し動かして移動させることで、第2の弾性部材44を圧縮させると共に、第2の弁口412を開くか又は第2の弁口412の流れ面積を増大させ、第2の通路24内の流体の圧力が大きいほど、第2の弁口412の流れ面積が大きくなることで、流体が第2の通路24から順に第2の弁口412、第2の弁座チャンバ411並びに第2の開口413を流れて、最後に、第2の弁チャンバ12に入り込む。第2の通路24内の流体の圧力が第2の弾性部材44の弾性力より小さい場合、第2の弾性部材44の弾性力の作用で、第2のスピンドル42が逆方向に移動して第2の弁口412の流れ面積を減少させ、ひいては第2の弁口412を閉じる。
第2の弁芯アセンブリ40を取り付ける場合、第2の弁座41と第2のキャビティ22の内壁との溶接接続によって第2の弁芯アセンブリ40と連通部材20との溶接接続を実現する。
更には、第2の弁座チャンバ411は、互いに連通された第2のガイド孔4111並びに第2の捨て孔4112含み、第2のガイド孔4111は第2の弁口412に近接して設けられ、第2の捨て孔4112は第2の開口413に近接して設けられ、第2の捨て孔4112の孔径は、第2のガイド孔4111の孔径以上である。第2のガイド孔4111は、第2のスピンドル42を正しくガイドする作用を果たし、第2のスピンドル42が移動過程で位置ずれが現われる状況を回避することができる。第2の捨て孔4112の孔径が第2のガイド孔4111の孔径より大きいことは、加工の際に第2のガイド孔4111の孔径が設計の要求に達するように保証し、第2のスピンドル42が第2のガイド孔4111中に円滑に取り付けられることを可能にすると共に、第2のスピンドル42が第2のガイド孔4111中で自由に移動可能であるように保証することができる。
第2の弁座41の第2の開口413における内径が第2の捨て孔4112の孔径より大きいことで、第2の開口413と第2の捨て孔4112との間に段差(図示せず)が形成され、第2のシーリングヘッド43がこの段差に当接される。図6に示されるように、第2のスピンドル42、第2の弾性部材44及び第2のシーリングヘッド43が第2の弁座41に取り込まれていない場合の第2の弁座41の構造模式図であり、この場合、第2の弁座41の第2の開口413における側壁は直管状をなし、第2のスピンドル42、第2の弾性部材44及び第2のシーリングヘッド43を順に第2の弁座41内に取り込むことが容易になる。図1に示されるように、第2のスピンドル42、第2の弾性部材44及び第2のシーリングヘッド43が第2の弁座41に取り込まれた後の絞り弁の構造模式図であり、第2のスピンドル42、第2の弾性部材44及び第2のシーリングヘッド43を第2の弁座41内に取り込んだ後、第2の弁座41の第2の開口413における側壁を押し付け、この側壁を変形させて、テーパ状構造を形成することで、第2のシーリングヘッド43を遮って、第2の弁座41内部の部品の取り付けを完了する。この第2のシーリングヘッド43はT字状をなし、流体が通過するように、T字状の上端は、第2の開口413に固定され且つ第2の弁座41との間に空隙が残されており、T字状の下端は、第2の弾性部材44を接続するために用いられる。本実施例において、第2の弾性部材44は圧縮バネであり、圧縮バネの一端は第2のシーリングヘッド43の一端に嵌合されている。
第2のスピンドル42は、第2の針本体部421、第2の針本体部421の一端に設けられた第2の針部422及び第2の針本体部421の他端に設けられた第2の取り付け部423を含む。ここで、第2の針本体部421は柱状をなし、第2の針本体部421の外壁と第2のガイド孔4111の内壁とが摺動係合され、第2の針本体部421の外壁には切欠き(図示せず)が穿設されていることで、切欠きから流体が通過することができる。第2の弁口412の流れ面積の大きさを調節するように、第2の針部422と第1の開口313とは係合されている。第2の弾性部材44の一端は第2の取り付け部423の外側に嵌合されている。
第2の弁座41には第2の消音チャンバ414が更に設けられており、第2の消音チャンバ414は、第2の弁口412の第2の弁座チャンバ411から離れた一端に設けられると共に、第2の弁口412と連通され、第2の消音チャンバ414の内径は、第2の弁口412の内径より大きく且つ第2の弁座チャンバ411の内径より小さい。第2の通路24の一端は第2の消音チャンバ414に連通され、且つ第2の通路24と第2の消音チャンバ414との連通箇所には第2のフレア242が設けられており、第2のフレア242の内径は、第2の通路24に近接する一端から第2の消音チャンバ414に近接する一端まで徐々に増大している。このように、第2の通路24内の流体が第2の弁座チャンバ411へ流れるとき、順に第2のフレア242、第2の消音チャンバ414並びに第1の開口313を経て、最後に、第2の弁座チャンバ411に入り込むが、第2の消音チャンバ414及び第2のフレア242が設けられているため、流体が第2の通路24から第2の弁座チャンバ411へ流れるとき、第2の通路24と第2の弁座チャンバ411との通路(第2のフレア242、第2の消音チャンバ414及び第1の開口313)の内径の変化が相対的に緩やかで、急増するか又は急減する状況が現われることがなく、流体によってノイズが発生する状況を減少させることができ、消音の作用を果たす。
実施例2
本出願の実施例2で提供される絞り弁の構造模式図である図7から図12を参照する。この実施例2と実施例1との異なる点は、連通部材20と第1の弁座31との接続方式、並びに連通部材20と第2の弁座41との接続方式である。この実施例において、第1の弁座31と第2の弁座41とは構造が同じであり、連通部材20との接続方式も同じであり、以下では、第1の弁座31と連通部材20との接続方式のみを詳しく記述する。
この実施例において、第1の弁座31の外壁には第1の制限溝315を有する。連通部材20は、連通本体200、連通本体200の一端に設けられた第1の接続セグメント26並びに連通本体200の他端に設けられた第2の接続セグメント27を含み、換言すれば、第1の接続セグメント26及び第2の接続セグメント27はそれぞれ連通本体200の両端に設けられている。第1の接続セグメント26及び第2の接続セグメント27は、いずれも筒状をなす。第1の弁座31の一部は第1の接続セグメント26内に挿設され、換言すれば、第1の弁座31の一部は第1のキャビティ21内に挿設されている。第1の接続セグメント26の端部と第1の制限溝315とは固定接続されている。選択的に、本実施例において、第1の接続セグメント26の端部は第1の制限溝315の内壁にかしめられ、この固定接続は、具体的にはポート受け口のかしめ形式である。他の実施形態において、溶接、螺合等の他の方式によって、第1の接続セグメント26の端部と第1の制限溝315とを固定接続してもよいことは明らかである。
この態様を採用すると、第1の弁座31の一部の構造を連通部材20の第1の接続セグメント26内に挿設すると共に、第1の接続セグメント26の端部を第1の弁座31における第1の制限溝315の内壁にかしめ、このように、挿嵌及びかしめの方式によって、第1の弁座31と連通部材30との確実な接続を実現すると共に、両者の密封性を向上させることで、絞り弁の信頼性を向上させる。選択的に、第1の弁座31の端面と連通本体200とは当接され、このように、第1の弁座31及び連通部材20を軸方向によりよく制限することができる。
本実施例において、第1の弁座31は、順に接続された本体セグメント316、くびれセグメント317及び接続セグメント318を含み、本体セグメント316、くびれセグメント317及び接続セグメント318の間の領域には、第1の制限溝315が形成され、接続セグメント318は第1の接続セグメント26内に挿設されている。上記の設置により、第1の制限溝315が形成され、第1の制限溝315の存在によって、第1の接続セグメント26の端部のかしめ変形が容易になる。
本実施例において、接続セグメント318の外壁には環状段差3181を有し、絞り弁は、環状段差3181内に設けられた密封部材70を更に含む。密封部材70を設けることにより、第1の弁座31と連通部材20との確実な密封を実現し、絞り弁が漏れることを回避することができる。そして、第1の接続セグメント26の端部を第1の制限溝315の内壁にかしめた後、第1の接続セグメント26が密封部材70を強力に押し付けて、密封効果を向上させる。
具体的には、接続セグメント318は筒状構造であり、第1の接続セグメント26の内壁と接続セグメント318の外壁とはインターフェアランスフィットされている。インターフェアランスフィットを採用して、第1の接続セグメント26と接続セグメント318との接続信頼性を向上させる。そして、第1の弁座31と連通部材20との同軸度を向上させることもできる。
本実施例において、第1の弁座31の外壁には制限平面310を有し、第1の弁座31の周方向位置を制限するように、制限平面310と第1の接続セグメント26の内壁とは制限係合されている。即ち、制限平面310を設けることにより、第1の弁座31の周方向を位置制限して、第1の弁座31の回転を回避することができる。
選択的に、第1の接続セグメント26の内壁には第1の弁座31に突起する突起点を有し、突起点と制限平面310とは当接されている。このように、突起点と制限平面310との係合により、第1の弁座31と連通部材20との周方向の位置制限を実現する。突起点は、第1の接続セグメント26に衝撃を与える方式によって形成することができる。
実施例1に示されたものと同様に、第1のスピンドル32は、第1の弁座31のチャンバ内に移動可能に設けられ、第1の弁口312を封止するために用いられる。第1のスピンドル32の外壁には、流体が通過するための切欠き320を有する。第1のスピンドル32が第1の弁口312を封止した後、流体は流れることができず、第1のスピンドル32が第1の弁口312を封止していない場合、流体は切欠き320及び第1の弁口312を通過することができる。ここで、切欠き320は複数であり、複数の切欠き320は第1のスピンドル32の周方向に間隔をおいて設けられ、このように、流れ面積を増加させることができる。
本実施例において、第1のスピンドル32は、第1の針本体部321、第1の針本体部321の一端に設けられた第1の針部322及び第1の針本体部321の他端に設けられた第1の取り付け部323を含む。ここで、第1の針本体部321は柱状をなし、第1の針部322は針状をなし、第1の弁口312を封止するために用いられる。切欠き320は第1の針本体部321に位置している。ここで、第1の針本体部321の両端は、いずれもフィレット3211を有する。第1の針本体部321の両端には、いずれもフィレット3211が設けられて、第1のスピンドル32が円滑に運動するように保証し、第1のスピンドル32のスキューによる抵抗を減らすことができる。
選択的に、第1の針部322は、順に接続された第1の円柱セグメント、テーパ柱セグメント及び第2の円柱セグメントを含み、第2の円柱セグメントの直径は、第1の円柱セグメントの直径より小さい。上記の設置により、第1の針部322が第1の弁口312内に挿入されると共に、第1の弁口312を封止することが容易になる。
第2の弁座41と連通部材20との接続方式は、上記の第1の弁座31と連通部材20との接続方式を参照することができ、ここでは繰り返し記述しない。
図8に示されるように、本実施例において、第1のシーリングヘッド33は第1の弁座31の端部にかしめられ、同様に、第2のシーリングヘッド43は第2の弁座41の端部にかしめられている。
実施例3
本出願の実施例3で提供される絞り弁の構造模式図である図13及び図14を参照する。実施例3において、実施例2と異なる点は、接続セグメント318の外壁に環状溝3182を有することと、絞り弁が環状溝3182内に設けられた密封部材70を更に含むことである。密封部材70を設けることにより、第1の弁座31と連通部材20との確実な密封並びに第2の弁座41と連通部材20との確実な密封を実現し、フローバルブが漏れることを回避することができる。そして、第1の接続セグメント26の端部を第1の制限溝315の内壁にかしめた後、第1の接続セグメント26が密封部材70を強力に押し付けて、密封効果を向上させる。同様に、第2の接続セグメント27の端部を第1の制限溝315の内壁にかしめた後、第2の接続セグメント27が密封部材70を強力に押し付けて、密封効果を向上させる。
本態様によって、連通部材20及び第1の弁座31がかしめ固定方式を採用し、連通部材20及び第2の弁座41もかしめ固定方式を採用するため、かしめと同時に、下端の密封部材/シールリングが圧縮変形されて、両者間の接続がより確実になるようにし、密封効果を向上させることで、流量の調節精度を向上させる。そして、連通部材20と第1の弁座31とがインターフェアランスフィットされる部分に軸方向長さを有するため、連通部材20と第1の弁座31との同軸度を保証することができる。同様に、連通部材20と第2の弁座41とがインターフェアランスフィットされる部分に軸方向長さを有するため、連通部材20と第2の弁座41との同軸度を保証することができる。
実施例4
本出願の実施例4で提供される絞り弁の構造模式図である図15から図24を参照する。
この実施例4と実施例2との異なる点は、連通部材20と第1の弁座31との接続方式、並びに連通部材20と第2の弁座41との接続方式である。この実施例において、第1の弁座31と第2の弁座41とは構造が同じであり、連通部材20との接続方式も同じであり、以下では、第1の弁座31と連通部材20との接続方式のみを詳しく記述する。
図15から図24に示されるように、第1の弁座31は、順に接続された第1の本体3101、テーパセグメント3102及び接続部3103を含み、テーパセグメント3102の径方向サイズは、接続部3103の径方向サイズより大きく、接続部3103は雄ねじを有する。連通部材20は、連通本体200、連通本体200の一端に設けられた第1の接続セグメント26及び連通本体200の他端に設けられた第2の接続セグメント27を含み、換言すれば、第1の接続セグメント26及び第2の接続セグメント27はそれぞれ連通本体200の両端に設けられている。第1の接続セグメント26及び第2の接続セグメント27はいずれも筒状をなし、且つ第1の接続セグメント26及び第2の接続セグメント27はいずれも雌ねじを有し、ここで、雌ねじと雄ねじとが係合されて、テーパセグメント3102の周縁と第1の接続セグメント26とが当接される。
この態様を採用すると、第1の弁座31と連通部材20とがねじによって接続され、このように、構造が簡単で接続が確実であり、そして第1の弁座31のテーパセグメント3102の周縁と連通部材20の第1の接続セグメント26とが当接され、このように、ライン密封の方式によって、第1の弁座31と連通部材20との密封を実現することで絞り弁の信頼性を向上させる。
本実施例において、雌ねじ及び雄ねじはいずれもテーパねじである。テーパねじ接続を採用して、第1の弁座31と連通部材20との接続密封性を更に向上させる。当然ながら、雌ねじ及び雄ねじは、必要に応じて他の形式のねじを採用してもよい。
具体的には、テーパセグメント3102は第1のテーパ面3104を有し、第1のテーパ面3104とテーパセグメント3102の軸線との夾角はAであり、第1の接続セグメント26内には第2のテーパ面262を有し、第2のテーパ面262と第1の接続セグメント26の軸線との夾角はBであり、ここで、A<Bであり、第1のテーパ面3104の周縁と第2のテーパ面262とは当接されている。上記の設置により、第1のテーパ面3104の周縁と第2のテーパ面262とがライン密封を実現し、密封効果が良好である。
本実施例において、接続部3103は筒状構造であり、接続部3103の側壁には、接続部3103の軸方向に延びているオープンスロット3105を有する。オープンスロット3105を設けることにより、接続部3103が径方向に弾性変形が生じやすくなる。このように、接続部3103を第1の接続セグメント26内に捻じ込むことが容易になり、そして、接続部3103が第1の接続セグメント26を膨張させて破損してしまうことを回避することができる。
具体的には、オープンスロット3105は2つであり、2つのオープンスロット3105は接続部3103を2つの部分に分割する。上記の設置により、接続部3103の径方向の変形能力を更に向上させることができる。当然ながら、オープンスロット3105の個数は、他の数量になるように設けてもよい。
本実施例において、第1の弁座31の外壁に組み立て平面3106を有し、あるいは、連通部材20の外壁に組み立て平面3106を有する。組み立て平面3106を設けることにより、工具を用いて第1の弁座31又は連通部材20をクランプすることが容易になり、このように、第1の弁座31又は連通部材20を回転させることが容易になり、組み立ての際における滑りを回避することができる。
第2の弁座41と連通部材20との接続方式は、上記の第1の弁座31と連通部材20との接続方式を参照することができ、ここでは繰り返し記述しない。
選択的に、フローバルブは、弁パイプ10内に設けられたフィルタ80を更に含み、このように、フィルタ80によって流体中の不純物を濾過して、絞り弁の使用寿命を向上させることができる。
本実施例では、テーパねじによって、弁座(即ち、第1の弁座31と第2の弁座41)と連通部材とを固定接続すると同時に、ライン密封を実現し、且つテーパねじの中間に垂直溝をあけ、弾性変形を生じさせて、連通部材が膨張して破裂することなく、弁座を捻じ込ませ続けることができる。
実施例5
本出願の実施例5で提供される絞り弁の構造模式図である図25から図28を参照する。
実施例5と実施例1との異なる点は、第2の弁芯アセンブリ40が密封構造50として設けられることである。具体的には、連通部材20は、連通本体200、連通本体200の一端に設けられた第1の接続セグメント26並びに連通本体200の他端に設けられた第2の接続セグメント27を含み、換言すれば、第1の接続セグメント26及び第2の接続セグメント27はそれぞれ連通本体200の両端に設けられている。第1の通路23及び第2の通路24は連通本体200に位置し、第1のキャビティ21は第1の接続セグメント26に位置し、第2のキャビティ22は第2の接続セグメント27に位置している。第1の弁座31は第1の接続セグメント26に接続されている。第2の接続セグメント27の側壁には側孔272を有し、密封構造50は、第2の接続セグメント27の第2のキャビティ22内に移動可能に設けられ、密封構造50は、第2の通路24を封止する封止位置並びに第2の通路24及び側孔272を回避する回避位置を有する。
この態様を採用すると、密封構造50の連通部材20の第2の接続セグメント27内における移動によって、通路の遮断又は連通を実現することができ、構造が簡単でコストが低い。そして上記の構造は、絞り弁が双方向流通、一方向絞りの機能を有する。この絞り弁は、構造が簡単でプロセス性がよく密封性がよく、絞り方向の流量の一致性が高い。
具体的には、第2の隙間271、第1の通路23、第1の弁口312及び切欠き320が正方向の通路を構成し、第1の隙間261、第2の通路24、第2のキャビティ22、側孔272及び第2の隙間271が逆方向の通路を構成し、弁パイプ10内の流体が連通部材20から第1の弁座31への方向に流れる過程では、密封構造50が封止位置にあり、第1のスピンドル32が第1の弁口312を回避し、正方向の通路が連通され、逆方向の通路が遮断され、弁パイプ10内の流体が第1の弁座31から連通部材20への方向に流れる過程では、密封構造50が回避位置にあり、第1のスピンドル32が第1の弁口312を封止し、正方向の通路が遮断され、逆方向の通路が連通される。このようにして、流体が絞り弁内の2つの方向においていずれも流れることができ、流体が第1のスピンドル32又は密封構造50を駆動して移動させることができることで、通路が自動に連通又は切断されることができる。
本実施例において、第2の接続セグメント27は、直胴セグメント273及び縮径セグメント274を含み、直胴セグメント273の一端と連通本体200とは接続され、縮径セグメント274は直胴セグメント273の他端に設けられ、縮径セグメント274の径方向サイズは、直胴セグメント273の径方向サイズより小さく、側孔272は直胴セグメント273に位置し、密封構造50は直胴セグメント273内に位置し、縮径セグメント274の内壁と密封構造50とは止め係合されている。このように、縮径セグメント274が密封構造50を位置制限することによって、密封構造50が直胴セグメント273から離脱することを回避することができる。具体的には、縮径セグメント274はかしめ押圧の方式によって形成され、生産が容易である。
本実施例において、連通部材20は、連通本体200の端面に突出して設けられたシールリング201を更に含み、シールリング201は、第2の通路24の開口を取り囲んで設けられ、第2のキャビティ22内に位置し、密封構造50が封止位置に位置する場合、密封構造50とシールリング201とは当接される。このように、密封構造50とシールリング201との密接係合によって、密封効果を向上させることができる。選択的に、シールリング201の密封構造50に向かう一側は、フィレット構造、角が尖っている構造又は平面構造である。
本実施例において、密封構造50は球状構造である。このように、絞り弁の密封性を向上させる。密封構造50は弾性材料で製造されてもよい。いくつかの他の実施例において、密封構造50と接触する流体、例えば冷媒は、ゴムのような密封材料を腐食させ又は性能に変化を生じさせ、更には密封効果に影響を与え、この場合、密封構造50はステンレス材料で製造されることが好ましく、ステンレス球又はステンレス柱等の直胴セグメント273内で摺動可能な任意の構造であってもよい。
実施例6
本出願の実施例6で提供される絞り弁の構造模式図である図29から図33を参照する。
実施例6と実施例5との区別点は、密封構造50の構造が異なることである。
実施例6において、密封構造50はガイドスリーブ51並びにシール部52を含む。ガイドスリーブ51は第2の接続セグメント27内に摺動可能に設けられ、シール部52はガイドスリーブ51内に設けられ、弾性材料で製造され、第2の通路24を封止するために用いられる。ガイドスリーブ51は、ステンレス材料で製造されると共に、第2の接続セグメント27内で摺動可能であり、このように組み合わせてなる密封構造50の移動はより円滑である。
具体的には、図31に示されるように、ガイドスリーブ51は両端が開口した構造であり、ガイドスリーブ51の両端はいずれもシール部52にかしめられている。かしめの方式を採用すると、接続が確実で加工が容易である。
あるいは、図32に示されるように、ガイドスリーブ51は一端が開口し他端が閉鎖した構造であり、ガイドスリーブ51の開口した一端はシール部52にかしめられている。このようにして、同様に、ガイドスリーブ51とシール部52との良好な接続及び位置制限効果を実現することができる。
図31に示されるように、選択的に、ガイドスリーブ51は、厚肉筒511及び厚肉筒511の端部に設けられた薄肉筒512を含み、シール部52は厚肉筒511内に位置し、薄肉筒512はシール部52にかしめられている。薄肉筒512の肉厚は厚肉筒511より小さく、このようにして、かしめ操作を行うことが容易になる。
本実施例において、図33に示されるように、シール部52は、本体521及び本体521に突出して設けられた環状体522を含み、本体521の外壁とガイドスリーブ51の内壁とは接触され、環状体522と第2の通路24とは対応して設けられている。環状体522を設けることにより、密封効果を向上させることができる。
選択的に、第1のシーリングヘッド33は第1の弁座31にかしめられ、連通部材20は弁パイプ10にかしめられ、このようにして、接続強度が高い。連通部材20は第1の弁座31に螺合され、あるいは、連通部材20は第1の弁座31にかしめられている。絞り弁は2つのフィルタ80を更に含み、第1の弁座31及び連通部材20は2つのフィルタ80間に位置している。
実施例7
本出願の実施例7で提供される熱交換システムの構造模式図である図34を参照する。
実施例7は、熱交換システムを提供し、熱交換システムは、圧縮機91、室内熱交換器92、室外熱交換器93、降温モジュール94及び上記のいずれか1つの実施例に記載の2つの絞り弁を含み、室内熱交換器92及び室外熱交換器93は、いずれも圧縮機91に接続され、室内熱交換器92は一方の絞り弁によって降温モジュール94に接続され、室外熱交換器93は他方の絞り弁によって降温モジュール94に接続され、2つの絞り弁は、絞り方向が逆である。降温モジュール94は、コントローラ、ラジエータとして理解されてもよい。この態様は、エネルギーの利用率を最大化させることができ、環境に優しく、絞り弁で毛細管を代えてエネルギー効率を向上させることができ、一部のモデルでは、電子膨張弁を代えて、コスト低減を実現することができる。
以上の実施形態の各技術特徴は任意の組み合わせが可能であり、記述を簡潔にするために、上記の実施形態における各技術特徴の全ての可能な組み合わせについて記述されていないが、これらの技術特徴の組み合わせに矛盾がない限り、いずれも本明細書に記載された範囲とみなされるべきである。
以上の実施形態は、単に本出願を説明するためのものにすぎず、本出願を限定するものとして用いられるのではなく、本出願の実質的な趣旨の範囲内であれば、以上の実施形態に対してなされた適当な変更及び変化は、いずれも本出願で保護を請求する範囲内に収めることを当業者は認識すべきである。

Claims (36)

  1. 弁パイプと、
    前記弁パイプ内に設けられると共に、前記弁パイプの内部を第1の弁チャンバと第2の弁チャンバとに分割する連通部材であって、前記連通部材には、第1のキャビティ、第2のキャビティ、第1の通路及び第2の通路が設けられており、前記第1のキャビティは、前記連通部材の前記第1の弁チャンバに近接する一端に位置し、前記第2のキャビティは、前記連通部材の前記第2の弁チャンバに近接する一端に位置し、前記第1の通路は、前記第1のキャビティと前記第2の弁チャンバとを連通させ、前記第2の通路は、前記第2のキャビティと前記第1の弁チャンバとを連通させる、連通部材と、
    前記第1のキャビティに設けられて、前記第1の通路と前記第1の弁チャンバとの導通と遮断を制御するために用いられる第1の弁芯アセンブリと、前記第2のキャビティに設けられて、前記第2の通路と前記第2の弁チャンバとの導通と遮断を制御するために用いられる第2の弁芯アセンブリと、を含み、
    前記第1の通路は、前記連通部材の軸方向に対して傾斜する直線型の通路として設けられ、
    前記第2の通路は、前記連通部材の軸方向に対して傾斜する直線型の通路として設けられている、絞り弁。
  2. 前記第1の通路は前記連通部材の外壁に連通された第1のポートを有し、前記第1の通路は前記第1のポートによって前記第2の弁チャンバに連通され、前記連通部材は、前記第1の通路の第1のポートに環状の第1の凹溝が設けられており、
    及び/又は、前記第2の通路は前記連通部材の外壁に連通された第2のポートを有し、前記第2の通路は前記第2のポートによって前記第1の弁チャンバに連通され、前記連通部材は、前記第2の通路の第2のポートに環状の第2の凹溝が設けられている、請求項1に記載の絞り弁。
  3. 前記連通部材は柱状構造をなし、前記連通部材の外部中間セグメントには環状外カムが設けられており、前記環状外カムと前記弁パイプのうちの一方には制限突起が設けられており、他方には制限凹溝が設けられており、前記連通部材と前記弁パイプとの密封接続を実現するように、前記制限突起と前記制限凹溝とが整合されている、請求項1に記載の絞り弁。
  4. 前記連通部材は、前記第1の弁チャンバ内に位置する第1の接続セグメントを含み、前記第1のキャビティは第1の接続セグメントに位置し、前記第1の接続セグメントの外壁と前記弁パイプの内壁との間には第1の隙間が形成され、前記第2の通路は、前記第1の接続セグメントの外壁に連通された第2のポートを有し、前記第2のポートと前記第1の隙間とは連通されており、
    及び/又は、前記連通部材は、前記第2の弁チャンバ内に位置する第2の接続セグメントを含み、前記第2のキャビティは第2の接続セグメントに位置し、前記第2の接続セグメントの外壁と前記弁パイプの内壁との間には第2の隙間が形成され、前記第1の通路は、前記第2の接続セグメントの外壁に連通された第1のポートを有し、前記第1のポートと前記第2の隙間とは連通されている、請求項1に記載の絞り弁。
  5. 前記連通部材、前記第1の弁芯アセンブリ並びに前記第2の弁芯アセンブリは同軸に設けられている、請求項1に記載の絞り弁。
  6. 前記第1の弁芯アセンブリと前記連通部材とは溶接によって接続され、前記第1のキャビティは段差孔として設けられ、且つ前記段差孔の孔径の大きい方の一端は前記連通部材の一方の端面を貫通しており、
    及び/又は、前記第2の弁芯アセンブリと前記連通部材とは溶接によって接続され、前記第2のキャビティは段差孔として設けられ、前記段差孔の孔径の大きい方の一端は前記連通部材の他方の端面を貫通している、請求項5に記載の絞り弁。
  7. 前記第1の弁芯アセンブリは、
    第1の弁座チャンバ、第1の弁口並びに第1の開口が設けられており、前記第1の弁口及び前記第1の開口は、それぞれ前記第1の弁座チャンバの両端に設けられると共に、前記第1の弁座チャンバと連通され、前記第1の弁口は前記第1のキャビティに近接して設けられている第1の弁座と、
    前記第1の弁口の流れ面積の大きさを調節するように、前記第1の弁座チャンバ内に移動可能に設けられている第1のスピンドルと、
    前記第1の開口に設けられ、前記第1の弁座との間に、前記第1の弁座チャンバと前記第1の弁チャンバとを連通させる空隙が残されている第1のシーリングヘッドと、
    前記第1のスピンドルが前記第1の弁口の流れ面積を減少させる傾向を有するように、両端がそれぞれ前記第1のスピンドル及び前記第1のシーリングヘッドに当接されている第1の弾性部材と、
    を含む、請求項5に記載の絞り弁。
  8. 前記第1の弁座チャンバは、互いに連通された第1のガイド孔並びに第1の捨て孔を含み、前記第1のガイド孔は前記第1の弁口に近接して設けられ、前記第1の捨て孔は前記第1の開口に近接して設けられ、前記第1の捨て孔の孔径は、前記第1のガイド孔の孔径以上である、請求項7に記載の絞り弁。
  9. 前記第1の弁座には第1の消音チャンバが更に設けられており、前記第1の消音チャンバは、前記第1の弁口の前記第1の弁座チャンバから離れた一端に設けられると共に、前記第1の弁口と連通され、前記第1の消音チャンバの内径は、前記第1の弁口の内径より大きく且つ前記第1の弁座チャンバの内径より小さく、
    前記第1の通路の一端は前記第1の消音チャンバに連通され、且つ前記第1の通路と前記第1の消音チャンバとの連通箇所には第1のフレアが設けられており、前記第1のフレアの内径は、前記第1の通路に近接する一端から前記第1の消音チャンバに近接する一端まで徐々に増大している、請求項7に記載の絞り弁。
  10. 前記第2の弁芯アセンブリは、
    第2の弁座チャンバ、第2の弁口並びに第2の開口が設けられており、前記第2の弁口及び前記第2の開口は、それぞれ前記第2の弁座チャンバの両端に設けられると共に、前記第2の弁座チャンバと連通され、前記第2の弁口は前記第2のキャビティに近接して設けられている、第2の弁座と、
    前記第2の弁口の流れ面積の大きさを調節するように、前記第2の弁座チャンバ内に移動可能に設けられている第2のスピンドルと、
    前記第2の開口に設けられ、前記第2の弁座との間に、前記第2の弁座チャンバと前記第2の弁チャンバとを連通させる空隙が残されている第2のシーリングヘッドと、
    前記第2のスピンドルが前記第2の弁口の流れ面積を減少させる傾向を有するように、両端がそれぞれ前記第2のスピンドル及び前記第2のシーリングヘッドに当接されている第2の弾性部材と、
    を含む、請求項5に記載の絞り弁。
  11. 前記第2の弁座チャンバは、互いに連通された第2のガイド孔並びに第2の捨て孔を含み、前記第2のガイド孔は前記第2の弁口に近接して設けられ、前記第2の捨て孔は前記第2の開口に近接して設けられ、前記第2の捨て孔の孔径は、前記第2のガイド孔の孔径以上である、請求項10に記載の絞り弁。
  12. 前記第2の弁座には第2の消音チャンバが更に設けられており、前記第2の消音チャンバは、前記第2の弁口の前記第2の弁座チャンバから離れた一端に設けられると共に、前記第2の弁口と連通され、前記第2の消音チャンバの内径は、前記第2の弁口の内径より大きく且つ前記第2の弁座チャンバの内径より小さく、
    前記第2の通路の一端は前記第2の消音チャンバに連通され、且つ前記第2の通路と前記第2の消音チャンバとの連通箇所には第2のフレアが設けられており、前記第2のフレアの内径は、前記第2の通路に近接する一端から前記第2の消音チャンバに近接する一端まで徐々に増大している、請求項10に記載の絞り弁。
  13. 第1の弁芯アセンブリは第1の弁座を含み、前記第1の弁座の外壁には第1の制限溝を有し、
    前記連通部材は、連通本体及び第1の接続セグメントを含み、前記第1の接続セグメントは前記連通本体の一端に設けられ、前記第1のキャビティは前記第1の接続セグメントに位置し、前記第1の弁座の一部は前記第1の接続セグメントの前記第1のキャビティ内に挿設され、前記第1の接続セグメントの端部と前記第1の制限溝とは固定接続されている、請求項1に記載の絞り弁。
  14. 前記第1の弁座は、順に接続された本体セグメント、くびれセグメント及び接続セグメントを含み、前記本体セグメント、前記くびれセグメント及び前記接続セグメントの間の領域には、前記第1の制限溝が形成され、前記接続セグメントは前記第1のキャビティ内に挿設されている、請求項13に記載の絞り弁。
  15. 前記接続セグメントの外壁には環状段差を有し、前記絞り弁は前記環状段差内に設けられた密封部材を更に含む、請求項14に記載の絞り弁。
  16. 前記接続セグメントの外壁には環状溝を有し、前記絞り弁は前記環状溝内に設けられた密封部材を更に含む、請求項14に記載の絞り弁。
  17. 前記接続セグメントは筒状構造であり、前記第1の接続セグメントの内壁と前記接続セグメントの外壁とはインターフェアランスフィットされている、請求項14に記載の絞り弁。
  18. 前記第1の弁座の外壁には制限平面を有し、前記第1の弁座の周方向位置を制限するように、前記制限平面と前記第1の接続セグメントの内壁とは制限係合されている、請求項13に記載の絞り弁。
  19. 前記第1の弁芯アセンブリは、第1の弁口を有する第1の弁座を含み、前記第1の弁芯アセンブリは第1のスピンドルを更に含み、前記第1のスピンドルは、前記第1の弁座のチャンバ内に移動可能に設けられ、前記第1の弁口を封止するために用いられ、前記第1のスピンドルの外壁には、流体が通過するための切欠きを有する、請求項1に記載の絞り弁。
  20. 前記第1のスピンドルは、第1の針本体部及び第1の針本体部の一端に設けられた第1の針部を含み、前記切欠きは前記第1の針本体部に位置し、前記第1の針部は前記第1の弁口を封止するために用いられ、ここで、前記第1の針本体部の両端はいずれもフィレットを有する、請求項19に記載の絞り弁。
  21. 前記連通部材の外壁には制限凹溝が設けられており、前記弁パイプの側壁には制限突起が設けられており、前記制限突起と前記制限凹溝とは係止されている、請求項1に記載の絞り弁。
  22. 前記第1の弁芯アセンブリは第1の弁座を含み、前記第1の弁座は、順に接続された第1の本体、テーパセグメント及び接続部を含み、前記テーパセグメントの径方向サイズは、前記接続部の径方向サイズより大きく、前記接続部は雄ねじを有し、
    前記連通部材は、連通本体及び前記連通本体の一端に設けられた第1の接続セグメントを含み、前記第1の接続セグメントは雌ねじを有し、
    前記雌ねじと前記雄ねじとは係合され、前記テーパセグメントの周縁と前記第1の接続セグメントとは当接されている、請求項1に記載の絞り弁。
  23. 前記雌ねじ及び前記雄ねじは、いずれもテーパねじである、請求項22に記載の絞り弁。
  24. 前記テーパセグメントは第1のテーパ面を有し、前記第1のテーパ面と前記テーパセグメントの軸線との夾角はAであり、前記第1の接続セグメント内には第2のテーパ面を有し、前記第2のテーパ面と前記第1の接続セグメントの軸線との夾角はBであり、ここで、A<Bであり、前記第1のテーパ面の周縁と前記第2のテーパ面とは当接されている、請求項22に記載の絞り弁。
  25. 前記接続部は筒状構造であり、前記接続部の側壁には、前記接続部の軸方向に延びているオープンスロットを有する、請求項22に記載の絞り弁。
  26. 前記オープンスロットは2つであり、2つの前記オープンスロットは前記接続部を2つの部分に分割する、請求項25に記載の絞り弁。
  27. 前記第1の弁座の外壁に組み立て平面を有し、あるいは、前記連通部材の外壁に組み立て平面を有する、請求項22に記載の絞り弁。
  28. 前記連通部材は、連通本体、連通本体の一端に設けられた第1の接続セグメント並びに連通本体の他端に設けられた第2の接続セグメントを含み、前記第1の通路及び前記第2の通路は前記連通本体に位置し、前記第1のキャビティは第1の接続セグメントに位置し、前記第2のキャビティは第2の接続セグメントに位置し、前記第2の接続セグメントの側壁には側孔を有し、
    前記第2の弁芯アセンブリは密封構造として設けられ、前記密封構造は、前記第2の接続セグメントの前記第2のキャビティ内に移動可能に設けられ、前記密封構造は、前記第2の通路を封止する封止位置並びに前記第2の通路と前記側孔とを回避する回避位置を有する、請求項1に記載の絞り弁。
  29. 前記第2の接続セグメントは、直胴セグメント及び縮径セグメントを含み、前記直胴セグメントの一端と前記連通本体とは接続され、前記縮径セグメントは前記直胴セグメントの他端に設けられ、前記縮径セグメントの径方向サイズは、前記直胴セグメントの径方向サイズより小さく、前記側孔は前記直胴セグメントに位置し、前記密封構造は前記直胴セグメント内に位置し、前記縮径セグメントの内壁と前記密封構造とは止め係合されている、請求項28に記載の絞り弁。
  30. 前記連通部材はシールリングを更に含み、前記シールリングは、前記連通本体の端面に突出して設けられて、前記第2の通路の開口を取り囲んで設けられ、第2のキャビティ内に位置し、前記密封構造が前記封止位置に位置する場合、前記密封構造と前記シールリングとは当接される、請求項28に記載の絞り弁。
  31. 前記密封構造は球状構造である、請求項28に記載の絞り弁。
  32. 前記密封構造は、ガイドスリーブ並びにシール部を含み、
    前記ガイドスリーブは、前記第2の接続セグメント内に摺動可能に設けられ、
    前記シール部は、前記ガイドスリーブ内に設けられ、弾性材料で製造され、前記第2の通路を封止するために用いられる、請求項28に記載の絞り弁。
  33. 前記ガイドスリーブは両端が開口した構造であり、前記ガイドスリーブの両端はいずれも前記シール部にかしめられている、請求項32に記載の絞り弁。
  34. 前記ガイドスリーブは、一端が開口し他端が閉鎖した構造であり、前記ガイドスリーブの開口を有する一端は前記シール部にかしめられている、請求項32に記載の絞り弁。
  35. 前記シール部は、本体及び前記本体に突出して設けられた環状体を含み、前記本体の外壁と前記ガイドスリーブの内壁とは接触され、前記環状体と前記第2の通路とは対応して設けられている、請求項32に記載の絞り弁。
  36. 圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器、降温モジュール及び2つの絞り弁を含み、前記絞り弁は、請求項1から35のいずれか一項に記載の絞り弁であり、前記室内熱交換器及び前記室外熱交換器は、いずれも前記圧縮機に接続され、前記室内熱交換器は一方の前記絞り弁によって前記降温モジュールに接続され、前記室外熱交換器は他方の前記絞り弁によって前記降温モジュールに接続され、2つの前記絞り弁は、絞り方向が逆である、熱交換システム。
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