JP7476778B2 - 車両用ペダル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ペダル装置に関する。
下記特許文献1の車両用ペダル装置は、ブレーキペダル及びアクセルペダルを備える。ブレーキペダルは、ダッシュパネルに回転可能に支持されている。ブレーキペダルは、運転者によって踏まれるブレーキペダルパッドを有する。フロアパネルに固定されたブラケットにベース部材が固定され、ベース部材にアクセルペダルパッドの下端部が回転可能に支持されている。即ち、このアクセルペダルはオルガン式アクセルペダルである。
ベース部材をブラケットに固定するときは、通常、最初にベース部材に形成された2つの貫通孔に挿入した2本のボルトによって、ベース部材をブラケットに仮固定する。即ち、2本のボルトのねじ部をブラケットの雌ねじ孔に挿入し且つ各ボルトの頭部をベース部材から離した状態にする。続いて、各ボルトの雌ねじ孔への挿入量を増大させて、各ボルトの頭部をベース部材に圧接する。これにより、2本のボルトによって、ベース部材がブラケットに固定される。
特開2015-33925号公報
上記特許文献1に記載の技術では、2つの貫通孔と各ボルトとの間にクリアランスが形成される。そのため、ベース部材がブラケットに仮固定されたときに、ベース部材はブラケットに対して上記クリアランスの範囲内で相対移動できる。そのため、ベース部材がブラケットに固定されたときに、ベース部材及びアクセルペダルパッドのブラケットに対する相対位置が設計位置からずれるおそがある。
本発明は上記事実を考慮し、オルガン式アクセルペダルのアクセルペダルパッドの所定部位の位置が設計位置から大きくずれないように、アクセルペダルパッドを回転可能に支持するベース部材を支持部材に固定可能な車両用ペダル装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の車両用ペダル装置は、車両の車内空間の内壁を構成するパネル及び前記パネルに固定されたブラケットの少なくとも一方である支持部材に支持されるベース部材と、前記ベース部材に回転可能に支持されたオルガン式のアクセルペダルのアクセルペダルパッドと、を備え、前記支持部材と、前記ベース部材と、の一方の部材に一個の基準孔が形成され、前記ベース部材に少なくとも一個の固定用貫通孔が形成され、前記基準孔の内周面との間に所定の第1クリアランスを形成しながら前記基準孔に挿入され、自身の延長方向に沿った延長線が前記アクセルペダルパッドと交差する基準軸部材が、前記支持部材と前記ベース部材との他方の部材に支持され、前記固定用貫通孔の内周面との間に前記第1クリアランスより大きい第2クリアランスを形成しながら前記固定用貫通孔に挿入される固定用軸部材が、前記支持部材に固定されることにより前記ベース部材を前記支持部材に固定する。
請求項1に記載の車両用ペダル装置では、車両の車内空間の内壁を構成するパネル及びパネルに固定されたブラケットの少なくとも一方である支持部材と、アクセルペダルパッドを回転可能に支持するベース部材と、の一方の部材に一個の基準孔が形成される。さらに、支持部材とベース部材との他方の部材に基準軸部材が支持される。基準軸部材は、基準孔の内周面との間に第1クリアランスを形成しながら基準孔に挿入される。
ところで、ベース部材に形成された少なくとも一個の固定用貫通孔と固定用軸部材との間に形成される第2クリアランスより第1クリアランスは小さい。そのため、固定用軸部材によってベース部材が支持部材に固定されていないときは、基準孔に挿入された基準軸部材を回転中心として、ベース部材は支持部材に対して第2クリアランスの範囲内で相対回転可能である。そのため、固定用軸部材によって、複数のベース部材を複数の支持部材にそれぞれ固定したときに、各アクセルペダルパッドの各支持部材に対する相対位置にばらつきが発生する可能性がある。
しかし基準軸部材の軸線に沿った延長線が、アクセルペダルパッドと交差する。そのため、ベース部材を支持部材に対して第2クリアランスの範囲内で相対回転させても、アクセルペダルパッドの延長線と交差する部位の位置は実質的に不変である。従って、アクセルペダルパッドの所定部位と延長線が交差するように基準軸部材を他方の部材に支持すれば、当該所定部位の位置が設計位置から大きくずれることがない。そのため、運転者がアクセルペダルを操作し易いように、ベース部材を支持部材に固定できる。
請求項2に記載の発明に係る車両用ペダル装置は、請求項1記載の発明において、前
前記パネルに回転可能に支持されたブレーキペダルパッドを有する吊り下げ式のブレーキペダルを備え、車両幅方向に見たときに、前記延長線が前記ブレーキペダルパッドと重なる。
請求項2に記載の発明では、車両幅方向に見たときに、基準軸部材の延長線が、ブレーキペダルパッドと重なる。そのため、運転者は片方の足によって、アクセルペダルパッド及びブレーキペダルパッドを容易に操作可能である。
請求項3に記載の発明に係る車両用ペダル装置は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記基準軸部材が、前記基準孔に挿入される基準ピンである。
請求項3に記載の発明では、基準軸部材がボルト又はリベットの場合と比べて、基準軸部材を利用したベース部材の支持部材への取付作業を簡単に行える。
請求項4に記載の発明に係る車両用ペダル装置は、請求項3記載の発明において、前記他方の部材と前記基準ピンが互いに固定されている。
請求項4に記載の発明では、基準ピンを他方の部材に支持させる作業が不要になる。そのため、ベース部材を支持部材に固定する作業が容易になる。
請求項5に記載の発明に係る車両用ペダル装置は、請求項4記載の発明において、前記他方の部材が前記ベース部材であり、前記ベース部材及び前記基準ピンが樹脂製の一体成形品である。
請求項5に記載の発明では、ベース部材及び基準ピンが樹脂製の一体成形品なので、車両用ペダル装置の部品点数を少なくできる。
請求項6に記載の発明に係る車両用ペダル装置は、請求項3~5の何れか1項に記載の発明において、前記基準ピンが前記ベース部材に支持され、前記支持部材に形成された前記基準孔が貫通孔であり、前記基準ピンが、前記基準孔を前記ベース部材側から貫通可能であり且つ貫通したときに前記基準孔より外周側に位置しながら前記ベース部材と対向する抜止爪を有する。
請求項6に記載の発明では、基準ピンが基準孔をベース部材側から貫通したときに、抜止爪が基準孔より外周側に位置しながらベース部材と対向する。そのため、ベース部材に支持された基準ピンを、支持部材に形成された基準孔から抜け出さないように、基準孔に簡単に挿入できる。
請求項7に記載の発明に係る車両用ペダル装置は、請求項1~6の何れか1項に記載の発明において、前記固定用貫通孔が長孔であり、前記長孔の長手方向が、前記基準軸部材を中心とする周方向に沿う方向である。
請求項7に記載の発明では、長孔である固定用貫通孔と固定用軸部材との間に、基準軸部材を中心とする周方向に沿う第2クリアランスを形成可能である。このような第2クリアランスが形成された場合は、固定用貫通孔と固定用軸部材との間に形成される周方向に直交する方向のクリアランスを、第2クリアランスと同じ大きさにする必要がない。即ち、周方向に直交する方向のクリアランスを、第2クリアランスより小さくすることが可能になる。従って、長孔である固定用貫通孔の面積を、円形孔である固定用貫通孔の面積より小さくすることが可能である。そのため、固定用貫通孔が円形の場合と比べて、ベース部材の機械的強度を高くできる。
請求項8に記載の発明に係る車両用ペダル装置は、請求項1~7の何れか1項に記載の発明において、移動することにより前記車両の駆動源の作動状態を制御する移動体と、前記アクセルペダルパッドの所定部位の前記ベース部材側の面に、前記ベース部材側に向かって延びるように設けられ、前記アクセルペダルパッドの回転に連動して前記移動体を移動させる押圧部材と、を有し、前記延長線が前記所定部位と交差する。
請求項8に記載の発明では、アクセルペダルパッドの押圧部材が設けられた部位である所定部位と基準軸部材の延長線が交差するので、当該所定部位の位置が設計位置から大きくずれることがない。
さらに運転者が足でアクセルペダルパッドの所定部位に力を付与すると、この力が所定部位から移動体へ効率よく伝わる。そのため、運転者は足で所定部位を押すことにより、小さい力で駆動源の作動状態を制御できる。
以上説明したように、本発明に係る車両用ペダル装置は、オルガン式アクセルペダルのアクセルペダルパッドの所定部位の位置が設計位置から大きくずれないように、アクセルペダルパッドを回転可能に支持するベース部材を支持部材に固定可能である、という優れた効果を有する。
本実施形態に係る車両用ペダル装置及び車体の一部の車両幅方向に直交する平面で切断した断面図である。 図1に示される車両用ペダル装置の背面図である。 図1に示される車両用ペダル装置の一部であるアクセルペダル装置の斜視図である。 図3に示されるアクセルペダル装置の斜視図である。 図3に示されるアクセルペダル装置の斜視図である。 図3に示されるアクセルペダル装置のベース部材及びベース部材から離れた支持部材の基準孔の位置で切断した断面図である。 図6に示されるベース部材の基準ピンを支持部材の基準孔に挿入したときの図6と同様の断面図である。 図7の8-8矢線に沿う断面図である。 図3に示されるアクセルペダル装置のベース部材及びベース部材から離れた支持部材の固定用貫通孔の位置で切断した断面図である。 図9に示されるベース部材及び支持部材が固定用ボルトによって互いに固定されたときの図9と同様の断面図である。 図9の11-11矢線に沿う断面図である。 図3に示されるアクセルペダル装置の車両幅方向に直交する平面で切断した模式的な断面図である。 比較例の車両用ペダル装置の背面図である。 第1変形例の図11に相当する断面図である。 第2変形例の互いに離れたアクセルペダル装置と支持部材の車両幅方向に直交する平面で切断した断面図である。 第3変形例の互いに離れたアクセルペダル装置と支持部材の車両幅方向に直交する平面で切断した断面図である。 第4変形例のブラケットの模式的な斜視図である。 第4変形例のブラケットの基準突起がベース部材の基準孔に挿入された様子を示す模式図である。 第5変形例の互いに離れたアクセルペダル装置と支持部材の車両幅方向に直交する平面で切断した断面図である。 第5変形例の基準ボルトが受容部材に挿入されたときのベース部材、支持部材、基準ボルト及び受容部材の断面図である。 第6変形例の図7に対応する断面図である。
以下、本発明に係る車両用ペダル装置10の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図に記載された矢印UPは車両上下方向の上方側を示し、矢印FRは車両前後方向の前方側を示し、矢印LHは車両左右方向(車両幅方向)の左側を示す。以下の説明中の上下方向、前後方向、左右方向は、車両上下方向、車両前後方向、車両左右方向をそれぞれ意味する。
図1に示されるように、車両用ペダル装置10(以下、ペダル装置10)を備える車両の車体を構成する金属製のボディシェルの一部は、金属板からなるダッシュパネル(パネル)14によって構成されている。ダッシュパネル14の前方にはエンジンルーム(図示省略)が形成され、ダッシュパネル14の後方にはキャビン16が形成されている。ダッシュパネル14にはペダルブラケット18が固定されている。
ペダルブラケット18には吊り下げ式のブレーキペダル20が支持されている。ブレーキペダル20は、長尺状のアーム22と、アーム22の下端部に設けられたブレーキペダルパッド24と、を備えている。車両幅方向に延在する回転軸26を介して、アーム22の上端部がペダルブラケット18に回転可能に支持されている。ブレーキペダル20は付勢手段(図示省略)によって図1の反時計方向に回転付勢されている。さらに車両にはブレーキペダル20の反時計方向の回転を図1に示された初期位置で規制するストッパ(図示省略)が設けられている。そのため、運転者が足をブレーキペダルパッド24から離すと、ブレーキペダル20は初期位置に位置する。なお、本明細書において「足」とは、足首より先端側に位置する体の一部のことである。また、運転者が靴を装着している場合は、「足」とは靴のことである。
運転者が足でブレーキペダルパッド24を前側に踏み込むと、ブレーキブースタ(図示省略)が作動し、車両に設けられた各ブレーキ装置(図示省略)から各車輪(図示省略)に対して制動力が及ぶ。運転者がブレーキペダルパッド24から足を離すと、ブレーキペダル20が初期位置へ移動復帰し、各ブレーキ装置から各車輪に及んでいた制動力が消失する。
ボディシェルの一部は、金属板からなるフロアパネル(パネル)30によって構成されている。フロアパネル30の前端部はダッシュパネル14の下端部に接続されている。図1に示されるようにフロアパネル30は、車両幅方向に直交する断面形状が略台形をなす台座部30Aを有する。図1、図6及び図7に示されるように、台座部30Aの上端部を構成する上板部30A1には円形の基準孔30A2が形成されている。
図1に示されるように、フロアパネル30の上面には金属製のブラケット34が固定されている。ブラケット34は平板ではなく、複数の段差を有する。ブラケット34の前端部が上板部30A1に固定され、且つ、ブラケット34の後端部がフロアパネル30の台座部30Aより後方に位置する部位に固定されている。図1、図6及び図7に示されるように、ブラケット34の前端部には基準孔34Aが形成されている。この基準孔34Aは、台座部30Aの基準孔30A2と同径且つ同軸の円形孔である。基準孔30A2及び基準孔34Aの内径はD1である。
図1、図9及び図10に示されるように、ブラケット34の左側縁部には、前後方向に並ぶ2つの貫通孔34B、34Cが形成されている。貫通孔34B、34Cは、基準孔34Aより左側且つ後方側(下方側)に位置する。さらにブラケット34の下面には、貫通孔34B、34Cとそれぞれ同軸をなす2つのウェルドナット38、40が固定されている。フロアパネル30、ブラケット34及びウェルドナット38、40は支持部材36の構成要素である。
ブラケット34にはオルガン式のアクセルペダル装置50が取り付けられている。図1~図5に示されるように、アクセルペダル装置50は、ベース部材52、基準ピン(基準軸部材)60、アクセルペダルパッド68(以下、ペダルパッド68)、固定用ボルト78及び固定用ボルト80を有する。
ベース部材52は、支持部54、被固定部58、ケース部59及び基準ピン60を有する樹脂製の一体成形品である。
ベース部材52の後端部(下端部)に支持部54が設けられている。支持部54に、ペダルパッド68の下端部が左右方向の軸まわりに回転可能に接続されている。
ベース部材52の左側部に被固定部58が設けられている。図4に示されるように、被固定部58の下面には前後方向に並ぶ2つの突部58A、58Bが突設されている。図2に示されるように、被固定部58の上面の突部58A、58Bとそれぞれ対応する位置には、2つの凹部62A、64Aが形成されている。凹部62A、64Aの断面形状は円形である。凹部62A、64Aの底面には、突部58A、58Bの底部を貫通する固定用貫通孔62B、64Bが設けられている。図2~図5に示されるように固定用貫通孔62B、64Bはいずれも円形であり、固定用貫通孔62B及び固定用貫通孔64Bの内径は同じである。図9に示されるように、固定貫通孔62B、64Bの内径D2は、貫通孔34B、34C及び凹部62A、64Aの内径より小さい。さらに、固定貫通孔62B、64Bの内径D2は、上板部30A1及びブラケット34に設けられた基準孔30A2、34Aの内径D1より大きい。
ベース部材52は、被固定部58の右側に位置する部位である中空のケース部59を有する。ケース部59の上面は被固定部58の上面より上方側に位置する。図1及び図12に示されるように、ケース部59の上面には、ケース部59の天板部を貫通する貫通孔59Aが形成されている。図12に示されるように、ケース部59の内部空間には、バネ59B、回転体(移動体)59C及び回転体59Cの回転角を検出するエンコーダ(図示省略)が設けられている。回転体59Cは、自身の軸線59Xまわりに回転可能である。
図4及び図5に示されるように、ケース部59の下面の前端部に基準ピン60の上端部が支持されている。図6及び図7に示されるように、基準ピン60は、本体部60A及び弾性変形部60Bを有する。なお、図2、図4及び図5では、便宜上、基準ピン60の形状が簡略化して描かれている。本体部60Aと弾性変形部60Bは、両者の上端部において接続されている。本体部60Aの下端面は、基準ピン60の中心軸60Xを中心とするテーパ面60A1である。弾性変形部60Bは基準ピン60の径方向に弾性変形可能である。弾性変形部60Bの下端部には抜止爪60B1が設けられている。弾性変形部60Bが自由状態(図6の状態)にあるとき、基準ピン60の抜止爪60B1より上方側に位置する部位の外径はD3である。弾性変形部60Bが自由状態にあるとき、基準ピン60の抜止爪60B1の上端部を通る位置における基準ピン60の外径はD4である。外径D3は、上板部30A1及びブラケット34に設けられた基準孔30A2、34Aの内径D1より小さい。一方、外径D4は基準孔30A2、34Aの内径D1及び外径D3より大きい。
上述のように、板状のペダルパッド68の下端部が支持部54に回転可能に接続されている。ペダルパッド68は、図1及び図12に示された初期位置と、初期位置より前側に位置する図12の仮想線で示された最大踏込位置との間を回転可能である。さらにストッパ(図示省略)の働きにより、図1及び図12においてペダルパッド68が初期位置より時計方向へ回転すること及び最大踏込位置より反時計方向へ回転することが機械的に規制されている。ペダルパッド68は、運転者の足によって踏まれる部材である。ペダルパッド68の所定部位には踏込基準部位68Xが形成されている(図2の一点鎖線で描いた部位)。さらに図2、図4、図5及び図12に示されるように、踏込基準部位68Xの下面に押圧部材76の一端が接続されている。この踏込基準部位68Xは、米国自動車技術会(SAE)が定める、一般的な体格を有する運転者の足の拇指球によって押されると考えられるアクセルペダルの部位(BOF:ボード・オブ・フット)である。
図12に示されるように、押圧部材76の下部が貫通孔59Aを通ってケース部59の内部空間に進入している。さらに押圧部材76の下端部が、ケース部59の内部において回転体59Cに接続されている。さらに弾性変形したバネ59Bが、回転体59Cを常に回転付勢している。バネ59Bの回転付勢方向は、回転体59C及び押圧部材76を介してペダルパッド68を初期位置側へ押す方向である。ペダルパッド68が初期位置から最大踏込位置側へ回転すると、回転体59Cが回転し且つバネ59Bの弾性変形量が増大する。するとエンコーダが回転体59Cの回転量を検出する。即ち、エンコーダがペダルパッド68の踏み込み量を検出する。そしてエンコーダは、検出量に応じた信号をエンジンルームに設けられたエンジン(駆動源)(図示省略)のスロットルバルブアクチュエータに送信する。従って、ペダルパッド68及び押圧部材76が移動することにより、エンジンの作動状態が制御される。なお、ペダルパッド68、押圧部材76、バネ59B、回転体59C及びエンコーダを含む機構の構造及び動作は、例えば特開2019-96253号公報に記載されている。そのため、特開2019-96253号公報の当該構造及び動作の説明は、特開2019-96253号公報を参照することにより本願明細書に組み込まれる。
ベース部材52を支持部材36(フロアパネル30、ブラケット34)に固定する際は、まず図6に示されるように、ブラケット34より上方側(後方側)に位置する基準ピン60をブラケット34の基準孔34A及び台座部30Aの基準孔30A2と同軸にする。次いで、基準ピン60を下方側(前方側)へ移動させて、基準孔34A、30A2に対して接近させる。上述のように、弾性変形部60Bが自由状態にあるときの基準ピン60の抜止爪60B1の上端部を通る位置における外径D4は、基準孔30A2及び基準孔34Aの内径D1より大きい。しかしテーパ面60A1の一部及び抜止爪60B1の一部がブラケット34の基準孔34Aの周縁部に接触した状態で基準ピン60をさらに下方側(前方側)へ移動させると、弾性変形部60Bが本体部60Aに接近するように弾性変形する。そのため、本体部60A及び弾性変形部60B(抜止爪60B1)が基準孔30A2及び基準孔34Aに挿入される。図7に示されるように、抜止爪60B1が上板部30A1より下方側へ移動すると、弾性変形部60Bが自由状態に復帰し、基準孔30A2、34Aより外周側に位置する抜止爪60B1の上端が上板部30A1の下面と対向する。さらに被固定部58の下面がブラケット34の上面に接触する。
上述のように基準ピン60の外径D3は基準孔30A2、34Aの内径D1より小さい。そのため、図8に示されるように、基準孔30A2、34Aと基準ピン60の抜止爪60B1より上方側に位置する部位との間にはクリアランスが形成される。例えば基準孔30A2、34Aと基準ピン60とが互いに略同軸をなすときは、基準孔30A2、34Aと基準ピン60との間に2つのクリアランスCL1-a、CL1-bが形成される。2つのクリアランスCL1-a、CL1-bの合計である第1クリアランスCL1が、基準孔30A2、34Aと基準ピン60との間のクリアランスである。但し、この第1クリアランスCL1は非常に小さい。そのため、基準ピン60は基準孔30A2、34Aに対して実質的にがたつかない。なお、図8では発明を理解し易くするために、第1クリアランスCL1が誇張して描かれている。
このようにしてベース部材52の前部をブラケット34の上面に取り付けると、図1に示されるように突部58A及び突部58Bの下面がブラケット34の上面の2か所にそれぞれ接触する。突部58A及び突部58Bの下面がブラケット34の上面に接触した状態で基準ピン60を中心にベース部材52をブラケット34に対して相対回転させると、固定用貫通孔62B及び固定用貫通孔64Bが、ブラケット34の2つの貫通孔34B、34Cとそれぞれ対向する(図9参照)。
続いて、図9及び図10に示された固定用ボルト(固定用軸部材)78及び固定用ボルト(固定用軸部材)80を用いて、ベース部材52を支持部材36(フロアパネル30、ブラケット34)に固定する。固定用ボルト78及び固定用ボルト80はいずれも金属製である。固定用ボルト78及び固定用ボルト80はそれぞれ、頭部78A、80Aと、軸部78B、80Bと、を有する。固定用ボルト78の軸部78Bは、上方側から固定用貫通孔62B及びブラケット34の貫通孔34Bに挿入可能である。固定用ボルト80の軸部80Bは、上方側から固定用貫通孔64B及びブラケット34の貫通孔34Cに挿入可能である。
固定用ボルト78の軸部78Bを固定用貫通孔62B及び貫通孔34Bに挿入し且つウェルドナット38に螺合する。さらに、固定用ボルト80の軸部80Bを固定用貫通孔64B及び貫通孔34Cに挿入し且つウェルドナット40に螺合する。但し、このとき図9に示されるように、頭部78Aを凹部62Aの底面から上方に離し、且つ、頭部80Aを凹部64Aの底面から上方に離す。
図9に示されるように、軸部78B、80Bの外径D5は固定用貫通孔62B、64Bの内径D2より小さい。そのため、固定用貫通孔62B、64Bと軸部78B、80Bとの間にはクリアランスが形成される。例えば図11に示されるように、固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)と軸部78B(軸部80B)とが互いに略同軸をなすときは、固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)と軸部78B(軸部80B)との間に2つのクリアランスCL2-a、CL2-bが形成される。2つのクリアランスCL2-a、CL2-bの合計である第2クリアランスCL2が、固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)と軸部78B(軸部80B)との間のクリアランスである。この第2クリアランスCL2は第1クリアランスCL1より大きい。そのため、ベース部材52(固定用貫通孔62B、64B)は軸部78B、80Bに対して、第2クリアランスCL2の範囲内で、基準ピン60を中心とする周方向(図2及び図11の矢印Aが周方向を表している)に相対回転可能である。
図10に示されるように、固定用貫通孔62B、64Bの軸部78B、80Bに対する相対位置を決定した後に、頭部78Aが凹部62Aの底面に圧接し且つ頭部80Aが凹部64Aの底面に圧接するまで軸部78B、80Bをウェルドナット38、40に螺合する。これにより、ベース部材52が支持部材36(フロアパネル30、ブラケット34)に固定される。
ベース部材52が支持部材36に固定されると、図2に示されるように、背面視(平面視)においてペダルパッド68がブレーキペダルパッド24の右方側に位置する。さらに初期位置に位置するブレーキペダルパッド24と初期位置に位置するペダルパッド68は、車両幅方向に見たときに図1に示す位置関係になる。さらに、基準ピン60の軸線の延長方向に沿った延長線EL(図1、図2及び図12参照)がペダルパッド68の踏込基準部位68Xと交差する。さらに、図1に示すように、車両幅方向に見たときに延長線ELがブレーキペダルパッド24と重なる。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態のペダル装置10では、基準ピン60が基準孔30A2、34Aに対して実質的にがたつかない。そのため、図9に示されるように固定用ボルト78、80によってベース部材52が支持部材36に固定されていないときは、基準孔30A2、34Aに挿入された基準ピン60を回転中心として、ベース部材52は支持部材36に対して第2クリアランスCL2の範囲内で相対回転可能である。
例えば、図11に示されるように軸部78B(軸部80B)が固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)と略同軸をなす状態で固定用ボルト78、80によってベース部材52を支持部材36に固定すると、ペダルパッド68の位置は図2に実線で示す位置になる。また、軸部78B(軸部80B)が固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)の内周面の一部である部位Pa(図11参照)と接触する状態で固定用ボルト78、80によってベース部材52を支持部材36に固定すると、ペダルパッド68は図2に仮想線で示された位置(符号68Aの位置)に位置する。また、軸部78B(軸部80B)が固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)の内周面の一部である部位Pb(図11参照)と接触する状態で固定用ボルト78、80によってベース部材52を支持部材36に固定すると、ペダルパッド68は図2に仮想線で示された位置(符号68Bの位置)に位置する。そのため、複数のベース部材52を複数の支持部材36にそれぞれ固定したときに、各ペダルパッド68の各支持部材36に対する相対位置にばらつきが発生する可能性がある。
しかし基準ピン60の軸線に沿った延長線ELが、運転者の足によって踏まれていないペダルパッド68(踏込基準部位68X)と交差する。そのため、ベース部材52を支持部材36に対して第2クリアランスCL2の範囲内で相対回転させても、基準ピン60の延長線ELと交差する部位(踏込基準部位68X)の位置は実質的に不変である。従って、ペダルパッド68の踏込基準部位68Xを延長線ELが通り抜けるように基準ピン60をベース部材52に設ければ、ベース部材52を支持部材36に固定したときの踏込基準部位68Xの支持部材36に対する相対位置が設計位置から大きくずれることがない。そのため、運転者がペダルパッド68を操作し易いように、ベース部材52を支持部材36に固定できる。
一方、図13は本発明の比較例を示している。この変形例は、基準ピン60がベース部材52の下面の右端部に設けられ、且つ、台座部30Aの基準孔30A2及びブラケット34の基準孔34A(図13では図示省略)が基準ピン60に対応する位置に設けられている点が、上記実施形態と異なる。
基準ピン60が基準孔30A2、34Aに挿入され且つ固定用ボルト78、80によってベース部材52が支持部材36に固定されると、初期位置に位置するブレーキペダルパッド24と初期位置に位置するペダルパッド68は、背面視(平面視)において図13に示す位置関係になる。さらに、基準ピン60の軸線に沿って延びる延長線ELexは初期位置に位置するペダルパッド68とは交差しない。ここで図13に示されるように、ペダルパッド68を車両幅方向に延長した仮想面(ペダルパッド68が位置する仮想面)を仮想延長面68PLとする。この場合、延長線ELexと仮想延長面68PLは、ペダルパッド68より右方側に位置する交差点Pexにおいて交差する。図13から明らかなように、交差点Pexはペダルパッド68から離れている。
比較例では、頭部78A及び頭部80Aが被固定部58から上方に離れた状態においては、固定用貫通孔62B、64Bは軸部78B、80Bに対して、第2クリアランスCL2の範囲内で、基準ピン60(基準孔30A2、34A)を中心とする周方向(図11及び図13の矢印Bの方向)に相対回転可能である。そのため、比較例ではベース部材52の支持部材36に対する相対位置が如何なる位置であっても、交差点Pexの位置は殆ど変化しない。
例えば、図11に示されるように、軸部78B(軸部80B)が固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)と略同軸をなす状態で固定用ボルト78、80によってベース部材52を支持部材36に固定する。この場合、比較例のペダルパッド68の位置は図13に実線で示す位置になる。このとき、踏込基準部位68Xは、図13に符号68Xtで示された位置に位置する。符号68Xtで示された位置は、比較例における踏込基準部位68Xの設計位置である。
一方、軸部78B(軸部80B)が固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)の内周面の一部である部位Pc(図11参照)と接触する状態で固定用ボルト78、80によってベース部材52を支持部材36に固定すると、ペダルパッド68は図13に仮想線で示された位置(符号68Cの位置)に位置する。このとき踏込基準部位68Xは図13に符号68Xcで示された位置に位置する。
また、軸部78B(軸部80B)が固定用貫通孔62B(固定用貫通孔64B)の内周面の一部である部位Pd(図11参照)と接触する状態で固定用ボルト78、80によってベース部材52を支持部材36に固定すると、ペダルパッド68は図13に仮想線で示された位置(符号68Dの位置)に位置する。このとき踏込基準部位68Xは図13に符号68Xdで示された位置に位置する。
このように比較例においても、複数のベース部材52を複数の支持部材36にそれぞれ固定したときに、各ペダルパッド68の各支持部材36に対する相対位置にばらつきが発生する可能性がある。そして比較例では、ベース部材52を支持部材36に固定したときの踏込基準部位68Xの支持部材36に対する相対位置が設計位置から大きくずれるおそれがある。そのため、運転者がペダルパッド68を操作し易いように、ベース部材52を支持部材36に固定するのが容易ではない。
さらに本実施形態のペダル装置10では、車両幅方向に見たときに延長線ELが、運転者によって踏まれていないブレーキペダルパッド24と重なる。そのため、運転者は片方の足によって、ペダルパッド68及びブレーキペダルパッド24を容易に操作可能である。
さらに本実施形態のペダル装置10が備える基準ピン60は、ブラケット34の基準孔34A及び台座部30Aの基準孔30A2へ簡単に挿入できる。しかも基準ピン60が抜止爪60B1を有するので、基準ピン60が基準孔34A、30A2へ挿入された後に、基準ピン60が基準孔34A、30A2から不意に抜け出すおそれは殆どない。
さらに基準ピン60はケース部59と一体化されている。そのため、ケース部59と基準ピン60を別個に製造した後に基準ピン60をケース部59に固定する場合と比べて、本実施形態のベース部材52は部品点数が少なく且つ容易に製造できる。
さらに運転者が足でペダルパッド68の踏込基準部位68Xに力を付与すると、この力が踏込基準部位68Xから回転体59Cへ効率よく伝わる。そのため、運転者は足で踏込基準部位68Xを押すことにより、小さい力でエンジンの作動状態を制御できる。
以上、本実施形態に係るペダル装置10について説明したが、ペダル装置10は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能である。なお、以下の説明では、上記実施形態と同じ構成の部材については、同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
<第1変形例>
図14に示される第1変形例のペダル装置10では、突部58A、58Bに形成された固定用貫通孔62C及び固定用貫通孔64Cが円形孔ではなく長孔である。固定用貫通孔62C、64Cの長手方向は、基準ピン60を中心とする周方向(図14の矢印A方向)に沿う方向である。
この第1変形例では、長孔である固定用貫通孔62C(固定用貫通孔64C)と軸部78B(軸部80B)との間に、上記周方向(矢印A方向)に沿う第2クリアランスCL2が形成される。このような第2クリアランスCL2が形成された場合は、固定用貫通孔62C(固定用貫通孔64C)と軸部78B(軸部80B)との間に形成される上記周方向に直交する方向のクリアランスCLC(図14参照)を、第2クリアランスCL2より小さくすることが可能になる。従って、長孔である固定用貫通孔62C、64Cの面積を、円形孔である固定用貫通孔62B、64Bの面積より小さくすることが可能である。そのため、長孔である固定用貫通孔62C、64Cをベース部材52に形成した場合は、円形孔である固定用貫通孔62B、64Bをベース部材52に形成した場合と比べて、ベース部材52の機械的強度が高くなる。
<第2変形例>
図15に示された第2変形例のペダル装置10の台座部30Aの上板部30A1には、ブラケット34とは異なる形状の金属製のブラケット90が固定されている。ブラケット90は支持部材36の構成要素である。ブラケット90には取付孔90Aが設けられている。取付孔90Aには基準ピン(基準軸部材)91が取り付けられている。金属製の基準ピン91は、円柱状の軸部91Aと、軸部91Aより大径である円盤状の頭部91Bと、を有する。軸部91Aが下方から取付孔90Aに挿入され、頭部91Bがブラケット90に固定されている。軸部91Aの上部はブラケット90から上方側に突出している。
ケース部59の下面には円形の基準孔59Dが形成されている。基準ピン91の軸部91Aは基準孔59Dより小径である。軸部91Aを基準孔59Dに挿入すると、軸部91Aと基準孔59Dの内周面との間に第1クリアランスCL1(図15では図示省略)が形成される。さらに、軸部91Aを基準孔59Dに挿入すると、ケース部59の下面がブラケット90の上面に接触し、且つ、基準ピン91の延長線ELがペダルパッド68の踏込基準部位68X(図15では図示省略)と交差する。
そのため第2変形例においても、踏込基準部位68Xの支持部材36に対する相対位置が設計位置から大きくずれることがないように、ベース部材52を支持部材36(フロアパネル30、ブラケット90)に固定できる。
<第3変形例>
図16に示された第3変形例のペダル装置10の支持部材36は、ブラケット34を具備しない。台座部30Aの上板部30A1には取付孔30A3が形成されている。基準ピン91の軸部91Aが下方から取付孔30A3に挿入され、頭部91Bが上板部30A1に固定されている。軸部91Aの上部は上板部30A1から上方側に突出している。
ケース部59の下面には円形の基準孔59Dが形成されている。軸部91Aを基準孔59Dに挿入すると、軸部91Aと基準孔59Dの内周面との間に第1クリアランスCL1(図16では図示省略)が形成される。さらに、軸部91Aを基準孔59Dに挿入すると、ケース部59の下面が上板部30A1の上面に接触し、且つ、基準ピン91の延長線ELがペダルパッド68の踏込基準部位68X(図16では図示省略)と交差する。
そのため第3変形例においても、踏込基準部位68Xの支持部材36に対する相対位置が設計位置から大きくずれることがないように、ベース部材52を支持部材36(フロアパネル30)に固定できる。
<第4変形例>
図17及び図18に示された第4変形例のペダル装置10の基本構造は第2変形例と同じである。但し、第4変形例のペダル装置10は基準ピン91を具備しておらず、且つ、ブラケット90に取付孔90Aが形成されていない。代わりに、第4変形例のブラケット90には、切り起こしにより略長方形の基準突起(基準軸部材)90Bが形成されている。図17に示すように、基準突起90Bの内部を通り抜けて基準突起90Bの延長方向(切り起こされた方向)に延びる延長線ELは、基準ピン91の延長線ELと平行である。さらに基準突起90Bの幅wtは、上記実施形態の基準ピン60の抜止爪60B1より上方側に位置する部位の外径D3と同一である。
図18に示されるように、ケース部59の下面に形成された基準孔59Dに基準突起90Bを挿入すると、基準突起90Bの両側面と基準孔59Dの内周面との間に第1クリアランスCL1(図18では図示省略)が形成される。さらに、基準突起90Bを基準孔59Dに挿入すると、ケース部59の下面がブラケット90の上面に接触し、且つ、基準突起90Bの延長線ELがペダルパッド68の踏込基準部位68X(図17、18では図示省略)と交差する。
そのため第4変形例においても、踏込基準部位68Xの支持部材36に対する相対位置が設計位置から大きくずれることがないように、ベース部材52を支持部材36(フロアパネル30、ブラケット90)に固定できる。
<第5変形例>
図19及び図20に示された第5変形例のペダル装置10の基本構造は第2変形例と同じである。但し、第5変形例のペダル装置10は基準孔59D及び基準ピン91を具備していない。代わりに、第5変形例のペダル装置10は基準ボルト(基準軸部材)93及び受容部材94を有する。
金属製の基準ボルト(基準軸部材)93は、円柱状のねじ部93Aと、ねじ部93Aより大径である円盤状の頭部93Bと、を有する。
ケース部59の下面には、下面が開口した円筒形状の受容部材94が固定されている。受容部材94の下面はケース部59の下面において露出している。例えば、成形型(図示省略)の内部に受容部材94を配置した状態でインサート成形を行うことにより、ベース部材52と受容部材94とが一体化された部材が得られる。受容部材94は樹脂製である。受容部材94の底面に形成された円柱形の基準孔94Aの内径はねじ部93Aの外径より大きい。さらに基準孔94Aの内周面には雌ねじ溝(図示省略)が形成されている。
ブラケット90の下方側から取付孔90Aに基準ボルト93のねじ部93Aが挿入され、且つ、頭部93Bがブラケット90に固定される。ねじ部93Aの上部は、ブラケット90から上方側に突出する。ケース部59の下面がブラケット90の上面に接触するまで、ねじ部93Aの上部が基準孔94Aに相対回転しながら挿入される。これにより、ねじ部93Aの雄ねじ部が基準孔94Aの雌ねじ溝に螺合し、且つ、ねじ部93Aと基準孔94Aとの間に第1クリアランスCL1(図示省略)が形成される。さらに、ねじ部93Aの延長線ELがペダルパッド68の踏込基準部位68X(図19及び図20では図示省略)と交差する。
第5変形例では、ベース部材52(ケース部59)は、ブラケット90(基準ボルト93)に対して延長線ELまわりに相対回転可能である。そのため第5変形例においても、踏込基準部位68Xの支持部材36に対する相対位置が設計位置から大きくずれることがないように、ベース部材52を支持部材36(フロアパネル30、ブラケット90)に固定できる。
<第6変形例>
図21に示された第6変形例のペダル装置10は、基準軸部材として、基準ピン60、基準突起90B、基準ピン91、基準ボルト93の代わりにリベット95を備えている。さらに被固定部58には貫通孔58Cが形成されている。互いに同軸をなしている貫通孔58C及び基準孔34A、30A2にリベット95が挿入されている。リベット95は、その上端部である頭部95Aと、頭部95Aより小径である円柱状の軸部95Bと、を有する。頭部95Aは被固定部58の上面と対向しており、軸部95Bは貫通孔58C及び基準孔34A、30A2を上方側から下方側へ貫通している。軸部95Bの下端部は塑性変形させられることにより、基準孔30A2より大径のかしめ部95Cとなっている。基準孔34A、30A2の内周面と軸部95Bとの間には第1クリアランスCL1(図示省略)が形成される。軸部95Bの延長線ELがペダルパッド68の踏込基準部位68X(図21では図示省略)と交差する。
第6変形例では、ベース部材52(ケース部59)は支持部材36に対して延長線ELまわりに相対回転可能である。そのため第6変形例においても、踏込基準部位68Xの支持部材36に対する相対位置が設計位置から大きくずれることがないように、ベース部材52を支持部材36に固定できる。
固定用軸部材として、固定用ボルト78、80の代わりにリベットを用いてもよい。この場合は、ブラケット34からウェルドナット38、40を省略する。さらに、リベットの一端部に設けられた頭部を突部58A(58B)の底面に圧接した状態で、リベットの他端部であるかしめ部をブラケット34の下面に圧接させる。
上記実施形態及び各変形例においてベース部材52に形成される固定用貫通孔及び固定用軸部材(固定用ボルト、リベット)の数は、1つ又は3つ以上であってもよい。
固定用貫通孔が複数設けられている場合に、一部の固定用貫通孔のみを長孔にしてもよい。
上記実施形態において、ケース部59と基準ピン60を別個に製造し、両者を製造した後に基準ピン60をケース部59に固定してもよい。
第2変形例において、基準ピン91をベース部材52に設けて、ブラケット90に基準孔を設けてもよい。
第3変形例において、基準ピン91をベース部材52に設けて、フロアパネル30に基準孔を設けてもよい。
第4変形例において、ブラケット90を省略し、フロアパネル30に基準突起90Bを設けてもよい。
第4変形例において、基準突起90Bをベース部材52に設けて、ブラケット90に基準孔を設けてもよい。
第4変形例において、基準突起90Bをベース部材52に設けて、フロアパネル30に基準孔を設けてもよい。
第5変形例において、ブラケット90に受容部材94を設けて、ベース部材52に固定したボルトを受容部材94の基準孔94Aに挿入してもよい。
第5変形例において、フロアパネル30に受容部材94を設けて、ベース部材52に固定したボルトを受容部材94の基準孔94Aに挿入してもよい。
上記実施形態及び各変形例において、基準ピンが挿入される基準孔を有底孔にしてもよい。但し、この場合は、基準ピンは抜止爪60B1を具備しない。

延長線ELが初期位置に位置するペダルパッド68の踏込基準部位68Xとは異なる部位と交差してもよい。
上記実施形態及び各変形例において、延長線ELが初期位置に位置するペダルパッド68の踏込基準部位68Xとは異なる部位と交差してもよい。
一体成形品であるパネル(図示省略)により、ダッシュパネル16に相当する部位及びフロアパネル30に相当する部位を構成してもよい。
車両の駆動源は、エンジンではなく電動モータであってもよい。また、車両が駆動源として、エンジン及び電動モータを具備してもよい。
10 車両用ペダル装置(ペダル装置)
14 ダッシュパネル(パネル)
20 ブレーキペダル
24 ブレーキペダルパッド
30 フロアパネル(パネル)
30A2 基準孔
34 ブラケット
34A 基準孔
52 ベース部材
59C 回転体(移動体)
59D 基準孔
60 基準ピン(基準軸部材)
60B1 抜止爪
62B 固定用貫通孔
62C 固定用貫通孔(長孔)
64B 固定用貫通孔
64C 固定用貫通孔(長孔)
68 アクセルペダルパッド(ペダルパッド)
68X 踏込基準部位(所定部位)
76 押圧部材
78 固定用ボルト(固定用軸部材)
80 固定用ボルト(固定用軸部材)
90 ブラケット
90B 基準突起(基準軸部材)
91 基準ピン(基準軸部材)
93 基準ボルト(基準軸部材)
94A 基準孔
95 リベット(基準軸部材)
CL1 第1クリアランス
CL2 第2クリアランス
EL 延長線

Claims (8)

  1. 車両の車内空間の内壁を構成するパネル及び前記パネルに固定されたブラケットの少なくとも一方である支持部材に支持されるベース部材と、
    前記ベース部材に回転可能に支持されたオルガン式のアクセルペダルのアクセルペダルパッドと、
    を備え、
    前記支持部材と、前記ベース部材と、の一方の部材に一個の基準孔が形成され、
    前記ベース部材に少なくとも一個の固定用貫通孔が形成され、
    前記基準孔の内周面との間に所定の第1クリアランスを形成しながら前記基準孔に挿入され、自身の延長方向に沿った延長線が前記アクセルペダルパッドと交差する基準軸部材が、前記支持部材と前記ベース部材との他方の部材に支持され、
    前記固定用貫通孔の内周面との間に前記第1クリアランスより大きい第2クリアランスを形成しながら前記固定用貫通孔に挿入される固定用軸部材が、前記支持部材に固定されることにより前記ベース部材を前記支持部材に固定する車両用ペダル装置。
  2. 前記パネルに回転可能に支持されたブレーキペダルパッドを有する吊り下げ式のブレーキペダルを備え、
    車両幅方向に見たときに、前記延長線が前記ブレーキペダルパッドと重なる請求項1に記載の車両用ペダル装置。
  3. 前記基準軸部材が、前記基準孔に挿入される基準ピンである請求項1又は2に記載の車両用ペダル装置。
  4. 前記他方の部材と前記基準ピンが互いに固定されている請求項3に記載の車両用ペダル装置。
  5. 前記他方の部材が前記ベース部材であり、
    前記ベース部材及び前記基準ピンが樹脂製の一体成形品である請求項4に記載の車両用ペダル装置。
  6. 前記基準ピンが前記ベース部材に支持され、
    前記支持部材に形成された前記基準孔が貫通孔であり、
    前記基準ピンが、前記基準孔を前記ベース部材側から貫通可能であり且つ貫通したときに前記基準孔より外周側に位置しながら前記ベース部材と対向する抜止爪を有する請求項3~5の何れか1項に記載の車両用ペダル装置。
  7. 前記固定用貫通孔が長孔であり、
    前記長孔の長手方向が、前記基準軸部材を中心とする周方向に沿う方向である請求項1~6の何れか1項に記載の車両用ペダル装置。
  8. 移動することにより前記車両の駆動源の作動状態を制御する移動体と、
    前記アクセルペダルパッドの所定部位の前記ベース部材側の面に、前記ベース部材側に向かって延びるように設けられ、前記アクセルペダルパッドの回転に連動して前記移動体を移動させる押圧部材と、
    を有し、
    前記延長線が前記所定部位と交差する請求項1~7の何れか1項に記載の車両用ペダル装置。
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