JP7475551B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本開示は、メンテナンスの容易化を図った空気調和機の室外機に関する。
ビル及び商業施設等に設置される空気調和機の室外機には、側方から筐体内に吸い込んだ空気を筐体上部から筐体外へ吹き出すものが知られている。具体的には、このような室外機の筐体には、側面部及び背面部のうちの少なくとも1つの面部に熱源側熱交換器と対向する吸込口が形成され、上面部にファンが配置される吹出口が形成されている。これにより、ファンが駆動することにより、筐体の側方の吸込口から筐体内へ空気が吸い込まれる。また、筐体内に吸い込まれた空気は、熱源側熱交換器を流れる冷媒と熱交換した後、筐体上部の吹出口から筐体外へ吹き出される。
このように構成された室外機の筐体の内部には、制御部品が収納された電装品箱が配置されている。また、このように構成された室外機の筐体は、前面部に、メンテナンス時等に使用される開口部が形成されている。この開口部は、開閉自在にパネルで覆われている。また、上述の電装品箱は、筐体の内部において、パネルと対向して配置されている。すなわち、開口部を覆っているパネルを取り外すことにより、電装品箱をメンテナンスすることが可能となっている。
筐体前面部の開口部を覆うパネルに対向して配置された電装品箱は、開口部の一部を覆うこととなる。すなわち、筐体前面部の開口部を覆っているパネルを取り外して、該開口部から電装品箱の後方に配置された部品をメンテナンスする際、電装品箱の配置位置によっては、電装品箱が邪魔になる場合がある。このため、従来の空気調和機の室外機は、電装品箱を筐体内の上方に配置し、開口部における電装品箱に覆われていない範囲をできるだけ広く確保することで、電装品箱の後方に配置された部品のメンテナンスの容易化を図っていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第5669650号公報
上述のように電装品箱を筐体内の上方に配置してメンテナンスの容易化を図った場合、筐体上面部の吹出口に配置されたファンと電装品箱との距離が近くなる。このため、ファンが筐体内の空気を吸い込む際、電装品箱が障害物となる。そのため、ファンの回転数を上げる必要があり、ファンの消費電力が増加することとなる。したがって、メンテナンスの容易化を図った従来の空気調和機は、ファンの消費電力が大きくなってしまうという課題があった。換言すると、メンテナンスの容易化を図った従来の空気調和機は、ファンの効率が低下してしまうという課題があった。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、側方から筐体内に吸い込んだ空気を筐体上部から筐体外へ吹き出し、メンテナンスの容易化を図った空気調和機の室外機において、ファンの消費電力の増加を従来よりも抑制することが可能な空気調和機の室外機を得ることを目的とする。
本開示に係る空気調和機の室外機は、側面部及び背面部のうちの少なくとも1つの面部に熱源側熱交換器と対向する吸込口が形成され、上面部にファンが配置される吹出口が形成され、前面部に開口部が形成された筐体と、前記開口部を開閉自在に覆うパネルと、前記筐体の内部において前記パネルと対向して配置され、制御部品が収納された電装品箱と、を備え、前記吸込口から前記筐体内へ吸い込まれた空気が、前記吹出口から前記筐体外へ吹き出される空気調和機の室外機であって、前記電装品箱を上下方向にスライド自在に支持するスライド機構と、一端が前記電装品箱に直接的又は間接的に接続され、他端が前記筐体内に接続され、前記電装品箱が上下方向にスライドする際に伸縮する第1リンク機構と、前記電装品箱に接続された配線と、を備え、前記配線は、前記第1リンク機構の各節に沿って該各節に固定されているものである。
本開示に係る空気調和機の室外機は、筐体内に配置された電装品箱が上下方向にスライド自在となっている。このため、本開示に係る空気調和機の室外機は、電装品箱を上方にスライドすることにより、開口部における電装品箱に覆われていない範囲を大きく確保でき、電装品箱の後方に配置された部品のメンテナンスが容易となる。また、本開示に係る空気調和機の室外機は、電装品箱を下方にスライドすることにより、従来の空気調和機の室外機と比べ、ファンと電装品箱との距離を遠くすることができる。このため、本開示に係る空気調和機の室外機は、電装品箱を下方にスライドすることにより、従来の空気調和機の室外機と比べ、ファンの消費電力の増加を抑制することができる。したがって、本開示に係る空気調和機の室外機は、メンテナンスの容易化を図りつつ、ファンの消費電力の増加を従来よりも抑制することができる。
実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示す斜視図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示す縦断面図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示す正面図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネルが取り外された状態を示す図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示す斜視図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネルが取り外された状態を示す図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室外機の内部を上方から観察した図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室外機のスライド機構周辺を筐体の内部側から観察した斜視図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室外機のスライド機構周辺を筐体の内部側から観察した斜視図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室外機の下部部分を示す斜視図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネルが取り外された状態を示す図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機の電装品箱周辺を前方から観察した斜視図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続前のヒンジ機構周辺を前方から観察した斜視図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続前のヒンジ機構周辺を前方から観察した斜視図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を示す平面図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を示す平面図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機の上部部分を示す斜視図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネル及び電装品箱が取り外された状態を示す図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機の下部部分を示す斜視図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネルが取り外された状態を示す図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を前方から観察した斜視図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を筐体の内部側から観察した斜視図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を前方から観察した斜視図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、電装品箱40のヒンジ機構が設けられていない側の側部周辺を示す斜視図である。 実施の形態3に係る空気調和機の室外機の電装品箱周辺を前方から観察した斜視図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示す縦断面図である。なお、図2では、紙面右側が、室外機1の筐体10の前面部11側となっている。図3は、実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示す正面図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネルが取り外された状態を示す図である。図4は、実施の形態1に係る空気調和機の室外機を示す斜視図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネルが取り外された状態を示す図である。なお、図4は、後述の電装品箱40が上方へスライドされ、該電装品箱40の一方の側部が筐体10から取り外された状態を示している。図5は、実施の形態1に係る空気調和機の室外機の内部を上方から観察した図である。詳しくは、図5は、筐体10の上面部15及び後述のファン32を取り外した状態で室外機1を観察した平面図となっている。なお、図5では、紙面下側が、筐体10の前面部11側となっている。図6及び図7は、実施の形態1に係る空気調和機の室外機のスライド機構周辺を筐体の内部側から観察した斜視図である。なお、図6は、電装品箱40が下方へスライドされた状態におけるスライド機構50周辺を示している。また、図7は、電装品箱40が上方へスライドされた状態におけるスライド機構50周辺を示している。図8は、実施の形態1に係る空気調和機の室外機の下部部分を示す斜視図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネルが取り外された状態を示す図である。
室外機1は、略直方体形状の筐体10を備えている。筐体10には、側面部12、側面部14及び背面部13のうちの少なくとも1つの面部に、熱源側熱交換器31と対向する吸込口18が形成されている。本実施の形態1では、側面部12、側面部14及び背面部13の全ての面部に、吸込口18が形成されている。また、筐体10の上面部15には、ファン32が配置される吹出口19が形成されている。また、筐体10の前面部11には、筐体10内の部品をメンテナンス等する際に用いられる開口部16が形成されている。この開口部16は、パネル20によって、開閉自在に覆われている。換言すると、室外機1は、開口部16を開閉自在に覆うパネル20を備えている。本実施の形態1では、パネル20は、開口部16の外周縁を構成する縁部17に、ネジで着脱自在に取り付けられている。また、本実施の形態1では、パネル20は、開口部16の上部部分を覆う板状部材と、開口部16の下部部分を覆う板状部材とに、2分割されている。そして、パネル20を構成する板状部材のそれぞれが、開口部16の縁部17に、ネジで着脱自在に取り付けられている。パネル20は、開口部16から筐体10内の部品をメンテナンス等する際に取り外される。
筐体10の内部には、熱源側熱交換器31、ファン32及び電装品箱40が収納されている。熱源側熱交換器31は、筐体10の内部において、吸込口18と対向して配置されている。ファン32は、吹出口19に配置されている。すなわち、ファン32が駆動することにより、筐体10の側方の吸込口18から筐体10内へ空気が吸い込まれる。また、筐体10内に吸い込まれた空気は、熱源側熱交換器31を流れる冷媒と熱交換した後、ファン32を通って、筐体10の上部の吹出口19から筐体10外へ吹き出される。
電装品箱40は、制御基盤等の制御部品45を収納する箱体である。電装品箱40は、筐体10の内部において、パネル20と対向して配置されている。すなわち、パネル20を取り外すことにより、電装品箱40が表れ、該電装品箱40をメンテナンスすることが可能となる。
本実施の形態1では、電装品箱40は、フレーム21、固定板23及びフレーム22を介して、筐体10に取り付けられている。具体的には、電装品箱40の上部と固定板23の下部とは、ネジ24で着脱自在に固定されている。固定板23の上部は、ネジ等によって筐体10に固定された横向きのフレーム21と、ネジ25で着脱自在に固定されている。また、電装品箱40の下部は、ネジ等によって横向きのフレーム22と固定されている。また、フレーム22は、ネジ26によって筐体10に着脱自在に固定されている。
ここで、従来、筐体前面部の開口部を覆うパネルと対向して筐体内に電装品箱を配置し、該パネルを取り外して電装品箱のメンテナンスを行う空気調和機の室外機が知られている。このような従来の空気調和機の室外機においては、電装品箱は、開口部の一部を覆うこととなる。すなわち、筐体前面部の開口部を覆っているパネルを取り外して、該開口部から電装品箱の後方に配置された部品をメンテナンスする際、電装品箱の配置位置によっては、電装品箱が邪魔になる場合がある。このため、従来の空気調和機の室外機は、電装品箱を筐体内の上方に配置し、開口部における電装品箱に覆われていない範囲をできるだけ広く確保することで、電装品箱の後方に配置された部品のメンテナンスの容易化を図っていた。
しかしながら、このような従来の空気調和機の室外機においては、筐体上面部の吹出口に配置されたファンと電装品箱との距離が近くなる。このため、ファンが筐体内の空気を吸い込む際、電装品箱が障害物となる。そのため、ファンの回転数を上げる必要があり、ファンの消費電力が増加することとなる。したがって、このような従来の空気調和機の室外機においては、ファンの消費電力が大きくなってしまう。換言すると、このような従来の空気調和機の室外機においては、ファンの効率が低下してしまう。
一方、図2及び図3等に示すように、本実施の形態1に係る室外機1においては、室外機1を運転する際、上述の従来の空気調和機の室外機と比べ、ファン32と電装品箱40との距離が遠くなっている。なお、図2には、ファン32と電装品箱40との距離を、距離L1として示している。このため、本実施の形態1に係る室外機1は、上述の従来の空気調和機の室外機と比べ、ファン32の消費電力の増加を抑制することができる。なお、ファン32の消費電力の増加を抑制することができるファン32と電装品箱40との距離L1は、ファン32の仕様、筐体10の寸法、吸込口18の位置、及び電装品箱40の寸法等によって異なってくる。
ところで、電装品箱40を図2及び図3等に示す位置に配置していた場合、従来の空気調和機の室外機と比べ、電装品箱40の後方に配置された部品をメンテナンスする際、電装品箱40が邪魔になる。例えば、本実施の形態1に係る室外機1は、電装品箱40の後方に、この室外機1に求められる機能及び性能を満たすための構造部品46が配置されている。電装品箱40を図2及び図3等に示す位置に配置していた場合、構造部品46をメンテナンスする際に、電装品箱40が邪魔になる。
そこで、本実施の形態1に係る室外機1は、電装品箱40を上下方向にスライド自在に支持するスライド機構50を備えている。スライド機構50の構成は特に限定されないが、本実施の形態1では、スライド機構50は、次のように構成されている。図6及び図7に示すように、スライド機構50は、板部材51を備えている。板部材51は、開口部16の縁部17の前方に、該縁部17から規定の隙間を空けて配置されている。スライド機構50は、板部材51と開口部16の縁部17との間で、当該間に挿入された電装品箱40又は該電装品箱40と共に移動する部品をスライド自在に支持する。なお、電装品箱40と共に移動する部品とは、電装品箱40に直接的又は間接的に取り付けられた部品である。本実施の形態1では、後述の保持機構60が、電装品箱40に直接的又は間接的に取り付けられている。そして、本実施の形態1では、保持機構60が、スライド機構50に、上下方向にスライド自在に支持されている。すなわち、保持機構60が、板部材51と開口部16の縁部17との間に、上下方向にスライド自在に挿入されている。
なお、本実施の形態1では、4つの保持機構60が、電装品箱40に直接的又は間接的に取り付けられている。具体的には、2つの保持機構60が電装品箱40の左側の側部41側に設けられ、2つの保持機構60が電装品箱40の右側の側部42側に設けられている。電装品箱40の右側の側部42側に設けられた保持機構60は、概略、電装品箱40の左側の側部41側に設けられた保持機構60を左右に反転させた形状となっている。また、電装品箱40の左側の側部41側に設けられた2つの保持機構60のうち、上側に配置された保持機構60は電装品箱40に直接接続されており、下側に配置された保持機構60は、電装品箱40に間接的に取り付けられている。具体的には、下側に配置された保持機構60は、電装品箱40の下部に取り付けられているフレーム22に、取り付けられている。電装品箱40の右側の側部42側に設けられた2つの保持機構60も、電装品箱40の左側の側部41側に設けられた保持機構60と同様に取り付けられている。スライド機構50は、これら4つの保持機構60のうちの少なくとも1つを、上下方向にスライド自在に支持する。本実施の形態1では、4つのスライド機構50を備え、各保持機構60がスライド機構50で上下方向にスライド自在に支持される構成となっている。
本実施の形態1に係る室外機1は、スライド機構50を備えているので、電装品箱40を、図2及び図3等に示す位置から上方にスライドさせ、図4及び図8等に示す位置に配置することができる。これにより、開口部16における電装品箱40に覆われていない範囲を大きく確保でき、構造部品46等の電装品箱40の後方に配置された部品のメンテナンスが容易となる。また、本実施の形態1に係る室外機1は、スライド機構50を備えているので、電装品箱40を移動させる際、電装品箱40が前方へ倒れてくることも防止できる。このため、本実施の形態1に係る室外機1は、電装品箱40を移動させる際の安全性も向上する。
なお、本実施の形態1に係る室外機1においては、電装品箱40は、上述のように、フレーム21、固定板23及びフレーム22を介して、筐体10に取り付けられている。このような場合、例えば、図2及び図3等に示す位置に配置されている電装品箱40を、次のような手順で上方にスライドさせ、図4及び図8等に示す位置に配置させる。まず、ネジ24を取り外すと共に、ネジ25を取り外す。これにより、電装品箱40の上部に配置されている固定板23は、電装品箱40との固定が解除されると共に、フレーム21との固定も解除される。したがって、固定板23を取り外すことができ、電装品箱40の上方に、電装品箱40を移動させるためのスペースが形成される。また、ネジ26を取り外し、フレーム22と筐体10との固定を解除する。これにより、電装品箱40と筐体10との固定も解除される。このような状態になると、電装品箱40及びフレーム22を上方へスライドさせることが可能となる。したがって、図2及び図3等に示す位置に配置されている電装品箱40を、上方にスライドさせ、図4及び図8等に示す位置に配置させることができる。
また、本実施の形態1に係る室外機1は、上方にスライドした電装品箱40を保持する保持機構60を備えている。このため、本実施の形態1に係る室外機1は、上方にスライドした電装品箱40を仮固定することができ、メンテナンス性がより向上する。
保持機構60の構成は特に限定されないが、本実施の形態1では、保持機構60は、次のように構成されている。図7に示すように、保持機構60は、電装品箱40に直接的又は間接的に取り付けられたフック61を備えている。また、フック61は、電装品箱40に直接的又は間接的に取り付けられた基部62と、該基部62から下方へ突出する下側突出部63とを備えている。なお、本実施の形態1では、フック61は、基部62から上方へ突出する上側突出部64も備えている。一方、筐体10の開口部16の縁部17には、フック61が挿入される保持機構用孔66が形成されている。保持機構用孔66は、例えば、上下方向に延びる長穴形状をしている。また、保持機構用孔66は、電装品箱40を上方へスライドさせた際にフック61と対向する位置に形成されている。保持機構用孔66に挿入されたフック61の下側突出部63が該保持機構用孔66の周縁に引っ掛かることで、電装品箱40が上方にスライドした位置で保持される。
なお、本実施の形態1では、保持機構60は、フック61が設けられた接続部65を備えている。そして、フック61は、接続部65を介して、電装品箱40に間接的に取り付けられている。また、接続部65も、電装品箱40に直接的又は間接的に取り付けられている。具体的には、電装品箱40の側部側において上側に配置された保持機構60の接続部65は、電装品箱40に直接接続されている。電装品箱40の側部側において下側に配置された保持機構60の接続部65は、電装品箱40に間接的に取り付けられている。詳しくは、下側に配置された保持機構60は、電装品箱40の下部に取り付けられているフレーム22に、取り付けられている。
上方にスライドした電装品箱40を保持機構60で保持した状態から、電装品箱40を上下方向にスライド自在な状態にするには、次のような手順となる。まず、電装品箱40を前方に移動させ、保持機構用孔66からフック61を抜く。これにより、スライド機構50の板部材51と開口部16の縁部17との間で保持機構60がスライド自在に支持された状態となり、電装品箱40が上下方向にスライド自在な状態となる。
また、本実施の形態1に係る保持機構60は、下方にスライドした電装品箱40を保持する機能も有している。具体的には、図6に示すように、筐体10の開口部16の縁部17には、電装品箱40を下方へスライドさせた際にフック61と対向する位置にも、保持機構用孔66が形成されている。当該保持機構用孔66にフックを挿入し、フック61の下側突出部63が該保持機構用孔66の周縁に引っ掛かることで、電装品箱40が下方にスライドした位置で保持される。これにより、下方にスライドした電装品箱40をネジ24、ネジ25、固定板23及びネジ26によって筐体10に固定する際、電装品箱40を仮固定することができる。したがって、筐体10に固定する前の電装品箱30が下方に落下することを防止でき、下方にスライドした電装品箱40を筐体10に固定する作業が容易となる。
また、本実施の形態1に係る室外機1は、図7に示すように、電装品箱40が上方にスライドした際に保持機構60と接触するストッパー55を備えている。これにより、電装品箱40を上昇させすぎ、電装品箱40と他の部品とが衝突することを防止できる。また、室外機1が保持機構60を備えている場合には、ストッパー55を備えることにより、電装品箱40を上方へスライドさせた際、保持機構60のフック61と保持機構用孔66との位置合わせが容易となり、電装品箱40の仮固定作業が容易となる。なお、この効果を得るためには、ストッパー55に保持機構60が接触した状態で、保持機構60のフック61が保持機構用孔66に挿入可能となっている必要がある。このため、本実施の形態1では、図7に示すように、保持機構用孔66におけるストッパーよりも下方となる部分の長さH2が、フック61の上下方向の長さH1よりも長く形成されている。
ここで、電装品箱40には、通信線及び電力供給線等の配線48が接続される。すなわち、室外機1は、電装品箱40に接続された配線48を備えている。上述のように、本実施の形態1に係る電装品箱40は、上下方向にスライドする。このため、電装品箱40の上下方向の位置が変わっても配線48が引っ張られて切れないように、配線48にたわみ即ち余剰部分を設ける必要がある。この際、余剰部分が長すぎると、配線48の高熱部への接触、及び、配線48の他部品への引っ掛かり等の可能性がある。このため、配線48の余剰部分は、できるだけ短い方が好ましい。
そこで、本実施の形態1に係る室外機1は、第1リンク機構80を備えている。第1リンク機構80は、一端が電装品箱40に直接的又は間接的に接続され、他端が筐体10内に接続され、電装品箱40が上下方向にスライドする際に伸縮するリンク機構である。リンク機構は、互いに回転自在に接続された節を備えている。本実施の形態1では、配線48は、第1リンク機構80の各節81に沿って該各節81に固定されている。すなわち、電装品箱40が上下方向にスライドする際、配線48の余剰部分は、第1リンク機構80と共に伸縮する。これにより、配線48の余剰部分の長さを例えば最短長さとすることができ、配線48の余剰部分が過度に長くなることを防止できる。
以上、本実施の形態1に係る室外機1は、筐体10、パネル20及び電装品箱40を備えている。筐体10には、側面部12、側面部14及び背面部13のうちの少なくとも1つの面部に熱源側熱交換器31と対向する吸込口18が形成され、上面部15にファン32が配置される吹出口19が形成され、前面部11に開口部16が形成されている。パネル20は、開口部16を開閉自在に覆うものである。電装品箱40は、筐体10の内部においてパネル20と対向して配置されたものであり、制御部品45が収納されている。すなわち、本実施の形態1に係る室外機1は、吸込口18から筐体10内へ吸い込まれた空気が吹出口19から筐体10外へ吹き出される空気調和機の室外機である。そして、本実施の形態1に係る室外機1は、電装品箱40を上下方向にスライド自在に支持するスライド機構50を備えている。
本実施の形態1に係る室外機1は、筐体10内に配置された電装品箱40を上下方向にスライド自在となっている。このため、本実施の形態1に係る室外機1は、電装品箱40を上方にスライドすることにより、開口部16における電装品箱40に覆われていない範囲を大きく確保でき、電装品箱40の後方に配置された部品のメンテナンスが容易となる。また、本実施の形態1に係る室外機1は、電装品箱40を下方にスライドすることにより、従来の空気調和機の室外機と比べ、ファン32と電装品箱40との距離を遠くすることができる。このため、本実施の形態1に係る室外機1は、電装品箱40を下方にスライドすることにより、従来の空気調和機の室外機と比べ、ファン32の消費電力の増加を抑制することができる。したがって、本実施の形態1に係る室外機1は、メンテナンスの容易化を図りつつ、ファン32の消費電力の増加を従来よりも抑制することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2のように室外機1を構成することにより、電装品箱40の後方に配置された部品のメンテナンスがさらに容易となる。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、実施の形態1と同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図9は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機の電装品箱周辺を前方から観察した斜視図である。図10及び図11は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続前のヒンジ機構周辺を前方から観察した斜視図である。なお、後述のように、本実施の形態2では、電装品箱40の左側の側部41側に、2つのヒンジ機構70が設けられている。図10は、これらのヒンジ機構70のうち、上側のヒンジ機構70を示している。また、図11は、これらのヒンジ機構70のうち、下側のヒンジ機構70を示している。図12及び図13は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を示す平面図である。なお、図12は、上下方向に延びる軸心V周りに電装品箱40を回転させていない状態を示している。また、図13は、上下方向に延びる軸心V周りに電装品箱40を角度θだけ回転させた状態を示している。図14は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機の上部部分を示す斜視図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネル及び電装品箱が取り外された状態を示す図である。図15は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機の下部部分を示す斜視図であり、筐体の前面部に形成された開口部を覆うパネルが取り外された状態を示す図である。図16は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を前方から観察した斜視図である。図17は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を筐体の内部側から観察した斜視図である。図18は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、筐体に接続されたヒンジ機構周辺を前方から観察した斜視図である。なお、図18は、上下方向に延びる軸心V周りに電装品箱40を角度θだけ回転させた状態を示している。図19は、実施の形態2に係る空気調和機の室外機における、電装品箱40のヒンジ機構が設けられていない側の側部周辺を示す斜視図である。なお、図19は、上下方向に延びる軸心V周りに電装品箱40を角度θだけ回転させた状態を示している。
本実施の形態2に係る空気調和機の室外機1は、ヒンジ機構70を備えている。ヒンジ機構70は、電装品箱40の一方の側部41と筐体10の開口部16の縁部17との間に配置されている。ヒンジ機構70は、上方にスライドした電装品箱40を、上下方向に延びる軸心V周りに回転自在に支持するものである。
ヒンジ機構70によって電装品箱40が軸心V周りに回転自在に支持されている状態において、電装品箱40が保持機構60で仮固定されていなければ、電装品箱40におけるヒンジ機構70が設けられていない側の側部42を前方に引き出すことができる。すなわち、電装品箱40を軸心V周りに回転できる。このため、上方にスライドした電装品箱40の裏に隠れる部品のメンテナンスをする際、電装品箱40を軸心V周りに回転させることで、上方にスライドした電装品箱40の裏に隠れる部品のメンテナンスも容易となる。すなわち、電装品箱40の後方に配置された部品のメンテナンスがさらに容易となる。
なお、従来の空気調和機の室外機においても、電装品箱を筐体から取り外すことにより、本実施の形態2と同様に、電装品箱の後方に配置された部品のメンテナンスがさらに容易となる。しかしながら、比較的重量のある電装品箱を運搬する作業は、重労働である。一方、本実施の形態2に係る室外機1は、電装品箱40を筐体10から取り外すことなく、電装品箱40の後方に配置された部品のメンテナンスがさらに容易になるので、安全性が向上する。
ここで、本実施の形態2では、電装品箱40におけるヒンジ機構70が設けられていない側の側部42側に、保持機構60が設けられている。このため、本実施の形態2では、ヒンジ機構70によって電装品箱40が軸心V周りに回転自在に支持されている状態において、電装品箱40が当該保持機構60で仮固定されないように、図19のように構成されている。具体的には、電装品箱40が下方から上方にスライドする過程においては、電装品箱40の側部42側の保持機構60は、スライド機構50でスライド自在に支持されている。これにより、電装品箱40を上下方向にスライドする際、電装品箱40が前後方向及び左右方向にぶれることを抑制できる。一方、ヒンジ機構70によって電装品箱40が軸心V周りに回転自在に支持されている状態においては、スライド機構50の板部材51が、電装品箱40の側部42側の保持機構60の前方に設けられていない構成となっている。これにより、ヒンジ機構70によって電装品箱40が軸心V周りに回転自在に支持されている状態において、電装品箱40が軸心V周りに回転できる。
ヒンジ機構70の構成は特に限定されないが、本実施の形態2では、ヒンジ機構70は、次のように構成されている。具体的には、ヒンジ機構70は、電装品箱40に直接的又は間接的に取り付けられたヒンジ機構用フックを備えている。なお、本実施の形態2では、ヒンジ機構用フックとして、電装品箱40の側部41側に設けられた保持機構60のフック61を用いている。換言すると、保持機構60のフック61は、ヒンジ機構70の一部を構成している。さらに詳しくは、本実施の形態2では、ヒンジ機構70として、電装品箱40の側部41側に設けられた保持機構60を用いている。保持機構60は、電装品箱40に直接的又は間接的に取り付けられ、フック61が設けられた接続部65を備えている。このため、本実施の形態2に係るヒンジ機構70は、接続部65を備えているとも言える。
一方、筐体10の開口部16の縁部17には、フック61が挿入されるヒンジ機構用孔76が形成されている。そして、ヒンジ機構用孔76に挿入されたフック61が該ヒンジ機構用孔76の周縁に回転自在に支持され、ヒンジ機構70によって電装品箱40が軸心V周りに回転自在に支持されている状態となっている。
なお、本実施の形態2では、後述のように、ヒンジ機構用孔76は、保持機構用孔66の上方に配置されて、保持機構用孔66と連通している。また、後述のように、ストッパー55が接続部65を下方から支持し、フック61の上側突出部64がヒンジ機構用孔76の周縁に引っ掛かることにより、フック61がヒンジ機構用孔76から抜けることが防止され、フック61が該ヒンジ機構用孔76の周縁に回転自在に支持された状態となっている。しかしながら、室外機1がストッパー55を備えていない場合等、ストッパー55が接続部65を下方から支持しない構成の場合、ヒンジ機構用孔76と保持機構用孔66とを連通させず、フック61の下側突出部63がヒンジ機構用孔76の周縁に引っ掛かる構成としてもよい。このように構成しても、フック61がヒンジ機構用孔76から抜けることが防止され、フック61が該ヒンジ機構用孔76の周縁に回転自在に支持された状態となる。また、本実施の形態2では、ヒンジ機構70として保持機構60を用いたが、ヒンジ機構70と保持機構60とを別部材で構成してもよい。換言すると、ヒンジ機構用フックとして、フック61以外のフックを備えていてもよい。ヒンジ機構70によって電装品箱40が軸心V周りに回転自在に支持されている状態において、電装品箱40の側部41側に設けられた保持機構60によって電装品箱40が仮固定されない構成となっていれば、電装品箱40を軸心V周りに回転できる。
ここで、ヒンジ機構70としてフック61及び接続部65を備えた保持機構60を用い、ストッパー55を備えている場合、電装品箱40が上方にスライドした際にフック61が挿入される保持機構用孔66周辺は、図16~図18等に示すように構成することが好ましい。
詳しくは、ヒンジ機構用孔76は、保持機構用孔66の上方に配置されて、保持機構用孔66と連通している。また、ストッパー55と筐体10の開口部16の縁部17との間には、フック61が保持機構用孔66に挿入された状態で接続部65が通過する隙間56が、形成されている。詳しくは、本実施の形態2では、接続部65は、厚みT1の板状部材で形成されている。そして、隙間56の幅T2は、接続部65の厚みT1よりも大きくなっている。これにより、上方にスライドした位置で電装品箱40を仮固定している保持機構60を、ストッパー55の上方へ移動させることができる。そして、フック61がヒンジ機構用孔76に挿入され、接続部65が下方からストッパー55に支持される状態にすることができる。すなわち、電装品箱40が軸心V周りに回転自在に支持された状態において、接続部65が下方からストッパー55に支持される状態にすることができる。なお、電装品箱40が軸心V周りに回転自在に支持された状態において、フック61がヒンジ機構用孔76から抜けることを防止できるのが好ましい。このため、接続部65が下方からストッパー55に支持される状態において、フック61の上側突出部64がヒンジ機構用孔76の周縁に引っ掛かることが好ましい。
また、本実施の形態2に係る室外機1は、第2リンク機構90を備えている。第2リンク機構90は、一端が電装品箱40に直接的又は間接的に接続され、他端が筐体10内に接続され、電装品箱40が軸心V周りに回転する際に伸縮するリンク機構である。本実施の形態2では、配線48は、第2リンク機構90の各節91に沿って該各節91に固定されている。すなわち、電装品箱40が軸心V周りに回転する際、配線48の余剰部分は、第2リンク機構90と共に伸縮する。これにより、配線48の余剰部分の長さを例えば最短長さとすることができ、配線48の余剰部分が過度に長くなることを防止できる。
また、第2リンク機構90を備えることにより、図15に示すように、第2リンク機構90が最も伸びたときの長さW1に応じて、電装品箱40が軸心V周りに回転する角度θを調整することができる。換言すると、図15に示すように、第2リンク機構90が最も伸びたときの長さW1に応じて、電装品箱40が開く量を調整することができる。これにより、電装品箱40が過度に開くことを防止でき、安全性が向上する。
実施の形態3.
本実施の形態3のように、電装品箱40の上方に配置された固定板23の後方の空間を有効利用してもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、実施の形態1又は実施の形態2と同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図20は、実施の形態3に係る空気調和機の室外機の電装品箱周辺を前方から観察した斜視図である。
実施の形態1及び実施の形態2と同様に、本実施の形態3に係る室外機1は、下方にスライドした電装品箱40を、該電装品箱40の上方に取り付けられた固定板23等で筐体10に固定している。そして、室外機1を運転する際、上述の従来の空気調和機の室外機と比べ、ファン32と電装品箱40との距離が遠くなるようにしている。これにより、ファン32の駆動による筐体10内の空気の流れが電装品箱40に阻害されることを従来よりも抑制でき、ファン32の消費電力の増加を抑制することができる。
ここで、ファン32の駆動による筐体10内の空気の流れが従来よりも阻害されない範囲において、固定板23の後方の空間に部品を配置してもよい。換言すると、ファン32の駆動による筐体10内の空気の流れが従来よりも阻害されない範囲において、電装品箱40の上方の空間に部品を配置してもよい。
例えば、図20には、固定板23の後方の空間に付属品構造物箱47が配置された例を示している。付属品構造物箱47は、室外機1に付け加えられるオプション品等の付属品構造物を収納する箱体である。付属品構造物箱47は、固定板23に取り付けられている。
例えば、室外機1を運転する際、固定板23の後方の空間に配置された部品とファン32との距離が、従来の空気調和機の室外機におけるファンと電装品箱との距離よりも大きくなっていればよい。このように構成することにより、ファン32の駆動による筐体10内の空気の流れは、従来よりも阻害されない。また、例えば、固定板23の後方の空間に配置された部品を上面視したときの面積が、電装品箱40を上面視したときの面積よりも小さいとする。この場合、室外機1を運転する際、固定板23の後方の空間に配置された部品とファン32との距離が、従来の空気調和機の室外機におけるファンと電装品箱との距離と同等になっていてもよい。このように構成された場合でも、ファン32の駆動による筐体10内の空気の流れは、従来よりも阻害されない。
このように、本実施の形態3に係る室外機1は、ファン32の駆動による筐体10内の空気の流れが従来よりも阻害されないように、固定板23の後方の空間に部品が配置されている。このため、本実施の形態3に係る室外機1は、固定板23の後方の空間を有効利用できる。
なお、電装品箱40を上方へスライドさせる際、固定板23の後方の空間に配置されている部品は、固定板23と共に取り外すこととなる。
1 室外機、10 筐体、11 前面部、12 側面部、13 背面部、14 側面部、15 上面部、16 開口部、17 縁部、18 吸込口、19 吹出口、20 パネル、21 フレーム、22 フレーム、23 固定板、24 ネジ、25 ネジ、26 ネジ、31 熱源側熱交換器、32 ファン、40 電装品箱、41 側部、42 側部、45 制御部品、46 構造部品、47 付属品構造物箱、48 配線、50 スライド機構、51 板部材、55 ストッパー、56 隙間、60 保持機構、61 フック、62 基部、63 下側突出部、64 上側突出部、65 接続部、66 保持機構用孔、70 ヒンジ機構、76 ヒンジ機構用孔、80 第1リンク機構、81 節、90 第2リンク機構、91 節。

Claims (9)

  1. 側面部及び背面部のうちの少なくとも1つの面部に熱源側熱交換器と対向する吸込口が形成され、上面部にファンが配置される吹出口が形成され、前面部に開口部が形成された筐体と、
    前記開口部を開閉自在に覆うパネルと、
    前記筐体の内部において前記パネルと対向して配置され、制御部品が収納された電装品箱と、
    を備え、
    前記吸込口から前記筐体内へ吸い込まれた空気が、前記吹出口から前記筐体外へ吹き出される空気調和機の室外機であって、
    前記電装品箱を上下方向にスライド自在に支持するスライド機構と、
    一端が前記電装品箱に直接的又は間接的に接続され、他端が前記筐体内に接続され、前記電装品箱が上下方向にスライドする際に伸縮する第1リンク機構と、
    前記電装品箱に接続された配線と、を備え、
    前記配線は、前記第1リンク機構の各節に沿って該各節に固定されている空気調和機の室外機。
  2. 上方にスライドした前記電装品箱を保持する保持機構を備えている請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記電装品箱が上方にスライドした際に前記保持機構と接触するストッパーを備えている請求項に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記保持機構は、前記電装品箱に直接的又は間接的に取り付けられたフックを備え、
    前記筐体の前記開口部の縁部には、前記フックが挿入される保持機構用孔が形成されており、
    前記保持機構用孔に挿入された前記フックが該保持機構用孔の周縁に引っ掛かり、前記電装品箱が保持される構成である請求項又は請求項に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記電装品箱の一方の側部と前記開口部の縁部との間に配置され、上方にスライドした前記電装品箱を上下方向に延びる軸心周りに回転自在に支持するヒンジ機構を備えている請求項1~請求項のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記ヒンジ機構は、前記電装品箱に直接的又は間接的に取り付けられたヒンジ機構用フックを備え、
    前記筐体の前記開口部の前記縁部には、前記ヒンジ機構用フックが挿入されるヒンジ機構用孔が形成されており、
    前記ヒンジ機構用孔に挿入された前記ヒンジ機構用フックが該ヒンジ機構用孔の周縁に回転自在に支持される構成である請求項に記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記電装品箱の一方の側部と前記開口部の前記縁部との間に配置され、上昇した前記電装品箱を上下方向に延びる軸心周りに回転自在に支持するヒンジ機構を備え、
    前記フックは、前記ヒンジ機構の少なくとも一部を構成し、
    前記筐体の前記開口部の前記縁部には、前記フックが挿入されるヒンジ機構用孔が形成されており、
    前記ヒンジ機構用孔に挿入された前記フックが該ヒンジ機構用孔の周縁に回転自在に支持される構成である請求項に記載の空気調和機の室外機。
  8. 前記ヒンジ機構は、前記開口部の前記縁部の前方に配置され、前記電装品箱に直接的又は間接的に取り付けられた接続部を備え、
    前記フックは、前記接続部に設けられ、該接続部を介して前記電装品箱に間接的に取り付けられた構成であり、
    前記開口部の前記縁部の前方に配置され、前記電装品箱が上方にスライドした際に前記接続部と接触するストッパーを備え、
    前記ヒンジ機構用孔は、前記保持機構用孔の上方に配置されて、前記保持機構用孔と連通しており、
    前記ストッパーと前記開口部の前記縁部との間には、前記フックが前記保持機構用孔に挿入された状態で前記接続部が通過する隙間が形成されており、
    前記電装品箱が前記軸心周りに回転自在に支持された状態においては、前記接続部が下方から前記ストッパーに支持される請求項に記載の空気調和機の室外機。
  9. 一端が前記電装品箱に直接的又は間接的に接続され、他端が前記筐体内に接続され、前記電装品箱が前記軸心周りに回転する際に伸縮する第2リンク機構と、
    前記電装品箱に接続された配線と、
    を備え、
    前記配線は、前記第2リンク機構の各節に沿って該各節に固定されている請求項~請求項のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
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