JP7472921B2 - 車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造及び車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法 - Google Patents

車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造及び車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造及び車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法に関する。
下記特許文献1は車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造を開示している。下記特許文献1に記載された車両ドアのドアアウタパネルに設けられたリンフォースには孔が形成されており、この孔に固定用クランプが固定される。固定用クランプにはワイヤーハーネスを固定可能である。
特開2009-51457号公報
上記特許文献1の車両ドアのワイヤーハーネス取付構造は、ドアパネルにワイヤーハーネスをがたつかないように取り付ける際の作業性に関して改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、作業者がドアパネルにワイヤーハーネスをがたつかないように簡単に取り付けられる車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造及び車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法を得ることを目的とする。
請求項1に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は、車両ドアのドアパネルに形成された所定方向に沿って延びるスリットと、前記スリットの延在方向の一方の端部に接続するように前記ドアパネルに設けられた導入孔と、ワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスの周面を覆うチューブと、前記チューブに固定された、弾性変形可能なクリップと、を備え、前記クリップが、前記導入孔を介して前記ドアパネルの一方の面側から他方の面側へ移動可能且つ前記他方の面に接触可能な第1接触部と、前記第1接触部が前記他方の面に接触するときに、前記一方の端部から前記スリットにスライド自在に挿入され、先端部に前記第1接触部が接続された挿入部と、前記挿入部が前記スリットに挿入されたときに、前記一方の面に接触する第2接触部と、を備え、前記クリップが自由状態にあるときの前記第1接触部と前記第2接触部との間の前記ドアパネルの厚み方向の距離が、前記ドアパネルの厚みより小さく、前記クリップが、前記挿入部が前記スリットに挿入されたときに前記スリットの幅方向の一対の内面に弾性変形しながら接触する一対の第3接触部を備える
請求項1に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造では、クリップの第1接触部を、導入孔を介してドアパネルの一方の面側から他方の面側へ移動させ且つ他方の面に接触させることが可能である。さらに、第1接触部がドアパネルの他方の面に接触するときに、クリップの挿入部を一方の端部からスリットにスライド自在に挿入可能である。さらに、挿入部をスリットに挿入することにより、クリップの第2接触部がドアパネルの一方の面に接触する。さらに、クリップが自由状態にあるときにドアパネルの厚みより小さかった第1接触部と第2接触部との間のドアパネルの厚み方向の距離が、このときドアパネルの厚みと同じになる。そのため、クリップが弾性変形する。さらに弾性変形することによりクリップが発生した力を利用して、第1接触部及び第2接触部がドアパネルを挟み込む。このように請求項1に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造では、
作業者がドアパネルにワイヤーハーネスをがたつかないように簡単に取り付けられる。さらに請求項1に記載の発明では、挿入部がスリットに挿入されたときに、クリップの一対の第3接触部が、弾性変形しながらスリットの一対の幅方向の内面に接触する。そのため、クリップがドアパネルに対して、スリットの幅方向にがたつかない。
請求項2に記載の発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は、請求項1記載の発明において、前記第2接触部に形成された直線状部が前記一方の面に線接触する。
請求項2に記載の発明では、第2接触部に形成された直線状部が、ドアパネルの一方の面に線接触する。そのため、第2接触部がドアパネルに対して相対移動するときの第2接触部とドアパネルとの間に発生する抵抗が小さくなる。従って、クリップのドアパネルに対する所定方向の相対位置を調整し易い。
請求項3に記載の発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は、請求項1に記載の発明において、前記第3接触部の前記幅方向の寸法が、前記スリットの他方の端部側から前記一方の端部側に向かうにつれて徐々に大きくなる。
請求項3に記載の発明では、挿入部及び第3接触部をスリットに挿入し易くなる。
請求項4に記載の発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記ドアパネルが、前記他方の面側から前記導入孔と対向する移動規制部を有し、前記第1接触部が前記移動規制部の前記導入孔との対向面に接触したときに、前記導入孔の内周面と前記所定方向に対向する案内面が前記第1接触部に形成され、前記案内面が、前記スリットの前記一方の端部側から他方の端部側へ向かう方向に移動しながら前記内周面に接触したときに、前記第1接触部を前記ドアパネルの前記他方の面と対向する位置へ案内する。
請求項4に記載の発明では、クリップの第1接触部を導入孔を介してドアパネルの一方の面側から他方の面側へ移動させたときに、第1接触部が移動規制部に接触する。さらに、このときクリップの第1接触部の案内面が、導入孔の内周面と所定方向に対向する。そのため、この状態からクリップをスリットの一方の端部側から他方の端部側へ向かう方向に移動させると、案内面が導入孔の内周面に接触し、案内面が、第1接触部をドアパネルの他方の面と対向する位置へ案内する。そのため、第1接触部をドアパネルの他方の面と対向する位置まで円滑に移動させられる。
請求項5に記載の発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は、請求項4記載の発明において、前記移動規制部が、前記挿入部が前記スリットに挿入されたときに前記第1接触部と前記所定方向と平行な方向に対向するストッパ面を備える。
請求項5に記載の発明では、挿入部がスリットに挿入されたときに、クリップの第1接触部が移動規制部のストッパ面と、所定方向と平行な方向に対向する。従って、クリップに、クリップを移動規制部側へ移動させる方向の力が掛かったときに、第1接触部がストッパ面と接触する。そのため、クリップに、クリップを移動規制部側へ移動させる方向の
力が掛かったときに、クリップがスリット及び導入孔から脱落し難い。
請求項6に記載の発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は、請求項1~5の何れか1項に記載の発明において、前記スリットの前記一方の端部より前記スリットの他方の端部が下方に位置するように、前記スリットが水平方向に対して傾斜する。
請求項6に記載の発明では、スリットに挿入部が挿入された後に、挿入部がスリットの一方の端部側へ不意に移動するおそれが小さい。そのため、クリップがスリット及び導入孔から不意に脱落し難い。
請求項7に記載の発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は、請求項1~6の何れか1項に記載の発明において、前記導入孔の内周面に、前記スリットの前記一方の端部に接続され、且つ、前記一方の端部側へ向かうにつれて前記スリットの幅方向の寸法が徐々に小さくなるテーパ面が形成された。
請求項7に記載の発明では、クリップの挿入部を、スリットの一方の端部からスリットへ挿入するのが容易になる。
請求項8に記載の発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は、請求項1~7の何れか1項に記載の発明において、前記第1接触部が前記ドアパネルの前記他方の面に接触し且つ前記第2接触部が前記ドアパネルの前記一方の面に接触したときに、前記チューブを前記ドアパネルに対して固定する固定部材を備える。
請求項8に記載の発明では、固定部材によって、チューブをドアパネルに対して固定できる。そのため、クリップがスリット及び導入孔から不意に脱落し難い。
請求項9に記載の発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法は、ワイヤーハーネスの周面を覆うチューブに固定された弾性変形可能なクリップを用いて、前記ワイヤーハーネスを車両ドアのドアパネルに取り付ける車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法において、前記ドアパネルに、所定方向に沿って延びるスリットと、前記スリットの延在方向の一方の端部に接続する導入孔と、が形成され、前記クリップが第1接触部、先端部に前記第1接触部が接続された挿入部、第2接触部及び一対の第3接触部を備え、前記クリップが自由状態にあるときの前記第1接触部と前記第2接触部との間の前記ドアパネルの厚み方向の距離が、前記ドアパネルの厚みより小さく、前記第1接触部を、前記導入孔を介して前記ドアパネルの一方の面側から他方の面側へ移動させ且つ前記他方の面に接触させ、前記第1接触部が前記ドアパネルの前記他方の面に接触するときに、前記挿入部を前記一方の端部から前記スリットにスライド自在に挿入し、前記挿入部を前記スリットに挿入することにより、前記第2接触部を前記一方の面に接触させ、前記挿入部が前記スリットに挿入されたときに、前記一対の第3接触部を、前記スリットの幅方向の一対の内面に弾性変形させながら接触させる
以上説明したように、本発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造及び車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法は、作業者がドアパネルにワイヤーハーネスをがたつかないように簡単に取り付けられる、という優れた効果を有する。
実施形態に係るワイヤーハーネス取付構造が適用された車両ドアのドアアウタパネル及びドアサッシュを車内側から見た側面図である。 図1に示された車両ドアのリンフォース及びチューブの斜視図である。 リンフォースの車内側から見た斜視図である。 リンフォース及びドアインナパネルの車外側から見た斜視図である。 リンフォースの第2板部の平面図である。 チューブ及びクリップの上方から見た斜視図である。 チューブ及びクリップの側面図である。 チューブ及びクリップの平面図である。 図6の9-9矢線に沿う断面図である。 クリップの一部を示す斜視図である。 リンフォース及びリンフォースの直下に位置するクリップの側面図である。 リンフォースの移動規制部の内部空間にクリップの第1接触部が位置する状態を示す図である。 リンフォースのテーパ面の直後にクリップの挿入部が位置する状態を示す模式的な平面図である。 リンフォースの底板部をクリップが挟み込んだときの状態を示す図である。 リンフォース及びクリップを上方から見た斜視図である。 リンフォースの第2板部並びにクリップの挿入部及び第3接触部を示す図である。 変形例のリンフォースの側面図である。 変形例のリンフォース、クリップ及びチューブを示す図である。
以下、本発明に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造及び車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図に記載された矢印UPは車両上下方向の上方側を示し、矢印FRは車両前後方向の前方側を示し、矢印LHは車両左右方向(車両幅方向)の左側を示す。以下の説明中の上下方向、前後方向、左右方向は、車両上下方向、車両前後方向、車両左右方向をそれぞれ意味する。
本実施形態の車両の右側面に形成された開口部には、図1に示されたリアドア(車両ドア)10が設けられている。リアドア10は、リアドア10の外面の下半部を構成する金属製のドアアウタパネル(ドアパネル)12と、ドアアウタパネル12の車内側面と対向する金属製のドアインナパネル(ドアパネル)15と、リアドア10の上半部を構成するドアフレーム16とを備える。ドアアウタパネル12は、パネル本体13と後述するリンフォース20とを備える。ドアアウタパネル12とドアフレーム16との間に窓孔10Aが形成されている。さらにドアアウタパネル12の車内側面の上縁部を除く周縁部に、図4に示されたドアインナパネル15の車外側面の上縁部を除く周縁部が固定されている。ドアアウタパネル12とドアインナパネル15との間には空間が形成される。さらにドアインナパネル15の上下方向の中央部には、ドアインナパネル15をその厚み方向に貫通するサービスホール(図示省略)が形成されている。
金属製のドアフレーム16の前端部は、略上下方向に延びるサイドサッシュ17によって構成されている。サイドサッシュ17の車外側面の下端部は、ドアアウタパネル12の車内側面の上部に溶接されている。サイドサッシュ17の車外側面には、電子機器19を取り付け可能である。電子機器19は、例えば、スマートキー(図示省略)が発信した電波を受信するアンテナ装置である。なお、サイドサッシュ17の車外側面には、電子機器19を車外側から覆う、樹脂製のピラーガーニッシュ(図示省略)が装着される。
図1に示されるように、パネル本体13の車内側面の上縁部には、金属製のリンフォース20が固定されている。リンフォース20は、平板である第1板部21と、平板である第2板部22と、を有する。第1板部21は、左右方向に対して直交する。第2板部22は第1板部21に対して直交し、第2板部22の車内側縁部が第1板部21の下縁部に接続されている。第2板部22の後端近傍には円形孔23が形成されている。
図3~図5に示されるように、第2板部22には円形孔23より前方に位置する導入孔25が形成されている。さらに第2板部22には、切り起こしにより移動規制部28が形成されている。移動規制部28は、導入孔25の左右両側縁部から上方に延び且つ平面視略U字形をなす周縁部29と、周縁部29の上縁部に接続された抑え部30と、を有する。抑え部30は、第2板部22の上面から上方に離れ、且つ、導入孔25と上下方向に対向する。抑え部30の前面はストッパ面31を構成している。
さらに第2板部22には、導入孔25の直前に位置する左右一対のクリップ取付部33が、切り起こしにより設けられている。各クリップ取付部33は、側板部34及び底板部36を有する。各側板部34の側面形状は三角形である。各側板部34は導入孔25より下方に位置する。各側板部34の下縁部に、各底板部36の外側縁部が接続されている。各底板部36は支持部37及び前端部38を有する。側面視において、支持部37は水平方向に対して傾斜する。即ち、各支持部37は、後方から前方へ向かうほど下方へ向かう。前端部38は、支持部37の前端部から前斜め上方へ延びている。即ち、各前端部38は、後方から前方へ向かうほど上方へ向かう。さらに導入孔25の内周面の前端部には、左右の支持部37の外側端部から内側端部に向かうにつれて徐々に前方に向かうテーパ面36Aが形成されている。換言すると、左右の支持部37の前端面にテーパ面36Aが形成されている。さらに左右の底板部36の間には、前後方向に延びるスリット39が形成されている。図5及び図16に示されたようにスリット39の左右寸法(幅)はW1である。
続いて図1、図2及び図6~図10に示されたチューブ40、ワイヤーハーネス43及びクリップ45について説明する。
円筒形状をなすチューブ40は硬質材料によって構成されている。そのため、チューブ40に極めて大きな外力を付与しない限り、チューブ40は図示された直線形状を保持する。チューブ40の外周面の後端近傍には円柱形状の突起(固定部材)41が固定されている。突起41は弾性材料によって構成されている。さらに突起41が自由状態にあるときの突起41の外径は、円形孔23の径より僅かに大きい。
チューブ40の内部を、可撓性を有するワイヤーハーネス43が通り抜けている。ワイヤーハーネス43の両端にはそれぞれコネクタ(図示省略)が設けられている。一方のコネクタは、電子機器19に接続されている。
クリップ45は弾性材料によって構成された一体成形品である。クリップ45を構成する弾性材料は、例えば樹脂である。クリップ45は、基板部46、挿入部48、第1接触部50、第3接触部54及び第2接触部59を備える。
クリップ45の基板部46は略長方形である。基板部46の下面がチューブ40の外周面に固定されている。基板部46の上面の中央近傍には、挿入部48の後端部(下端部)が接続されている。図7に示されるように、クリップ45が自由状態にあるとき、挿入部48の側面形状は湾曲形状である。図8に示されたように、挿入部48の左右寸法は基板部46より小さい。挿入部48の前端部(上端部)には第1接触部50が接続されている。図8に示されたように、第1接触部50の左右寸法であるWdは基板部46と同一である。図7に示されるように、クリップ45が自由状態にあるとき、第1接触部50の側面形状は湾曲形状である。第1接触部50の前端部には、当該前端部から下方に向かって突出する突条部52が設けられている。突条部52の左右寸法はWdである。突条部52の左右寸法Wdは、スリット39の幅W1より大きい。図10~図12に示されたように、突条部52の下端部の前面にはR面である案内面53が形成されている。
挿入部48の左右両側面には第3接触部54が設けられている。図9に示されるように、クリップ45が自由状態にあるとき、第1接触部50の平面形状は略三角形である。換言すると、第1接触部50の平面形状は正確な三角形ではない。即ち、左右の第3接触部54の外側面55の平面形状は、二点鎖線で示した仮想直線55Aより内側に位置する曲線である。即ち、左右の第3接触部54の外側面55は、仮想直線55Aから内側に凹んだ湾曲面である。同様に、左右の第3接触部54の後面56の平面形状は、二点鎖線で示した仮想直線56Aより内側に位置する曲線である。即ち、左右の第3接触部54の後面56は、仮想直線56Aから内側に凹んだ湾曲面である。各第3接触部54の外側面55と後面56とが交わる部位には、略上下方向に延びる直線状部57が形成されている。
図9に示されるように、挿入部48の一部であり且つ左右の第3接触部54の前端が接続された部位を中間部49と定義する。クリップ45が自由状態にあるときの中間部49の左右寸法(幅)はW2である。換言すると、左右の第3接触部54の前端の間の左右方向距離はW2である。さらにクリップ45が自由状態にあるときの左右の第3接触部54の直線状部57の間の左右方向距離はW3である。即ち、左右の第3接触部54の間の左右方向距離は、第3接触部54の後端から前端へ向かうにつれて徐々に小さくなる。さらに、W1、W2及びW3は、W3>W1>W2の関係にある。
基板部46の上面には左右一対の第2接触部59が設けられている。左右の第2接触部59の側面形状は直角三角形である。第2接触部59の上面と後面との間に形成された角部には、左右方向に延びる直線状の直線状部60が形成されている。図11に示されるように、クリップ45が自由状態にあるときの突条部52の下端と直線状部60との間の上下方向の距離(隙間の大きさ)をGP0と定義する。さらにリンフォース20の第2板部22の厚さをThと定義する。図12に示されるように、底板部36の厚さもThである。この場合、Th>GP0である。
続いて、両端にコネクタが設けられたワイヤーハーネス43、チューブ40及びクリップ45の一体物(以下、単に一体物と称する)を、リアドア10に取り付ける方法について図11~図15を参照しながら説明する。なお、リアドア10は図1の状態にあるものとする。即ち、リアドア10にはスライドガラスは設けられておらず、且つ、ドアインナパネル15の車内側面に樹脂製のトリムは設けられていないものとする。さらに、サイドサッシュ17の車外側面に、ピラーガーニッシュは装着されていないものとする。
まずは、サイドサッシュ17から分離され且つワイヤーハーネス43の一方の端部に設けられたコネクタに接続された電子機器19を、サイドサッシュ17の車外側面に固定する。続いて、上記一体物を、ドアアウタパネル12とドアインナパネル15との間に形成された上記空間の底部に位置させる。以下、この空間を作業空間と称する。
続いて、作業者(図示省略)の手が、ドアインナパネル15の外側から上記サービスホールを介して作業空間に挿入され、作業者の手が一体物のチューブ40を掴む。さらに作業者は、図11に示されるように、チューブ40の上方にクリップ45を位置させる。この後に説明する作業中、作業者はリンフォース20及びクリップ45(チューブ40)を視認できないものとする。
続いて作業者は、チューブ40及びクリップ45を下方からリンフォース20の第2板部22に接近させ、図11に示されるように、クリップ45の第1接触部50をリンフォース20の第2板部22の下面に接触させる。第1接触部50が第2板部22の下面に接触すると、挿入部48が弾性変形する。そのため作業者は、手の感覚に基づいて、第1接触部50が第2板部22の下面に接触したことを認識できる。
続いて作業者は、第1接触部50と第2板部22との接触状態を維持したまま、クリップ45を第2板部22に対して前後方向に相対スライドさせる。第1接触部50の前後方向位置及び左右方向位置が導入孔25と一致すると、図12に示されるように、挿入部48の上部及び第1接触部50が移動規制部28の内部空間に入る。さらに第1接触部50が抑え部30の下面に接触したときに、クリップ45の第2板部22に対する上方への相対移動が規制される。
図12に示されるように、このとき突条部52の案内面53がテーパ面36Aと前後方向に対向する。さらに左右の第2接触部59の前部が底板部36の直下に位置する。そのため、第1接触部50を抑え部30の下面に接触させたままクリップ45を前方へ移動させると、左右の第2接触部59の前部が底板部36の直下に位置する状態で、突条部52の案内面53がテーパ面36Aに接触し、案内面53がテーパ面36Aを上方へ乗り越える。
図13はこのときの底板部36(テーパ面36A)と挿入部48との位置関係を示す。挿入部48が図13の実線で示された位置にある場合は、クリップ45が前方へ移動すると、挿入部48の中間部49及び左右の第3接触部54がスリット39に進入する。上述のように、クリップ45が自由状態にあるときの中間部49の左右寸法W2は、スリット39の左右寸法W1より小さい。そのため、挿入部48の中間部49及び左右の第3接触部54はスリット39に円滑に進入できる。一方、挿入部48が図13の一点鎖線又は二点鎖線で示された位置にある場合は、クリップ45が前方へ移動すると、挿入部48がテーパ面36Aに接触する。これにより、挿入部48はテーパ面36Aによってスリット39の後端部側へ案内され(図13の矢印参照)、挿入部48及び左右の第3接触部54がスリット39に進入する。従って、作業者は第2板部22及びクリップ45(チューブ40)を視認できないにも拘わらず、挿入部48の底板部36(テーパ面36A)に対する左右方向位置がいずれの位置であっても、挿入部48及び左右の第3接触部54をスリット39に挿入できる。
挿入部48及び左右の第3接触部54がスリット39に進入すると、左右の第2接触部59が左右の支持部37の直下に位置する。そのため、図14に示されるように、左右の直線状部60が左右の支持部37の下面にスライド可能に線接触する。さらに第1接触部50が移動規制部28の内部空間から前方へ脱出する。このときの突条部52の下端と直線状部60との間の支持部37の厚み方向の距離であるGP1は、第2板部22の厚さThと略同一且つ上記距離GP0より大きい。即ち、このとき挿入部48が弾性変形する。そのため、挿入部48が発生する付勢力によって、図14及び図15に示されるように突条部52の下端が各支持部37の上面に圧接し、且つ、図14に示されるように各第2接触部59の直線状部60が各支持部37の下面に圧接する。従って、作業者は第2板部22及びクリップ45(チューブ40)を視認できないにも拘わらず、突条部52の下端と第2接触部59の直線状部60によって各支持部37が挟み込まれたことを認識できる。さらにクリップ45の各支持部37に対する支持部37の厚み方向に対するがたつきが防止される。
このようにして突条部52と第2接触部59が各支持部37を挟み込んだ状態にあるとき、クリップ45は第2板部22に対して前後方向にスライド可能である。さらに第2接触部59の上面全体ではなく、第2接触部59の直線状部60が支持部37の下面に線接触する。そのためクリップ45が第2板部22に対して前後方向にスライドするときに直線状部60と支持部37の下面との間に発生する抵抗は、第2接触部59の上面全体が支持部37の下面に面接触する場合よりも小さくなる。さらに図16に示されるように、挿入部48及び左右の第3接触部54がスリット39に進入すると、スリット39の左右の内面によって左右の直線状部57が押されるため、左右の第3接触部54が弾性変形する。そのため、左右の第3接触部54の直線状部57の間の左右方向距離がW1になる。このとき、左右の第3接触部54の外側面55全体ではなく、直線状部57がスリット39の左右の内面に線接触する。さらに第3接触部54の外側面55及び後面56は湾曲面である。そのため第3接触部54は、外側面55が仮想直線55Aに沿って形成され且つ後面56が仮想直線55Aに沿って形成された場合と比べて弾性変形し易い。そのためクリップ45が第2板部22に対して前後方向にスライドするときに第3接触部54とスリット39の内面との間に発生する抵抗は小さい。従って、クリップ45の第2板部22に対する前後方向の相対位置を調整し易い。なお、支持部37に沿って前方へ移動した突条部52の下端部が支持部37の前端部に到達すると、突条部52の下端部が前端部38の後端部に衝突する。そのため、作業者は第2板部22及びクリップ45(チューブ40)を視認できないにも拘わらず、突条部52の下端部が前端部38の後端部に衝突したことを認識できる。換言すると、作業者は、クリップ45の前後方向のおおよその位置を認識できる。
さらに、このとき図14に示されるように、第1接触部50の後端部51と移動規制部28のストッパ面31とが前後方向に対向する。そのためクリップ45に対して後ろ向きの外力が不意に掛かると、図14に仮想線で示されるように、クリップ45が第2板部22に対して後方へ相対移動して、第1接触部50の後端部51が移動規制部28のストッパ面31に接触する。そのため、突条部52の下端と第2接触部59の直線状部60によって支持部37が挟み込まれる状態が維持されるので、クリップ45がスリット39(支持部37)及び導入孔25から不意に脱落し難い。
さらに、支持部37の前端部が後端部より下方に位置するように、支持部37が傾斜している。そのため、突条部52の下端と第2接触部59の直線状部60によって支持部37が挟み込まれた状態にあるときに、重力の影響により、クリップ45は支持部37の後端部側へ移動し難い。そのため、この点においても、クリップ45はスリット39(支持部37)及び導入孔25から不意に脱落し難い。
さらに挿入部48及び左右の第3接触部54がスリット39に進入すると、左右の第3接触部54の直線状部57がスリット39の左右の内面に接触するので、クリップ45の第2板部22に対するスリット39の幅方向へのがたつきが防止される。
このように突条部52の下端と第2接触部59の直線状部60によって各支持部37が挟み込まれ且つ挿入部48及び左右の第3接触部54がスリット39に挿入されると、チューブ40に固定された突起41が第2板部22の円形孔23の直下又は直下近傍に位置する。そのため、作業者が突起41を第2板部22の下面に接触させながらチューブ40の第2板部22に対する前後方向の位置を微調整すると、突起41が円形孔23に嵌合される。より詳細には、突起41が径を小さくするように弾性変形しながら円形孔23に嵌合される。即ち、突起41が円形孔23に圧入される。そのため、突起41が円形孔23(第2板部22)に固定される。従って、クリップ45がスリット39(第2板部22)に対して前後方向に移動不能になる。
以上説明したように本実施形態の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造及び車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法によれば、リアドア10における視認性が悪い部位であるリンフォース20にチューブ40を簡単に固定できる。
以上、実施形態に係る車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造について説明したが、車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造は本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能である。
例えば、図17及び図18に示されるように、リンフォース20の第1板部21に導入孔25、移動規制部28及びスリット72が形成されてもよい。このリンフォース20には側板部34及び底板部36に相当する部位が存在しない。導入孔25の内周面の前端部にはテーパ面73が形成されている。側面視においてスリット72は直線形状である。さらにスリット72の前端部が後端部より下方に位置するように、スリット72は前後方向(水平方向)に対して傾斜する。
作業者は上記作業空間においてチューブ40を掴み、且つ、図18に示されるように、クリップ45をチューブ40の右側に位置させる。さらに作業者は、チューブ40及びクリップ45を左側からリンフォース20の第1板部21に接近させ、クリップ45の第1接触部50を第1板部21の左側面に接触させる。第1接触部50が第1板部21の左側面に接触すると、挿入部48が弾性変形する。そのため作業者は、手の感覚に基づいて、第1接触部50が第1板部21に接触したことを認識できる。
続いて作業者は、第1接触部50と第1板部21との接触状態を維持したまま、クリップ45を第1板部21に対して前後方向に相対スライドさせる。第1接触部50の前後方向位置及び上下方向位置が導入孔25と一致すると、挿入部48の一部及び第1接触部50が移動規制部28の内部空間に入る(図示省略)。この後に、クリップ45をリンフォース20に対して前方へ移動させると、上記実施形態と同様に、クリップ45が第1板部21(スリット72)に取り付けられる。さらに、作業者が突起41を第1板部21に接触させながらチューブ40の第1板部21に対する前後方向の位置を微調整すると、突起41が円形孔23に嵌合される。
図17及び図18の変形例の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造及び車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法によっても、リンフォース20にチューブ40を簡単に固定できる。
また、リンフォース20に相当する部位が、パネル本体13に一体的に成形されてもよい。
また、ドアインナパネル15又はドアインナパネル15に固定された部材(例えばリンフォース)に導入孔25、スリット39(クリップ取付部33、スリット72)及び移動規制部28が形成されてもよい。
車両のフロントドア又はバックドアに本発明が適用されてもよい。
10 リアドア(車両ドア)
12 ドアアウタパネル(ドアパネル)
15 ドアインナパネル(ドアパネル)
25 導入孔
28 移動規制部
31 ストッパ面
36A テーパ面
39 スリット
40 チューブ
41 突起(固定部材)
43 ワイヤーハーネス
45 クリップ
48 挿入部
50 第1接触部
53 案内面
54 第3接触部
60 直線状部
72 スリット
73 テーパ面

Claims (9)

  1. 車両ドアのドアパネルに形成された所定方向に沿って延びるスリットと、
    前記スリットの延在方向の一方の端部に接続するように前記ドアパネルに設けられた導入孔と、
    ワイヤーハーネスと、
    前記ワイヤーハーネスの周面を覆うチューブと、
    前記チューブに固定された、弾性変形可能なクリップと、
    を備え、
    前記クリップが、
    前記導入孔を介して前記ドアパネルの一方の面側から他方の面側へ移動可能且つ前記他方の面に接触可能な第1接触部と、
    前記第1接触部が前記他方の面に接触するときに、前記一方の端部から前記スリットにスライド自在に挿入され、先端部に前記第1接触部が接続された挿入部と、
    前記挿入部が前記スリットに挿入されたときに、前記一方の面に接触する第2接触部と、
    を備え、
    前記クリップが自由状態にあるときの前記第1接触部と前記第2接触部との間の前記ドアパネルの厚み方向の距離が、前記ドアパネルの厚みより小さく、
    前記クリップが、前記挿入部が前記スリットに挿入されたときに前記スリットの幅方向の一対の内面に弾性変形しながら接触する一対の第3接触部を備える車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造。
  2. 前記第2接触部に形成された直線状部が前記一方の面に線接触する請求項1に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造。
  3. 前記第3接触部の前記幅方向の寸法が、前記スリットの他方の端部側から前記一方の端部側に向かうにつれて徐々に大きくなる請求項1に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造。
  4. 前記ドアパネルが、前記他方の面側から前記導入孔と対向する移動規制部を有し、
    前記第1接触部が前記移動規制部の前記導入孔との対向面に接触したときに、前記導入孔の内周面と前記所定方向に対向する案内面が前記第1接触部に形成され、
    前記案内面が、前記スリットの前記一方の端部側から他方の端部側へ向かう方向に移動しながら前記内周面に接触したときに、前記第1接触部を前記ドアパネルの前記他方の面と対向する位置へ案内する請求項1~3の何れか1項に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造。
  5. 前記移動規制部が、前記挿入部が前記スリットに挿入されたときに前記第1接触部と前記所定方向と平行な方向に対向するストッパ面を備える請求項4に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造。
  6. 前記スリットの前記一方の端部より前記スリットの他方の端部が下方に位置するように、前記スリットが水平方向に対して傾斜する請求項1~5の何れか1項に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造。
  7. 前記導入孔の内周面に、前記スリットの前記一方の端部に接続され、且つ、前記一方の端部側へ向かうにつれて前記スリットの幅方向の寸法が徐々に小さくなるテーパ面が形成
    された請求項1~6の何れか1項に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造。
  8. 前記第1接触部が前記ドアパネルの前記他方の面に接触し且つ前記第2接触部が前記ドアパネルの前記一方の面に接触したときに、前記チューブを前記ドアパネルに対して固定する固定部材を備える請求項1~7の何れか1項に記載の車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付構造。
  9. ワイヤーハーネスの周面を覆うチューブに固定された弾性変形可能なクリップを用いて、前記ワイヤーハーネスを車両ドアのドアパネルに取り付ける車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法において、
    前記ドアパネルに、所定方向に沿って延びるスリットと、前記スリットの延在方向の一方の端部に接続する導入孔と、が形成され、
    前記クリップが第1接触部、先端部に前記第1接触部が接続された挿入部、第2接触部及び一対の第3接触部を備え、前記クリップが自由状態にあるときの前記第1接触部と前記第2接触部との間の前記ドアパネルの厚み方向の距離が、前記ドアパネルの厚みより小さく、
    前記第1接触部を、前記導入孔を介して前記ドアパネルの一方の面側から他方の面側へ移動させ且つ前記他方の面に接触させ、
    前記第1接触部が前記ドアパネルの前記他方の面に接触するときに、前記挿入部を前記一方の端部から前記スリットにスライド自在に挿入し、
    前記挿入部を前記スリットに挿入することにより、前記第2接触部を前記一方の面に接触させ、
    前記挿入部が前記スリットに挿入されたときに、前記一対の第3接触部を、前記スリットの幅方向の一対の内面に弾性変形させながら接触させる車両ドアにおけるワイヤーハーネス取付方法。
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