JP7472758B2 - 歯車機構、及び歯車 - Google Patents

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Description

本発明は、歯車機構、及び歯車に関し、特に、サイクロイド曲線により定義される外歯が常に複数の当接相手に接触(圧接)した状態で偏心回転することができる歯車を用いた歯車機構、及び歯車に関する。
二段構成のサイクロイド減速機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このサイクロイド減速機においては、理論上、理想的なサイクロイド曲線により定義される外歯を有する歯車を用いることで、当該歯車は、当該外歯が常に複数の当接相手(ピン)に接触した状態で偏心回転することができる。
特許第6554578号公報
しかしながら、実際には、歯の加工精度(公差)や金属の熱膨張による変形等により、当接相手(ピン)に干渉することなく接することができる数学的に理想的なサイクロイド曲線により定義される外歯を有する歯車を実現することができない。製作された外歯(サイクロイド歯形)が理想的なサイクロイド曲線より内側にある場合、外歯と当接相手(ピン)が常時接することはできず、それにより出力軸側にバックラッシュが発生する。また、外歯と当接相手(ピン)とが接触と非接触を繰り返すことで、ノイズが発生する。さらに、製作された外歯(サイクロイド歯形)が理想的なサイクロイド曲線より外側にある場合、当接相手(ピン)と外歯が干渉し、歯車が回転することができない。この問題は、歯の数が少ない二段構成のサイクロイド減速機でより顕著になる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、サイクロイド曲線により定義される外歯が常に複数の当接相手に接触(圧接)した状態で偏心回転することができる歯車を用いた歯車機構、及び歯車を提供するものである。
本発明にかかる歯車機構は、サイクロイド曲線により定義される複数の歯部を含む外歯を有する歯車と、前記外歯の外側かつ周方向に配置され、前記外歯が圧接する複数の接触相手と、前記歯車を偏心運動させる機構と、を備え、前記圧接により当該歯車を弾性変形させるため、前記歯車には、当該歯車の厚み方向に貫通した貫通穴が当該歯車の周方向に複数形成されており、前記サイクロイド曲線は、前記外歯が前記複数の接触相手に干渉することなく、前記複数の接触相手に接する理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出しており、前記歯車は、前記外歯が常に前記複数の接触相手に圧接した状態で弾性変形しつつ偏心回転する。
このような構成により、歯車は、サイクロイド曲線により定義される外歯が常に複数の当接相手に接触(圧接)した状態で偏心回転することができる。
これは、複数の接触相手に接する理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により定義される外歯を備え、かつ、前記圧接により当該歯車を弾性変形させるため、歯車には、当該歯車の厚み方向に貫通した貫通穴が当該歯車の周方向に複数形成されていることによるものである。
ここで、前記貫通穴は、前記外歯近傍に形成されていてもよい。
また、前記貫通穴は、前記歯車が偏心回転している間、前記接触相手に圧接する前記外歯の位置に関わらず、前記弾性変形により発生する応力が概ね一定となるように考慮されていてもよい。
また、前記複数の貫通穴は、前記歯部に形成された第1貫通穴を含んでいてもよい。
また、前記複数の貫通穴は、互いに隣接する前記歯部間の歯底部に形成された第2貫通穴を含んでいてもよい。
また、前記複数の貫通穴は、前記歯部に形成された第1貫通穴、及び互いに隣接する前記歯部間の歯底部に形成された第2貫通穴を含んでいてもよい。
また、前記第2貫通穴は、互いに連通した第1穴部分及び第2穴部分を含み、前記第1穴部分は、前記歯底部に形成され、前記第2穴部分は、前記歯車の径方向に関し、前記第1貫通穴より内側に配置され、かつ、前記歯車の周方向に関し、前記第1穴部分の両側に形成された第1貫通穴の径方向の中心に向かって延びていてもよい。
本発明にかかる歯車は、サイクロイド曲線により定義される複数の歯部を含む外歯を有し、当該外歯の外側かつ周方向に配置された複数の接触相手に当該外歯が圧接する歯車であって、前記圧接により当該歯車を弾性変形させるため、前記歯車には、当該歯車の厚み方向に貫通した貫通穴が当該歯車の周方向に複数形成されており、前記サイクロイド曲線は、前記外歯が前記複数の接触相手に干渉することなく、前記複数の接触相手に接する理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出している。
このような構成により、歯車は、サイクロイド曲線により定義される外歯が常に複数の当接相手に接触(圧接)した状態で偏心回転することができる。
これは、複数の接触相手に接する理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により定義される外歯を備え、かつ、前記圧接により当該歯車を弾性変形させるため、歯車には、当該歯車の厚み方向に貫通した貫通穴が当該歯車の周方向に複数形成されていることによるものである。
本発明により、サイクロイド曲線により定義される外歯が常に複数の当接相手に接触(圧接)した状態で偏心回転することができる歯車を用いた歯車機構、及び歯車を提供することができる。
歯車10の平面図である。 歯車に形成される貫通穴の具体例2である。 歯車に形成される貫通穴の具体例3である。 サイクロイド減速機1の正面図である。 サイクロイド減速機1の分解斜視図である。 図4のA-A断面図である。 図4のB-B断面図である。 図6のC-C断面図である。 図6のD-D断面図である。
以下、本発明の一実施形態である歯車機構について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
本実施形態の歯車機構は、外歯の外側かつ周方向に配置された複数の接触相手(例えば、外周ピン)と歯車の外歯とが互いに接触することにより動力を伝達する機構を含む歯車機構である。以下、歯車機構が、サイクロイド曲線(エピトロコイド曲線)により定義される外歯を有する歯車の当該外歯が、当該外歯の外側かつ周方向に配置された複数の外周ピンに接することで減速する減速機1(以下、サイクロイド減速機と呼ぶ)である例について説明する。
<歯車の構成>
まず、サイクロイド減速機1に用いられる歯車10について説明する。
図1は、歯車10の平面図である。
歯車10は、サイクロイド曲線(エピトロコイド曲線)により定義される外歯11を有する。すなわち、歯車10の歯形は、サイクロイド歯形である。外歯11は、複数の歯部12及び互いに隣接する歯部12間の歯底部13を含む。
外歯11は、後述のように、理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により定義されている。このため、外歯11は、当該外歯11の外側かつ周方向に配置された複数の外周ピン20に圧接する。
この圧接により当該歯車10を弾性変形させるため、歯車10には、当該歯車10の厚み方向(図1中紙面に直交する方向)に貫通した貫通穴14が当該歯車の周方向に複数形成されている。なお、図1中、符号16が示すのは、後述する接続柱211が通過する貫通穴である。
歯車10の材料は、例えば、機械構造用炭素鋼鋼材(例えば、S45C)である。歯車10は、例えば、素材(例えば、機械構造用炭素鋼鋼材)を切削することで製造される。なお、歯車10は、素材をプレス打ち抜きすることで製造してもよいし、鋳造することで製造してもよい。歯車10の具体的な構成については、さらに後述する。
<理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線を用いる理由>
歯車10の外歯11を定義するサイクロイド曲線は、理想的な(数学的に理想的な)サイクロイド曲線ではなく、理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線である。以下、その理由について説明する。
理論上、理想的なサイクロイド曲線により定義される外歯を有する歯車は、当該外歯が常に複数の外周ピンに接触した状態で偏心回転することができる。これにより、全ての歯部でトルクを受け、高いトルク容量を実現することが可能である。
しかしながら、実際には、歯車(外歯)の加工精度(公差)等により、理想的なサイクロイド曲線により定義される外歯を有する歯車を実現することができない。そのため、理想的なサイクロイド曲線により外歯11を定義した場合、歯車10は、外歯11が常に複数の外周ピン20に接触した状態で偏心回転することができない。
そこで、外歯11を複数の外周ピン20に常に接触(圧接)させるため、理想的なサイクロイド曲線ではなく、理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により外歯11を定義する。
<歯車に貫通穴を形成する理由>
歯車10の材料は、剛体(ほぼ剛体)、例えば、機械構造用炭素鋼鋼材(例えば、S45C)である。そのため、理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により定義される外歯11を有する歯車は、当該歯車が偏心回転しようとすると、当該外歯が外周ピンに圧接(干渉)するため、偏心回転することができない。
そこで、この圧接により歯車10が弾性変形するように、歯車10に貫通穴14を形成する。
以上のように、理想的な(数学的に理想的な)サイクロイド曲線ではなく、理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により外歯11を定義し、かつ、上記圧接により歯車10が弾性変形するように、歯車10に貫通穴14を形成することで、歯車10は、外歯11が常に複数の外周ピン20に接触(圧接)した状態で弾性変形しつつ偏心回転することができる。
<理想的なサイクロイド曲線>
次に、理想的なサイクロイド曲線について説明する。
理想的なサイクロイド曲線は、外周ピン20の本数をN、外周ピン20を配置する回転軸からの距離をr、外周ピン20の半径をrpinとしたときに、媒介変数tを使用して以下の式1で計算することができる。
Figure 0007472758000001
ただし、式1中の各変数は、次の式2、式3で計算することができる。
Figure 0007472758000002
Figure 0007472758000003
ここで、上記式2は、外周ピン20の太さが0である場合のサイクロイド曲線を意味する。上記式3は、外周ピン20の太さ分だけ曲線を内側にオフセットするための方向ベクトルを意味する。上記式2に対して上記式3を使用して外周ピン20の太さ分をオフセットすることで、外周ピン20に接する理想的なサイクロイド曲線を表す式1が得られる。なお、r=r/N、r=r(N-1)/Nである。
<理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線>
次に、理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線について説明する。
理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線は、上記式1中の外周ピン20の半径rpinとして、実際の外周ピン20の半径から張出量Dを減じた値を用い、上記式1で計算することができる。例えば、歯車10(外歯11)の加工精度が±50μmである場合、張出量Dは、50μmである。
<歯車に形成される貫通穴>
次に、歯車10に形成される貫通穴14について具体的に説明する。
貫通穴14は、少なくとも次の3つの条件を満たす(できる限り満たす)ように形成することが望ましい。
第1の条件は、歯車10が偏心回転している間、外歯11が外周ピン20に圧接することにより、歯車10が弾性変形することである。この条件を満たすため、貫通穴14は、外歯11近傍に形成するのが望ましい。例えば、貫通穴14は、歯部12に設けるのが望ましい(図1参照)。
第2の条件は、歯車10が偏心回転している間、外周ピン20に圧接する外歯11の位置に関わらず、弾性変形により発生する応力(又は、弾性変形した歯車10が弾性変形前の形状に戻ろうとする弾性力により歯車10が外周ピン20を押し付ける力)が概ね一定となることである。
この条件を満たすため、貫通穴14は、複数の歯部12及び互いに隣接する歯部12間の歯底部13それぞれに設けるのが望ましい(例えば、図2参照)。なお、弾性変形により発生する応力(又は、弾性変形した歯車10が弾性変形前の形状に戻ろうとする弾性力により歯車10が外周ピン20を押し付ける力)が概ね一定となる貫通穴14の形状、サイズ等については、例えば、コンピュータを用いて応力解析(シミュレーション)することにより見出すことができる。
第3の条件は、歯車10が偏心回転している間、弾性変形を繰り返しても歯車10が破損しにくいことである。この条件を満たすため、例えば、貫通穴14の径方向の両端部(例えば、図1中、符号14c、14dが示す両端部参照)に対して面取り加工(例えば、R面取り加工)を施すのが望ましい。
次に、上記3つの条件を満たす(できる限り満たす)貫通穴14の具体例について説明する。
<歯車に形成される貫通穴の具体例1>
図1に示すように、具体例1は、歯部12に形成された第1貫通穴14である。
図1に示すように、第1貫通穴14は、歯車10の厚み方向(図1中紙面に直交する方向)に貫通した貫通穴で、複数の歯部12それぞれに形成されている。
第1貫通穴14は、径方向に関し、外歯11に沿った弧状面14aと第1基準面14b(第1円筒面)との間に形成されている。
第1貫通穴14は、周方向に関し、一方の端部14cが当該一方の端部14cに隣接する歯底部13近傍まで延びており、かつ、他方の端部14dが当該他方の端部14dに隣接する歯底部13近傍まで延びている。第1貫通穴14の周方向の両端部14c、14dに対しては、それぞれ、面取り加工(例えば、R面取り加工)が施されている。
<歯車に形成される貫通穴の具体例2>
図2は、歯車に形成される貫通穴の具体例2である。
図2に示すように、具体例2は、歯部12に形成された第1貫通穴14、及び歯底部13に形成された第2貫通穴15である。
第1貫通穴14については既に説明したので、以下、歯底部13に設けられた第2貫通穴15について説明する。
図2に示すように、第2貫通穴15は、歯車10の厚み方向(図2中紙面に直交する方向)に貫通した貫通穴で、互いに隣接する歯部12間の歯底部13それぞれに形成されている。
第2貫通穴15は、径方向に関し、外歯11に沿った弧状面15aと第2基準面15b(第1円筒面と同軸で、第1円筒面より小さい第2円筒面)との間に形成されている。
第2貫通穴15は、互いに連通した第1穴部分15eと第2穴部分15fとを含む。
第1穴部分15eは、互いに隣接する歯部12間の歯底部13に形成されている。第2穴部分15fは、歯車10の径方向に関し、第1穴部分15eより内側に配置され、かつ、歯車10の周方向に関し、第1穴部分15eの両側に形成された第1貫通穴14の径方向の中心に向かって延びている。第2貫通穴15の周方向の両端部15c、15dに対しては、それぞれ、面取り加工(例えば、R面取り加工)が施されている。
<歯車に形成される貫通穴の具体例3>
図3は、歯車に形成される貫通穴の具体例3である。
図3に示すように、具体例3は、歯底部13に形成された第2貫通穴15である。
<サイクロイド減速機1の構成>
次に、上記構成の歯車10を用いたサイクロイド減速機1について説明する。
図4はサイクロイド減速機1の正面図、図5は分解斜視図、図6は図4のA-A断面図、図7は図4のB-B断面図、図8は図6のC-C断面図、図9は図6のD-D断面図である。
図5~図9に示すように、サイクロイド減速機1は、主に、ハウジング2、入力軸4、入力軸4(偏心部41、42、43)に取り付けられる歯車21、22、31、32(以下、第1歯車21、第2歯車22、第3歯車31、第4歯車32と呼ぶ)、出力軸5、及びハウジング2に組み付けられる蓋体8等を備えている。
入力軸4は、円柱状のシャフトである。入力軸4は、その軸AX(図5参照)方向の中間に、第1偏心部41、及び第2偏心部42を含む。第1偏心部41及び第2偏心部42は、入力軸4に対して偏心している。具体的には、図5中、第1偏心部41の偏心方向は矢印AR1方向で、第2偏心部42の偏心方向は矢印AR2方向で、互いに反対方向である。入力軸4等が、第1~第4歯車21、22、31、32を偏心運動させる機構の一例である。
入力軸4の出力側の端部4aには、第3偏心部43が取り付けられている。例えば、リング状の第3偏心部43に、入力軸4の出力側の端部4aが圧入されている。第3偏心部43は、入力軸4に対して偏心している。第3偏心部43の偏心方向は、第1偏心部41の偏心方向と同一方向(図5中矢印AR1参照)である。
第1~第4歯車21、22、31、32は、それぞれ、上記図1、図2を用いて説明した歯車10と同様、サイクロイド曲線(エピトロコイド曲線)により定義される外歯を有する。また、第1~第4歯車21、22、31、32には、それぞれ、図1、図2を用いて説明した歯車10と同様、上記3つの条件を満たす貫通穴14(第1貫通穴14、及び第2貫通穴15)が形成されている(図8、図9参照)。
第1歯車21及び第2歯車22それぞれの形状及び寸法は、互いに同一である。第1歯車21は、軸受62を介して第1偏心部41に取り付けられている。なお、図5中符号61が示すのは、軸受62を第1偏心部41に固定する固定リングである。第2歯車22は、軸受63を介して第2偏心軸42に取り付けられている。上記のように第1偏心部41の偏心方向と第2偏心部42の偏心方向が反対方向であるため、第1歯車21と第2歯車22は、位相が180°ずれた位置関係にある。
第3歯車31及び第4歯車32それぞれの形状及び寸法は、互いに同一である。
第3歯車31は、軸受64を介して第3偏心部43に取り付けられている。なお、図5中符号65が示すのは、軸受64を第3偏心部43に固定する固定リングである。第4歯車32は、軸受63を介して第2偏心軸42に取り付けられている。上記のように第2偏心部42の偏心方向と第3偏心部43の偏心方向が反対方向であるため、第3歯車31と第4歯車32は、位相が180°ずれた位置関係にある。
第2歯車22及び第4歯車32は、一体物(例えば、素材を切削することで製造される一体物)である。なお、第2歯車22及び第4歯車32は、組立物(例えば、互いに別体の第2歯車22及び第4歯車32を組み合わせること(例えば、溶接)で製造される組立物)であってもよい。
第1歯車21と第3歯車31は、接続柱211(図5参照)により互いに連結されている。接続柱211は、第1歯車21のうち第3歯車31が対向する面に複数植設されている。接続柱211は、第2歯車22及び第4歯車32それぞれに形成された貫通穴を通過し、その先端部が第3歯車31に形成された貫通穴に圧入されている。これにより、第1歯車21と第3歯車31は、互いに連結(一体化)されている。
図8に示すように、ハウジング2には、第1歯車21及び第2歯車22が接する外周ピン201が周方向に等間隔で複数設けられている。
図6、図7に示すように、出力軸5は、ベアリング66を介して蓋体8に取り付けられている。図9に示すように、出力軸5には、第3歯車31及び第4歯車32が接する外周ピン202が周方向に等間隔で複数設けられている。なお、図5中、符号7が示すのは、外周ピン201、202を押さえるリングである。
<サイクロイド減速機1の動作>
次に、上記構成のサイクロイド減速機1の動作例について説明する。
例えば、図5中、入力軸4を時計回り(図5中矢印AR3参照)に回転させたとする。これにより、第1~第3偏心部41~43が偏心運動する。これにより、第1~第3偏心部41~43それぞれに取り付けられた第1~第4歯車21、22、31、32が反時計回りに偏心回転する。
第1歯車21及び第2歯車22は、それぞれ、理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により定義される外歯11を備え、かつ、上記3つの条件を満たす貫通穴14、15が形成された歯車である。
そのため、第1歯車21及び第2歯車22は、それぞれ、外歯11が常に複数の外周ピン201に接触(圧接)した状態(図8参照)で弾性変形しつつ偏心回転することができる。
同様に、第3歯車31及び第4歯車32は、それぞれ、理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により定義される外歯11を備え、かつ、上記3つの条件を満たす貫通穴14、15が形成された歯車である。
そのため、第3歯車31及び第4歯車32は、それぞれ、外歯11が常に複数の外周ピン202に接触(圧接)した状態(図9参照)で弾性変形しつつ偏心回転することができる。
以上のように、第1歯車21及び第2歯車22が、それぞれ、外歯11が常に複数の外周ピン201に接触(圧接)した状態(図8参照)で弾性変形しつつ偏心回転し、かつ、第3歯車31及び第4歯車32が、それぞれ、外歯11が常に複数の外周ピン202に接触(圧接)した状態(図9参照)で弾性変形しつつ偏心回転することで、出力軸5が、反時計回りに回転する。これにより、回転効率を高めた歯車機構が実現される。
<サイクロイド減速機1の減速比>
次に、上記構成のサイクロイド減速機1の減速比について説明する。
ハウジング2に設けられた外周ピン201の本数がNinであるとき、第1歯車21及び第2歯車22それぞれの歯部12(図8参照)の数(枚数)は、Nin-1である。一方、出力軸5に設けられた外周ピン202の本数がNOUTであるとき、第3歯車31及び第4歯車32それぞれの歯部12(図9参照)の数(枚数)は、Nout1である。この場合、減速比は、次の式4で表される。例えば、Nin=11、Nout=10のとき、減速比は1/100となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、歯車10、21、22、31、32は、サイクロイド曲線により定義される外歯11が常に複数の当接相手(外周ピン20、201、202)に接触(圧接)した状態で偏心回転することができる。
これは、複数の外周ピン20(外周ピン201、202)に接する理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出したサイクロイド曲線により定義される外歯11を備え、かつ、前記圧接により当該歯車10を弾性変形させるため、歯車10(歯車21、22、31、32)には、当該歯車10の厚み方向に貫通した貫通穴14、15が当該歯車10の周方向に複数形成されていることによるものである。
また、本実施形態によれば、サイクロイド曲線により定義される外歯11が常に複数の当接相手(外周ピン20、201、202)に接触(圧接)した状態で偏心回転することができるため、出力軸側にバックラッシュが発生することが抑制される。
また、本実施形態によれば、サイクロイド曲線により定義される外歯11が常に複数の当接相手(外周ピン20、201、202)に接触(圧接)した状態で偏心回転することができるため、外歯11と当接相手(外周ピン)とが接触と非接触を繰り返すことに起因するノイズが発生することが抑制される。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、本発明の歯車機構をサイクロイド減速機1に適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、本発明の歯車機構を変速機、それ以外の機構に適用してもよい。
また、上記実施形態では、歯車10に形成される貫通穴について、図1~図3を用いて説明したが、これに限らない。すなわち、歯車10に形成される貫通穴は、少なくとも上記3つの条件を満たす(できる限り満たす)ように形成された貫通穴であればよく、様々な形状、サイズの貫通穴を用いることができる。
上記実施形態で示した数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができるのは無論である。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
1…サイクロイド減速機
2…ハウジング
4…入力軸
4a…端部
5…出力軸
8…蓋体
10…歯車
11…外歯
12…歯部
13…歯底部
14…貫通穴(第1貫通穴)
14a…弧状面
14b…第1基準面
14c、14d…端部
15…第2貫通穴
15a…弧状面
15b…第2基準面
15c、15d…端部
15e…第1穴部分
15f…第2穴部分
20…外周ピン
21…第1歯車
22…第2歯車
31…第3歯車
32…第4歯車
41…第1偏心部
42…第2偏心軸
43…第3偏心部
62…軸受
63…軸受
64…軸受
66…ベアリング
201、202…外周ピン
211…接続柱
AR1~AR3…矢印
AX…軸
D…張出量
pin…半径
t…媒介変数

Claims (2)

  1. サイクロイド曲線により定義される複数の歯部を含む外歯を有し、かつ、機械構造用炭素鋼鋼材を材料とする歯車と、
    前記外歯の外側かつ周方向全域を取り囲むように配置され、前記外歯が同時に圧接する複数の外周ピンと、
    前記歯車を偏心運動させる機構と、を備え、
    前記圧接により当該歯車を弾性変形させるため、前記歯車には、当該歯車の厚み方向に貫通した貫通穴が当該歯車の周方向に複数形成されており、
    前記サイクロイド曲線は、前記外歯が前記複数の外周ピンに干渉することなく、前記複数の外周ピンに接する理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出しており、
    前記歯車は、前記外歯が常に前記複数の外周ピン全てに圧接した状態で弾性変形しつつ偏心回転し、
    前記複数の貫通穴は、前記歯部に形成された第1貫通穴、及び互いに隣接する前記歯部間の歯底部に形成された第2貫通穴を含み、
    前記第2貫通穴は、互いに連通した第1穴部分及び第2穴部分を含み、
    前記第1穴部分は、前記歯底部に形成され、
    前記第2穴部分は、前記歯車の径方向に関し、前記第1貫通穴より内側に配置され、かつ、前記歯車の周方向に関し、前記第1穴部分の両側に形成された第1貫通穴の径方向の中心に向かって延びている歯車機構。
  2. サイクロイド曲線により定義される複数の歯部を含む外歯を有し、かつ、機械構造用炭素鋼鋼材を材料とし、当該外歯の外側かつ周方向全域を取り囲むように配置された複数の外周ピンに当該外歯が同時に圧接する歯車であって、
    前記圧接により当該歯車を弾性変形させるため、前記歯車には、当該歯車の厚み方向に貫通した貫通穴が当該歯車の周方向に複数形成されており、
    前記サイクロイド曲線は、前記外歯が前記複数の外周ピンに干渉することなく、前記複数の外周ピンに接する理想的なサイクロイド曲線より外側に張り出しており、
    前記複数の貫通穴は、前記歯部に形成された第1貫通穴、及び互いに隣接する前記歯部間の歯底部に形成され
    前記第2貫通穴は、互いに連通した第1穴部分及び第2穴部分を含み、
    前記第1穴部分は、前記歯底部に形成され、
    前記第2穴部分は、前記歯車の径方向に関し、前記第1貫通穴より内側に配置され、かつ、前記歯車の周方向に関し、前記第1穴部分の両側に形成された第1貫通穴の径方向の中心に向かって延びている歯車。
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