JP7467001B2 - 繰出し容器 - Google Patents

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Description

本発明は、固形内容物を収納する繰出し容器に関する。
従来、例えば、口紅、リップクリーム、スティックアイシャドー等の化粧料、薬剤またはスティック糊などの、塗布対象物に塗布可能な棒状の固形内容物を収納する容器として、繰出し容器が知られている。
例えば特許文献1には、一端が繰出し口となる円筒状のケース体と、ケース体の内部に回り止めされた状態で配置された繰出し部材と、ケース体の他端に軸線を中心として相対回転自在に装着された操作体と、外周面に雄ねじを備え、操作体に回り止めされた状態で連結されてケース体の内側に配置された軸体と、雄ねじにねじ結合する雌ねじを内周面に備え、軸体の外側に配置されるとともに繰出し部材に一体に連結された可動筒体と、を有する繰出し容器が記載されている。
この繰出し容器によれば、操作体をケース体に対して軸線を中心として一方側に相対回転させることにより、繰出し部材をケース体の内部で軸線に沿って繰出し方向に移動させて、棒状の固形内容物をケース体から繰り出して使用することができる。
特開2018-15417号公報
しかし、上記従来の繰出し容器は、使用者がケース体に対する操作体の回転操作量を調整することで固形内容物のケース体からの繰出し量を調整する構成であるので、固形内容物を使用に適した規定量だけ正確に繰り出すことは容易ではなく、例えば固形内容物がアイライナーやリップライナー等の細い棒状のものである場合に、固形内容物が必要以上に繰り出され、使用時に固形内容物が折れてしまうなどの問題が生じるおそれがあった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、固形内容物を容易に規定量だけ繰り出すことができる繰出し容器を提供することにある。
本発明の繰出し容器は、円筒状のケース本体部と、繰出し口を上端に備えて前記ケース本体部の上部に前記ケース本体部に対して上下方向に相対移動自在に装着されたノズル体とを備え、棒状の固形内容物を収納可能なケース体と、上下方向に所定のピッチで並ぶ複数の鋸刃形状の歯部を側面に備えるとともに前記固形内容物の保持部を上端に備え、前記ケース体の内部に前記ケース体に対して上下方向に相対移動自在に配置された軸体と、前記軸体の外側に配置され、前記ノズル体に固定されて前記ノズル体とともに前記軸体に対して上下方向に相対移動自在のリング体と、前記リング体に設けられ、前記歯部を下側から係止するとともに前記リング体が前記軸体に対して下方に相対移動したときに前記歯部を乗り越え可能な爪片と、前記ケース本体部に設けられ、前記歯部を下側から係止するとともに前記軸体が前記ケース本体部に対して上方に相対移動したときに前記歯部を乗り越え可能な副爪片と、を有することを特徴とする。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記リング体に、一対の前記爪片が前記軸体を挟んで対称に設けられているのが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記ケース本体部に上下方向に延びて設けられた残量確認用の窓部と、前記軸体に設けられ、前記窓部を通して外部から視認可能な残量表示部と、を有するのが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記ノズル体の外周面に凹凸部が設けられているのが好ましい。
本発明によれば、固形内容物を容易に規定量だけ繰り出すことができる繰出し容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である繰出し容器の正面視での断面図(一部は半断面図)である。 図1に示す繰出し容器の側面図である。 図1に示す繰出し容器の、ノズル体が引き上げ操作された状態における正面視での断面図(一部は半断面図)である。 図1に示す繰出し容器の、固形内容物の繰り出しが完了した状態における正面視での断面図(一部は半断面図)である。 図1に示す繰出し容器の、固形内容物の繰り出しが完了した状態における側面図である。 図1に示す繰出し容器の、固形内容物の残量がなくなった状態における側面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施の形態である繰出し容器1をより具体的に例示説明する。
なお、本明細書においては、上下方向は繰出し容器1の軸線Oに沿う方向とし、上方は固形内容物2が繰り出される方向(図1における上方)とし、下方はその反対方向(図1における下方)とする、また、径方向は、繰出し容器1の軸線Oを通るとともに軸線Oに垂直な方向を意味するものとする。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態である繰出し容器1はケース体10を有している。ケース体10は、軸線Oに沿って延びる円筒状のケース本体部11と、ケース本体部11の上部に装着された円筒状のノズル体12とを有している。
ケース本体部11の下端には底蓋体13が装着され、底蓋体13によりケース本体部11の下端開口が閉塞されている。ケース本体部11の上端側は円筒状の装着部11aとなっている。
ノズル体12は、上端に向けて先細の形状となっており、上端に固形内容物2の繰出し口12aが設けられている。ノズル体12は、下端側部分がケース本体部11の装着部11aの外側に摺動自在に嵌め込まれることで、ケース本体部11にケース本体部11に対して上下方向に相対移動自在に装着されている。ケース本体部11の装着部11aの外周面には、径方向外側に突出する環状の規制リブ11bが一体に設けられており、ノズル体12の内周面には規制リブ11bに対して所定の距離だけ下方に位置して径方向内側に突出する環状の係止リブ12bが設けられている。これにより、ケース本体部11に対するノズル体12の上下方向の移動範囲は、ノズル体12の下端が装着部11aに設けられた段部11cに当接する位置と、規制リブ11bに係止リブ12bが係止される位置との間に規定されている。ノズル体12の当該移動可能な距離は、この繰出し容器1に収納される固形内容物2の、使用に適した繰り出し量に相当する。
図2に示すように、ノズル体12の外周面に、滑り止め用の凹凸部12cを設けた構成とすることもできる。
図2に示すように、ケース体10は、ノズル体12の外側に、繰出し口12aを覆う有頂円筒状のオーバーキャップ14が着脱自在に装着される構成とすることができる。オーバーキャップ14は、ケース体10に装着された状態において、周壁の外周面がケース本体部11の外周面に同一面状に連なる外形に形成されている。
図1に示すように、ケース体10は、棒状の固形内容物2を収納することができる。本実施の形態では、固形内容物2は、ノズル体12の内部に収納されている。固形内容物2としては、例えば、口紅、リップクリーム、スティックアイシャドー等の化粧料、薬剤またはスティック糊などの、塗布対象物に塗布可能な棒状の形状のものを採用することができ、特に、アイライナーやリップライナー等の細長い棒状のものを採用することができる。本実施の形態では、固形内容物2は、細長い棒状(円柱状)のアイライナーである。なお、固形内容物2とは、形状を留めておける程度の硬さを有する内容物を意味し、例えば半練り状のものなど、ある程度の柔らかさのものを含む。固形内容物2は軸線Oに沿ってケース体10に収納され、繰出し口12aを通してケース体10の外部に繰り出される。
ケース体10の内部には、軸体20が配置されている。軸体20は軸線Oに沿って真っすぐに延びる棒状となっており、ケース体10の内部でケース体10に対して上下方向に相対移動自在となっている。
軸体20は、正面視における左右両側の側面に、それぞれ上下方向に所定のピッチで並ぶ複数の歯部21を備えている。なお、便宜上、図1においては、左右両側の1つの歯部21にのみ符号を付してある。複数の歯部21は、それぞれ鋸刃形状であり、歯部21の下方を向く面は軸線Oに略垂直な係止面21aとなっており、歯部21の上方を向く面は下方に向けて拡径するように傾斜する乗越え面21bとなっている。複数の歯部21の上下方向の所定のピッチは、この繰出し容器1に収納される固形内容物2の、使用に適した繰り出し量に相当する。
本実施の形態では、複数の歯部21は、それぞれ軸体20の外周面の全周に亘って円環状に延びて設けられており、軸体20を正面(径方向の何れの方向でもよい)から見たときに軸体20の左右両側の側面に上下方向に所定のピッチで並ぶ複数の歯部21を有する構成とされている。
軸体20は、上端に、固形内容物2を保持する保持部22を備えている。保持部22は上端が開口する有底円筒状となっており、棒状の固形内容物2の下端側部分が内側に配置されることで固形内容物2を保持することができる。軸体20がケース体10に対して上方に移動すると、保持部22により下端側部分が保持された固形内容物2は軸体20とともに上方に移動して繰出し口12aから外部に繰り出される。
本実施の形態では、保持部22は軸体20の上端に取り付けられた構成となっているが、軸体20と一体に形成された構成とすることもできる。
ケース体10の内部にはリング体30が設けられている。リング体30は筒状となっており、軸体20の外側に配置されるとともに外周面に設けられた固定フランジ31がノズル体12の内周面に嵌合されることでノズル体12に固定されている。本実施の形態では、リング体30は、ケース本体部11の装着部11aと軸体20との間に配置されている。ノズル体12に固定されたリング体30は、ノズル体12とともに軸体20に対して上下方向に相対移動自在となっている。
リング体30は爪片32を備えている。本実施の形態では、リング体30には、軸体20を挟んで対称に配置される一対の爪片32が設けられている。
それぞれの爪片32は、断面が円弧形状となる細長い板状に形成されて下端において固定フランジ31の上端に一体に連なる板片部32aと、板片部32aの上端に設けられた爪部32bとを有している。板片部32aは固定フランジ31に連なる下端を支点とし、上端が径方向に移動するように弾性変形自在となっている。爪部32bは、上端が軸線Oに垂直な平面となっており、当該上端において軸体20に設けられた歯部21の係止面21aに係合している。すなわち、爪片32は、爪部32bの上端により軸体20に設けられた歯部21を下側から係止している。一方、爪部32bの下側を向く面は下方側ほど径方向外側に位置するように傾斜した傾斜面となっており、リング体30が軸体20に対して下方に相対移動すると、爪片32は、当該傾斜面が軸体20に設けられた歯部21の乗越え面21bの上を摺動しつつ板片部32aが径方向外側に弾性変形することで、下方側に向けて歯部21を乗り越えることができるようになっている。
図1に示すように、ケース本体部11には副爪片15が一体に設けられている。副爪片15は、例えば軸体20を挟んで対称に一対設けることができる。副爪片15は、軸体20に設けられた歯部21を下側から係止することで軸体20のケース本体部11に対する下方への相対移動を規制するとともに、軸体20がケース本体部11に対して上方に相対移動したときに歯部21を乗り越えることができるように構成されている。
繰出し容器1は、ケース体10のケース本体部11に上下方向に延びる残量確認用の窓部40が設けられるとともに、軸体20に窓部40を通して外部から視認可能な残量表示部41が設けられた構成とすることもできる。
窓部40は、ケース体10を内外に貫通するスリット状の孔となっており、その上下方向寸法は、軸体20のケース体10の内部での上方への移動可能距離に対応している。一方、残量表示部41はケース本体部11よりも小径の円筒状となっており、軸体20の下端に一体に連ねて設けられている。また、底蓋体13には、残量表示部41の内側に配置される円筒状の内壁16が一体に設けられている。
固形内容物2が新品状態であって、軸体20が下方側のストローク端位置である初期位置(図1に示す位置)にあるときには、残量表示部41の下端は窓部40の下端よりも僅かに下方にあり、窓部40はその全体が残量表示部41によって閉じられた状態となっている。使用者は、窓部40の全体が残量表示部41によって閉じられていることから、固形内容物2が新品であることを確認することができる。一方、固形内容物2の繰り出しに伴って軸体20がケース本体部11に対して上方に相対移動すると、残量表示部41の下端が窓部40から視認できるようになり、窓部40における当該下端の上下方向の位置に基づいて使用者は使用量に応じた固形内容物2の残量を確認することができる。そして、軸体20が上方のストローク端位置にまで移動して繰り出し可能な固形内容物2の残量がなくなると、残量表示部41の下端が窓部40の上方に移動し、内壁16のみが窓部40から視認できるようになり、これにより使用者は、固形内容物2の残量がなくなったことを確認することができる。このように、使用者は、窓部40における残量表示部41の下端の位置に基づいて、使用中に固形内容物2の残量ないし固形内容物2の残量が残り少ないことを確認することができる。
上記構成を有する本実施の形態の繰出し容器1は、図3、図4に示すように、オーバーキャップ14をケース体10から取り外した状態で、ケース本体部11を一方の手などで保持しつつノズル体12をケース本体部11に対して上方に引き上げる引上げ操作を行うとともに元の位置にまで押し下げる押下げ操作をすることにより、固形内容物2をケース体10の繰出し口12aから、その使用に適した規定量だけ外部に繰り出すことができる。
すなわち、図3に示すように、引上げ操作によりノズル体12がケース本体部11に対して上方に引き上げられると、ノズル体12に固定されたリング体30、リング体30に設けられた爪片32によって歯部21が下方側から係止された軸体20及び保持部22によって保持された固形内容物2が、ノズル体12とともにケース本体部11に対して上方に相対移動する。このとき、副爪片15は軸体20の歯部21を乗り越えるので、当該移動を妨げることはない。
次に、図4に示すように、押下げ操作によりノズル体12がケース本体部11に対して元の位置にまで下方に押し下げられると、ノズル体12に固定されたリング体30も元の位置にまで下方に移動する。このとき、爪片32は軸体20の歯部21を乗り越えるので、当該移動を妨げることはない。一方、軸体20は、歯部21が副爪片15によって下側から係止されることでケース本体部11に対する下方への移動が規制されているので、ノズル体12とリング体30とがケース本体部11に対して元の位置にまで下方に相対移動しても、これとともに下方には移動せず、引き上げられた位置に保持される。したがって、ノズル体12とリング体30とがケース本体部11に対して元の位置にまで押下げ操作されると、保持部22により軸体20に保持されている固形内容物2は、押下げ操作によるノズル体12の移動量の分だけ、繰出し口12aから外部に繰り出されることになる。
上記のように、ノズル体12とともに引下げ操作されるリング体30の下方への移動量は上下方向に並ぶ複数の歯部21の1ピッチ分となるので、上記操作により繰出し口12aから繰り出される固形内容物2の繰り出し量は、固形内容物2の使用に適した規定量となる。本実施の形態では、当該規定量は、一例として2.0mmである。
ノズル体12が操作されて固形内容物2が規定量だけ繰出し口12aから繰り出されると、その分だけ残量表示部41もケース本体部11に対して上方に相対移動し、図5に示すように、窓部40を通して残量表示部41の下端が視認できるようになり、これのより使用者は、固形内容物2の残量を確認することができる。
さらにノズル体12が繰り返し操作され、軸体20が上方のストローク端位置にまで移動して繰り出し可能な固形内容物2の残量がなくなると、図6に示すように、残量表示部41の下端が窓部40の上方に移動して内壁16のみが窓部40から視認できるようになり、これにより使用者は固形内容物2の残量がなくなったことを確認することができる。
このように、本実施の形態の繰出し容器1では、ケース体10に設けたノズル体12を引上げ操作及び押下げ操作するだけの簡単な操作で、固形内容物2を、その使用に適した規定量だけ正確に繰り出すことができる。したがって、誤って過度の量の固形内容物2が繰り出されることを防止することができる。
また、本実施の形態の繰出し容器1では、ケース本体部11を片手で把持しつつノズル体12を引上げ操作及び押下げ操作することができるで、片手での固形内容物2の繰り出し操作を可能として、その使い勝手を高めることができる。
さらに、本実施の形態の繰出し容器1では、ノズル体12を引上げ操作したときに副爪片15が歯部21を乗り越える乗り越え音及び振動が発生するとともにノズル体12を押下げ操作したときに爪片32が歯部21を乗り越える乗り越え音及び振動が発生するので、使用者が繰出し操作の状況を容易に確認することができる。
さらに、本実施の形態の繰出し容器1では、ノズル体12の外周面に凹凸部12cを設けるようにしたので、ノズル体12を引上げ操作及び押下げ操作する際の滑りを抑制して、繰出し操作をより容易に行い得るようにすることができる。
さらに、本実施の形態の繰出し容器1では、リング体30に、一対の爪片32を、軸体20を挟んで対称に設けるようにしたので、一対の爪片32により歯部21を確実に係止することで、リング体30が上方に移動する際に、軸体20をより滑らかに上方に移動できるようにして、繰出し容器1の繰り出し操作の際の質感を高めることができる。
さらに、本実施の形態の繰出し容器1では、金属製のばねを用いることなく繰り出し操作を行うことが可能な構成であるので、全ての構成部品を樹脂製として、リサイクル性等を高めることができる。
さらに、本実施の形態の繰出し容器1では、ケース本体部11に上下方向に延びる残量確認用の窓部40を設けるとともに、軸体20に窓部40を通して外部から視認可能な残量表示部41を設けるようにしたので、繰出し容器1を固形内容物2の残量を確認可能なインジケータ付きの構成として、当該残量を容易に確認可能なものとすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、前記実施の形態では、リング体30に、一対の爪片32を設けるようにしているが、少なくとも1つの爪片32が設けられていれば、その数は任意に変更可能である。また、これに対応して、軸体20は、爪片32に対応した側面にのみ歯部21が設けられた構成とすることができる。
また、ノズル体12を初期位置に向けて付勢するスプリング等の付勢部材を設け、ノズル体12が、上方に引上げ操作された後、付勢部材の付勢力によって自動的に下方に移動して初期位置に復帰する構成とすることもできる。これにより、ノズル体12を一方側に向けてのみ操作して固形内容物2を繰り出すことができるので、繰出し操作をさらに容易に行い得るようにすることができる。
さらに、前記実施の形態では、繰出し容器1は、ノズル体12を上方に引上げ操作した後に下方に押下げ操作することで固形内容物2が繰り出される構成となっているが、ノズル体12を下方に押下げ操作した後に上方に引上げ操作することで固形内容物2を繰り出す構成とすることもできる。この場合においても、ノズル体12を初期位置に向けて付勢するスプリング等の付勢部材を設け、ノズル体12が、下方に押下げ操作された後、付勢部材の付勢力によって自動的に上方に移動して初期位置に復帰する構成とすることで、繰出し操作をさらに容易に行い得るようにすることができる。
1 繰出し容器
10 ケース体
11 ケース本体部
11a 装着部
11b 規制リブ
11c 段部
12 ノズル体
12a 繰出し口
12b 係止リブ
12c 凹凸部
13 底蓋体
14 オーバーキャップ
15 副爪片
16 内壁
20 軸体
21 歯部
21a 係止面
21b 乗越え面
22 保持部
30 リング体
31 固定フランジ
32 爪片
32a 板片部
32b 爪部
40 窓部
41 残量表示部
O 軸線

Claims (4)

  1. 円筒状のケース本体部と、繰出し口を上端に備えて前記ケース本体部の上部に前記ケース本体部に対して上下方向に相対移動自在に装着されたノズル体とを備え、棒状の固形内容物を収納可能なケース体と、
    上下方向に所定のピッチで並ぶ複数の鋸刃形状の歯部を側面に備えるとともに前記固形内容物の保持部を上端に備え、前記ケース体の内部に前記ケース体に対して上下方向に相対移動自在に配置された軸体と、
    前記軸体の外側に配置され、前記ノズル体に固定されて前記ノズル体とともに前記軸体に対して上下方向に相対移動自在のリング体と、
    前記リング体に設けられ、前記歯部を下側から係止するとともに前記リング体が前記軸体に対して下方に相対移動したときに前記歯部を乗り越え可能な爪片と、
    前記ケース本体部に設けられ、前記歯部を下側から係止するとともに前記軸体が前記ケース本体部に対して上方に相対移動したときに前記歯部を乗り越え可能な副爪片と、を有することを特徴とする、繰出し容器。
  2. 前記リング体に、一対の前記爪片が前記軸体を挟んで対称に設けられている、請求項1に記載の繰出し容器。
  3. 前記ケース本体部に上下方向に延びて設けられた残量確認用の窓部と、
    前記軸体に設けられ、前記窓部を通して外部から視認可能な残量表示部と、を有する、請求項1または2に記載の繰出し容器。
  4. 前記ノズル体の外周面に凹凸部が設けられている、請求項1~3の何れか1項に記載の繰出し容器。
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