JP7464439B2 - 遮蔽装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遮蔽装置に関する。
従来、窓枠や天井等に取付用ブラケットを介して固定されるセットフレームと、セットフレームの両端に設けられたサイドブラケットと、サイドブラケットに回転可能に支持される巻取パイプと、巻取パイプに上端が連結され、巻取パイプに巻き取り及び巻き解かれるスクリーンと、巻取パイプの一方の端部とサイドブラケットの間に設けられ、巻取パイプに回転を伝達する操作ユニットと、操作ユニットを駆動する操作チェーンと、を備える遮蔽装置としてロールスクリーンが考案されている(特許文献1)。
特開2016-180298号公報
ところで、ロールスクリーンをはじめとする遮蔽装置は、様々な取付けシーンに対応するため、大型化(長尺化)したタイプのものが多く開発されている。大型化した遮蔽装置の場合、遮蔽材や遮蔽材を昇降させる巻取軸も大型化するため、全体の重量が増加することになる。一方、コストダウンや重量を軽減するために遮蔽装置の構成部品を薄肉化すると、構成部品の強度の低下による変形が問題となる。例えば、ロールスクリーンを窓枠や天井等にブラケットを介して固定するための長尺状のセットフレームは、中央部が撓みやすい部品であり、ロールスクリーンの取付け作業中や取付け後の変形を抑制することが求められる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、遮蔽装置の支持部材の変形を抑制する新たな技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の遮蔽装置は、遮蔽材を昇降可能な巻取軸と、巻取軸を回転可能に支持する支持部材と、を備える。支持部材は、長手方向に沿って開口溝が形成された長尺の部材であり、開口溝の内部に支持部材の変形を抑制する補強部材が設けられている。
この態様によると、支持部材の開口溝の内部に設けられた補強部材により支持部材の変形が抑制される。
支持部材は、補強部材が設けられている領域の断面に、支持部材の壁面と補強部材の壁面とで囲まれた閉空間を有してもよい。これにより、長手方向に連続した開口が形成されている半筒状の支持部材の少なくとも一部の領域において、断面が閉空間である筒状の領域が形成される。その結果、支持部材の剛性が増し、支持部材の変形(撓み)が抑制される。
開口溝の内部には、一対の係止溝が長手方向に沿って設けられており、補強部材は、係止溝を構成する壁部のいずれかに係合してもよい。これにより、取付用ブラケット又はサイドブラケット等を係止するために必要な係止溝を利用して補強部材を支持部材に係合させることができる。
一対の係止溝は、開口溝の両側面にそれぞれ対向するように設けられており、補強部材は、一対の係止溝の壁部と開口溝の底面と係合するように構成されていてもよい。これにより、係止溝と開口溝の底面との間に補強部材を固定できる。
支持部材は、長手方向の両端に設けられ、巻取軸を回転可能に支持するサイドブラケットと、サイドブラケットを支持部材の両端に取り付けるための締結部材が入り込んで締結されるように長手方向に形成されている被締結部を有してもよい。補強部材は、被締結部の一部が変形されることで開口溝の内部で固定されていてもよい。これにより、補強部材を固定するための部位を新たに設けなくても、被締結部を変形することで補強部材を開口溝の内部で固定できる。
補強部材は、支持部材の長手方向に見た断面形状において、筒部を有する形状であってもよい。ここで、筒部とは、例えば、周方向が連続した側面を有するものである。これにより、補強部材自体の剛性も増し、そのような補強部材が設けられた支持部材全体の剛性も増す。
補強部材は、支持部材の長手方向の中央部を含む領域に配置されていてもよい。これにより、支持部材が最も撓みやすい中央部の剛性を高めることができる。
支持部材は、長手方向に見た開口溝の断面形状が一方の端部から中央まで同じであり、補強部材は、支持部材の一方の端部から開口溝をスライドしながら装着されていてもよい。これにより、補強部材を支持部材に対して簡単に着脱できる。
補強部材は、長手方向の長さが、支持部材の長手方向の長さの0.2~0.6倍であってもよい。これにより、遮蔽装置全体の重量の増加を抑えつつ、支持部材の変形を抑制できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、遮蔽装置の支持部材の変形を抑制できる。
第1の実施の形態に係るロールスクリーンの全体構成を示す正面図である。 第1の実施の形態に係るロールスクリーンの側面図である。 図3(a)、図3(b)は、セットフレームの変形を説明するための模式図である。 第1の実施の形態に係るセットフレームの要部の分解斜視図である。 第1の実施の形態に係るロールスクリーンを開口溝が見える方向から見た上面図である。 図5に示すロールスクリーンのA-A断面図である。 図5に示すロールスクリーンのB-B断面図である。 所定の下地材に固定されたブラケットにロールスクリーンを取り付けた状態を示す正面図である。 第2の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。 第3の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。 第4の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。 第5の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。 第6の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。 第7の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。
以下、本発明を実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一又は同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述される全ての特徴やその組合せは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。また、上、下、左、右、といった用語は、実施の形態での各部の姿勢において説明のために便宜的に付した相対的なものであり、発明を限定するものではない。
はじめに、遮蔽装置としてのロールスクリーンの概略構成について説明する。なお、本発明はロールスクリーン以外の遮蔽装置にも適用できるものであり、例えば、ロール式網戸、シャッター、又はその他のブラインドにも適用できる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るロールスクリーンの全体構成を示す正面図である。図2は、第1の実施の形態に係るロールスクリーンの側面図である。なお、図1、図2では、説明の便宜のためにサイドブラケットを覆うプレートカバーを外した状態を図示している。
図1、図2に示すロールスクリーン10は、図示していない窓枠や天井等に取付用ブラケット12を介して固定されるセットフレーム(支持部材)14と、セットフレーム14の変形を抑制するための補強部材15と、セットフレーム14の両端に設けられたサイドブラケット16,17と、サイドブラケット16,17に回転可能に支持される巻取パイプ(巻取軸)18と、巻取パイプ18に上端が連結され、巻取パイプ18に巻き取られる及び巻き解かれる遮蔽材としてのスクリーン20と、スクリーン20の下端に保持されているウェイトバー21と、巻取パイプ18の一方の端部とサイドブラケット17との間に設けられ、巻取パイプ18に回転を伝達する操作ユニット22と、操作ユニット22を駆動する操作チェーン24と、を備える。セットフレーム14及び補強部材15は、いずれもアルミニウムを主成分とする金属材料である。
次に、セットフレーム14の撓みについて説明する。ロールスクリーンをはじめとするブラインドは様々な用途や場所で採用されており、場合によっては大型のロールスクリーンを取り付けることがある。しかしながら、ロールスクリーンが大型化するとスクリーンやスクリーンを巻き取る巻取パイプ等も大型化するため、全体の重量が増加する。そのため、大型のロールスクリーンを取り付ける際には、巻取パイプを回転可能に支持するセットフレームが湾曲して変形しないように作業に注意を要する。特に、セットフレーム14は、長手方向に沿って開口溝が形成された長尺の部材であり、そもそも剛性が低くなりがちな形状である。なお、セットフレーム14は、取付用ブラケット12を介して天井部材や壁部材に取り付けられる。ここで、天井部材は、例えば、天井ボード、又は天井ボード内側の下地材等である。壁部材は、壁そのものや、窓枠、カーテンレール等である。
図3(a)、図3(b)は、セットフレームの変形を説明するための模式図である。図3(a)に示すように、スクリーン20が巻き取られた巻取パイプ18を支持するセットフレーム14は、荷重がかからない通常の姿勢であれば真っすぐになっている。ところが、セットフレーム14の中心C付近を持って持ち上げると、図3(b)に示すように、メカを内蔵した巻取パイプ18、又はスクリーン20の重みがサイドブラケット16,17を介してセットフレーム14の両端にかかるため、セットフレーム14は、その荷重により湾曲して変形してしまう。そのため、作業者は、セットフレーム14の両端部付近の少なくとも2箇所を持って取り付ける必要がある。しかしながら、作業者が意図せずにセットフレーム14の中心C付近を持って持ち上げてしまった場合、取付けの際にセットフレーム14を変形させてしまったり、その影響でサイドブラケット16,17を変形させてしまったりするおそれがある。
また、大型のロールスクリーンを天井に取り付ける際に、固定面の下地の場所に起因して、取付用ブラケット12をセットフレーム14に対して均等な配置で取り付けられない場合がある。そのような状況でロールスクリーンを取り付けた場合においても、前述と同様にセットフレーム14を変形させてしまったり、その影響でサイドブラケット16,17を変形させてしまったりするおそれがある。
このような問題の解決の方法の一つとして、セットフレーム14の剛性を高めるために肉厚を厚くすることが一案であるが、軽量化やコスト低減の観点では採用が難しい。そこで、本実施の形態に係るロールスクリーン10は、セットフレーム14の開口溝の内部にセットフレームの変形を抑制する補強部材を設けた点が特徴である。
図4は、第1の実施の形態に係るセットフレームの要部の分解斜視図である。図5は、第1の実施の形態に係るロールスクリーンを開口溝が見える方向から見た上面図である。図6は、図5に示すロールスクリーンのA-A断面図である。図7は、図5に示すロールスクリーンのB-B断面図である。
図4、図5に示すように、セットフレーム14は、長手方向に沿って、開口溝14aが形成されている。開口溝14aの内部には、セットフレーム14の変形を抑制する補強部材15が、全体が収容された状態で設けられている。これにより、セットフレーム14が撓んで変形しようとすると、セットフレーム14の開口溝14aの内部に設けられている補強部材15をも変形させなくてはならなくなり、セットフレーム14の変形が抑制される。
また、セットフレーム14の開口溝14aの内部には、巻取パイプ18を回転可能に支持するサイドブラケット16,17をセットフレーム14の両端に係止するために形成された一対の係止溝14bが長手方向Lに沿って設けられている。一対の係止溝14bは、開口溝14aの内側の両側面にそれぞれ対向するように設けられている。また、一対の係止溝14bは、セットフレーム14を天井部材や壁部材に取り付けるための取付用ブラケット12に係止させることもできる。係止溝14bは、上壁部14b1、側壁部14b2、下壁部14b3の3つの壁部で構成されている。
また、セットフレーム14は、長手方向Lに沿って形成されている被締結部としての螺合部14cを有している。螺合部14cは、サイドブラケット16,17をセットフレーム14の両端に取り付けるための締結部材としてのネジ26が入り込んで締結される機能を有する。そのため、螺合部14cには、ネジ26を入れ込むとネジ穴14dが形成され、ネジ穴14dにネジ26が螺合する。
補強部材15は、図4乃至図7に示すように、長手方向Lに垂直な断面形状が、長手方向Lの全域に渡って実質的に同じである。したがって、以下では、補強部材15の形状を任意の一断面で説明する。補強部材15は、各図に示すように、開口溝14aの開口部を閉塞する上壁部15aと、セットフレーム14の底面14eと対向する下壁部15bと、上壁部15aと下壁部15bとを繋ぐ側壁部15cと、側壁部15cから外側に向かって張り出したL字状のリブ15dと、を有する。
以上のように構成されたセットフレーム14に補強部材15を装着すると、補強部材15が設けられている領域のA-A断面である図6に示すように、セットフレーム14の底面14eと、補強部材15の上壁部15a、側壁部15c及びリブ15dとで囲まれた閉空間Sが形成される。これにより、長手方向Lに連続した開口が形成されている半筒状のセットフレーム14の少なくとも一部の領域において、断面が閉空間Sである筒状の領域が形成される。その結果、セットフレーム14の剛性が増し、セットフレーム14の変形(撓み)が抑制される。
また、補強部材15は、側壁部15cからリブ15dにかけての領域の一部が、セットフレーム14の係止溝14bを構成する下壁部14b3に係合している。また、補強部材15は、リブ15dがセットフレーム14の底面14eと係合している。また、側壁部15cは一部が螺合部14cに係合している。これにより、取付用ブラケット12を係止するために必要な係止溝14bを利用して補強部材15をセットフレーム14に係合させることができる。このように、補強部材15は、一対の係止溝14bの下壁部14b3と底面14eと係合するように構成されている。これにより、補強部材15は、係止溝14bと底面14eとの間に固定される。なお、セットフレーム14と補強部材15とが係合する領域では、互いが完全に嵌合している必要はなく、補強部材15をセットフレーム14の長手方向Lに沿ってスライドしながら装着できる程度の隙間(あそび)があってもよい。
本実施の形態に係るセットフレーム14は、図4、図5に示すように、長手方向Lに見た開口溝14aの断面形状が一方の端部から中央まで同じである。そのため、補強部材15は、セットフレーム14の一方の端部から開口溝14aの内部をスライドしながら装着される。これにより、補強部材15をセットフレーム14に対して簡単に着脱できる。
また、セットフレーム14の所定の領域までスライドしながら装着された補強部材15は、図5、図7に示すように、螺合部14cの一部を工具で押し広げる(図7の矢印方向)ことで、開口溝14aの内部で固定される。これにより、補強部材15を固定するための部位を新たに設けなくても、螺合部14cを変形することで補強部材15を開口溝14aの内部で固定できる。
本実施の形態に係る補強部材15は、図4に示すように、セットフレーム14の長手方向Lに見た断面形状において、上壁部15a、下壁部15b及び側壁部15cで囲まれた筒部Tを有する形状である。ここで、筒部とは、例えば、周方向が連続した側面を有するものである。これにより、補強部材15自体の剛性も増し、そのような補強部材15が設けられたセットフレーム14全体の剛性も増すため、セットフレーム14の変形を抑制できる。
また、補強部材15は、セットフレーム14の長手方向の中央部を含む領域に配置されている。これにより、図3(b)で示したように、セットフレーム14が最も撓みやすい中央部の剛性を高めることができる。また、取付用ブラケット12との干渉を避けるために補強部材15が分割されていてもよい。
また、補強部材の長さがセットフレームの長さに近くなると、ロールスクリーン全体の重量が増加してしまうが、補強部材が長くなったほどにはセットフレームの剛性は高まらない。一方、補強部材の長さがセットフレームの長さに対して短すぎると、ロールスクリーン全体の重量の増加は抑えられるが、セットフレームの剛性を高める効果が限定的となる。そこで、補強部材15は、長手方向の長さが、セットフレーム14の長手方向の長さの0.2~0.6倍であるとよい。これにより、ロールスクリーン10全体の重量の増加を抑えつつ、セットフレーム14の変形を抑制できる。具体的には、セットフレーム14の長さが2400mm~3000mm程度の場合、補強部材15の長さは1000mm~1500mm程度が好適であるが、この組合せに限られない。
なお、セットフレーム14の補強部材15の配置は、必ずしもセットフレーム14の中央を挟んで左右対称にする必要はない。例えば、取付用ブラケット12の取付け位置に制限がある場合は、複数の取付用ブラケット12をそれぞれ最適な位置に取り付けられないことがある。図8は、所定の下地材に固定された取付用ブラケットにロールスクリーンを取り付けた状態を示す正面図である。
ロールスクリーン10に対して理想的な取付用ブラケットの配置は、両端部を含めて左右対称となる3つの取付用ブラケット12’がある位置である。しかしながら、取付用ブラケットを天井に固定する場合、天井ボード30の内側にある下地材32に対応した位置に取付用ブラケット12を配置する必要がある。そのため、図8の左端の取付用ブラケット12aから更に左側に延びるセットフレーム14は、片持ち梁の状態となり、左端近傍に力がかかると撓みやすい。また、そのような状況にも関わらず操作ユニット22を逆側(図中の左)に設けなければならない場合は、操作チェーン24を操作する力が加わるため、より影響が顕著となる。そこで、セットフレーム14に対して、補強部材15が取付用ブラケット12aよりも左側の位置に片寄るように、補強部材15を装着してもよい。これにより、セットフレームの撓みやすいところの剛性を簡便に高めることができる。
(第2の実施の形態)
図9は、第2の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。図9に示す補強部材28は、補強部材15と比較して、下壁部15bがない代わりに、上壁部15aの下面からセットフレーム14の底面14eまで延びるリブ28aを有する。これにより、補強部材28自体がリブ28aにより剛性が増すとともに、補強部材28を装着することで閉空間Sが形成されたセットフレーム14の剛性が増す。
(第3の実施の形態)
図10は、第3の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。図10に示す補強部材34は、板状の部材であり、開口溝14aの開口部を覆っている。補強部材34の上壁部15aの両側には、セットフレーム14の係止溝14bに係合する係合部34aが設けられている。係合部34aは、上壁部14b1、側壁部14b2及び下壁部14b3によって保持されている。これにより、補強部材34を装着することで閉空間Sが形成されたセットフレーム14の剛性が増す。
(第4の実施の形態)
図11は、第4の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。図11に示す補強部材36は、開口溝14aの内部において、係止溝14bの下壁部14b3と係合する上壁部36aと、上壁部36aの両側部からセットフレーム14の側壁14fの内面形状に沿って下方に延びる側部36bと、上壁部36aから上下に延びる4つのリブ36cと、を備える。これにより、補強部材36自体が4つのリブ36cにより剛性が増すとともに、補強部材36を装着することで閉空間Sが形成されたセットフレーム14の剛性が増す。
(第5の実施の形態)
図12は、第5の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。図12に示す補強部材38は、二つの部材38a,38bとネジ39とを有する。二つの部材38a,38bが下壁部14b3を挟んだ状態で、二つの部材38a,38b同士がネジ39で締結されることで、補強部材38がセットフレーム14に固定され、閉空間Sが形成される。また、部材38bは、上壁部38b1の下方に筒部Tを有する形状である。これにより、補強部材38が下壁部14b3に係合した状態でセットフレーム14に固定されるとともに、部材38bの筒部Tがあるため、補強部材38を装着することで閉空間Sが形成されたセットフレーム14の剛性が増す。
(第6の実施の形態)
図13は、第6の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。図13に示す補強部材40は、下方に四角形の筒部Tが形成されている上壁部40aと、側壁40bから側方に延びるフランジ部40cと、セットフレーム14の底面14eと係合する下壁部40dと、を有する。フランジ部40cは、係止溝14bの側壁部14b2と係合している。これにより、補強部材40自体が筒部Tにより剛性が増すとともに、補強部材40を装着することで閉空間Sが形成されたセットフレーム14の剛性が増す。
(第7の実施の形態)
図14は、第7の実施の形態に係る補強部材をセットフレームに装着した状態の断面図である。図14に示す補強部材42は、剛性の高い鉄を主成分とする材料であり、セットフレーム14の底面14eと対向する下壁部42aと、下壁部42aの両側部から上方に延びる側壁部42bと、側壁部42bの上端から外側に延びるフランジ部42cと、を有する。側壁部42bは、螺合部14cと係合している。また、フランジ部42cは、係止溝14bの下壁部14b3と係合している。これにより、補強部材42を装着することで閉空間Sが形成されたセットフレーム14の剛性が増す。
以上の各実施の形態に係る補強部材を採用することで、セットフレームの剛性が高まるため、ロールスクリーンを取り付ける際にセットフレームが湾曲して変形することを防止できる。また、補強部材によって剛性を高めることができるため、セットフレームの厚さを薄くしてコストダウンを図ることもできる。
また、既存のセットフレームの形状を利用して補強部材をセットフレームに係合させることができるため、セットフレームの設計を変更することなくフレームの剛性を高めることができる。また、既存のセットフレームを使用できるため、サイドブラケット等のセットフレームに取り付けられる他の部品も変更することなく使用できる。
また、既存のセットフレームの形状を変更することなく、意図した位置に補強部材を固定してセットフレームの剛性を高めることができる。
また、筒部を有する補強部材であれば、補強部材自体の剛性が高まるため、補強部材を配置したセットフレームの剛性をより高めることができる。
また、補強部材をスライドしながらセットフレームの所望の位置に装着できるので、必要に応じて着脱して再利用することもできる。
以上、本発明を上述の各実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各実施の形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を各実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 ロールスクリーン、 12 取付用ブラケット、 14 セットフレーム、 14a 開口溝、 14b1 上壁部、 14b3 下壁部、 14b 係止溝、 14b2 側壁部、 14c 螺合部、 14d ネジ穴、 14e 底面、 15 補強部材、 15a 上壁部、 15b 下壁部、 15c 側壁部、 15d リブ、 16 サイドブラケット、 18 巻取パイプ、 20 スクリーン、 26 ネジ。

Claims (7)

  1. 遮蔽材を昇降可能な巻取軸と、
    前記巻取軸を回転可能に支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、長手方向に沿って開口溝が形成された長尺の部材であり、前記開口溝の内部に支持部材の変形を抑制する補強部材が設けられており、
    前記支持部材は、前記補強部材が設けられている領域の断面に、前記支持部材の壁面と前記補強部材の壁面とで囲まれた閉空間を有し、
    前記開口溝の内部には、一対の係止溝が長手方向に沿って設けられており、
    前記補強部材は、前記係止溝を構成する壁部のいずれかに係合することを特徴とする遮蔽装置。
  2. 前記一対の係止溝は、前記開口溝の両側面にそれぞれ対向するように設けられており、
    前記補強部材は、前記一対の係止溝の壁部と前記開口溝の底面と係合するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の遮蔽装置。
  3. 遮蔽材を昇降可能な巻取軸と、
    前記巻取軸を回転可能に支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、
    長手方向に沿って開口溝が形成された長尺の部材であり、前記開口溝の内部に支持部材の変形を抑制する補強部材が設けられており、
    長手方向の両端に設けられ、前記巻取軸を回転可能に支持するサイドブラケットと、
    前記サイドブラケットを前記支持部材の両端に取り付けるための締結部材が入り込んで締結されるように長手方向に形成されている被締結部を有し、
    前記補強部材は、前記被締結部の一部が変形されることで前記開口溝の内部で固定されていることを特徴とする遮蔽装置。
  4. 前記補強部材は、前記支持部材の長手方向に見た断面形状において、筒部を有する形状であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の遮蔽装置。
  5. 前記補強部材は、前記支持部材の長手方向の中央部を含む領域に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の遮蔽装置。
  6. 前記支持部材は、長手方向に見た前記開口溝の断面形状が一方の端部から中央まで同じであり、
    前記補強部材は、前記支持部材の一方の端部から前記開口溝をスライドしながら装着されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の遮蔽装置。
  7. 遮蔽材を昇降可能な巻取軸と、
    前記巻取軸を回転可能に支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、長手方向に沿って開口溝が形成された長尺の部材であり、前記開口溝の内部に支持部材の変形を抑制する補強部材が設けられており、
    前記補強部材は、長手方向の長さが、前記支持部材の長手方向の長さの0.2~0.6倍であることを特徴とする遮蔽装置。
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