JP7376262B2 - パネルの取付構造 - Google Patents

パネルの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7376262B2
JP7376262B2 JP2019121465A JP2019121465A JP7376262B2 JP 7376262 B2 JP7376262 B2 JP 7376262B2 JP 2019121465 A JP2019121465 A JP 2019121465A JP 2019121465 A JP2019121465 A JP 2019121465A JP 7376262 B2 JP7376262 B2 JP 7376262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
locking
locking member
intermediate spacer
right ends
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019121465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021008711A (ja
Inventor
祐貴 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2019121465A priority Critical patent/JP7376262B2/ja
Publication of JP2021008711A publication Critical patent/JP2021008711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7376262B2 publication Critical patent/JP7376262B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、壁面に対して複数のパネルを取り付けるパネルの取付構造の技術分野に関するものである。
一般に、スチールパーティションのような間仕切りパネルの取付構造においては、支柱を立設し、支柱のスリット孔に複数の引っ掛け金具を取り付け、この引っ掛け金具にパネルの左右両端部の縦長孔(パネルスリット)が引っ掛けられることでパネルが支持・取付されている。しかし、このような取付構造によって建物の壁面に対してパネルを取り付けた場合、壁面とパネルとの間に支柱を設けることとなるため、納まりが悪くなってしまう。
そこで、支柱を設けずに壁面に対してパネルを取り付けるようにしたパネルの取付構造が知られている(特許文献1、2参照。)。これら特許文献に記載されたパネルの取付構造では、フック状の係止部を複数有する上下方向に長尺な板部材を壁面に対して取り付け、係止部にパネルを係止させることで、支柱を設けずに壁面に対してパネルを取り付けたものとしている。
特許第4122494号公報 特許第3032951号公報
ところで前記各特許文献に記載された構造では、上下方向に長尺な板部材に、上下方向に複数の係止部が切り起こして設けられている。このような長尺な板部材に対して複数箇所で切り起こしをすると、製造コストが大きくなるという問題がある。また、壁面の上下幅に至るような長尺な板部材を取り付ける必要があるため、取付作業の作業性が悪いという問題もある。さらに、例えば複数の係止部の中で1つが歪曲等してパネルの係止ができなくなった場合には、当該係止部を有する板部材全体を交換する必要があるため、交換作業の作業性が悪く、メンテナンス・改修のコストが大きくなるという問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、壁面の正面側にパネルが取り付けられたパネルの取付構造であって、前記パネルは左右に隣接して複数配され、前記壁面には、前記パネルの左右端部を係止する係止部を有する板状の係止部材が上下方向に複数設けられ、前記係止部にパネルの左右端部が係止されることでパネルが複数の係止部材に支持されてなるパネルの取付構造において、前記係止部材を、パネルの隣接位置では左右に形成された2つの係止部が備えられ、非隣接位置では1つの係止部が備えられた異なった構成にするにあたり、前記異なった係止部材は、いずれも同形状の板部材を折曲して形成されたものであり、該板部材は、左右に一対の片部を有し、パネルの隣接位置に配された係止部材は、板部材の左右両片部が正面側に折曲されることで前記2つの係止部が形成されている一方、パネルの非隣接位置に配された係止部材は、係止するパネルの左右端部と同じ側の片部のみが折曲されて前記一つの係止部が形成されていることを特徴とするパネルの取付構造である。
請求項2の発明は、記係止部材を、上下方向に長尺で、左右端部に係止部が挿通する挿通孔が形成された中間スペーサによって係止部を除く正面側が覆蓋されたものとして、左右に隣接するパネルの左右端部間の隙間の正面からは、前記係止部材を覆蓋する状態の中間スペーサが視認されるように構成したことを特徴とする請求項1記載のパネルの取付構造である。
請求項3の発明は、前記中間スペーサは、左右両端部が背面側に折り畳まれており、該折り畳まれた左右両端部の間に前記係止部材が配されていることを特徴とする請求項2記載のパネルの取付構造である。
請求項1の発明とすることにより、壁面に係止部材が上下方向に複数設けられているため、係止部材が小型化され、取付・交換等の作業性に優れるとともに、製造・改修コストを低減することができる。
しかも、パネルの非隣接位置においては必要以上に係止部を設けることがないため、製造コストを低減することができる。
さらに、パネルの隣接位置・非隣接位置に配される係止部材のいずれも同形状の板部材から形成されるため、管理する部品点数を削減することができる。
そのうえ、パネルの非隣接位置において係止部材の左右端部が露出することを可及的に低減することができる。
請求項2の発明とすることにより、壁面に係止部材が上下方向に複数設けられているため、係止部材が小型化され、取付・交換等の作業性に優れるとともに、製造・改修コストを低減することができる。そのうえ係止部材の正面視での露出を低減することができるため、外観性に優れたものとすることができる。
しかも、係止部材や中間スペーサの位置決めを容易なものとすることができる。
請求項の発明とすることにより、中間スペーサの左右端部を折り畳むことで形成されたスペースに係止部材が配された、納まりの良い構造とすることができるとともに、係止部材の左右端部も含めて中間スペーサに覆塞されるため、外観性に優れたものとすることができる。
第一実施形態に係るパネルの取付構造の正面図である。 パネルの(A)平面図、(B)背面図、(C)右端上下部の拡大背面図、(D)左側面図である。 (A)板部材の正面図、(B)右係止部を有する係止部材の平面図、(C)正面図、(D)右側面図、(E)左係止部を有する係止部材の左側面図、(F)正面図、(G)左右係止部を有する係止部材の正面図である。 中間スペーサの(A)正面図、(B)平面図、(C)要部拡大図である。 (A)図1のA-A断面図、(B)(A)の要部拡大図である。 図1のB-B断面図である。 (A)図1のC-C断面図、(B)パネルの右側にドア部を配した場合の納まりを示す断面図である。 パネルの隣接位置の要部正面図であって、(A)パネルが取り付けられていないもの、(B)パネルが取り付けられ、その表面板を外したものである。 パネルの非隣接位置の要部正面図であって、(A)パネルが取り付けられていないもの、(B)パネルが取り付けられ、その表面板を外したものである。 第二実施形態に係るパネルの取付構造の(A)縦断面図、(B)パネルの隣接位置の横断面図、(C)パネルの非隣接位置の横断面図である。
以下、本発明の第一実施形態について、図1~9に基づいて説明する。図面において、1は建物の壁面である。この壁面1の正面側には、パネル2が左右に隣接して複数配されている。そして、各パネル2の左右端部2c、2dと壁面1との間には上下方向に並んだ複数の係止部材3が配されている。この係止部材3が有する係止部4によって、パネル2の左右端部2c、2dが係止されることで、パネル2が支持されている。
パネル2は、鋼材、ステンレス材等の金属材からなる表面板2aの四周を折曲したものに、裏打材となる石膏ボード2bを固着して形成されている。表面板2aの左右端部は、パネル2の左右端部2c、2dを構成し、背面側に向けて断面略コ字形状に折り返して形成された係止面2eが設けられている。この係止面2eには、縦孔状のスリット5が上下方向に複数穿設されている。このスリット5が係止部材3の係止部4に引っ掛けられて係合することにより、パネル2が係止部材3によって支持されることとなる。スリット5の上端部は、左右端部から中央に向けて上方に傾斜した形状をしており、係止部4を挿入した際にスリット5の左右中央位置で係止されるように配慮されている。パネル2は、複数が隣接して配されているが、隣接するパネル2、2の係止面2e、2eでスリット5の上下位置が揃っていれば、同形状のものである必要はない。すなわち、例えば隣接するパネル2、2同士で左右幅が異なったものであってもよいし、異なった材質やデザインのものとしてもよい。
各係止部材3は、いずれも同形状の板部材6を折曲して形成された板状の引っ掛け金具であって、平板状の取付部3aと、前方に突出した係止部4とを備えて構成されている。板部材6は、金属材からなり、方形状の取付部6aと、取付部6aの下端中央部から下方に延出した下垂部6bと、下垂部6bの下端部から左右にそれぞれ延出した一対の片部6cと、を備えて左右対称に形成されている。取付部6aは、係止部材3の取付部3aに相当し、壁面1に対して係止部材3を壁面1に対してビス9で固定するためのビス孔3bが左右に一対穿設されている。片部6cは、下垂部6bの下端部から左右に延出した腕部6dと、延出した腕部6dの左右端部から上方に延出した突部6eとを備えて形成されている。そして、突部6eと下垂部6bとの間、腕部6dの上方に凹部6fが形成されることで、片部6cはフック形状に形成されている。この片部6cの腕部6dが正面側に折曲されることで、係止部材3の係止部4が形成されることになる。突部6eは、上端部が左右外方ほど高くなるように傾斜している。これによって、スリット5に係止部4を挿入するに際して、スリット5の上端部が突部6eの傾斜に沿って下方に滑落して凹部6fに至ることになり、パネル2をスムースに取り付けることができる。ここで、正面視で左側の片部6cが折曲されて形成された係止部4を左係止部4a、右側の片部6cが折曲されて形成された係止部4を右係止部4bとする。
係止部材3は、パネル2のスリット5の位置に沿って、パネル2の左右端部2c、2dの各位置に上下方向に沿って一列に複数配されている。パネル2が左右に隣接した隣接位置においては、1つの係止部材3が隣接する両パネル2、2の間を架橋するように配されて、左右のパネル2を係止する。一方、パネル2が左右に隣接していない非隣接位置では、1つの係止部材3は1つのパネル2のみを係止することとなる。したがって、板部材6の一対の片部6c、6cのいずれを折曲して係止部4とするかは、係止部材3が配される位置によって異なる。すなわち、隣接位置に配された係止部材3では、左右両片部6c、6cをいずれも折曲して2つの係止部4として左右係止部4a、4bを形成したものとする。一方、非隣接位置に配された係止部材3では、いずれか一方の片部6cのみが折曲されて1つの係止部4を形成したものとする。このように、パネル2の隣接位置、非隣接位置のいずれにおいても、係止部材3を共通の板部材6を用いて形成したものとすることができるため、製造コストを低減することができる。
パネル2の隣接位置においては、上述したように係止部材3の係止部4として左右係止部4a、4bが形成されていて、左側のパネル2の右端部2dが左係止部4aに、右側のパネル2の左端部2cが右係止部4bにそれぞれ係止されている。他方、パネル2の非隣接位置においては、係止部材3の係止部4として係止するパネル2の左右端部2c、2dと同じ側の片部6cが折曲されることにより、左係止部4a又は右係止部4bが形成されている。そして、この形成された左係止部4a又は右係止部4bに、パネル2の左端部2c又は右端部2dが係止されている。すなわち、例えばパネル2の左側に他のパネルがない場合には、係止する左端部2cと同じ側である、板部材6の左側の片部6cを折曲して左係止部4aを形成し、左係止部4aにパネル2の左端部2cを係止したものとする。このようにすることで、非隣接位置における係止部材3の左右端部の露出を可及的に低減することができる。なお、パネル2が非隣接位置となるのは、典型的には図7(A)のような入隅、或いは出隅のような壁面1のコーナー部や、図7(B)のようにパネル2の隣にドア部Dを配するような場合である。
壁面1における係止部材3の配設位置には、上下方向に長尺な下地板7が予め固設されている。下地板7は、上端部の左右端部に螺子7aを正面側から螺入させることで、壁面1に螺子止めされている。この下地板7の螺子止めは、パネル2の隣接位置では、左右両端部でなされている一方で、パネル2の非隣接位置では、パネル2の左右端部2c、2dと反対側の左右端部が螺子7aで螺子止めされている。これは、パネル2の非隣接位置では、パネル2の左右端部2c、2dと同じ側の端部を、下地板7と後述する中間スペーサ8とで揃えて配することで、可及的に左右端部の露出や間隙を低減するためである。この下地板7によって、壁面1の表面に凹凸があるような場合であっても、係止部材3を平面に対して取り付けることができることとなる。
さらに、係止部材3の正面側には、上下方向に長尺な中間スペーサ8が配されている。中間スペーサ8は、板部材6と略同じ板厚(すなわち、係止部材3の取付部3aと略同じ板厚)で上下方向に長尺な鋼板材からなり、正面部8aの左右端部8bを背面側に折り畳んで形成されている。折り畳まれた両端部8b、8bの間は離間していて、この間に係止部材3が配されることで、係止部4を除く係止部材3の正面・左右両側面が中間スペーサによって覆蓋されるようになっている。このように中間スペーサ8を配することによって、係止部材3を上下方向に複数設けた場合であっても、図6、8から明らかなように、左右パネル2の左右端縁部2c、2dのあいだの隙間からは係止部材3が露出しないため、外観性に優れる。また、このように中間スペーサ8の左右両端部8bを折り畳んだ構造とすると、中間スペーサ8の正面部8aと壁面1側の下地板7とのあいだにスペースが形成されるが、このスペースに係止部材3を配することにより、納まりのよい取付構造となっている。特に、中間スペーサ8の両端部8bと係止部材3の取付部3aとが略同じ板厚であるため、係止部材3の正面、背面がそれぞれ中間スペーサ8の正面部8a、下地板7に当接した状態となって、係止部材3を納まりよく安定した状態で配設することができる。
また、中間スペーサ8の正面部8aには、係止部4を挿通させるための挿通孔8cが穿設されている。挿通孔8cは、左右係止部4a、4bがいずれも挿通可能に左右に一対設けられたものが、パネル2の各スリット5の上下位置と揃うよう上下方向に複数設けられている。この挿通孔8cにより、係止部材3を取り付ける際の位置決めが容易なものとなる。さらに、正面部8aには、係止部4を挿通孔8cに挿通させた際に、係止部材3のビス孔3bと同位置となるようビス孔8dが穿設されている。そして、係止部4を挿通孔8cに挿通させた状態で、下地板7に対して係止部材3及び中間スペーサ8を押し当てて、それぞれ位置が揃えられたビス孔3b、8dにビス9を螺入し、下地板7を貫通して壁面1に対して係止部材3及び中間スペーサ8が固設される。
中間スペーサ8の左右長さは、下地板7の左右長さより短尺であり、下地板7を壁面1に止める螺子7aよりも左右内方に位置するように構成されている。このように中間スペーサ8が配されることにより、下地板7の左右端部とパネル2との間に小さな隙間が生じることとなるが、この間隙を利用して螺子7aの螺子頭が配されていて、パネル2との干渉を避けるよう配慮されている。パネル2の隣接位置では、下地板7と中間スペーサ8とは、それぞれの左右中央を揃えて配したものとする一方、非隣接位置では、係止するパネル2の左右端部2c、2dと同じ側の端部を揃えて配したものとする。このようにすることで、上述したように可及的に左右端部の露出や間隙が低減することとなる。
なお、中間スペーサ8は、パネル2の隣接位置及び非隣接位置のいずれに配される場合であっても、一対の挿通孔8cが複数設けられた共通のものを用いることができる。すなわち、例えばパネル2の左側に他のパネルがない非隣接位置の場合には、左係止部4aを左側の挿通孔8cに挿入させた状態でビス9によって固定すればよい。これによって、中間スペーサ8の左右端部の露出を可及的に低減することができ、係止部4が挿通されていない挿通孔8cが露出してしまうこともなく、外観性に優れる。
そして、このようにして壁面1に取り付けられた複数の係止部材3の各係止部4に、パネル2の各スリット5を宛がって引っ掛けることにより、パネル2が係止部材3によって支持されることとなる。なお、パネル2の下端部は、係止部材3と同様に中間スペーサ8の両端部8b、8b間の下端に配されたL字金具10によって支持されている。
叙述の如く構成された本第一実施形態において、壁面1に対してパネル2を取り付けた構造とするに際し、壁面1に、パネル2の左右端部2c、2dを係止する係止部4を有する板状の係止部材3が上下方向に複数設けられており、該係止部4とパネル2の左右端部2c、2dに設けられたスリット5とが係合することで、パネル2が複数の係止部材3に支持されているため、係止部材3を小型なものとすることができ、上下方向に長尺な係止部材を製造・取付等する必要がなく、取付・交換等の作業性に優れるとともに、製造・改修コストを低減することができる。
そして、複数の係止部材3はいずれも、一対の片部6cを有する同形状の板部材6を折曲して係止部4が形成されている。パネル2の隣接位置に配された係止部材3は、板部材6の左右両片部6c、6cを正面側に折曲することで左右一対の係止部4a、4bが形成されたものである一方、非隣接位置に配された係止部材3は、板部材6の左右何れか一方の片部6cのみが正面側に折曲されている。これによって、非隣接位置では不要な係止部4を設けないものとしながら、隣接位置、非隣接位置で共通の板部材6によって係止部材3を形成できるため、製造コストの低減や、管理する部品点数の削減をすることができる。さらに、パネル2の非隣接位置に配された係止部材3は、係止するパネル2の左右端部2c、2dと同じ側の片部6cが折曲されて係止部4が形成されているため、係止部4にパネル2を係止した際に、係止部材3の左右端部や、係止部材3の正面側に配された中間スペーサ8の左右端部の露出を可及的に低減することができることとなる。
また、係止部材3は、パネル2との間に配された上下方向に長尺な中間スペーサ8によって正面側を覆塞されているため、正面視で係止部材3の露出を低減することができる。さらに、中間スペーサ8には、係止部4を挿通させるための挿通孔8cが設けられているため、係止部材3や中間スペーサ8の位置決めを容易なものとすることができる。加えて、中間スペーサ8は、左右両端部8bが背面側に折り畳まれていて、折り畳まれた左右両端部8bの間に係止部材3の取付部3aが配されているため、中間スペーサ8の左右両端部8bを折り畳むことで形成されたスペースに係止部材3が配された、納まりの良い構造とすることができるとともに、係止部材3の左右端部も含めて中間スペーサ8に覆塞され、外観性に優れたものとすることができる。
続いて、本発明の第二実施形態について図10に基づいて説明する。第二実施形態に係るパネルの取付構造は、下地板の有無、中間スペーサの形状、係止部材と中間スペーサとの位置関係が第一実施形態に係るものと相違しており、他の部分は共通であるため、相違部分を中心に説明し、共通部分の説明は適宜省略する。また、共通部分の参照符号は第一実施形態と同じものを用いる。
第二実施形態に係る中間スペーサ28は、上下方向に長尺な平板状の部材であり、第一実施形態に係る中間スペーサ8とは異なり、左右端部が折り畳まれていない。また、中間スペーサ28は係止部材3の背面側に配されるため、係止部4を挿通させる挿通孔やビス孔は設けられていない。ビス9を係止部材3の取付部3aのビス孔3bに螺入することで、中間スペーサ28を貫通させつつ、壁面1に対して係止部材3及び中間スペーサ28が取り付けられている。このようなパネル2の取付構造とすることにより、施工時に係止部材3の取付位置の自由度が高くなり、微調整が容易なものとなる。また、複数のパネル取付構造において、パネル2のスリット5の上下位置がそれぞれ異なるような場合にも、共通の中間スペーサ28を用いることができる。
もっとも、中間スペーサ28の所定位置にビス孔を設けたものとし、予め中間スペーサ28に係止部材3をビス9で仮止めした状態で、壁面1に対してビス止めして取り付けたものとしてもよい。この場合には、係止部材3を取り付ける際の位置決めを容易にすることができることとなる。
なお、本実施形態においては、中間スペーサ28が係止部材3の背面側に配されるため、下地板の役割を中間スペーサ28が兼ねているため、下地板を設ける必要がない。
本発明は、間仕切りパネル等において、壁面に対してパネルを取り付ける場合に利用することができる。
1 壁面
2 パネル
2c 左端部
2d 右端部
3 係止部材
4 係止部
4a 左係止部
4b 右係止部
6 板部材
6c 片部
8 中間スペーサ
8b 左右端部
8c 挿通孔

Claims (3)

  1. 壁面の正面側にパネルが取り付けられたパネルの取付構造であって、
    前記パネルは左右に隣接して複数配され、
    前記壁面には、前記パネルの左右端部を係止する係止部を有する板状の係止部材が上下方向に複数設けられ、
    前記係止部にパネルの左右端部が係止されることでパネルが複数の係止部材に支持されてなるパネルの取付構造において、
    前記係止部材を、パネルの隣接位置では左右に形成された2つの係止部が備えられ、非隣接位置では1つの係止部が備えられた異なった構成にするにあたり、
    前記異なった係止部材は、いずれも同形状の板部材を折曲して形成されたものであり、
    該板部材は、左右に一対の片部を有し、
    パネルの隣接位置に配された係止部材は、板部材の左右両片部が正面側に折曲されることで前記2つの係止部が形成されている一方、
    パネルの非隣接位置に配された係止部材は、係止するパネルの左右端部と同じ側の片部のみが折曲されて前記一つの係止部が形成されていることを特徴とするパネルの取付構造。
  2. 記係止部材を、上下方向に長尺で、左右端部に係止部が挿通する挿通孔が形成された中間スペーサによって係止部を除く正面側が覆蓋されたものとして、左右に隣接するパネルの左右端部間の隙間の正面からは、前記係止部材を覆蓋する状態の中間スペーサが視認されるように構成したことを特徴とする請求項1記載のパネルの取付構造。
  3. 前記中間スペーサは、左右両端部が背面側に折り畳まれており、該折り畳まれた左右両端部の間に前記係止部材が配されていることを特徴とする請求項2記載のパネルの取付構造。
JP2019121465A 2019-06-28 2019-06-28 パネルの取付構造 Active JP7376262B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019121465A JP7376262B2 (ja) 2019-06-28 2019-06-28 パネルの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019121465A JP7376262B2 (ja) 2019-06-28 2019-06-28 パネルの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021008711A JP2021008711A (ja) 2021-01-28
JP7376262B2 true JP7376262B2 (ja) 2023-11-08

Family

ID=74198525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019121465A Active JP7376262B2 (ja) 2019-06-28 2019-06-28 パネルの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7376262B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3032951B2 (ja) 1995-10-17 2000-04-17 株式会社岡村製作所 間仕切壁
JP2005220577A (ja) 2004-02-04 2005-08-18 Sekisui House Ltd 外壁固定具
JP4122494B2 (ja) 2001-08-20 2008-07-23 小松ウオール工業株式会社 壁パネルの取付構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04132125U (ja) * 1991-05-27 1992-12-07 松下電工株式会社 外装材の取付け構造
JPH07150737A (ja) * 1993-09-24 1995-06-13 Maruzen Kinzoku Kogyo:Kk 建築物の内外装金属パネル取付方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3032951B2 (ja) 1995-10-17 2000-04-17 株式会社岡村製作所 間仕切壁
JP4122494B2 (ja) 2001-08-20 2008-07-23 小松ウオール工業株式会社 壁パネルの取付構造
JP2005220577A (ja) 2004-02-04 2005-08-18 Sekisui House Ltd 外壁固定具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021008711A (ja) 2021-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9617738B2 (en) Auxiliary securing support and method of installing the same
US20200337172A1 (en) Frame and electronic frame
JP7376262B2 (ja) パネルの取付構造
JP2003105908A (ja) 間仕切り装置及びその横桟構造
JP6553889B2 (ja) 板材の取付構造
JP2012024732A (ja) 化粧板の交換が可能な実験台および化粧板の固定方法
JP6622454B2 (ja) 日射遮蔽装置の補助部材
JP6600091B2 (ja) プラスチックスライダ
JP2008008112A (ja) 間仕切壁
JP4898213B2 (ja) 分割方立用室内側アタッチメント
JP5886593B2 (ja) 格子パネルの取付構造
KR200324097Y1 (ko) 천정 모서리마감구조
JP2018108418A (ja) 収納箱及び収納箱の製造方法
JP7215968B2 (ja) 無目材の連結構造
JP2018071338A (ja) 天井構造、天井板取付部材および天井構造の施工方法
JP4449874B2 (ja) 間仕切り壁パネル
JP2008119269A (ja) 対面式カウンター
JP4676271B2 (ja) 間仕切装置
JP2023009314A (ja) 有孔スクリーン構築用金属板製有孔パネル
JP6439339B2 (ja) 耐震性間仕切装置におけるパネル板係止装置
JP2005042496A (ja) 外壁材用取付金具、それを用いた壁面構造およびその施工方法
KR20220014087A (ko) 패널고정브라켓 및 이를 포함하는 패널마감구조체
JPH0329939Y2 (ja)
JP4965484B2 (ja) メッシュ間仕切りにおけるメッシュの取付構造
JPH05129786A (ja) 電子通信機器のキヤビネツト構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7376262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150