JP7460142B2 - レバー装置用ディテント機構及びそのディテント方法 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1の操作レバー装置は、タンクローリーの生コンクリートの排出の制御を行うためのレバーであり、ディテントプレートに設けられた一対のストッパ一部を用いることによって、生コンクリートの排出の阻止等を確実に行うことができる構成である。
すなわち、一方向及び他方向、すなわち、双方向のレバー操作を制限するためのストッパ一部を有するディテント機構であるため、レバーの往復動作のうちの何れか一方のみをディテント機能を有しない構成とすることはできなかった。
また、本発明によるレバー装置用ディテント機構のディテント方法は、複数のディテント凹部を有すると共にディテント体の一部をなすディテント板と、前記各ディテント凹部に対して選択的に係合できるディテントピンと、前記ディテントピンを移動させるため往復回動自在に設けられたレバーと、前記ディテント板に所定角度のみ回動自在に設けられたゲート部材と、前記ゲート部材の外周に形成され、互いに異なる方向に突出したストッパ用突起及びゲート片と、前記ゲート部材と前記ディテント板の係止部との間に張設されたばねと、前記ディテント板に形成され、前記ストッパ用突起が当接するための段部と、を備え、前記ゲート部材は、前記ばねにより前記ストッパ用突起が前記段部に当接するように付勢され、前記レバーの往復回動動作における一方向のみに対して、前記ストッパ用突起が前記段部に当接することにより、前記ゲート片が前記ディテントピンとの当接によって回動不可能であり、前記ディテントピンが、前記ゲート片に当接した後に前記ゲート片の下方に位置する前記ディテント凹部に係合し、前記レバーの回動が一時的に中断となる方法であり、また、前記レバーを前記一方向とは逆の他方向に回動する場合に、前記ゲート部材の前記ゲート片が前記ディテントピンとの当接によって回動し、前記ディテントピンは停止されることなく連続移動できる方法であり、また、前記ディテント体は、前記レバーの両側に配設され、1本のみの前記ディテントピンは、長手形状よりなると共に前記各ディテント体の前記各ディテント凹部に係合できる方法である。
図1において、符号1で示されるものは、図7で示されるように、肉厚の長手形状からなるディテント板であり、このディテント板1の中央位置には、長手形状の抜き穴からなるディテント用孔部2が形成されている。
前記ディテント板1の上部1aには、ピポットシャフトからなる軸支部3を介してゲート部材4が所定角度のみ回動自在に設けられている。
前記ディテント板1の前記上部1aには、突起形状の係止部6が形成され、この係止部6と前記ゲート部材4の突出端部4aとの間には、ばね7が張設されていることにより、前記ゲート部材4は、前記軸支部3を回転中心として、反時計方向(CCW)に常時付勢されている。
前記ストッパ用突起8は、前記係止部6の近傍に位置する段部10に係合し、前記ゲート部材4は、時計方向(CW)のみ回動可で、その反対方向の反時計方向(CCW)には回動不可であるように構成されている。
前記ディテント体20は、図7にも示されているように、本実施の形態に用いられるレバー装置21のレバー22の両側(片側のみでも可)に配設されている。前記レバー22の中空軸23内の内部軸24の下部には、長手形状のディテントピン25が、前記内部軸24を横断するように形成された取付孔26内に固定されている。
前記ディテントピン25は、図5で示されるように、前記各ディテント体20、20の各ディテント板1、1のディテント用孔部2、2内の各ディテント凹部A~Eの何れかに位置できるように構成されている。
前記中空軸23内の前記スペーサ32と前記内部軸24の第2頂部31Aとの間には、圧縮ばね35が内挿されている。前記ハンドル33の下方に位置する補助ハンドル40は、前記中空軸23の外周に摺動自在に設けられ、この補助ハンドル40は、一対のビス42によって前記内部軸24に固定されると共に、補助ハンドル40と内部軸24とは一体に上下動できるように構成されている。
前述の場合、前記補助ハンドル40を手から放すと、前記圧縮ばね35の復帰力によって、前記内部軸24が元の位置に戻り、図5のように、前記ディテントピン25も元の位置に戻るように構成されている。すなわち、前記内部軸24と前記ディテントピン25とは、前記圧縮ばね35の復帰力によって、図5のように、下方に向けて常時付勢されている。
まず、図1及び図2に示されるように、補助ハンドル40をハンドル33側に引き上げてレバー22を、往復回動動作のうちの一方向(図の左から右側)M1に向けて回動して倒そうとすると、前記ゲート部材4は、すでに前記ばね7によって反時計方向(CCW)に回動し、前記ストッパ用突起8が段部10に当接し、かつ、前記ゲート片9が前記第3ディテント凹部Cに対応した位置に来ているため、前記ディテントピン25は前記ゲート片9に当接して回動が不可能となると共に、前記レバー22の回動が一時的に中断する。
次に、前記ハンドル33を手で持ちつつ前記補助ハンドル40を上方、すなわち、前記ハンドル33側へ引き上げると、前記ディテントピン25は前記第3ディテント凹部Cから離脱し、前記ゲート片9の裏に沿って上昇し、第4ディテント凹部Dに係合せずに通過して、補助ハンドル40の手を離すことにより、第5ディテント凹部Eに前記ディテントピン25が係合する。
従って、前記レバー21は、図2の第1ディテント凹部Aから第5ディテント凹部Eに回動する間に、前記ゲート片9でその回動動作を一旦止められるため、一方向M1のみでのストッパ機能(ディテント機能)を有しているため、レバー22の操作の安全性を得ることができる。
すなわち、本発明によるレバー装置用ディテント機構及びそのディテント方法においては、レバー22の一方向M1のみの回動においては、ディテントピン25がゲート片9に当接して、レバー22の回動が一旦停止することにより、レバー22の一方向のみにディテント機能を有し、これと反対の他方向のみには、ディテント機能が設けられていないので、レバー22を前記一方向の時よりも速く回動することができ、さらに、レバー22の回動状態をみることにより、一方向M1への回動か、又は他方向M2への回動であるかの感触も得ることができる。
1a 上部
2 ディテント用孔部
2a 底部
3 軸支部
4 ゲート部材
4a 突出端部
6 係止部
7 ばね
8 ストッパ用突起
9 ゲート片
10 段部
20 ディテント体
21 レバー装置
22 レバー
23 中空軸
24 内部軸
25 ディテントピン
26 取付孔
30 レバー筐体
31 第1頂部
31A 第2頂部
32 スペーサ
33 ハンドル
34 ビス
35 圧縮ばね
40 補助ハンドル
41 空隙
42 ビス
A 第1ディテント用凹部
B 第2ディテント用凹部
C 第3ディテント用凹部
D 第4ディテント用凹部
E 第5ディテント用凹部
M1 一方向
M2 他方向
Claims (6)
- 複数のディテント凹部(A~E)を有すると共にディテント体(20)の一部をなすディテント板(1)と、前記各ディテント凹部(A~E)に対して選択的に係合できるディテントピン(25)と、前記ディテントピン(25)を移動させるため往復回動自在に設けられたレバー(22)と、前記ディテント板(1)に所定角度のみ回動自在に設けられたゲート部材(4)と、前記ゲート部材(4)の外周に形成され、互いに異なる方向に突出したストッパ用突起(8)及びゲート片(9)と、前記ゲート部材(4)と前記ディテント板(1)の係止部(6)との間に張設されたばね(7)と、前記ディテント板(1)に形成され、前記ストッパ用突起(8)が当接するための段部(10)と、を備え、
前記ゲート部材(4)は、前記ばね(7)により前記ストッパ用突起(8)が前記段部(10)に当接するように付勢され、
前記レバー(22)の往復回動動作における一方向(M1)のみに対して、前記ストッパ用突起(8)が前記段部(10)に当接することにより、前記ゲート片(9)が前記ディテントピン(25)との当接によって回動不可能であり、前記ディテントピン(25)が、前記ゲート片(9)に当接した後に前記ゲート片(9)の下方に位置する前記ディテント凹部(C)に係合し、前記レバー(22)の回動が一時的に中断となるように構成したことを特徴とするレバー装置用ディテント機構。 - 前記レバー(22)を前記一方向(M1)とは逆の他方向(M2)に回動する場合に、前記ゲート部材(4)の前記ゲート片(9)が前記ディテントピン(25)との当接によって回動し、前記ディテントピン(25)は停止されることなく連続移動できるように構成したことを特徴とする請求項1記載のレバー装置用ディテント機構。
- 前記ディテント体(20)は、前記レバー(22)の両側に配設され、1本のみの前記ディテントピン(25)は、長手形状よりなると共に前記各ディテント体(20、20)の前記各ディテント凹部(A~E)に係合できるように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のレバー装置用ディテント機構。
- 複数のディテント凹部(A~E)を有すると共にディテント体(20)の一部をなすディテント板(1)と、前記各ディテント凹部(A~E)に対して選択的に係合できるディテントピン(25)と、前記ディテントピン(25)を移動させるため往復回動自在に設けられたレバー(22)と、前記ディテント板(1)に所定角度のみ回動自在に設けられたゲート部材(4)と、前記ゲート部材(4)の外周に形成され、互いに異なる方向に突出したストッパ用突起(8)及びゲート片(9)と、前記ゲート部材(4)と前記ディテント板(1)の係止部(6)との間に張設されたばね(7)と、前記ディテント板(1)に形成され、前記ストッパ用突起(8)が当接するための段部(10)と、を備え、
前記ゲート部材(4)は、前記ばね(7)により前記ストッパ用突起(8)が前記段部(10)に当接するように付勢され、
前記レバー(22)の往復回動動作における一方向(M1)のみに対して、前記ストッパ用突起(8)が前記段部(10)に当接することにより、前記ゲート片(9)が前記ディテントピン(25)との当接によって回動不可能であり、前記ディテントピン(25)が、前記ゲート片(9)に当接した後に前記ゲート片(9)の下方に位置する前記ディテント凹部(C)に係合し、前記レバー(22)の回動が一時的に中断となることを特徴とするレバー装置用ディテント機構のディテント方法。 - 前記レバー(22)を前記一方向(M1)とは逆の他方向(M2)に回動する場合に、前記ゲート部材(4)の前記ゲート片(9)が前記ディテントピン(25)との当接によって回動し、前記ディテントピン(25)は停止されることなく連続移動できることを特徴とする請求項4記載のレバー装置用ディテント機構のディテント方法。
- 前記ディテント体(20)は、前記レバー(22)の両側に配設され、1本のみの前記ディテントピン(25)は、長手形状よりなると共に前記各ディテント体(20、20)の前記各ディテント凹部(A~E)に係合できることを特徴とする請求項4又は5記載のレバー装置用ディテント機構のディテント方法。
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