JP6592698B2 - ディテント機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ディテント機構に関し、特に、摩擦面として、山状突起を用いると共に、固定側又は可動側の山状突起として直交直線面を用いることにより、レバーの可動方向によって異なるディテント力を得るように構成するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のディテント機構としては、例えば、特許文献1に開示された図1〜図3の構成を図6〜図8に示すことができる。
すなわち、図6及び図7において、符号1で示されるものはケーシングであり、このケーシング1には、長手筒状に形成された軸受2を介して支持軸3が固定して設けられている。
前記軸受2には、第1、第2レバー4,5が回動自在に設けられ、この各レバー4,5は互いに接近して設けられていると共に、第1レバー4に設けられた第1弧状カム板6と第2レバー5に設けられた第2弧状カム板7とは、互いに接近して重合する状態で単独動作可能に構成されている。
前記第1弧状カム板6には、1個または複数の第1ディテント用凹部8が設けられ、前記第2弧状カム板7には、1個又は複数の第2ディテント用凹部9が設けられている。
前記第1、第2ディテント用凹部8,9のピッチは同一(同一でない場合も可)であり、この各レバー4,5を図2のように垂直位置に合わせた場合には各ディテント用凹部8,9が同一位置となるように構成されている。
前記ケーシング1側には、図8で示されるように、全体形状が凹状をなす保持体10が固定して設けられており、この保持体10には複数のロッド11が貫通され、このロッド11の外端11aにはナット12が螺合され、このナット12の締め具合により前記保持体10の開口13の幅Wの大きさを調整できるように構成されている。
前記開口13には1個のボール14が矢印Aの方向に沿って移動可能に設けられており、このボール14が実線で示す位置では前記各ディテント用凹部8,9と係合することができる位置となり、このボール14が点線で示される奥部位置15に位置したときは、ボール14がカム面20と摺動できるように構成されている。
前記保持体10の背部21のねじ孔22には棒状の復元用ねじ23が螺合されており、この復元用ねじ23を押入することによりボール14を点線の位置から実線で示される位置に移動させることができるように構成されている。
次に、動作について述べる。まず、図7で示されるように各レバー4,5を同一位置に揃えた状態下で、復元用ねじ23を押入すると、ボール14が点線から実線で示される位置に移動し、ボール14が各ディテント用凹部8,9に係合し各レバー4,5の回動は同時に拘束される。
前述の状態で、各レバー4,5の一方又は両方を回動させ、ボール14が各ディテント用凹部8,9からはずれてカム面20に摺接すると、この各ディテント用凹部8,9の底部とカム面20との差分Dだけ奥側へ押され、ボール14は実線から点線の位置において保持体10に係合される。
従って、前述の状態で、各レバー4,5の回動は自在となり、各々単独で回動動作を行うことができ、各レバー4,5に接続された被駆動部材(図示せず)を各々駆動することができる。
次に、各レバー4,5を再び拘束するためには、各レバー4,5の各ディテント用凹部8,9が一致するように各レバー4,5を回動した後、復元用ねじ23を押入することにより、この復元用ねじ23の先端がボール14を奥部位置15から各ディテント用凹部8,9側へ移動させ、ボール14が各ディテント用凹部8,9内へ係合して各レバー4,5の拘束が行われる。
尚、前述のボール4を係合する保持体10の開口13の幅Wを、前述ナット12を回転させることによって可変とすることができ、ボール14の係合の具合を調節することができる。
また、他の従来例としては、図示していないが、特許文献2において、回転するピンとプランジャと板状弾性部材とを用いた小型化されたディテント機構が開示されている。
特開2005−235001号公報 特開2008−117194号公報
従来のディテント機構は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、特許文献1のディテント機構の場合、ディテントの構成としては、ボールと凹部との組合わせであるため、大きいフリクションが得られないため、操作時の感触が十分ではなく、航空機におけるレバー操作の感覚に問題が残り、誤操作の原因となる恐れもあった。
また、レバー操作の操作方向の何れにおいても同じフリクションであるため(すなわち、フリクションを可変とすることは不可能である)、フリクションを操作方向によって変えたいとするニーズに応えることは困難であった。
また、特許文献2の構成の場合、プランジャの先端の一対の側部の傾斜角度を互いに異ならせることにより、ピンを往復させた場合のディテント機構のディテント感に差を持たせるようにしており、ピンとプランジャが当接した場合のプランジャの出没動作は、板状弾性部材の弾性を用いているため、この板状弾性部材の弾性に「へたり」が発生した場合には、ディテント機構のディテント感が当初よりも変化する恐れがあった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、摩擦面として、山状突起を用いると共に、固定側又は可動側の山状突起として直交直線面を用いることにより、レバーの可動方向によって異なるディテント力を得るように構成したディテント機構を提供することを目的とする。
本発明によるディテント機構は、本体に固定された固定摩擦部と、前記固定摩擦部に設けられ互いに隙間をあげて並列配置された複数の第1、第2、第3固定摩擦板と、前記各固定摩擦板をカラーを介して挟持するためのねじ及びナットと、前記各固定摩擦板の前記隙間内に回転自在に介挿されかつ、レバーに接続された第1、第2段付可動摩擦板と、前記段付可動摩擦板の一端側に形成され他の部分より高い段部と、を備え、前記段部が前記固定摩擦板に係合されることにより、前記段付可動摩擦板の位置決めが行われ、かつ、前記段付可動摩擦板の回動角度範囲は有限角である構成としたディテント機構において、前記各固定摩擦板に設けられた第1、第4、第5、第8山状突起部又は第2、第3、第6、第7山状突起部と、前記各段付可動摩擦板の両面に設けられ前記第1、第4、第5、第8山状突起部又は第2、第3、第6、第7山状突起部に対して摩擦を供って摺動する第2、第3、第6、第7山状突起部又は第1、第4、第5、第8山状突起部と、を備え、前記第1、第4、第5および第8山状突起部と、前記第2、第3、第6および第7山状突起部とは、互いに形状が異なり、前記第1、第4、第5、第8山状突起部又は第2、第3、第6、第7山状突起部は、前記各固定摩擦板又は前記段付可動摩擦板の面方向に対して直交する直交直線面を有する構成であり、また、前記固定摩擦板は、3枚よりなり、前記段付可動摩擦板は2枚よりなり、前記固定摩擦板と段付可動摩擦板により形成される摩擦面は4面である構成であり、また、前記固定摩擦板はアルミ青銅又はステンレスからなり、前記段付可動摩擦板はステンレス又はアルミ青銅からなる構成であり、また、請求項1ないし3の何れかに記載のディテント機構を少なくとも2個並設して冗長系をなす構成である。
本発明によるディテント機構は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、本体に固定された固定摩擦部と、前記固定摩擦部に設けられ互いに隙間をあげて並列配置された複数の第1、第2、第3固定摩擦板と、前記各固定摩擦板をカラーを介して挟持するためのねじ及びナットと、前記各固定摩擦板の前記隙間内に回転自在に介挿されかつ、レバーに接続された第1、第2段付可動摩擦板と、前記段付可動摩擦板の一端側に形成され他の部分より高い段部と、を備え、前記段部が前記固定摩擦板に係合されることにより、前記段付可動摩擦板の位置決めが行われ、かつ、前記段付可動摩擦板の回動角度範囲は有限角である構成としたディテント機構において、前記各固定摩擦板に設けられた第1、第4、第5、第8山状突起部又は第2、第3、第6、第7山状突起部と、前記各段付可動摩擦板の両面に設けられ前記第1、第4、第5、第8山状突起部又は第2、第3、第6、第7山状突起部に対して摩擦を供って摺動する第2、第3、第6、第7山状突起部又は第1、第4、第5、第8山状突起部と、を備え、前記第1、第4、第5および第8山状突起部と、前記第2、第3、第6および第7山状突起部とは、互いに形状が異なり、前記第1、第4、第5、第8山状突起部又は第2、第3、第6、第7山状突起部は、前記各固定摩擦板又は前記段付可動摩擦板の面方向に対して直交する直交直線面を有することにより、小型の構成にできると共に、レバーの往復動で互いに異なる強さのディテント感覚を得ることができると共に、ディテント作用にへたりの発生しにくい安定した動作が得られる。
また、前記固定摩擦板は、3枚よりなり、前記段付可動摩擦板は2枚よりなり、前記固定摩擦板と段付可動摩擦板により形成される摩擦面は4面であることにより、冗長系を簡単に得ることができる。
また、前記固定摩擦板はアルミ青銅又はステンレスからなり、前記段付可動摩擦板はステンレス又はアルミ青銅からなることにより、へたりを防止できる。
また、請求項1ないし3の何れかに記載のディテント機構を少なくとも2個並設して冗長系を構成したことにより、小型の冗長系を得ることができる。
本発明によるディテント機構を示す構成図である。 本発明によるディテント機構の正面図である。 図2の要部を示す斜視図である。 図1の要部の拡大構成図である。 図2のディテント機構を冗長系とした構成図である。 従来のローラ・カム方式のオーバライド機構を示す断面図である。 図6の右側面図である。 図7の要部の拡大図である。
本発明によるディテント機構は、摩擦面として、山状突起を用いると共に、固定側又は可動側の山状突起として直交直線面を用いることにより、レバーの可動方向によって異なるディテント力を得るようにしたディテント機構を得ることである。
以下、図面と共に本発明によるディテント機構の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号40で示されるものは、航空機等の本体であり、前記本体40の下面40aには、図2に示されるように全体形状がT字型をなす第2固定摩擦板45が取付ねじ41によって斜め下方に延設され傾斜した状態で固定摩擦部40Aをなすように固定されている。
前記第2固定摩擦板45の両側には、一対のカラー43,44を介して一対の第1、第3固定摩擦板46,45Aが設けられている。
前記各カラー43,44によって形成された一対の隙間47,48には、全体形状が弧状をなす一対の第1、第2段付可動摩擦板50,49が摩擦を伴って摺動できるように構成され、前記各固定摩擦板46,45,45Aは、各固定摩擦板46,45,45A及び前記各カラー43,44を貫通する一対のねじ51a,51及びナット52,53及び皿ばね54によって挟持されると共に矢印A,Bで示される押圧力によって締結されている。
前記各隙間47,48内に介挿された一対の段付可動摩擦板50,49により、前記各固定摩擦板46,45,45Aと各段付可動摩擦板50,49との間には、合計で4ヶ所の摩擦面55が形成されている。
前記各段付可動摩擦板50,49は、図1のレバー56に一体状に接続されており、このレバー56を矢印Cの方向に回動することにより、このレバー56に設けられた各段付可動摩擦板50,49は図1の実線で示す位置から一点鎖線で示される位置に有限角の回動角度範囲で回動できるように構成されている。
尚、各固定摩擦板46,45,45Aと段付可動摩擦板50,49の枚数は、図示の枚数に限らず、任意の数とすることができる。
前記各段付可動摩擦板50,49には、図1で示されるように、その一端側60において、外側部61と内側部62を接続する状態で段部63が形成されている。
前記段部63は、他の部分64よりも1段と高くなるように構成され、この段部63は各段付可動摩擦板50,49の肉厚を厚くするか、又は、プレス加工によって曲折加工して段状とするかの何れかによって形成されている。
従って、前述の構成において、前記レバー56を矢印Aの方向に回動させると、前記各固定摩擦板46,45,45Aに対して前記各段付可動摩擦板50,49が各摩擦面55を介して摩擦摺動して回動し前記段部63が、図1の実線から一点鎖線で示されるように回動すると、前記段部63が各固定摩擦板45,46と係合し、1段階のみのレバー56の操作によってレバー56のディテント動作を達成できる。
前記レバー56を矢印Cの方向とは逆方向に回動させることにより、前記段部63と各固定摩擦板46,45,45Aとのディテント状態は解除される。
尚、前記レバー56には、例えば、フラップ駆動部等の航空機の各種機構を接続し、小型で薄型の本発明のディテント機構によって確実な動作を行うことができる。
また、図5は、本発明によるディテント機構を一対として冗長系として構成した場合を示している。
尚、前記各固定摩擦板46,45,45Aはアルミ青銅よりなり、各段付可動摩擦板50,49はステンレスが好適である。
前述の材料は、ステンレスとアルミ青銅を逆として用いることもできる。
前述の図2における各摩擦面55は、本発明において特に開発されたもので、実際には、図4で示されるように構成されている。
すなわち、前記第1固定摩擦板46には第1山状突起部70が形成され、前記第1段付可動摩擦板50の両面には第2山状突起部71及び第3山状突起部72が形成されている。
前記第2固定摩擦板45の両面には、第4、第5山状突起部73,74が設けられ、前記第2段付可動摩擦板49の両面には第6、第7山状突起部75,76が設けられ、前記第3固定摩擦板7の内面には第8山状突起部77が形成されている。
前記各山状突起部70〜77のうち、第1、第4、第5、第8山状突起部70,73,74,77の形状は、傾斜部80,81と前記各固定摩擦板46,45,45Aの面方向Cに対して直交する直交直線面90とから構成されている。
前記各段付可動摩擦板50,49の各山状突起部71,72,75,76は、何れも前記傾斜部80のみで構成されている。
前述の構成において、図4の状態下で、各段付可動摩擦板50,49を矢印Mの方向に移動させると、各山状突起部71,72,75,76の各傾斜部80が前記各直交直線面90と当接した後、この各直交直線面90を乗り越えて上方へ移動するため、抵抗が大で、大きい力を必要とし、逆に、乗り越えた後に、各段付可動摩擦板50,49を矢印Nの方向に移動させると、各傾斜部81が各固定摩擦板46,45,45Aの各傾斜部80に当接した後にこれを乗り越えるため、各傾斜部80と81同志の当接摺動であるが故に、抵抗が前回よりは小さく、この小さい力で乗り越えることができる。
従って、図4のように構成された摩擦面55を有する固定摩擦部40Aを有し、飛行機等の本体40に設けたディテント機構に採用すると、前記レバー56を矢印Mの方向に回動させるとレバー56の動作が重くなり、矢印Mとは逆の矢印Nの方向に回動させると、レバー56の動作は前述よりも逆となり、前記段部63でレバー56の位置決め(ディテント)を行う際のレバー56の機能を使い分けすることができる。
尚、前記第1、第4、第5、第8山状突起部70,73,74,77は各固定摩擦板46,45,45Aに形成し、第2、第3、第6、第7山状突起部71,72,75,76は各段付可動摩擦板50,49に形成したが、各固定摩擦板46,45,45Aに第2、第3、第6、第7山状突起部71,72,75,76を形成し、各段付可動摩擦板50,49に第1、第4、第5、第8山状突起部70,73,74,77を形成しても同様の作用が得られる。
また、図2のディテント機構を一対並設した場合には、図5で示される冗長系のディテント機構を得ることができる。
次に、本発明によるディテント機構の要旨とするところは、以下の通りである。
すなわち、本体40に固定された固定摩擦部40Aと、前記固定摩擦部40Aに設けられ互いに隙間47,48をあけて並列配置された複数の第1、第2、第3固定摩擦板46,45,45Aと、前記各固定摩擦板46,45,45Aをカラー43,44を介して挟持するためのねじ51a,51及びナット52,53と、前記各固定摩擦板46,45,45Aの前記隙間47,48内に回転自在に介挿されかつ、レバー56に接続された第1、第2段付可動摩擦板50,49と、前記段付可動摩擦板50,49の一端側60に形成され他の部分64より高い段部63と、を備え、前記段部63が前記隙間47,48内に挿入されることにより、前記段付可動摩擦板50,49の位置決めが行われ、かつ、前記段付可動摩擦板50,49の回動角度範囲は有限角である構成としたディテント機構において、前記各固定摩擦板46,45,45Aに設けられた第1、第4、第5、第8山状突起部70,73,74,77又は第2、第3、第6、第7山状突起部71,72,75,76と、前記各段付可動摩擦板50,49の両面に設けられ前記第1、第4、第5、第8山状突起部70,73,74,77又は第2、第3、第6、第7山状突起部71,72,75,76に対して摩擦を供って摺動する第2、第3、第6、第7山状突起部71,72,75,76又は第1、第4、第5、第8山状突起部70,73,74,77と、を備え、前記各山状突起部70,73,74,77と71,72,75,76は、互いに形状が異なり、前記第1、第4、第5、第8又は第2、第3、第6、第7山状突起部70,73,74,77又は71,72,75,76は、前記各固定摩擦板46,45,45A又は前記段付可動摩擦板50,49の面方向Cに対して直交する直交直線面90を有することを特徴とするディテント機構。
前記固定摩擦板46,45,45Aは、3枚よりなり、前記段付可動摩擦板50,49は2枚よりなり、前記固定摩擦板46,45,45Aと段付可動摩擦板50,49により形成される摩擦面55は4面であることを特徴とする請求項1記載のディテント機構。
前記固定摩擦板46,45,45Aはアルミ青銅又はステンレスからなり、前記段付可動摩擦板50,49はステンレス又はアルミ青銅からなることを特徴とする請求項1又は2記載のディテント機構。
請求項1ないし3の何れかに記載のディテント機構を少なくとも2個並設して冗長系を構成したことを特徴とするディテント機構。
本発明によるディテント機構は、レバーの往復動作において異なるディテント力を発揮できると共に、小型で冗長系もでき、飛行機等のレバー操作における信頼性を大幅に向上させることができる。
40 本体
40A 固定摩擦部
42 第1固定摩擦部
46,45,45A 第1、第2、第3固定摩擦板
47,48 隙間
50 段付可動摩擦板
51 ねじ
55 摩擦面
56 レバー
60 一端側
61 外側部
62 内側部
63 段部
64 他の部分
70,71,72,73,74,75,76,77 第1〜第8山状突起部
80,81 傾斜部
90 直交直線面

Claims (4)

  1. 本体(40)に固定された固定摩擦部(40A)と、前記固定摩擦部(40A)に設けられ互いに隙間(47,48)をあげて並列配置された複数の第1、第2、第3固定摩擦板(46,45,45A)と、前記各固定摩擦板(46,45,45A)をカラー(43,44)を介して挟持するためのねじ(51a,51)及びナット(52,53)と、前記各固定摩擦板(46,45,45A)の前記隙間(47,48)内に回転自在に介挿されかつ、レバー(56)に接続された第1、第2段付可動摩擦板(50,49)と、前記段付可動摩擦板(50,49)の一端側(60)に形成され他の部分(64)より高い段部(63)と、を備え、
    前記段部(63)が前記固定摩擦板(45,46)に係合されることにより、前記段付可動摩擦板(50,49)の位置決めが行われ、かつ、前記段付可動摩擦板(50,49)の回動角度範囲は有限角である構成としたディテント機構において、
    前記各固定摩擦板(46,45,45A)に設けられた第1、第4、第5、第8山状突起部(70,73,74,77)又は第2、第3、第6、第7山状突起部(71,72,75,76)と、前記各段付可動摩擦板(50,49)の両面に設けられ前記第1、第4、第5、第8山状突起部(70,73,74,77)又は第2、第3、第6、第7山状突起部(71,72,75,76)に対して摩擦を供って摺動する第2、第3、第6、第7山状突起部(71,72,75,76)又は第1、第4、第5、第8山状突起部(70,73,74,77)と、を備え、
    前記第1、第4、第5および第8山状突起部(70,73,74,77)と、前記第2、第3、第6および第7山状突起部(71,72,75,76)は、互いに形状が異なり、前記第1、第4、第5、第8山状突起部(70,73,74,77)又は第2、第3、第6、第7山状突起部(71,72,75,76)は、前記各固定摩擦板(46,45,45A)又は前記段付可動摩擦板(50,49)の面方向(C)に対して直交する直交直線面(90)を有することを特徴とするディテント機構。
  2. 前記固定摩擦板(46,45,45A)は、3枚よりなり、前記段付可動摩擦板(50,49)は2枚よりなり、前記固定摩擦板(46,45,45A)と段付可動摩擦板(50,49)により形成される摩擦面(55)は4面であることを特徴とする請求項1記載のディテント機構。
  3. 前記固定摩擦板(46,45,45A)はアルミ青銅又はステンレスからなり、前記段付可動摩擦板(50,49)はステンレス又はアルミ青銅からなることを特徴とする請求項1又は2記載のディテント機構。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載のディテント機構を少なくとも2個並設して冗長系を構成したことを特徴とするディテント機構。
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