JP2014201185A - 変速機のレバー装置 - Google Patents

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晃弘 西川
Akihiro Nishikawa
晃弘 西川
鈴木 剛
Takeshi Suzuki
鈴木  剛
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Abstract

【課題】変速機のレバー装置において、レバーの誤操作を防止するとともに、レバーの操作性を向上させることにある。【解決手段】Rレンジ位置とNレンジ位置との間には、複数個の突出片(19、20・20)を夫々配置する。Rレンジ位置とNレンジ位置との間に配置される第1突出片(19)には、Pレンジ位置側の先端部が揺動規制位置側に位置し且つLレンジ位置側の先端部が揺動規制解除位置側に位置するような第1傾斜面(30)を形成している。一方、Dレンジ位置と2レンジ位置との間、及び2レンジ位置とLレンジ位置との間に配置される各第2突出片(20・20)には、Lレンジ位置側の先端部が揺動規制位置側に位置し且つPレンジ位置側の先端部が揺動規制解除位置側に位置するような第2傾斜面(31・31)を形成している。【選択図】図1

Description

この発明は、変速機のレバー装置に係り、特に自動変速機においてガイド孔が形成されたディテントプレートを設けた変速機のレバー装置に関する。
従来、車両に搭載される自動変速機には、レバーを操作するためのレバー装置が設けられている。
このレバー装置は、レバーのノブに設けた操作ボタンを押すことにより、ポジションピンをディテントプレートに形成したガイド孔の各段差部に係合・離脱させ、レバーを回動させている。
即ち、このレバー装置にあって、図9に示すように、ディテントプレート101には、ポジションピン102と係合してレバーの回動を規制する規制凸部103を内部に備えたガイド孔104が形成されている。
ガイド孔104の内部には、レバー揺動方向にて、規制凸部103に対して一側にPレンジ位置(P)を配置する一方、規制凸部103に対して他側にPレンジ位置(P)側から順次にRレンジ位置(R)とNレンジ位置(N)とDレンジ位置(D)と2レンジ位置(2)とLレンジ位置(L)とを配置している。
この場合、ガイド孔104の内部には、レバー揺動方向の他側において、Rレンジ位置(R)のためのRレンジ段差部105と、Nレンジ位置(N)・Dレンジ位置(D)のためのNレンジ・Dレンジ段差部106と、2レンジ位置(2)のための2レンジ段差部107と、Lレンジ位置(L)のためのLレンジ段差部108とが形成されている。
そして、このレバー装置にあっては、上記の各段差部によってフリーセレクトの規制を行っており、また、Pレンジ位置(P)とRレンジ位置(R)間でのレバーの移動、Nレンジ位置(N)からRレンジ位置(R)へのレバーの移動、Dレンジ位置(D)から2レンジ位置(2)へのレバーの移動、2レンジ位置(2)からLレンジ位置(L)へのレバーの移動では、ノブの操作ボタンを押してポジションピン102を下方へ移動させないと、シフト操作できない構造としている。
このような変速機のレバー装置としては、以下の先行技術文献がある。
特開平5−79111号公報
特許文献1に係る自動変速機のシフトレバー装置は、ノブボタン(操作ボタンに相当する)を操作せずにシフトレバー(レバーに相当する)を操作できる方向のポジション溝(ガイド孔に相当する)の凸部(段差部に相当する)の傾斜角度を、ノブボタン(操作ボタンに相当する)を操作してシフトレバー(レバーに相当する)を操作する方向のポジション溝(ガイド孔に相当する)の凸部(段差部に相当する)の傾斜角度よりも小さく形成した構造である。
ところが、上記の特許文献1において、フリーセレクト規制では凸部(段差部に相当する)を利用してポジションピンを移動(上下動)させているため、強い勢いで移動させると、ポジションピンの戻り速度が間に合わず、ポジションピン又はシフトレバー(レバーに相当する)がLレンジ位置(L)からRレンジ位置(R)又はPレンジ位置(P)へ飛び越すことがあり(図9の二点鎖線を参照)、レバーの誤操作が発生するおそれがあった。
また、ポジション溝(ガイド孔に相当する)に凸部(段差部に相当する)が多く存在することで、ポジションピンを移動(上下動)させるノブボタン(操作ボタンに相当する)のストローク量が大きくなり、シフトレバー(レバーに相当する)の操作性が低下するという不都合があった。
そこで、この発明は、レバーの誤操作を防止するとともに、レバーの操作性を向上させることができる変速機のレバー装置を提供することを目的とする。
この発明は、車体に固定されたベースプレートを設け、前記ベースプレートに下端部が回転軸を中心に回動支持されるとともに上端部にノブを備えた中空状のレバーを設け、前記ノブに設けた操作ボタンの操作によって揺動規制位置と揺動規制解除位置との間をスライド可能であり且つ弾性体により前記揺動規制位置側に付勢される操作ロッドを前記レバーの内部に挿入して設け、前記操作ロッドのスライドに伴って前記揺動規制位置と前記揺動規制解除位置との間を移動するポジションピンを前記操作ロッドに設け、前記ポジションピンと係合して前記レバーの回動を規制する規制凸部を内部に備えたガイド孔が形成されたディテントプレートを前記ベースプレートに取り付け、前記ガイド孔の内部には、レバー揺動方向にて、前記規制凸部に対して一側にPレンジ位置を配置する一方、前記規制凸部に対して他側に前記Pレンジ位置側から順次にRレンジ位置とNレンジ位置とDレンジ位置と2レンジ位置とLレンジ位置とを配置し、前記操作ボタン及び前記レバーの操作に応じて前記操作ロッドを前記揺動規制位置から前記揺動規制解除位置へ移動させて前記ポジションピンを前記Pレンジ位置から離脱させることにより、前記レバーの回動規制を解除して前記レバーを前記Pレンジ位置から他のレンジ位置へ移動可能とする変速機のレバー装置において、前記ディテントプレートの前記ガイド孔を、前記Rレンジ位置から前記Lレンジ位置の間で少なくとも前記揺動規制位置側が円弧状となるような円弧状ガイド孔に形成し、前記ディテントプレートには、前記揺動規制位置側から前記揺動規制解除位置側に向けて弾性部材によって付勢力が作用された状態で保持されるとともに、先端部が前記弾性部材の付勢力によって前記ガイド孔の内部に突出する複数個の突出片を取り付け、前記複数個の突出片を、レバー揺動方向にて、前記Rレンジ位置と前記Nレンジ位置との間と、前記Dレンジ位置と前記2レンジ位置との間と、前記2レンジ位置と前記Lレンジ位置との間とに夫々配置し、前記複数個の突出片のうち前記Rレンジ位置と前記Nレンジ位置との間に配置される第1突出片には、レバー揺動方向にて、前記Pレンジ位置側の先端部が前記揺動規制位置側に位置し且つ前記Lレンジ位置側の先端部が前記揺動規制解除位置側に位置するような第1傾斜面を形成する一方、前記複数個の突出片のうち前記Dレンジ位置と前記2レンジ位置との間、及び前記2レンジ位置と前記Lレンジ位置との間に配置される各第2突出片には、レバー揺動方向にて、前記Lレンジ位置側の先端部が前記揺動規制位置側に位置し且つ前記Pレンジ位置側の先端部が前記揺動規制解除位置側に位置するような第2傾斜面を形成したことを特徴とする。
この発明は、レバーの誤操作を防止するとともに、レバーの操作性を向上させることができる。
図1はレバーがPレンジ位置(P)の際のレバー装置の側面図である。(実施例) 図2は図1のディテントプレートのガイド孔付近の拡大側面図である。(実施例) 図3は図2のディテントプレートに取り付けられた各突出片を説明する拡大図である。(実施例) 図4はポジションピンと第1突出片(第2突出片も同じ)との係合状態の拡大断面図である。(実施例) 図5はレバーがDレンジ位置(D)で、Dレンジ位置(D)から2レンジ位置(2)に移動する際のポジションピン付近の拡大断面図である。(実施例) 図6はレバーがDレンジ位置(D)から2レンジ位置(2)に向かう際のポジションピンの移動と第2突出片の移動を表示したポジションピン付近の拡大断面図である。(実施例) 図7はレバーが2レンジ位置(2)で、2レンジ位置(2)からDレンジ位置(D)に移動する際のポジションピン付近の拡大断面図である。(実施例) 図8はレバーが2レンジ位置(2)からDレンジ位置(D)に向かう際のポジションピンの移動と第2突出片の移動を表示したポジションピン付近の拡大断面図である。(実施例) 図9は従来においてポジションピンの移動を示すディテントプレートの側面図である。(従来例)
この発明は、レバーの誤操作を防止するとともに、レバーの操作性を向上させる目的を、強い勢いでシフト移動させた時でも、ポジションピン又はレバーがLレンジ位置(L)からRレンジ位置(R)又はPレンジ位置(P)へ飛び越すことを防止し、また、ポジションピンを移動させるノブの操作ボタンのストローク量を減らすことにより実現するものである。
図1〜図8は、この発明の実施例を示すものである。
図1に示すように、車両には、変速機として搭載された自動変速機を操作するレバー装置1が設けられる。
このレバー装置1は、車体2に固定されたベースプレート3と、このベースプレート3にプレート支持部材4を介して立設されたディテントプレート5と、このディテントプレート5に取り付けられたレバー6とを備える。
レバー6は、中空状であって、ベースプレート3に下端部6Aが回転軸7を中心に回動支持されるとともに、上端部6Bにノブ8を備えている。回転軸7は、プレート支持部材4と一体でベースプレート3に立設した軸支持部材9に取り付けられている。
レバー6の内部には、図1、図2に示すように、ノブ8に設けた操作ボタン10の操作(押し操作)によって上側の揺動規制位置P1と下側の揺動規制解除位置P2との間をスライド可能であり且つ弾性体11により揺動規制位置P1側に付勢される操作ロッド12が挿入して設けられる。
操作ロッド12には、該操作ロッド12のスライドに伴って揺動規制位置P1と揺動規制解除位置P2との間を移動(上下動)するポジションピン13が固定して設けられる。このポジションピン13は、レバー6に形成したピン用縦長孔14からレバー6の軸方向に対して直交方向に突出し、操作ロッド12のスライドに伴ってピン用縦長孔14内で上下方向に移動可能である。ピン用縦長孔14は、上端が揺動規制位置P1となり、下端が揺動規制解除位置P2となる。
図2、図3に示すように、ディテントプレート5には、ポジションピン13と係合してレバー6の回動を規制する規制凸部15を内部に備えたガイド孔16が形成される。
ディテントプレート5において、ガイド孔16の内部には、レバー揺動方向(レンジ配列方向 )Fにて、規制凸部15に対して一側にPレンジ位置(P)を配置する一方、規制凸部15に対して他側にPレンジ位置(P)側から順次にRレンジ位置(R)とNレンジ位置(N)とDレンジ位置(D)と2レンジ位置(2)とLレンジ位置(L)とが配置される。
この場合、ガイド孔16の円弧状の上側内周面17は、ピン用縦長孔14の上端と同じ高さであって、揺動規制位置P1と一致する。また、ガイド孔16の円弧状の下側内周面18は、ピン用縦長孔14の下端と同じ高さであって、揺動規制解除位置P2と一致する。
このような構造のレバー装置1においては、操作ボタン10及びレバー6の操作に応じて操作ロッド12を揺動規制位置P1から揺動規制解除位置P2へ移動させてポジションピン13をPレンジ位置(P)から離脱させることにより、レバー6の回動規制を解除してレバー6をPレンジ位置(P)から他のレンジ位置へ移動可能とする。
この実施例において、図2、図3に示すように、ガイド孔16は、Rレンジ位置(R)からLレンジ位置(L)の間で少なくとも揺動規制位置P1側が円弧状となるような円弧状ガイド孔に形成される。ガイド孔16は、規制凸部15に対して一側の規制凹部16Aと、規制凸部15に対して他側の円弧状部16Bとからなる。
図1、図2に示すように、ディテントプレート5には、複数個の突出片として、第1突出片19と、一対の第2突出片20・20とが取り付けられる。
第1突出片19は、レバー揺動方向Fにて、Rレンジ位置(R)とNレンジ位置(N)との間に配置される。
一対の第2突出片20・20において、一方の第2突出片20は、レバー揺動方向Fにて、Dレンジ位置(D)と2レンジ位置(2)との間に配置される。他方の第2突出片20は、レバー揺動方向Fにて、2レンジ位置(2)とLレンジ位置(L)との間に配置される。
また、図1〜図3に示すように、第1突出片19は、ガイド孔16の円弧状部16Bの上側内周面17に窪んで形成した第1取付孔21内に挿入して配置される。
一対の第2突出片20・20は、ガイド孔16の円弧状部16Bの上側内周面17に窪んで形成した一対の第2取付孔22・22内に挿入して配置される。
更に、第1突出片19は、揺動規制位置P1側から揺動規制解除位置P2側に向けて第1弾性部材23によって付勢力が作用された状態で保持されるとともに、第1先端部24が第1弾性部材23の付勢力によってガイド孔16の円弧状部16Bの内部に突出する。
一対の第2突出片20・20は、揺動規制位置P1側から揺動規制解除位置P2側に向けて一対の第2弾性部材25・25によって付勢力が作用された状態で保持されるとともに、一対の第2先端部26・26が一対の第2弾性部材25・25の付勢力によってガイド孔16の円弧状部16Bの内部に突出する。
図4に示すように、第1突出片19が第1取付孔21内から飛び出さないように、飛出防止機構(係合機構)27が設けられる。この飛出防止機構27は、ディテントプレート5の第1取付孔21内に突出して形成した係合突部28と、この係合突部28と係合するように第1突出片19に窪んで形成した係合爪部29とからなる。
なお、この飛出防止機構27は、一対の第2突出片20・20側にも夫々同様に設けられているものであって、ここでは、その説明を省略する。
図3に示すように、Rレンジ位置(R)とNレンジ位置(N)との間に配置される第1突出片19には、レバー揺動方向Fにて、Pレンジ位置(P)側の先端部30Aが揺動規制位置P1側に位置し且つLレンジ位置(L)側の先端部30Bが揺動規制解除位置P2側に位置するような第1傾斜面30が形成される。
また、Dレンジ位置(D)と2レンジ位置(2)との間、及び2レンジ位置(2)とLレンジ位置(L)との間に配置される各第2突出片20・20には、レンジ配列方向Fにて、Lレンジ位置(L)側の先端部31A・31Aが揺動規制位置P1側に位置し且つPレンジ位置(P2)側の先端部31B・31Bが揺動規制解除位置P2側に位置するような第2傾斜面31・31が形成される。
この実施例では、上記の構造により、以下のような作用効果がある。
レバー装置1においては、レバー6のノブ8に設けた操作ボタン10を押すことで、操作ロッド12に設けたポジションピン13は、操作ロッド12のスライドに伴って揺動規制位置P1側から揺動規制解除位置P2側へ移動する。
そして、レバー6がPレンジ位置(P)の際には(図1参照)、操作ボタン10を押すことにより、ポジションピン13が揺動規制位置P1側から揺動規制解除位置P2側へ移動して、レバー6をPレンジ位置(P)からRレンジ位置(R)へ移動、又は、Rレンジ位置(R)からPレンジ位置(P)へ移動させることができる。
その後、ポジションピン13又はレバー6がRレンジ位置(R)であり、レバー6をNレンジ位置(N)、若しくはDレンジ位置(D)へ移動させる際には、図4に示すように、ポジションピン13が第1突出片19の第1傾斜面30に当接し、ポジションピン13によって第1傾斜面30が第1突出片19の付勢力方向とは反対方向へ押されて、第1突出片19が軸線19C方向で第1弾性部材23の付勢力方向とは反対方向に移動し(押し上げる方向への移動)、第1突出片19の移動規制を解除し、レバー6のNレンジ位置(N)、若しくはDレンジ位置(D)へのフリーセレクトが可能となる。
なお、図4では、一例として、第1突出片19の動きを説明したが、一対の第2突出片20・20の動きも第1突出片19の動きと同様である。
これにより、操作ボタン10を押さない状態でレバー6を回動させても、第1突出片19に邪魔されることがなく、ポジションピン13は、ガイド孔16の段差のない円弧状部16Bに沿ってRレンジ位置(R)からNレンジ位置(N)、若しくはDレンジ位置(D)へと移動することができる。
図5には、ポジションピン13又はレバー6がDレンジ位置(D)であり、操作ボタン10を押すことなく、レバー6をDレンジ位置(D)から2レンジ位置(2)へ移動させようとする場合を示す。この場合、ポジションピン13が、Dレンジ位置(D)と2レンジ位置(2)間の第2突出片20の第2傾斜面31のPレンジ位置(P)側の先端部31Bに当接して、ポジションピン13又はレバー6の2レンジ位置(2)側へのフリーセレクトの規制を行うことができる。
また、ポジションピン13又はレバー6が2レンジ位置(2)であり、操作ボタン10を押すことなく、レバー6を2レンジ位置(2)からLレンジ位置(L)へ移動させようとする際には、ポジションピン13が、2レンジ位置(2)とLレンジ位置(L)間の第2突出片20の第2傾斜面31のPレンジ位置(P)側の先端部31Bに当接して、ポジションピン13又はレバー6のLレンジ位置(L)側へのフリーセレクトの規制を行うことができる。
そして、図6に示すように、レバー6をDレンジ位置(D)から2レンジ位置(2)へと移動させようとした際、あるいは、レバー6を2レンジ位置(2)からLレンジ位置(L)へと移動させようとする際には、操作ボタン10を押すことにより、ポジションピン13を揺動規制位置P1から揺動規制解除位置P2に移動させつつ、レバー6をDレンジ位置(D)から2レンジ位置(2)、あるいは、レバー6を2レンジ位置(2)からLレンジ位置(L)へ移動させることができる。
逆に、図7、図8には、レバー6が2レンジ位置(2)であり、2レンジ位置(2)からDレンジ位置(D)へ移動する場合を示す。この場合、操作ボタン10を押すことなく、ポジションピン13が2レンジ位置(2)とDレンジ位置(D)間の第2突出片20の第2傾斜面31に当接して、第2突出片20を第2弾性部材25の付勢力方向とは反対方向に押し上げて、第2突出片20の移動規制を解除して、レバー6のフリーセレクトが可能となる。
また、レバー6がLレンジ位置(L)であり、Lレンジ位置(L)から2レンジ位置(2)へ移動する際には、ポジションピン13がLレンジ位置(L)と2レンジ位置(2)間の第2突出片20の第2傾斜面31に当接して、第2突出片20を第2弾性部材25の付勢力方向とは反対方向に押し上げて、第2突出片20の移動規制を解除して、レバー6のフリーセレクトが可能となる。
これにより、操作ボタン10を押さない状態で、レバー6を回動させても、第2突出片20に邪魔されることがなく、ポジションピン13を、ガイド孔16の段差のない円弧状部16Bに沿ってLレンジ位置(L)から2レンジ位置(2)、そして、2レンジ位置(2)からDレンジ位置(D)へと移動させることができる。
また、ポジションピン13又はレバー6がDレンジ位置(D)であり、Dレンジ位置(D)からRレンジ位置(R)へ移動させる際、又は、ポジションピン13又はレバー6がNレンジ位置(N)であり、Nレンジ位置(N)からRレンジ位置(R)へ移動させる際には、ポジションピン13が第1突出片19の第1傾斜面30のLレンジ位置(L)側の先端部30Bに当接して、この先端部30Bによってポジションピン13又はレバー6のRレンジ位置(R)側へのフリーセレクトの規制を行うことができる。
従って、レバー6をDレンジ位置(D)からRレンジ位置(R)へ移動する際、又は、レバー6をNレンジ位置(N)からRレンジ位置(R)へ移動する際には、操作ボタン10を押して、ポジションピン13を揺動規制位置P1から揺動規制解除位置P2に移動させつつ、レバー6をDレンジ位置(D)からRレンジ位置(R)へ、又は、レバー6をNレンジ位置(N)からRレンジ位置(R)へと移動させることができる。
この結果、レバー6のフリーセレクト時には、ポジションピン13がRレンジ位置(R)とLレンジ位置(L)との間でガイド孔16の円弧状部16Bに沿って移動でき、各レンジ位置間に段差が生じないため、操作ボタン10のストローク量を低減でき、レバー6の操作性を向上することができる。
また、レバー6をLレンジ側(L)からRレンジ側(R)に移動させる際には、ポジションピン13の戻り速度が低下した場合であっても、第1突出片19でレバー6がRレンジ位置(R)に侵入するのを防止できる。つまり、レバー6が、Lレンジ位置(L)からNレンジ位置(N)を飛び越えて、直接、Rレンジ位置(R)又はPレンジ位置(P)へ侵入するのを防止することができ、レバー6の誤操作を防止することができる。
この発明に係る変速機のレバー装置を、各種車両に適用可能である。
1 自動変速機のレバー装置
2 車体
3 ベースプレート
4 プレート支持部材
5 ディテントプレート
6 レバー
6A レバーの下端部
6B レバーの上端部
7 回転軸
8 ノブ
9 軸支持部材
10 操作ボタン
11 弾性体
12 操作ロッド
13 ポジションピン
14 ピン用縦長孔
15 規制凸部
16 ガイド孔
16A ガイド孔の規制凹部
16B ガイド孔の円弧状部
17 ガイド孔の上側内周面
18 ガイド孔の下側内周面
19 第1突出片
20・20 第2突出片
21 第1取付孔
22・22 第2取付孔
23 第1弾性部材
24 第1突出片の第1先端部
25・25 第2弾性部材
26・26 第2突出片の第2先端部
27 飛出防止機構
28 係合突部
29 係合爪部
30 第1突出片の第1傾斜面
30A 第1傾斜面のPレンジ位置(P)側の先端部
30B 第1傾斜面のLレンジ位置(L)側の先端部
31 第2突出片の第2傾斜面
31A・31A 第2傾斜面のLレンジ位置(L)側の先端部
31B・31B 第2傾斜面のPレンジ位置(P)側の先端部
P1 揺動規制位置
P2 揺動規制解除位置

Claims (1)

  1. 車体に固定されたベースプレートを設け、前記ベースプレートに下端部が回転軸を中心に回動支持されるとともに上端部にノブを備えた中空状のレバーを設け、前記ノブに設けた操作ボタンの操作によって揺動規制位置と揺動規制解除位置との間をスライド可能であり且つ弾性体により前記揺動規制位置側に付勢される操作ロッドを前記レバーの内部に挿入して設け、前記操作ロッドのスライドに伴って前記揺動規制位置と前記揺動規制解除位置との間を移動するポジションピンを前記操作ロッドに設け、前記ポジションピンと係合して前記レバーの回動を規制する規制凸部を内部に備えたガイド孔が形成されたディテントプレートを前記ベースプレートに取り付け、前記ガイド孔の内部には、レバー揺動方向にて、前記規制凸部に対して一側にPレンジ位置を配置する一方、前記規制凸部に対して他側に前記Pレンジ位置側から順次にRレンジ位置とNレンジ位置とDレンジ位置と2レンジ位置とLレンジ位置とを配置し、前記操作ボタン及び前記レバーの操作に応じて前記操作ロッドを前記揺動規制位置から前記揺動規制解除位置へ移動させて前記ポジションピンを前記Pレンジ位置から離脱させることにより、前記レバーの回動規制を解除して前記レバーを前記Pレンジ位置から他のレンジ位置へ移動可能とする変速機のレバー装置において、前記ディテントプレートの前記ガイド孔を、前記Rレンジ位置から前記Lレンジ位置の間で少なくとも前記揺動規制位置側が円弧状となるような円弧状ガイド孔に形成し、前記ディテントプレートには、前記揺動規制位置側から前記揺動規制解除位置側に向けて弾性部材によって付勢力が作用された状態で保持されるとともに、先端部が前記弾性部材の付勢力によって前記ガイド孔の内部に突出する複数個の突出片を取り付け、前記複数個の突出片を、レバー揺動方向にて、前記Rレンジ位置と前記Nレンジ位置との間と、前記Dレンジ位置と前記2レンジ位置との間と、前記2レンジ位置と前記Lレンジ位置との間とに夫々配置し、前記複数個の突出片のうち前記Rレンジ位置と前記Nレンジ位置との間に配置される第1突出片には、レバー揺動方向にて、前記Pレンジ位置側の先端部が前記揺動規制位置側に位置し且つ前記Lレンジ位置側の先端部が前記揺動規制解除位置側に位置するような第1傾斜面を形成する一方、前記複数個の突出片のうち前記Dレンジ位置と前記2レンジ位置との間、及び前記2レンジ位置と前記Lレンジ位置との間に配置される各第2突出片には、レバー揺動方向にて、前記Lレンジ位置側の先端部が前記揺動規制位置側に位置し且つ前記Pレンジ位置側の先端部が前記揺動規制解除位置側に位置するような第2傾斜面を形成したことを特徴とする変速機のレバー装置。
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