JP7393528B2 - シフト装置 - Google Patents

シフト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7393528B2
JP7393528B2 JP2022515360A JP2022515360A JP7393528B2 JP 7393528 B2 JP7393528 B2 JP 7393528B2 JP 2022515360 A JP2022515360 A JP 2022515360A JP 2022515360 A JP2022515360 A JP 2022515360A JP 7393528 B2 JP7393528 B2 JP 7393528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
elastic member
shift lever
base
shift device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022515360A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021210517A1 (ja
Inventor
圭介 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Alps Alpine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd, Alps Alpine Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Publication of JPWO2021210517A1 publication Critical patent/JPWO2021210517A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7393528B2 publication Critical patent/JP7393528B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K20/00Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles
    • B60K20/02Arrangement or mounting of change-speed gearing control devices in vehicles of initiating means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0278Constructional features of the selector lever, e.g. grip parts, mounting or manufacturing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

本発明は、シフト装置に関する。
特許文献1には、筐体の内部に回動可能に取り付けられ、操作者によって回動操作されることにより、複数のシフトポジションの各々で保持可能なシフトレバーを備えたシフト装置が開示されている。
国際公開第2019/181023号
しかしながら、特許文献1に記載のシフト装置は、シフトレバーの回動負荷が比較的小さいため、シフトレバーが勢いよく回動してしまい、シフトレバーが保持されるべきシフトポジションを乗り越えて、次のシフトポジションに入り込んでしまう虞がある。
一実施形態に係るシフト装置は、円筒部を有するケースと、円筒部の内部に回動可能に設けられる基部を有し、操作者によって回動操作されるシフトレバーと、シフトレバーを所定のシフトポジションで保持するシフトポジション保持機構と、円筒部または基部のどちらか一方からどちらか他方に対向するように突出して設けられ、基部の外周面または円筒部の内周面のいずれかに当接して、シフトレバーに回動負荷を与える弾性部材とを備える。
一実施形態によれば、シフトレバーが勢いよく回動してしまわないように、シフトレバーの回動負荷を適度に付与することができる。
一実施形態に係るシフト装置の外観斜視図 一実施形態に係るシフト装置の分解斜視図 一実施形態に係るシフト装置(シフトレバーが取り外された状態)の側面図 一実施形態に係るシフト装置の一部拡大断面図 図3に示すシフト装置の一部拡大図 一実施形態に係るシフト装置が備える弾性部材の表側から見た外観斜視図 一実施形態に係るシフト装置が備える弾性部材の裏側から見た外観斜視図 一実施形態に係るシフト装置における弾性部材の取り付け部を拡大して示す斜視図
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
(シフト装置100の概要)
図1は、一実施形態に係るシフト装置100の外観斜視図である。なお、以降の説明では、便宜上、シフト装置100が搭載される車両の高さ方向に対応する方向(Z軸方向)を、上下方向とし、車両の長さ方向に対応する方向(X軸方向)を、前後方向とし、車両の幅に対応する方向(Y軸方向)を、左右方向とする。
図1に示すシフト装置100は、自動車等の車両において、車両の運転者による操作可能な位置(例えば、センターコンソール等)に搭載される。シフト装置100は、車両の変速機のシフトチェンジを行うために、車両の運転者(操作者)によって操作される。シフト装置100は、車両の変速機を機械的に制御するものではなく、シフト操作に応じた制御信号を外部に出力することによって車両の変速機を電気的に制御する、いわゆるシフトバイワイヤ方式を採用している。
なお、シフト装置100は、車両の変速機のシフトチェンジ以外の目的に用いられてよく、車両以外の機器(例えば、航空機、鉄道車両、ゲーム機、リモコン等)に用いられてもよい。また、シフト装置100は、実際には、シフト操作に応じた電気信号を出力するための電気的な構成を有しているが、本実施形態では、この電気的な構成についての図示および説明を省略する。
図1に示すように、シフト装置100は、ケース110およびシフトレバー120を備える。
ケース110は、シフト装置100の基本骨格としての役割を担い、シフト装置100が備えるその他の構成部品(シフトレバー120等)を支持する部材である。例えば、ケース110は、各種樹脂素材(例えば、PBT(Polybutylene Terephthalate)等)を用いた射出成形によって形成される。
図1に示すように、ケース110は、円筒部112(「円筒部または基部のどちらか一方」の一例)を備える。円筒部112は、シフトレバー120の基部121(「円筒部または基部のどちらか他方」の一例)を回動可能に収容する、概ね円筒状の部分である。円筒部112の内径は、シフトレバー120の基部121の外径よりも僅かに大きい。
シフトレバー120は、車両の運転者によってシフト操作がなされる部材である。シフトレバー120は、ケース110に対し、左右方向(Y軸方向)に延在する回動中心軸AXを回動中心として、回動可能に設けられている。例えば、シフトレバー120は、各種金属素材(例えば、アルミ、亜鉛等)を用いたダイカスト、もしくは上記各種樹脂素材によって射出形成される。
シフトレバー120は、基部121およびレバー部122を有して構成されている。基部121は、概ね円筒状の部分である。基部121は、ケース110の円筒部112内に収容され、当該円筒部112内において、回動中心軸AXを回動中心として、前回り方向(図中矢印D3方向)および後回り方向(図中矢印D4方向)に回動可能である。レバー部122は、基部121の外周面から前方(X軸正方向)且つ上方(Z軸正方向)に直線状に延在する柱状の部分である。レバー部122は、運転者からの回動操作(シフト操作)がなされることにより、基部121を回動させながら回動可能である。なお、レバー部122の先端には、シフトノブが取り付けられるが、本実施形態では、シフトノブの図示を省略する。
車両の運転者は、シフトレバー120のレバー部122を、下方(Z軸負方向)である第1の操作方向(図中矢印D1方向)、および、上方(Z軸正方向)である第2の操作方向(図中矢印D2方向)に回動操作することができる。
車両の変速機の所定のシフトパターンは、複数のシフトポジションが、論理的に前後方向に所定の順序で並べて割り当てられている。例えば、本実施形態では、所定のシフトパターンは、R(リバース)、N(ニュートラル)、A(オートマチック)、M(マニュアル)を含む、4つのシフトポジションを有するが、これに限定されるものではない。
車両の運転者は、レバー部122を、第1の操作方向または第2の操作方向に回動操作することにより、車両のシフトポジションを、所定のシフトパターンに従って、複数のシフトポジションの間で切り替えることができる。
例えば、車両の運転者は、レバー部122を第1の操作方向に回動させて、基部121を前回り方向(図中矢印D3方向)に所定の角度回動させることにより、車両のシフトポジションを、第1の操作方向に応じたシフトポジションに切り替えることができる。
また、例えば、車両の運転者は、レバー部122を第2の操作方向に回動させて、基部121を後回り方向(図中矢印D4方向)に所定の角度回動させることにより、車両のシフトポジションを、第2の操作方向に応じたシフトポジションに切り替えることができる。
(シフト装置100の構成)
図2は、一実施形態に係るシフト装置100の分解斜視図である。図3は、一実施形態に係るシフト装置100(シフトレバー120が取り外された状態)の側面図である。図2および図3に示すように、シフト装置100は、ケース110の円筒部112の内部に、クリック感付与機構130と、カム部材140とを備える。
クリック感付与機構130は、シフトレバー120の回動動作に対して、クリック感を付与する。クリック感付与機構130は、シフトレバー120に各シフトポジションに対応する回動角度でクリック感を付与する。
具体的には、クリック感付与機構130は、回動中心軸を挟んで互いに対向配置された一対のマグネットホルダ131A,131Bを有する。一対のマグネットホルダ131A,131Bの各々は、永久磁石を保持している。これにより、一対のマグネットホルダ131A,131Bの間には、磁気吸引力が生じている。また、一対のマグネットホルダ131A,131Bは、円柱状のピン132を最外側に有する。各ピン132は、シフトレバー120とともに一体に回動するカム部材140に設けられたクリック部140A,140Bに沿って摺動する。クリック部140A,140Bは、4つのシフトポジションに対応する4つのクリック溝を有する。
一対のマグネットホルダ131A,131Bは、シフトレバー120およびカム部材140が回動し、各々に設けられたピン132が、クリック部140A,140Bのクリック山の頂部に達するまでの間、互いに離れる方向に移動する。この際、一対のマグネットホルダ131A,131Bは、両者の間に働く磁気吸引力に反することによって、カム部材140およびシフトレバー120の回動負荷を増加させる。
そして、一対のマグネットホルダ131A,131Bは、シフトレバー120およびカム部材140がさらに回動し、各々に設けられたピン132が、クリック部140A,140Bのクリック山に達した後、互いに近づく方向に移動する。この際、一対のマグネットホルダ131A,131Bは、両者の間に働く磁気吸引力によって、カム部材140およびシフトレバー120の回動を加速させる。
さらに、一対のマグネットホルダ131A,131Bは、シフトレバー120およびカム部材140が所定の角度(シフトポジションの切り替えに要する所定の角度)回動し、各々に設けられたピン132が、クリック部140A,140Bのクリック溝に入り込むことにより、カム部材140およびシフトレバー120の回動を停止させる。これにより、一対のマグネットホルダ131A,131Bは、シフトレバー120に、切り替え後のシフトポジションに対応する回動角度でクリック感を付与する。
このように、一対のマグネットホルダ131A,131Bは、シフトレバー120の回動負荷を変化させることにより、シフトレバー120の回動動作に対して、クリック感を付与する。
カム部材140は、シフトレバー120の基部121の外周面に一部接触するように設けられ、基部121とともに一体に回動する。この際、カム部材140は、基部121の外周面に沿って設けられたカム部141に対し、円筒部112の内周面112B側からカム部141に向かって突出して設けられたアクチュエータ142(図3参照)の先端部142aが摺動する。なお、アクチュエータ142は、ケース110の裏側(Y軸正側)に配設されており、図3においては、先端部142a以外の見えない部分については破線で表示されているものである。カム部141は、4つのシフトポジションに対応する4つのカム溝141aを有する。アクチュエータ142は、コイルスプリング143(図3参照)によって、回動中心軸AX方向に付勢されており、これにより、カム部141に押し当てられている。アクチュエータ142は、カム部141に沿って摺動することにより、コイルスプリング143を伸縮させながら、回動中心軸AX方向に対して進退可能である。これにより、カム部材140は、シフトレバー120の基部121が所定の角度(シフトポジションの切り替えに要する角度)回動する毎に、基部121の回動動作に対してクリック感を付与するとともに、アクチュエータ142の先端部142aをカム溝141aによって保持することで、シフトレバー120の基部121を複数のシフトポジションの各々に対応する回動角度で保持する。なお、本実施形態では、「シフトレバーを所定のシフトポジションで保持するシフトポジション保持機構」は、カム部141と、アクチュエータ142と、コイルスプリング143とによって実現されている。
図4は、一実施形態に係るシフト装置100の一部拡大断面図である。なお、図4では、ケース110の円筒部112と、シフトレバー120の基部121と、カム部材140のカム部141と、アクチュエータ142と、図5以降で説明する弾性部材150との位置関係を判り易く表すために、便宜上、クリック感付与機構130の一部の図示を省略している。
図4に示すように、ケース110の円筒部112内には、シフトレバー120の概ね円筒状の基部121が、回動中心軸AXを回動中心として回動可能に配置されている。また、ケース110の円筒部112内には、シフトレバー120の基部121と一体的に回動するカム部材140が設けられている。
図4に示すように、シフト装置100は、アクチュエータ142と、弾性部材150とが、回動中心軸AXを間に挟んで、互いに対向する位置に設けられている。
回動中心軸AXよりも後側(X軸負側)に設けられているアクチュエータ142は、その先端部142aにおいて、コイルスプリング143からの付勢力により、カム部材140の外周面に形成されたカム部141を回動中心軸AXに向けて付勢する。
なお、図4に示すように、カム部141は、Y軸方向に一定の長さを有しており、これに応じて、シフト装置100は、2組のアクチュエータ142がY軸方向に並べて設けられている。すなわち、カム部141は、Y軸方向における2点において、2組のアクチュエータ142から加えられる均等な付勢力によって、回動中心軸AX方向に付勢されている。
一方、回動中心軸AXよりも前側(X軸正側)に設けられている弾性部材150は、その回動中心軸AX方向に突出した当接面150Aによって、シフトレバー120の基部121の外周面121Aと当接して弾性変形している。これにより、弾性部材150は、外周面121Aとの間に摩擦力を生じさせ。シフトレバー120の回動動作に対して、適度に負荷を与える。
(弾性部材150)
ここで、図5をさらに参照して、シフト装置100が備える弾性部材150について詳細に説明する。図5は、図3に示すシフト装置100の一部拡大図である。図1~図5に示すように、ケース110の円筒部112には、Y軸負側の縁部からY軸正方向に向かって一定の周方向の長さと深さを有して切り欠かれた切り欠き部112Aが形成されている。図1に示すように、切り欠き部112Aには、シフトレバー120のレバー部122が、回動可能に配置される。また、図1~図5に示すように、切り欠き部112Aの奥底部(Y軸正側の部分)には、弾性部材150が設けられている。
弾性部材150は、ゴム、シリコン等の弾性素材が用いられて形成される。弾性部材150は、円筒部112の内周面112Bに沿って湾曲し、且つ、シフトレバー120の基部121の外周面121Aと対向する当接面150Aを有する当接部152を備える。図4に示すように当接部152は、円筒部112に保持された状態で、シフトレバー120の基部121の外周面121Aと当接して弾性変形し、外周面121Aとの間に摩擦力を生じさせる。これにより、弾性部材150は、シフトレバー120の回動動作に対して、適度に負荷を与えることができる。
その結果、一実施形態に係るシフト装置100は、運転者によるシフト操作が行われた際に、シフトレバー120が勢いよく回動してしまわないようにすることができる。このため、一実施形態に係るシフト装置100は、シフトレバー120が、運転者が意図したシフトポジションを乗り越えて、次のシフトポジションに入り込んでしまうこと(すなわち、アクチュエータ142の先端部142aが、次のシフトポジションに対応するカム溝141aに入りこんでしまうこと)を抑制することができる。
なお、弾性部材150の当接面150Aは、円筒部112の内周面112Bよりも、僅かに回動中心軸AX側に突出している。すなわち、弾性部材150の当接面150Aは、円筒部112の内周面112Bよりも、僅かに回動中心軸AXからの半径が小さくなっている。例えば、当接部152の回動中心軸AX方向への突出量は、例えば、0.05~0.10mm程度である。但し、これに限らず、円筒部112の内周面112Bと、シフトレバー120の基部121の外周面121Aとの隙間量に応じて、適切な突出量を設定すればよい。これにより、一実施形態に係るシフト装置100は、シフトレバー120の基部121の外周面121Aを、円筒部112の内周面112Bに当接するよりも先に、弾性部材150の当接面150Aに当接させることができる。このため、一実施形態に係るシフト装置100は、シフトレバー120の回動動作に対して、より確実に負荷を与えることができる。
さらに、一実施形態に係るシフト装置100は、弾性部材150の当接部152が、シフトレバー120の基部121の外周面121Aによって僅かに押し潰された際に、当該外周面121Aを円筒部112の内周面112Bに当接させることができる。例えば、当接部152の回動中心軸AX方向への突出量が、0.10mmである場合、当接部152が0.10mm押し潰された際に、シフトレバー120の基部121の外周面121Aを、弾性部材150よりも硬質な素材(例えば、PBT)から形成される、円筒部112の内周面112Bに当接させることができる。これにより、当接部152が0.10mm以上押し潰されないようにすることができる。すなわち、一実施形態に係るシフト装置100は、円筒部112の内周面112Bを「弾性部材の弾性変形を規制する規制面」として機能させることができ、したがって、弾性部材150の当接面150Aが過度に押し潰されてしまうことを抑制することができる。その結果、一実施形態に係るシフト装置100は、弾性部材150の損傷や劣化を抑制することができる。なお、円筒部112は、内周面112Bとは半径方向の異なる位置に、他の規制面をさらに有してもよい。
また、図4に詳細に示したように、一実施形態に係るシフト装置100は、回動中心軸AXを間に挟んで、アクチュエータ142(「付勢手段」の一例)と対向する位置に、弾性部材150が設けられている。このため、一実施形態に係るシフト装置100は、アクチュエータ142からの回動中心軸AX方向への付勢力により、シフトレバー120の基部121に生じている径方向のガタの分だけ、シフトレバー120の基部121を弾性部材150側に寄せることができ、すなわち、シフトレバー120の基部121の外周面121Aを、弾性部材150の当接面150Aに確実に押し当てることができ、その場合でも、規制面である円筒部112の内周面112Bに外周面121Aが当接することで、外周面121Aによる弾性部材150の押し込み量を規制することができる。したがって、一実施形態に係るシフト装置100は、弾性部材150の当接面150Aに対して、シフトレバー120の基部121の外周面121Aが、アクチュエータ142からの付勢力により、常に一定の押圧力で一定の方向から押し当たっている状態とすることができ、単に接触している場合に比べて、シフトレバー120の回動負荷の変動を抑制することができる。
(弾性部材150の具体的な構成)
図6は、一実施形態に係るシフト装置100が備える弾性部材150の表側(ケース110に取り付けられたときのY軸負側)から見た外観斜視図である。図7は、一実施形態に係るシフト装置100が備える弾性部材150の裏側(ケース110に取り付けられたときのY軸正側)から見た外観斜視図である。
図6および図7に示すように、弾性部材150は、保持部151および当接部152を有する。保持部151は、円筒部112の外周面112C(図8参照)に沿って湾曲した、一定の厚さを有する湾曲板状の部分である。
当接部152は、保持部151の内周面から内側(回動中心軸AX側)に突出した位置に設けられた、一定の厚さを有する湾曲板状の部分である。当接部152は、保持部151の周方向に、一定の長さを有する。例えば、本実施形態では、当接部152の周方向の長さを、シフトレバー120の基部121の45°に相当する長さとしている。なお、当接部152の周方向の長さは、保持部151の周方向の長さよりも短くなっている。つまり、保持部151は、当接部152の周方向における両端部の各々から、さらに周方向に所定の長さを延在したものとなっている。これにより、弾性部材150を環状にして全周に亘って設ける場合に比べて、弾性部材150を小型化することができる。
当接部152の内周面は、すなわち、これまでに説明したように、シフトレバー120の基部121の外周面121Aに当接する、弾性部材150の当接面150Aである。当接部152の厚さは、円筒部112の内周面112Bによりも僅かに回動中心軸AX側に突出し、その当接面150Aを、シフトレバー120の基部121の外周面121Aに当接させることができる寸法に適宜設定される。
また、図6に示すように、弾性部材150は、保持部151と当接部152との間に、裏側が開口した溝部153を有する。溝部153は、ケース110の周壁部に設けられたリブ112D(図4および図8参照)に沿って湾曲している。溝部153には、弾性部材150がケース110に取り付けられる際に、リブ112Dが差し込まれ嵌合保持される。
(弾性部材150の取り付け部の構成)
図8は、一実施形態に係るシフト装置100における弾性部材150の取り付け部を拡大して示す斜視図である。
図8に示すように、ケース110の円筒部112には、左側(Y軸負側)の縁部から右方向(Y軸正方向)に向かって、一定の周方向の長さと深さ(Y軸方向の距離)を有して切り欠かれた切り欠き部112Aが形成されている。切り欠き部112Aは、シフトレバー120のレバー部122を、円筒部112よりも外側に突出可能にするとともに、レバー部122が回動する領域を形成するものである。よって、切り欠き部112Aの周方向の長さは、少なくとも、レバー部122の回動可能な周方向の長さよりも長くなっている。また、切り欠き部112Aの深さは、少なくとも、レバー部122よりも大きくなっている。
また、円筒部112における切り欠き部112Aの奥底部(Y軸正側の部分)には、切り欠き部112A側(Y軸負側)に突出し、且つ、円筒部112の周壁部に沿って一定の長さを有して湾曲したリブ112Dが形成されている。
また、ケース110は、円筒部112の外側に、円筒部112に沿って湾曲した外壁部113を有する。さらに、ケース110は、切り欠き部112Aと、外壁部113との間に、一定の幅を有して湾曲した隙間部114が形成されている。
図8に示すように、弾性部材150は、円筒部112における切り欠き部112Aの奥底部に対して、左側(Y軸負側)から挿し込まれることによって取り付けられる。この際、図4に示すように、弾性部材150の保持部151が、当該保持部151と略同形状の隙間部114に嵌め込まれることにより、弾性部材150が所定の位置に対して正確に位置決めおよび固定される。また、弾性部材150の溝部153(図7参照)に対し、当該溝部153と略同形状のリブ112Dが差し込まれ嵌合されることによっても、弾性部材150が所定の位置に対して正確に位置決めおよび固定される。
なお、リブ112Dは、弾性部材150の溝部153に差し込まれることにより、弾性部材150の芯材として機能し、弾性部材150の弾性変形時の反力を受け止めることができる。
また、弾性部材150の保持部151は、当接部152よりも周方向の長さが長くなって、円筒部112の外周面112Cに当接することで、弾性部材150が回動方向、および回動中心軸AX方向に移動してしまうことを規制することができる。すなわち、保持部151は、当接部152の回動方向の位置、および回動中心軸AX方向への突出量を、適量に維持することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、弾性部材150は、ケース110側ではなく、シフトレバー120側に設けられてもよい。すなわち、弾性部材150は、シフトレバー120の基部121の外周面121Aに設けられ、その当接面150Aが、ケース110の円筒部112の内周面112Bに当接するように設けられてもよい。
例えば、シフトレバー120とカム部材140は、別体ではなく、一体に成形してもよい。すなわち、本実施形態で、部品製造の容易性の観点等から別体としている各部品は、適宜一体で成形するようにしてもよい。
本国際出願は、2020年4月15日に出願した日本国特許出願第2020-072960号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
100 シフト装置
110 ケース
112 円筒部
112A 切り欠き部
112B 内周面
112C 外周面
112D リブ
113 外壁部
114 隙間部
120 シフトレバー
121 基部
121A 外周面
122 レバー部
130 クリック感付与機構
140 カム部材
141 カム部
141a カム溝
142 アクチュエータ(付勢手段)
142a 先端部
143 コイルスプリング
150 弾性部材
150A 当接面
151 保持部
152 当接部
153 溝部
AX 回動中心軸

Claims (5)

  1. 円筒部を有するケースと、
    前記円筒部の内部に回動可能に設けられる基部を有し、操作者によって回動操作されるシフトレバーと、
    前記シフトレバーを所定のシフトポジションで保持するシフトポジション保持機構と、
    前記円筒部または前記基部のどちらか一方からどちらか他方に対向するように突出して設けられ、前記基部の外周面または前記円筒部の内周面のいずれかに当接して、前記シフトレバーに回動負荷を与える弾性部材と
    を備えることを特徴とするシフト装置。
  2. 前記弾性部材は、
    前記円筒部によって保持され、
    前記シフトレバーの回動中心軸に向って突出し、前記基部の外周面に当接する当接部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシフト装置。
  3. 前記円筒部に、前記弾性部材よりも硬く、前記弾性部材の弾性変形を規制する規制面を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のシフト装置。
  4. 前記シフトポジション保持機構は、
    前記基部の外周面に沿って設けられたカム部を、前記シフトレバーの回動中心軸に向けて付勢する付勢手段を有し、
    前記弾性部材は、
    前記回動中心軸を間に挟んで、前記付勢手段と対向する位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシフト装置。
  5. 前記付勢手段は、
    前記シフトレバーを複数のシフトポジションの各々に対応する回動角度で設けられた前記カム部のカム溝で保持するアクチュエータである
    ことを特徴とする請求項4に記載のシフト装置。
JP2022515360A 2020-04-15 2021-04-09 シフト装置 Active JP7393528B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020072960 2020-04-15
JP2020072960 2020-04-15
PCT/JP2021/015096 WO2021210517A1 (ja) 2020-04-15 2021-04-09 シフト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021210517A1 JPWO2021210517A1 (ja) 2021-10-21
JP7393528B2 true JP7393528B2 (ja) 2023-12-06

Family

ID=78085074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022515360A Active JP7393528B2 (ja) 2020-04-15 2021-04-09 シフト装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11959544B2 (ja)
JP (1) JP7393528B2 (ja)
CN (1) CN115335252A (ja)
DE (1) DE112021002318T5 (ja)
WO (1) WO2021210517A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013537592A (ja) 2010-06-28 2013-10-03 ハスクバーナ・アーベー アクセル装置
JP2014201185A (ja) 2013-04-04 2014-10-27 スズキ株式会社 変速機のレバー装置
WO2019181023A1 (ja) 2018-03-23 2019-09-26 アルプスアルパイン株式会社 シフト装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3287991A (en) * 1964-03-23 1966-11-29 Allis Chalmers Mfg Co Rotary control mechanism
JPH0412271Y2 (ja) * 1987-02-25 1992-03-25
JP2550057Y2 (ja) * 1989-04-26 1997-10-08 ナイルス部品株式会社 シフトレバーノブの防振構造
CH708890B1 (de) 2013-11-22 2018-03-15 Sandel Thomas Ball, vorzugsweise Golfball, sowie ein mit dem Ball kommunizierbares elektronisches Gerät.

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013537592A (ja) 2010-06-28 2013-10-03 ハスクバーナ・アーベー アクセル装置
JP2014201185A (ja) 2013-04-04 2014-10-27 スズキ株式会社 変速機のレバー装置
WO2019181023A1 (ja) 2018-03-23 2019-09-26 アルプスアルパイン株式会社 シフト装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021210517A1 (ja) 2021-10-21
DE112021002318T5 (de) 2023-02-09
JPWO2021210517A1 (ja) 2021-10-21
CN115335252A (zh) 2022-11-11
US11959544B2 (en) 2024-04-16
US20230023240A1 (en) 2023-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101096925B1 (ko) 복합 스위치 유니트 및 이를 구비하는 복합 스위치 장치
JP4369937B2 (ja) 回転型ライトスイッチ
JP6713058B2 (ja) 操作装置及びその操作装置を用いた車両用シフト装置
JP7393528B2 (ja) シフト装置
JPWO2019013048A1 (ja) シフト装置
WO2018147206A1 (ja) スイッチ装置
CN110778700B (zh) 换挡装置
JP2010113978A (ja) 自動車室内用のプッシュ式スイッチ
EP3739423B1 (en) Operation device
JP2014028610A (ja) シフトレバー装置
JP2012025334A (ja) シフト装置
CN111712895B (zh) 开关装置
JP6662693B2 (ja) シフト装置
JP2006210221A (ja) センタ復帰機構
JP4868291B2 (ja) 車両用入力操作装置
JP2013173466A (ja) 旋回方向指示装置
JP2003180054A (ja) 電動工具の正逆切り換え装置
JP4323372B2 (ja) スイッチノブ機構及びスイッチ機構
JP7145466B2 (ja) スイッチ装置、移動体
US10181386B2 (en) Operating device
JP7038325B2 (ja) スイッチ装置、移動体
KR20210125343A (ko) 로터리 스위치 유니트
JP2006286583A (ja) プッシュスイッチ付き回転型電気部品
JP2007081488A (ja) バックフォーカス調整機構
JP4481784B2 (ja) 車両用レバースイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7393528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150