JP2016088229A - シフトレバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置サイズを小型化することができるシフトレバー装置を提供する。【解決手段】シフトレバー装置1は、ノブ7の操作部8を操作すると、第1規制機構5及び第2規制機構6の位置規制が解除されて、シフトレバー2の操作が可能となっている。本例の場合、シフトレバー2の一方向(図中のA1方向:シフト駆動方向)に対するレバー操作が第1規制機構5によって規制され、前述の一方向の反対方向(図中のA2方向:シフト戻し方向)に対するレバー操作が第2規制機構6によって規制される。すなわち、第1規制機構5が形成されている場所とは別のところに、もう1つの第2規制機構6が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、シフトレバーを各操作位置に操作可能なシフトレバー装置に関する。
従来、例えば車両には、車載された変速機(自動変速機)のギヤ位置を切り替えるときに操作されるシフトレバー装置が設けられている。この種のシフトレバー装置においては、運転者の意図しないシフト切り替え操作を防止するために、ノブに設けられた操作部を操作しながらのレバー操作が課される。これを実現する構造としては、特許文献1等に開示されるようなディテント機構がある。
ところで、特許文献1においては、ストレート操作タイプのシフトレバーの往動及び復動の両方のときの位置止めを、1つのディテント機構で満足するような構成をとっている。このため、シフト位置の境界に位置する突部(一例は特許文献1に記載の連通部54f付近の突部)には、十分な強度が必要である。
一方、シフトレバー装置の小型化を実現するためには、例えばディテント機構をシフトレバーの回動軸になるべく近づける必要がある。しかし、この小型化を実現しようとすると、前述の突部をどうしても小さくする必要が生じ、突部が必要とする十分な強度を満足することができなくなってしまう。よって、シフトレバー装置の小型化には限界があり、所望サイズへの小型化の支障となっていた。
本発明の目的は、装置サイズを小型化することができるシフトレバー装置を提供することにある。
前記問題点を解決するシフトレバー装置は、シフトレバーを複数の操作位置に操作可能であり、特定の操作位置において当該シフトレバーのノブに設けられた操作部を操作しながらのレバー操作が課された構成において、前記シフトレバーの一方向への操作に対する規制を行い、前記ノブの操作部の操作によって前記規制が解除されたときに、前記一方向に沿うレバー操作が可能にされる第1規制機構と、前記一方向の反対方向へのレバー操作に対する規制を行い、前記ノブの操作部の操作に機械的に連動して前記規制が解除されたときに、前記反対方向に沿うレバー操作が可能にされる第2規制機構とを備えた。
本構成によれば、ノブの操作部を操作しながらのレバー操作をユーザに課す規制機構として、第1規制機構及び第2規制機構を、それぞれ機能毎に別々の場所に設けるので、第1規制機構及び第2規制機構の配置の自由度が上がる。よって、シフトレバー装置において、装置サイズを小型化することが可能となる。
前記シフトレバー装置において、前記第2規制機構は、前記ノブの操作部と機械的に連動して作動される係止部と、当該係止部が係止されたときにレバー操作を規制した状態にする段状の溝部とを備え、前記係止部は、前記シフトレバーに設けられ、前記溝部は、前記シフトレバーを可動可能に支持するレバー支持部に設けられていることが好ましい。この構成によれば、溝部をレバー支持部に設けるようにしたので、レバー支持部の一部分を有効に使って溝部を形成することが可能となる。よって、装置サイズの小型化に一層有利となる。
前記シフトレバー装置において、前記第1規制機構及び第2規制機構は、前記シフトレバーの軸方向に沿って並び配置されていることが好ましい。この構成によれば、シフトレバー装置においてシフトレバーの軸方向に対して交差する方向の装置サイズを小さく抑えるのに有利となる。
前記シフトレバー装置において、前記第1規制機構は、前記ノブの操作部と機械的に連動する第1係止部と、前記シフトレバーを可動可能に支持するレバー支持部に設けられるとともに、前記第1係止部が係止されると前記一方向へのレバー操作を規制する段状の第1溝部とを備え、前記第2規制機構は、前記ノブの操作部と機械的に連動可能な第2係止部と、当該第2係止部が係止されると前記反対方向のレバー操作を規制する段状の第2溝部とを備え、前記第2係止部は、前記第1係止部による直接の押し込み又は離間によって、レバー操作を規制する状態又は解除する状態が切り替えられることが好ましい。この構成によれば、第1係止部によって第2規制機構の作動を切り替える構成をとるので、第1規制機構及び第2規制機構の構成をシンプルにすることが可能となる。
本発明によれば、シフトレバー装置において装置サイズを小型化することができる。
以下、シフトレバー装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、例えば車両用のシフトレバー装置1は、シフトレバー装置1の操作部位であるシフトレバー2と、シフトレバー2を可動可能に支持するレバー支持部3とを備える。シフトレバー2は、中央付近に設けられた回動軸4がレバー支持部3に軸支され、回動軸4回りに回動操作が可能となっている。本例のシフトレバー装置1は、シフトレバー2を直線方向に往復動させることによって各々の操作位置(シフト位置)に操作可能なストレートタイプである。複数の操作位置としては、例えばパーキング位置(「P」位置)、リバース位置(「R」位置)、ニュートラル位置(「N」位置)、ドライブ位置(「D」位置)、スポーツ位置(「S」位置)等がある。
図1に示すように、例えば車両用のシフトレバー装置1は、シフトレバー装置1の操作部位であるシフトレバー2と、シフトレバー2を可動可能に支持するレバー支持部3とを備える。シフトレバー2は、中央付近に設けられた回動軸4がレバー支持部3に軸支され、回動軸4回りに回動操作が可能となっている。本例のシフトレバー装置1は、シフトレバー2を直線方向に往復動させることによって各々の操作位置(シフト位置)に操作可能なストレートタイプである。複数の操作位置としては、例えばパーキング位置(「P」位置)、リバース位置(「R」位置)、ニュートラル位置(「N」位置)、ドライブ位置(「D」位置)、スポーツ位置(「S」位置)等がある。
シフトレバー装置1は、シフトレバー2の一方向(図1の矢印A1方向:シフト駆動方向)に対するレバー操作を規制可能な第1規制機構5と、前述の一方向の反対方向(図1の矢印A2方向:シフト戻し方向)に対するレバー操作を規制可能な第2規制機構6とを備える。本例の第1規制機構5及び第2規制機構6は、シフトレバー2の軸方向(図1の矢印K方向)に沿って並び配置されている。具体的にいうと、シフトレバー2の軸方向においてシフトレバー2の基端寄りの位置に第2規制機構6が配置され、第2規制機構6に対して反基端側の位置に第1規制機構5が配置されている。
図2に示すように、シフトレバー2の先端のノブ7には、第1規制機構5及び第2規制機構6の規制状態を解除するときに操作する操作部8が設けられている。操作部8は、例えば回動式のプッシュ式のボタンからなる。操作部8は、シフトレバー2の軸部分をなすレバー本体9の内部に設けられたロッド10を介して第1規制機構5に連結されている。操作部8から手が離されると、レバー本体9の内部に設けられたばね等の付勢部(図示略)によってロッド10が紙面上方向に付勢され、操作部8及びロッド10が操作前の初期位置に自動で戻される。
図3に示すように、第1規制機構5は、ノブ7の操作部8と機械的に連動する係止部(以降、第1係止部11と記す)と、第1係止部11が係止されたときにレバー操作を規制した状態にする段状の溝部(以降、第1溝部12と記す)とを備える。本例の第1係止部11は、回り止めのディテントピンである。また、本例の第1溝部12は、ディテントピンが係止可能なディテント溝である。
第1係止部11は、ロッド10の基端に組み付け固定されている。すなわち、操作部8が操作されると、ロッド10を介して第1係止部11が連動する。このように、シフトレバー2のレバー操作には、特定の操作位置(シフト位置)において操作部8の操作が課されていて、シフト操作時には、操作部8を押しながらシフトレバー2を回動操作(傾倒操作)する。第1係止部11は、シフトレバー装置1の幅方向に突出形成された係止突11aが第1溝部12に係止するように形成されている。
第1溝部12は、レバー支持部3の幅方向に貫通形成された窓部3aの内面に形成され、ロッド10から離れていく方向に沿って段が上がっていく形状に形成されている。このように、第1溝部12は、シフトレバー2の矢印B1の操作方向(「P位置」から「S」位置に向かって操作する方向)に沿って移動する第1係止部11の位置規制が可能である。具体的にいうと、第1溝部12は、シフトレバー2の操作開始側(図3の左側の「P」位置)から順に、第1位置決め溝13a、第2位置決め溝13b及び第3位置決め溝13cを備える。本例の場合、第1位置決め溝13aが最も深い溝で形成され、第3位置決め溝13cが最も浅い溝で形成され、第2位置決め溝13bがこれらの中間の溝深さで形成される。また、第1位置決め溝13aから第2位置決め溝13bに至る壁部分が、第1位置決め溝13aに位置する第1係止部11が第2位置決め溝13bの乗り上がるのを規制する第1壁部14aとなり、第2位置決め溝13bから第3位置決め溝13cに至る壁部分が、第2位置決め溝13bに位置する第1係止部11が第3位置決め溝13cに乗り上がるのを規制する第2壁部14bとなる。
第1係止部11は、シフトレバー2をシフトロックするディテントピンも兼ねている。具体的にいうと、シフトレバー2が第1位置決め溝13aに係止されているとき、すなわちシフトレバー2が「P」位置にあるとき、シフトロック用のソレノイド(図示略)の可動部15が突出位置をとると、第1係止部11が第1位置決め溝13aから離脱することができない。こうなると、「シフトロック」の状態となり、ユーザの意図しないシフト操作が防止される。
第2規制機構6は、ノブ7の操作部8と機械的に連動して作動される係止部(以降、第2係止部20と記す)と、第2係止部20が係止されたときにレバー操作を規制した状態にする段状の溝部(以降、第2溝部21と記す)とを備える。本例の第2係止部20は、回り止めのディテントピンである。また、本例の第2溝部21は、ディテントピンが係止可能なディテント溝である。
第2係止部20は、基端の回動軸20aを支点に回動する動きをとる回動式のディテントピンからなる。第2係止部20は、窓部3aの下方に形成されたもうひとつの窓部3bに形成されている。本例の回動式の第2係止部20は、基端がレバー本体9に回動可能に連結されている。第2係止部20の中央寄りの位置には、第2溝部21に係止される係止突22が形成されている。第2係止部20の先端側には、第1係止部11による押し込みが可能な被押込部23が突設されている。被押込部23の先端は、第1係止部11で押されて第2係止部20が回動できるように斜面状に形成されている。第2係止部20には、第2係止部20(係止突22)を第2溝部21に押し付ける方向(図3の矢印R1方向)に常時付勢する付勢部24が取り付けられている。付勢部24は、例えばコイルばねからなる。第2係止部20は、第1係止部11による直接の押し込み又は離間によって、レバー操作を規制する状態又は解除する状態が切り替えられる。
第2溝部21は、シフトレバー2の矢印B2の操作方向(「S」方向から「P」位置に向かって操作する方向)に沿って段が上がっていく形状に形成されている。具体的にいうと、第2溝部21は、鋸波状の溝から形成されていて、シフトレバー2の操作開始側(図3の左側の「P」位置)から順に、第1位置決め溝25a、第2位置決め溝25b、第3位置決め溝25c、第4位置決め溝25d及び第5位置決め溝25eを備える。また、第1位置決め溝25aから第2位置決め溝25bに至る壁部分が、第2位置決め溝25bに位置する第2係止部20が第1位置決め溝25aに乗り上がるのを規制する第1壁部26aとなり、第2位置決め溝25bから第3位置決め溝25cに至る壁部分が、第3位置決め溝25cに位置する第2係止部20が第2位置決め溝25bに乗り上がるのを規制する第2壁部26bとなり、第3位置決め溝25cから第4位置決め溝25dに至る壁部分が、第4位置決め溝25dに位置する第2係止部20が第3位置決め溝25cに乗り上がるのを規制する第3壁部26cとなる。
図1に戻り、シフトレバー2とレバー支持部3との間には、シフトレバー2を操作するときにシフトレバー2に節度を付与することが可能な節度機構28が設けられている。節度機構28は、ばね等によって付勢された節度ピン29が節度山30を乗り越える動きにより、シフト操作時にシフトレバー2に節度を付与する。
次に、図3〜図5を用いて、シフトレバー装置1の動作を説明する。
図3に示すように、シフトレバー2が「P」位置にあるときには、第1係止部11が第1溝部12の第1位置決め溝13aに嵌り込む。このとき、仮にシフトレバー2をノブ7の操作部8を押さずに矢印A1方向(シフト駆動方向)にレバー操作しても、第1係止部11が第1壁部14aに当接するので、シフトレバー2を「P」位置から他の位置へ動かすことができない。すなわち、シフトレバー2が「P」位置で固定される。
図3に示すように、シフトレバー2が「P」位置にあるときには、第1係止部11が第1溝部12の第1位置決め溝13aに嵌り込む。このとき、仮にシフトレバー2をノブ7の操作部8を押さずに矢印A1方向(シフト駆動方向)にレバー操作しても、第1係止部11が第1壁部14aに当接するので、シフトレバー2を「P」位置から他の位置へ動かすことができない。すなわち、シフトレバー2が「P」位置で固定される。
「P」位置にあるシフトレバー2を他のシフト位置にレバー操作するには、第1係止部11を第1位置決め溝13aから離脱させて、第1係止部11を第1壁部14aから離間させる必要がある。すなわち、第1規制機構5のロックを解除する必要がある。なお、本例の第2規制機構6は、矢印A2方向(シフト戻し方向)へのレバー操作を規制するものであるので、シフトレバー2を矢印A1方向(シフト駆動方向)にレバー操作するときには、第2係止部20が段状の第2溝部21を単に降りていくだけの動きをとり、矢印A1方向(シフト駆動方向)のレバー操作には関与しない。
図4(a)に示すように、シフトレバー2が「P」位置にあるとき、シフトロックが解除された状態において、ノブ7の操作部8が操作されると、ロッド10が下がる動きをとることから、第1係止部11も下がり、第1係止部11が第1位置決め溝13aから離脱する。すなわち、第1係止部11が第1壁部14aに位置規制されなくなる。このため、ノブ7の操作部8を押しながらであれば、シフトレバー2を「P」位置から矢印A1方向(シフト駆動方向)に操作することが可能となる。
シフトレバー2が「R」位置、「N」位置、「D」位置に操作されると、第1係止部11は、第2位置決め溝13bに位置することとなる。本例の場合、「R」位置及び「N」位置の間と、「N」位置及び「D」位置の間とは、ノブ7の操作部8を操作しなくてもシフト操作できる領域となっている。このため、第2位置決め溝13bは、第1位置決め溝13aや第3位置決め溝13cに対して幅を大きくとっている。
図4(b)に示すように、シフトレバー2が「D」位置にあるとき、ノブ7の操作部8が操作されると、ロッド10及び第1係止部11が一体に下がり、第1係止部11が第2位置決め溝13bから離脱する。すなわち、第1係止部11が第2壁部14bに位置規制されなくなる。このため、図4(c)→図4(d)の流れで示すように、ノブ7の操作部8を押しながらであれば、シフトレバー2を「D」位置から「S」位置にレバー操作することが可能となる。
図5(a)に示すように、「S」位置のシフトレバー2を「D」位置にレバー操作するときには、第1規制機構5及び第2規制機構6の両方ともレバー操作を規制する構造をとってはいないので、ノブ7の操作部8を操作しなくても、シフトレバー2を「S」位置から「D」位置にレバー操作することが可能である。すなわち、第3位置決め溝13cに位置する第1係止部11が第2位置決め溝13bに移動するとき、及び第5位置決め溝25eに位置する第2係止部20が第4位置決め溝25dに移動するときには、単に段を下りるだけでよいので、ノブ7の操作部8を操作しなくても、シフトレバー2を「S」位置から「D」位置に操作することが可能である。
図5(b)に示すように、シフトレバー2が「D」位置にあるときには、第2係止部20が第2溝部21の第4位置決め溝25dに嵌り込む。このとき、仮にシフトレバー2をノブ7の操作部8を押さずに矢印A2方向(シフト戻し方向)にレバー操作しても、第2係止部20が第3壁部26cに当接するので、シフトレバー2を「D」位置から「N」位置へ戻すことができない。
「D」位置にあるシフトレバー2を「N」位置に戻し操作するには、第2係止部20を第4位置決め溝25dから離脱させて、第2係止部20を第3壁部26cから離間させる必要がある。すなわち、第2規制機構6のロックを解除する必要がある。なお、本例の第1規制機構5は、矢印A1方向(シフト駆動方向)へのレバー操作を規制するものであるので、シフトレバー2を矢印A2方向(シフト戻し方向)にレバー操作するときには、第1係止部11が段状の第1溝部12を単に降りていくだけの動きをとり、矢印A2方向(シフト戻し方向)のレバー操作には関与しない。
図5(c)に示すように、シフトレバー2が「D」位置にあるとき、ノブ7の操作部8が押し操作されると、ロッド10及び第1係止部11が一体に下降する。このとき、第1係止部11が第2係止部20の被押込部23を押し下げ、第2係止部20が第2溝部21から離脱するように回動軸20a回り(矢印R2方向)に回動する。すなわち、第2係止部20が第4位置決め溝25dから離脱して、第3壁部26cに位置規制されなくなり、第2規制機構6のロックが解除される。これにより、図5(d)に示すように、ノブ7の操作部8を押しながらシフトレバー2を「D」位置から「N」位置に戻し操作することが可能となる。
図6(a)に示すように、「N」位置のシフトレバー2を「R」位置に戻し操作するときには、第2係止部20が第3位置決め溝25cの第2壁部26bで位置規制されているので、ノブ7の操作部8を押して第1係止部11によって第2係止部20を回動軸20a回りに矢印R2方向に回転させることにより、第2係止部20を第3位置決め溝25cから離脱させ、第2規制機構6のロックを解除する。これにより、図6(b)に示すように、シフトレバー2を「N」位置から「R」位置へ戻し操作することが可能となる。
図6(c)に示すように、「R」位置のシフトレバー2を「P」位置に戻し操作するときには、第2係止部20が第2位置決め溝25bの第1壁部26aで位置規制されているので、ノブ7の操作部8を押して第1係止部11によって第2係止部20を回動軸20a回りに矢印R2方向に回転させることにより、第2係止部20を第2位置決め溝25bから離脱させる。すなわち、第2規制機構6のロックを同様に解除する。これにより、図6(d)に示すように、シフトレバー2を「R」位置から「P」位置へ戻し操作することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)シフトレバー装置1は、シフトレバー2の一方向(シフト駆動方向)に対するレバー操作を規制可能な第1規制機構5と、前述の一方向の反対方向(シフト戻し方向)に対するレバー操作を規制可能な第2規制機構6とを備える。すなわち、第1規制機構5が形成されている場所とは別のところに、もう1つの第2規制機構6を設けるようにした。これにより、第1規制機構5及び第2規制機構6の配置の自由度が上がり、具体的には、構造上の強度を維持したままシフトレバー2の回動軸4に近づけて配置することが可能となる。よって、シフトレバー装置1において、装置サイズを小型化することができる。
(1)シフトレバー装置1は、シフトレバー2の一方向(シフト駆動方向)に対するレバー操作を規制可能な第1規制機構5と、前述の一方向の反対方向(シフト戻し方向)に対するレバー操作を規制可能な第2規制機構6とを備える。すなわち、第1規制機構5が形成されている場所とは別のところに、もう1つの第2規制機構6を設けるようにした。これにより、第1規制機構5及び第2規制機構6の配置の自由度が上がり、具体的には、構造上の強度を維持したままシフトレバー2の回動軸4に近づけて配置することが可能となる。よって、シフトレバー装置1において、装置サイズを小型化することができる。
(2)本例のシフトレバー装置1においては、シフトレバー2の操作角を大きくしたり、シフトレバー2の回動軸4から距離が離れた位置に第1規制機構5や第2規制機構6を配置したりする必要がない。よって、これら観点からもシフトレバー装置1の小型化を満足することができる。
(3)第2規制機構6は、第2係止部20及び第2溝部21から構成されていて、さらに、第2係止部20がシフトレバー2に設けられ、第2溝部21がレバー支持部3に設けられる。このように、本例においては、部材の配置スペースに広い範囲が必要な第2溝部21をレバー支持部3に設けるようにしたので、ある程度の大きさのあるレバー支持部3の一部分を有効に使って第2溝部21を形成することが可能となる。よって、装置サイズの小型化に一層有利となる。
(4)第1規制機構5及び第2規制機構6は、シフトレバー2の軸方向(図1の矢印K方向)に沿って並び配置されている。よって、シフトレバー装置1においてシフトレバー2の軸方向に対して交差する方向の装置サイズを小さく抑えるのに有利となる。
(5)第1規制機構5を第1係止部11及び第1溝部12からなる構成とし、第2規制機構6を第2係止部20及び第2溝部21からなる構成とする。すなわち、第1規制機構5及び第2規制機構6の両方とも突及び溝の形状を形成するだけで済む。よって、第1規制機構5及び第2規制機構6の構成をシンプルにすることができる。
なお、実施形態はこれまでの構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・シフトレバー2の操作位置は、P、R、N、D、S以外の他のシフト位置を採用してもよい。
・シフトレバー2の操作位置は、P、R、N、D、S以外の他のシフト位置を採用してもよい。
・シフトレバー装置1のタイプは、ストレート型に限定されず、例えば英小文字「h」など、他の操作経路をとるものに適宜変更できる。
・操作部8は、プッシュ式に限らず、例えばレバー式などの他の形式に変更することが可能である。
・操作部8は、プッシュ式に限らず、例えばレバー式などの他の形式に変更することが可能である。
・ロッド10は、操作部8の操作時に下がる動きをとるものに限らず、反対に上がる動きをとるものでもよい。
・第1規制機構5と第2規制機構6との配置位置を入れ替えてもよい。
・第1規制機構5と第2規制機構6との配置位置を入れ替えてもよい。
・第2規制機構6において、第2係止部20は、第1係止部11によって押し込まれることに限定されず、例えばロッド10によって押されるなど、他の部位によって作動されるようにしてもよい。
・第2係止部20は、回動式に限らず、例えばスライド式としてもよい。
・第1溝部12や第2溝部21の形状は、実施形態に記載した形状に限定されず、第1係止部11や第2係止部20が係合可能であれば、他の形状に変更することが可能である。
・第1溝部12や第2溝部21の形状は、実施形態に記載した形状に限定されず、第1係止部11や第2係止部20が係合可能であれば、他の形状に変更することが可能である。
・第2規制機構6において、第2係止部20をレバー支持部3側に設け、第2溝部21をシフトレバー2側に設けてもよい。
・第1規制機構5及び第2規制機構6の構造は、突を溝に係合させる構造に限定されず、シフトレバー2の操作を規制できる構造であれば、他のものに適宜変更することができる。
・第1規制機構5及び第2規制機構6の構造は、突を溝に係合させる構造に限定されず、シフトレバー2の操作を規制できる構造であれば、他のものに適宜変更することができる。
・シフト操作に操作部8の操作が課されるシフト位置は、他の位置に変更したり、全てのシフト位置で操作部8の操作を課したりするなど、自由に変更することが可能である。
・第1規制機構5及び第2規制機構6は、例えばシフトレバー2の軸方向(図1の矢印K方向)に対して交差(直交)する方向に並び配置されてもよい。すなわち、第1規制機構5を例えばシフトレバー2の右側(左側)に配置し、第2規制機構6をシフトレバー2の左側(右側)に配置してもよい。この場合、シフトレバー装置1においてシフトレバー2の軸方向における装置サイズを小さく抑えることができる。
・第1規制機構5及び第2規制機構6は、例えばシフトレバー2の軸方向(図1の矢印K方向)に対して交差(直交)する方向に並び配置されてもよい。すなわち、第1規制機構5を例えばシフトレバー2の右側(左側)に配置し、第2規制機構6をシフトレバー2の左側(右側)に配置してもよい。この場合、シフトレバー装置1においてシフトレバー2の軸方向における装置サイズを小さく抑えることができる。
・シフトレバー2は、回動操作式に限定されず、例えば直線方向に往復動されるスライド操作式としてもよい。
・シフトレバー装置1は、シフトレバー2の位置をセンサやスイッチ等により検出して、電気信号により変速機の位置を切り替えるシフトバイワイヤ式であることが好ましい。もちろん、シフトレバー装置1は、シフトレバー装置1と変速機とがケーブル等によって連結された機械操作式でもよい。
・シフトレバー装置1は、シフトレバー2の位置をセンサやスイッチ等により検出して、電気信号により変速機の位置を切り替えるシフトバイワイヤ式であることが好ましい。もちろん、シフトレバー装置1は、シフトレバー装置1と変速機とがケーブル等によって連結された機械操作式でもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記シフトレバー装置において、前記第1規制機構及び第2規制機構は、前記シフトレバーの操作部が操作されていないとき、前記シフトレバー及びレバー支持部の一方に設けられた係止部が、これらの他方に設けられた段状の溝部に係止されることにより、操作規制の状態となり、前記シフトレバーの操作部が操作されて前記係止部が前記溝部から離間したとき、操作規制が解除された状態となる。この構成によれば、第1規制機構を係止部及び溝部からなる簡素な構成とすることが可能となる。
(イ)前記シフトレバー装置において、前記第1規制機構及び第2規制機構は、前記シフトレバーの操作部が操作されていないとき、前記シフトレバー及びレバー支持部の一方に設けられた係止部が、これらの他方に設けられた段状の溝部に係止されることにより、操作規制の状態となり、前記シフトレバーの操作部が操作されて前記係止部が前記溝部から離間したとき、操作規制が解除された状態となる。この構成によれば、第1規制機構を係止部及び溝部からなる簡素な構成とすることが可能となる。
1…シフトレバー装置、2…シフトレバー、3…レバー支持部、5…第1規制機構、6…第2規制機構、7…ノブ、8…操作部、11…係止部(第1係止部)、12…溝部(第1溝部)、20…係止部(第2係止部)、21…溝部(第2溝部)、A1…レバー操作の一方向の一例であるシフト駆動方向、A2…レバー操作の反対方向の一例であるシフト戻し方向、K1…シフトレバーの軸方向。
Claims (4)
- シフトレバーを複数の操作位置に操作可能であり、特定の操作位置において当該シフトレバーのノブに設けられた操作部を操作しながらのレバー操作が課されたシフトレバー装置において、
前記シフトレバーの一方向への操作に対する規制を行い、前記ノブの操作部の操作によって前記規制が解除されたときに、前記一方向に沿うレバー操作が可能にされる第1規制機構と、
前記一方向の反対方向へのレバー操作に対する規制を行い、前記ノブの操作部の操作に機械的に連動して前記規制が解除されたときに、前記反対方向に沿うレバー操作が可能にされる第2規制機構と
を備えたことを特徴とするシフトレバー装置。 - 前記第2規制機構は、前記ノブの操作部と機械的に連動して作動される係止部と、当該係止部が係止されたときにレバー操作を規制した状態にする段状の溝部とを備え、
前記係止部は、前記シフトレバーに設けられ、前記溝部は、前記シフトレバーを可動可能に支持するレバー支持部に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置。 - 前記第1規制機構及び第2規制機構は、前記シフトレバーの軸方向に沿って並び配置されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシフトレバー装置。 - 前記第1規制機構は、前記ノブの操作部と機械的に連動する第1係止部と、前記シフトレバーを可動可能に支持するレバー支持部に設けられるとともに、前記第1係止部が係止されると前記一方向へのレバー操作を規制する段状の第1溝部とを備え、
前記第2規制機構は、前記ノブの操作部と機械的に連動可能な第2係止部と、当該第2係止部が係止されると前記反対方向のレバー操作を規制する段状の第2溝部とを備え、
前記第2係止部は、前記第1係止部による直接の押し込み又は離間によって、レバー操作を規制する状態又は解除する状態が切り替えられる
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のシフトレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014223675A JP2016088229A (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | シフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014223675A JP2016088229A (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | シフトレバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016088229A true JP2016088229A (ja) | 2016-05-23 |
Family
ID=56015649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014223675A Pending JP2016088229A (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | シフトレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016088229A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109641520A (zh) * | 2016-08-26 | 2019-04-16 | 株式会社东海理化电机制作所 | 换挡装置 |
-
2014
- 2014-10-31 JP JP2014223675A patent/JP2016088229A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109641520A (zh) * | 2016-08-26 | 2019-04-16 | 株式会社东海理化电机制作所 | 换挡装置 |
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