JP2010195194A - シフトレバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置を大型化することなく、チェックブロックの摺動溝を追従する追従ストローク量を大きく取ることができるシフトレバー装置を提供する。
【解決手段】ベースブラケット2に揺動自在に支持されたシフトレバー3と、シフトレバー3の先端側に設けられ、シフトレバー3のシフト位置を電気信号として検出するシフト位置検出ユニット4と、ベースブラケット2に揺動自在に支持され、且つ、一対のギヤ部22a,32aを介してシフトレバー3と連動するチェックロッド5と、チェックロッド5の先端側が付勢保持され、摺動溝の深さが場所によって変化することで得られる節度感によってシフトレバー3の各シフト位置への変位を操作者に認識させるチェックブロック6とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】ベースブラケット2に揺動自在に支持されたシフトレバー3と、シフトレバー3の先端側に設けられ、シフトレバー3のシフト位置を電気信号として検出するシフト位置検出ユニット4と、ベースブラケット2に揺動自在に支持され、且つ、一対のギヤ部22a,32aを介してシフトレバー3と連動するチェックロッド5と、チェックロッド5の先端側が付勢保持され、摺動溝の深さが場所によって変化することで得られる節度感によってシフトレバー3の各シフト位置への変位を操作者に認識させるチェックブロック6とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用のシフトレバーのシフト位置を電気信号として変速機に出力する、いわゆるシフトバイワイヤー方式のシフトレバー装置に関する。
この種の従来のシフトレバー装置としては、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示されたシフトレバー装置100は、図5に示すように、車体に固定されたベースブラケット101と、このベースブラケット101に揺動自在に支持されたシフトレバー102と、このシフトレバー102の各シフト位置を電気信号として検出するシフト位置検出ユニット103と、ベースブラケット101の下面を被うように取り付けられ、シフトレバー102の下端側に干渉する機能ブロックであるチェックブロック104とを備えている。
ベースブラケット101は、上側ブラケット部材105及び下側ブラケット部材106とから構成され、シフト回転軸107及びセレクト回転軸108を備えている。シフトレバー102は、シフト回転軸107及びセレクト回転軸108によって車体前後方向のシフト方向とこれに直交する車体左右方向のセレクト方向に揺動自在に支持されている。シフトレバー102の先端には、コイルスプリング109で下方に付勢されたチェックロッド110が設けられている。
シフトレバー102は、セレクト回転軸108を中心に揺動することによってセレクト方向に揺動し、セレクト回転軸108と一体となってシフト回転軸107を中心に揺動することによってシフト方向に揺動できる。シフトレバー102は、セレクト方向の揺動によって、ホーム位置「H」とニュートラル位置「N」の間を移動する。シフトレバーは、シフト方向の揺動によって、ドライブ位置「D」、ニュートラル位置「N」及びリバース位置「R」の間と、ダウンシフト位置「−」、ホーム位置「H」及びアップシフト位置「+」の間を選択的に移動する。
チェックブロック104は、シフトレバー102の移動軌道であるH字形状の摺動溝111を有する。摺動溝111は、大きな高低差を有する傾斜面からなり、シフトレバー102の各シフト位置に対応する位置では緩やかな傾斜面に、隣り合うシフト位置の間では急な傾斜面として形成されている。これによって、シフトレバー102を各シフト位置に変位したことを節度感を与えることによって操作者が確認できるようになっている(シフトチェック機能)。又、摺動溝111はホーム位置が最も深く、且つ、ホーム位置以外のいずれのシフト位置からもホーム位置に向かって徐々に降下する方向に傾斜されている。これによって、操作者がホーム位置以外でシフトレバー102から手を離すと、シフトレバー102がコイルスプリング109のスプリング力によって摺動溝111を降下する方向に自動的に移動し、最終的にホーム位置に戻るようになっている(ホーム自動復帰機能)。
しかしながら、シフトレバー装置の小型化の要求からシフトレバー102のストローク量が制限されておりチェックロッド110が摺動溝111を移動するストローク量が比較的小さくなっているため、チェックブロック104にて十分な節度感を得られるようにH字形状の摺動溝111を形成することが難しいという問題があった。そこで、前記従来のシフトレバー装置100では、シフト位置検出ユニット103の下方全面にチェックブロック104を配置しているが、シフト位置検出ユニット103の構造が制限されて大型化する。また、シフト位置検出ユニット103とチェックブロック104が上下に重ねて配置されているため、上下方向の寸法が大きくなり装置が大型化するという問題があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、装置を大型化することなく、チェックブロックの摺動溝を追従する追従ストローク量を大きく取ることができるシフトレバー装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ベースブラケットに車体前後方向へ揺動自在に支持されたシフト回転軸と、該シフト回転軸と直交する第1セレクト回転軸を介して該シフト回転軸に車体左右方向へ揺動自在に支持されたシフトレバーと、前記第1セレクト回転軸と平行な第2セレクト回転軸を介して前記シフト回転軸に車体左右方向へ揺動自在に支持されたチェックロッドと、前記シフトレバーの車体左右方向への揺動に連動して該チェックロッドを揺動させる連動機構と、前記シフトレバーの下端に連結されて前記シフトレバーの位置を検出するシフト位置検出ユニットと、該チェックロッドの先端部が付勢保持され、且つ部位によって深さが異なる摺動溝を具備し、該シフトレバーを操作した際に、該シフトレバーとともに該チェックロッドの先端部が該摺動溝上を変位し、該摺動溝の深さが場所によって変化することで得られる節度感によって、該シフトレバーの各シフト位置への変位を操作者に認識させるチェックブロックとを備えたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のシフトレバー装置であって、前記連動機構は、前記シフトレバーに歯車状に形成されたレバー側ギヤ部と、前記チェックロッドに該レバー側ギヤ部と噛み合う歯車状のロッド側ギヤ部とを備え、これら一対のギヤ部を介して該シフトレバーの動きが該チェックロッドに伝えられることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1記載のシフトレバー装置であって、前記連動機構は、前記シフトレバーと前記チェックロッドのいずれか一方に、これらシフトレバーとチェックロッドの他方に向かって突設されたリンクレバーと、該リンクレバーの先端部に形成されたリンクピンと、当該他方に該リンクピンが内部をスライド可能に形成されたリンク長孔とを備え、該リンクピンがリンク長孔内を変位することによって、該シフトレバーの動きが該チェックロッドに伝えられることを特徴としている。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、操作者がシフトレバーをホーム位置から所定のシフト位置に向かって操作力を付与すると、シフトレバーとは別体のチェックロッドがシフトレバーと連動して揺動する。そして、シフトレバーの第1セレクト回転軸と平行に第2セレクト回転軸を介してチェックロッドをシフト回転軸に揺動自在に支持するとともに、シフトレバーの車体左右方向への揺動に連動してチェックロッドを揺動させる連動機構を設けたので、セレクト操作時におけるシフトレバーのストローク量に対して、チェックロッドのストローク量を大きくすることが可能となり、シフトレバーのストローク量が限定される場合であっても、チェックロッドでチェックブロックの摺動溝を追従する追従ストローク量を適切に設定することができる。また、シフトレバーの下側にシフト位置検出ユニットを配置できるため、詩縁位置検出ユニットの小型化が図れる。これによって、上下方向の寸法を小さく設定することができ、シフトレバー装置の小型化と操作フィーリングの向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、シフトレバー及び前記チェックロッドに設けた一対のギヤ部が互いに噛み合うことで、シフトレバーの動きをチェックロッドに伝えるので、構造を複雑にすることなく、チェックロッドをシフトレバーと円滑に連動させることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、シフトレバー及びチェックロッドに設けたリンクレバーとリンク長孔が互いに連係し、シフトレバーの動きをチェックロッドに伝えるので、構造を複雑にすることなく、チェックロッドをシフトレバーと円滑に連動させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の第1実施形態を示し、図1はシフトレバー装置のセレクト方向の断面図、図2はシフトレバー装置のシフト方向の断面図である。
図1及び図2に示すように、車両用のシフトレバー装置1は、ベースブラケット2と、シフト回動軸10aと、シフトレバー3と、シフト位置検出ユニット4と、チェックロッド5と、チェックブロック6とから概ね構成されている。
ベースブラケット2は、シフト回転軸10aにより車体前後方向であるシフト方向へ回動自在に支持される支持ブロック10と、この支持ブロック10のレバー貫通孔10b内に並設され、シフトレバー3及びチェックロッド5をそれぞれ車体左右方向であるセレクト方向へ回動自在に支持する一対のセレクト回転軸11,12とを備え、車体に固定される。支持ブロック10の両端には、一対のシフト回転軸10aが同一軸線上にそれぞれ突設されている。この一対のシフト回転軸10aがブッシュ13を介してベースブラケット2に回転自在に支持されている。
シフトレバー3は、ロッド状のレバー本体20と、このレバー本体20の上端に固定された握持部21と、レバー本体20の中間に設けられる中間支持部22と、レバー本体20の下端に設けられ、シフト位置検出ユニット4と連結される連結部23とを備えている。レバー本体20の中間支持部22より上部がベースブラケット2のレバー孔2aより外部に突出され、レバー本体20の中間支持部22を含む下部がベースブラケット2内に配置されている。中間支持部22には、レバー側セレクト回転軸11(第1セレクト回転軸)が設けられると共に、その軸心を中心とする一部の円周上に歯車状のレバー側ギヤ部22aが形成されている。
シフトレバー3は、下記に詳述する連動機構としてのギヤ部22a,32aの噛合いにより、レバー側セレクト回転軸11を中心に揺動することによってセレクト方向に揺動する共に、チェックロッド5がロッド側セレクト回転軸12(第2セレクト回転軸)を中心に揺動する。また、シフトレバー3は、一対のセレクト回転軸11,12と一体となってシフト回転軸10aを中心に揺動することによってシフト方向に揺動できる。つまり、シフトレバー3は、レバー側セレクト回転軸11とシフト回転軸10aとによって、ベースブラケット2に車体の前後左右方向へ揺動自在に支持されている。図1に示すように、シフトレバー3は、セレクト方向の揺動によって、ホーム位置「H」とニュートラル位置「N」の間を移動する。図2に示すように、シフトレバーは、シフト方向の揺動によって、ドライブ位置「D」、ニュートラル位置「N」及びリバース位置「R」の間と、ダウンシフト位置「−」、ホーム位置「H」及びアップシフト位置「+」の間を選択的に移動する。
シフト位置検出ユニット4は、シフトレバー3の下端側において、ベースブラケット2に固定され、シフトレバー3の各シフト位置を電気信号として検出するものである。なお、シフトレバー3の位置を検出する構成は、前述した特許文献1に開示されたものと同様であり、ここでは詳しい説明を省略する。
チェックロッド5は、管状の先端部30と、この先端部30内に一端が摺動自在に挿入される基部31と、この基部31の他端に設けられるボス部32と、先端部30内に収納され、先端部30を軸方向に付勢する付勢手段であるコイルスプリング(図示せず)とから構成されている。先端部30にはチェックブロック6と係合する半球先端部33が一体に設けられている。ボス部32には、ロッド側セレクト回転軸12が設けられ、支持ブロック10に揺動自在に支持されている。また、ロッド側セレクト回転軸12の軸心を中心とする一部の円周上にシフトレバー3のレバー側ギヤ部22aと噛み合う歯車状のロッド側ギヤ部32aが形成され、ギヤ部22a,32aが互いに噛み合うことで、チェックロッド5がシフトレバー3と連動する。なお、本実施の形態では、これらのレバー側ギヤ部22a及びロッド側ギヤ部32aの減速比は1:2に設定されており、例えば、レバー本体20を10度回動させると、チェックロッド5は20度回動する。
チェックブロック6は、シフト位置検出ユニット4に隣接配置されている。また、チェックブロック6は、チェックロッド5の移動軌道であるH字形状の摺動溝40を有し、この摺動溝40上をチェックロッド5の半球先端部33が摺動する。摺動溝40は、大きな高低差を有する傾斜面によって形成されるが、シフト位置毎に下記するように深さが異なり、且つ、シフトレバー3の各シフト位置に対応する位置では緩やかな傾斜面に、隣り合うシフト位置の間では急な傾斜面として形成されている。これによって、摺動溝40上をチェックロッド5の半球先端部33が摺動する際に節度感を生じるので、この節度感がチェックロッド5及びシフトレバー3を介して操作者に伝わることにより、操作者がシフトレバー3の各シフト位置に変位したことを確認できるようになっている(シフトチェック機能)。又、摺動溝40はホーム位置が最も深く、且つ、ホーム位置以外のいずれのシフト位置からもホーム位置に向かって徐々に降下する方向に傾斜されている。これによって、操作者がホーム位置以外でシフトレバー3から手を離すと、シフトレバー3がチェックロッド5のコイルスプリングのスプリング力によって摺動溝40を降下する方向に自動的に移動し、最終的にホーム位置に戻るようになっている(ホーム自動復帰機能)。従って、摺動溝40は大きな高低差を有する傾斜面となっている。更に、H字状の摺動溝40の両側には、摺動溝40に沿ってガイド壁41が立設されている。これによって、シフトレバー3が所定の移動軌道に沿ってしか移動できないようになっている(レバーガイド機能)。
上記構成において、操作者がシフトレバー3の握持部21を握持してシフトレバー3をホーム位置から所定のシフト位置に向かって操作力を付与すると、互いに噛み合うギヤ部22a,32aを介してチェックロッド5が連動するので、このチェックロッド5がコイルスプリングで弾性付勢された状態でチェックブロック6の摺動溝40を追従移動し、シフトレバー3が目的のシフト位置に変位する。ホーム位置から目的のシフト位置との間は、摺動溝40が急な傾斜であるが目的のシフト位置では摺動溝40が緩やかな傾斜となり、操作者がシフトレバー3から受ける節度感が急に弱くなり、これによってシフト位置に変位したことをチェック(認識)できる。目的のシフト位置に変位すると、これをシフト位置検出ユニット4が検出してその情報を電気信号として変速機に伝達することになる。又、操作者が目的のシフト位置でシフトレバー3から手を離すと、コイルスプリングに付勢されたチェックロッド5が摺動溝40に降下する方向に付勢力を作用させるため、シフトレバー3が摺動溝40を降下する方向に自動的に移動し、最終的にホーム位置に戻る。
以上、本発明では、従来構造のように、ストローク量確保のために、レバー中心から最も遠く離れた位置にチェックブロックを設ける必要が無く、ベースブラケット2の上部及びシフト位置検出ユニット4の間にできるスペースをチェックロッド5及びチェックブロック6の収容スペースとして利用したため、シフト位置検出ユニット4の下部にチェックブロック6を配置する必要がなくなり、上下方向の寸法を比較的小さく設定することができ、装置の大型化をもたらす要因にはならない。また、チェックロッド5の先端部30がチェックブロック6に付勢保持され、シフトレバー3を操作した際に、シフトレバー3とともにチェックロッド6の先端部30が摺動溝40上を変位し、摺動溝40の深さが場所によって変化することで節度感を得るようにし、しかも、シフトレバー3のレバー側ギヤ部22aとチェックロッド5のロッド側ギヤ部32aの減速比を1:2に設定してシフトレバー3の操作角度に対してチェックロッド5の連動角度を大きくしたので、シフトレバー3のストローク量が限定される場合であっても、チェックロッド5でチェックブロック6の摺動溝40を追従する追従ストローク量を大きく取ることができる。また、シフトレバー3の下側にシフト位置検出ユニット4を配置することができるため、シフト位置検出ユニットの小型化が図れる。以上より、装置の大型化をもたらすことなく、チェックロッド5の先端の追従ストローク量を適切に設定することができる。このようにチェックロッド5の先端のストローク量を大きく取ることができることから、上記実施の形態のようにチェックブロック6に高低差のある摺動溝40を形成することが可能となり、シフトチェック機能と共にホーム自動復帰機能を付加することができた。
この実施の形態では、シフトレバー3及びチェックロッド5に設けた一対のギヤ部22a,32aが互いに噛み合うので、この一対のギヤ部22a,32aを介してチェックロッド5をシフトレバー3と円滑に連動させることができると共に、ギヤ部22a,32aの減速比を適宜変更することにより、シフトレバー3の操作角度に対するチェックロッド5の連動角度の比率を調整することができる。
図3及び図4は本発明の第2実施形態を示し、図3はシフトレバー装置のセレクト方向の断面図、図4はシフトレバー装置のシフト方向の断面図である。
図3及び図4に示すように、車両用のシフトレバー装置1Aは、連動機構としてシフトレバー3及びチェックロッド5に、互いを連結するリンクレバー50を備え、このリンクレバー50を介してチェックロッド5がシフトレバー3と連動する。なお、図3及び図4において前述した図1及び図2に示すものと同様のものには同一符号を付して、その説明は省略する。
リンクレバー50は、シフトレバー3の中間支持部22と一体に設けられ、チェックロッド5の近傍にまで延設されて先端にリンクピン51が固定される。チェックロッド5は、チェックロッド5に沿って延びるリンク長孔52を有するブロック53を先端部30に一体に設けると共に、このブロック53のリンク長孔52に、リンクレバー50先端のリンクピン51が挿入されている。このリンクレバー50にあっても、シフトレバー3の操作角度に対してチェックロッド5の連動角度が大きくなるように設定されている。
上記構成において、操作者がシフトレバー3の握持部21を握持してシフトレバー3をホーム位置から所定のシフト位置に向かって操作力を付与すると、シフトレバー3と一体のリンクレバー50が揺動し、その先端のリンクピン51がブロック53のリンク長孔52内をスライドすることにより、チェックロッド5が連動するので、このチェックロッド5がスプリングで弾性付勢された状態でチェックブロック6の摺動溝40を追従移動し、シフトレバー3が目的のシフト位置に変位する。これに伴って、摺動溝40上をチェックロッド5の半球先端部33が摺動する際に節度感が生じるので、この節度感がチェックロッド5、リンクレバー50及びシフトレバー3を介して操作者に伝わることによって、操作者がシフトレバー3の各シフト位置に変位したことを確認できるようになっている。
以上、本発明の第2実施形態でも、シフト位置検出ユニット4の下部にチェックブロック6を配置する必要がなく、上下方向の寸法を比較的小さく設定することができ、装置の大型化をもたらす要因にはならない。また、チェックロッド5の先端部30がチェックブロック6に付勢保持され、シフトレバー3を操作した際に、シフトレバー3とともにチェックロッド6の先端部30が摺動溝40上を変位し、摺動溝40の深さが場所によって変化することで節度感を得るようにし、しかも、シフトレバー3の操作角度に対してチェックロッド5の連動角度を大きくしたので、シフトレバー3のストローク量が限定される場合であっても、チェックロッド5でチェックブロック6の摺動溝40を追従する追従ストローク量を大きく取ることができ、以上より、装置の大型化をもたらすことなく、チェックロッド5の先端の追従ストローク量を適切に設定することができる。
この実施の形態では、リンクレバー50を介してチェックロッド5をシフトレバー3と円滑に連動させることができると共に、リンクレバー50などの寸法を適宜変更することにより、シフトレバー3の操作角度に対するチェックロッド5の連動角度の比率を調整することができる。
なお、前記実施の形態では、チェックブロック6は、シフトチェック機能とレバーガイド機能とホーム自動復帰機能の3つの機能を担当するよう構成されているが、シフトチェック機能と他の任意の1つの機能との2つを担当するよう構成しても良いことはもちろんである。
なお、前記実施の形態では、シフトレバー3は、H字状の移動軌道を有するものであったが、H字状以外の移動軌道(例えば横向きT字形状や、h字形状)であっても本発明を適用できることはもちろんである。
また、前記実施の形態では、シフトレバー3の下端に連結部23を設けて、シフト位置検出ユニット4と連結しているが、シフトレバー3の下端に磁石を設け、非接触式の位置検出ユニットを磁石に対向配置するようにしてもよい。
1,1A シフトレバー装置
2 ベースブラケット
3 シフトレバー
4 シフト位置検出ユニット
5 チェックロッド
6 チェックブロック
22a レバー側ギヤ部
32a ロッド側ギヤ部
40 摺動溝
50 リンクレバー
51 リンクピン
52 リンク長孔
53 ブロック
2 ベースブラケット
3 シフトレバー
4 シフト位置検出ユニット
5 チェックロッド
6 チェックブロック
22a レバー側ギヤ部
32a ロッド側ギヤ部
40 摺動溝
50 リンクレバー
51 リンクピン
52 リンク長孔
53 ブロック
Claims (3)
- ベースブラケットに車体前後方向へ揺動自在に支持されたシフト回転軸と、
該シフト回転軸と直交する第1セレクト回転軸を介して該シフト回転軸に車体左右方向へ揺動自在に支持されたシフトレバーと、
前記第1セレクト回転軸と平行な第2セレクト回転軸を介して前記シフト回転軸に車体左右方向へ揺動自在に支持されたチェックロッドと、
前記シフトレバーの車体左右方向への揺動に連動して該チェックロッドを揺動させる連動機構と、
前記シフトレバーの下端に連結されて前記シフトレバーの位置を検出するシフト位置検出ユニットと、
該チェックロッドの先端部が付勢保持され、且つ部位によって深さが異なる摺動溝を具備し、該シフトレバーを操作した際に、該シフトレバーとともに該チェックロッドの先端部が該摺動溝上を変位し、該摺動溝の深さが場所によって変化することで得られる節度感によって、該シフトレバーの各シフト位置への変位を操作者に認識させるチェックブロックとを備えたことを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項1記載のシフトレバー装置であって、
前記連動機構は、
前記シフトレバーに歯車状に形成されたレバー側ギヤ部と、
前記チェックロッドに該レバー側ギヤ部と噛み合う歯車状のロッド側ギヤ部とを備え、
これら一対のギヤ部を介して該シフトレバーの動きが該チェックロッドに伝えられることを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項1記載のシフトレバー装置であって、
前記連動機構は、
前記シフトレバーと前記チェックロッドのいずれか一方に、これらシフトレバーとチェックロッドの他方に向かって突設されたリンクレバーと、
該リンクレバーの先端部に形成されたリンクピンと、
当該他方に該リンクピンが内部をスライド可能に形成されたリンク長孔とを備え、
該リンクピンがリンク長孔内を変位することによって、該シフトレバーの動きが該チェックロッドに伝えられることを特徴とするシフトレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107695647A (zh) * | 2017-11-01 | 2018-02-16 | 陕西法士特齿轮有限责任公司 | 一种横向换挡杆摇臂角度定位装置及其操作方法 |
KR101836701B1 (ko) * | 2016-09-23 | 2018-03-08 | 현대자동차주식회사 | 전자식 변속시스템용 레버장치 |
-
2009
- 2009-02-25 JP JP2009042431A patent/JP2010195194A/ja active Pending
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CN107695647B (zh) * | 2017-11-01 | 2023-09-08 | 陕西法士特齿轮有限责任公司 | 一种横向换挡杆摇臂角度定位装置及其操作方法 |
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