JP7459909B1 - 窓昇降構造および車両 - Google Patents

窓昇降構造および車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7459909B1
JP7459909B1 JP2022153502A JP2022153502A JP7459909B1 JP 7459909 B1 JP7459909 B1 JP 7459909B1 JP 2022153502 A JP2022153502 A JP 2022153502A JP 2022153502 A JP2022153502 A JP 2022153502A JP 7459909 B1 JP7459909 B1 JP 7459909B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface portion
vehicle
window
wall
carrier plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022153502A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2024049412A (ja
Inventor
卓弥 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2022153502A priority Critical patent/JP7459909B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7459909B1 publication Critical patent/JP7459909B1/ja
Publication of JP2024049412A publication Critical patent/JP2024049412A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【課題】窓ガラスの組立作業性を上げることが可能な窓昇降構造および車両を提供する。【解決手段】窓昇降構造は、立壁を有し、昇降方向に沿って移動可能に配置されるキャリアプレートと、窓ガラスに固定され、組付け方向の手前側から奥側へ移動され、立壁を乗り越えることでキャリアプレートに組み付けられるガラスホルダーと、を備え、立壁は、前記組付け方向の手前側から奥側に向かって上方向に傾斜する傾斜部を有する。【選択図】図4

Description

本開示は、窓昇降構造および車両に関する。
従来、ガイドレールを有しないで、キャリアプレートをワイヤーで昇降させて、窓ガラスを昇降するレールレスのワイヤー式ウインドレギュレーターが知られている。
例えば、特許文献1には、窓ガラスに固定されたガラスホルダーと、ガラスホルダーを介して窓ガラスが取り付けられるキャリアプレートと、キャリアプレートを昇降方向に沿って昇降させるワイヤーと、ワイヤーを駆動する駆動部と、駆動部を支持するモジュールパネルと、を備える窓昇降構造が開示されている。
特開2022-44439号公報
ところで、窓ガラスを水平方向に組み付ける場合、窓ガラスを水平方向に対して直交する上方向に持ち上げる必要があるため、窓ガラスの組立作業性を上げることが困難になるという問題がある。
本開示の目的は、窓ガラスの組立作業性を上げることが可能な窓昇降構造および車両を提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示における窓昇降構造は、
立壁を有し、昇降方向に沿って移動可能に配置されるキャリアプレートと、
窓ガラスに固定され、組付け方向の手前側から奥側へ移動され、前記立壁を乗り越えることで前記キャリアプレートに組み付けられるガラスホルダーと、
を備え、
前記立壁は、壁面部および頂面部を有し、
前記壁面部は、前記組付け方向に向かって上方向に傾斜角度θaで傾斜する壁面を有し、
前記頂面部は、前記壁面部の上方向の端部である上端縁から前記組付方向に向かって上方向に前記傾斜角度θaよりも小さい傾斜角度θcで傾斜する斜面を有する。
上記の目的を達成するため、本開示における車両は、
上記窓昇降構造を備える。
本開示によれば、窓ガラスの組立作業性を上げることができる。
図1は、本開示の実施の形態におけるウインドレギュレーターを示す図である。 図2は、本開示の実施の形態における窓昇降構造の一部を示す図である。 図3は、本開示の実施の形態におけるガラスホルダーおよびキャリアプレートを示す斜視図である。 図4は、図3のA-A線断面図であって、本開示の実施の形態におけるガラスホルダーとキャリアプレートとの相対的な位置関係を模式的に示す図である。 図5は、比較例に係るガラスホルダーとキャリアプレートとの相対的な位置関係を模式的に示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態におけるウインドレギュレーターを示す図である。図2は、本開示の実施の形態における窓昇降構造の一部を示す図である。図1及び図2には、BL軸、TL軸およびWL軸が描かれている。図2において左右方向を車両前後方向またはTL方向といい、右方向を車両後方向または「+TL方向」、左方向を車両前方向または「-TL方向」という。また、図2において上下方向を車両上下方向またはWL方向といい、上方向を車両上方向または「+WL方向」、下方向を車両下方向または「-WL方向」という。また、図2の紙面に直交する奥行き方向を、組付け方向、水平方向、車幅方向またはBL方向といい、手前側を、組付け方向の手前側、車幅方向一側または「+BL方向」、奥側を、組付け方向の奥側、車幅方向他側または「-BL方向」という。
図1および図2に示すように、本実施の形態における窓昇降構造100は、ウインドレギュレーター10および一対のガラスホルダー20,20Aを有している。本実施の形態におけるウインドレギュレーター10は、レールレスのワイヤー式ウインドレギュレーターである。
ウインドレギュレーター10は、車両1に設けられたドアの内部に取り付けられ、ドアの窓ガラスGを昇降する装置である。ドアは、アウタードアパネルおよびインナードアパネルを有している。図2にドアDRの内部を示す。図2では、車幅方向一側(+BL方向)に配置されるアウタードアパネルを省略し、車幅方向他側(-BL方向)に配置されるインナードアパネルDRPを示す。
一対のガラスホルダー20,20Aは、窓ガラスGの車両下方向(-WL方向)の端部である下端縁G1に固定されている。ガラスホルダー20は、下端縁G1における車両前方向(-TL方向)の端部に固定される。ガラスホルダー20Aは、下端縁G1における車両後方向(+TL方向)の端部に固定される。
窓ガラスGの組立作業の開始時においては、一対のガラスホルダー20,20Aは、窓ガラスGの下端縁G1に固定されている。また、ウインドレギュレーター10は、インナードアパネルDRPに取り付けられている。窓ガラスGの組立作業においては、ガラスホルダー20と、ガラスホルダー20に対応して配置されるキャリアプレート30との位置合わせが行われる。また、ガラスホルダー20Aと、ガラスホルダー20Aに対応して配置されるキャリアプレート30Aとの位置合わせが行われる。本実施の形態では、ガラスホルダー20をキャリアプレート30に組み付けるときの組付け方向は、車幅方向他側(-BL方向)である。また、ガラスホルダー20Aをキャリアプレート30Aに組み付けるときの組付け方向は、車両下方向(-WL方向)である。
図3は、本開示の実施の形態におけるガラスホルダーおよびキャリアプレートを示す斜視図である。一対のガラスホルダー20,20Aは、ほぼ同じ構成を有している。以下の説明では、一対のガラスホルダー20,20Aのうち、下端縁G1における車両前方向(-TL方向)の端部に固定されるガラスホルダー20を代表して説明し、ガラスホルダー20Aの説明を省略する。
図3に示すように、ガラスホルダー20は、車両前後方向(TL方向)で所定の幅を有する中央部21、中央部21よりも車両上方向(+WL方向)に位置する上部22、および、中央部21よりも車両下方向(-WL方向)に位置する下部23を有している。
図4は、本開示の実施の形態におけるガラスホルダー20とキャリアプレート30との相対的な位置関係を模式的に示す図である。下部23は、立壁35,36間の車幅方向(BL方向)の隙間に嵌合する嵌合部である。なお、立壁36は、本開示の「第2立壁」に対応する。
下部23は、壁面部23a、壁面部23b、および、底面部23cを有している。壁面部23aは、立壁35に車幅方向他側(-BL方向)から対向し、車幅方向(BL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向かつWL方向)に沿って広がる壁面である。壁面部23bは、立壁36に車幅方向一側(+BL方向)から対向し、車幅方向に対して直交する方向に沿って広がる壁面である。壁面部23aと壁面部23bとの間の車幅方向の長さである壁厚は、上記の嵌合部の車幅方向の幅に対応して設定される。壁面部23bは、傾斜面部23dを有している。
底面部23cは、壁面部23aの車両下方向の端縁である下端縁から車両上下方向(WL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向およびBL方向)に沿って広がる壁面である。傾斜面部23dは、底面部23cの車幅方向他側の端縁である側端縁から車幅方向他側に対して車両上方向に傾斜する傾斜面である。
中央部21は、車幅方向(BL方向)に貫通する穴24を有している。穴24は、締結ボルト(図示略)を通すための締結用の穴である。上部22は、車両上方向(+WL方向)に開口する溝25を有している。溝25は、窓ガラスGを保持するための溝である。
図1および図2に示すように、ウインドレギュレーター10は、インナードアパネルDRPに配置されている。ウインドレギュレーター10は、一対のキャリアプレート30,30A、ワイヤー40、複数のプーリー50,50,…、および、駆動部60を備えている。
一対のキャリアプレート30,30Aは、ほぼ同じ構成を有している。以下の説明では、一対のキャリアプレート30,30Aのうち、車両前方向(-TL方向)に配置されるキャリアプレート30を代表して説明し、車両後方向(+TL方向)に配置されるキャリアプレート30Aの説明を省略する。
図3に示すように、キャリアプレート30は、車両前方向(-TL方向)に配置された形成部31と車両後方向(+TL方向)に配置された形成部32とを有している。形成部31は、車幅方向(BL方向)に貫通する穴34(図4を参照)を有している。穴34は、締結ボルト(図示略)を通すための締結用の穴である。
図3に示すように、形成部31は、二つの立壁35,36を有している。立壁35は、形成部31における車幅方向一側(+BL方向)の部分を構成している。立壁36は、形成部31における車幅方向他側(-BL方向)の部分を構成している。前述するように、立壁35,36の間の車幅方向(BL方向)の隙間は、ガラスホルダー20が有する下部23が嵌合する。
立壁35は、壁面部35a、壁面部35b、頂面部35cおよび底面部35dを有している。壁面部35aは、車幅方向一側(+BL方向)に面する平面であって、車幅方向他側(-BL方向)に対して車両上方向に所定の傾斜角度θaで傾斜する壁面である。なお、壁面部35aは、本開示の「傾斜部」に対応する。壁面部35bは、壁面部35aよりも車幅方向他側に位置し、車幅方向(BL方向)に対して直交する平面である。
頂面部35cは、壁面部35aの車両上方向(+Y方向)の端縁である上端縁から車幅方向他側(-BL方向)に対して車両上方向に所定の傾斜角度θcで傾斜する斜面である。なお、傾斜角度θcは、傾斜角度θaよりも小さい。図4に、底面部23cと頂面部35cとの間の車両上下方向(WL方向)の距離H1を示す。
底面部35dは、壁面部35aの車両下方向の端縁である下端縁に延びる平面であって、車両上下方向(WL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向およびBL方向)に沿って広がる平面である。
立壁36は、立壁35よりも車幅方他側(-BL方向)かつ立壁35よりも車両上方向(+Y方向)に配置され、壁面部36a、壁面部36b、頂面部36cおよび底面部36dを有している。壁面部36aは、車幅方向一側(+BL方向)に面する平面であって、車幅方向(BL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向およびWL方向)に沿って広がる壁面である。壁面部36bは、車幅方向他側(-BL方向)に面する平面であって、車幅方向に対して直交する方向に沿って広がる壁面である。
頂面部36cは、壁面部36aの車両上方向(+Y方向)の端縁である上端縁から車幅方向他側(-BL方向)に延びる平面であって、車両上下方向(WL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向およびBL方向)に沿って広がる平面である。底面部36dは、壁面部36aの車両下方向(-Y方向)の端縁である下端縁から車幅方向他側(-BL方向)に延びる平面であって、車両上下方向に対して直交する方向に沿って広がる平面である。
図1に示すように、形成部32は、下降側のワイヤー40と係合する係合部を有している。また、形成部32は、上昇側のワイヤー40と係合する係合部を有している。
図1から図3に示すように、ワイヤー40は、一端が駆動部60のドラム(図示略)に連結され、プーリー50を介して、他端がキャリアプレート30の係合部に連結される。
駆動部60は、減速機付きのモーター61と、モーター61によって回転駆動され、回転することによりワイヤー40の巻き取り及び繰り出しを行うドラム(図示略)と、ドラムを収容するハウジング62と、を有している。モーター61を正転駆動すると、ドラムが正転し、これに伴って、下降側のワイヤー40が繰り出されつつ上昇側のワイヤー40が巻き取られる。これにより、ワイヤー40によって、一対のキャリアプレート30,30Aが車両上方向(+WL方向)に引っ張られる。一対のキャリアプレート30,30Aが車両上方向(+WL方向)に引っ張られることによって、窓ガラスGが上昇する。一方、モーター61を逆転駆動すると、ドラムが逆転し、これに伴って、下降側のワイヤー40が巻き取られつつ上昇側のワイヤー40が繰り出される。これにより、ワイヤー40によって、一対のキャリアプレート30,30Aが車両下方向(-WL方向)に引っ張られる。一対のキャリアプレート30,30が車両下方向(-WL方向)に引っ張られることによって、窓ガラスGが下降する。
次に比較例に係る窓昇降構造200について図5を参照して説明する。また、比較例に係る車両前方向および車両後方向のそれぞれの位置に配置される一対のガラスホルダー120,120Aはほぼ同じ構成を有している。また、車両前方向および車両後方向のそれぞれの位置に配置される比較例に係るキャリアプレート130,130Aはほぼ同じ構成を有している。以下の説明では、車両前方向のそれぞれの位置に配置されるガラスホルダー120およびキャリアプレート130について説明し、ガラスホルダー120Aおよびキャリアプレート130Aの説明を省略する。図5は、比較例に係るガラスホルダー120とキャリアプレート130との相対的な位置関係を模式的に示す図である。以下の説明では、ガラスホルダー20およびキャリアプレート30のそれぞれと異なる構成について主に説明し、同じ構成については同一番号を付してその説明を省略する。
ガラスホルダー120は下部123を有している。下部123の車両下方向(-WL方向)の端に位置し、車両上下方向(WL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向かつBL方向)沿って広がる平面である底面部123aと、底面部123aから車幅方向一側(+BL方向)に向かって車両上方向(+WL方向)に傾斜する傾斜部123bと、底面部123aから車幅方向他側(-BL方向)に向かって車両上方向(+WL方向)に傾斜する傾斜部123cとを有している。
中央部21と底面部123aとの間の車両上下方向(WL方向)の長さは、本実施の形態における中央部21と底面部23cとの間の車両上下方向(WL方向)の長さよりも長い。
キャリアプレート130は、立壁135を有している。立壁135は、壁面部135a、壁面部135b、および、頂面部135cを有している。壁面部135aは、車幅方向(BL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向かつWL方向)に沿って広がる壁面である下側壁面部と、車幅方向一側(+BL方向)に向かって車両上方向(+WL方向)に傾斜する上側壁面部とを有する。
壁面部135bは、壁面部135aの下側壁面部よりも車幅方向他側(-BL方向)に配置され、車幅方向(BL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向かつWL方向)に沿って広がる壁面である下側壁面部と、壁面部135aの上側壁面部よりも車幅方向他側(-BL方向)に配置され、車幅方向(BL方向)に対して直交する方向(つまり、TL方向かつWL方向)に沿って広がる壁面である上側壁面部とを有する。壁面部135aの下側壁面部(上側壁面部も同じ)と壁面部135bの下側壁面部(上側壁面部も同じ)との間の車幅方向の長さである壁厚は、所定の長さを有している。
頂面部135cは、壁面部135aの車両上方向の端縁の位置から壁面部135bの車両上方向の端縁の位置まで車幅方向他側(-BL方向)に向かって広がる平面である。
底面部123aと頂面部135cとの間の車両上下方向(WL方向)の距離H2は、本実施の形態における底面部23cと頂面部35cとの間の車両上下方向の距離H1よりも長い(図4に示す距離H1,H2を参照)。
次に、比較例に係る窓昇降構造200において、ガラスホルダー120をキャリアプレート130に組み付ける場合の窓ガラスGの組立作業について説明する。なお、窓ガラスGの下端縁G1の車両前方向の端部にガラスホルダー120が固定されている。また、窓ガラスGの下端縁G1の車両後方向の端部にはガラスホルダー120Aが固定される。
次に、比較例に係る窓ガラスGの組立手順の一例について説明する。
(1-1)窓ガラスGをインナードアパネルDRPに投入する。
(1-2)窓ガラスGの車両後側をインナードアパネルDRPのチャンネルに押し当てながら、窓ガラスGを下げる。なお、窓ガラスGの重心や形状などから、窓ガラスGの車両前側をインナードアパネルDRPのチャンネルに押し当てることは困難である。
(1-3)ガラスホルダー120Aをキャリアプレート130Aに車両下方向(-WL方向)に差し込む。
(1-4)ガラスホルダー120をキャリアプレート130に嵌合するため、窓ガラスGを持ち上げながら、キャリアプレート130の姿勢を正しつつ、車両下方向(-WL方向)に押し込む。
上記の組立手順(1-4)についてさらに詳細に説明する。
図5に、組み付け開始時に立壁135よりも車幅方向一側(+BL方向)に位置するガラスホルダー120を破線で示す。また、組み付け終了時に立壁135よりも車幅方向他側(-BL方向)に位置するガラスホルダー120を実線で示す。また、組み付け途中において持ち上げられた位置のガラスホルダー120を一点鎖線で示す。図5から分かるように、比較例に係る窓昇降構造200においては、底面部123aと頂面部135cとの間の車両上下方向(WL方向)の距離H2が長いため、図5に示すように、ガラスホルダー120をキャリアプレート130に組み付ける際に、図5に破線で示すガラスホルダー120(窓ガラスG)を、底面部123aが頂面部135cを乗り越える図5に一点鎖線で示す位置まで持ち上げる必要がある。ガラスホルダー120(窓ガラスG)を持ち上げる距離H2が長くなるため、窓ガラスGの組立作業性を上げることが困難となる。
これに対して、本実施の形態における窓昇降構造100において、ガラスホルダー20をキャリアプレート30に組み付ける場合の窓ガラスGの組立作業について説明する。なお、窓ガラスGの下端縁G1の車両前方向の端部にガラスホルダー20が固定されている。また、窓ガラスGの下端縁G1の車両後方向の端部にはガラスホルダー20Aが固定される。
次に、本実施の形態における窓ガラスGの組立手順の一例について説明する。
(2-1)窓ガラスGをインナードアパネルDRPに投入する。
(2-2)窓ガラスGの車両後側をインナードアパネルDRPのチャンネルに押し当てながら、窓ガラスGを下げる。なお、窓ガラスGの重心や形状などから、窓ガラスGの車両前側をインナードアパネルDRPのチャンネルに押し当てることは困難である。
(2-3)ガラスホルダー20Aをキャリアプレート30Aに車両下方向(-WL方向)に差し込む。
(2-4)ガラスホルダー20をキャリアプレート30に車幅方向他側(-BL方向)で押し当てて、下部23を立壁35,36の間の車幅方向(BL)の隙間に嵌合する。
上記の組立手順(2-4)についてさらに詳細に説明する。
図4に、組み付け開始時に立壁35よりも車幅方向一側(+BL方向)に位置するガラスホルダー20を破線で示す。また、組み付け終了時に立壁35よりも車幅方向他側(-BL方向)に位置するガラスホルダー20を実線で示す。また、組み付け途中において頂面部35cを乗り越えた位置のガラスホルダー120を一点鎖線で示す。
ガラスホルダー20をキャリアプレート30に車幅方向他側(-BL方向)で押し当てるとき、ガラスホルダー20の下部23に設けられた傾斜面部23dが、立壁35の壁面部35aに沿って移動する。これにより、ガラスホルダー20(窓ガラスG)が持ち上げられる。また、距離H1が距離H2よりも短いため、ガラスホルダー20(窓ガラスG)を持ち上げる距離が短くなる。以上の構成から、窓ガラスGの組立作業性を上げることができる。
上記実施の形態における窓昇降構造100は、立壁35を有し、昇降方向に沿って移動可能に配置されるキャリアプレート30と、窓ガラスGに固定され、組付け方向の手前側から奥側へ水平方向に移動され、立壁35を乗り越えることでキャリアプレート30に組付けられるガラスホルダー20と、を備え、立壁35は、組付け方向の手前側から奥側に向かって上方向に傾斜する傾斜部35aを有する。
上記構成によれば、ガラスホルダー20を立壁35の傾斜部35aに押し当てると、ガラスホルダー20(窓ガラスG)が持ち上げられて、立壁35を乗り越えることができるため、窓ガラスGの組立作業性を上げることが可能となる。
上記実施の形態における窓昇降構造100では、ガラスホルダー20は、組付け方向の手前側から奥側に向かって上方向に傾斜する傾斜面部23dを有し、傾斜面部23dは、ガラスホルダー20が組付け方向の手前側から奥側に移動されるとき、傾斜部35aに当接する。これにより、傾斜面部23dを傾斜部35aに押し当てると、傾斜部35aおよび傾斜面部23dが相対的に滑るようになるため、ガラスホルダー20が立壁35を容易に乗り越えることができるため、窓ガラスGの組立作業性をより上げることが可能となる。
上記実施の形態における窓昇降構造100では、傾斜角度θcは、傾斜角度θaよりも小さい。これにより、ガラスホルダー20が頂面部35cに沿って容易に移動することができる。
上記実施の形態では、ガラスホルダー20をキャリアプレート30に組み付ける場合に本開示を適用したものを示したが、本開示はこれに限らず、ガラスホルダー20Aをキャリアプレート30Aに組み付ける場合に適用してもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示は、窓ガラスの組立作業性を上げることが要求される窓昇降構造を備えた車両に好適に利用される。
10 ウインドレギュレーター
20 ガラスホルダー
20A ガラスホルダー
21 中央部
22 上部
23 下部
23a 壁面部
23b 壁面部
23c 底面部
23d 傾斜面部
24 穴
25 溝
30 キャリアプレート
30A キャリアプレート
31 形成部
32 形成部
34 穴
35 立壁
35a 壁面部(傾斜部)
35b 壁面部
35c 頂面部
35d 底面部
36 立壁
36a 壁面部
36b 壁面部
36c 頂面部
36d 底面部
40 ワイヤー
50 プーリー
60 駆動部
61 モーター
62 ハウジング
100 窓昇降構造
120 ガラスホルダー
120A ガラスホルダー
123 下部
123a 底面部
123b 傾斜部
123c 傾斜部
135 立壁
135a 壁面部
135b 壁面部
135c 頂面部
136 立壁
130 キャリアプレート
200 窓昇降構造

Claims (4)

  1. 立壁を有し、昇降方向に沿って移動可能に配置されるキャリアプレートと、
    窓ガラスに固定され、組付け方向の手前側から奥側へ移動され、前記立壁を乗り越えることで前記キャリアプレートに組み付けられるガラスホルダーと、
    を備え、
    前記立壁は、壁面部および頂面部を有し、
    前記壁面部は、前記組付け方向に向かって上方向に傾斜角度θaで傾斜する壁面を有し、
    前記頂面部は、前記壁面部の上方向の端部である上端縁から前記組付け方向に向かって上方向に前記傾斜角度θaよりも小さい傾斜角度θcで傾斜する斜面を有する、
    窓昇降構造。
  2. 前記ガラスホルダーは、前記組付け方向の手前側から奥側に向かって上方向に傾斜する傾斜面部を有し、
    前記傾斜面部は、前記ガラスホルダーが前記組付け方向の手前側から奥側へ移動される場合、前記壁面部に当接する、
    請求項1に記載の窓昇降構造。
  3. 前記キャリアプレートに連結され、前記キャリアプレートを前記昇降方向に沿って昇降させるワイヤーと、
    前記ワイヤーを駆動する駆動部と、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の窓昇降構造。
  4. 請求項1に記載の窓昇降構造を備える車両。
JP2022153502A 2022-09-27 2022-09-27 窓昇降構造および車両 Active JP7459909B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022153502A JP7459909B1 (ja) 2022-09-27 2022-09-27 窓昇降構造および車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022153502A JP7459909B1 (ja) 2022-09-27 2022-09-27 窓昇降構造および車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7459909B1 true JP7459909B1 (ja) 2024-04-02
JP2024049412A JP2024049412A (ja) 2024-04-10

Family

ID=90474256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022153502A Active JP7459909B1 (ja) 2022-09-27 2022-09-27 窓昇降構造および車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7459909B1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002206371A (ja) 2001-01-12 2002-07-26 Shiroki Corp ワイヤ式ウィンドレギュレータ
JP2007224580A (ja) 2006-02-23 2007-09-06 Toyota Motor Corp ウィンドレギュレータ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002206371A (ja) 2001-01-12 2002-07-26 Shiroki Corp ワイヤ式ウィンドレギュレータ
JP2007224580A (ja) 2006-02-23 2007-09-06 Toyota Motor Corp ウィンドレギュレータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024049412A (ja) 2024-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5199933B2 (ja) サンルーフ装置のディフレクタ
JP7459909B1 (ja) 窓昇降構造および車両
JP2011063158A (ja) キャリアプレートとウインドガラスの取付構造およびそれを用いたウインドレギュレータ
WO2012165527A1 (ja) ウインドレギュレータ
JP4796838B2 (ja) 車両のサンシェード装置
JP2022037661A (ja) ウインドレギュレータ
KR102310318B1 (ko) 자동차용 윈도우 승강장치
JP7435714B1 (ja) 窓昇降構造および車両
JP2012092574A (ja) ウインドレギュレータ
JP3756424B2 (ja) ワイヤ式ウィンドレギュレータ
JP5766030B2 (ja) レギュレータ
JP2015143429A (ja) ウインドレギュレータ
CN213015924U (zh) 车门玻璃的升降装置、车门以及车辆
JP2014088670A (ja) ウインドレギュレータ
JP6359816B2 (ja) ワイヤ式ウィンドウレギュレータ
JP6988378B2 (ja) キャリアプレート
JP2024034151A (ja) 取付構造およびウインドレギュレータ
JP2017008483A (ja) 対象物移動装置
JP3616246B2 (ja) ウインドレギュレータ
JP2021127580A (ja) 昇降装置
JP2013019136A (ja) 嵌合組付構造
JP2024064808A (ja) 対象物移動装置およびウインドレギュレータ
JP2022041137A (ja) 方向変換部材および該方向変換部材を備えた窓ガラス昇降装置
JP3626039B2 (ja) ドアガラス昇降装置
JPS6036695Y2 (ja) 窓ガラス昇降装置に於けるロ−ラピン取付具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7459909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150