JP7457762B2 - コロイダルシリカ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コロイダルシリカ及びその製造方法に関し、特に、平均一次粒子径が小さいシリカ粒子を含有するコロイダルシリカ及びその製造方法に関する。
コロイダルシリカは、シリカ微粒子を水等の媒体に分散させたものであり、紙、繊維、鉄鋼等の分野で物性改良剤として使用されている他、半導体ウエハ等の電子材料の研磨剤としても使用されている。このような用途に用いられるコロイダルシリカに分散されているシリカ粒子には、高真比重などが要求される。
前記要求に応え得るコロイダルシリカの製造方法として、例えば、アルコキシシランを加水分解して得られた加水分解液をアルカリ触媒等を含む母液に添加する製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法によれば、アルコキシシランを一旦加水分解して得られた加水分解液を調製してから、当該加水分解液を母液に添加しており、真比重が高く緻密な粒子が得られるが、製造工程が多段階となるため、煩雑である、コストが高額になる、という問題がある。
また、特許文献1に記載の製造方法によれば、アルコキシシランを一旦加水分解していることから、製造されるシリカ粒子に含有されるアルコキシ基が少なくなるため、このシリカ粒子で研磨すると研磨性は高いものの被研磨物である基板等の表面上の欠陥(例えばスクラッチ)が増加するという問題がある。
更にまた、水と、水酸化テトラメチルアンモニウム、トリエタノールアミン又はアンモニア水との混合液に、テトラメチルシリケート又はテトラエチルシリケートを添加してコロイダルシリカを製造する方法が開示されている(例えば、特許文献2及び3)。
加えて、メタノール、少量の水及び少量のアンモニア水を含む液にテトラメトキシシラン及びメタノールを滴下する方法が開示されている(例えば、特許文献4)。特許文献4には、アンモニアなどの分散安定剤を加えることで保存安定性に優れる小粒子径シリカを作製できることが開示されているが、半導体ウエハ等の電子材料の研磨剤としては高純度であることが求められるため、分散安定剤の添加は望ましくない。
従って、研磨性に優れたコロイダルシリカの開発が望まれており、当該コロイダルシリカを容易に製造することができ、製造コストを低減することができる製造方法の開発が望まれている。また、前記の特許文献では小粒子径シリカの保存後の粒子径の変化について検討がなされていない。
国際公開第2008/123373号 特開2007-153732号公報 特開平6-316407号公報 特開2004-315300号公報
本発明は、小粒子径(例えば平均一次粒子径が20nm以下)で、アルコキシ基を含むシリカ粒子を含有したコロイダルシリカ、及びその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明者らは小粒子径のシリカ粒子を含むコロイダルシリカは、保存後にシリカ粒子が凝集しやすくなり、その結果、シリカ粒子の平均二次粒子径が増大する問題に気付いた。したがって、本発明は、小粒子径で、保存後の平均二次粒子径の増大が抑制されたシリカ粒子を含有するコロイダルシリカ、及びその製造方法を提供することを別の目的とする。
本発明者は前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、シリカ粒子の平均一次粒子径が20nm以下であり、シリカ粒子のアルコキシ基含有量m(ppm)と平均一次粒子径n(nm)との比(m/n)の値が300以上であり、前記シリカ粒子の保存安定性試験による平均二次粒子径増大率が12%以下である、コロイダルシリカによれば、前記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
代表的な本発明は以下の通りである。
項1.
コロイダルシリカであって、
前記コロイダルシリカに含まれるシリカ粒子は、平均一次粒子径が20nm以下であり、
前記シリカ粒子は、アルコキシ基含有量m(ppm)と平均一次粒子径n(nm)との比(m/n)の値が300以上であり、
前記シリカ粒子の真比重は1.95以上であり、
前記シリカ粒子は、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率が12%以下である、
ことを特徴とするコロイダルシリカ。
項2.
コロイダルシリカであって、
前記コロイダルシリカに含まれるシリカ粒子は、平均一次粒子径が20nm以下であり、
前記シリカ粒子の真比重は1.95以上2.20以下であり、
前記シリカ粒子は、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率が12%以下である、
ことを特徴とするコロイダルシリカ。
項3.
前記シリカ粒子は1級アミン、2級アミン及び3級アミンからなる群より選択される少なくとも1種のアミン(ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する)をシリカ1g当たり5μmol以上含有する、項1又は2に記載のコロイダルシリカ。
項4.
(1)アルカリ触媒及び水を含む母液を調製する工程1、
(2)アルコキシシランを前記母液に添加して混合液を調製する工程2、及び、
(3)前記混合液にアルカリ触媒を添加して、コロイダルシリカを調製する工程3
をこの順に有するコロイダルシリカの製造方法であって、
前記アルカリ触媒は1級アミン、2級アミン及び3級アミンからなる群より選択される少なくとも1種のアミン(ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する)である、
ことを特徴とするコロイダルシリカの製造方法。
本発明のコロイダルシリカは、シリカ粒子が平均一次粒子径が20nm以下と小粒子径である。また、本発明のコロイダルシリカは、シリカ粒子がアルコキシ基を含有する。さらにまた、本発明のコロイダルシリカは、保存後のシリカ粒子の平均二次粒子径の増大が抑制される。そして、本発明のコロイダルシリカの製造方法は、前記本発明のコロイダルシリカを簡便に製造できる。
以下、本発明のコロイダルシリカ及びその製造方法について詳細に説明する。
本発明のコロイダルシリカは、シリカ粒子について、平均一次粒子径が20nm以下であるため小粒子径である。さらに本発明のコロイダルシリカは、シリカ粒子について、アルコキシ基含有量(ppm)/平均一次粒子径(nm)の値が300以上と高いため、研磨剤とした際に被研磨物である基板等の表面上の欠陥(スクラッチ等)を少なくできる。また、本発明のコロイダルシリカは、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率が12%以下であるため、コロイダルシリカ保存後のシリカ粒子の凝集又は粒子径の増大を抑制でき、保存安定性に優れる。さらに本発明の一実施形態において、コロイダルシリカは真比重が高く、このため、研磨力に優れる。
また、本発明の製造方法は、工程1においてアルカリ触媒及び水を含む母液を調製し、工程2においてアルコキシシランを当該母液に添加して混合液を調製しているので、特許文献1に開示の方法のようにアルコキシシランを一旦加水分解してケイ酸水溶液を調製する必要がなく、小粒子径で、アルコキシ基含有量が高く、保存安定性に優れたシリカ粒子を含むコロイダルシリカを簡便に製造できる。また、本発明の製造方法は、工程1において調製された、水を主成分としてアルカリ触媒を添加した母液を高温に保ち、工程2においてアルコキシシランを添加し、次いで、工程3において更にアルカリ触媒を添加してシリカ粒子を調製しているので、シリカ粒子の真比重が大きくなり、研磨力に優れたコロイダルシリカを簡便に製造することができる。
1.コロイダルシリカ
本発明のコロイダルシリカは、コロイダルシリカ中に含まれるシリカ粒子は、平均一次粒子径が20nm以下であり、前記シリカ粒子は、アルコキシ基含有量m(ppm)と平均一次粒子径n(nm)との比(m/n)の値が300以上であり、前記シリカ粒子は、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率が12%以下である、ことを特徴とする。
前記シリカ粒子の表面は、有機官能基(たとえばアミノ基、スルホ基)によって修飾されていないことが好ましい。前記シリカ粒子の表面が有機官能基によって修飾されていないと、シリカ粒子表面のシラノール基密度を高いまま維持できるため、シラノール基と相互作用する対象の研磨等に有用である。
前記シリカ粒子の平均一次粒子径は、20nm以下が好ましく、18nm以下がより好ましく、16nm以下がさらに好ましい。平均一次粒子径の上限が前記範囲であると、本発明のコロイダルシリカを用いて研磨したときの平坦性がより一層向上する。また、前記シリカ粒子の平均一次粒子径は、6nm以上が好ましく、8nm以上がより好ましく、11nm以上がさらに好ましい。シリカ粒子の平均一次粒子径の下限が前記範囲であると、保存安定性がより一層向上する。
本明細書において、前記シリカ粒子の平均一次粒子径は、以下の測定方法により測定することができる。すなわち、コロイダルシリカをホットプレートの上で予備乾燥後、800℃で1時間熱処理して測定用サンプルを調製する。調製した測定用サンプルを用いて、BET比表面積を測定する。シリカの真比重を2.2として、2727/BET比表面積(m/g)の値を換算して、コロイダルシリカ中のシリカ粒子の平均一次粒子径(nm)とする。
前記シリカ粒子の平均二次粒子径は、10nm以上が好ましく、15nm以上がより好ましい。シリカ粒子の平均二次粒子径の下限が前記範囲であると、本発明のコロイダルシリカの保存安定性がより一層向上する。また、シリカ粒子の平均二次粒子径は、100nm以下が好ましく、70nm以下がより好ましい。シリカ粒子の平均二次粒子径の上限が前記範囲であると、本発明のコロイダルシリカを用いて研磨したときの低欠陥性(本明細書中、「低欠陥性」とは研磨時にスクラッチが発生することを抑制することを意味する)がより一層向上する。
本明細書において、前記シリカ粒子の平均二次粒子径は、以下の測定方法により測定することができる。すなわち、動的光散乱法の測定用サンプルとして、コロイダルシリカを0.3重量%クエン酸水溶液に加えて均一化したものを調製する。当該測定用サンプルを用いて、動的光散乱法(大塚電子株式会社製「ELSZ-2000S」)により平均二次粒子径(単位;nm)を測定する。
コロイダルシリカ中のシリカ粒子の会合比は1.0以上が好ましく、1.2以上がより好ましく、1.3以上が更に好ましい。シリカ粒子の会合比の下限が上記範囲であると、コロイダルシリカを用いて研磨した時の研磨速度がより向上する。また、シリカ粒子の会合比は4.0以下が好ましく、3.0以下がより好ましい。シリカ粒子の会合比の上限が上記範囲であると、コロイダルシリカを用いて研磨した時の平坦性がより向上する。
本明細書において、上記コロイダルシリカ中のシリカ粒子の会合比は、コロイダルシリカ中のシリカ粒子の平均二次粒子径/平均一次粒子径を算出することにより得られる値である。
前記シリカ粒子は、アルコキシ基含有量m(単位;ppm)と平均一次粒子径n(単位;nm)との比(m/n)の値が300以上であってよい。当該値は、シリカ粒子サイズに対する、シリカ粒子に含有されるアルコキシ基量を表す。当該値は、300以上が好ましく、350以上がより好ましく、400以上がさらに好ましい。当該値の下限が前記範囲であると、本発明のコロイダルシリカを用いて研磨したときの低欠陥性がより一層向上する。また、当該値は、2000以下が好ましく、1500以下がより好ましい。当該値の上限が前記範囲であると、コロイダルシリカの保存安定性がより一層向上する。
また、前記シリカ粒子は、アルコキシ基含有量m(単位;ppm)が、1800以上が好ましく、2400以上がより好ましく、4000以上がさらに好ましく、5000以上が特に好ましい。当該値の下限が前記範囲であると、本発明のコロイダルシリカを用いて研磨したときの低欠陥性がより一層向上する。また、mは、40000以下が好ましく、30000以下がより好ましい。当該値の上限が前記範囲であると、コロイダルシリカの保存安定性がより一層向上する。
本明細書において、前記のアルコキシ基含有量m(単位;ppm)は、以下の測定方法により測定することができる。すなわち、コロイダルシリカを215000G、90分の条件で遠心分離後、上澄みを廃棄して固形分を60℃、90分の条件で真空乾燥させる。得られるシリカ乾固物0.5gを秤量し、1M水酸化ナトリウム水溶液50mLに入れ、撹拌させながら50℃で24時間加熱することでシリカを溶解させる。前記シリカ溶解液をガスクロマトグラフにより分析し、アルコール含有量を求める。求めたアルコール含有量をアルコキシ基含有量とする。ガスクロマトグラフの検出器は水素炎イオン化検出器(FID)を用いる。ガスクロマトグラフ分析は、JIS K0114に従って行う。
前記シリカ粒子は、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率12%以下であってよい。当該増大率は、12%以下が好ましく、10%以下がより好ましく、さらに5%以下が好ましい。当該増大率の上限が前記範囲であると、本発明のコロイダルシリカ中のシリカ粒子の、保存後の、粒子径の増大又は粒子の凝集がより一層抑制される。また、当該増大率は-1%以上が好ましい。
本明細書において、シリカ粒子の平均二次粒子径増大率(単位;%)は、保存安定性試験により求める。この試験の詳細は次のとおりである。すなわち、まず対象となるシリカ粒子の平均二次粒子径aを測定する。次いで当該シリカ粒子を濃度20質量%で含み且つ分散媒が水であるコロイダルシリカを100mLポリ容器に満量入れて密封し、60℃の恒温槽内に静置する。静置1週間後に容器を恒温槽からとりだし、シリカ粒子の平均二次粒子径bを測定する。試験前の平均二次粒子径aに対する、試験後の平均二次粒子径bの増加の割合を次式から算出し、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率(%)とする。
(b-a)/a×100=平均二次粒子径増大率(%)
本発明のコロイダルシリカに含まれるシリカ粒子は、その真比重は1.95以上が好ましく、2.00以上がより好ましい。真比重の下限が前記範囲であると、本発明のコロイダルシリカの研磨性がより一層向上する。また、真比重は、2.20以下が好ましく、2.16以下がより好ましい。真比重の上限が前記範囲であると、被研磨物の傷の発生がより一層低減される。
本明細書において、真比重は、コロイダルシリカを150℃のホットプレート上で乾固後、300℃炉内で1時間保持した後、エタノールを用いた液相置換法で測定することができる。
上記シリカ粒子は、1級アミン、2級アミン及び3級アミンからなる群より選択される少なくとも1種のアミン(ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する)を含有することが好ましい。上記アミンとしては特に限定されず、下記一般式(1)で表されるアミンが好ましい。
NR (1)
(式中、R、R、Rは置換されてもよい炭素数1~12のアルキル基、又は水素を示す。ただし、R、R、Rのすべてが水素の場合、つまりアンモニアは除外する。)
、R、Rは、同一でも異なっていてもよい。R、R、Rは直鎖状、分岐状のいずれであってもよい。
直鎖状又は分岐状のアルキル基の炭素数は、1~12であってもよく、好ましくは1~8、より好ましくは1~6である。直鎖状のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基などが挙げられる。分岐状のアルキル基としては、イソプロピル基、1-メチルブチル基、2-メチルブチル基、3-メチルブチル基、1,1-ジメチルプロピル基、1,2-ジメチルプロピル基、2,2-ジメチルプロピル基、1-メチルペンチル基、2-メチルペンチル基、3-メチルペンチル基、4-メチルペンチル基、1,1-ジメチルブチル基、1,2-ジメチルブチル基、1,3-ジメチルブチル基、2,2-ジメチルブチル基、2,3-ジメチルブチル基、1-メチル-1-エチルプロピル基、2-メチル-2-エチルプロピル基、1-エチルブチル基、2-エチルブチル基、1-エチルヘキシル基、2-エチルヘキシル基、3-エチルヘキシル基、4-エチルヘキシル基、5-エチルヘキシル基などが挙げられる。好ましい直鎖状又は分岐状のアルキル基は、n-プロピル基、n-ヘキシル基、2-エチルヘキシル基、n-オクチル基などである。
上記一般式(1)中のR、R、Rにおいてアルキル基は置換されていてもよい。置換基の数としては、例えば0個、1個、2個、3個、4個などであってもよく、好ましくは0個、1個又は2個、より好ましくは0個又は1個である。なお、置換基の数が0個のアルキル基とは置換されていないアルキル基である。置換基としては、例えば炭素数1~3のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基)、アミノ基、炭素数1~4の直鎖状アルキル基で置換された1級アミノ基、炭素数1~4の直鎖状アルキル基でジ置換されたアミノ基(例えばジメチルアミノ基、ジn-ブチルアミノ基など)、置換されていないアミノ基などが挙げられる。ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する。複数の置換基を有するアルキル基において、置換基は、同一であっても異なっていてもよい。
上記一般式(1)中のR、R、Rは、置換されてもよい炭素数1~8(好ましくは炭素数1~6)の直鎖状又は分岐状のアルキル基である。また、R、R、Rは、炭素数1~3のアルコキシ基で置換されてもよい炭素数1~8(好ましくは炭素数1~6)の直鎖状又は分岐状のアルキル基である。
また、R、R、Rは、置換されていなくともよい。
好ましくはR、R、Rは、置換されていない直鎖状又は分岐状の炭素数1~12のアルキル基、またはアルコキシ基で置換された直鎖状又は分岐状の炭素数1~12のアルキル基である。一実施形態におけるアミンとして、3-エトキシプロピルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ジプロピルアミン、トリエチルアミンからなる群から選択される少なくとも1種のアミン等が挙げられる。
これらの中でも、より好ましくは、3-エトキシプロピルアミン、ジプロピルアミン、トリエチルアミンが好ましい。更に、コロイダルシリカの保存安定性をより一層向上させる上で、3-エトキシプロピルアミンが好ましい。
上記アミンは、単独で用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。
シリカ粒子中の、1級アミン、2級アミン及び3級アミンからなる群より選択される少なくとも1種のアミン(ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する)の含有量は、シリカ1粒子g当たり5μmol以上が好ましく、10μmol以上がより好ましい。上記アミンの含有量の下限が上記範囲であることにより、コロイダルシリカ中の異形化されたシリカ粒子の含有量が増加し、コロイダルシリカがより一層十分な研磨性を示す。また、上記アミンの含有量は、シリカ粒子1g当たり100μmol以下が好ましく、90μmol以下がより好ましい。上記アミンの含有量の上限が上記範囲であることにより、コロイダルシリカの保存安定性がより一層向上する。
なお、上記アミンの含有量は、以下の方法により測定することができる。すなわち、コロイダルシリカを215000G、90分の条件で遠心分離後、上澄みを廃棄して、固形分を60℃、90分の条件で真空乾燥させる。得られたシリカ乾固物0.5gを秤量し、1M水酸化ナトリウム水溶液50mlに入れ、撹拌させながら50℃で24時間加熱することでシリカを溶解させる。シリカ溶解液を、イオンクロマトグラフにより分析し、アミン量を求める。イオンクロマトグラフ分析は、JIS K0127に従って行う。
上記アミンの沸点は、85℃以上が好ましく、90℃以上がより好ましい。沸点の下限が上記範囲であることにより、反応途中での気化がより一層抑制され、触媒として好適に用いることができる。上記アミンの沸点の上限は特に限定されず、500℃以下が好ましく、300℃以下がより好ましい。
2.コロイダルシリカの製造方法
本発明のコロイダルシリカの製造方法は、
(1)アルカリ触媒及び水を含む母液を調製する工程1、
(2)アルコキシシランを前記母液に添加して混合液を調製する工程2、及び、
(3)前記混合液にアルカリ触媒を添加して、コロイダルシリカを調製する工程3
をこの順に有するコロイダルシリカの製造方法であって、
前記アルカリ触媒は1級アミン、2級アミン及び3級アミンからなる群より選択される少なくとも1種のアミン(ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する)であることを特徴とする。本発明の製造方法は前記本発明のコロイダルシリカの製造に好適である。
(工程1)
工程1は、アルカリ触媒及び水を含む母液を調製する工程である。
アルカリ触媒は、1級アミン、2級アミン及び3級アミンからなる群より選択される少なくとも1種のアミン(ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する)であってよい。当該アミンとしては、前記コロイダルシリカにおいて説明したアミンを用いればよい。
母液中のアミンの含有量は、母液1kg当たり0.30mmol以上が好ましく、0.50mmol以上がより好ましい。アミンの含有量の下限が前記範囲であると、粒子径を制御しやすくなる。また、母液中のアミンの含有量は、母液1kg当たり20.0mmol以下が好ましく、15.0mmol以下がより好ましい。アミンの含有量の上限が前記範囲であると、コロイダルシリカの保存安定性がより一層向上する。
母液を調製する方法としては特に限定されず、水にアルカリ触媒を従来公知の方法により添加して撹拌すればよい。
母液のpHは特に限定されず、9.5以上が好ましく、10.0以上がより好ましい。母液のpHの下限が前記範囲であると、粒子径を制御しやすくなる。また、母液のpHは12.0以下が好ましく、11.5以下がより好ましい。母液のpHの上限が前記範囲であると、コロイダルシリカの保存安定性がより一層向上する。
(工程2)
工程2は、アルコキシシランを前記母液に添加して混合液を調製する工程である。
アルコキシシランとしては特に限定されず、下記一般式(2)
Si(OR (2)
(式中、Rはアルキル基を示す。)
で表されるアルコキシシランが挙げられる。
前記一般式(2)において、Rはアルキル基を示す。Rはアルキル基であれば特に限定されず、炭素数1~8の低級アルキル基であることが好ましく、炭素数1~4の低級アルキル基であることがより好ましい。前記アルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等を例示することができる。前記一般式(2)で表されるアルコキシシランとしては、Rがメチル基であるテトラメトキシシラン(テトラメチルオルトシリケート)、Rがエチル基であるテトラエトキシシラン(テトラエチルオルトシリケート)、Rがイソプロピル基であるテトライソプロポキシシランが好ましく、Rがメチル基であるテトラメトキシシラン、Rがエチル基であるテトラエトキシシランがより好ましく、テトラメトキシシランがより一層好ましい。
前記一般式(2)で表されるアルコキシシランは、誘導体であってもよい。当該アルコキシシランの誘導体としては、前記一般式(2)で表されるアルコキシシランを部分的に加水分解して得られる低縮合物を例示することができる。
アルコキシシランは、単独で用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。また、アルコキシシランは一度に全量を添加してもよいし、数回(例えば2回、3回など)に分けて添加してもよい。
工程2におけるアルコキシシランの添加量は特に限定されず、工程1において調製された母液中のアルカリ触媒量に対しモル比、つまり(アルコキシシランの添加量(モル))/(母液中のアルカリ触媒量(モル))で10以上が好ましく、100以上がより好ましく、150以上がさらに好ましい。アルコキシシランの添加量の下限が前記範囲であると、コロイダルシリカ中のシリカ粒子の含有量をより一層高められる。また、アルコキシシランの添加量は、工程1において調製された母液中のアルカリ触媒量に対しモル比で8500以下が好ましく、8000以下がより好ましい。アルコキシシランの添加量の上限が前記範囲であると、反応中にゲル化し難い。
アルコキシシランの添加に要する時間は、5分以上が好ましく、10分以上がより好ましい。添加時間の下限が前記範囲であると、反応中にゲル化し難い。また、アルコキシシランの添加に要する時間は、1000分以下が好ましく、600分以下がより好ましい。添加時間の上限が前記範囲であると、生産性が向上し、製造コストを抑制できる。
混合液のpHは、8.5以下が好ましく、8.0以下がより好ましい。混合液のpHの上限が前記範囲であると、コロイダルシリカの保存安定性がより一層向上する。また、混合液のpHは、4.5以上が好ましく、4.9以上がより好ましい。混合液のpHの下限が前記範囲であると、ゲル化し難い。
工程2における混合液の温度は、70℃以上が好ましく、75℃以上がより好ましい。混合液の温度の下限が前記範囲であると、反応時にゲル化し難い。また、混合液の温度は95℃以下が好ましく、90℃以下がより好ましい。混合液の温度の上限が前記範囲であると、アルコキシシランが気化し難い。
(工程3)
工程3は、混合液にアルカリ触媒を添加して、コロイダルシリカを調製する工程である。
アルコキシシランの添加終了から工程3のアルカリ触媒添加開始までの時間(以下、「熟成時間」と表わす。)は0分以上1440分以下が好ましい。熟成時間により異形度を制御でき、熟成時間が上記範囲であると、生産性を確保しつつ、所望の異形度の粒子を得ることができる。
アルカリ触媒は、1級アミン、2級アミン及び3級アミンからなる群より選択される少なくとも1種のアミン(ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する)である。当該アミンとしては、前記コロイダルシリカにおいて説明したアミンを用いればよい。また、工程3において用いられるアルカリ触媒は、工程1において用いられるアルカリ触媒と同一のものであってもよいし、異なるものであってもよい。
工程3におけるアルカリ触媒の添加量は特に制限されず、(工程2におけるアルコキシシランの添加量(モル))/(工程3におけるアルカリ触媒の添加量(モル))で計算されるモル比で30以上が好ましく、35以上がより好ましい。アルカリ触媒の添加量の上限が前記範囲であると、ゲル化し難い。また、アルカリ触媒の添加量は、当該モル比で500以下が好ましく、400以下がより好ましく、300以下がさらに好ましい。アルカリ触媒の添加量の下限が前記範囲であると、粒子径を制御し易い。また、アルカリ触媒は一度に全量を添加してもよいし、数回(例えば2回、3回など)に分けて添加してもよい。
また、工程3においてアルカリ触媒は水等の溶媒にて希釈された後、希釈液として添加されてもよい。
工程3におけるアルカリ触媒混合後の液のpHは、8.0以上が好ましく、8.5以上がより好ましい。アルカリ触媒混合後の液のpHの下限が前記範囲であると、ゲル化し難い。また、アルカリ触媒混合後の液のpHは、12.0以下が好ましく、11.0以下がより好ましい。アルカリ触媒混合後の液のpHの上限が前記範囲であると、シリカが溶解し難い。
工程3におけるアルカリ触媒混合後の液の温度は、70℃以上が好ましく、75℃以上がより好ましい。アルカリ触媒混合後の液の温度の下限が前記範囲であると、粒子径を制御しやすい。また、アルカリ触媒混合後の液の温度は95℃以下が好ましく、90℃以下がより好ましい。アルカリ触媒混合後の液の温度の上限が前記範囲であると、ゲル化し難い。
本発明の製造方法は、前記工程3の後に、更に、コロイダルシリカを濃縮する工程を有していてもよい。濃縮の方法としては特に限定されず、従来公知の方法により濃縮することができる。このような濃縮方法としては、例えば、65~100℃程度の温度で加熱濃縮する方法が挙げられる。
濃縮後のコロイダルシリカのシリカ粒子の濃度は特に限定されず、コロイダルシリカを100質量%として10~50質量%程度であることが好ましい。
本発明の製造方法では、前記工程3において得られるコロイダルシリカ中に、反応時に副生したアルコール及び前記工程3において添加された有機溶媒が含まれる。このため、工程3に次いでこれらの有機溶媒を系外留去する工程を有していてもよい。有機溶媒を系外留去する方法としては特に限定されず、例えば、コロイダルシリカを加熱しながら純水を滴下し、容量を一定に保つことにより、分散媒を純水で置換する方法が挙げられる。また、他の方法としては、コロイダルシリカを沈殿させて分離した後に、又は遠心分離等により溶媒と分離した後に、水に再分散させる方法を例示することができる。
本発明のコロイダルシリカは、ナトリウム、カリウム、鉄、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、チタン、ニッケル、クロム、銅、亜鉛、鉛、銀、マンガン、コバルト等の金属不純物の含有量が、1ppm以下であることが好ましい。金属不純物の含有量が1ppm以下であることにより、電子材料等の研磨に好適に用いることができる。
本発明のコロイダルシリカは、例えば紙、繊維、鉄鋼等の分野で物性改良剤として使用できる他、半導体ウエハ等の電子材料の研磨剤として使用できる。また、乾燥させてパウダーとすることで、フィラー用添加剤、トナー外添剤等として使用できる。
また、前記コロイダルシリカを含む研磨剤も、本発明の一つである。本発明のコロイダルシリカは、シリカ粒子が、平均一次粒子径20nm以下であり、アルコキシ基含有量m(ppm)と平均一次粒子径n(nm)との比(m/n)の値が300以上であり、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率が12%以下であるため、特に半導体ウエハの化学機械研磨の研磨剤として好適に用いることができる。
以下、実施例等を参照して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例1
(工程1)フラスコに、溶媒として純水7500gを入れ、アルカリ触媒として3-エトキシプロピルアミン(3-EOPA)11.64gを添加することにより母液を調製した。母液のpHは11.3であった。
(工程2)母液を内温85℃まで加熱した後、当該母液にテトラメチルオルトシリケート2740gを内温変動しないよう温調しつつ、120分かけて定速滴下した。滴下終了後15分間撹拌して、混合液を調製した。
(工程3)混合液に3-エトキシプロピルアミン7.00gを添加して、コロイダルシリカを調製した。そのpHは8.7であった。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として800mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、純水750mLにて分散媒を置換して、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
実施例2
(工程1)フラスコに、溶媒として純水7500gを入れ、アルカリ触媒として3-エトキシプロピルアミン0.7737gを添加することにより母液を調製した。母液のpHは10.7であった。
(工程2)母液を内温85℃まで加熱した後、当該母液にテトラメチルオルトシリケート2740gを内温変動しないよう温調しつつ、60分かけて定速滴下した。滴下終了後60分間撹拌して、混合液を調製した。
(工程3)混合液に3-エトキシプロピルアミン28.0gを添加して、コロイダルシリカを調製した。そのpHは9.6であった。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として800mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、純水480mLにて分散媒を置換して、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
実施例3
(工程1)フラスコに、溶媒として純水7500gを入れ、アルカリ触媒として3-エトキシプロピルアミン1.083gを添加することにより母液を調製した。
(工程2)母液を内温85℃まで加熱した後、当該母液にテトラメチルオルトシリケート2740gを内温変動しないよう温調しつつ、60分かけて定速滴下した。滴下終了後15分間撹拌して、混合液を調製した。
(工程3)混合液に3-エトキシプロピルアミン24.00gを添加して、コロイダルシリカを調製した。そのpHは9.3であった。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として850mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、純水1084mLにて分散媒を置換して、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
実施例4
(工程1)フラスコに、溶媒として純水7500gを入れ、アルカリ触媒として3-エトキシプロピルアミン1.776gを添加することにより母液を調製した。
(工程2)母液を内温85℃まで加熱した後、当該母液にテトラメチルオルトシリケート2740gを内温変動しないよう温調しつつ、60分かけて定速滴下した。滴下終了後15分間撹拌して、混合液を調製した。
(工程3)混合液に3-エトキシプロピルアミン24.0gを添加して、コロイダルシリカを調製した。そのpHは9.2であった。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として850mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、純水1084mLにて分散媒を置換して、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
比較例1
(工程1)フラスコに、溶媒として純水6253gを入れ、アルカリ触媒としてテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)25質量%水溶液28.8gを添加することにより母液を調製した。母液のpHは12.2であった。
(工程2)母液を内温80℃まで加熱した後、当該母液にテトラメチルオルトシリケート3330gを内温変動しないよう温調しつつ、240分かけて定速滴下した。滴下終了後15分間撹拌して、混合液を調製した。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として800mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。加熱濃縮終了時点でゲル化した。
比較例2
(工程1)フラスコに、溶媒として純水8543gを入れ、アルカリ触媒としてトリエタノールアミン(TEA)2.9475gを添加することにより母液を調製した。母液のpHは8.6であった。
(工程2)母液を内温80℃まで加熱した後、当該母液にテトラメチルオルトシリケート1533gを内温変動しないよう温調しつつ、180分かけて定速滴下した。滴下終了後15分間撹拌して、混合液を調製した。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として800mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、液温が100℃になるまで純水で分散媒を置換し、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
比較例3
(工程1)フラスコに、溶媒として純水5908gを入れ、アルカリ触媒としてテトラメチルアンモニウムヒドロキシド25質量%水溶液11.606gを添加することにより母液を調製した。母液のpHは11.9であった。
(工程2)母液を内温80℃まで加熱した後、当該母液にテトラエチルオルトシリケート713.3gを内温変動しないよう温調しつつ、96分かけて定速滴下した。滴下終了後15分間撹拌して、混合液を調製した。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として800mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、液温が95℃になるまで純水で分散媒を置換して、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
比較例4
(工程1)フラスコに、溶媒として純水5940gを入れ、アルカリ触媒としてアンモニア(NH)27質量%水溶液13.5803gを添加することにより母液を調製した。母液のpHは11.2であった。
(工程2)母液を内温80℃まで加熱した後、当該母液にテトラエチルオルトシリケート713.3gを内温変動しないよう温調しつつ、84分かけて定速滴下した。滴下終了後15分間撹拌して、混合液を調製した。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として800mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、液温が95℃になるまで純水で分散媒を置換して、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
比較例5
水891gにテトラメチルアンモニウムヒドロキシド1mol/L水溶液0.16gを加え撹拌して母液を調製し、還流するまで加熱した。また、水2494.8gにテトラメチルオルトシリケート205.2gを添加してケイ酸水溶液を調製した。還流下で、母液にケイ酸水溶液を4.5時間かけて連続滴下した。滴下中はpHを8程度に維持するように、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1mol/L溶液を合計で10.0g添加した。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として400mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、純水200mLにて分散媒を置換して、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
比較例6
(工程1)フラスコに、溶媒としてメタノール10862g、純水552.9gを入れ、アルカリ触媒としてアンモニア27質量%水溶液124.17gを添加することにより母液を調製した。母液のpHは11.2であった。
(工程2)母液を内温60℃まで加熱した後、当該母液にテトラメチルオルトシリケート1331gとメタノール630.7gの混合物を内温変動しないよう温調しつつ、127分かけて定速滴下した。滴下終了後15分間撹拌して、混合液を調製した。
得られたコロイダルシリカを常圧下、ベース量として800mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。加熱濃縮終了時点でゲル化した。
比較例7
フラスコに、メタノール8102.3g、純水2359.0g、28質量%のアンモニア水469.9gを入れ、母液を調製した。母液を内温35℃まで加熱した後、当該母液にテトラメチルオルトシリケート2214.1gとメタノール600.7gの混合溶液を内温が変動しないように温調しつつ、240分かけて攪拌下で定速滴下した。滴下終了後、30分間撹拌を継続し、コロイダルシリカ分散液を得た。得られたコロイダルシリカ分散液を常圧下にて、ベース量として800mL採取し、シリカ濃度が20質量%となるまで加熱濃縮した。次いで、メタノールを系外留去するために、容量を一定に保ちながら、純水1200mLにて分散媒を置換して、水分散コロイダルシリカを調製した。得られた水分散コロイダルシリカの物性を表1に示す。
上述のようにして得られた実施例及び比較例のコロイダルシリカの物性は、以下の方法により評価した。
(平均一次粒子径)
コロイダルシリカをホットプレートの上で予備乾燥後、800℃で1時間熱処理して測定用サンプルを調製した。調製した測定用サンプルを用いて、BET比表面積を測定した。シリカの真比重を2.2として、2727/BET比表面積(m/g)の値を換算して、コロイダルシリカ中のシリカ粒子の平均一次粒子径(nm)とした。
(平均二次粒子径)
動的光散乱法の測定用サンプルとして、コロイダルシリカを0.3重量%クエン酸水溶液に加えて均一化したものを調製した。当該測定用サンプルを用いて、動的光散乱法(大塚電子株式会社製「ELSZ-2000S」)により平均二次粒子径(nm)を測定した。
(会合比)
平均二次粒子径/平均一次粒子径により算出される値を会合比とした。
(保存安定性試験と平均二次粒子径増大率)
対象となるシリカ粒子の平均二次粒子径aを測定した。次いで当該シリカ粒子を濃度20質量%で含み且つ分散媒が水であるコロイダルシリカを100mLポリ容器に満量入れて密封し、60℃の恒温槽内に静置した。静置1週間後に容器を恒温槽からとりだし、シリカ粒子の平均二次粒子径bを測定した。試験前の平均二次粒子径aに対する、試験後の平均二次粒子径bの増加の割合(b-a)を、次式から算出した値を、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率(%)とする。
(b-a)/a×100=平均二次粒子径増大率(%)
(真比重)
コロイダルシリカを150℃のホットプレート上で乾固後、300℃炉内で1時間保持した後、エタノールを用いた液相置換法で測定する測定方法により、真比重を測定した。
(アミン含有量)
コロイダルシリカを215000G、90分の条件で遠心分離後、上澄みを廃棄して固形分を60℃、90分の条件で真空乾燥させた。得られたシリカ乾固物0.5gを秤量し、1M水酸化ナトリウム水溶液50mLに入れ、撹拌させながら50℃で24時間加熱することでシリカを溶解させた。シリカ溶解液をイオンクロマトグラフにより分析し、アミン含有量を求めた。イオンクロマトグラフ分析は、JIS K0127に従った。
(アルコキシ基含有量)
コロイダルシリカを215000G、90分の条件で遠心分離後、上澄みを廃棄して固形分を60℃、90分の条件で真空乾燥させた。得られたシリカ乾固物0.5gを秤量し、1M水酸化ナトリウム水溶液50mLに入れ、撹拌させながら50℃で24時間加熱することでシリカを溶解させた。前記シリカ溶解液をガスクロマトグラフにより分析し、アルコール含有量を求めた。求めたアルコール含有量をアルコキシ基含有量とした。ガスクロマトグラフの検出器は水素炎イオン化検出器(FID)を用いた。ガスクロマトグラフ分析は、JIS K0114に従った。
Figure 0007457762000001

Claims (2)

  1. コロイダルシリカであって、
    前記コロイダルシリカに含まれるシリ粒子は、平均一次粒子径が20nm以下であり、前記シリ粒子は、アルコキシ基含有量m(ppm)と平均一次粒子径n(nm)との比(m/n)の値が350以上であり、
    前記シリ粒子は、保存安定性試験による平均二次粒子径増大率が12%以下である、ことを特徴とするコロイダルシリカ。
  2. 前記シリ粒子は1級アミン、2級アミン及び3級アミンからなる群より選択される少なくとも1種のアミン(ただし、置換基として、ヒドロキシル基は除外する)をシリカ1g当たり5μmo以上含有する、請求項1に記載のコロイダルシリカ。
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