JP7457641B2 - インサイドハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インサイドハンドル装置に関する。
車両ドアのインサイドハンドル装置として、ハンドルレバーがハンドルケースに回動可能に組み付けられた後にロックノブがハンドルレバーとハンドルケースとの間に回動可能に組み付けられることにより、ハンドルレバーのハンドルケースからの抜けが防止されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、車両ドアのインサイドハンドル装置として、ハンドルレバーに形成されたピンを支持する軸受がハンドルケースに一体で形成され、この軸受によりピンの軸方向の移動が規制されることで、ハンドルレバーのハンドルケースからの抜けが防止されるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特表2013-536341号公報 米国特許出願公開第2014/0239652号明細書
特許文献1に記載のインサイドハンドル装置では、ハンドルレバーを回動軸に沿って移動させてハンドルケースに挿し込むことによりハンドルケースに組み付け、その後にロックノブをハンドルレバーとハンドルケースとの間に押し込むという組付作業が実現されている。しかしながら、特許文献1に記載のインサイドハンドル装置におけるハンドルレバーの抜け防止構造は、ロックノブが備えられないインサイドハンドル装置には適用できない。
特許文献2に記載のインサイドハンドル装置では、ハンドルレバーのピンに形成されたDカット部分をハンドルケースの軸受の外側に形成されたスリットに合わせて、ハンドルレバーを回動軸に対して直交する方向に移動させ、その後にハンドルレバーを90°回転させるという組付作業が実現されている。しかしながら、特許文献2に記載のインサイドハンドル装置におけるハンドルレバーの抜け防止構造は、ハンドルケースの上下にスリットが形成された枠部を備える必要があり、ハンドルケースの上下に枠部が備えられないインサイドハンドル装置には適用できない。
本発明は、上記事情に鑑み、ロックノブを備えるか否かにかかわらず、また、ハンドルケースにおけるハンドルレバーの収容部の構成にかかわらず適用可能なハンドルレバーの抜け防止構造を備えるインサイドハンドル装置を提供することを目的とする。
本発明のインサイドハンドル装置は、回動可能なハンドルレバーと、前記ハンドルレバーが回動軸に沿って挿し込まれるハンドルケースとを備え、前記ハンドルケースは、前記ハンドルレバーが前記回動軸に沿って挿し込まれるケース本体と、前記ハンドルレバーの前記回動軸に沿った方向の移動を規制することにより前記ハンドルレバーの前記ケース本体からの抜けを防止する抜け防止部材とを備え、前記抜け防止部材は、前記ハンドルレバーの前記ケース本体からの抜けを防止する組付位置と、前記組付位置から展開された展開位置との間で変位可能に、前記ケース本体に連結されている。
本発明のインサイドハンドル装置において、前記ハンドルケースは、前記ケース本体と前記抜け防止部材とを連結する連結部を備えてもよい。前記連結部は、前記ケース本体と一体で形成された固定部と、前記固定部に対して係合可能な展開部と、前記展開部を前記固定部に対して展開可能に連結するヒンジ部とを備えてもよい。前記抜け防止部材は、前記展開部と一体で形成されていてもよい。
本発明のインサイドハンドル装置において、前記ケース本体は、前記ハンドルレバーに設けられた軸挿通孔が挿通され、先端に係止溝が形成された軸を備えてもよく、前記抜け防止部材は、前記係止溝に係止する係止部を備えてもよい。
本発明のインサイドハンドル装置において、前記抜け防止部材は、前記係止部を先端に備える第1のアーム部と、前記第1のアーム部と前記展開部とを接続する第2のアーム部とを備えてもよい。
本発明のインサイドハンドル装置において、前記第1のアーム部は、可撓性を有してもよい。
本発明のインサイドハンドル装置において、前記ハンドルレバーとドアロック装置との間で力を伝達するケーブルを備えてもよく、前記固定部と前記固定部に係合した前記展開部とにより前記ケーブルが挟持されてもよい。
本発明のインサイドハンドル装置において、前記ハンドルケースは、前記ヒンジ部に設けられた接続片によって前記ケース本体から前記抜け防止部材まで連続する一体成形品であってもよく、前記接続片は、前記展開部が前記ヒンジ部の周りに回動される際に破断されてもよい。
本発明によれば、ロックノブを備えるか否かにかかわらず、また、ハンドルケースにおけるハンドルレバーの収容部の構成にかかわらず適用可能なハンドルレバーの抜け防止構造を備えるインサイドハンドル装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るインサイドハンドル装置を車内側から示す正面図である。 図2は、図1に示すインサイドハンドル装置を車内側から示す斜視図である。 図3は、図1に示すインサイドハンドル装置を車外側から示す斜視図である。 図4は、図1に示すインサイドハンドル装置を車両後方側から示す側面図である。 図5は、図1に示すインサイドハンドル装置を示す平面図である。 図6は、図1の6-6断面図である。 図7は、図1に示すインサイドハンドル装置の最終的な組付位置に変位される前の展開状態を車内側から示す正面図である。 図8は、図7に示すインサイドハンドル装置を車内側から示す斜視図である。 図9は、図7に示すインサイドハンドル装置を車外側から示す斜視図である。 図10は、図7に示すインサイドハンドル装置を車両後方側から示す側面図である。 図11は、図7に示すインサイドハンドル装置を示す平面図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
図1は、本発明の一実施形態に係るインサイドハンドル装置1を車内側から示す正面図である。図2は、図1に示すインサイドハンドル装置1を車内側から示す斜視図である。図3は、図1に示すインサイドハンドル装置1を車外側から示す斜視図である。図4は、図1に示すインサイドハンドル装置1を車両後方側から示す側面図である。図5は、図1に示すインサイドハンドル装置1を示す平面図である。これらの図に示すインサイドハンドル装置1は、車両のサイドドア(図示省略)を車内側から開放操作するためのハンドル装置である。このインサイドハンドル装置1は、ドアトリム(図示省略)に設けられ、ケーブル2を介してドアロック装置(図示省略)に接続されている。
インサイドハンドル装置1は、ハンドルケース10と、ハンドルレバー50とを備える。ハンドルレバー50は、ハンドルケース10に回動可能に支持され、ハンドルケース10は、ハンドルレバー50がドアトリムから車内側に臨むように、ドアトリムに取り付けられる。操作されていない状態のハンドルレバー50は、車両前後方向に延在する。ハンドルレバー50の回動軸は、車両上下方向に対して平行であり、ハンドルレバー50における車両前後方向の後側寄りに配されている。即ち、ハンドルレバー50は、車両前後方向の前側寄りの把持部51を把持され、車両前後方向の後側寄りの支持部52を支点として回動される。
ハンドルケース10は、ケース本体20と、ケーブル保持部30と、抜け防止部材40とを備える。ケース本体20とケーブル保持部30と抜け防止部材40とは一体で成形された一体成形品である。ケース本体20は、ドアトリムに取り付けられる。また、ケース本体20には、ハンドルレバー50が回動可能に組み付けられている。
ケース本体20は、ドアトリムに取り付けられる平板状の縦壁部21と、縦壁部21から車内側に張り出したレバー支持部22とを備える。レバー支持部22は、縦壁部21における車両前後方向の後側寄りに配されており、ハンドルレバー50の支持部52を回動可能に支持する。
レバー支持部22は、上側の支持板221と下側の支持板222とを備える。上側の支持板221と下側の支持板222とは、相互に平行に車両上下方向に対向するように、縦壁部21から車内側に張り出している。また、下側の支持板222は、縦壁部21の下端から車内側に張り出している。
図6は、図1の6-6断面図であり、ハンドルレバー50の支持部52の回動軸を含む断面を示している。この図に示すように、ハンドルレバー50の支持部52は、中空であり、支持部52の内部にはバネ53が配されている。このバネ53は、ハンドルレバー50を把持部51が縦壁部21に接近する方向に付勢する。
支持部52の下部52Bにはボス521が形成され、支持部52の上部52Aにはボス挿通孔522が形成されている。ボス521は、ボス挿通孔522と同軸に形成され、下方に突出している。それに対して、レバー支持部22の下側の支持板222には、ボス挿通孔222Aが形成され、レバー支持部22の上側の支持板221には、ボス221Aが形成されている。ボス221Aは、ボス挿通孔222Aと同軸に形成され、上方に突出している。
支持部52の上部52Aは、上側の支持板221の上に載置され、上側の支持板221のボス221Aは、支持部52のボス挿通孔522に挿通されている。他方で、支持部52の下部52Bは、下側の支持板222の上に載置され、支持部52のボス521は、下側の支持板222のボス挿通孔222Aに挿通されている。これにより、支持部52は、上側のボス221A及び下側のボス521の周りに回動可能に、上下の支持板221,222に支持されている。
ハンドルレバー50をハンドルケース10に組み付ける際には、支持部52をレバー支持部22に対して最終的な組付位置の上側から下降させることにより、支持部52のボス521を、下側の支持板222のボス挿通孔222Aに挿し込むと共に、上側の支持板221のボス221Aを、支持部52のボス挿通孔522に挿し込む。ここで、上側の支持板221のボス221Aには、溝221Bが形成されている。この溝221Bの下側の縁は、上側の支持板221の上面の高さに位置しており、抜け防止部材40の先端が溝221Bに係合することにより、下側のボス521の下側のボス挿通孔222Aからの抜け防止と、上側のボス挿通孔522の上側のボス221Aからの抜け防止とが実現されている。
以下、抜け防止部材40と、この抜け防止部材40が一体で形成されたケーブル保持部30とについて説明する。
図7は、図1に示すインサイドハンドル装置1の最終的な組付位置に変位される前の展開状態を車内側から示す正面図である。図8は、図7に示すインサイドハンドル装置1を車内側から示す斜視図である。図9は、図7に示すインサイドハンドル装置1を車外側から示す斜視図である。図10は、図7に示すインサイドハンドル装置1を車両後方側から示す側面図である。図11は、図7に示すインサイドハンドル装置1を示す平面図である。図7~図11では、最終的な組付位置に変位される前の展開状態のケーブル保持部30及び抜け防止部材40を実線で示し、最終的な組付位置に変位された後の状態のケーブル保持部30及び抜け防止部材40を破線で示している。
図1~図5及び図7~図11に示すように、ケーブル保持部30は、縦壁部21における車両前後方向の後方側の端部と一体で形成されており、ケーブル2を保持している。図7~図11に示すように、ケーブル保持部30は、縦壁部21における車両前後方向の後方側の端部と一体で形成された固定部31と、固定部31と係合するキャップ部32と、固定部31とキャップ部32とを接続するヒンジ部33とを備える。ケーブル2は、固定部31とキャップ部32との間に挿通され、固定部31とキャップ部32とにより挟持される。
図9に示すように、固定部31は、矩形の板状の基部311と、基部311からキャップ部32側に突出した一対の爪部312と、基部311からキャップ部32側に突出したケーブル受け部313とを備える。固定部31は、縦壁部21における車両前後方向の後方側の端部と一体で形成されている。一対の爪部312は、車両上下方向に対向している。ケーブル受け部313は、固定部31と縦壁部21との境界線に沿って形成された壁部であり、ケーブル2が挿通される円弧状の挿通孔313Aが形成されている。ここで、ケーブル2は、一対の爪部312の間に挿通される。
キャップ部32は、矩形の枠状の基部321と、この基部321の車両上下方向中央部に設けられた桟部322と、基部321から固定部31側に突出したケーブル受け部323とを備える。基部321は、ヒンジ部33を介して固定部31の基部311に回動可能に連結されている。枠状の基部321には、桟部322を挟んで上下に一対の開口321Aが形成されている。一対の爪部312は、一対の開口321Aを通してキャップ部32から突出し、基部321の上下に係合する。また、ケーブル受け部323は、基部321における車両前後方向の後方側の端部に形成された壁部であり、ケーブル2が挿通される円弧状の挿通孔323Aが形成されている。
ヒンジ部33は、固定部31の基部311の下端部と展開状態のキャップ部32の基部321の上端部とを連結する。このヒンジ部33は、固定部31の基部311と一体で形成された軸部331と、キャップ部32の基部321と一体で形成された一対の軸受け部332とを備える。軸部331は、車両前後方向に延びており、軸受け部332は、軸部331の両端を回転可能に支持している。
ここで、ハンドルケース10は、樹脂製の一体成形品であり、ケース本体20とケーブル保持部30と抜け防止部材40とが樹脂で一体成形されている。図10に実線で示すように、組付前の展開状態のケーブル保持部30は、キャップ部32が固定部31に対して展開された構成である。さらに、組付前の展開状態のケーブル保持部30は、ヒンジ部33に設けられた複数の接続片333によって、軸部331と軸受け部332とが接続された構成である。
複数の接続片333は、軸部331の外周面と軸受け部332の内周面とを接続する板状の部材である。この複数の接続片333は、軸部331の周りに所定間隔で配されている。
複数の接続片333は、軸受け部332が軸部331の周りに相対的に回転された場合に破断される。これにより、キャップ部32がヒンジ部33により固定部31に対して回動可能に支持された状態になり、キャップ部32を組付位置まで回動させて固定部31の一対の爪部312をキャップ部32の基部321に係合させることが可能になる。
図7~図11に示すように、抜け防止部材40は、L字状のアーム部材であり、図中に破線で示す組付位置において水平に延びる細長い板状の第1のアーム部41と、第1のアーム部41の基端とキャップ部32とを接続する細長い板状の第2のアーム部42とを備える。第1のアーム部41の先端には、ボス221Aの溝221Bに係合する係止部411が形成されている。この係止部411は、C字状に形成されており、第1のアーム部41の長手方向一端部が開口している。また、第2のアーム部42は、図中に破線で示す組付位置においてキャップ部32の上端から車両上下方向の上側に延びる。
ここで、抜け防止部材40が、キャップ部32と一体成形されてケーブル保持部30に支持されていることにより、抜け防止部材40の剛性が保持され、係止部411の溝221Bからの離脱が防止されてハンドルレバー50のハンドルケース10からの抜けを防止する機能が実現されている。他方で、図7に破線で示すように、抜け防止部材40は、可撓性を有する。第1のアーム部41の先端のC字状の係止部411をボス221Aの溝221Bに係合させるためには、係止部411を水平に移動させる作業が必要であるところ、第1のアーム部41を撓ませることにより当該作業を実現できる。
以上説明したように、本実施形態のインサイドハンドル装置1では、ハンドルレバー50がハンドルケース10に対して回動軸に沿って挿し込まれ、ハンドルレバー50の回動軸に沿った方向の移動が抜け防止部材40により規制されることによって、ハンドルレバー50のケース本体20からの抜けが防止されている。ここで、抜け防止部材40が、ハンドルレバー50のケース本体20からの抜けを防止する組付位置と、この組付位置から展開された展開位置との間で変位可能に、ケーブル保持部30を介してケース本体20に連結されている。これによって、ハンドルレバー50がハンドルケース10に対して回動軸に沿って挿し込まれて回動可能に組み付けられる構成において、ハンドルレバー50を押さえるロックノブの有無にかかわらず、ハンドルレバー50のケース本体20からの抜けを防止できる。また、ハンドルレバー50がハンドルケース10に対して回動軸に沿って挿し込まれて回動可能に組み付けられる構成において、ハンドルケース10の上下の枠部の有無にかかわらず、ハンドルレバー50のケース本体20からの抜けを防止できる。
また、ドアトリムに組み付けられる前のAssy状態のインサイドハンドル装置1において、ハンドルレバー50のケース本体20からの抜けが抜け防止部材40によって防止されるので、ハンドルレバー50のケース本体20からの抜けを気にすることなく、インサイドハンドル装置1をドアトリムに組み付ける作業を実施できる。
また、本実施形態のインサイドハンドル装置1では、ケース本体20と一体で形成された固定部31と、キャップ部32とがヒンジ部33により展開可能に連結されており、抜け防止部材40がキャップ部32と一体で形成されている。これにより、キャップ部32を展開状態から固定部31に係合する位置まで変位させることにより、抜け防止部材40を組付前の位置から組付位置まで変位させることができる。また、キャップ部32を固定部31に対して係合させることにより、組付位置の抜け防止部材40の剛性を確保することができ、係止部411がボス221Aの溝221Bからの離脱を防止して抜け防止部材40によるハンドルレバー50のケース本体20からの抜けを防止することを実現できる。ここで、組付位置の抜け防止部材40の剛性を確保できることから、Cリングを用いる場合のように、係止部411をボス221Aの溝221Bに対して圧入しなくても、係止部411がボス221Aの溝221Bからの離脱を防止して抜け防止部材40によるハンドルレバー50のケース本体20からの抜けを防止することを実現できる。従って、Cリングを用いる場合のような圧入作業を不要にすることも可能であり、作業性を向上できる。
また、本実施形態のインサイドハンドル装置1では、ケース本体20に設けられたボス221Aがハンドルレバー50に設けられたボス挿通孔522に挿通され、抜け防止部材40の先端に設けられた係止部411がボス221Aに設けられた溝221Bに係止する。これによって、回動軸に沿ってケース本体20に挿し込まれたハンドルレバー50が、回動軸に沿った方向の移動を規制される。従って、ハンドルレバー50のケース本体20からの抜けを防止できる。
また、本実施形態のインサイドハンドル装置1では、抜け防止部材40が、係止部411を先端に備える第1のアーム部41と、この第1のアーム部41の基端とキャップ部32とを接続する第2のアーム部42とを備える。これらの第1のアーム部41と第2のアーム部42とによりL字状の抜け防止部材40が構成されており、キャップ部32からボス221Aの先端まで延在する組付状態と、キャップ部32からハンドルレバー50の下方に延在する展開状態とになることが可能となっている。さらに、第1のアーム部41が可撓性を有することにより、第1のアーム部41を撓ませながら、係止部411をボス221Aの溝221Bに係合させることが可能となっている。
また、本実施形態のインサイドハンドル装置1では、抜け防止部材40をケース本体20に展開可能に連結する連結部が、ケーブル保持部30となっている。即ち、専用の連結部を設けるのではなく、ケーブル2を保持するためのケーブル保持部30を用いることで、抜け防止部材40をケース本体20に展開可能に連結している。これによって、上記の専用の連結部を設ける場合に比して、コストを低減できる。
さらに、本実施形態のインサイドハンドル装置1では、ハンドルケース10が、ヒンジ部33に設けられた接続片333によってケース本体20から抜け防止部材40まで連続する一体成形品となっている。これにより、抜け防止部材40を別部品とする場合に比して、部品点数を低減でき、組立の工数を低減できる。
以上、本発明に係るインサイドハンドル装置を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、他の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態では、抜け防止部材40をケーブル保持部30と一体で形成したが、他の部材を介して展開可能にケース本体20に連結してもよい。また、上記実施形態では、ケース本体20側に設けたボス221Aをハンドルレバー50側に設けたボス挿通孔522に挿通し、ケース本体20側に設けたボス221Aに抜け防止部材40を係止させたが、これには限られない。ハンドルレバー50側に設けたボスをケース本体20側に設けたボス挿通孔に挿通し、ハンドルレバー50側に設けたボスに抜け防止部材40を係止させてもよい。
また、上記実施形態では、抜け防止部材40をL字状のアーム部材としたが、抜け防止部材40の形状は適宜変更である。また、抜け防止部材40の係止部411を第1のアーム部41の先端側に開口したC字状に形成したが、係止部411を第1のアーム部41の幅方向の一端側に開口した形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、ロックノブを備えないインサイドハンドル装置1を例に挙げたが、ロックノブを備えるインサイドハンドル装置にも本発明を適用できる。さらに、接続片33をヒンジ部30に設けて、ケース本体20から抜け防止部材40までが連続する一体成形品のハンドルケース10を構成することは必須ではない。接続片33を設けずに、ヒンジ部30を介してケース本体20側と抜け防止部材40側とが別部品のハンドルケースを構成してもよい。
1 インサイドハンドル装置
2 ケーブル
10 ハンドルケース
20 ケース本体
221A ボス(軸部)
221B 溝(係止溝)
30 ケーブル保持部(連結部)
31 固定部
32 キャップ部(展開部)
33 ヒンジ部
333 接続片
40 抜け防止部材
41 第1のアーム部
411 係止部
42 第2のアーム部
50 ハンドルレバー
522 ボス挿通孔(軸挿通孔)

Claims (7)

  1. 回動可能なハンドルレバーと、
    前記ハンドルレバーが回動軸に沿って挿し込まれるハンドルケースとを備え、
    前記ハンドルケースは、
    前記ハンドルレバーが前記回動軸に沿って挿し込まれるケース本体と、
    前記ハンドルレバーの前記回動軸に沿った方向の移動を規制することにより前記ハンドルレバーの前記ケース本体からの抜けを防止する抜け防止部材と
    を備え、
    前記抜け防止部材は、前記ハンドルレバーの前記ケース本体からの抜けを防止する組付位置と、前記組付位置から展開された展開位置との間で変位可能に、前記ケース本体に連結されているインサイドハンドル装置。
  2. 前記ハンドルケースは、
    前記ケース本体と前記抜け防止部材とを連結する連結部を備え、
    前記連結部は、
    前記ケース本体と一体で形成された固定部と、
    前記固定部に対して係合可能な展開部と、
    前記展開部を前記固定部に対して展開可能に連結するヒンジ部と
    を備え、
    前記抜け防止部材は、前記展開部と一体で形成されている請求項1に記載のインサイドハンドル装置。
  3. 前記ケース本体は、前記ハンドルレバーに設けられた軸挿通孔が挿通され、先端に係止溝が形成された軸を備え、
    前記抜け防止部材は、前記係止溝に係止する係止部を備える請求項1又は請求項2に記載のインサイドハンドル装置。
  4. 前記抜け防止部材は、
    前記係止部を先端に備える第1のアーム部と、
    前記第1のアーム部と前記展開部とを接続する第2のアーム部と
    を備える請求項2を引用する請求項3に記載のインサイドハンドル装置。
  5. 前記第1のアーム部は、可撓性を有する請求項4に記載のインサイドハンドル装置。
  6. 前記ハンドルレバーとドアロック装置との間で力を伝達するケーブルを備え、
    前記固定部と前記固定部に係合した前記展開部とにより前記ケーブルが挟持される請求項2、又は請求項2を引用する請求項3~5の何れか1項に記載のインサイドハンドル装置。
  7. 前記ハンドルケースは、前記ヒンジ部に設けられた接続片によって前記ケース本体から前記抜け防止部材まで連続する一体成形品であり、
    前記接続片は、前記展開部が前記ヒンジ部の周りに回動される際に破断される請求項2、又は請求項2を引用する請求項3~6の何れか1項に記載のインサイドハンドル装置。
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