JP7451120B2 - 画像処理装置および画像処理方法、撮像装置、プログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法、撮像装置、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像内に指定された複数の計測点間の距離計測および特定領域の強調表示を行う技術に関する。
ユーザの指定した画像中の計測点間の寸法を計測する技術がある。例えば画像中の被写体領域の寸法を計測する技術では、被写体領域上に寸法計測点が複数指定されると、寸法計測点間の寸法を計測する処理が行われて計測結果が表示される。
特許文献1には、画像による空間パラメータ特定方法、装置および端末機器が開示されている。画像に対してエッジ検出を実行し、指定された寸法計測位置が被写体の両端に対応するエッジであるかを特定することにより、計測位置を調整するか否かを報知する方法が提案されている。
特許第6392991号公報
特許文献1に記載されている技術では、撮像装置から被写体の両端までの奥行方向の距離が異なっている場合について考慮がなされていない。通常の撮像装置で画像を取得した場合には中心投影となり、画像の奥行方向の距離に依存して撮影倍率が異なる。そのため、撮影された画像中の被写体の大きさは手前側(撮像装置側)の位置と奥側の位置とで異なる。このような撮影条件下で被写体の両端のエッジ間の寸法が計測される場合、被写体の正しい寸法が得られないという課題がある。
本発明は、画像内の被写体領域に指定される複数の計測点に対応する距離を、計測精度に基づいて計測可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の画像処理装置は、撮像素子による撮像画像および前記撮像画像に対応する奥行方向の距離分布に関連する情報を取得する取得手段と、前記撮像画像を表示する制御を行う制御手段と、表示された前記撮像画像にて複数の計測点を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された前記複数の計測点および前記距離分布に関連する情報を用いて、前記複数の計測点に対応する距離を決定する決定手段と、を備え、前記制御手段は、撮像時における合焦位置の被写体の距離として設定される奥行方向の基準距離から、前記決定手段の決定する前記距離が基準以上の計測精度で計測できる距離範囲にある被写体に対応する前記撮像画像内の第1の被写体領域と、前記距離範囲にない被写体に対応する前記撮像画像内の第2の被写体領域とを区別して表示する制御を行うことを特徴とする。
本発明の画像処理装置によれば、画像内の被写体領域に指定される複数の計測点に対応する距離を、計測精度に基づいて計測可能な画像処理装置を提供することができる。
実施形態および変形例に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態および変形例に係る撮像素子を説明する図である。 撮像面位相差方式の測距原理を説明する図である。 第1実施形態にて実行される処理を説明するフローチャートである。 寸法導出処理を実行する際の動作を説明する図である。 被写体領域の強調表示方法を説明する図である。 第2実施形態にて実行される処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る寸法導出処理を実行する際の動作を説明する図である。 変形例にて実行される処理を説明するフローチャートである。 第3実施形態における被写体領域の強調表示方法を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳しく説明する。実施形態では、画像処理装置として、被写体の距離分布に関連する深度情報を取得可能なデジタルカメラへの適用例を示す。本発明は、撮像画像および該撮像画像に対応する深度情報に基づいて被写体の寸法を算出することが可能な任意の機器に適用可能である。深度情報は撮像画像の奥行方向の情報であり、深度画像または深度マップは深度情報の分布を表す情報である。深度情報としては、視点の異なる複数の視点画像から算出される像ずれ量マップや、像ずれ量に所定の変換係数を乗算して算出されるデフォーカス量マップ、デフォーカス量を被写体の距離情報に換算した距離マップ等を用いることができる。
[第1実施形態]
図1を参照して、デジタルカメラ100の構成について説明する。図1は、デジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。撮像光学系10は、デジタルカメラ100が有するレンズユニット、またはカメラ本体部に装着可能なレンズ装置により構成され、被写体の光学像を撮像素子11上に形成する。撮像光学系10は、光軸102上に並んだ不図示の複数のレンズで構成され、撮像素子11から所定距離で離れた位置に射出瞳101を有する。なお、本明細書において、光軸102と平行な方向をz方向(深度方向)と定義する。つまり、深度方向はデジタルカメラ100の位置を基準として被写体の存在する方向である。また、光軸102と直交し、かつ撮像素子11の水平方向に対して平行な方向をx方向と定義し、光軸102と直交し、かつ撮像素子11の垂直方向に対して平行な方向をy方向と定義する。
撮像素子11は、例えばCCD(電荷結合素子)型イメージセンサやCMOS(相補型金属酸化膜半導体)型イメージセンサである。撮像素子11は、撮像光学系10を介して撮像面に形成された被写体像に対する光電変換を行い、被写体像に係る画像信号を出力する。本実施形態の撮像素子11は、後述するように撮像面位相差方式の測距機能を有しており、撮像画像に加えて、撮像装置から被写体までの距離(被写体距離)を示す距離情報を生成して出力することが可能である。
制御部12は、CPU(中央演算処理装置)やマイクロプロセッサ等を備え、デジタルカメラ100が備える各構成要素の動作を制御する。例えば、制御部12は撮像時のオートフォーカス(AF:自動焦点調節)、フォーカス(合焦)位置の変更、F値(絞り値)の変更、画像の取り込み等を行う。また制御部12は画像処理部13、記憶部14、入力部15、表示部16、通信部17の制御を行う。
画像処理部13は、デジタルカメラ100における各種の画像処理を実行する。画像処理部13は、画像生成部130、深度生成部131、表示制御部132、位置指定部133、寸法決定部134を有する。幾何変換部136については後述の実施形態で説明する。画像処理部13は、画像処理の作業領域として用いられるメモリ135を有する。画像処理部13については、論理回路を用いる構成の他、CPUおよび演算処理プログラムを格納するメモリから構成することができる。
画像生成部130は、撮像素子11から出力された画像信号のノイズ除去、デモザイキング、輝度信号変換、収差補正、ホワイトバランス調整、色補正等の各種信号処理を行う。画像生成部130から出力される撮像画像データはいったんメモリ135に記憶される。表示制御部132はメモリ135から撮像画像データから読み出して表示用データを生成し、表示部16の画面上に画像が表示される。
深度生成部131は、撮像素子11が有する測距用画素によって得られた信号に基づいて、深度情報の分布を表す深度画像を生成する。深度画像の情報は、各画素の示す値が当該画素に対応する撮像画像の領域に存在する被写体の距離情報を表す、2次元の情報である。
表示制御部132は、所定の寸法計測精度を満たす撮像画像中の被写体領域を、被写体の距離情報に基づいて識別可能に表示するための制御を行う。距離情報は、少なくとも深度画像に基づく、図1におけるz方向の距離情報または距離範囲の情報である。更にはx方向およびy方向における距離情報を加えた3次元的な距離情報を使用してもよい。
位置指定部133は、被写体の寸法計測を行う際に、使用者が位置指定を行うための処理を行う。使用者が画像における所望の計測位置を少なくとも2点指定した場合の座標情報を取得することができる。
寸法決定部134は、使用者が位置指定部133で指定した、少なくとも2点間の寸法を計測する。寸法については、画像上での画素単位の寸法、画素サイズから換算された像面での寸法、撮影倍率により換算された物体側での寸法のいずれでもよい。
記憶部14、入力部15、表示部16、通信部17はいずれもバスに接続されている。記憶部14は不揮発性の記憶媒体を備える。例えば、撮像画像データ、各構成部の処理過程で生成された中間データ、画像処理部13やデジタルカメラ100の動作において参照されるパラメータ等が記憶部14に記憶される。記憶部14は、処理の実現にあたり許容される処理性能が担保されるものであればよい。高速な読み書きが可能であって、かつ、大容量の記憶媒体が好ましく、例えば、フラッシュメモリ等が使用される。
入力部15は操作者の操作入力を検出するデバイスを備えるユーザインタフェース部である。例えば、ダイヤル、ボタン、スイッチ、タッチパネル等により、デジタルカメラ100に対する情報の入力や設定変更の操作等が検出され、入力部15は操作入力に対応する信号を制御部12に対して出力する。
表示部16は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(electro-luminescence)等の表示デバイスを備える。表示部16は、撮像画像のスルー表示による撮影時の構図の確認や、各種の設定画面の表示、メッセージ情報の報知等に用いられる。また、タッチパネルを利用する実施形態の場合には、表示機能と入力機能を併せ持つことができる。使用者は表示画面を参照しながら、寸法計測において計測位置の指定操作を行うことができる。
通信部17は、デジタルカメラ100と外部装置との間で情報の送受信を行う通信インタフェース部である。通信部17は、取得された撮像画像データ、深度情報、寸法、座標情報、寸法計測精度等を、外部装置に送信可能である。
次に図2を参照して、撮像素子11の構成について説明する。図2(A)は画素群の配置を示す模式図であり、図2(A)の紙面に垂直な方向をz方向とし、紙面内にて互いに直交する2方向をx方向およびy方向とする。図2(B)は画素構成を説明する模式図であり、紙面に垂直な方向をy方向とし、図2(B)の紙面内にて互いに直交する2方向をx方向およびz方向とする。
図2(A)に示されるように撮像素子11は、多数の画素部110が配列された画素群により構成される。1つの画素部110は、異なるカラーフィルタが適用された2行2列の構成を有する。拡大図に示されるように、赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが配置されており、画素部110を構成する光電変換素子から、R、G、Bのいずれかの色情報に対応する画像信号が出力される。なお、図2(A)では左上のR、右下のB、左下および右上のGの各カラーフィルタが配置された例を示すが、カラーフィルタの配置はこれに限られない。
撮像素子11は、撮像面位相差方式の測距機能を有する。図2(A)のI-I線における単位画素の断面図を図2(B)に示す。単位画素は、マイクロレンズ111およびカラーフィルタ112を含む導光層113と、第1の光電変換部115および第2の光電変換部116を含む受光層114とで構成されている。導光層113において、マイクロレンズ111は、入射光を第1の光電変換部115および第2の光電変換部116に効率よく導く。カラーフィルタ112は、所定の波長帯域の光を通過させる。カラーフィルタ112はR、G、Bのいずれかに対応する波長帯域の光のみを通過させて、後段の第1の光電変換部115および第2の光電変換部116に導く。
受光層114には第1の光電変換部115と第2の光電変換部116が設けられており、受光した光を光電変換してアナログ画像信号をそれぞれ出力する。これら2つの光電変換部から出力された2種類の信号は測距に用いられる。即ち、撮像素子11にて所定方向(水平方向)に並んだ2つの光電変換部のうち、第1の光電変換部115から出力された信号で構成される画像信号をA像信号とし、第2の光電変換部116から出力された信号で構成される画像信号をB像信号とする。A像信号とB像信号との位相差から深度情報または距離情報を取得することができる。つまり、第1の光電変換部115と第2の光電変換部116は、マイクロレンズ111を介して入光する光束を、それぞれ部分的に受光する。故に、A像信号およびB像信号は、撮像光学系10の射出瞳101の異なる瞳部分領域を通過した光束に係る瞳分割画像の信号である。各画素部において第1の光電変換部115と第2の光電変換部116がそれぞれ光電変換した画像信号(いわゆる加算画像信号)は撮像画像として用いられる。つまりA像信号とB像信号を合成した信号は、単位画素が1つの光電変換部のみ有する構成にて当該光電変換部から出力される鑑賞用画像信号と等価である。
本実施形態の撮像素子11は、鑑賞用画像信号と測距用のA像信号およびB像信号(瞳分割画像)を出力可能である。撮像素子11を構成する全ての画素部は複数の光電変換部を備えており、高密度な深度情報を取得可能である。なお、1つの画素に2つの光電変換部が配列された構成を例示したが、これに限られるものではなく、1つの画素に3以上の光電変換部を設けた構成でもよい。
図3を参照して、撮像面位相差方式の測距原理について説明する。第1の光電変換部115および第2の光電変換部116(瞳分割画像群)の各出力に基づいて、被写体距離を導出することが可能である。図3(A)は、撮像光学系10の射出瞳101と、第1の光電変換部115が受光する光束を示す概略図である。図3(B)は撮像光学系10の射出瞳101と、第2の光電変換部116が受光する光束を示す概略図である。図3(A)および(B)にて、紙面に垂直な方向をy方向とし、紙面内にて互いに直交する2方向をx方向およびz方向とする。
図3(A)および(B)に示したマイクロレンズ111は、射出瞳101と受光層114とが光学的に共役関係になるように配置されている。撮像光学系10の射出瞳101を通過した光束は、マイクロレンズ111により集光されて第1の光電変換部115または第2の光電変換部116に導かれる。この際、第1の光電変換部115と第2の光電変換部116はそれぞれ図3(A)および(B)に示される通り、異なる瞳部分領域310,320をそれぞれ通過した光を主に受光する。第1の光電変換部115は第1の瞳部分領域310を通過した光を受光し、第2の光電変換部116は第2の瞳部分領域320を通過した光を受光する。
撮像素子11が備える複数の第1の光電変換部115は、A像信号に対応する第1の画像信号を出力する。また、撮像素子11が備える複数の第2の光電変換部116は、B像信号に対応する第2の画像信号を出力する。第1の画像信号からは、第1の瞳部分領域310を通過した光が撮像素子11上に形成する像の強度分布を取得することができる。また、第2の画像信号からは、第2の瞳部分領域320を通過した光が撮像素子11上に形成する像の強度分布を取得することができる。第1の画像信号と第2の画像信号との間の相対的な位置ズレ量(所謂、視差量)は、デフォーカス量に応じた値となる。図3(C)、(D)、(E)を参照して、視差量とデフォーカス量との関係について説明する。
図3(C)、(D)、(E)は、第1の瞳部分領域310を通過する第1の光束311と、第2の瞳部分領域320を通過する第2の光束321を示す。図3(C)は合焦時の状態を示しており、第1の光束311と第2の光束321が撮像素子11の受光面上で収束している。このとき、第1の画像信号と第2の画像信号との視差量はゼロである。
図3(D)は像側でz軸(光軸)の負方向(左方向)に焦点を結んだデフォーカス状態を示している。第1の画像信号と第2の画像信号との視差量は負の値である。図3(E)は、像側でz軸の正方向に焦点を結んだデフォーカス状態を示している。第1の画像信号と第2の画像信号との視差量は正の値である。図3(D)と図3(E)との比較から、デフォーカス量の正負に応じて、位置ズレの方向が入れ替わることが分かる。また、デフォーカス量に応じて、撮像光学系の結像関係(幾何光学的関係)に従って位置ズレが生じることが分かる。第1の画像信号と第2の画像信号との位置ズレに相当する視差量は、領域ベースのマッチング法により検出することができる。
図4を参照して、撮像された被写体の寸法を導出する寸法導出処理について説明する。図4(A)は、具体的な処理例を示すフローチャートである。以下に示す処理は、制御部12が、例えば記憶部14に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、不図示の揮発性メモリに展開して実行することにより実現できる。寸法導出処理は、例えば撮像装置が寸法測定モードに設定されており、撮像が行われた際に開始される。
S401で制御部12は、設定された焦点位置、絞り、露光時間等の撮像設定にしたがって撮像処理を実行する。より詳しくは、制御部12は、撮像素子11により撮像動作を実施し、取得した撮像画像信号を画像処理部13に伝送する制御を行う。画像処理されたデータはメモリ135に格納される。ここで、撮像画像信号は、撮像素子11が有する第1の光電変換部115のみから出力された信号で構成された画像信号S1と、第2の光電変換部116のみから出力された信号で構成された画像信号S2とする。
S402で画像処理部13は、取得された画像信号から鑑賞用画像を生成する。より詳しくは、画像処理部13にて画像生成部130は、まず画像信号S1と画像信号S2の各画素の画素値を加算することで、1つのベイヤー配列画像を生成する。画像生成部130は、生成したベイヤー配列画像についてR、G、B各色の画像のデモザイキング処理を行い、鑑賞用画像を生成する。デモザイキング処理は、撮像素子上に配置されたカラーフィルタに応じて行われる処理であり、デモザイキング方法については各種方式が用いられる。この他に画像生成部130は、ノイズ除去または低減、輝度信号変換、収差補正、ホワイトバランス調整、色補正等の処理を行う。生成された鑑賞用画像のデータはメモリ135に格納される。
S403で画像処理部13は、取得された画像信号から深度画像を生成する。深度画像については、深度生成部131が生成に係る処理を行う。深度画像の生成処理に関して、図4(B)のフローチャートを用いて後述する。次のS404で表示制御部132は、寸法計測における計測精度を満たす被写体の表示処理を行う。計測対象に係る被写体の表示処理については、図4(C)のフローチャートを用いて後述する。
S405で位置指定部133により、計測点の指定処理が実行される。表示部16は、寸法計測精度を満たす距離範囲内にある被写体が識別可能なように、鑑賞用画像を表示するので、使用者は所望の計測点を指定することができる。位置指定部133は、操作指示によって指定された画素位置の座標値を算出し、座標値を寸法決定部134へ送る。
S406で寸法決定部134は、S405で指定された計測点間の画像上での距離、すなわち画素単位の距離を算出する。画素単位の距離は、例えば画像上でのユークリッド距離であり、整数値でなくともよい。続いて寸法決定部134は、合焦位置の被写体までの距離(被写体距離)と、撮影時の撮像光学系10の焦点距離から撮影倍率を算出する。撮像素子11の画素サイズと撮影倍率から、物体側の合焦距離での一画素の占める空間の大きさを算出することができる。寸法決定部134は、計測点間の画素単位の距離と一画素の物体側での大きさから、計測点間の物体側での距離、つまり3次元空間内の距離を算出する。算出された距離のデータはメモリ135に記憶される。
S407で表示制御部132は、S406で算出された距離のデータをメモリ135から読み出し、表示部16の画面に寸法を表示させる制御を行う。S408で寸法決定部134は、使用者が計測点の変更を行うかどうかを判断する。計測点の変更については使用者の操作指示に基づいて判断される。計測点の変更を行うことが判断された場合、S405に戻って、S405からS407の処理を続行する。また、計測点の変更が行われないと判断された場合、S409へ処理を進める。
S409で寸法決定部134は、指定された計測点の情報(画像上の座標)と、算出した寸法情報を追加情報として鑑賞用画像データに付加して、記憶部14に格納する。更に、計測精度の情報を付加することもできる。
図4(B)を参照して、深度画像生成処理について説明する。S4031で深度生成部131は、画像信号S1および画像信号S2に対して光量補正処理を行う。撮像光学系10の周辺画角ではヴィネッティングにより、第1の瞳部分領域310と第2の瞳部分領域320の形状が異なることに起因して、画像信号S1と画像信号S2との間で光量バランスが崩れている。従って、本ステップにおいて、深度生成部131は、例えばメモリ135に予め格納されている光量補正値を用いて、画像信号S1と画像信号S2の光量補正を行う。
S4032で深度生成部131は、撮像素子11における変換時に生じたノイズを低減する処理を行う。具体的には深度生成部131は、画像信号S1と画像信号S2に対してフィルタ処理を行ってノイズ低減を実現する。一般に、空間周波数が高い周波数領域ほどS/N(信号対ノイズ)比が低くなり、相対的にノイズ成分が多くなる。従って、深度生成部131は、空間周波数が高いほど通過率が低減するローパスフィルタを用いて処理を行う。なお、S4031に示す光量補正は、撮像光学系10の製造誤差等によっては好適な結果とはならない。そのため、深度生成部131は、直流成分を遮断し、かつ、高周波数成分の通過率が低いバンドパスフィルタを適用する。
S4033で深度生成部131は、画像信号S1と画像信号S2に基づいて、A像およびB像間の視差量を導出する。具体的には、深度生成部131は、画像信号S1に対応するA像にて、代表画素情報に対応した注目点と、該注目点を中心とする照合領域とを設定する。照合領域は、例えば、注目点を中心とした一辺が所定の長さを有する正方領域等の矩形領域である。次に深度生成部131は、画像信号S2に対応するB像にて参照点を設定し、該参照点を中心とする参照領域を設定する。参照領域は、上述した照合領域と同一の大きさおよび形状を有する。深度生成部131は、参照点を順次移動させながら、画像信号S1に係る照合領域内に含まれる画像と、画像信号S2に係る参照領域内に含まれる画像との相関度を算出する。最も相関度が高い参照点が、画像信号S2における、注目点に対応する対応点として特定される。特定された対応点と注目点との相対的な位置ズレ量が、注目点における視差量に相当する。
深度生成部131は、このように注目点を代表画素情報に従って順次変更しながら視差量を算出することで、該代表画素情報によって定められた複数の画素位置における視差量を導出する。本実施形態では簡単のため、鑑賞用画像と同一の解像度で深度情報を得るべく、視差量を計算する画素位置(代表画素情報に含まれる画素群)は、鑑賞用画像と同数になるよう設定されているものとする。なお、相関度の導出方法として、NCC、SSD、SAD等の方法が用いられる。NCCは“Normalized Cross-Correlation”の略号である。SSDは“Sum of Squared Difference”の略号であり、SADは“Sum of Absolute Difference”の略号である。
算出された視差量(dと記す)は、所定の変換係数を用いることで、デフォーカス量に変換される。デフォーカス量は、撮像素子11から撮像光学系10の焦点までの距離に相当する。ここで、所定の変換係数をKと表記し、デフォーカス量をΔLと表記する。視差量dは、下記式(1)によって、デフォーカス量ΔLに変換される。
ΔL=K×d 式(1)
さらに、下記式(2)に示す幾何光学におけるレンズの公式を用いて、デフォーカス量ΔLを、被写体距離に変換することができる。
1/A+1/B=1/F 式(2)
式(2)中、Aは物面から撮像光学系10の主点までの距離(被写体距離)、Bは撮像光学系10の主点から像面までの距離、Fは撮像光学系10の焦点距離を表す。式(2)において、Bの値をデフォーカス量ΔLから導出することができるので、撮像時の焦点距離Fの設定に基づいて距離Aを導出できる。深度生成部131は、導出した被写体距離を画素値とする2次元情報を生成し、2次元情報に基づく深度画像のデータをメモリ135に記憶する。
図4(C)を参照して、S404で表示制御部132が行う処理、つまり寸法計測における計測精度を満たす被写体の表示に係る処理について説明する。まず、寸法計測精度に関して説明する。中心投影の光学系で撮影された画像中に存在する領域に対応する被写体は、撮像装置からの距離(z方向の距離)に依存して撮影倍率が異なる。結果として、撮像装置から遠くに位置する被写体は、撮像装置の近くに位置する被写体に比べて、画像中では小さい領域として撮影される。この撮影倍率の違いは、同じ被写体であっても被写体中での距離の違いにより発生し、寸法計測の精度に影響を及ぼす。
以上のことから、寸法計測を行う計測点のz方向の距離が異なる場合には、撮影倍率が異なり、寸法計測精度が低下することが分かる。従って、撮影倍率による寸法計測精度の低下を抑制し、所望の寸法計測誤差以内で計測を行うためには、計測点を所定のz方向の距離範囲に収める必要がある。
ここで、寸法計測対象物の真の寸法をhと表記し、撮影倍率の変化による誤差をΔh[%]と表記する。また被写体の位置、すなわち撮像装置から被写体までの距離をZと表記し、距離の誤差をΔZと表記する。このとき、誤差Δhは下記式(3)で表される。
Δh[%]=(-ΔZ×100)/(Z+ΔZ) 式(3)
寸法計測精度を、±Δh[%]以内に収めるためには、下記式(4)のように寸法計測の基準となる被写体距離Zからの誤差ΔZが、
ΔZ=Δh×Z/(100+Δh) 式(4)
以内であることが必要である。
指定された寸法計測精度±Δhを満たすための距離範囲は、Z+ΔZ~Z-ΔZの範囲となる。それらの値を下記式(5)および(6)に示す。
Z+ΔZ=(100+2×Δh)Z/(100+Δh) 式(5)
Z-ΔZ=(100-2×Δh)Z/(100-Δh) 式(6)
計測精度Δhは、予め記憶部14に記憶された値を読み出すことにより取得される。あるいは使用者が入力部15を用いて所望の計測精度を入力してもよい。
図4(C)のS4041では距離範囲の算出処理が実行される。撮像装置から被写体までの距離Zを、撮影時に合焦した被写体までの距離とする。所望の寸法計測精度が与えられると、式(5)および式(6)により所望の寸法計測精度を満たす距離範囲を特定する処理が行われる。距離範囲内にある画像中の被写体領域は、深度画像を用いることで特定される。
続いてS4042では鑑賞用画像の強調処理が実行される。S402で生成されてメモリ135に格納された鑑賞用画像のデータが読み出される。読み出された鑑賞用画像データに対し、S4041で特定された所望の寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域を識別可能とする画像処理が行われる。識別可能な表示方法として、寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域に関し、例えば特定の一色に置き換えて表示する方法と、特定の色味を帯びるように表示する方法がある。
S4043では表示処理が実行される。表示部16は、S4042で画像処理された鑑賞用画像を画面上に表示する。使用者は、所望の寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域を識別可能となる。図5は、表示部16の画面上に画像を再生表示させる動作の説明図である。
図5(A)に示す鑑賞用画像501では、所望の寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域が識別可能に表示される。被写体領域504および505のうち、被写体領域504は色を変更することで識別可能に表示された領域を表している。
図4(A)のS405で使用者は、表示部16に表示された鑑賞用画像502において計測点を指定する。例えば図5(B)に示すように、使用者が表示部16に設けられたタッチパネル上で、寸法計測を行いたい被写体上の始点位置を指定する。点506は使用者が指定した始点を示している。続いて図5(C)に示すように、使用者は鑑賞用画像503上で計測の終点507を指定する。位置指定部133は、使用者の指定した画素位置の座標値を算出し、座標値を寸法決定部134へ送る。
計測位置の指定については、画像上の2点を使用者の手指で触れることで選択することもできるが、画像上をなぞることで指定することもできる。画像上をなぞることで指定する方法の場合、使用者がなぞった軌跡を取得し、軌跡に沿った曲線の寸法を計測することができる。
図5(C)に示すように指定された寸法計測の始点と終点とを結ぶ直線、または使用者がなぞった曲線が鑑賞用画像に重畳表示されて、使用者に提示される。特に、使用者が計測位置をなぞって指定する場合には、始点からの軌跡をリアルタイムで表示する処理が行われる。図5(C)の矢印508は、指定された寸法計測の始点506と終点507とを直線で結んで表示する例を示す。
奥行方向の基準距離から所望の寸法計測精度を満たす距離範囲内にある被写体領域を識別可能にする表示制御によって、保証される計測精度の領域を使用者が視認可能となる。所望の寸法計測精度を満たす距離範囲とは、寸法決定部134が基準以上の計測精度で距離を計測できる距離範囲である。さらに計測点の指定において、位置指定部133は識別可能に表示された寸法計測精度を満たす距離範囲内にある被写体領域上の画素のみを選択可能とすることで計測精度を担保することもできる。この時、選択された画素の位置が寸法計測精度を満たす距離範囲外の領域であった場合、表示制御部132は、表示部16に選択不可であることを報知させる表示の制御を行う。
図4(A)のS406で寸法決定部134は、S405で指定された計測点間の画像上での距離、すなわち画素単位の距離を算出する。算出された距離情報はメモリ135にいったん格納され、S407で表示制御部132は、距離情報をメモリ135から読み出して物体側の距離(3次元空間内の距離)に換算し、図5(C)の数値表現509で表示部16の画面上に表示される。物体側の距離への換算は寸法決定部134が行うこともできる。
これまでの説明では、寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域を識別可能にする表示方法として、特定の一色に置き換える方法、および特定の色味を帯びるように表示する方法を示した。表示方法としてはこの例に限定されるものではない。図6に別の表示方法を示す。
図6は、表示方法が異なる鑑賞用画像601~604の例を示している。被写体領域605は寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域である。被写体領域606は寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体以外の被写体領域である。
図6(A)は、被写体領域605に対して、色ではなく輝度を変更して表示する方法を適用した例を示す。また、図6(B)は、被写体領域605以外の画像領域の色または輝度を変更して表示する方法を適用した例を示す。
寸法計測では、一般に被写体領域の端から端までの寸法を計測するためにエッジ間の計測が行われる。必ずしも所望の寸法計測精度を満たす距離範囲内に存在する被写体全域に亘って識別可能に表示する必要はない。画像中のエッジ検出を行い、寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域に存在するエッジのみを識別可能に表示することができる。図6(C)は、被写体領域605内のエッジを識別可能に強調表示する方法を適用した例を示す。
この他、特定のシンボルを重畳して表示することもできる。図6(D)は、被写体領域605内のエッジにドットを重畳して表示する方法を適用した例を示す。表示方法については、指定された寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域を使用者に報知可能であればよく、ここに挙げた以外の方法を用いることが可能である。
本実施形態によれば、設定された寸法計測精度で計測可能な距離範囲にある被写体に対応する画像領域を強調表示することができる。より詳しくは、合焦した距離を基準として、設定された寸計測精度に基づいて深度画像を利用することで特定の距離範囲に存在する被写体領域が抽出されて、識別可能に表示される。結果として、寸法計測にて使用者が計測点を選択する際に補助を行うことができる。
本実施形態では、撮像素子11が撮像面位相差方式の光電変換部を有し、鑑賞用画像および深度画像を取得する例を説明した。本発明を実施する上で、深度情報の取得方法はこれに限られるものではない。例えば深度情報は、複数の撮像光学系または撮像装置から得られた複数枚の撮像画像に基づいて取得することができる。あるいは、光照射部と撮像装置を用いたステレオ測距方式や、TOF(Time of Flight)方式と撮像装置の組み合わせによる方式等を用いて深度情報を取得することができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態では、合焦した距離を基準として、所定の寸法計測精度を満たす距離範囲を算出し、距離範囲内の被写体を識別可能に表示することで計測点の指定の補助を行う態様について説明した。基準となる距離は、合焦位置に基づく距離でなくてもよい。そこで本実施形態では、使用者が指定した計測点に対応する距離を基準距離とする。例えば、使用者は表示部16に表示された画像上で計測点を指定する。深度画像から、指定された点に対応する距離を取得する処理が行われ、取得された距離が基準距離として設定される。以下、第1実施形態との相違点を説明し、第1実施形態と同様の事項については既に使用済みの符号や記号を用いることで、それらの詳細な説明を省略する。このような説明の省略方法は、後述の実施形態でも同じである。
図7のフローチャートを参照して、本実施形態に係る寸法導出処理に関して説明する。図4(A)との相違点であるS701からS704の処理を説明する。S401からS403の後、S701の処理に進む。
S701で表示制御部132は、S402で生成された鑑賞用画像のデータをメモリ135から読み出し、表示部16の画面上に表示させる制御を行う。図8(A)は表示された鑑賞用画像801の例を示す。被写体領域803および804は、デジタルカメラ100からの距離がそれぞれ異なる被写体に対応する。
S702で位置指定部133は、第1の計測点の指定に関する処理を行う。使用者に対し、寸法計測を実行したい基準となる第1の計測点の指定を促す処理が実行される。図8(A)に示すように、使用者は表示部16に表示された鑑賞用画像801において、所望の計測点である第1の計測点805を指定する。指定された鑑賞用画像上の計測点805の座標に対応する深度画像上の距離を取得する処理が行われる。取得された距離は基準距離としてS703の処理へ受け渡される。
S703では、第1実施形態における距離範囲の決定方法に加えて、画像平面上(xy平面)の距離による範囲の限定が行われる。撮像された画像には、撮像光学系10の歪曲収差によって歪みが生じ得る。歪曲は画角に依存するので、画像平面上の像高によって異なる。歪曲率のデータは、予め像高に依存する関数として記憶部14に保持されている。このデータを利用して、歪曲によって生じる計測誤差Δhxy[%]に対応する像高範囲(xy平面での距離範囲)を決定する処理が実行される。撮影倍率に起因する誤差をΔhzと表記すると、最終的に計測誤差がΔh[%]以内に収まる領域は、下記式(7)を満たす。
Δh≦Δhz+Δhxy 式(7)
図4(A)のS404にて説明した表示方法と同様の方法により、式(7)によって規定される寸法計測精度を満たす被写体領域を識別可能に表示する処理が行われる。例えば図8(B)に示すように画像802が表示部16の画面上に表示される。使用者が指定した第1の計測点805の距離を基準として、設定された寸法計測精度を満たす被写体領域(図8(B)では右側の花の領域)が色分け等によって識別可能に表示される。被写体領域804において、撮影倍率と歪曲の影響が考慮される結果、茎領域806は、指定された寸法計測精度を満たしていないことを示している。
S704で位置指定部133は、第2の計測点の指定に関する処理を行う。終点となる第2の計測点の指定を使用者に促す処理が実行される。使用者が第2の計測点を指定すると、指定された第2の計測点の座標情報を取得する処理が行われて、S406の処理に移行し、S406、S407、S409の処理が実行される。
本実施形態では、計測の基準となる第1の計測点を使用者が指定した場合、指定された計測点における被写体距離(撮像装置から被写体までの距離)に基づいて寸法計測精度を満たす距離範囲が算出される。したがって、より自由度の高い寸法計測が可能である。また、寸法計測精度を満たす距離範囲の算出において、撮影倍率による影響だけでなく歪曲により生じる誤差をも考慮することで、各方向(x,y,z方向)における距離範囲が規定される。寸法計測精度を満たす距離範囲を複数の方向に拡張することで、寸法計測精度を満たす距離範囲をより高精度に限定することが可能となる。
[第2実施形態の変形例]
図9のフローチャートを参照して、第2実施形態の変形例について説明する。図9ではS701とS703との間にS901の処理が行われ、その後にS703、S702、S704の処理が行われる。第2実施形態では、指定された第1の計測点の位置を基準位置として、寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域が決定されたが、本変形例では基準点の指定処理S901が追加されている。
S701の次にS901では、使用者により基準点が指定される。指定された基準点の位置に基づいて、S703では、寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域が識別可能に表示される。続いて、S702およびS704で第1の計測点と第2の計測点の指定処理がそれぞれ実行される。その後、寸法計測が実行される(S406)。
[第3実施形態]
図10を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。前記実施形態および変形例では、特定の寸法計測精度を満たす距離範囲の被写体領域のみを識別可能に表示する場合に関して説明した。識別可能に表示される被写体領域を、単一の被写体領域に限定する必要はない。例えば、寸法計測誤差として以下の複数の重複しない範囲に対応する被写体領域を想定する。
・寸法計測誤差が1%未満である、第1の被写体領域。
・寸法計測誤差が1%以上、3%未満である第2の被写体領域。
・寸法計測誤差が3%以上、5%未満である第3の被写体領域。
本実施形態の表示制御部132は、同程度の寸法計測精度を満たす複数の被写体領域ごとに識別可能に表示する制御を行う。この場合、それぞれの領域を使用者が個別に識別できるように、例えば異なる色や輝度等で各被写体領域が画面上に表示される。
図10は、鑑賞用画像1001にて複数の被写体に対応する被写体領域1002および1003が存在する例を示す。被写体領域1002にて、花弁の端点を計測基準点1004とする。この場合、計測基準点1004から被写体領域1002内の花の領域での寸法計測誤差が1%未満であり、第1の被写体領域に該当する。第1の被写体領域は、例えば輝度を変更して第1の輝度で識別可能に表示される。また、茎領域1002aは、計測基準点1004からの距離が異なり、寸法計測誤差が1%以上である。この領域を、例えば第2の被写体領域とすると、被写体領域1002(花の領域)とは異なる第2の輝度で識別可能に表示される。
図10に示す被写体領域1003は、被写体領域1002とは異なる花の領域と、その茎領域1003aを有する。これらの領域は計測基準点1004からの距離の違いが大きいので、異なる輝度を用いて区別して表示される。図10の例で表示制御部132は、寸法計測誤差が大きくなるほど、より輝度が低い表示とする制御を行う。
寸法計測誤差が異なる領域に対し、異なる輝度、色、またはシンボル等を用いて表示が行われるので、使用者は各領域を容易に識別することができる。表示制御部132は複数の寸法計測誤差に対応した被写体領域の表示制御を行う。その際に使用者は、単一の寸法計測精度に対応する領域の表示を行うか、または複数の寸法計測精度に対応する領域の表示を行うかを随時に切り替え可能である。また、いくつの寸法計測精度の範囲に分離(区分)して表示するかについての設定や、その分離数および値域の入力設定を、使用者が入力部15を用いて行うことができる。複数の寸法計測精度に対応する各被写体領域の表示については、合焦した距離を基準としてもよいし、前記変形例のように使用者が指定した計測点の位置を基準としてもよい。
本実施形態では、複数の寸法計測精度にそれぞれ対応する複数の被写体領域を区別して表示可能であり、使用者は、より詳細に被写体領域を識別できる。寸法計測精度の範囲を満たす被写体領域を区別する場合、特に計測対象の深度分布の幅が大きい場合等に有効である。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態を説明する。前記実施形態において距離情報を取得した場合、測距時の距離分解能は距離によって異なる。撮像装置からの被写体までの距離が遠くなるほど、距離分解能は低下する。測距において距離分解能分の不確定性が生じるので、撮影倍率の不確定性が生じ、算出された距離における寸法計測精度を求めることができる。また、測距誤差を考慮すると距離分解能の不確定性に加え、測距誤差分の不確定性が生じる。これらを考慮したうえで、算出された距離ごとの寸法計測精度を算出することができる。
各距離において算出された寸法計測精度を用いることで、使用者が指定した寸法計測精度を満たす距離分解能を有する距離範囲を特定できる。また、距離分解能に応じて複数の異なる寸法計測精度の距離範囲を特定することもできる。
本実施形態では、深度生成部131が深度画像における距離分解能から算出した寸法計測精度を用いて、所定の被写体領域を識別可能に表示可能である。所定の被写体領域とは、寸法計測精度を満たす距離範囲、または寸法計測精度に対応して複数に分割された距離範囲に対応する被写体領域である。
表示制御部132は、測距における距離分解能および測距誤差から算出された寸法計測精度を取得し、所定の寸法計測精度を満たす被写体領域を算出して強調表示の制御を行う。本実施形態は、測距方式による寸法計測精度を考慮して寸法計測を行う場合に有効である。
[第5実施形態]
次に本発明の第5実施形態を説明する。本実施形態では、位置指定部133で指定された第1の計測点を含む領域に対応する被写体が、略平面形状の被写体である場合に有効な処理に関して説明する。
略平面形状の被写体がカメラと正対して撮影された場合、被写体はその全面がカメラから略等距離となる。前記実施形態の場合、被写体全面の領域が所定の寸法計測精度を満たす被写体領域として表示される。
一方、略平面形状の被写体がカメラと非正対で撮影された場合、指定された第1の計測点における距離に対して、寸法計測精度を満たす距離範囲内の被写体領域のみが識別可能に表示される。すなわち、被写体の一部のみに対し、所定の精度を満たす寸法計測が可能となり、同一被写体における他の被写体領域については寸法計測精度が低下してしまう。
被写体がカメラに対して非正対で撮影された平面であり、当該平面に対する深度画像が取得できる場合には、幾何変換が可能である。つまり、幾何変換により傾いた平面を正対した平面に変換することができる。幾何変換により、カメラからの距離によって大きさが異なって写った平面の被写体に関し、同じ距離の同じ大きさの画像に変換される。例えば、正方形の被写体を非正対で撮影した場合、画像上では正方形ではない(台形など)が、距離情報に基づいて傾きを計算することで正方形に変換することができる。
本実施形態の画像処理装置は幾何変換部136(図1参照)を備え、指定された第1の計測点を含む領域に対応する被写体が略平面形状であるかどうかを判定する。被写体が略平面形状であることが判定された場合、幾何変換部136は幾何変換により傾きを補正した際に寸法計測精度を満たす領域を算出する。表示制御部132は算出された領域を識別可能に表示する制御を行う。この場合、平面被写体の全面に対応する領域が寸法計測精度を満たす領域となり、平面被写体の全面に亘って同等に識別可能な表示が行われる。
被写体が平面形状であることを検出する場合に画像処理装置は、直線検出および消失点検出を実行する。検出された平面と深度画像による平面の双方を利用することで、平面の補正が行われて、最終的な平面(被写体領域)が取得される。
本実施形態では、被写体が略平面形状であって、かつカメラに対して非正対で撮影された画像に対して幾何変換を行うことで、正対した被写体の画像に変換可能である。幾何変換を行うことで、傾きによる倍率変動が補正され、撮像画像における略平面形状の被写体領域が全て寸法計測精度を満たすようになる。その被写体領域が識別可能に表示される。
前記実施形態によれば、画像内の被写体の寸法を計測する際に寸法計測精度に対応する被写体を使用者に報知することができ、寸法計測精度が既知である計測が可能となる。更には、寸法計測精度に対応した被写体領域を識別可能に表示することで、より安定かつ高精度な寸法計測を実現可能であり、使用者の利便性を高めることができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 撮像光学系
11 撮像素子
12 制御部
13 画像処理装置
130 画像生成部
131 深度生成部
132 表示制御部
133 位置指定部
134 寸法決定部
136 幾何変換部

Claims (21)

  1. 撮像素子による撮像画像および前記撮像画像に対応する奥行方向の距離分布に関連する情報を取得する取得手段と、
    前記撮像画像を表示する制御を行う制御手段と、
    表示された前記撮像画像にて複数の計測点を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された前記複数の計測点および前記距離分布に関連する情報を用いて、前記複数の計測点に対応する距離を決定する決定手段と、を備え、
    前記制御手段は、撮像時における合焦位置の被写体の距離として設定される奥行方向の基準距離から、前記決定手段の決定する前記距離が基準以上の計測精度で計測できる距離範囲にある被写体に対応する前記撮像画像内の第1の被写体領域と、前記距離範囲にない被写体に対応する前記撮像画像内の第2の被写体領域とを区別して表示する制御を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 撮像素子による撮像画像および前記撮像画像に対応する奥行方向の距離分布に関連する情報を取得する取得手段と、
    前記撮像画像を表示する制御を行う制御手段と、
    表示された前記撮像画像にて複数の計測点を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された前記複数の計測点および前記距離分布に関連する情報を用いて、前記複数の計測点に対応する距離を決定する決定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記指定手段により指定された点に対応する、前記距離分布に関連する情報における距離として設定される奥行方向の基準距離から、前記決定手段の決定する前記距離が基準以上の計測精度で計測できる距離範囲にある被写体に対応する前記撮像画像内の第1の被写体領域と、前記距離範囲にない被写体に対応する前記撮像画像内の第2の被写体領域とを区別して表示する制御を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記計測点に係る計測精度または前記複数の計測点に対応する距離に係る計測精度により前記距離範囲を決定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記計測精度は、撮影倍率の違いに起因する計測精度、または撮像光学系の歪曲収差に起因する計測精度、または操作手段により指定された計測精度である
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記決定手段の決定する前記距離は、前記複数の計測点に対応する3次元空間内の距離である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の被写体領域における前記複数の計測点の間の距離を表示する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記距離範囲は、単一の距離範囲または複数の重複しない距離範囲である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の被写体領域または前記第2の被写体領域に対して色、輝度、およびシンボルのうちの1つ以上を変更する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記制御手段は、複数の前記距離範囲にそれぞれ対応する複数の被写体領域に対して色、輝度、およびシンボルのうち1つの以上を変更する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記制御手段は、前記撮像画像のエッジ検出を行い、前記第1の被写体領域のエッジに対して色、輝度、およびシンボルのうちの1つ以上を変更する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記制御手段は、前記指定手段によって指定された複数の計測点を結ぶ直線または曲線を前記撮像画像に重畳して表示する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記指定手段により、前記第1の被写体領域における前記計測点の指定が可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記制御手段は、測距における距離分解能および測距誤差から算出された前記計測精度を取得して前記第1の被写体領域を識別可能に表示する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 幾何変換により画像の補正を行う幾何変換手段を備え、
    前記指定手段により指定された前記計測点を含む領域に対応する被写体が平面形状であることが判定された場合、前記幾何変換手段は前記計測精度を満たす領域を算出し、前記制御手段は算出された前記領域を識別可能に表示する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記撮像素子と、を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  16. 前記撮像素子は、複数のマイクロレンズと、各マイクロレンズに対応する複数の光電変換部を有し、前記複数の光電変換部が出力する視点の異なる複数の画像信号から前記距離分布に関連する情報が取得される
    ことを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記決定手段は、前記撮像画像にて前記指定手段により指定された前記複数の計測点の間の距離を算出し、撮像装置から被写体までの距離および撮像光学系の焦点距離から撮影倍率を算出し、前記撮像素子の画素サイズと前記撮影倍率を用いて前記複数の計測点の間の距離を物体側における距離に変換する
    ことを特徴とする請求項15または請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記撮像画像にて指定された前記複数の計測点の間の距離を表示する表示手段を備える
    ことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 撮像素子による撮像画像および前記撮像画像に対応する奥行方向の距離分布に関連する情報を取得して処理する画像処理装置にて実行される画像処理方法であって、
    表示された前記撮像画像にて複数の計測点を指定する指定工程と、
    指定された前記複数の計測点および前記距離分布に関連する情報を用いて、前記複数の計測点に対応する距離を決定する決定工程と、
    撮像時における合焦位置の被写体の距離として設定される奥行方向の基準距離から、前記決定工程で決定される前記距離が基準以上の計測精度で計測できる距離範囲にある被写体に対応する前記撮像画像内の第1の被写体領域と、前記距離範囲にない被写体に対応する前記撮像画像内の第2の被写体領域とを区別して表示する制御を行う制御工程と、を有する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  20. 撮像素子による撮像画像および前記撮像画像に対応する奥行方向の距離分布に関連する情報を取得して処理する画像処理装置にて実行される画像処理方法であって、
    表示された前記撮像画像にて複数の計測点を指定する指定工程と、
    指定された前記複数の計測点および前記距離分布に関連する情報を用いて、前記複数の計測点に対応する距離を決定する決定工程と、
    前記指定工程で指定された点に対応する、前記距離分布に関連する情報における距離として設定される奥行方向の基準距離から、前記決定工程で決定される前記距離が基準以上の計測精度で計測できる距離範囲にある被写体に対応する前記撮像画像内の第1の被写体領域と、前記距離範囲にない被写体に対応する前記撮像画像内の第2の被写体領域とを区別して表示する制御を行う制御工程と、を有する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  21. 請求項19または請求項20に記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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