JP2016066995A - 像ズレ量算出装置、撮像装置、および像ズレ量算出方法 - Google Patents

像ズレ量算出装置、撮像装置、および像ズレ量算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016066995A
JP2016066995A JP2015155151A JP2015155151A JP2016066995A JP 2016066995 A JP2016066995 A JP 2016066995A JP 2015155151 A JP2015155151 A JP 2015155151A JP 2015155151 A JP2015155151 A JP 2015155151A JP 2016066995 A JP2016066995 A JP 2016066995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
shift amount
image shift
size
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015155151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6642998B2 (ja
Inventor
和哉 野林
Kazuya Nohayashi
和哉 野林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to EP15842093.5A priority Critical patent/EP3194886A4/en
Priority to US15/508,625 priority patent/US10339665B2/en
Priority to PCT/JP2015/004474 priority patent/WO2016042721A1/en
Publication of JP2016066995A publication Critical patent/JP2016066995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6642998B2 publication Critical patent/JP6642998B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/70Determining position or orientation of objects or cameras
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C3/00Measuring distances in line of sight; Optical rangefinders
    • G01C3/02Details
    • G01C3/06Use of electric means to obtain final indication
    • G01C3/08Use of electric radiation detectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing
    • G03B13/36Autofocus systems
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B35/00Stereoscopic photography
    • G03B35/02Stereoscopic photography by sequential recording
    • G03B35/06Stereoscopic photography by sequential recording with axial movement of lens or gate between exposures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images
    • G06T7/571Depth or shape recovery from multiple images from focus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images
    • G06T7/593Depth or shape recovery from multiple images from stereo images
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence

Abstract

【課題】簡易な演算にて高精度に像ズレ量を算出する。
【解決手段】第1の結像光学系を通過した光束に基づく第1の画像と、第2の画像と、の間の相対的な位置ズレ量である像ズレ量を算出する像ズレ量算出装置であって、第1の画像を表す第1の画像データと第2の画像を表す第2の画像データのうちの所定の領域内のデータに基づいて像ズレ量を算出する算出手段と、前記領域の第1および第2の画像データに対する相対的な大きさを設定する設定手段と、を備え、前記算出手段が、あらかじめ設定された第1の大きさの前記領域内の第1の画像データおよび第2の画像データを用いて、第1の像ズレ量を算出し、前記設定手段が、前記第1の像ズレ量の大きさと前記第1の結像光学系の光学特性とに基づいて、前記領域の第2の大きさを設定し、前記算出手段が、前記第2の大きさの前記領域内の第1の画像データおよび第2の画像データを用いて、第2の像ズレ量を算出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像間の像ズレ量を算出する技術に関する。
視点の異なる2つの画像(以下、A画像およびB画像と称する)を用いて、2画像間の相対的な位置ずれ量である像ズレ量(視差ともいう)を算出して、距離を算出する測距装置が知られている。ここで、像ズレ量の算出には、テンプレートマッチングと呼ばれる領域ベースの対応点探索技術が多く用いられる。テンプレートマッチングでは、A画像またはB画像のいずれかを基準画像に設定し、基準画像とは異なる他方の画像を参照画像に設定する。基準画像上に、注目点を中心とする基準領域(基準ウィンドウともいう)を設定すると共に、参照画像上にて注目点と対応する参照点に対しても参照領域(参照ウィンドウともいう)を設定する。なお、基準領域と参照領域を合わせて、マッチングウィンドウとも呼ばれる。参照点を順次移動させながら、基準領域内の画像と参照領域内の画像の類似度、すなわち相関が最も高くなる参照点を探索し、注目点と参照点の相対的な位置ズレ量を用いて像ズレ量の算出を行う。一般に、基準領域のサイズを小さくすると、局所演算に起因する像ズレ量の算出誤差が発生するため、比較的大きな領域サイズが用いられている。
この像ズレ量を、変換係数を介してデフォーカス量または被写体距離に変換することで、被写体までの距離を算出できる。これによると、距離を測定するためにレンズを動かす必要が無いため、高速高精度な測距が可能となる。
ここで、距離測定精度は、像ズレ量を正確に求めることで向上する。像ズレ量の誤差が発生する要因として、基準領域内の画素ごとの像ズレ量の変動と、画像データを取得する過程で生じるノイズを挙げることができる。基準領域内にて像ズレ量が変化する影響を小さくするためには、基準領域を小さくする必要がある。しかし、基準領域が小さい場合には、ノイズの影響や類似した画像パターンが存在することによる像ズレ量の誤算出が生じる可能性がある。
特許文献1では、走査線(例えば水平ライン)ごとに像ズレ量を算出し、算出済みの像ズレ量データに基づいて隣接する走査線での像ズレ量を算出する。この際、算出済みの像ズレ量が変動する境界を含まないように、画素毎に独立して基準領域を設定する方法が提案されている。
特許文献2では、基準領域のサイズを段階的に小さくするとともに、対応点を探索するための探索範囲を徐々に制限する方法が提案されている。
特開2011−013706号公報 特開平10−283474号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された像ズレ量の算出方法では、像ズレ量の算出に必要なメモリ量並びに演算量が大きいという課題がある。これは、基準領域のサイズを決定するために、空間的に隣接する像ズレ量を予め算出し、且つ評価していることに起因す
る。さらには、像ズレ量が連続的に変化する場合には像ズレ量が略同一の範囲内にて基準領域を設定しているために、基準領域が小さくなり、像ズレ量の誤算出が生じる恐れがある。すなわち、被写体距離変化の仕方によっては、距離を誤算出する恐れがある。
特許文献2にて開示された像ズレ量の算出方法では、各画素位置において複数の基準領域を設定し、相関度の評価を行うために、演算量が多いという課題がある。
そこで本発明は、簡易な演算にて高精度に像ズレ量を算出可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、第1の結像光学系を通過した光束に基づく第1の画像と、第2の画像と、の間の相対的な位置ズレ量である像ズレ量を算出する像ズレ量算出装置であって第1の画像を表す第1の画像データと第2の画像を表す第2の画像データのうちの所定の領域内のデータに基づいて像ズレ量を算出する算出手段と、前記領域の前記第1および第2の画像データに対する相対的な大きさを設定する設定手段と、を備え、前記算出手段が、あらかじめ設定された第1の大きさの前記領域内の前記第1の画像データおよび第2の画像データを用いて、第1の像ズレ量を算出し、前記設定手段が、前記第1の像ズレ量の大きさと前記第1の結像光学系の光学特性とに基づいて、前記領域の第2の大きさを設定し、前記算出手段が、前記第2の大きさの前記領域内の前記第1の画像データおよび第2の画像データを用いて、第2の像ズレ量を算出する、ことを特徴とする像ズレ量算出装置である。
本発明の第二の態様は、像ズレ量算出装置によって行われる、第1の結像光学系を通過した光束に基づく第1の画像と、第2の画像との間の相対的な位置ズレ量である像ズレ量を算出する像ズレ量算出方法であって第1の画像を表す第1の画像データと第2の画像を表す第2の画像データのうちのあらかじめ定められた第1の大きさの領域内のデータに基づいて第1の像ズレ量を算出する第1算出ステップと、前記第1の像ズレ量の大きさと前記第1の結像光学系の光学特性とに基づいて、前記領域の前記第1および第2の画像データに対する相対的な大きさを第2の大きさに設定する設定ステップと、前記第2の大きさの領域内の前記第1の画像データおよび第2の画像データを用いて、第2の像ズレ量を算出する第2算出ステップと、を含むことを特徴とする像ズレ量算出方法である。
本発明によれば、簡易な演算にて高精度に像ズレ量を算出することができる。
距離算出装置を備えるデジタルカメラの構成を示す図。 デジタルカメラが受光する光束を説明する図。 第1の実施形態における距離算出手順のフローチャート。 像ズレ量算出方法および像ズレ量誤差が発生する要因を説明する図。 基線長を説明する図。 第1の実施形態における距離算出部を説明する図。 第1の実施形態において像ズレ量を精度良く算出できる理由を説明する図。 変形例に係る距離算出部を説明する図。 デジタルカメラの全体的な動作のフローチャート。 変形例に係るデジタルカメラの構成を示す図。 第1の実施形態におけるズレ量算出手順例のフローチャート。
以下、図を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。以下の説明では、距離算出装置(像ズレ量算出装置)を備えた撮像装置の一例として、デジタルカメラを用いて説明するが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の像ズレ量算出装置はデジタル距離計測器に適用することができる。
尚、図を参照した説明においては、図番は異なっても原則として同一部位を示す部位には、同一の符号を付すこととし、なるべく重複した説明は避ける。
(第1の実施形態)
<デジタルカメラの構成>
図1(A)は、距離算出装置を備えたデジタルカメラ100の構成を示す図である。デジタルカメラ100は、結像光学系120、撮像素子101、距離算出部102、画像格納部104、画像生成部(不図示)、レンズ駆動制御部(不図示)、制御部(不図示)が、カメラ筐体130の内部に配置されて構成される。距離算出装置110は、結像光学系120、撮像素子101、距離算出部102、画像格納部104から構成される。距離算出部102は論理回路を用いて構成することができる。距離算出部102の別の形態として中央演算処理装置(CPU)と演算処理プログラムを格納するメモリとから構成してもよい。距離算出部102は、本発明における像ズレ量算出装置に相当する。
結像光学系120は、デジタルカメラ100の撮影レンズであり、被写体の像を撮像面である撮像素子101に形成する機能を有する。結像光学系120は複数のレンズ群(不図示)、絞り(不図示)から構成され、撮像素子101から所定距離離れた位置に射出瞳103を有する。なお、図1(A)中の140は結像光学系120の光軸であり、本明細書中では光軸はz軸と平行とする。さらに、x軸とy軸は互いに垂直であり、且つ光軸と垂直な軸とする。
ここで、このデジタルカメラ100の動作例について図9を参照して説明する。ただし、以下は、あくまで一例でありデジタルカメラ100の動作はこれに限られない。図9はデジタルカメラ100のメイン電源が入り、シャッターボタン(不図示)が所謂半押しされた後の動作フローを説明する図である。まず、ステップ901にて制御部が結像光学系120の情報(焦点距離、絞り値など)を読み出し、メモリ部(不図示)に保存する。次に、ステップS902、S903、S904の処理を行い、焦点調節を行う。すなわち、ステップS902では、撮像素子101から出力される画像データに基づいて、距離算出部102が図3に示す距離算出手順を用いてデフォーカス量を算出する。距離算出手順の詳細は後述する。ステップS903では、算出したデフォーカス量に基づいて、結像光学系120が合焦状態かどうかを制御部が判別する。合焦していない場合は、ステップS904にて、制御部がレンズ駆動制御部を介してデフォーカス量に基づき結像光学系120を合焦位置へ駆動したのち、ステップS902へ戻る。ステップS903にて合焦していると判定された場合は、ステップS905にて、シャッターボタン(不図示)の操作によりシャッターがレリーズ(所謂全押し)されたか否かの判定を制御部が行う。レリーズされていないと判定された場合は、ステップS902へ戻り、上述の処理を繰り返す。ステップS905にてシャッターがレリーズされたと判定された場合には、撮像素子101から画像データを読み出し、画像格納部104に保存する。画像格納部104に保存された画像データに対して画像生成部において現像処理を施すことで、観賞用画像を生成することができる。また、画像格納部104に保存された画像データに、図3を用いて後述する距離算出手順を適用することで、観賞用画像と対応した被写体距離画像(被写体距離分布)を生成することができる。
<撮像素子の構成>
撮像素子101はCMOS(相補型金属酸化膜半導体)やCCD(電荷結合素子)から
構成される。被写体像は結像光学系120を介して撮像素子101上に結像され、撮像素子101は受光した光束を光電変換して、被写体像に基づく画像データを生成する。以下、本実施形態における撮像素子101について、図1(B)を用いてより詳細に説明する。
図1(B)は、撮像素子101のxy断面図である。撮像素子101は、2行×2列の画素群150が複数配列された構成を有する。各画素群150は、対角方向に緑画素150G1及び150G2、他の2画素に赤画素150R及び青画素150Bが配置されて構成されている。
<距離計測の原理説明>
本実施形態の画素群150を構成する各画素は、画素中の受光層(図2中の203)にxy断面にて対称な断面形状を有する2つの光電変換部(第1の光電変換部161、第2の光電変換部162)が並置されている。撮像素子101内の第1の光電変換部161及び第2の光電変換部162が受光する光束について、図2を用いて説明する。
図2は、結像光学系120の射出瞳103と、撮像素子101中に配置される画素の代表例として緑画素150G1についてのみ示した概略図である。図2に示した画素150G1は、カラーフィルタ201、マイクロレンズ202、受光層203から構成され、受光層203内に第1の光電変換部161と第2の光電変換部162が含まれている。マイクロレンズ202は、射出瞳103と受光層203が共役関係になるように配置されている。その結果、図2に示すように、射出瞳内の第1の瞳領域(261)を通過した光束210は第1の光電変換部に入射し、第2の瞳領域(262)を通過した光束220は光電変換部162に入射する。
各画素に設けられる複数の第1の光電変換部161は、受光した光束を光電変換して第1の画像データを生成する。また同様に、各画素に設けられる複数の第2の光電変換部162は、受光した光束を光電変換して第2の画像データを生成する。第1の画像データから第1の瞳領域を主に通過した光束が撮像素子101上に形成する第1の画像(A像)の強度分布を得ることができる。また、第2の画像データから第2の瞳領域を主に通過した光束が撮像素子101上に形成する第2の画像(B像)の強度分布を得ることができる。従って、第1の画像と第2画像の相対的な位置ズレ量は、A像とB像の像ズレ量となる。この像ズレ量を後述の手法により算出し、変換係数を介して像ズレ量をデフォーカス量に変換することで、被写体までの距離を算出することができる。
<距離算出手順の説明>
以下、本実施形態の距離算出手順について、図3を参照しながら詳細に説明する。
ステップS1では、撮像素子101が第1の画像データ及び第2の画像データを取得し、距離算出部102に伝送する。
ステップS2では、第1の画像データと第2の画像データ間の光量バランスの崩れを補正する光量バランス補正処理を行う。光量バランスの補正方法については、公知の方法を用いることができる。例えば、予め均一な面光源をデジタルカメラ100にて撮影して取得した画像に基づき、第1の画像データと第2の画像データの光量バランスを補正するための係数を算出すればよい。
ステップS3では、第1の画像データと第2の画像データに基づき、距離算出部102が像ズレ量の算出を行う。像ズレ量の算出方法については、図4(A)−(D)並びに図6(A)−(F)を用いて後述する。
ステップS4では、距離算出部102が所定の変換係数を介して像ズレ量を像側デフォーカス量に変換している。像側デフォーカス量は、結像光学系120の予定焦点位置(撮像素子面)から焦点位置までの距離である。
以下、像側デフォーカス量に変換する際に用いる変換係数の算出方法について図5(A)(B)を用いて説明する。図5(A)は、画素の受光感度入射角度特性を示している。横軸は画素へ入射する光の入射角度(xz面に射影した光線とz軸とが成す角度)、縦軸は受光感度を示している。実線501は、第1の光電変換部の受光感度を示し、破線502は、第2の光電変換部の受光感度を示している。この受光感度を、射出瞳103に投影し、射出瞳103上の受光感度分布として表現したのが図5(B)である。色が濃くなるほど受光感度が高いことを示している。図5(B)において、511は第1の光電変換部の受光感度分布の重心位置を示し、512は第2の光電変換部の受光感度分布の重心位置を示す。重心位置511と重心位置512間の距離513は基線長と呼ばれ、像ズレ量を像側デフォーカス量に変換するための変換係数として用いられる。像ズレ量をr、基線長をw、撮像素子101から射出瞳103までの瞳距離をLとしたとき像側デフォーカス量ΔLは以下の数式1を用いて像ズレ量を像側デフォーカス量に変換することができる。
Figure 2016066995
なお、本実施形態では数式1を用いて像ズレ量を像側デフォーカス量に変換したが、他の方法によって像ズレ量を像側デフォーカス量に変換してもよい。例えば、数式1において基線長wが像ズレ量rに比べて十分大きいとの仮定に基づき、数式2に示すようにゲイン値Gainを算出し、数式3に基づき像ズレ量を像側デフォーカス量に変換してもよい。
Figure 2016066995
Figure 2016066995
数式3を用いることで像ズレ量から像側デフォーカス量への変換を容易に行うことができ、被写体距離の算出に係る演算量を削減することができる。また、像ズレ量から像側デフォーカス量への変換に、変換用のルックアップテーブルを用いてもよい。この場合にも、被写体距離の算出に係る演算量を削減することができる。
なお、図2において、第1の瞳領域はxが正の領域とし、第2の瞳領域はxが負の領域として説明した。しかしながら、実際には受光層203に到達する光は、光の回折現象により一定の拡がりを有するため、図5(B)に示す受光感度分布のように第1の瞳領域と第2の瞳領域は重複した領域を有することになる。本実施形態においては、便宜的に第1の瞳領域261と第2の瞳領域262を明確に区分した形で説明する。
ステップS5では、ステップS4にて算出した像側デフォーカス量を、結像光学系の結像関係に基づき被写体距離への変換を行う(被写体距離算出処理)。なお、被写体距離への変換は、他の手法によって行ってもよい。例えば、像側のデフォーカス量を物体側のデフォーカス量に変換し、物体側のデフォーカス量と結像光学系120の焦点距離に基づき
算出される物体側のピント位置との和を算出することで、被写体までの距離を算出しても構わない。物体側のデフォーカス量は、像側のデフォーカス量と結像光学系120の縦倍率を用いて算出できる。
本実施形態の距離算出手順では、ステップS4にて像ズレ量を像側のデフォーカス量に変換した後、ステップS5にて像側のデフォーカス量を被写体距離に変換している。しかしながら、像ズレ量を算出した後に行う処理は、上記以外の処理であってもよい。前述の通り、像側のデフォーカス量と物体側のデフォーカス量または像側のデフォーカス量と被写体距離は、結像光学系120の結像関係を用いて変換可能である。したがって、像ズレ量を像側デフォーカス量に変換することなく、像ズレ量を直接物体側デフォーカス量や被写体距離へ変換してもよい。いずれの場合においても、像ズレ量を正確に算出することで、精度良くデフォーカス量(像側及び/または物体側)や被写体距離を算出することができる。
なお、本実施形態中では、ステップS5により像側のデフォーカス量を被写体距離に変換しているが、必ずしもステップS5を行う必要は無く、ステップS4にて距離算出手順を終了しても構わない。すなわち、像側デフォーカス量を最終的な出力としてもよい。観賞用画像中の被写体のボケ量は像側のデフォーカス量に依存し、像側のデフォーカス量が大きい被写体ほど、よりボケた画像が撮影される。このような画像に対し、後工程の画像処理にてピント位置を調整するリフォーカス処理を実施するためには、像側のデフォーカス量があれば十分であり、被写体距離への変換を行う必要はない。上述のように、像側デフォーカス量は物体側デフォーカス量や像ズレ量と変換可能なので、物体側デフォーカス量や像ズレ量を最終的な出力としてもよい。
<像ズレ量誤差が発生する要因>
まず、図4(A)−(D)を用いて像ズレ量の算出方法について説明する。図4(A)は像ズレ量の算出方法を説明する図であり、第1の画像データ401、第2の画像データ402、撮影被写体400を示している。第1の画像データ401に対して、注目点410を設定し、注目点410を中心に基準領域420を設定する。一方、第2の画像データ402に対して、注目点410と対応する位置に参照点411を設定し、参照点411を中心に参照領域421を設定する。基準領域420と参照領域421のサイズ(大きさ)は同じである。参照点411を所定の像ズレ量探索範囲内で順次移動させながら、基準領域420内の第1の画像データと参照領域421内の第2の画像データの相関値を算出し、最も高い相関値が得られる参照点411を注目点410の対応点とする。像ズレ量探索範囲は、距離算出を行いたい最大距離と最小距離から決めればよい。例えば最大距離は無限遠と設定し、最小距離は結像光学系120の最小撮影距離と設定し、最大距離と最小距離からそれぞれ求まる最大像ズレ量と最小像ズレ量の範囲を像ズレ量探索範囲とすればよい。注目点410と対応点間の相対的な位置シフト量が像ズレ量である。注目点410を順次移動させながら対応点の探索を行うことで、第1の画像データ内の各データ位置(各画素位置)における像ズレ量を算出することができる。相関値の算出方法は公知の手法を用いることができ、例えば、基準領域420内の各画素データ(各画素値)と参照領域421内の各画素データの差の2乗和を評価値とするSSDと呼ばれる手法を用いることができる。
次に、像ズレ量誤差が発生する要因について説明する。図4(B)は横軸に位置シフト量、縦軸にSSDによる相関度の評価値を示している。各位置シフト量に対する相関度の評価値を表す曲線を、以後、相関値曲線と呼ぶ。図4(B)中の実線は、被写体像のコントラストが高い場合の相関値曲線を示し、破線は被写体像のコントラストが低い場合の相関値曲線を示している。相関値曲線は極小値430をとる。相関度の評価値が極小値をとる位置シフト量が、最も相関の高い位置シフト量、すなわち像ズレ量として決定される。
相関値曲線が急峻に変化するほどノイズの影響を受けにくくなるため、算出される像ズレ量の誤差は小さくなる。したがって、被写体像のコントラストが高い場合には、像ズレ量を精度よく算出することができる。一方、被写体像のコントラストが低い場合には、相関値曲線の変化が緩慢になるため、像ズレ量の算出誤差が大きくなる。
結像光学系120のピント位置近傍では、コントラストの劣化が少ないために、コントラストの高い被写体像を得ることができる。被写体の位置が結像光学系120のピント位置からはずれるつれ(デフォーカスするにつれて)、コントラストは劣化し、得られる被写体像のコントラストは低くなる。したがって、図4(C)に示すように、横軸にデフォーカス量、縦軸に像ズレ量誤差をとると、デフォーカス量が大きくなるにつれて、像ズレ量誤差が大きくなる。
基準領域内にて像ズレ量が変動する場合には、図4(D)に相関値曲線を示すように、2つの極小値を有する双峰性の曲線となる。このような場合においては、2つの極小値のうち、値の小さい極小値に基づき像ズレ量が算出されるため、像ズレ量の誤算出が生じる恐れがある。
<像ズレ量算出方法についての詳細説明>
以降、本実施形態の距離算出部102、並びに像ズレ量算出手順S3について、図6(A)−(C)を参照しながら、詳細に説明する。図6(A)は、距離算出部102の詳細構成を説明する図であり、図6(B)は像ズレ量算出手順について説明する図である。
距離算出部102は、像ズレ量算出部602、基準領域設定部603、距離変換部604から構成される。像ズレ量算出部602は、あらかじめ定められたサイズの基準領域または基準領域設定部603によって設定されたサイズの基準領域を用いて、画像格納部104に格納されている第1の画像データおよび第2の画像データの像ズレ量を算出する。基準領域設定部603は、像ズレ量算出部602から像ズレ量(第1の像ズレ量)を受け取り、当該像ズレ量に対応する基準領域のサイズを像ズレ量算出部602に出力する。また、画像格納部104には、図3のステップS2を参照して説明した光量バランス補正済みの第1の画像データ及び第2の画像データが格納されている。
図6(B)のステップS3−1では、画像格納部104から取得した第1の画像データと第2の画像データに基づき、像ズレ量算出部602において第1の像ズレ量の算出を行う。具体的には、予め設定されたサイズ(第1の大きさ)の基準領域(第1の基準領域)を用い、図4(A)−(D)を参照して説明した対応点の探索方法により第1の像ズレ量を算出する。
図6(B)のステップS3−2では、基準領域設定部603が、第1の像ズレ量に基づいて第2の基準領域のサイズ(第2の大きさ)を設定する。本実施形態では、像ズレ量算出部602より取得した第1の像ズレ量の絶対値が所定の閾値を超えた場合に、第1の基準領域よりも大きな領域サイズとなる第2の基準領域を設定する。第1の像ズレ量の絶対値と第2の基準領域のサイズの関係を図6(C)に示す。図6(C)は、横軸に第1の像ズレ量の絶対値、縦軸に第2の基準領域のサイズを示した図である。横軸と平行な破線620は、第1の基準領域の領域サイズ(第1の大きさ)を表している。第1の像ズレ量の絶対値が閾値610よりも大きい場合には、前記第1の基準領域の領域サイズ(第1の大きさ)よりも第2の基準領域のサイズ(第2の大きさ)が大きくなるように設定している。
図6(B)のステップS3−3では、像ズレ量算出部602にて、第2の基準領域を用いて対応点の探索を再度行い、第2の像ズレ量を算出する。本実施形態では、第1の像ズ
レ量の絶対値が所定の閾値以下であれば、像ズレ量算出部602による像ズレ量の再算出は行わず、第1の像ズレ量を第2の像ズレ量として扱う。
以上により像ズレ量算出手順S3が終了する。その後、距離変換部604は、図3のステップS4並びにS5にて説明した方法により、第2の像ズレ量を被写体距離へ変換し、被写体距離情報を出力する。
<像ズレ量の変動とノイズの影響を低減可能な理由>
本実施形態の距離算出部102が行う距離算出方法によって、基準領域内の像ズレ量変動と画像信号取得時に生じるノイズの影響を低減可能な理由について、図7(A)−(D)を参照しながら説明する。
図7(A)は、デジタルカメラ100における、被写体701と被写体702の像の取得について説明する図である。被写体701は結像光学系120のピント位置に配置されており、撮像素子101上のボケサイズ711は小さいサイズとなる。一方、被写体702は結像光学系120のピント位置から外れた位置に配置されており、撮像素子101上のボケサイズ712は大きなサイズとなる。仮に被写体701並びに被写体702が、図7(B)に示す輝度分布を有する場合、被写体701の像は図7(C)、被写体702の像は図7(D)の様になる。
被写体702(図7(D))のように、デフォーカス量が大きい場合には、取得される像は大きくボケるために、像ズレ量は緩やかに変動する。また、取得される被写体像のコントラストは低下している。したがって、像ズレ量の誤差を低減するためには、基準領域を大きく設定することが望ましい。一方、被写体701(図7(C))のように、デフォーカス量が小さい場合には、取得される像のボケは小さいために、像ズレ量の変動が急峻になる場合がある。一方で、取得される被写体像は高いコントラストを有するため、像ズレ量の誤差を低減するためには、基準領域を小さく設定することが望ましい。
本実施形態の距離算出部102は、第1の像ズレ量の絶対値が大きい(すなわち、デフォーカス量が大きい)場合には、大きな基準領域(第2の基準領域)を設定し、再度像ズレ量の算出を行っている。すなわち、結像光学系120を介して取得される像のコントラストが低く、像ズレ量の変動が緩やかな場合には大きな基準領域が設定される。
本実施形態の距離算出部102は、第1の像ズレ量の絶対値が所定の閾値よりも大きい場合には、より大きな第2の基準領域を設定している。これにより、空間的に隣接する画素の像ズレ量を算出することなく、簡易な演算にて像ズレ量変動の影響低減と画像信号取得時に生じるノイズの影響低減を両立できる。また、結像光学系120の光学的特性に応じた基準領域を設定しているために、被写体距離の変動に対する依存性を低減することができ、精度よく被写体距離を算出することができる。
本実施形態の距離算出部102においては、図6(C)に示すように、第1の像ズレ量の絶対値が所定の閾値610よりも大きな場合に、より大きな領域サイズの第2の基準領域を設定したが、第2の基準領域のサイズをその他の方法によって決定してもよい。例えば、図6(D)に示すように第1の像ズレ量の絶対値の1次関数を用いて、第2の基準領域のサイズを決定しても構わない。あるいはより一般に、第1の像ズレ量の絶対値ではなく、第1の像ズレ量そのものに基づいて第2の基準領域のサイズを決定してもよい。また、被写体がピント位置よりもデジタルカメラ100に近い場合と遠い場合を考慮し、図6(E)に示すように、第1の像ズレ量が0以上のとき(実線630)と第1の像ズレ量が0より小さいとき(破線640)とで、傾きを変えても構わない。また、図4(C)に示すデフォーカス量と像ズレ量誤差の関係から分かるように、デフォーカス量が大きくなる
と、2次関数的に像ズレ量の誤差が増加する。したがって、図6(E)に示すように、第1の像ズレ量の絶対値が所定の閾値650を超えた場合に限り、第2の領域サイズを増加関数で設定し、デフォーカス量の誤差を所定の目標値以内に収まるように設定しても構わない。いずれの場合においても、結像光学系120の光学的な特性を考慮し、第2の基準領域のサイズを設定することで、基準領域内の像ズレ量の変動と画像信号取得時に生じるノイズの影響を低減することができる。
本実施形態の距離算出部102においては、第1の画像データ内の全ての画素位置に注目点410を設定し、第1の像ズレ量を算出する必要はない。注目点410を所定の間隔で順次移動させながら、第1の像ズレ量を算出しても構わない。例えば、水平方向と垂直方向に10画素の間隔をあけて第1の像ズレ量を算出し、第1の像ズレ量の2次元分布を、公知の拡大手法(例えば、バイリニア補間や最近傍補間)により拡大し、第2の基準領域を設定するために参照すればよい。第1の像ズレ量を算出するために設定する注目点の数を減らすことで、第1の像ズレ量を算出するために必要な演算量を減らすことができる。
本実施形態では、結像光学系120の光学的な特性を考慮して第2の基準領域サイズを設定することで、基準領域内の像ズレ量の変動と画像信号取得時に生じるノイズの影響を低減している。したがって、基準領域のサイズは、第1の画像データ内の基準領域に含まれる領域面積の割合が変更できればよい。基準領域のサイズを大きくして基準領域に含まれる画素数を多くした場合、画像信号取得時に生じるノイズの影響を低減することができる。また、基準領域に含まれる画素数は一定のまま(基準領域のサイズを保ったまま)画像データを縮小しても、画像信号取得時に生じるノイズの影響を低減することができる。基準領域内に含まれる画素数を多くした場合でも、基準領域に含まれる画素数は一定のままで画像データを縮小した場合でも、画像信号取得時に生じるノイズの影響を低減することができる。
基準領域に含まれる画素数を一定のまま画像データを縮小する場合には、図6(A)に示す像ズレ量算出部602は、図11に示す像ズレ量算出手順を用いる。ステップS3−6では、第2の基準領域のサイズに応じた画像の縮小倍率を用いて第1の画像と第2の画像のサイズ変更を行う。例えば、第2の基準領域のサイズが第1の基準領域のサイズと比べて2倍の大きさである場合(水平方向と垂直方向がそれぞれ2倍、面積にして4倍)には、縮小倍率として0.5倍(水平方向と垂直方向がそれぞれ0.5倍、画素数が1/4倍)を設定する。画像のサイズ変更では、公知の手法を用いることができ、例えばバイリニア法を用いることができる。ステップS3−3では、サイズ変更を行った第1の画像(第1の縮小画像)と第2の画像(第2の縮小画像)を用い、基準領域に含まれる画素数が第1の基準領域と同じである第2の基準領域を用いて第2の像ズレ量の算出を行う。なお、図11では、第2の基準領域のサイズに応じて縮小倍率を設定しているが、基準領域設定部603が、像ズレ量算出部602から受け取った像ズレ量(第1の像ズレ量)に応じて、画像の縮小倍率を像ズレ量算出部602に出力しても構わない。
また、第2の像ズレ量を算出する際に、基準領域のサイズの変更と画像データのサイズの変更を両方行ってもよい。言い換えると、基準領域設定部603が行う処理は、第1の画像データおよび第2の画像データに対する基準領域の相対的なサイズを変更する処理であれば、任意の処理であってよい。第2の像ズレ量を算出する際の基準領域の第1および第2の画像データに対する相対的なサイズが、第1の像ズレ量を算出する際の相対的なサイズよりも大きければ、ノイズの影響を低減することができる。
<距離算出部の変形例1>
本実施形態の距離算出部102の変形例として、図8(A)に示す構成を採用してもよ
い。図8(A)の距離算出部102は、上述の構成に加えてPSFサイズ格納部804を更に備えている。PSFサイズ格納部804には、結像光学系120の点像分布関数(以降、PSFと呼ぶ)のサイズが第1の像ズレ量と対応する形で格納されている。
本変形例の距離算出手順の全体の流れは上記と同様であるが、図6(B)のステップS3−2の第2の基準領域のサイズを設定する工程において、PSFサイズ格納部804から出力されるPSFサイズに基づき第2の基準領域のサイズを設定する。具体的には、基準領域設定部603は、第1の像ズレ量を像ズレ量算出部602より取得する。続いて、第1の像ズレ量と対応するPSFサイズをPSFサイズ格納部804より取得する。基準領域設定部603では、PSFサイズ格納部804より取得したPSFサイズに応じて、第2の基準領域のサイズを設定している。
図8(A)に示す距離算出部102においては、結像光学系120のデフォーカスに伴うPSFサイズに応じて第2の基準領域のサイズを設定することで、より適切に第2の基準領域の領域サイズを設定することができる。これにより、第2の基準領域の領域サイズを過大に(または、過小に)設定することが無くなり、演算量や像ズレ量誤差の増大を防ぐことができる。
結像光学系120のぼけサイズは、例えばPSFの3σ(標準偏差σの3倍)によって表すことができる。そこで、PSFサイズ格納部804は、結像光学系120のPSFの3σをPSFのサイズとして出力する。PSFサイズ格納部804は、中心画角についてのみPSFサイズを保有すればよいが、周辺画角における結像光学系120の収差が大きい場合には、周辺画角のPSFサイズも合わせて保有することが望ましい。また、PSFサイズは、PSFサイズと像ズレ量の関係を表す関数形式で表し、係数をPSF格納部804に格納しても構わない。例えば、数式4のように、結像光学系の絞り値(F値)の逆数を係数とする1次関数にしたがって算出し、係数k1とk2をPSFサイズ格納部804に格納しても構わない。
Figure 2016066995
ここで、PSFsizeはPSFサイズ、rは第1の像ズレ量、Fは結像光学系120のF値、k1ならびにk2は所定の係数である。
また、図5(B)を参照して説明した基線長(距離513)と結像光学系120の射出瞳103の直径の比と、第1の像ズレ量の絶対値とPSFサイズの比が略等しくなることを考慮し、数式5のようにPSFサイズを与えても構わない。
Figure 2016066995
ここで、wは基線長、Dは射出瞳の直径、k1ならびにk2は所定の係数である。なお、PSFのサイズはデフォーカス量に対して略比例関係にある。さらに、数式3に示すようにデフォーカス量と像ズレ量が略比例関係にあることを考慮すると、数式4及び数式5における係数k2は必ずしも用いる必要はない。
本変形例における基準領域設定部603は、PSFサイズ格納部804から取得したPSFサイズに応じて、第2の基準領域のサイズを設定する。図8(B)は、横軸にPSFサイズ、縦軸に第2の基準領域のサイズを示す図である。図8(B)中の実線で示すように、第2の基準領域とPSFサイズを比例関係で設定することで、取得される像のボケに
応じた第2の基準領域のサイズを設定することができる。また、図8(B)中の破線で示すように、閾値810を超えた場合にPSFサイズと第2の基準領域のサイズが比例関係になるように設定し、閾値810未満では第2の基準領域のサイズが一定の値となるにように設定しても構わない。
いずれの場合においても、結像光学系120のデフォーカスに伴うPSFサイズの変化に応じて第2の基準領域を設定することで、より適切に第2の基準領域を設定している。これにより、第2の基準領域の領域サイズを過大に(または、過小に)設定することが無くなり、演算量や像ズレ量誤差の増大を防ぐことができる。
<距離算出部の変形例2>
本実施形態の別の変形例として、距離算出部102は、PSFサイズ格納部804の代わりに結像性能値格納部を備えていても構わない。結像性能値格納部からは、結像光学系120により形成される被写体像の結像性能を示す値が出力される。結像性能は、例えば、結像光学系120の結像性能を示す光学伝達関数(以降、MTF)を用いて表すことができる。図8(C)には、横軸に第1の像ズレ量、縦軸に所定の空間周波数における結像光学系120のMTFを示している。第1の像ズレ量の絶対値が小さいほど、デフォーカス量が小さいために、高いMTFを得ることができる。図8(D)に示すように、基準領域設定部603は、結像性能値格納部より第1の像ズレ量と対応したMTFを取得し、MTFが高いほど小さな第2の基準領域を設定しても構わない。結像光学系120のMTFが高いほど、被写体像のコントラスト劣化は少なく、より鮮明な像を得ることができる。したがって、第1の像ズレ量と対応したMTFに基づき第2の基準領域を設定することで、結像光学系120の光学的特性を考慮した基準領域を設定することができる。これにより、第2の基準領域を過大に(または、過小に)設定することが無くなり、演算量や像ズレ量誤差の増大を防ぐことができる。なお、PSFサイズ格納部804に格納されている情報は、本実施形態の変形例1や変形例2に示すPSFのサイズを表す情報や、MTFを表す情報や、結像光学系120の光学特性を表す情報である必要はない。結像光学系120の光学特性を表す情報が格納されていればよい。結像光学系120の光学特性を表す情報と第1の像ズレ量とにより、結像光学系120のボケサイズに応じた第2の基準領域を設定することで、演算量や像ズレ量誤差の増大を防ぎ、より高精度に被写体までの距離を算出することができる。
<距離算出部の変形例3>
本実施形態の距離算出手順の別の変形例として、図8(E)に示す手順を採用してもよい。以下の説明では、距離算出部102が、図6(A)に示す構成に加えて基準領域設定判定部を備えているとして説明する。
図8(E)においては、図6(B)の手順に加えて、ステップS3−4の基準領域設定判定工程、ならびにステップS3−5の第1の像ズレ量を第2の像ズレ量とする工程が追加されている。ステップS3−4においては、第1の像ズレ量の絶対値が所定の閾値よりも大きい場合には、ステップS3−2へ進み、そうでない場合にはステップS3−5へ進む判定処理を行う。ステップS3−5においては、第1の像ズレ量を第2の像ズレ量とする処理を行う。
図8(E)に示す手順では、デフォーカス量が大きいために像のコントラストが低下する場合に限り、第2の基準領域を第1の像ズレ量に基づき設定し、第2の像ズレ量を算出している。さらに、デフォーカス量が小さい場合は、第1の像ズレ量を第2の像ズレ量としている。以上の手順を用いることで、像ズレ量誤差を低減させつつも、像ズレ量の算出を2回行う画素を少なくすることで、演算量をより低減することができる。
なお、上記説明では、距離算出部102が図6(A)に示す構成に加えて基準領域設定判定部を備えているとして説明したが、図8(A)に示す構成に加えて基準領域設定判定部を備えていても構わない。この場合においても、像ズレ量の算出を2回行う画素が少なくなり、演算量をより低減することができる。
<第1の画像データと第2の画像データ取得方法の別の形態>
第1の実施形態では、1つの結像光学系の光束を分割して視点の異なる2つの画像データをしているが、2つの結像光学系を用いて2つの画像データを取得してもよい。例えば、図10に示すステレオカメラ1000を用いることもできる。ステレオカメラ1000は、2つの結像光学系1020、1021)、2つの撮像素子1010、1011、距離算出部102、画像格納部104、画像生成部(不図示)、レンズ駆動制御部(不図示)を、カメラ筺体130の内部に有する。距離算出装置110は、結像光学系1020、1021、撮像素子1010、1011、距離算出部102、画像格納部104から構成される。
ステレオカメラの場合には、撮像素子1010にて生成された画像データを第1の画像データとし、撮像素子1011にて生成された画像データを第2の画像データとする。また結像光学系1020と結像光学系1021の光学的な特性は略同一であることが望ましい。距離算出部102にて、図3を参照して説明した距離算出手順により被写体までの距離を算出することができる。なお、ステレオカメラ1000の場合の基線長は、結像光学系1020の射出瞳の中心位置と、結像光学系1021の射出瞳の中心位置間の距離を用いればよい。図6(B)を用いて説明した像ズレ量の算出手順により算出した第2の像ズレ量を被写体までの距離に変換する手法としては公知の手法を用いることができる。
本変形例においても、結像光学系1020、1021の光学的な特性を考慮し、第2の基準領域のサイズを設定することで、基準領域内の像ズレ量の変動と画像取得時に生じるノイズの影響を低減することができる。特に、ステレオカメラ1000において、解像度が高い画像データを取得するためには、結像光学系1020、1021のF値を小さくする必要がある。このような場合においては、デフォーカスに伴うコントラストの低下が顕著になるため、本実施形態に係る距離算出部102を備えた距離算出装置はより好適に被写体までの距離を算出することができる。
上述した第1の実施形態における距離算出装置の具体的な実装は、ソフトウェア(プログラム)による実装と、ハードウェアにより実装のいずれも可能である。例えば、撮像装置や画像処理装置に内蔵されたコンピュータ(マイコン、CPU、MPU、FPGA等)のメモリにコンピュータプログラムを格納し、当該コンピュータプログラムをコンピュータに実行させて、各処理を実現させてもよい。また、本発明の全部または一部の処理を論理回路により実現するASIC等の専用プロセッサを設けることも好ましい。また、本発明は、クラウド環境におけるサーバーにも適用可能である。
また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。よって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
102 距離算出部
602 像ズレ量算出部
603 基準領域設定部

Claims (15)

  1. 第1の結像光学系を通過した光束に基づく第1の画像と、第2の画像と、の間の相対的な位置ズレ量である像ズレ量を算出する像ズレ量算出装置であって
    第1の画像を表す第1の画像データと第2の画像を表す第2の画像データのうちの所定の領域内のデータに基づいて像ズレ量を算出する算出手段と、
    前記領域の前記第1および第2の画像データに対する相対的な大きさを設定する設定手段と、
    を備え、
    前記算出手段が、あらかじめ設定された第1の大きさの前記領域内の前記第1の画像データおよび第2の画像データを用いて、第1の像ズレ量を算出し、
    前記設定手段が、前記第1の像ズレ量の大きさと前記第1の結像光学系の光学特性とに基づいて、前記領域の第2の大きさを設定し、
    前記算出手段が、前記第2の大きさの前記領域内の前記第1の画像データおよび第2の画像データを用いて、第2の像ズレ量を算出する、
    ことを特徴とする像ズレ量算出装置。
  2. 前記設定手段は、前記第1及び第2の画像の大きさを変更することにより、前記第2の大きさを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の像ズレ量算出装置。
  3. 前記設定手段は、前記第1の像ズレ量の絶対値が所定の閾値よりも大きいときに、前記第1の像ズレ量に絶対値が大きいほど、前記第2の大きさを大きく設定する、
    請求項1または2に記載の像ズレ量算出装置。
  4. 前記第1の像ズレ量の絶対値が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記設定手段による前記第2の大きさの設定、および前記算出手段による前記第2の像ズレ量の算出を行い、
    前記第1の像ズレ量の絶対値が所定の閾値以下の場合には、前記第1の像ズレ量を前記第2の像ズレ量とする、
    請求項3に記載の像ズレ量算出装置。
  5. 前記第1の画像は第1の結像光学系の射出瞳内の第1の瞳領域を通過した光束に基づく画像であり、
    前記第2の画像は前記第1の結像光学系の射出瞳内の前記第1の瞳領域とは異なる第2の瞳領域を通過した光束に基づく画像である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の像ズレ量算出装置。
  6. 前記第1の画像は第1の結像光学系を通過した光束に基づく画像であり、
    前記第2の画像は前記第1の結像光学系とは異なる第2の結像光学系を通過した光束に基づく画像である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の像ズレ量算出装置。
  7. 前記第1の結像光学系の点像分布関数のサイズであるPSFサイズが格納された格納手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記第1の像ズレ量と対応した前記PSFサイズを前記格納手段から取得し、取得したPSFサイズに基づいて前記第2の大きさを設定する、
    請求項5または6に記載に記載の像ズレ量算出装置。
  8. 前記PSFサイズは、rを前記第1の像ズレ量、Fを前記第1の結像光学系の絞り、k
    1およびk2を所定の係数として、下記の式で表される、
    請求項7に記載の像ズレ量算出装置。
    Figure 2016066995
  9. 前記PSFサイズは、前記第1の像ズレ量と対応した前記点像分布関数の標準偏差の3倍である、
    請求項7に記載の像ズレ量算出装置。
  10. 前記第1の結像光学系の点像分布関数のサイズであるPSFサイズが格納された格納手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記第1の像ズレ量と対応した前記PSFサイズを前記格納手段から取得し、取得したPSFサイズに基づいて前記第2の大きさを設定し、
    前記PSFサイズは、rを前記第1の像ズレ量、wを前記第1の瞳領域の重心位置と前記第2の瞳領域の重心位置の間の距離、Dを前記結像光学系の射出瞳の直径、k1およびk2を所定の係数として、下記の式で表される、
    請求項5に記載の像ズレ量算出装置。
    Figure 2016066995
  11. 前記第1の結像光学系の結像性能を表す評価値が格納された格納手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記第1の像ズレ量と対応した前記評価値を前記格納手段から取得し、取得した評価値に基づいて前記第2の大きさを設定する、
    請求項5に記載の像ズレ量算出装置。
  12. 前記評価値は、所定の空間周波数における前記第1の結像光学系の光学伝達関数である、
    請求項11に記載の像ズレ量算出装置。
  13. 前記算出手段によって算出される前記第2の像ズレ量を、所定の変換係数に基づいて結像光学系の予定焦点位置から焦点位置までの距離であるデフォーカス量に変換する距離変換手段を更に備える、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の像ズレ量算出装置。
  14. 結像光学系と、
    前記結像光学系を通過した光束に基づく画像データを取得する撮像素子と、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の像ズレ量算出装置と、
    を備える撮像装置。
  15. 像ズレ量算出装置によって行われる、第1の結像光学系を通過した光束に基づく第1の画像と、第2の画像との間の相対的な位置ズレ量である像ズレ量を算出する像ズレ量算出方法であって
    第1の画像を表す第1の画像データと第2の画像を表す第2の画像データのうちのあらかじめ定められた第1の大きさの領域内のデータに基づいて第1の像ズレ量を算出する第1算出ステップと、
    前記第1の像ズレ量の大きさと前記第1の結像光学系の光学特性とに基づいて、前記領
    域の前記第1および第2の画像データに対する相対的な大きさを第2の大きさに設定する設定ステップと、
    前記第2の大きさの領域内の前記第1の画像データおよび第2の画像データを用いて、第2の像ズレ量を算出する第2算出ステップと、
    を含むことを特徴とする像ズレ量算出方法。
JP2015155151A 2014-09-17 2015-08-05 像ズレ量算出装置、撮像装置、および像ズレ量算出方法 Active JP6642998B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP15842093.5A EP3194886A4 (en) 2014-09-17 2015-09-03 Positional shift amount calculation apparatus and imaging apparatus
US15/508,625 US10339665B2 (en) 2014-09-17 2015-09-03 Positional shift amount calculation apparatus and imaging apparatus
PCT/JP2015/004474 WO2016042721A1 (en) 2014-09-17 2015-09-03 Positional shift amount calculation apparatus and imaging apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014188472 2014-09-17
JP2014188472 2014-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016066995A true JP2016066995A (ja) 2016-04-28
JP6642998B2 JP6642998B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=55804281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015155151A Active JP6642998B2 (ja) 2014-09-17 2015-08-05 像ズレ量算出装置、撮像装置、および像ズレ量算出方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10339665B2 (ja)
EP (1) EP3194886A4 (ja)
JP (1) JP6642998B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210348998A1 (en) * 2018-09-17 2021-11-11 Koc Universitesi Method and apparatus for detecting nanoparticles and biological molecules
JP7431527B2 (ja) * 2019-08-07 2024-02-15 キヤノン株式会社 深度情報生成装置、撮像装置、深度情報生成方法、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP7341033B2 (ja) 2019-11-11 2023-09-08 キヤノン株式会社 視差検出装置、撮像装置、視差検出方法、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6318314A (ja) * 1986-07-10 1988-01-26 Canon Inc 焦点検出装置
JP2008134641A (ja) * 1997-08-27 2008-06-12 Nikon Corp 交換レンズ
JP2010117593A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Olympus Corp 距離情報取得装置、撮像装置、及びプログラム
WO2012176556A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 コニカミノルタホールディングス株式会社 対応点探索装置、および距離測定装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3017122B2 (ja) 1997-04-03 2000-03-06 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信研究所 奥行き情報抽出装置および奥行き情報抽出方法
JP4097966B2 (ja) * 2002-03-22 2008-06-11 オリンパス株式会社 画像取得装置
JP4972960B2 (ja) 2006-03-01 2012-07-11 株式会社ニコン 焦点調節装置および撮像装置
US7792420B2 (en) 2006-03-01 2010-09-07 Nikon Corporation Focus adjustment device, imaging device and focus adjustment method
JP4934701B2 (ja) 2009-06-30 2012-05-16 株式会社日立製作所 ステレオ画像処理装置およびステレオ画像処理方法
JP5612371B2 (ja) * 2010-06-11 2014-10-22 富士フイルム株式会社 画像位置合わせ装置および方法並びにプログラム
JP5792662B2 (ja) * 2011-03-23 2015-10-14 シャープ株式会社 視差算出装置、距離算出装置及び視差算出方法
JP2014038151A (ja) 2012-08-13 2014-02-27 Olympus Corp 撮像装置及び位相差検出方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6318314A (ja) * 1986-07-10 1988-01-26 Canon Inc 焦点検出装置
JP2008134641A (ja) * 1997-08-27 2008-06-12 Nikon Corp 交換レンズ
JP2010117593A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Olympus Corp 距離情報取得装置、撮像装置、及びプログラム
WO2012176556A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 コニカミノルタホールディングス株式会社 対応点探索装置、および距離測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3194886A1 (en) 2017-07-26
JP6642998B2 (ja) 2020-02-12
EP3194886A4 (en) 2018-05-02
US20170270688A1 (en) 2017-09-21
US10339665B2 (en) 2019-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5173665B2 (ja) 画像撮影装置およびその距離演算方法と合焦画像取得方法
JP5868183B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP6021780B2 (ja) 画像データ処理装置、距離算出装置、撮像装置および画像データ処理方法
JP5358039B1 (ja) 撮像装置
JP6053347B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法ならびにプログラム
JP2016061609A (ja) 距離計測装置、撮像装置、および距離計測方法
JP7451120B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法、撮像装置、プログラム
EP3276955A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program
JP6116151B2 (ja) 距離検出装置
WO2016079965A1 (en) Depth detection apparatus, imaging apparatus and depth detection method
JP6353233B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、及び画像処理方法
US10999491B2 (en) Control apparatus, image capturing apparatus, control method, and storage medium
JP6642998B2 (ja) 像ズレ量算出装置、撮像装置、および像ズレ量算出方法
JP6173549B2 (ja) 画像データ処理装置、距離算出装置、撮像装置および画像データ処理方法
US10084978B2 (en) Image capturing apparatus and image processing apparatus
JP6628678B2 (ja) 距離測定装置、撮像装置、および距離測定方法
WO2016042721A1 (en) Positional shift amount calculation apparatus and imaging apparatus
JP2015203756A (ja) 視差量算出装置、距離算出装置、撮像装置および視差量算出方法
JP7200002B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
JP2016090975A (ja) 距離検出装置、撮像装置、距離検出方法、およびプログラム
JP6598550B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム
JP6590463B2 (ja) 距離算出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180803

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20181116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200106

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6642998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151