JP6053347B2 - 撮像装置およびその制御方法ならびにプログラム - Google Patents

撮像装置およびその制御方法ならびにプログラム Download PDF

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    • H04N25/702SSIS architectures characterised by non-identical, non-equidistant or non-planar pixel layout

Description

本発明は、電子カメラ等の撮像装置に関し、特にオートフォーカス機能を備えた撮像装置およびその制御方法に関する。
マイクロレンズおよびその光軸に対して光電変換部の相対位置を偏位させた画素を2次元的に多数配置した撮像素子が焦点検出素子の機能も兼ねている固体撮像装置が特許文献1に開示されている。特許文献1の固体撮像装置では、通常の撮影をするときは、マイクロレンズに対する相対偏位方向が異なる画素の信号を加算することにより画像を生成している。一方、撮影レンズの焦点位置を算出する時は、マイクロレンズに対する光電変換部の相対偏位方向が互いに異なる画素列のそれぞれで生成される一対の画像信号を用いて相関演算を行うことにより、撮影レンズの焦点位置を算出している。
ところで、撮影時においては、焦点検出用画素群に向かう光束の一部が撮影光学系(レンズ、絞り等の光学素子やこれを保持する鏡筒を含む)によって遮られる、いわゆるケラレが発生している場合がある。ケラレの発生は、生成された一対の画像信号のうち少なくとも一方に、光量の低下による画像信号の強度むら(焦点検出用画素ごとの受光感度のむら:以下、シェーディングという)を生じさせる。このようなケラレによる画像信号レベルの低下やシェーディングは、生成された一対の画像信号の一致度を低下させ、焦点検出の精度を低下させることがある。
そこで、特許文献2では、撮影光学系の異なる射出瞳領域を通過した光束を受光する画素群から得た一対の画像信号のシェーディングを、撮像画素信号に基づいて補正する技術が開示されている。
また、特許文献3では、撮像素子の像高と歪曲収差量とのプロットを記憶し、その値から近似関数を導出することにより、データの必要量を抑えた歪曲左右差補正を行う技術が開示されている。
特開平04−267211号公報 特開2011−114553号公報 特開2008−252522号公報
良好な焦点検出を行うためにはシェーディングの補正を高精度に行う必要がある。しかし、高精度にシェーディング補正を行うと、演算規模が大きくなり、演算処理に時間がかかるという課題がある。
そこで本発明の目的は、演算規模を低減して高精度なシェーディング補正が可能な撮像装置を実現させることである。
実施形態の一観点によれば、結像光学系の互いに異なる射出瞳領域を通過した光をそれぞれ光電変換して得られる画像信号を出力する撮像手段と、前記互いに異なる射出瞳領域を通過した光に対応する2像の像ずれ量を検出する複数の焦点検出領域のうちの一の焦点検出領域を、前記撮像手段の撮像領域に設定する設定手段と、前記撮像手段の前記撮像領域に対して少なくとも像ずれ量検出方向に複数設定された所定領域の各々と対応する近似関数の係数を記憶する記憶手段と、前記設定手段により設定された前記一の焦点検出領域が位置する前記所定領域に対応して記憶されている前記近似関数の係数を前記記憶手段から取得して、前記一の焦点検出領域における近似関数を取得し、取得した前記近似関数に従って補正値を算出する補正値算出手段と、前記撮像手段で得られた画像信号を前記補正値算出手段で算出された前記補正値を用いて補正した画像信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段とを備えることを特徴とする撮像装置が提供される。
実施形態の他の観点によれば、マイクロレンズと、前記マイクロレンズの光軸に対して像ずれ量検出方向に偏心して配置され、前記マイクロレンズを透過した光を光電変換する光電変換手段と、を備える画素を複数有し、前記光電変換により得られる画像信号を出力する撮像手段と、前記像ずれ量検出方向において互いに異なる方向に偏心して配置された光電変換手段に入射した光に対応する2像の像ずれ量を検出する複数の焦点検出領域のうちの一の焦点検出領域を、前記撮像手段の撮像領域に設定する設定手段と、前記撮像手段の前記撮像領域に対して少なくとも前記像ずれ量検出方向に複数設定された所定領域の各々と対応する近似関数の係数を記憶する記憶手段と、前記設定手段により設定された前記一の焦点検出領域が位置する前記所定領域に対応して記憶されている前記近似関数の係数を前記記憶手段から取得して、前記一の焦点検出領域における近似関数を取得し、取得した前記近似関数に従って補正値を算出する補正値算出手段と、前記撮像手段で得られた画像信号を前記補正値算出手段で算出された前記補正値を用いて補正した画像信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段とを備えることを特徴とする撮像装置が提供される。
本発明によれば、撮像範囲の分割された所定領域毎に適切な補正値算出係数を記憶させることで低次の近似関数で高次の近似関数と同程度の近似精度を実現出来るので、低減された演算規模で高精度な焦点検出を可能とする撮像装置の実現で可能となる。
本発明の実施形態に係わる撮像装置の構成図である。 図1の撮像装置で使用される撮像素子の画素の構造を示す図である。 瞳分割の概念を説明する図である。 シェーディングの発生原理を概念的に示す図である。 補正値の近似精度が近似次数により変化することを示す図である。 本発明の第1の実施例において分割領域に応じた補正値算出係数を記憶する場合の焦点検出方向での分割方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施例において分割領域に応じた補正値算出係数を記憶する場合の撮像素子全域の分割例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる焦点検出構成の概念図である。 本発明の第1の実施例に係わる焦点検出動作のフローチャートを示す図である。 本発明の第2の実施例に従って補正値算出係数を焦点検出領域に限定して再導出する場合の概念図である。 本発明の第2の実施例に係わる焦点検出動作のフローチャートを示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
〔第の実施例〕
本発明の第1の実施例について、図1〜図9を用いて説明する。
焦点検出装置の構成
図1は本実施例を適用した焦点検出装置を有する撮像装置の構成図を示している。
図1において、101は撮影レンズ(結像光学系)の先端に配置された第1レンズ群で、光軸方向に進退可能に保持される。
102は絞り兼用シャッタで、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行なうほか、静止画撮影時には露光秒時調節用シャッタとしての機能も備える。
103は撮影レンズの第2レンズ群である。絞り兼用シャッタ102と第2レンズ群103は一体となって光軸方向に進退し、第1レンズ群101の進退動作と連動して変倍作用(ズーム機能)をなす。
105は撮影レンズの第3レンズ群で、焦点ずれ量の調節を行なうために光軸方向に進退可能に保持されている。
106は光学的ローパスフィルタで、撮影画像の偽色やモアレを軽減するための光学素子である。
107はC−MOSセンサーとその周辺回路で構成された撮像素子(撮像手段)である。該撮像素子は、横方向m画素、縦方向n画素の受光ピクセル配列上にベイヤー配列の原色カラーモザイクフィルタがオンチップで形成された2次元単板カラーセンサである。
110はレンズROMで、交換式レンズ毎に焦点検出等で必要なレンズ情報が記憶されており、CPU121と通信する。レンズ情報の一部である射出瞳距離はレンズROMに記憶されている。
112は絞りシャッタアクチュエータで、絞り兼用シャッタ102の開口径を制御して撮影光量を調節すると共に、静止画撮影時の露光時間制御を行なう。
114はフォーカスアクチュエータで、第3レンズ群105を光軸方向に進退駆動して焦点ずれ量の調節を行なう。
121はCPUで、焦点検出装置本体の種々の制御を司る。CPU121は演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有している。CPU121は、ROMに記憶された所定のプログラムに基づいて、焦点検出装置が有する各種回路を駆動し、焦点検出、撮影、画像処理と記録等の一連の動作を実行する。例えば、後述する補正値算出部121a、補正値算出係数記憶部121b、焦点検出領域設定部121c、焦点検出部121dの機能は、CPU121の演算処理によって実現される。
124は撮像素子駆動回路で、撮像素子107の撮像動作を制御するとともに、取得した画画像信号をA/D変換してCPU121に送信する。
126はフォーカス駆動回路(駆動手段)で、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ114を駆動制御し、第3レンズ群105を光軸方向に進退駆動して焦点ずれ量の調節を行なう。
128は絞りシャッタ駆動回路で、絞りシャッタアクチュエータ112を駆動制御して絞り兼用シャッタ102の開口を制御する。
129はズーム駆動回路で、撮影者のズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。
撮像素子の構造
撮像素子107の画素配列の概略図を図2(a)に示す。本実施例に係わる撮像素子107は2次元CMOSセンサー(撮像素子)であり、図2(a)はその画素配列を、4行×4列の画素範囲で示したものである。図2(a)に示した2行×2列の画素群210は、対角2画素にGの分光感度を有する画素210Gを配置し、他の2画素にRの分光感度を有する画素210RとBの分光感度を有する画素210Bを配置したベイヤー配列が採用されている。画素210R、210G、210Bは、それぞれ、瞳分割用の2つの副画素201a、201bから構成されている。そのため、本撮像素子107は、どの画素においても、撮像素子としてだけでなく焦点検出素子としても使用できる。図2(b)は図2(a)に示した撮像素子の内の210Gを拡大して示したものであり、図2(c)は図2(b)のa-aで撮像素子210Gを切った断面図である。
本実施例では、撮像領域の全ての画素が瞳分割用の副画素が配置され焦点検出画素として使用できる場合について説明するが、瞳分割可能で焦点検出画素として使用できる画素の割合に関しては、センサー面の一部にだけの配置とすることも可能である。
撮像素子の瞳分割状況の概念
図3は1つの画素による瞳分割を概念的に示したものである。図3に示すように、1つの画素の中には、p型層300に包含されるようにn型層301a、301bが形成され、2つの副画素(光電変換手段)が構成されている。2つの副画素は、それぞれマイクロレンズ303の光軸に対して+x、−x方向に偏心している。そのため、1つのマイクロレンズ303を用いて瞳分割を行うことができる。302aは画像信号Aの瞳、302bは画像信号Bの瞳をそれぞれ表わしている。
ここで、副画素301aを図2(a)に示すようにx方向に規則的に配列し、これらの副画素301aで取得した第1の画像信号を画像信号A(結像光学系の異なる射出瞳領域を通過した対の光束から得られる画像信号の一方)とする。また、副画素301bも図2(a)に示すようにx方向に規則的に配列し、これらの副画素群301bで取得した第2の画像信号を画像信号B(結像光学系の異なる射出瞳領域を通過した対の光束から得られる画像信号の他方)とする。すると、画像信号Aと画像信号Bの相対的な像ずれ量から相関演算を用いてデフォーカス量を算出することで、撮影レンズの焦点位置が算出できる。これに基づいて、撮影レンズの焦点ずれ量を調節する。なお、ここではx方向に輝度分布を有した被写体に対応した構成について説明したが、同様の構成をy方向にも展開することでy方向に輝度分布を有した被写体にも対応した構成をとることが可能である。
また、本実施例では瞳分割をするために1画素中に偏芯させた副画素を2つ1次元方向のみに分割配置した例を示したが、瞳分割方法に関しては、x、y方向の2次元方向に分割した副画素を形成しても良い。
また、本実施例では瞳分割をするために1マイクロレンズあたり複数の副画素が配置された例を示したが、瞳分割方法に関しては1マイクロレンズあたり偏芯させた画素を1つ配置し、偏芯の異なる画素を用いて瞳分割し、焦点検出を行っても良い。
シェーディング
図4はシェーディングの発生原理と発生するシェーディングを説明するための図である。同図において、401aは画像信号Aの瞳強度分布、401bは画像信号Bの瞳強度分布、402は絞り枠、403は各像高の画素を示す。また、404aは図4(a)の状態における画像信号Aのシェーディング、404bは図4(a)の状態における画像信号Bのシェーディングをそれぞれ示している。
図4(a)のような場合、像高が-x1の画素403は絞り枠402を通して瞳座標上の+x2の場所の瞳を見ることになる。そのため、図4(a)の瞳強度分布401aと瞳強度分布401bを見れば分かるように画像信号Aと画像信号Bの感度を比較した場合、画像信号Bの方の感度が良いことが分かる。逆に、像高が+x1の撮像素子403では絞り枠402を通して瞳座標上の-x2の場所の瞳を見ることになるため、画像信号Aと画像信号Bの感度を比較した場合、画像信号Aの方が感度が良くなる。
上記のような理由のため、図4(a)のような状態におけるシェーディングは図4(b)のようになる。シェーディングは図4(a)を見れば分かるように、絞り枠402の位置や大きさに応じて変化する性質があるため、射出瞳距離と絞り値が変わるとシェーディングも変化する。
また、絞り枠402以外にもシェーディングが変化する要因として瞳位置のずれが挙げられる。撮像素子の製造公差を考慮した際には、光電変換部である副画素201a、201bとマイクロレンズ202の位置関係が並進方向や光軸方向にずれる等の問題がある。すると、瞳位置も並進方向や光軸方向にずれてしまうため、瞳分割領域は設定した瞳位置から並進方向や光軸方向にずれてしまう。
シェーディング補正の近似精度
図4(b)を見れば分かるように、シェーディングは像高に応じて連続的に変化する値であるため像高関数として表現することが出来る。そのため、シェーディングの補正値も像高関数として表現が可能である。前述したように、シェーディングは像高によって変化する上に、絞り値と射出瞳距離の組合せによって変化する。そのため、レンズ交換式のカメラ等でシェーディング補正を行う場合、全ての補正値を記憶させようとすると膨大な記憶容量が必要となってしまう。この解決策の1つとしては、予め各条件(絞り値と射出瞳距離情報の組合せ)毎にシェーディングの補正値を算出してその近似関数を求め、近似関数の係数のみを記憶する手法をとることが可能である。本実施例はこの近似関数の係数を記憶する手法に従って近似関数を記憶する。
図5は一対の画像信号A、Bのうちの片方のシェーディングの補正値を像高関数として表現した際の近似次数と近似精度の関係を示している。同図において、500は近似を行う前のシェーディングの補正値の生データ、501は生データ500を1次近似して算出したシェーディングの補正値である。また、502は生データ500を2次近似して算出したシェーディングの補正値、503は生データ500を3次近似して算出したシェーディングの補正値である。なお、生データ500は、上述のように、絞り値と射出瞳距離情報の組合せ毎に算出された補正値であり、従って近似による補正値も絞り値と射出瞳距離情報の組合せを反映している。
図5を見れば分かるように、近似次数を大きくすればそれだけ生データに対する近似精度が良くなるため、高精度なシェーディングの補正を行うことが出来る。しかしながら、次数が大きいとそれだけ演算量が増えてしまうため、補正を行うための回路規模が大きくなってしまいコストアップにつながってしまう。式(1)、(2)に2次近似式の場合の、また式(3)、(4)に3次近似式の場合の画像信号A,Bのシェーディングの補正値SA(x)、SB(x)の算出式を示す。
ここで、S0A、S1A、S2A、S3A、S4A、S5Aは、A像用のシェーディングの補正値を算出するための近似関数の係数であり、S0B、S1B、S2B、S3B、S4B、S5Bは、B像用のシェーディングの補正値を算出するための近似関数の係数である。なお、本実施例の撮像素子の構造の場合は、y方向は原点に対して略対称形になるため、近似関数はyについて偶関数としての対称性を有する。
式(1)、(3)を比較すれば分かるように、2次から3次に近似次数を増やした場合は乗算の回数が2倍以上になり、演算に必要な回路規模が飛躍的に大きくなってしまうとともに演算時間も増えてしまう。
焦点検出を行う際には、補正精度が良ければそれだけ焦点検出精度も良くなるため出来る限り補正精度は良くする必要がある。しかしながら、補正精度を上げるためには近似次数を上げる必要があり、演算規模が増えてしまうためコストアップにつながってしまう。また、演算規模が増えると演算時間も増えて焦点検出時間も増大してしまうため、補正精度と演算規模はトレードオフの関係になってしまう。
補正値算出係数の像高分割
そこで、演算規模を増やさずに補正精度を上げる手法としては、近似領域を分割して低次の関数で近似する手法が考えられる。近似領域を限定すれば、部分的には補正に有効な近似精度を得ることが出来るためである。本実施例では、近似の有効範囲を限定することで3次の近似関数と同程度の補正精度を2次の近似関数で実現する場合を示す。
図6は像高領域を複数の近似領域に分割し、それぞれの領域において2次の関数で近似した場合を示している。600は1つの関数で補正を十分な精度で行うことが出来る領域p、601は焦点検出を行う領域(視野長)q、602は焦点検出領域の中心が補正値適用可能領域600の中で設定できる領域r、603は近似関数が十分な精度で補正が出来る領域が重複した領域である。また、604は補正値の近似前データ、605は像高xが負の領域で近似した場合の補正値、606は像高xが中央の領域で近似した場合の補正値、607は像高xが正の領域で近似した場合の補正値である。608は補正を行う全領域L、609は焦点検出視野の中心がこの領域内に設定されると1つの関数では補正を十分な精度で行うことが出来ない領域である。
近似領域を分割して近似する際に気を付けるべき点としては、重複領域603を視野長601以上に大きく設定する必要があることである。図6(a)では重複領域603が十分に確保されているため焦点検出視野の中心がどの像高にあっても1つの関数を用いて十分な補正精度を出すことが可能である。これに対して、図6(b)では重複領域が小さいため、609の領域内に焦点検出視野の中心が設定された場合、1つの関数では十分な補正精度を確保できない。仮に、焦点検出領域を分割して2種類の関数を用いて補正値を算出した場合、不連続関数となってしまう。補正値に不連続点が存在する状態で画像信号を補正すると、実際には存在しないエッジが出来てしまい、焦点検出精度を低下させる要因になってしまう。よって、重複領域603を視野長601以上に大きく設定する必要がある。
像高分割数Nを決定する際には、焦点検出視野中心の設定可能領域602(=r)が補正領域608(=L)内において全て設定されるようにすれば良いので、下記条件を満たすように分割数Nを設定すれば良い。
図7は上式(5)、(6)を満たすように領域分割して補正値算出係数を記憶し、補正値を算出した場合を示したものである。700は、焦点検出領域の中心がこの領域内に入った時は同じ補正値算出係数が適応される領域、701は対応した700の領域の補正値算出係数を用いて算出された補正値の適応領域、702は焦点検出領域、をそれぞれ表わしている。
図7に関して、x方向は上述したように補正値に関しては補正値算出係数適応領域700aで算出された補正値適応領域701aと、補正値算出係数適応領域700bで算出された補正値適応領域701bは、焦点検出領域より大きい領域で重複するよう設定されている。対してy方向は、本実施例では焦点検出方向はx方向のみを想定しているため重複して補正値を算出する必要が無い。そのため、y方向では補正値適応領域701で重複した領域を設定していない。また、y方向に関してはx方向に対して同じ補正値算出係数を兼用する領域が狭いため、予め補正値算出係数を算出する際にy方向のシェーディングの影響を考慮しておくことで、補正値を算出する際の演算量を式(7)のように減らすことが出来る。
ここで、S0A’、S1A’、S2A’、 S0B’、S1B’、S2B’はy方向のシェーディング変化の影響を予め考慮して算出された近似関数の係数である。
上記のように、適切に領域毎で補正値算出係数を記憶し、設定された焦点検出領域において有効な補正値算出係数に基づいて補正値を算出することで式(3)、(4)で示した3次関数と同等の補正精度を式(7)、(8)で示した2次関数で実現することが出来る。これによって、乗算の回数を11回から3回と大幅に削減でき、演算規模を低減できる。
また、補正値算出の演算規模が低減することによって演算時間の低減が見込まれ、焦点検出の高速化も期待できる。
補正値算出係数適応範囲のx方向の設定方法に関しては、重複領域が視野長以上に確保できるのであれば均等でも不均等でもどちらでも良い。y方向に関しても必ずしも領域の大きさを均等にする必要は無い。
ここで、像高分割数Nの決定方法の補足としては、像高分割数を増やせば当然記憶するデータ容量は増加することになる。よって、最終的な像高分割数は補正精度と記憶量を加味して決定する必要がある。
焦点検出フロー
図8は本実施例に係わる焦点検出構成を概念的に示す図である。本構成は、CPU121がROMに記憶された所定のプログラムに基づいた処理を実行することで実現される。
まず、撮影素子107が撮影を行い、取得した画像信号を焦点検出手段に送る。次に、補正値算出部121aが焦点検出領域選択部121cが撮像領域において選択した焦点検出領域の位置に応じて適切な補正値算出係数を補正値算出係数記憶部121bから取得し、補正値を算出して焦点検出部位121dに送る。この時の焦点検出領域の設定方法としては、予めユーザーが任意に設定しても良いし、被写体認識等でカメラが自動設定を行っても良い。また、補正値算出係数を選択する際には、絞り情報と射出瞳距離情報が考慮されている。焦点検出部121dは受け取った画像信号と補正値を用いて焦点検出を行う。これが本実施例の焦点検出構成の概要である。
図9は本実施例に係わる焦点検出動作を図8の焦点検出構成で行なうときのフローチャートを示す。
まずステップ901で撮像素子107が画像信号を取得する。次に、ステップ902では取得した画像信号のどの領域について焦点検出を行うかを判定する。ステップ903では焦点検出領域の判定結果を基に適切な補正値算出係数を選択する。ステップ904では選択された補正値算出係数を用いて補正値を算出する。ステップ905では算出された補正値と、撮像素子107から出力された画像信号を用いて焦点検出を行う。ステップ901からステップ905を1回以上行い、ステップ906では焦点検出が終了したかどうかを判定し、終了と判定されれば焦点検出動作を終了する。
以上のように本実施例によれば、分割領域毎に限定された近似関数(係数)を記憶させることで、低次の近似関数で高次の近似関数と同程度の近似精度で補正値を算出して高精度な補正が可能となる。
〔第2の実施例〕
本発明の第2の実施例を、図10〜図11を用いて説明する。本実施例に係わる撮像装置の構成は、第1の実施例と同様であるので、ここでの説明は必要のない限り省略する。また、図8の焦点検出構成も同様であるが、以下で説明するように、本実施例では第1の実施例とは異なるフローチャートに従った動作を行なう。
第1の実施例では、撮像範囲の分割領域ことに限定された低次の近似関数を求めて(その係数として)記憶していたが、本実施例では高次の近似関数を記憶しておき、設定された焦点検出領域の範囲に限定してより低次の近似関数を求める構成をとる。
高次から低次の関数を再導出
図10は、焦点検出領域に限定して高次の近似関数から低次の関数を再導出するときのこれら2つの近似関数の関係を示している。
同図において、1000は補正を行う全領域、1001は焦点検出領域、1002は高次の近似関数、1003は焦点検出領域に限定して再導出された低次の近似関数である。
全補正領域1000を、1つの関数で十分な近似精度得るには高次の関数を必要とする場合においても、近似領域を限定すれば低次の関数で十分な近似精度を得ることが出来る。そこで、本実施例では、補正値算出係数は高次の関数のものを記憶させておき、焦点検出領域が分かればその領域に限定して高次の関数から低次の関数の補正値算出係数をテーラー展開等で再導出することで十分な近似精度の補正値を低次の関数で算出する。式(9)、(10)はもとの高次の近似関数(次数がn+1次以上)から焦点検出領域の中心像高が(x,y)の時におけるn次関数を導出する際の算出式になる。
ここで、SA’はA像用補正値SAから再導出された補正値、SB’はB像用補正値SBから再導出された補正値である。また、SA(n)(x-x,y)は焦点検出領域の中心像高が(x,y)の時におけるSA(x)のn次導関数、SB(n)(x-x,y)は焦点検出領域の中心像高が(x,y)の時におけるSB(x)のn次導関数である。
式(9)、(10)で高次から低次の関数を再導出する際にyを定数として扱い、x方向のみの1次元のテーラー展開で近似関数を求めた。この理由は、y方向の焦点検出領域の大きさが小さいことと、本実施例における撮像素子の構造ではy方向には瞳分割を行わず、副画素とマイクロレンズの位置関係はx方向のようにな偏芯がないので、シェーディングの変化も少ないことである。そのため、本実施例では演算量を低減するためにy方向は焦点検出領域の代表値を用いて算出した。なお、さらに高精度に算出するために、x、yの2次元のテーラー展開を行っても良い。
また、撮像素子の瞳分割をx、y方向の2次元で行ない、横目と縦目の両方で焦点検出を行う場合でも、テーラー展開等で焦点検出方向だけの1次元で近似関数の次数を下げて導出すれば演算量を削減することが出来る。当然、高精度に算出するために2次元で考えて再導出しても良い。
第1の実施例の場合と比較し、本実施例では補正値算出係数を再導出する分、演算量は多少増えてしまう。しかしながら再導出後は第1の実施例と同様の演算量にすることが可能なため、大幅な削減が可能となる。また、本実施例では補正値算出係数を撮像素子の領域毎で分割して記憶する必要が無いため、記憶容量については第1の実施例と比較して有利である。特に、焦点検出をx方向とy方向の2次元で行いたい場合には有利である。
焦点検出フロー
本実施例の焦点検出構成を図8を用いて説明する。本構成も第1の実施例と同様に、CPU121がROMに記憶された所定のプログラムに基づいた処理を実行することで実現される。
まず、撮影手段107が撮影を行い、取得した画像信号を焦点検出部121dに送る。次に、補正値算出部121aが焦点検出領域部121cが設定した焦点検出領域の位置に合わせて、補正値算出係数記憶部121bから補正値算出係数を取得し、その値を用いて補正値算出係数を再導出し、補正値を演算して焦点検出部121dに送る。この時の焦点検出領域の設定方法としては、予めユーザーが任意に設定しても良いし、被写体認識等でカメラが自動設定を行っても良い。また、補正値算出係数を選択する際には、絞り情報と射出瞳距離情報が考慮されている。焦点検出部121dは受け取った画像信号と補正値を用いて焦点検出を行う。これが本実施例に係わる焦点検出構成の概要である。
図11は本実施例に係わる焦点検出動作を図8の焦点検出構成で行なうときのフローチャートである。まずステップ1101で撮像素子107が画像信号を取得する。次に、ステップ1102で、取得した画像信号のどの領域に対して焦点検出を行うかを判定する。ステップ1103では、補正値算出係数記憶部121bから高次の近似関数を取得し、焦点検出領域の判定結果に基づいて低次の近似関数の補正値算出係数を再導出する。ステップ1104では、再導出された補正値算出係数を用いて補正値を算出する。ステップ1105では算出された補正値と、撮像素子107から出力された画像信号を用いて焦点検出を行う。ステップ1101からステップ1105を1回以上行い、ステップ1106では焦点検出が終了かどうかを判定し、終了と判定されれば焦点検出が終わる。
以上のように本実施例によっても、低次の近似関数で高次の近似関数と同程度の近似精度で補正値を算出することで、高精度な補正が可能となる。
図9および11に示した各処理は、上述のように各処理の機能を実現する為のプログラムを不図示のメモリから読み出してCPU121などが実行することによりその機能を実現させるものである。
しかし、本発明は上述した構成に限定されるものではなく、図9および11に示した各処理の全部または一部の機能を専用のハードウェアにより実現してもよい。また、上述したメモリは、コンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されてもよい。例えば、光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM以外の揮発性のメモリ、あるいはこれらの組合せにより構成された記録媒体である。
また、図9および11に示した各処理の機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。具体的には、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた場合も含む。この場合、書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)も含む。このように、一定時間プログラムを保持しているものも「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」に含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (12)

  1. 結像光学系の互いに異なる射出瞳領域を通過した光をそれぞれ光電変換して得られる画像信号を出力する撮像手段と、
    前記互いに異なる射出瞳領域を通過した光に対応する2像の像ずれ量を検出する複数の焦点検出領域のうちの一の焦点検出領域を、前記撮像手段の撮像領域に設定する設定手段と、
    前記撮像手段の前記撮像領域に対して少なくとも像ずれ量検出方向に複数設定された所定領域の各々と対応する近似関数の係数を記憶する記憶手段と、
    前記設定手段により設定された前記一の焦点検出領域が位置する前記所定領域に対応して記憶されている前記近似関数の係数を前記記憶手段から取得して、前記一の焦点検出領域における近似関数を取得し、取得した前記近似関数に従って補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記撮像手段で得られた画像信号を、前記補正値算出手段で算出された前記補正値を用いて補正した画像信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. マイクロレンズと、前記マイクロレンズの光軸に対して像ずれ量検出方向に偏心して配置され、前記マイクロレンズを透過した光を光電変換する光電変換手段と、を備える画素を複数有し、前記光電変換により得られる画像信号を出力する撮像手段と、
    前記像ずれ量検出方向において互いに異なる方向に偏心して配置された光電変換手段に入射した光に対応する2像の像ずれ量を検出する複数の焦点検出領域のうちの一の焦点検出領域を、前記撮像手段の撮像領域に設定する設定手段と、
    前記撮像手段の前記撮像領域に対して少なくとも前記像ずれ量検出方向に複数設定された所定領域の各々と対応する近似関数の係数を記憶する記憶手段と、
    前記設定手段により設定された前記一の焦点検出領域が位置する前記所定領域に対応して記憶されている前記近似関数の係数を前記記憶手段から取得して、前記一の焦点検出領域における近似関数を取得し、取得した前記近似関数に従って補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記撮像手段で得られた画像信号を、前記補正値算出手段で算出された前記補正値を用いて補正した画像信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記撮像領域は、前記所定領域の各々と対応する前記近似関数の係数の有効範囲が重複し、かつ、前記有効範囲が重複する領域の前記像ずれ量検出方向における長さが、前記一の焦点検出領域の前記像ずれ量検出方向における長さよりも長くなるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像領域は少なくとも一つの前記像ずれ量検出方向を含む2次元方向に設定され、前記近似関数の係数の前記有効範囲の重複は、前記像ずれ量検出方向に設定された各々の前記所定領域の重複であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記補正値算出手段により取得される前記近似関数は、前記撮像手段により得られた画像信号の前記補正値を算出するための近似関数であり、前記補正値の前記像ずれ量検出方向における座標を変数とする2次関数であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記記憶手段に係数が記憶されている前記近似関数は、絞り値と射出瞳距離に応じて異なる値を持つ近似なしの補正値に対する近似関数であり、前記撮像手段の画素の構造に対応した対称性を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記補正値はシェーディングの補正値であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 1つの前記焦点検出領域からの画像信号に対する前記補正値は、前記補正値算出手段により取得された1つの前記近似関数を用いて取得されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 1つの前記マイクロレンズに対して前記光電変換手段が複数配置されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  10. 前記焦点検出手段は、異なる前記マイクロレンズを透過した光に基づく画像信号の相関演算を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  11. 結像光学系の互いに異なる射出瞳領域を通過した光をそれぞれ光電変換して得られる画像信号を出力する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記互いに異なる射出瞳領域を通過した光に対応する2像の像ずれ量を検出する複数の焦点検出領域のうちの一の焦点検出領域を、前記撮像手段の撮像領域に設定する設定ステップと、
    前記撮像手段の前記撮像領域に対して少なくとも像ずれ量検出方向に複数設定された所定領域の各々と対応する近似関数の係数を記憶する記憶ステップと、
    前記設定ステップで設定された前記一の焦点検出領域が位置する前記所定領域に対応して記憶されている前記近似関数の係数を取得して、前記一の焦点検出領域における近似関数を取得し、取得した前記近似関数に従って補正値を算出する補正値算出ステップと、
    前記撮像手段で得られた画像信号を、前記補正値算出ステップで算出された前記補正値を用いて補正した画像信号を用いて焦点検出を行う焦点検出ステップと
    を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. マイクロレンズと、前記マイクロレンズの光軸に対して像ずれ量検出方向に偏心して配置され、前記マイクロレンズを透過した光を光電変換する光電変換手段と、を備える画素を複数有し、前記光電変換により得られる画像信号を出力する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記像ずれ量検出方向において互いに異なる方向に偏心して配置された光電変換手段に入射した光に対応する2像の像ずれ量を検出する複数の焦点検出領域のうちの一の焦点検出領域を、前記撮像手段の撮像領域に設定する設定ステップと、
    前記撮像手段の前記撮像領域に対して少なくとも前記像ずれ量検出方向に複数設定された所定領域の各々と対応する近似関数の係数を記憶する記憶ステップと、
    前記設定ステップで設定された前記一の焦点検出領域が位置する前記所定領域に対応して記憶されている前記近似関数の係数を取得して、前記一の焦点検出領域における近似関数を取得し、取得した前記近似関数に従って補正値を算出する補正値算出ステップと、
    前記撮像手段で得られた画像信号を、前記補正値算出ステップで算出された前記補正値を用いて補正した画像信号を用いて焦点検出を行う焦点検出ステップと
    を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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