JP6292785B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、特に、距離画像を生成するために用いて好適な画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
従来、コンピュータビジョン等の分野では撮影した画像から距離情報を得ることが求められている。例えば、特許文献1および非特許文献1には、視差を有した複数の画像から、相関を用いたステレオ対応点探索を行って距離情報を推定する技術が開示されている。特に特許文献1に記載の技術では、距離情報を精度よく推定するために、視差画像間の位相差をステレオ対応点探索で検出する際に、被写体のエッジ領域の影響を受けにくくしている。具体的には、画面内の位相差分布を生成する際、視差画像間の視差方向に沿ったエッジ領域を検出し、検出されたエッジ領域の方向とは異なる方向についてステレオ対応点探索を行う。そして、探索結果を単位領域ごとに採用して組み合わせることにより位相差分布を生成し、生成した位相差分布をもとに距離情報を推定している。
特開2011−171858号公報
Gary Bradski、Adrian Kaebler(著)、松田晃一(訳)、「詳解OpenCV」、オライリー・ジャパン、オーム社、2009年8月、p.377-466
しかしながら、上述の非特許文献1に開示された従来技術では、ステレオ対応点探索の探索方向は1次元方向(水平もしくは垂直)で同じ行を探索するという特徴がある。そのため、例えば水平方向に視差のついた画像を用いてステレオ対応点探索する場合に、水平方向のエッジ領域では相関が強い値をもつ領域を一義的に決めることができないため、対応点が定まらない。そのため、正確な距離情報を推定することが困難である。
これに対して、特許文献1に開示された従来技術では、距離情報を精度よく推定するために、被写体のエッジ領域の影響を受けにくくしている。ところが、画面内に存在する被写体のうち、主要被写体に対して距離情報を推定することを想定していない。さらに、特許文献1に記載の撮像装置は、撮像素子の複数の画素に対して1つのマイクロレンズが割り当てられた特殊な撮像光学系によって複数の視差画像を得る構成となっており、高価であるという問題がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、特殊な撮像光学系を不要にして、エッジ方向によらず、主要被写体に対して精度の高い距離情報を生成できるようにすることを目的としている。
本発明に係る画像処理装置は、共通の主要被写体に対して互いに視差を有する複数の画像を取得する取得手段と、前記主要被写体のエッジ方向を判別する判別手段と、前記判別手段によって判別された前記主要被写体のエッジ方向とは異なる方向に視差を有する画像の組を前記取得手段によって取得された複数の画像から選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された画像の組を用いて前記主要被写体までの距離の情報を含む距離画像を生成する生成手段と、を有し、前記画像の組の中の少なくとも1つの画像は、前記距離画像を生成しない場合に撮像された画像に比べて、結像光学系の絞りを絞った状態で撮像された画像であることを特徴とする。
本発明によれば、主要被写体に対して主要被写体のエッジ領域の影響を受けにくくすることができ、さらに特別な撮像光学系を不要にして、精度の高い距離画像を生成することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る信号処理回路の詳細な構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置により距離画像を生成する処理手順の一例を示すフローチャートである。 撮影指示により生成された基準画像の一例を示す図である。 撮影指示がなされる前に生成された参照画像候補群の一例を示す図である。 主要被写体のエッジ方向を判別する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 AF測距枠で主要被写体のエッジ方向を判別する処理を説明するための図である。 ブロックマッチングの方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るステレオ方式距離画像生成回路の詳細な構成例を示すブロック図である。 左右の視点が形成する撮像系をピンホールモデルで表現した図である。 ホモグラフィの写像手順を説明するための図である。 撮像された生画像をステレオ平行化された左右画像へ写像する手順を説明するための図である。 ステレオ対応点探索で用いるブロックマッチング手法を説明するための図である。 ステレオ方式距離画像を生成する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 主要被写体ごとに生成した距離画像および合成後の距離画像の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置により距離画像を生成する処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像における被写体およびAF測距枠の一例を示す図である。 本体を移動させる旨の表示例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置100の内部構成例を示すブロック図である。以下、図1を参照しながら、本実施形態の画像処理装置100について説明する。
図1において、結像光学系101はレンズや絞り等からなり、フォーカス調節や焦点距離調整を行う。撮像素子102は、光学像を電気信号に変換するCCD等の素子であり、A/D変換回路103は撮像素子102からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する回路である。
信号処理回路104は、A/D変換回路103から出力された画像信号に対して信号処理を施す回路であり、表示部109はLCD等の表示器であり、撮像素子102を介して生成された画像を表示する。AF評価値取得回路108は結像光学系101のオート・フォーカス(AF)調整用のAF評価値を取得するための回路であり、メモリ制御回路105はメモリ(DRAM)106との間で画像信号の書き込みおよび読み出しを行う回路である。
操作部110はユーザからの指示を受け付ける操作部材などである。動作速度検出回路111はジャイロセンサー等からなり、画像処理装置100の動いた方向および速度を検出する。また、システム制御回路107は、画像処理装置100全体の動作を制御する回路である。
結像光学系101のフォーカス調整をいわゆるオート・フォーカスにより実現するには、一般によく知られている山登りコントラストAFの技術を利用する。つまり、結像光学系101を通過した被写体光束を撮像素子102で受光し、AF測距枠として指定した領域内で撮像出力のコントラスト(AF評価値)が極大となるようにフォーカス調整することによりオート・フォーカスを実現することができる。また、フォーカス調整された結像光学系101の焦点位置から、AF測距枠中の合焦された被写体までの距離Zを求めることができる。
図2は、図1に示した信号処理回路104の詳細な構成例を示すブロック図である。
図2において、入力画像201は撮像素子102を介して生成された画像信号であり、メモリ106からメモリ制御回路105を介して読み出された画像である。
ステレオペア画像選択回路202は、入力画像201の中から、距離画像を生成するのに適した組み合わせの画像を、参照画像203または基準画像204として選択する。以下、距離画像の生成に適した組み合わせの画像をステレオペア画像と呼ぶ。ステレオ方式距離画像生成回路205は、参照画像203および基準画像204を用いてステレオ方式距離画像206を生成する。このステレオ方式距離画像206は、基準画像204に対して視差を有している画像である。距離画像合成回路207は、ステレオ方式距離画像206が複数存在する場合にこれらの画像を合成して合成距離画像208を生成する。
図3は、本実施形態に係る画像処理装置100により距離画像を生成する処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図3に示す各処理は、システム制御回路107による制御によって行われる。
まず、S301において、撮像素子102を介して生成された画像を、確認用のリアルタイム映像として表示部109に表示する。そして、表示部109に表示されている画像(フレーム)をメモリ106に保持する。なお、焦点位置は、S301の撮影前にあらかじめAF評価値取得回路108によるコントラストAFで被写体に焦点調節しておくものとする。なお、メモリ106に保持してから所定時間が経過した画像については、メモリ106から削除するようにしてもよい。
そして、ユーザが操作部110を操作することにより撮影指示を受けるまで、画像の取得を継続する(S302)。なお、距離画像を生成する際に、画面全体にピントが合った状態(パンフォーカス)の画像を用いた方がステレオ対応点探索の精度が上がる。そのため、結像光学系101の絞りを撮像中に手ブレを生じない程度に絞るよう制御することが好ましい。撮影指示を受けた場合には、撮影により撮像素子102を介して静止画を生成し、その画像を基準画像として設定する(S303)。
図4は、図3のS303にて設定した基準画像の一例を示す図である。図4に示す基準画像には、横縞模様の被写体401、縦縞模様の被写体402および被写体405が存在しており、図4にはAF測距枠403、404が示されている。ここで本実施形態では、AF動作で合焦した被写体401、402を主要被写体とする。主要被写体の設定方法は前記方法に限らず、ユーザが表示部109に表示された撮像画像を確認しながら操作部110を操作することによって設定した所望の被写体を主要被写体としてもよい。その際、設定した箇所にAF測距枠も移動する。
ユーザにより撮影指示がなされるまでの間に、ユーザはフレーミング動作で画像処理装置100の位置を移動させている。また、撮影指示がなされた後は画像処理装置100の位置を確定させるため、S301にて取得した画像とS303で設定した基準画像との間にはユーザのフレーミング動作に応じた視差が発生している。図5には、図3のS301にて取得した共通する被写体の画像の例を示している。図5(a)および図5(b)に示す例は、図4に示す基準画像に対して水平方向に視差がついている画像である。一方、図5(c)および図5(d)に示す例は、図4に示す基準画像に対して垂直方向に視差がついている画像である。以下、説明のため、S301にて取得した複数枚の画像を参照画像候補群と称す。
なお、フレーミングの方法としては、画像処理装置100をユーザが手持ち状態で移動させてもよいし、画像処理装置100の結像光学系101や撮像素子102に機械的に動きを与える構成としてもよい。さらに、メモリ106に記録された動画を、メモリ制御回路105を介して読み出し、フレーム単位で区切った画像を入力画像とし、ユーザが指定したフレームを基準画像として設定してもよい。
基準画像の設定が終了したら、信号処理回路104のステレオペア画像選択回路202により、主要被写体のエッジ方向判別(S304)と、ステレオペア画像の選択(S305)とが行われる。まず、S304の主要被写体のエッジ方向判別について説明する。
図6は、図3のS304における主要被写体のエッジ方向を判別する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、S601において、エッジ抽出処理を行う。この処理では、図4のAF測距枠403、404を処理対象領域として、水平方向に沿ったエッジを抽出する水平エッジ抽出と、垂直方向に沿ったエッジを抽出する垂直エッジ抽出とを行う。
例えば、図4のAF測距枠403、404の領域に対して水平エッジ抽出を行った場合には、図7(a)に示すように水平エッジが抽出される。一方、図4のAF測距枠403、404の領域に対して垂直エッジ抽出を行った場合には、図7(b)に示すように垂直エッジが抽出される。なお、水平方向および垂直方向のエッジを抽出する方法としては、バンドパスフィルタなど既存のエッジ抽出方法を用いればよい。
次にS602において、S601で抽出した水平方向および垂直方向のエッジについて、方向ごとにエッジ量の積分値を算出する。そして、S603において、S602で算出した方向ごとのエッジ量の積分値を比較し、より値が大きい方向を主要被写体のエッジの方向と判別する。例えば、図7に示すように、AF測距枠403の領域は水平方向のエッジをもち、AF測距枠404は垂直方向のエッジをもつと判別する。そのため、図4の被写体401は水平方向のエッジをもち、被写体402は垂直方向のエッジをもつと判別することができる。本実施形態では、エッジを抽出する対象領域をAF測距枠として説明したが、対象領域の設定方法は前記方法に限らず、被写体を抽出した主要被写体領域を対象領域としてもよい。
次に、図3のS305におけるステレオペア画像の選択処理について説明する。S305では、S304の主要被写体のエッジ方向判別結果に基づいて、主要被写体ごとに、ステレオ方式距離画像を生成するのに適した画像を参照画像候補群の中から少なくとも1枚選択する。具体的には、判別した主要被写体のエッジ方向とは異なる方向に視差がついた画像を選択する。
例えば、図4の被写体401は、S304の主要被写体のエッジ方向の判別により、水平方向のエッジをもつと判別される。そこで、図5に示す参照画像候補群のうち、ステレオペア画像として選択すべき画像は、垂直方向に視差を有する図5(c)もしくは図5(d)に示す画像となる。
さらに、撮像素子102から距離が離れた被写体であっても大きな視差量がつくようにするために、より視差のついた画像をステレオペア画像として選択する。例えば、図4の被写体401に対するステレオペア画像として、図5(c)に示す画像が選択されることとなる。同様にして、図4の被写体402に対するステレオペア画像は、最も水平方向に視差を有する図5(a)に示す画像が選択される。以下、参照画像が1つであるものとして説明する。なお、視差量は、動作速度検出回路111より得た画像処理装置100の移動量、基準画像と参照画像候補群とで算出した動きベクトル、および基準画像と参照画像候補群とにおいて後述する並進移動量を参照して得ることができる。並進移動量は、後述するステレオ平行化処理およびステレオ対応点の探索処理により算出される。以下、動きベクトルの算出方法について説明する。
動きベクトルの算出方法としては、ブロックマッチングや勾配法などが知られており、一般的には、ブロックマッチングがよく使用されている。ブロックマッチングとは、注目画像である参照画像と、当該参照画像の動きの元となる基準画像との間の2画像間の動きベクトルを、所定の大きさの矩形領域のブロックごとに、参照画像と基準画像との間での相関を算出することにより求める方法である。以下、図面を参照しながらブロックマッチングについて説明する。
図8は、ブロックマッチングの方法を説明するための図である。図8(a)に示すように、まず、ブロックマッチングの対象となる2枚のステレオペア画像のうちの1枚である基準画像を、水平方向の複数画素および垂直方向の複数ライン分からなる所定の大きさの矩形領域(ブロック)に分割する。そして、基準画像におけるこれらの複数のブロックを基準ブロックとする。
ブロックマッチングにおいては、図8(b)に示すように、基準ブロックと相関性の高いブロックを、参照画像の中から探索する。以下、参照画像に設定される基準ブロックと同じ大きさのブロックを参照ブロックと呼ぶ。そして、基準ブロックに結像されている画像が、参照画像上の矩形領域である探索範囲に結像されている画像と最も近似する位置を探索する。なお、最も近似する位置とは、矩形領域の全画素に対してSAD演算を行った結果、最小となる位置である。また、SAD値とは、差の絶対値の総和(Sum of Absolute Difference)のことである。そして、探索によって求められた位置座標と、基準ブロックの座標との差分が動きベクトルとなる。
つまり、図4における被写体401を含む基準ブロックと相関性の高いブロックを図5(c)に示す画像から探索することにより、被写体401の動きベクトルを算出することができる。このように動きベクトルを算出することによって視差量を算出し、主要被写体ごとにステレオペア画像のうちのもう1枚である参照画像を決定する。
次に、S306において、ステレオ方式距離画像生成回路205は、ステレオ方式距離画像を生成する。ここで、図2に示すステレオ方式距離画像生成回路205の詳細な構成について説明する。
図9は、ステレオ方式距離画像生成回路205の詳細な構成例を示すブロック図である。以下、本実施形態によるステレオ方式距離画像の生成方法について、非特許文献1に記載の方法を参照しながら説明する。非特許文献1に記載の方法では、以下の(1)〜(4)のステップによりステレオ方式距離画像を生成することができる。本実施形態では基本的にこの4つのステップに従ってステレオ方式距離画像が生成される。また、以下の説明では、基準画像204を左画像とし、参照画像203を右画像とする。
(1)左右の異なる視点で撮影された2つの画像(左画像および右画像)に対して、撮像レンズの歪み補正を行う(歪み補正)。
(2)左右の異なる視点間でカメラの角度と距離とを調整するために、左画像および右画像を写像する(ステレオ平行化)。
(3)左右のカメラのビューで同じ特徴を求めることにより、視差画像を生成する(ステレオ対応点探索)。
(4)左右のカメラの幾何学的な位置情報を用いて、視差画像を距離画像に変換する(3D再投影)。
(歪み補正)
図9において、ホモグラフィ推定回路901は、ステレオ平行化を行うためのホモグラフィを推定する。ホモグラフィを推定するためには、結像光学系101による歪みが補正された座標系を用いる必要がある。そこでホモグラフィ推定回路901は、まず基準画像204および参照画像203に対して歪み補正を行う。歪み補正の方法は、非特許文献1に記載の方法と同様であり、座標変換式は、以下の式(1)により表される。
Figure 0006292785
ここで、座標(x,y)は歪みが生じている点の元の位置を表し、座標(xcorrected,ycorrected)は歪み補正により得られる新しい位置を表している。さらに、値rは歪みが生じている点の元の位置におけるレンズ中心からの距離を表し、値k1、k2、k3はレンズの形状から決定される歪み補正係数を表している。なお、本実施形態では、歪み補正は半径方向の歪みのみを補正するものとしたが、それだけに限定されるものではなく、例えば円周方向の歪みも補正するように構成してもよい。
(ステレオ平行化)
続いて、ホモグラフィ推定回路901は、歪みが補正された座標系においてホモグラフィを推定する。ホモグラフィを推定する手法については非特許文献1に記載の方法と同様の方法により行うものとする。
図10は、左右の視点が形成する撮像系をピンホールモデルで表現した図である。
図10において、点Olおよび点Orは左右の視点の投影中心位置を示し、点Pは被写体の位置を示している。また、点plおよび点prは左右の視点の投影平面に投影される被写体の結像位置を示し、点elおよび点erは左右の視点におけるエピポールを示している。さらに直線pllおよび直線prrは左右の視点におけるエピポーラ線を示している。
エピポーラ拘束により、1つの画像内に特徴点が与えられると、もう1つの画像内で対応する点は対応するエピポーラ線上に存在する。このため、後述するステレオ対応点探索ではエピポーラ線に沿ってステレオ対応点を探索することになる。このとき、2つの画像でエピポーラ線を平行にして対応点の高さを合わせると、水平方向の1次元でステレオ対応点を探索することができ、2次元の場合よりも計算量が大幅に軽減され、信頼度の高い結果も得られる。そこで、この2つの画像でエピポーラ線を平行にして対応点の高さを合わせるステレオ平行化処理を行う。
ステレオ平行化処理を行う前に、さらに以下の(a)〜(e)のステップの処理がホモグラフィ推定回路901により実施される。
(a)2つの画像で8点以上の特徴点の対応を求める。
(b)8点以上の特徴点の対応から基礎行列Fを求める。
(c)基礎行列Fからエピポールel、erを求める。
(d)エピポールerから右画像のステレオ平行化のためのホモグラフィHrを推定する。
(e)特徴点の対応、ホモグラフィHr、およびエピポールelから左画像のステレオ平行化のためのホモグラフィHlを推定する。
ステップ(a)の処理では、2つの画像間でブロックマッチング手法による2次元の対応点探索を行うことにより、必要な特徴点の対応を求める。この処理では、画素単位で対応点探索するステレオ対応点探索とは異なり、画像一面内で最低8点の対応を求めればよいので、2次元であっても計算量は少なく、結果の信頼度にも大きな影響はない。なお、ブロックマッチング手法の詳細については、後述するステレオ対応点探索と同様である。ただし、ステレオ対応点探索のブロックマッチング手法は1次元方向のみの探索であり、ここではその探索範囲を2次元方向に拡張したブロックマッチング手法を適用する。
次のステップ(b)の処理では、8点の特徴点の対応から3×3行列の基礎行列Fを求める。以下、基礎行列Fの計算方法について説明する。まず、特徴点の座標は、前述した式(1)により歪み補正されたものを用いる。次に、以下の式(2)に示すエピポーラ方程式を用いる。
(prTEpl=0 ・・・(2)
ここで、Eは、3×3行列の基本行列である。また3×3行列のカメラ内部行列Mを用いると、以下の式(3)により3次元物理座標pを投影平面の2次元ピクセル座標qに変換することができる。
q=Mp ・・・(3)
また、カメラ内部行列Mを用いると、一般に以下の式(4)により基本行列Eを基礎行列Fに変換することができる。
F=(Mr -1TEMl -1 ・・・(4)
以上に示した式(2)から式(4)を用いると、基礎行列Fに関する以下の式(5)を導くことができる。
(qrTFql=0 ・・・(5)
基礎行列Fは3×3行列であり、かつスカラの自由度を持つので、9個の行列要素のうちの8個が変数となる。このため、式(5)に左画像および右画像のqlおよびqrの対応を8点代入すれば、単なる連立1次方程式となり、この連立1次方程式を解くことによって基礎行列Fを求めることができる。なお、本実施形態では基礎行列Fを求めるのに左画像および右画像のqlおよびqrの対応を8点用いているが、例えば非特許文献1に開示されているように8点以上の対応を用いた最小二乗法によって基礎行列Fを推定してもよい。
ステップ(c)の処理では、基礎行列Fからエピポールel、erを求める。基礎行列Fとエピポールel、erとの関係は、以下の式(6)および式(7)で表される。この式(6)および式(7)に基礎行列Fを代入することにより、エピポールel、erを求めることができる。
Fel=0 ・・・(6)
(erTF=0 ・・・(7)
ステップ(d)の処理では、まずエピポールerからホモグラフィHrを推定する。図11は、ホモグラフィHl、Hrの写像手順を説明するための図である。図11(a)には、右画像の投影平面におけるオブジェクトの結像イメージ、およびエピポールerのピクセル座標(xe,ye)を示している。まず、エピポールerをx軸上の(k,0)に写像する回転行列R(以下の式(8)参照)を求める。
Figure 0006292785
次に、前述の式(8)をエピポールerに適用すると、以下の式(9)のようになる。
Figure 0006292785
図11(b)には、図11(a)に示す結像イメージ対して回転行列Rを適用したピクセル座標系の例を示している。
次に、x軸上に写像されたエピポール(k,0)を無限遠点(±∞,0)に写像するホモグラフィGを求める。つまり、以下の式(10)によりホモグラフィGを求める。
Figure 0006292785
このようなホモグラフィGは、すべてのエピポーラ線をx軸に対して平行な直線に写像する。図11(c)には、図11(b)に示す例に対してホモグラフィGを適用したピクセル座標系の一例を示している。そのため、図11(c)におけるエピポーラ線はx軸に対して平行な直線に写像されている。以上のように前述した式(8)から式(10)を用いて、ホモグラフィHrは以下の式(11)により算出される。
r=GR ・・・(11)
ステップ(e)の処理では、特徴点の対応、ホモグラフィHr、およびエピポールelから、左画像をステレオ平行化するためのホモグラフィHlを推定する。このようなホモグラフィHlは、左画像のすべてのエピポーラ線をx軸に対して平行な直線に写像する。これにより、左右画像の対応するエピポーラ線の高さをそろえることができる。なお、図11(d)に示すように、左画像のすべてのエピポーラ線をx軸に対して平行な直線に写像するには、ステップ(d)と同様の手順で実現することができる。また同様の手順で左画像に対して求められた行列を、ホモグラフィG'および回転行列R'とする。
左右画像の対応するエピポーラ線の高さをそろえるためには、左右画像間に存在する特徴点の対応において、特徴点間距離の総和が最小になるようなホモグラフィKを推定することにより実現することができる。つまり、推定したいホモグラフィHlは以下の式(12)により算出される。
l=KG'R' ・・・(12)
さらに、ホモグラフィKを推定するために、以下の式(13)を用いる。
Figure 0006292785
なお、式(13)のdd(Hll i,Hrr i)は、2つのピクセル座標間の距離自乗和を表している。また、(ql i,qr i)は特徴点の対応を表しており、ステップ(a)の処理で求めたものを用いればよい。
以上のステップ(a)〜(e)の処理が行われると、次にステレオ平行化処理が行われる。図8の第1の逆写像処理回路902は、以上の手順で求められたホモグラフィHrを用いて、右画像である参照画像203を逆写像処理によりステレオ平行化する。また、第2の逆写像処理回路903は、以上の手順で求められたホモグラフィHlを用いて、左画像である基準画像204を逆写像処理によりステレオ平行化する。なお、逆写像処理の手法には非特許文献1に記載された方法を用いる。
図12は、撮像された生画像を、ステレオ平行化された左右画像へ写像する手順を説明するための図である。
図12に示すように、逆写像処理では、図12(c)に示すステレオ平行化された左画像および右画像内の各整数座標に対して、図12(b)に示す、歪んでいない画像内の座標を求める。そして、それらの座標を用いて図12(a)に示す生画像内の小数点座標を参照する。つまり、この小数点座標を用いて生画像内で画素補間処理を行い、ステレオ平行化された画像内での画素値を求める。なお、図12におけるDIST()は、前述の式(1)の座標(xcorrected,ycorrected)から座標(x,y)を求める式(1)の逆変換処理を示している。そして、最終的には図12(d)に示すように左画像および右画像が切り出される。
(ステレオ対応点探索)
ステレオ対応点探索回路904は、ステレオ平行化された左画像である基準画像204と右画像である参照画像203とから視差画像905を生成する回路である。この視差画像905を生成するために行われるステレオ対応点探索は、非特許文献1に記載の方法と同様である。
図13は、ステレオ対応点探索で用いるブロックマッチング手法を説明するための図である。図13に示すように、ブロックマッチングは、差分絶対値和(SAD)ウィンドウを行方向にスライドすることにより行われる。これにより、左画像内でそれぞれの特徴に対して、右画像で対応する行から最もよくマッチするものを探索することができる。前述した処理により左画像および右画像はステレオ平行化されているため、各行がエピポーラ線になっており、右画像内でマッチングする場所は左画像内の同じ行に存在する。このため、探索方向は行方向だけに限定することができる。この方法により、例えば、左画像内のある特徴点の座標xlに対して、対応する右画像内の対応点の座標xrまでの距離d=(xl−xr)を、座標xlに対応する視差量として算出することができる。
なお、図13に示す例は、基準画像204が左画像の場合を示しているが、基準画像が右画像である場合は、右画像内の特徴点を基準に視差量を計算する。つまり、右画像内のある特徴点の座標xrに対して、対応する左画像内の対応点の座標xlまでの距離d=(xl−xr)を、座標xrに対応する視差量とする。ステレオ対応点探索回路904は、以上のように各行において視差量を算出することによって視差画像905を生成する。
(3D再投影)
3D再投影回路906は、3D再投影により視差画像905からステレオ方式距離画像206を生成する回路である。3D再投影の方法は、非特許文献1に記載の方法と同様である。三角測量の手法により、合焦された被写体までの距離Zと視差量dとの関係は以下の式(14)により表される。
Z=fT/d ・・・(14)
ここでfは撮像系の焦点距離を表し、Tは左右2つの視点の投影中心の距離(並進移動量)を表している。ステレオ方式距離画像206が生成されると、メモリ制御回路105を介してメモリ106に一時的に書き込まれる。以下、ステレオ方式距離画像206を生成する手順について説明する。
図14は、図3のS306において、ステレオ方式距離画像生成回路205によりステレオ方式距離画像を生成する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、基準画像204および参照画像203から視差画像905を生成する(S1401)。前述したように、視差画像905は、第1の逆写像処理回路902および第2の逆写像処理回路903でそれぞれステレオ平行化された左画像および右画像をステレオ対応点探索回路904で処理することにより生成される。
次に、AF測距枠でオート・フォーカスされた被写体までの距離Z0と視差量d0とから、投影中心の並進移動量Tを取得する(S1402)。式(14)から、並進移動量T=(Z00/f)となる。被写体までの距離Z0は、図3のS301の撮影前にあらかじめAF評価値取得回路108によるコントラストAFにより算出されており、視差量d0は、S1401で生成された視差画像905から抽出することができる。そして、視差画像905に対して画素ごとに式(14)を適用することにより、ステレオ方式距離画像206を生成する(S1403)。
図3の説明に戻り、次のS307においては、ステレオ方式距離画像生成回路205は、すべての主要被写体に対してステレオ方式距離画像を生成したか否かを判定する。この判定の結果、すべての主要被写体に対して生成していない場合はS305に戻って処理を継続し、すべての主要被写体に対して生成している場合は次のS308に進む。
S308においては、距離画像合成回路207は、主要被写体ごとに生成したステレオ方式距離画像206を合成する。図15(a)には、図4に示す画像および図5(c)に示す画像をステレオペア画像とし、被写体401に対して距離画像を算出した結果を示す。同様に、図15(b)には、図4に示す画像および図5(a)に示す画像をステレオペア画像とし、被写体402に対して距離画像を算出した結果を示す。また、図15(c)には、合成距離画像として図15(a)および図15(b)に示した結果を合成した距離画像を示す。
図15(a)に示すステレオ方式距離画像は、垂直方向に視差が生じている参照画像をステレオペア画像としているため、被写体401に関しては精度が高い。これに対して、図15(b)に示すステレオ方式距離画像は、水平方向に視差が生じている参照画像をステレオペア画像としているため、被写体402に関しては精度が高い。一方、被写体405は主要被写体ではないが、式(14)より被写体405までの距離も算出されている。したがって、図15(c)に示すように、主要被写体ごとに距離画像を合成しているので、画面内の主要被写体に対してより精度の高い合成距離画像を生成することができる。
本実施形態では、基準画像と参照画像との間の視差の方向と主要被写体のエッジの方向とが水平および垂直である場合について説明したが、この場合には限定されず、斜め方向に沿った処理にも適応可能である。以上のように本実施形態によれば、主要被写体のエッジの方向を判別し、視差の方向が異なる複数の参照画像候補群の中から、主要被写体のエッジ方向とは異なる方向に視差のついた画像をステレオペア画像として選択するようにした。これにより、ステレオ対応点探索における主要被写体のエッジ領域の影響を受けにくくすることができ、さらに特別な撮像光学系を不要にして、精度の高い距離画像を生成することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像処理装置の構成は、図1、図2および図9に示した構成と同様であるため、説明は省略する。なお、本実施形態では、主要被写体のエッジ方向を判別して本体を移動させる旨を表示させるため、主要被写体を1つとし、距離画像の合成は行われないものとする。
図16は、本実施形態に係る画像処理装置100により距離画像を生成する処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図16に示す各処理は、システム制御回路107による制御によって行われる。以下の説明では、ユーザの操作により被写体をフレーミングするために、撮像素子102を介して生成した画像を連続的に表示させる機能をEVF(Electronic View Finder)と呼ぶ。また、EVFの表示または非表示の切り替えは、ユーザが操作部110を介して行うことができる。さらに、本実施形態では、ユーザに対して画像処理装置100の移動する方向を示す撮影補助情報をEVF上に表示させた上で、距離画像を生成することができ、そのモードを「距離画像生成モード」と呼ぶこととする。
まず、S1601において、システム制御回路107は、EVFによる表示中か否かを判定する。この判定の結果、EVFによる表示中でない場合はS1602に進み、EVFによる表示中である場合はS1603に進む。
S1602においては、第1の実施形態と同様の手順により、EVF上に撮影補助情報を表示しない状態で、ユーザがフレーミング動作中に生成した参照画像を用いて距離画像(合成距離画像208)を生成する。
一方、S1603においては、システム制御回路107は、距離画像生成モードに設定されているか否かを判定する。この判定の結果、距離画像生成モードに設定されていない場合はS1602に進み、距離画像生成モードに設定されている場合はS1604に進む。
S1604においては、第1の実施形態における図3のS304と同様の処理により主要被写体のエッジ方向を判別する。図17は、本実施形態において得られる画像における被写体1701およびAF測距枠1702の一例を示す図である。S1604の処理の結果、図17において、被写体1701は水平方向のエッジをもつと判別される。
次に、S1605においは、S1604の処理結果に基づき、主要被写体のエッジ方向とは異なる方向に画像処理装置100を移動させる旨の記載撮影補助情報としてEVF上に表示させる表示制御を行う。その様子を図18に示す。
次に、S1606において、動作速度検出回路111の検出結果に基づいて、画像処理装置100が撮影補助情報に従って移動されたか否かを判定する。この判定の結果、その方向に画像処理装置100本体が移動されていない場合は、移動されるまでS1605の処理を継続し、EVF上に撮影補助情報を表示したままにする。
一方、画像処理装置100本体がその方向に移動された場合は、S1607において、画像処理装置100の移動前の画像を基準画像に設定し、移動後の画像を参照画像に設定する。そして、第1の実施形態における図3のS306と同様の手順により距離画像を生成する。
以上のように本実施形態によれば、主要被写体のエッジ方向を判別し、画像処理装置を移動させる方向をEVF上に表示するようにした。これにより、主要被写体のエッジ方向とは異なる方向に視差のついた画像を効率よく取得することができる。そして、ステレオ対応点探索における主要被写体のエッジ領域の影響を受けにくくすることができ、さらに特別な撮像光学系を不要にして、精度の高い距離画像を生成することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
102 撮像素子
104 信号処理回路
107 システム制御回路

Claims (7)

  1. 共通の主要被写体に対して互いに視差を有する複数の画像を取得する取得手段と、
    前記主要被写体のエッジ方向を判別する判別手段と、
    前記判別手段によって判別された前記主要被写体のエッジ方向とは異なる方向に視差を有する画像の組を前記取得手段によって取得された複数の画像から選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された画像の組を用いて前記主要被写体までの距離の情報を含む距離画像を生成する生成手段と、
    を有し、
    前記画像の組の中の少なくとも1つの画像は、前記距離画像を生成しない場合に撮像された画像に比べて、結像光学系の絞りを絞った状態で撮像された画像であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記主要被写体に対して焦点を合わせる焦点調節手段をさらに有し、
    前記取得手段は、前記焦点調節手段によって焦点が調節された主要被写体を含む画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択手段は、前記判別手段によって判別された前記主要被写体のエッジ方向と垂直な方向に視差を有する画像の組を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択手段は、前記判別手段によって判別された前記主要被写体のエッジ方向と垂直な方向に視差を有する画像の組のうち、最も大きな視差を有する画像の組を選択することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記判別手段によって判別されたエッジ方向とは異なる方向へ前記画像処理装置を移動させることを促す補助情報を生成して表示部に表示する表示制御手段と、
    前記画像処理装置の移動する方向を検出する検出手段と、
    をさらに有し、
    前記表示部に表示された補助情報に従って前記画像処理装置が移動したことが前記検出手段によって検出された場合に、前記取得手段は、移動後に撮影された前記主要被写体を含む画像を取得することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 共通の主要被写体に対して互いに視差を有する複数の画像を取得する取得工程と、
    前記主要被写体のエッジ方向を判別する判別工程と、
    前記判別工程において判別された前記主要被写体のエッジ方向とは異なる方向に視差を有する画像の組を前記取得工程において取得された複数の画像から選択する選択工程と、前記選択工程において選択された画像の組を用いて前記主要被写体までの距離の情報を含む距離画像を生成する生成工程と、
    を有し、
    前記画像の組の中の少なくとも1つの画像は、前記距離画像を生成しない場合に撮像された画像に比べて、結像光学系の絞りを絞った状態で撮像された画像であることを特徴とする画像処理方法。
  7. 共通の主要被写体に対して互いに視差を有する複数の画像を取得する取得工程と、
    前記主要被写体のエッジ方向を判別する判別工程と、
    前記判別工程において判別された前記主要被写体のエッジ方向とは異なる方向に視差を有する画像の組を前記取得工程において取得された複数の画像から選択する選択工程と、前記選択工程において選択された画像の組を用いて前記主要被写体までの距離の情報を含む距離画像を生成する生成工程と、
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記画像の組の中の少なくとも1つの画像は、前記距離画像を生成しない場合に撮像された画像に比べて、結像光学系の絞りを絞った状態で撮像された画像であることを特徴とするプログラム。
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