JP7448787B2 - バーリング加工材の製造方法、バーリング加工用中子及びバーリング加工装置 - Google Patents
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部材の内部に第1中子と第2中子とを挿入し、前記部材の内部で前記第1中子の先端部と前記第2中子の先端部とを突き合せる第1工程と、前記部材の内部において前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた状態で前記部材に対してバーリング加工を施してバーリング加工材を得る第2工程と、前記バーリング加工材から前記第1中子及び前記第2中子を抜き出す第3工程と、を備える、バーリング加工材の製造方法であって、
前記部材が、断面形状において、互いに平行な第1壁部及び第2壁部を有し、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端側に第1開口部を有するとともに、他端側に第2開口部を有し、
前記第1中子が、前記第1壁部と接触する第1接触面と、第2壁部と接触する第2接触面と、前記第1中子の前記先端部に設けられた第1凹部とを有し、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに平行であり、
前記第2中子が、前記第1壁部と接触する第3接触面と、第2壁部と接触する第4接触面と、前記第2中子の前記先端部に設けられた第2凹部とを有し、前記第3接触面と前記第4接触面とが互いに平行であり、
前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた場合に前記第1凹部と前記第2凹部とによって孔が形成され、前記孔の中心軸が前記第1接触面、前記第2接触面、前記第3接触面及び前記第4接触面に対して垂直であり、
前記第1工程において、前記第1中子の前記第1接触面を前記第1壁部に接触させ、且つ、前記第1中子の前記第2接触面を前記第2壁部に接触させながら、前記部材の一端側の前記第1開口部を介して、前記第1中子の前記先端部を前記第1壁部と前記第2壁部との間に押し込み、
前記第1工程において、前記第2中子の前記第3接触面を前記第1壁部に接触させ、且つ、前記第2中子の前記第4接触面を前記第2壁部に接触させながら、前記部材の他端側の前記第2開口部を介して、前記第2中子の前記先端部を前記第1壁部と前記第2壁部との間に押し込み、
前記第2工程において、前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せて構成された前記孔を利用して、前記第1壁部に第1バーリング加工孔を設け、前記第2壁部に第2バーリング加工孔を設け、ここで、前記第1バーリング加工孔は前記第2壁部に向かって伸びる立ち上がり部を有し、前記第2バーリング加工孔は前記第1壁部に向かって伸びる立ち上がり部を有し、
前記第3工程において、前記第1開口部を介して前記第1中子を前記バーリング加工材の内部から外部へと引き抜き、前記第2開口部を介して前記第2中子を前記バーリング加工材の内部から外部へと引き抜く、
バーリング加工材の製造方法
を開示する。
断面形状において、互いに平行な第1壁部及び第2壁部を有し、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端側に第1開口部を有するとともに、他端側に第2開口部を有する部材に対して、バーリング加工を施す際に、前記第1壁部及び前記第2壁部の間に挿入されるバーリング加工用中子であって、
前記第1開口部から挿入される第1中子と、前記第2開口部から挿入される第2中子とを備え、
前記第1中子が、前記第1壁部と接触する第1接触面と、第2壁部と接触する第2接触面と、前記第1中子の先端部に設けられた第1凹部とを有し、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに平行であり、
前記第2中子が、前記第1壁部と接触する第3接触面と、第2壁部と接触する第4接触面と、前記第2中子の先端部に設けられた第2凹部とを有し、前記第3接触面と前記第4接触面とが互いに平行であり、
前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた場合に前記第1凹部と前記第2凹部とによって孔が形成され、前記孔の中心軸が前記第1接触面、前記第2接触面、前記第3接触面及び前記第4接触面に対して垂直である、
バーリング加工用中子
を開示する。
図2~4に示されるバーリング加工材の製造方法は、部材10の内部に第1中子21と第2中子22とを挿入し、部材10の内部で第1中子21の先端部21cと第2中子22の先端部22cとを突き合せる第1工程と、部材10の内部において第1中子21の先端部21c及び第2中子22の先端部22cとを突き合せた状態で部材10に対してバーリング加工を施してバーリング加工材30を得る第2工程と、バーリング加工材30から第1中子21及び第2中子22を抜き出す第3工程とを備える。
部材10は、断面形状において、互いに平行な第1壁部1及び第2壁部2を有し、第1壁部1及び第2壁部2の一端側に第1開口部3aを有するとともに、他端側に第2開口部3bを有する。本願において「平行」とは、完全な平行に限定されるものではなく、実質的に平行であればよい。すなわち、第1壁部1と第2壁部2とが完全な平行ではない場合においても、工業生産上許容される誤差の範囲内であれば平行とみなす。具体的には、第1壁部1と第2壁部2とのなす角が0°±1°の場合、当該第1壁部1と第2壁部2とは平行であるものとみなす。後述の第1中子21及び第2中子22における「平行」についても同様である。尚、部材10は、中子20を挿入する際、或いは、挿入後、撓み等が生じてもよい。
図2~4に示されるように、第1中子21は、第1壁部1と接触する第1接触面21aと、第2壁部2と接触する第2接触面21bとを有する。第1接触面21aと第2接触面21bとは互いに平行である。よって、部材10の内部に第1中子21を挿入した状態において、部材10の第1壁部1及び第2壁部2と、第1中子21の第1接触面21a及び第2接触面21bとが互いに平行となる。従来においては傾斜部を有する先細り型(楔型)の駆動体が用いられていたのに対し、本開示の第1中子21は第1接触面21aと第2接触面21bとが平行である。よって、従来の駆動体と比較して、第1中子21は、一端から他端の全体に亘って剛性を確保し易い。そのため、第1中子21を部材10の内部に挿入する際、第1中子21が折れ難い。
図2~4に示されるように、第2中子22は、第1壁部1と接触する第3接触面22aと、第2壁部2と接触する第4接触面22bとを有する。第3接触面22aと第4接触面22bとは互いに平行である。よって、部材10の内部に第2中子22を挿入した状態において、部材10の第1壁部1及び第2壁部2と、第2中子22の第3接触面22a及び第4接触面22bとが互いに平行となる。従来においては傾斜部を有する先細り型(楔型)の駆動体が用いられていたのに対し、本開示の第2中子22は第3接触面22aと第4接触面22bとが平行である。よって、従来の駆動体と比較して、第2中子22は、一端から他端の全体に亘って剛性を確保し易い。そのため、第2中子22を部材10の内部に挿入する際、第2中子22が折れ難い。
第1中子21の先端部21cと第2中子22の先端部22cとが突き合わされた場合、第1凹部21d及び第2凹部22dによって孔23が形成される。孔23の中心軸は第1接触面21a、第2接触面21b、第3接触面22a及び第4接触面22bに対して垂直である。孔23の形態(開口形状)はバーリング加工孔11a、12aの形状に応じて適宜決定されればよい。例えば、図2及び3に示されるように、孔23の開口形状を円形状とすることができる。孔23の深さも特に限定されるものではなく、バーリング加工孔の立ち上がり部11b、12bの高さ等に応じて適宜決定されればよい。
図2A及びBに示されるように、第1工程においては、第1中子21の第1接触面21aを第1壁部1に接触させ、且つ、第1中子21の第2接触面21bを第2壁部2に接触させながら、部材10の一端側の第1開口部3aを介して、第1中子21の先端部21cを第1壁部1と第2壁部2との間に押し込む。また、第2中子22の第3接触面22aを第1壁部1に接触させ、且つ、第2中子22の第4接触面22bを第2壁部2に接触させながら、部材10の他端側の第2開口部3bを介して、第2中子22の先端部22cを第1壁部1と第2壁部2との間に押し込む。すなわち、第1工程において、第1中子21及び第2中子22の双方とも、第1壁部1及び第2壁部2に同時に接触する。これにより、部材10の内壁に第1中子21及び第2中子22を適切に当接させることができる。尚、図示していないが、第1工程において、部材10を外金型によって外側から拘束してもよい。
図3A及びBに示されるように、第2工程においては、第1中子21の先端部21cと第2中子22の先端部22cとを突き合せて構成された孔23を利用して、第1壁部1に第1バーリング加工孔11aを設け、第2壁部2に第2バーリング加工孔12aを設ける。ここで、第1バーリング加工孔11aは第2壁部2に向かって伸びる立ち上がり部11bを有し、第2バーリング加工孔12aは第1壁部1に向かって伸びる立ち上がり部12bを有する。すなわち、バーリング加工孔11a、12aは部材10の内側に向かって立ち上がり部11b、12bを有する内向きのバーリング加工孔である。尚、図示していないが、第2工程において、部材10を外金型によって外側から拘束してもよい。
図4A及びBに示されるように、第3工程においては、第1開口部3aを介して第1中子21をバーリング加工材30の内部から外部へと引き抜き、第2開口部3bを介して第2中子22をバーリング加工材30の内部から外部へと引き抜く。第1中子21及び第2中子22の引き抜きは、手作業で行ってもよいし、シリンダー機構やロボット等を用いて機械的に行ってもよい。尚、第1中子21及び第2中子22の引き抜きの際、バーリング加工孔11a、12aの立ち上がり部11b、12bに第1中子21の先端部21c及び第2中子22の先端部22cが引っ掛かる場合があるが、第1中子21及び第2中子22に力を加えることで、立ち上がり部11b、12bから第1中子21及び第2中子22を取り外すことができる。尚、図示していないが、第3工程において、部材10を外金型によって外側から拘束してもよい。
以上の通り、部材10、第1中子21及び第2中子22を用い、第1工程~第3工程を経て部材10に対してバーリング加工を施すことで、バーリング加工材30を容易に製造することができる。本開示の技術によれば、部材10と第1中子21との間、及び、部材10と第2中子22との間に隙間が生じ難く、部材10の内壁に第1中子21及び第2中子22を適切に当接させながらバーリング加工を行うことができる。結果として、面性状や外観に優れるバーリング加工材30を得ることができる。
本開示の技術はバーリング加工用中子としての側面も有する。図2~4に示されるように、本開示のバーリング加工用中子は、断面形状において、互いに平行な第1壁部1及び第2壁部2を有し、第1壁部1及び第2壁部2の一端側に第1開口部3aを有するとともに、他端側に第2開口部3bを有する部材10に対して、バーリング加工を施す際に、第1壁部1及び第2壁部2の間に挿入されるバーリング加工用中子である。バーリング加工用中子は、第1開口部3aから挿入される第1中子21と、第2開口部3bから挿入される第2中子22とを備える。第1中子21は、第1壁部1と接触する第1接触面21aと、第2壁部2と接触する第2接触面21bと、第1中子21の先端部21cに設けられた第1凹部21dとを有し、第1接触面21aと第2接触面21bとが互いに平行である。第2中子22は、第1壁部1と接触する第3接触面22aと、第2壁部2と接触する第4接触面22bと、第2中子22の先端部22cに設けられた第2凹部22dとを有し、第3接触面22aと第4接触面22bとが互いに平行である。第1中子21の先端部21cと第2中子22の先端部22cとを突き合せた場合、第1凹部21dと第2凹部22dとによって孔23が形成され、孔23の中心軸が第1接触面21a、第2接触面21b、第3接触面22a及び第4接触面22bに対して垂直である。
本開示の技術はバーリング加工装置としての側面も有する。図11にバーリング加工装置の構成の一例を示す。図11に示されるように、バーリング加工装置100は、上記本開示のバーリング加工用中子(第1中子21及び第2中子22)を備える。
以下に示す方法であっても、ある程度の効果を奏するものと考えられる。すなわち、本開示の方法は、
部材の内部に第1中子と第2中子とを挿入し、前記部材の内部で前記第1中子の先端部と前記第2中子の先端部とを突き合せる第1工程と、
前記部材の内部において前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた状態で前記部材に対してバーリング加工を施してバーリング加工材を得る第2工程と、
前記バーリング加工材から前記第1中子及び前記第2中子を抜き出す第3工程と、
を備え、
前記部材が、断面形状において、対向する第1壁部及び第2壁部を有し、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端側に第1開口部を有するとともに、他端側に第2開口部を有し、
前記第1中子が、前記第1壁部と接触する第1接触面と、第2壁部と接触する第2接触面と、前記第1中子の前記先端部に設けられた第1凹部とを有し、
前記第2中子が、前記第1壁部と接触する第3接触面と、第2壁部と接触する第4接触面と、前記第2中子の前記先端部に設けられた第2凹部とを有し、
前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた場合に前記第1凹部と前記第2凹部とによって孔が形成され、
前記第1工程において、前記第1中子の前記第1接触面を前記第1壁部に接触させ、且つ、前記第1中子の前記第2接触面を前記第2壁部に接触させながら、前記部材の一端側の前記第1開口部を介して、前記第1中子の前記先端部を前記第1壁部と前記第2壁部との間に押し込み、
前記第1工程において、前記第2中子の前記第3接触面を前記第1壁部に接触させ、且つ、前記第2中子の前記第4接触面を前記第2壁部に接触させながら、前記部材の他端側の前記第2開口部を介して、前記第2中子の前記先端部を前記第1壁部と前記第2壁部との間に押し込み、
前記第2工程において、前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せて構成された前記孔を利用して、前記第1壁部に第1バーリング加工孔を設け、前記第2壁部に第2バーリング加工孔を設け、ここで、前記第1バーリング加工孔は前記第2壁部に向かって伸びる立ち上がり部を有し、前記第2バーリング加工孔は前記第1壁部に向かって伸びる立ち上がり部を有し、
前記第3工程において、前記第1開口部を介して前記第1中子を前記バーリング加工材の内部から外部へと引き抜き、前記第2開口部を介して前記第2中子を前記バーリング加工材の内部から外部へと引き抜く、
バーリング加工材の製造方法である。
2 第2壁部
3a 第1開口部
3b 第2開口部
4 側壁部
5 側壁部
10 部材
11a 第1バーリング加工孔
11b 立ち上がり部
12a 第2バーリング加工孔
12b 立ち上がり部
21 第1中子
21a 第1接触面
21b 第2接触面
21c 先端部
21d 第1凹部
22 第2中子
22a 第3接触面
22b 第4接触面
22c 先端部
22d 第2凹部
30 バーリング加工材
41、42 バーリングパンチ
51 第1シリンダー
52 第2シリンダー
100 バーリング加工装置
Claims (6)
- 部材の内部に第1中子と第2中子とを挿入し、前記部材の内部で前記第1中子の先端部と前記第2中子の先端部とを突き合せる第1工程と、
前記部材の内部において前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた状態で前記部材に対してバーリング加工を施してバーリング加工材を得る第2工程と、
前記バーリング加工材から前記第1中子及び前記第2中子を抜き出す第3工程と、
を備え、
前記部材が、断面形状において、互いに平行な第1壁部及び第2壁部を有し、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端側に第1開口部を有するとともに、他端側に第2開口部を有し、
前記第1中子が、前記第1壁部と接触する第1接触面と、前記第2壁部と接触する第2接触面と、前記第1中子の前記先端部に設けられた第1凹部とを有し、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに平行であり、
前記第2中子が、前記第1壁部と接触する第3接触面と、前記第2壁部と接触する第4接触面と、前記第2中子の前記先端部に設けられた第2凹部とを有し、前記第3接触面と前記第4接触面とが互いに平行であり、
前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた場合に前記第1凹部と前記第2凹部とによって孔が形成され、前記孔の中心軸が前記第1接触面、前記第2接触面、前記第3接触面及び前記第4接触面に対して垂直であり、
前記第1工程において、前記第1中子の前記第1接触面を前記第1壁部に接触させ、且つ、前記第1中子の前記第2接触面を前記第2壁部に接触させながら、前記部材の一端側の前記第1開口部を介して、前記第1中子の前記先端部を前記第1壁部と前記第2壁部との間に押し込み、
前記第1工程において、前記第2中子の前記第3接触面を前記第1壁部に接触させ、且つ、前記第2中子の前記第4接触面を前記第2壁部に接触させながら、前記部材の他端側の前記第2開口部を介して、前記第2中子の前記先端部を前記第1壁部と前記第2壁部との間に押し込み、
前記第2工程において、前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せて構成された前記孔を利用して、前記第1壁部に第1バーリング加工孔を設け、前記第2壁部に第2バーリング加工孔を設け、ここで、前記第1バーリング加工孔は前記第2壁部に向かって伸びる立ち上がり部を有し、前記第2バーリング加工孔は前記第1壁部に向かって伸びる立ち上がり部を有し、
前記第3工程において、前記第1開口部を介して前記第1中子を前記バーリング加工材の内部から外部へと引き抜き、前記第2開口部を介して前記第2中子を前記バーリング加工材の内部から外部へと引き抜く、
バーリング加工材の製造方法。 - 前記部材の内部に前記第1中子及び前記第2中子を挿入する前において、前記第1接触面と前記第2接触面との距離X1が前記第1壁部と前記第2壁部との距離Yよりも長く、前記第3接触面と前記第4接触面との距離X2が前記第1壁部と前記第2壁部との距離Yよりも長く、
前記第1工程において、前記第1壁部及び前記第2壁部の間へと前記第1中子及び前記第2中子を押し込むことで、前記第1壁部と前記第2壁部との距離Yを拡大させる、
請求項1に記載の製造方法。 - 断面形状において、互いに平行な第1壁部及び第2壁部を有し、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端側に第1開口部を有するとともに、他端側に第2開口部を有する部材に対して、バーリング加工を施す際に、前記第1壁部及び前記第2壁部の間に挿入されるバーリング加工用中子であって、
前記第1開口部から挿入される第1中子と、前記第2開口部から挿入される第2中子とを備え、
前記第1中子が、前記第1壁部と接触する第1接触面と、前記第2壁部と接触する第2接触面と、前記第1中子の先端部に設けられた第1凹部とを有し、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに平行であり、
前記第2中子が、前記第1壁部と接触する第3接触面と、前記第2壁部と接触する第4接触面と、前記第2中子の先端部に設けられた第2凹部とを有し、前記第3接触面と前記第4接触面とが互いに平行であり、
前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた場合に前記第1凹部と前記第2凹部とによって孔が形成され、前記孔の中心軸が前記第1接触面、前記第2接触面、前記第3接触面及び前記第4接触面に対して垂直であり、
前記部材の内部に前記第1中子及び前記第2中子を挿入する前において、前記第1接触面と前記第2接触面との距離X1が前記第1壁部と前記第2壁部との距離Yよりも長く、前記第3接触面と前記第4接触面との距離X2が前記第1壁部と前記第2壁部との距離Yよりも長い、
バーリング加工用中子。 - 請求項3に記載の中子を備えるバーリング加工装置。
- 前記第1中子に接続された第1シリンダーと、
前記第2中子に接続された第2シリンダーと、
を備え、
前記第1シリンダーによって前記第1中子が前記第1接触面及び前記第2接触面と平行な方向に移動できるように構成されており、
前記第2シリンダーによって前記第2中子が前記第3接触面及び前記第4接触面と平行な方向に移動できるように構成されている、
請求項4に記載の装置。 - バーリング加工装置であって、
断面形状において、互いに平行な第1壁部及び第2壁部を有し、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端側に第1開口部を有するとともに、他端側に第2開口部を有する部材に対して、バーリング加工を施す際に、前記第1壁部及び前記第2壁部の間に挿入されるバーリング加工用中子を備え、
前記中子は、前記第1開口部から挿入される第1中子と、前記第2開口部から挿入される第2中子とを備え、
前記第1中子が、前記第1壁部と接触する第1接触面と、前記第2壁部と接触する第2接触面と、前記第1中子の先端部に設けられた第1凹部とを有し、前記第1接触面と前記第2接触面とが互いに平行であり、
前記第2中子が、前記第1壁部と接触する第3接触面と、前記第2壁部と接触する第4接触面と、前記第2中子の先端部に設けられた第2凹部とを有し、前記第3接触面と前記第4接触面とが互いに平行であり、
前記第1中子の前記先端部と前記第2中子の前記先端部とを突き合せた場合に前記第1凹部と前記第2凹部とによって孔が形成され、前記孔の中心軸が前記第1接触面、前記第2接触面、前記第3接触面及び前記第4接触面に対して垂直であり、
前記バーリング加工装置は、前記第1中子に接続された第1シリンダーと、前記第2中子に接続された第2シリンダーと、を備え、
前記第1シリンダーによって前記第1中子が前記第1接触面及び前記第2接触面と平行な方向に移動できるように構成されており、
前記第2シリンダーによって前記第2中子が前記第3接触面及び前記第4接触面と平行な方向に移動できるように構成されている、
バーリング加工装置。
Priority Applications (1)
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