JP7440034B2 - 乾式造粒機のシール構造及び乾式造粒機 - Google Patents

乾式造粒機のシール構造及び乾式造粒機 Download PDF

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Description

本発明は、乾質の粉体原料を原料圧縮用ロールにて圧密成形し、医薬品や食品、化学原料、合成樹脂等の粉粒体を連続的に製造可能な乾式造粒機に関し、特に、ロール支持軸とロール支持部を覆うカバー部材(ロール支持部カバー)との間のシール構造に関する。
従来より、粉体を圧密成形する装置として、乾質の粉体原料を一対の原料圧縮用ロール(以下、原料圧縮用ロールは適宜ロールと略記する)によって圧縮成形する乾式造粒機が知られている。乾式造粒機における圧密成形は、水やアルコール、溶媒を結合剤として用いる湿式造粒機と比較して、加湿、乾燥工程が不要で処理時間が短いため、設備やエネルギーコストの点でメリットがあり、また、結合剤として添加物を用いないことから、無機、有機を問わず広範囲な産業分野において使用されている。
このような乾式造粒機では、粉体処理に際し、装置内に粉体原料が入り込まないよう、回転するロール支持軸とロール支持部カバーとの間に、粉噛み防止用のメカニカルシールが施されている。図6は、従来の乾式造粒機のシール構造を示す説明図である。図6に示すように、乾式造粒機のロール支持軸51には、一対のロール52(図6では一方のみを示す)が取り付けられている。ロール支持軸51及びロール52は、ロール支持部61に配されたベアリング62によって、両持ち状態で回転自在に支持されている。ロール支持部62の外側には、ロール支持部62を覆うようにロール支持部カバー53(以下、カバー53と略記する)が取り付けられている。カバー53はステンレス製の箱状部材であり、ロール52はカバー53から外部に露出して設けられている。ロール支持軸51の外周には、ステンレス製のロールスリーブ(以下、スリーブと略記する)54が装着されている。スリーブ54とカバー53の間には、粉が装置内55に侵入しないようにシール56が介設されている。
シール56は、合成ゴム(NBR(ニトリル)、FKM(フッ素)等)によって切れ目のない円環状に形成されており、スリーブ54の段部54a近傍に取り付けられている。シール56は、リング状のベース部57と、ベース部57の一端から延設されたリップ部58とから構成されている。スリーブ54には、段部54aの近傍に小径部54bが設けられており、シール56は、この小径部54bにベース部57が嵌装される形でスリーブ54に装着される。スリーブ54の小径部54bに装着されたシール56は、小径部54bと大径部54cとの間の段差54dによって軸方向の移動が規制される。リップ部58の先端58aは、カバー53に対し摺動可能な状態で密接しており、リップ部先端58aの内周側は空隙59となっている。図6の乾式造粒機では、このようなシール構造により、スリーブ54とカバー53のすき間から装置内55に粉体が入り込むのを防止している。
特開2017-62280号公報 特開平11-82753号公報 実用新案登録第3129888号公報
一方、乾式造粒機には、図6のようにロールを両持ち状態で支持したものと、ロールを片持ち状態で支持したものが存在する。このうち、ロールを片持ち状態で支持した装置は、粉体圧縮の際に大きなトルクがかかると、ロール先端部分が開き、圧縮が弱くなってしまう場合がある。その点、両持ち式の乾式造粒機は、ロール間が不均一に開きにくく、圧縮力を均一に被処理物に伝えることができることから、圧密成形の上では好ましい。しかしながら、両持ち式の装置は、ロールの着脱が片持ち式に比して容易ではなく、シール交換に手間を要するという課題がある。例えば、図6の装置においてシール56が破損した場合、仮に当該装置が片持ち式であれば、ロールを自由端側から外して容易にシールを交換できる。しかし、図6のような両持ち式の装置では、装置全体を分解してロールを取り外しシールを交換する必要があり、シール交換作業が煩雑で手間がかかるという問題があった。
本発明の目的は、ロール両持ち式の乾式造粒機において、装置を分解することなく、メカニカルシールを容易に交換可能なシール構造を提供することにある。
本発明の乾式造粒機のシール構造は、一対の原料圧縮用ロールと、前記原料圧縮用ロールが取り付けられたロール支持軸と、前記ロール支持軸の両端をそれぞれ支持するロール支持部を覆うカバー部材と、を備える乾式造粒機における前記ロール支持軸と前記カバー部材の間のシール構造であって、前記乾式造粒機は、前記ロール支持軸に取り付けられ、円環を周方向に沿って複数個に分割してなる円弧状のシール部材を有し、前記シール部材は、前記ロール支持軸の外周に装着される第1シール部材と、前記第1シール部材の径方向外側に重ねて取り付けられる第2シール部材と、からなり、前記第1及び第2シール部材は、それらの何れか一方に、他方のシール部材の周方向に形成された分割部と嵌合する嵌合部材を有することを特徴とする。
本発明にあっては、シール部材が複数に分割されているため、ロール支持軸をロール支持部から取り外すことなく、シール部材をロール支持軸に着脱できる。したがって、シール部材の破損や定期メンテナンス等の際に、シール部材を容易に交換でき、従来の両持ち式の乾式造粒機に比して、メンテナンス工数が大幅に削減される。
前記乾式造粒機のシール構造において、前記シール部材は、前記ロール支持軸に取り付けられる円弧状のベース部と、前記ベース部から延在され前記ロール支持部に摺動可能に密接されるリップ部と、を有する構成としても良い。
また、前記シール部材は、前記ロール支持軸の外周に装着される第1シール部材と、前記第1シール部材の径方向外側に重ねて取り付けられる第2シール部材と、からなる構成としても良い。この場合、前記第1及び第2シール部材の何れか一方に、他方のシール部材の周方向に形成された分割部と嵌合する嵌合部材を設けて良い。さらに、前記第1及び第2シール部材を、各シール部材の周方向に形成された分割部同士が重なり合わないように前記ロール支持軸上に配置するようにしても良い。
一方、本発明の乾式造粒機は、一対の原料圧縮用ロールと、前記原料圧縮用ロールが取り付けられたロール支持軸と、前記ロール支持軸の両端をそれぞれ支持するロール支持部を覆うカバー部材と、を備え、前記ロールを前記ロール支持部によって両端支持状態にて設置した乾式造粒機であって、前記乾式造粒機は、前記ロール支持軸と前記カバー部材との間をシールするシール部を有し、前記シール部は、前記ロール支持軸に取り付けられ、円環を周方向に沿って複数個に分割してなる円弧状のシール部材を有し、前記シール部材は、前記ロール支持軸の外周に装着される第1シール部材と、前記第1シール部材の径方向外側に重ねて取り付けられる第2シール部材と、からなり、前記第1及び第2シール部材は、それらの何れか一方に、他方のシール部材の周方向に形成された分割部と嵌合する嵌合部材を有することを特徴とする。
本発明にあっては、シール部材が複数に分割されているため、ロール支持軸をロール支持部から取り外すことなく、シール部材をロール支持軸に着脱できる。したがって、シール部材の破損や定期メンテナンス等の際に、シール部材を容易に交換でき、従来の両持ち式の乾式造粒機に比して、メンテナンス工数が大幅に削減される。
本発明の乾式造粒機のシール構造によれば、原料圧縮用ロールが両端支持状態にて設置された乾式造粒機にて、ロール支持軸とカバー部材との間をシールするシール部に、周方向に沿って複数個に分割されたシール部材を配したので、ロール支持軸をロール支持部から取り外すことなく、シール部材をロール支持軸に着脱することが可能となる。これにより、シール部材の破損や定期メンテナンス等の際に、装置を分解することなくシール部材を容易に交換でき、従来の両持ち式の乾式造粒機に比して、メンテナンス工数を大幅に削減することが可能となる。
本発明の乾式造粒機によれば、原料圧縮用ロールが両端支持状態にて設置された乾式造粒機にて、ロール支持軸とカバー部材との間をシールするシール部に、周方向に沿って複数個に分割されたシール部材を配したので、ロール支持軸をロール支持部から取り外すことなく、シール部材をロール支持軸に着脱することが可能となる。これにより、シール部材の破損や定期メンテナンス等の際に、装置を分解することなくシール部材を容易に交換でき、従来の両持ち式の乾式造粒機に比して、メンテナンス工数を大幅に削減することが可能となる。
本発明の一実施の形態である乾式造粒機の構成を示す説明図である。 図1の乾式造粒機を上方から見た場合の構成を示す説明図である。 シール部の構造を示す説明図である。 リップシールの構成を示す説明図である。 リップシールの取付状態を示す説明図である。 従来の乾式造粒機のシール構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態である乾式造粒機1の構成を示す説明図、図2は、乾式造粒機1を上方から見た場合の構成を示す説明図である。乾式造粒機1は医薬品の造粒に使用され、図6の乾式造粒機と同様に、一対の原料圧縮用ロール(以下、ロールと略記する)2(2a,2b)を備えている。各ロール2a,2bはそれぞれ、ロール支持軸3(3a,3b)上に固定されている。ロール支持軸3a,3bの両端は、ロール支持部4a,4b内に設けられたベアリング(図示せず)によって回転自在に支持されている。これにより、ロール2a,2bは、ロール支持部4a,4bによって両端支持状態で乾式造粒機1に設置される。ロール2a,2bの間には、ロール上方に配した図示しないホッパから粉体原料が供給される。ロール2a,2bの両側面上部には、両ロール間の原料噛み込み部5を囲むようにサイドシール6が設けられている。なお、ロール2は、ロール2a側は固定、ロール2b側は水平方向に可動となっており、ロール間の距離を調整して造粒物の物性(造粒前のフレーク厚など)をコントロールできるようになっている。
ロール支持軸3a,3bの一端側には等速ギヤ7(7a,7b)が取り付けられている。等速ギヤ7a,7bは噛合しており、これにより、ロール支持軸3a,3bは同期して回転するようになっている。ロール支持軸3aの他端側は、カップリング8を介して減速機11の一端側と接続されている。減速機11の他端側には、タイミングプーリ12が取り付けられている。タイミングプーリ12は、タイミングベルト13を介して、モータ14の回転軸15に取り付けられたタイミングプーリ16と接続されている。モータ14は装置本体17内に収容されており、ロール2a,2bやロール支持部4a,4b等は、装置本体17の上面17aに配置されている。
一方、乾式造粒機1では、ロール支持部4a,4bや等速ギヤ7、カップリング8、減速機11等を覆うように、ステンレス製のロール支持部カバー18(18a,18b:カバー部材、以下、カバー18,18a,18bと略記する)が設けられている。カバー18は、装置本体17の上面17aに載置されており、カバー18の内部19に粉体原料が侵入しないように、ロール支持軸3a,3bとカバー18a,18bの間にはシール部22(22a,22b)が設けられている。図3は、シール部22aの構造を示す説明図である。なお、ここでは、ロール支持軸3a側の一端側のシール部22aについて説明するが、ロール支持軸3a側の他端側のシール部22aや、ロール支持軸3b側のシール部22bも同様の構造となっている。
図3に示すように、ロール支持軸3aの外周には、従来の乾式造粒機(図6)と同様に、ロールスリーブ21(以下、スリーブ21と略記する)が装着されている。スリーブ21の外周部.には、PTFE等のフッ素系樹脂にて形成された2つのリップシール(シール部材)24,25が取り付けられている。シール部22aでは、リップシール24(第1シール部材)の上を覆うようにリップシール25(第2シール部材)が取り付けられている。リップシール24,25は、リップシール25の外周に配したガータースプリング26によって固定され、両シール24,25により、ロール支持軸3aに取り付けたスリーブ21とカバー18aとの間には二重のシールが施される。なお、本発明では、スリーブ21を取り付けた状態のロール支持軸3aをも適宜「ロール支持軸」として取り扱う。
図4はリップシール24,25の構成を示す説明図であり、(a)はリップシール24、(b)はリップシール25をそれぞれ示している。また、図5はリップシール24,25の取付状態を示す説明図である。リップシール24,25は、切れ目のある円環状となっており、図4,5に示すように、円周を略180°ずつ等分に半割した分割構造となっている(リップシール24p,24q、リップシール25p,25q)。リップシール24p,24q、リップシール25p,25qはそれぞれ半円弧状となっており、ロール支持軸3aの外側から外周部23に取り付けられる。その際、リップシール24,25は、図5に示すように、それぞれの切れ目(分割部)27,28同士が重なり合わないように、切れ目27と切れ目28が周方向に90°ずれた状態で取り付けられる。この場合、リップシール24p,24qの中央にはノックピン29が取り付けられており、このノックピン29がリップシール25の切れ目28に嵌合する形で両リップシール24,25は装着される。
このように、乾式造粒機1では、各リップシール24,25が複数に分割されているため、ロール支持軸3aの外側から、リップシール24p,24q、リップシール25p,25qを取り付けることができる。このため、ロール支持軸3aをロール支持部4aから取り外すことなく、リップシール24,25を装着できる。また、ノックピン29を切れ目28と嵌合させることにより、リップシール24,25は互いに周方向への移動が規制される。これにより、両リップシール24,25の位置関係がずれることがなく、切れ目27,28が90°ずつ相対的にずれた状態が保持される。したがって、両シールが周方向に移動して切れ目27,28が重なり、シール性が低下してしまうことがない。
また、リップシール24,25は共に、円弧状のベース部31,32と、ベース部31,32の一端から延設されたリップ部33,34とを備えている。リップシール24のベース部31には、ノックピン29が取り付けられた凸部35と、凸部35とリップ部34との間に形成された凹部36が設けられている。また、リップ部33の内周側(図3において下部)には係合片37が突設されている。スリーブ21には係合溝41が全周に亘って設けられており、リップシール24は、係合片37を係合溝41に挿入係合させた状態でロール支持軸3a上(スリーブ21外周)に取り付けられる。これにより、リップシール24は、軸方向への移動が規制され、位置ずれが抑えられ抜け止めされる。
リップシール25のベース部32の内周側には、リップシール24の凸部35と嵌合する凹部38と、同凹部36と嵌合する凸部39が設けられている。両リップシール24,25は、凸部35と凹部38、凹部36と凸部39をそれぞれ凹凸嵌合させた状態でロール支持軸3a上(スリーブ21外周)に装着される。また、リップシール25のベース部32の外周側には、スプリング装着溝42が全周に亘って設けられている。スプリング装着溝42は軸方向に沿って2列設けられており(42a,42b)、それぞれに、コイルスプリングを用いたガータースプリング26が装着される。
このガータースプリング26による締め付けにより、リップシール24,25はスリーブ21に押圧される。リップシール24,25がスリーブ21に押圧されると、リップシール24の係合片37も、係合溝41に押し込められた状態で係合する。また、リップシール24,25同士も押圧された状態で凹凸嵌合する。これにより、リップシール24,25は、軸方向への移動が規制された状態でロール支持軸3a上(スリーブ21外周)に装着される。この際、リップシール24,25は、ガータースプリング26によってスリーブ21に押圧固定されるため、リップシール24,25はロール支持軸3aと共に回転する。
一方、ロール支持軸3a上にリップシール24,25を固定すると、両シールのリップ部33,34がカバー18に押接される。この場合、リップ部33,34は、カバー18に摺動可能な状態で密接する。乾式造粒機1では、カバー18はそれほど厚くないステンレス鋼板にて形成されており、強い力で押圧するとカバー18自体が撓む場合がある。カバー18に撓みが生じると、ロール支持軸3aとの間のシール構造にすき間が生じ、シール性が損なわれるおそれがある。そこで、乾式造粒機1では、シール部が回転摺動し、高圧ではないことから、シール部分がカバー18に追従しやすいリップ構造をシール部22aに採用している。また、シール部22aでは、粉体原料は外周側から侵入するため、粉体の侵入を効果的に遮断できるよう、リップ部33,34は、内周側ではなく外周側に向けて延伸する形で設けられている。
このような乾式造粒機1では、モータ14によりロール支持軸3a,3bを通常2~20rpm程度の回転数で回転させる。そして、ロール支持軸3a,3bと共に回転するロール2a,2bの間に、図示しないホッパより粉体原料を供給し、粉体の圧密成形を行う。ロール支持軸3a,3bの回転に伴い、リップシール24,25もまた回転し、リップ部33,34はカバー18に密接した状態で摺動する。その際、リップシール24,25のリップ部33,34は、カバー18a,18bに撓みを生じさせることなく密接し、リップ部33,34による二重シールにより、粉体がカバー18の内部19に侵入するのを防止する。
この場合、リップシール24,25は分割構造でありながら、各シールの切れ目27,28はノックピン29によって90°ずつずれた状態で保持されており、ロール支持軸3a,3b(スリーブ21)と筐体21a,21bの間のシール性は常に維持される。また、リップシール24,25は、係合片37と係合溝41の係合、リップシール同士の凹凸嵌合、ガータースプリング26による押圧、によってスリーブ21に固定されており、ロール支持軸3a,3bが回転しても軸方向にずれることなく、シール状態が維持される。
さらに、乾式造粒機1では、リップシール24,25が複数に分割されているため、リップシール24,25の破損や定期メンテナンス等の場合でも、ロール支持軸3aの外側からシールを着脱することができる。すなわち、ロール支持軸3aをロール支持部4aから取り外すことなく、メカニカルシール部分のみを容易に交換することができる。したがって、メンテナンス時における装置の分解・組立作業を省くことができ、従来の両持ち式の乾式造粒機に比して、メンテナンス工数を大幅に削減することが可能となる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施形態では、ノックピン29をリップシール24p,24qに設け、これをリップシール25の切れ目28に嵌合する構成を示したが、これとは逆に、ノックピン29をリップシール25p,26qに設け、これをリップシール24の切れ目27に嵌合させる構成とすることも可能である。
また、前述の実施形態では、リップシール24,25をそれぞれ2つに分割した構成を示したが、分割数は2には限られず、各シールを3個以上に分割するようにしても良く、リップシール24,25の分割数を異ならせても良い。さらに、ガータースプリング26は、コイルスプリング状のものには限られず、これに代えて、ゴムバンド等の弾性部材、SUSバンド(金属製ホースバンド)、結束バンド等を用いることも可能である。加えて、リップシール24,25の素材はフッ素系樹脂には限定されず、シリコンゴム等のゴム系材料を使用しても良い。
本発明は、医薬品のみならず、食品や肥料、化学原料、合成樹脂などの原料となる造粒物の製造にも広く適用可能である。
1 乾式造粒機
2,2a,2b ロール
3,3a,3b ロール支持軸
4a,4b ロール支持部
5 原料噛み込み部
6 サイドシール
7,7a,7b 等速ギヤ
8 カップリング
11 減速機
12 タイミングプーリ
13 タイミングベルト
14 モータ
15 回転軸
16 タイミングプーリ
17 装置本体
17a 上面
18,18a,18b ロール支持部カバー(カバー部材)
19 カバー内部
21 ロールスリーブ
22,22a,22b シール部
23 外周部
24,24p,24q リップシール
25,25p,25q リップシール
26 ガータースプリング
27 切れ目
28 切れ目
29 ノックピン
31 ベース部
32 ベース部
33 リップ部
34 リップ部
35 凸部
36 凹部
37 係合片
38 凹部
39 凸部
41 係合溝
42,42a,42b スプリング装着溝
51 ロール支持軸
52 ロール
53 ロール支持部カバー
54 ロールスリーブ
54a 段部
54b 小径部
54c 大径部
54d 段差
55 装置内
56 シール
57 ベース部
58 リップ部
58a リップ部先端
59 空隙
61 ロール支持部
62 ベアリング

Claims (4)

  1. 一対の原料圧縮用ロールと、前記原料圧縮用ロールが取り付けられたロール支持軸と、前記ロール支持軸の両端をそれぞれ支持するロール支持部を覆うカバー部材と、を備える乾式造粒機における前記ロール支持軸と前記カバー部材の間のシール構造であって、
    前記乾式造粒機は、前記ロール支持軸に取り付けられ、円環を周方向に沿って複数個に分割してなる円弧状のシール部材を有し、
    前記シール部材は、前記ロール支持軸の外周に装着される第1シール部材と、前記第1シール部材の径方向外側に重ねて取り付けられる第2シール部材と、からなり、
    前記第1及び第2シール部材は、それらの何れか一方に、他方のシール部材の周方向に形成された分割部と嵌合する嵌合部材を有することを特徴とする乾式造粒機のシール構造。
  2. 請求項1記載の乾式造粒機のシール構造において、
    前記シール部材は、前記ロール支持軸に取り付けられる円弧状のベース部と、前記ベース部から延在され前記カバー部材に摺動可能に密接されるリップ部と、を有することを特徴とする乾式造粒機のシール構造。
  3. 請求項1又は2記載の乾式造粒機のシール構造において、
    前記第1及び第2シール部材は、各シール部材の周方向に形成された分割部同士が重なり合わないように前記ロール支持軸上に配置されることを特徴とする乾式造粒機のシール構造。
  4. 一対の原料圧縮用ロールと、前記原料圧縮用ロールが取り付けられたロール支持軸と、前記ロール支持軸の両端をそれぞれ支持するロール支持部を覆うカバー部材と、を備え、前記ロールを前記ロール支持部によって両端支持状態にて設置した乾式造粒機であって、
    前記乾式造粒機は、前記ロール支持軸と前記カバー部材との間をシールするシール部を有し、
    前記シール部は、前記ロール支持軸に取り付けられ、円環を周方向に沿って複数個に分割してなる円弧状のシール部材を有し、
    前記シール部材は、前記ロール支持軸の外周に装着される第1シール部材と、前記第1シール部材の径方向外側に重ねて取り付けられる第2シール部材と、からなり、
    前記第1及び第2シール部材は、それらの何れか一方に、他方のシール部材の周方向に形成された分割部と嵌合する嵌合部材を有することを特徴とする乾式造粒機。
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