JP3157039U - 粉粒体混合機のシール装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンタミを防ぎ、簡単に分解が出来る構造で洗浄掃除を可能とする粉粒体混合機のシール装置を提供する。【解決手段】粉粒体の混合機の回転軸のシールにおいて、シールケース9の突出部91の形状は、混合室1内に傾斜形状で突出させ、傾斜形状で粉粒体に流れを作り、シールケース9と回転軸5の隙間への侵入(リーク)を抑制させ、シールケースのシールたまり93は回転軸側中ほどに置き、たまるリーク材によるマテリアルシール効果でリークを抑制する働きを持たせ、そのシールたまり93の形状は、たまり部でたまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ非対称の形状であることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は粉粒体混合機のシール装置で磨耗粉(コンタミ)の発生、混入を防ぎ、分解復元が簡単に出来、洗浄掃除が可能とするシール装置に関する。
従来から使用しているシール材は、回転軸に接触型で、かつ、外部への漏れを防ぐ形態のため、シール材が磨耗する問題と、磨耗粉が粉砕室へ逆流しコンタミになる問題がある。又、シール材の形状と形態から簡単に分解復元が出来ない問題がある。
グランドパッキン、オイルシール等の繊維、樹脂、ゴム製材料のシール材は回転軸への接触型で、軸とシールの隙間に侵入した漏れ材(リーク材)によって磨耗する問題と、接触型シールは、外部への漏れを防ぐ構造のため、磨耗粉(コンタミ)の行き場がなく混合室へ逆侵入することになり製品へのコンタミの混入の問題を生じる。コンタミを防ぎ、簡単に分解が出来る構造で洗浄掃除が可能とする粉粒体混合機のシール装置を提供する。
本考案は、粉粒体混合機の軸シールで回転軸に非接触の二分割のシールケース9を混合室側壁2へ挿入、ロックし使用する。シールケース9と回転軸5が非接触のためシール部の磨耗がない。二分割のシールケース9は金属、樹脂等の材料で作られ、精度のある二分割構造が可能で、簡単に分解が出来、洗浄掃除を確実に出来る構造としている。
シールケース9の突出部91の形状はシールケース9と回転軸5の隙間へのリーク材の侵入を抑制し、シールたまり93の形状で、リーク材を受け止めてマテリアルシールとしてリークを抑制する働きを持たせている。
シールケース9と回転軸5の内方、外方隙間に差を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ。また、シールたまり93の形状が非対称でたまり内部でたまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ形状で課題を解決する。
粉粒体の混合機の回転軸のシールにおいて、シールケース9の突出部91の形状は、混合室1内に傾斜形状で突出させ、傾斜形状で粉粒体に流れを作り、シールケース9と回転軸5の隙間への侵入(リーク)を抑制させることを特徴とする粉粒体の混合機のシール装置。
シールたまり93にたまるリーク材によるマテリアルシール効果でリークを抑制する働きを持たせ、そのたまり93の形状は、たまり内部でたまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ非対称形状である。
シールケースは、粉粒体の混合機の回転軸に対して、リーク材の混合室1への逆流を防ぐため、内方隙間921より外方隙間922を広く取り、またシールたまり93の形状は、たまり内部でたまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ形状を持つことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉粒体混合機のシール装置。
シールケースは、二分割構造が可能で、簡単に分解復元が出来、洗浄掃除が出来る構造である。
シールケース9の突出部91の形状はシールケース9と回転軸5の隙間へのリーク材の侵入を抑制し、シールたまり93の形状で、リーク材を受け止めてマテリアルシールとしてリークを抑制する働きを持たせている。
シールケース9と回転軸5の内方、外方隙間に差を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ。また、シールたまり93の形状が非対称でたまり内部でたまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ形状で課題を解決する。
粉粒体の混合機の回転軸のシールにおいて、シールケース9の突出部91の形状は、混合室1内に傾斜形状で突出させ、傾斜形状で粉粒体に流れを作り、シールケース9と回転軸5の隙間への侵入(リーク)を抑制させることを特徴とする粉粒体の混合機のシール装置。
シールたまり93にたまるリーク材によるマテリアルシール効果でリークを抑制する働きを持たせ、そのたまり93の形状は、たまり内部でたまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ非対称形状である。
シールケースは、粉粒体の混合機の回転軸に対して、リーク材の混合室1への逆流を防ぐため、内方隙間921より外方隙間922を広く取り、またシールたまり93の形状は、たまり内部でたまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ形状を持つことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉粒体混合機のシール装置。
シールケースは、二分割構造が可能で、簡単に分解復元が出来、洗浄掃除が出来る構造である。
本考案は従来のシール材を使用せず、シールケース9が二分割で回転軸に非接触の構造でかつ、シールたまり93が非対称の形状でリーク量を抑制し、混合室への逆流をも防ぐことが出来るとともに、容易に分解が出来る構造とし、完全な洗浄掃除を可能としている。
本装置は、粉粒体混合機の回転軸の軸シールで、混合室1を仕切る混合室側壁2に回転軸5に非接触の二分割のシールケース9を嵌め込み、ロックして使用するシール装置。
1.従来のシール材(グランドシール、オイルシール等)の回転軸に接触型のシール材を使用せず、非接触のシール方法のためシール部の磨耗がない構造。
2.二分割のシールケース9は金属、樹脂等の材料で作られ、精度のある二分割構造が可能で、簡単に分解が出来、洗浄掃除を確実に出来る構造をしている。
3.シールケース9の突出部91の形状は、シールケース9と回転軸5の隙間への侵入(リーク)を抑制し、また シールたまり93は、たまり材によるマテリアルシール効果でリークを抑制する働きを持たせる非対称の形状にしている。
4.内方隙間921より外方隙間922を広く取り、リーク材の混合室1への逆流を防ぎ、また シールたまり93の非対称の形状でたまり内部で、たまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ形状である。
4つの要素を持つ粉粒体混合機のシール装置である。
1.従来のシール材(グランドシール、オイルシール等)の回転軸に接触型のシール材を使用せず、非接触のシール方法のためシール部の磨耗がない構造。
2.二分割のシールケース9は金属、樹脂等の材料で作られ、精度のある二分割構造が可能で、簡単に分解が出来、洗浄掃除を確実に出来る構造をしている。
3.シールケース9の突出部91の形状は、シールケース9と回転軸5の隙間への侵入(リーク)を抑制し、また シールたまり93は、たまり材によるマテリアルシール効果でリークを抑制する働きを持たせる非対称の形状にしている。
4.内方隙間921より外方隙間922を広く取り、リーク材の混合室1への逆流を防ぎ、また シールたまり93の非対称の形状でたまり内部で、たまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ形状である。
4つの要素を持つ粉粒体混合機のシール装置である。
以下本考案を図1〜図3で説明する。
図3は混合室1へ粉粒体を投入、回転軸5に取付けた攪拌羽根4の回転で粉粒体を攪拌混合する混合機で、混合室1を仕切る混合室側壁2に本考案のシールケース9を組込みロックした図を示す。シールケース9は粉粒体の充満した混合室1から回転軸5の回転でシールケース9と回転軸5の隙間より粉粒体の侵入(リーク)を抑制し、リーク材の逆流を防ぐ役目を持たせている。混合室1、混合室側壁2、混合室蓋3、攪拌羽根4、回転軸5、軸受けボックス6、カップリング7、駆動機8、シールケース9、セットホールド金具10で構成した粉粒体混合機のシール装置を示す。
図1は本考案のシールケース9の断面を示す。
混合室1への突出部91は、傾斜形状で混合材の流れが矢印Aの状態になり、シールケース9と回転軸5の隙間への侵入(リーク)を抑制する形状にしている。
シールたまり93は、リーク材がたまる形状で、たまったリーク材によるマテリアルシール効果で、リークを抑制する形状にしている。
リーク材の混合室1への逆流を防ぐため、内方隙間921より外方隙間922を広く取り逆流を防ぎ、また、シールたまり93は、たまり内部に突出部91とは逆の方向に傾斜させた非対称の形状を持たせることで(図1(a))、たまり材の流れに方向性を作り、リーク材の混合室1への逆流を抑制する形状としている。
二分割のシールケース9は、回転軸5と非接触のためシールケースの磨耗がない。
シールケース9は、外周フランジにロック用のセットピン95を突出させ(図1(b))、混合室側壁2に挿入したシールケース9を混合室側壁2に取付けたセットホールド金具10に回転軸5の回転で緩まない方向で挿入しロックする構造とし(図1(c))、簡単に分解出来、洗浄掃除を確実に出来る、粉粒体混合機のシール装置のシールケース9の断面を図示している。
図2は本考案のシールケース9を9A,9Bに分割した状態の外観図で、シールケース9Aは、ノックピン941A,941Bを外部へ突出したフランジに接合させている。シールケース9Bは、外部へ突出したフランジに942A,942Bの穴をノックピン嵌合わせ穴としてあけ、シールケース9A,9Bの合わせ時のずれを防ぎ二分割のシールケース9の接合を確実にしている。簡単に分解出来、洗浄掃除が可能とした構造を持つ粉粒体混合機のシール装置を示している。
図3は混合室1へ粉粒体を投入、回転軸5に取付けた攪拌羽根4の回転で粉粒体を攪拌混合する混合機で、混合室1を仕切る混合室側壁2に本考案のシールケース9を組込みロックした図を示す。シールケース9は粉粒体の充満した混合室1から回転軸5の回転でシールケース9と回転軸5の隙間より粉粒体の侵入(リーク)を抑制し、リーク材の逆流を防ぐ役目を持たせている。混合室1、混合室側壁2、混合室蓋3、攪拌羽根4、回転軸5、軸受けボックス6、カップリング7、駆動機8、シールケース9、セットホールド金具10で構成した粉粒体混合機のシール装置を示す。
図1は本考案のシールケース9の断面を示す。
混合室1への突出部91は、傾斜形状で混合材の流れが矢印Aの状態になり、シールケース9と回転軸5の隙間への侵入(リーク)を抑制する形状にしている。
シールたまり93は、リーク材がたまる形状で、たまったリーク材によるマテリアルシール効果で、リークを抑制する形状にしている。
リーク材の混合室1への逆流を防ぐため、内方隙間921より外方隙間922を広く取り逆流を防ぎ、また、シールたまり93は、たまり内部に突出部91とは逆の方向に傾斜させた非対称の形状を持たせることで(図1(a))、たまり材の流れに方向性を作り、リーク材の混合室1への逆流を抑制する形状としている。
二分割のシールケース9は、回転軸5と非接触のためシールケースの磨耗がない。
シールケース9は、外周フランジにロック用のセットピン95を突出させ(図1(b))、混合室側壁2に挿入したシールケース9を混合室側壁2に取付けたセットホールド金具10に回転軸5の回転で緩まない方向で挿入しロックする構造とし(図1(c))、簡単に分解出来、洗浄掃除を確実に出来る、粉粒体混合機のシール装置のシールケース9の断面を図示している。
図2は本考案のシールケース9を9A,9Bに分割した状態の外観図で、シールケース9Aは、ノックピン941A,941Bを外部へ突出したフランジに接合させている。シールケース9Bは、外部へ突出したフランジに942A,942Bの穴をノックピン嵌合わせ穴としてあけ、シールケース9A,9Bの合わせ時のずれを防ぎ二分割のシールケース9の接合を確実にしている。簡単に分解出来、洗浄掃除が可能とした構造を持つ粉粒体混合機のシール装置を示している。
粉粒体の回転軸を持つ混合装置及び粉粒体の輸送用のスクリューフィーダー等の回転軸を持つ装置で製品への異物(コンタミ)の混入を防ぎ、簡単な分解で、洗浄掃除を確実に出来る、粉粒体混合機のシール装置である。
1 混合室
2 混合室側壁
3 混合室蓋
4 攪拌羽根
5 回転軸
6 軸受ボックス
7 カップリング
8 駆動機
9,9A,9B シールケース
91 突出部
921 内方隙間 922 外方隙間
93 シールたまり
941A,941B ノックピン
942A、942B ノックピン穴
95 セットピン
10 セットホールド金具
2 混合室側壁
3 混合室蓋
4 攪拌羽根
5 回転軸
6 軸受ボックス
7 カップリング
8 駆動機
9,9A,9B シールケース
91 突出部
921 内方隙間 922 外方隙間
93 シールたまり
941A,941B ノックピン
942A、942B ノックピン穴
95 セットピン
10 セットホールド金具
Claims (4)
- 粉粒体の混合機の回転軸のシールにおいて、シールケース9の突出部91の形状は、混合室1内に傾斜形状で突出させ、傾斜形状で粉粒体に流れを作り、シールケース9と回転軸5の隙間への侵入(リーク)を抑制させることを特徴とする粉粒体混合機のシール装置。
- 前記シールケース9の回転軸側にシールたまり93を設け、そのシールたまり93の形状は、たまり内部でたまり材に流れ(方向性)を持たせ、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ非対称の形状であることを特徴とする請求項1記載の粉粒体混合機のシール装置。
- 前記シールケース9は、粉粒体混合機の回転軸に対してリーク材の混合室1への逆流を防ぐため、内方隙間921より外方隙間922を広く取ることにより、リーク材の混合室1への逆流を防ぐ形状を持つことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉粒体混合機のシール装置。
- 前記シールケース9は、二分割構造が可能で、簡単に分解復元が出来、洗浄掃除が出来るような構造であることを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載の粉粒体混合機のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009008041U JP3157039U (ja) | 2009-11-11 | 2009-11-11 | 粉粒体混合機のシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009008041U JP3157039U (ja) | 2009-11-11 | 2009-11-11 | 粉粒体混合機のシール装置 |
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JP (1) | JP3157039U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021133258A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-13 | フロイント産業株式会社 | 乾式造粒機のシール構造及び乾式造粒機 |
-
2009
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JP7440034B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-02-28 | フロイント産業株式会社 | 乾式造粒機のシール構造及び乾式造粒機 |
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