JP7429163B2 - 箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ - Google Patents

箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP7429163B2
JP7429163B2 JP2020105846A JP2020105846A JP7429163B2 JP 7429163 B2 JP7429163 B2 JP 7429163B2 JP 2020105846 A JP2020105846 A JP 2020105846A JP 2020105846 A JP2020105846 A JP 2020105846A JP 7429163 B2 JP7429163 B2 JP 7429163B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foil
carriage
transfer
recording medium
transfer unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020105846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022000330A (ja
Inventor
広信 鈴木
明広 山本
栄治 半場
紫門 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
Priority to JP2020105846A priority Critical patent/JP7429163B2/ja
Publication of JP2022000330A publication Critical patent/JP2022000330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7429163B2 publication Critical patent/JP7429163B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Description

本発明は、箔転写ユニット付きインクジェットプリンタに関する。
従来から、インクジェット方式によって記録媒体に画像を印刷するインクジェットプリンタが知られている。この種のインクジェットプリンタは、例えば、記録媒体が載置される載置台と、載置台に載置された記録媒体にインクを吐出するインクヘッドとを備えている。また、意匠性の向上等を目的として、熱転写箔(熱転写シートともいう)を利用した熱転写法による装飾加工が行われている。例えば、特許文献1には、レーザー光を照射する転写用ツールを用いて被転写物に熱転写箔を転写する技術が開示されている。
特許第6505805号公報
ところで、インクジェットプリンタにおいて記録媒体に画像を印刷すると共に、記録媒体に熱転写箔を転写することが望まれている。しかしながら、特許文献1に示す転写用ツールを用いようとすると、記録媒体上に熱転写箔を予め配置する必要がある。通常、熱転写箔を転写する際には、熱転写箔が転写される領域と同等以上のサイズの比較的大きな熱転写箔が必要である。そして、転写後の熱転写箔は装飾層の一部が転写されて無くなっているため、再利用するのは困難なことが多い。即ち、熱転写箔の大部分が無駄になることがあり得る。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録媒体への熱転写箔の転写に際して熱転写箔を効率よく使用することができる箔転写ユニット付きインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係る箔転写ユニット付きインクジェットプリンタは、記録媒体が載置される載置台と、前記載置台に載置された前記記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、前記載置台に載置された前記記録媒体に熱転写箔を転写する箔転写ユニットと、前記インクヘッドおよび前記箔転写ユニットが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、前記記録媒体を副走査方向に移動させる移動機構と、前記キャリッジおよび前記移動機構を制御する制御装置と、を備えている。前記箔転写ユニットは、転写前の熱転写箔が巻かれた供給リールと、転写後の熱転写箔が巻き取られる巻き取りリールと、前記供給リールおよび前記巻き取りリールを収容するカートリッジと、前記カートリッジが内部に着脱可能に設けられるケース本体と、前記ケース本体に設けられ、かつ、前記記録媒体および前記供給リールから引き出されて前記記録媒体上に位置する前記熱転写箔を押圧すると共に前記熱転写箔を加熱して、前記記録媒体に前記熱転写箔を転写する転写ヘッドと、を備えている。
本発明の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタによると、箔転写ユニットは、転写前の熱転写箔が巻かれた供給リールを収容するカートリッジを備えている。これにより、ユーザは記録媒体上に熱転写箔を予め配置する必要が無くなり、ユーザの負担が軽減される。また、転写ヘッドは、供給リールから引き出されて記録媒体上に位置する熱転写箔を記録媒体に転写する。そして、転写後の熱転写箔は巻き取りリールに巻き取られる。このように、供給リールから引き出された熱転写箔が記録媒体に転写される構成であるため、熱転写箔を効率よく使用することができ、熱転写箔が無駄になることを抑制することができる。
本発明によれば、記録媒体への熱転写箔の転写に際して熱転写箔を効率よく使用することができる箔転写ユニット付きインクジェットプリンタを提供することができる。
一実施形態に係るプリンタの斜視図である。 一実施形態に係るフロントカバーが開いた状態のプリンタの正面図である。 一実施形態に係るフロントカバーおよびケースを取り外した状態のプリンタの平面図である。 インクヘッドユニットおよび箔転写ユニットの正面図である。 インクヘッドユニットおよび箔転写ユニットの正面図である。 一実施形態に係るプリンタの制御系のブロック図である。 一実施形態に係る箔転写ユニットの正面図である。 一実施形態に係る箔転写ユニットの側面図である。 一実施形態に係る箔転写ユニットのケース本体の底面図である。 一実施形態に係るカートリッジの正面図である。 一実施形態に係る箔転写ユニットの一部を示す正面図である。 一実施形態に係る箔転写ユニットの一部を示す側面図である。 一実施形態に係る転写ヘッドの一部を示す正面図である。 記録媒体に転写された熱転写箔の一例である。 記録媒体に転写された熱転写箔の一例である。 他の一実施形態に係る転写ヘッドの一部を示す斜視図である。 記録媒体に転写された熱転写箔の一例である。 記録媒体に転写された熱転写箔の一例である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」という。)について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ10の斜視図である。プリンタ10は、記録媒体5(図2参照)に印刷を行う。以下の説明では、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは前後方向であり、平面視において主走査方向Yと直交している。符号Zは上下方向を示している。上下方向Zは、正面視において主走査方向Yと直交している。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
本実施形態において用いられる記録媒体5は、例えば、記録紙や転写紙などの平面シートであってもよいし、携帯電話ケースなどの各種ケース、小型電子機器、キーホルダやフォトフレームやペンなどの部品小物、日用品、アクセサリなどの立体物であってもよい。記録媒体5を形成する材料は、普通紙やインクジェット用印刷紙などの紙類はもちろんのこと、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)共重合体などの樹脂類、アルミニウムやステンレス鋼などの金属類、カーボン、陶器、セラミック、ガラス、ゴム、皮革、木材などであってもよい。
図1に示すように、プリンタ10は、箱状に形成された筐体12を備えている。筐体12には、内部空間12Sが形成されている。筐体12は、ベース部材13と、ケース15と、フロントカバー23と、操作パネル25とを含む。図2に示すように、ベース部材13は、底壁13Aと、左側壁13Lと、右側壁13Rと、支持壁13Tとを備えている。底壁13Aは、主走査方向Yおよび副走査方向Xに延びる。左側壁13Lは、上下方向Zおよび副走査方向Xに延びる。右側壁13Rは、上下方向Zおよび副走査方向Xに延びる。右側壁13Rは、左側壁13Lより右方に配置されている。左側壁13Lおよび右側壁13Rは、底壁13Aに設けられている。支持壁13Tは、主走査方向Yに延びる。支持壁13Tは、左側壁13Lおよび右側壁13Rに支持されている。ケース15は、ベース部材13に取り付けられている。ケース15の前部には、開口28(図2参照)が形成されている。フロントカバー23は、ケース15の開口28を開閉自在に設けられている。ここでは、フロントカバー23は、後端を軸に回転可能なように、ケース15に支持されている。フロントカバー23を上方に回転させることによって、筐体12の内部空間12Sと外部空間とが連通される。内部空間12Sは、後述するインクヘッド31(図2参照)によって記録媒体5に印刷が行われると共に後述する箔転写ユニット50によって記録媒体5に熱転写箔が転写される空間である。このように、内部空間12Sがケース15およびフロントカバー23によって囲まれて形成されていることによって、印刷中や転写中に外部空間の塵および埃が内部空間12Sに入り込み難く、かつ、後述する紫外線照射装置41、42(図2参照)から照射された光が外部空間に漏れ難い。
図1に示すように、フロントカバー23の前部および上部には、窓23Aが設けられている。窓23Aは、例えば、透明のアクリル板によって形成されている。窓23Aには、外部空間の光(例えば紫外線)が内部空間12Sに到達しないように処理が施されている。ユーザは、窓23Aから筐体12の内部を視認することが可能である。
操作パネル25は、ケース15に設けられている。操作パネル25は、ケース15の上面右側に設けられている。操作パネル25は、ユーザが画像の印刷や熱転写箔の転写に関する操作を行うパネルである。操作パネル25には、例えば、光沢感の有無などの印刷の種類、解像度、印刷や転写の状況などの印刷に関する情報が表示される表示画面25A、および、印刷や転写や記録媒体5に関する情報を設定するための入力ボタン25Bなどが備えられている。
次に、プリンタ10の内部の構成について説明する。図2に示すように、プリンタ10は、ガイドレール18と、キャリッジ20と、インクヘッドユニット30と、箔転写ユニット50と、制御装置80とを備えている。ガイドレール18は、ケース15内に配置されている。ガイドレール18は、ベース部材13の支持壁13Tに固定され、主走査方向Yに延びている。
図2に示すように、キャリッジ20は、インクヘッドユニット30(即ち後述するインクヘッド31)が搭載される第1キャリッジ20Aと、箔転写ユニット50が搭載される第2キャリッジ20Bと、を備えている。第1キャリッジ20Aには、紫外線照射装置41、42が搭載される。第1キャリッジ20Aおよび第2キャリッジ20Bは、ガイドレール18に摺動自在に設けられている。後述するように第1キャリッジ20Aは、第2キャリッジ20Bに着脱可能に設けられている。第1キャリッジ20Aおよび第2キャリッジ20Bは、キャリッジ移動機構21(図5参照)により、ガイドレール18に沿って主走査方向Yに往復移動する。キャリッジ移動機構21は、制御装置80によって制御される。キャリッジ移動機構21は、一対のプーリ(図示せず)と、一対のプーリに巻きかけられた無端状のベルト21A(図4A参照)と、キャリッジモータ21B(図5参照)とを備えている。ベルト21Aは、主走査方向Yに延びる。ベルト21Aは、第2キャリッジ20B(図4A参照)の背面上部に固定されている。ここでは、キャリッジモータ21Bが駆動して、プーリが回転することで、一対のプーリ間においてベルト21Aが走行する。これにより、第2キャリッジ20Bは主走査方向Yに移動する。後述するように、第1キャリッジ20Aは、第2キャリッジ20Bの移動に伴って主走査方向Yに移動する。第1キャリッジ20Aが主走査方向Yに移動することに伴い、第1キャリッジ20Aに搭載されたインクヘッドユニット30は主走査方向Yに移動する。第2キャリッジ20Bが主走査方向Yに移動することに伴い、第2キャリッジ20Bに搭載された箔転写ユニット50が主走査方向Yに移動する。
図4Aに示すように、インクヘッドユニット30は、第1キャリッジ20Aに搭載されている。インクヘッドユニット30は、複数のインクヘッド31を備えている。第1キャリッジ20Aは、ガイドレール18に係合している。第1キャリッジ20Aは、ガイドレール18に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。インクヘッド31は、後述するテーブル35に載置された記録媒体5に光硬化性を有するインク(例えば光硬化性インク)を吐出するノズル(図示せず)を有する。インクヘッド31は、記録媒体5に所定の画像を印刷する。インクヘッド31は、第1キャリッジ20Aに搭載されている。インクヘッド31は、それぞれ、可撓性を有するインクチューブ(図示せず)によって、ケース15内に収容されたインクカートリッジ34(図2参照)と連通されている。インクカートリッジ34には、それぞれ、光硬化性インクが貯留されている。ここでは、3つのインクヘッド31が第1キャリッジ20Aに搭載されている。ただし、インクヘッド31の個数は3個に限定されない。
紫外線照射装置41、42は、光(典型的には紫外線)を照射する。紫外線照射装置41、42は、記録媒体5に吐出された光硬化性インク(ここでは紫外線硬化インク)に向けて光(ここでは紫外線)を照射可能に構成されている。光硬化性インクに光が照射されることによって光硬化性インクが硬化して、記録媒体5上にインク層が形成される。紫外線照射装置41、42は、後述するテーブル35より上方に配置されている。
図4Aに示すように、第1キャリッジ20Aの左側部分には、磁石によって構成される第1連結部材24Aが設けられている。第2キャリッジ20Bの右側部分には、磁石によって構成される第2連結部材24Bが固定されている。第1連結部材24Aは、第2連結部材24Bに対し、着脱自在に連結する。本実施形態では、第1連結部材24Aおよび第2連結部材24Bは、磁力を利用するものである。ただし、第1連結部材24Aおよび第2連結部材24Bは磁力を利用するものに限られず、係合部材等の他の構成を備えたものであってもよい。第1キャリッジ20Aの右側には、L字状に形成された第1受け金具27Aが設けられている。
図4Aに示すように、ベース部材13(図2参照)の左方および右方には、それぞれ左サイドフレーム7Lおよび右サイドフレーム7Rが配置されている。右サイドフレーム7Rには、第1キャリッジ20A(即ちインクヘッドユニット30)を待機位置にロックするためのロック装置27Bが設けられている。ロック装置27Bは、第1受け金具27Aに引っ掛けられる第2受け金具27Cと、第2受け金具27Cをロック位置(図4B参照)と非ロック位置(図4A参照)との間で移動させるロック用ソレノイド27D(図5参照)とを備えている。ロック用ソレノイド27Dは、制御装置80によって制御される。
図4Aに示すように、インクヘッド31によって記録媒体5に所定の画像を印刷する際には、第2受け金具27Cが非ロック位置に設定される。箔転写ユニット50が搭載された第2キャリッジ20Bが右方に移動し、第2連結部材24Bと第1連結部材24Aとが接触すると、第2キャリッジ20Bと第1キャリッジ20Aとが連結される。その結果、第1キャリッジ20Aは、第2キャリッジ20Bと共に主走査方向Yに移動可能となる。即ち、キャリッジモータ21B(図5参照)が駆動することで、第1キャリッジ20Aおよび第2キャリッジ20Bが主走査方向Yに移動する。一方、箔転写ユニット50によって記録媒体5に熱転写箔を転写する際には、図4Bに示すように、第1キャリッジ20Aが待機位置に位置付けられ、ロック装置27Bの第2受け金具27Cがロック位置に設定される。これにより、第1キャリッジ20Aの主走査方向Yの移動が阻止される。第2キャリッジ20Bが左方へ移動すると、第2連結部材24Bと第1連結部材24Aとが離反し、第2キャリッジ20Bと第1キャリッジ20Aとの連結が解除される。その結果、第1キャリッジ20A(即ちインクヘッドユニット30)が待機位置に待機した状態で、第2キャリッジ20B(即ち箔転写ユニット50)のみが主走査方向Yに移動可能となる。即ち、キャリッジモータ21Bが駆動することで、第2キャリッジ20Bのみが主走査方向Yに移動する。
図2に示すように、プリンタ10は、所謂、フラットベッドタイプのプリンタである。プリンタ10は、キャリッジ20より下方に配置されたテーブル35と、第1テーブル移動機構37と、第2テーブル移動機構38とを備えている。テーブル35、第1テーブル移動機構37および第2テーブル移動機構38は、内部空間12Sに設けられている。テーブル35は、載置台の一例である。テーブル35には、記録媒体5が載置される。テーブル35は、第1テーブル移動機構37によって、上下方向Zに移動可能に構成されている。テーブル35は、第2テーブル移動機構38によって、副走査方向Xに移動可能に構成されている。テーブル35は、インクヘッド31より下方に配置される。テーブル35は、左側壁13Lより右方かつ右側壁13Rより左方に配置される。
図2に示すように、第1テーブル移動機構37は、高さ調整部材37aと、第1モータ39A(図5参照)とを備えている。高さ調整部材37aは、テーブル35の下面に設けられている。高さ調整部材37aは、第1モータ39Aに接続されている。第1モータ39Aは、制御装置80と電気的に接続されており、制御装置80によって制御される。第1モータ39Aが駆動すると、高さ調整部材37aの高さが変化して、テーブル35の高さが調整される。即ち、第1テーブル移動機構37は、テーブル35を上下方向Zに移動させる。
図3に示すように、第2テーブル移動機構38は、スライドレール38a、38bと、搬送部材38cと、第2モータ39B(図5参照)とを備えている。第2テーブル移動機構38は、移動機構の一例である。スライドレール38a、38bは、副走査方向Xに延びている。搬送部材38cは、スライドレール38a、38bに対して摺動自在に設けられている。搬送部材38cの上方には、高さ調整部材37a(図2参照)を介してテーブル35が支持されている。第2モータ39Bは、制御装置80と電気的に接続されており、制御装置80によって制御される。第2モータ39Bが駆動すると、スライドレール38a、38bに沿って搬送部材38cが移動する。これにより、テーブル35が、副走査方向Xに移動する。即ち、第2テーブル移動機構38は、テーブル35に載置された記録媒体5を副走査方向Xに移動させる。
箔転写ユニット50は、テーブル35に載置された記録媒体5に熱転写箔6(図9参照)を転写する。図6に示すように、箔転写ユニット50は、第2キャリッジ20Bに搭載されている。箔転写ユニット50は、ケース本体51と、転写ヘッド52と、回転機構55と、ヘッド移動機構56(図11参照)と、巻き取り用モータ58(図11参照)と、位置検出センサ59と、カートリッジ60(図9参照)とを備えている。
熱転写箔6は、テープ状に形成されている。熱転写箔6は、基材と、装飾層と、接着層とがこの順に積層されている。熱転写箔6は、例えば、金箔、銀箔等のメタリック箔や、ハーフメタリック箔、顔料箔、多色印刷箔、ホログラム箔、静電気破壊対策箔等を包含する。記録媒体5に熱転写箔6を転写するときには、熱転写箔6は記録媒体5上に位置する。熱転写箔6の接着層が記録媒体5と接触するように、熱転写箔6は記録媒体5上に配置される。
図6に示すように、ケース本体51は、第1部分51Aと、第1部分51Aの上部に設けられた第2部分51Bとを有する。第1部分51Aは、円筒形状に形成されている。第1部分51Aの下端は、下方に行くほど内方に向かうように傾斜している。第2部分51Bは、円筒形状に形成されている。第2部分51Bの上端は、上方に行くほど内方に向かうように傾斜している。第2部分51Bの直径は、第1部分51Aの直径より小さい。図10に示すように、第1部分51Aの内部には、カートリッジ60が収容される内部空間51Sが形成されている。第1部分51Aは、例えば、2つの部材から構成されており、カートリッジ60を内部空間51Sに収容する際には一方の部材を他方の部材に対して着脱することができる。第1部分51Aの下端には開口51Hが形成されている。図8に示すように、開口51Hは円形状に形成されている。図6に示すように、第1部分51Aの表面には、位置検出センサ59によって検出される目印51Mが形成されている。
図11に示すように、転写ヘッド52は、ケース本体51に設けられている。転写ヘッド52は、上下方向Zに移動可能に設けられている。転写ヘッド52は、記録媒体5およびカートリッジ60の後述する供給リール62から引き出されて記録媒体5上に位置する熱転写箔6を押圧する。転写ヘッド52は、熱転写箔6を加熱して、記録媒体5に熱転写箔6を転写する。転写ヘッド52は、加熱可能に構成されている。転写ヘッド52には、例えば、図示しないヒータが設けられている。転写ヘッド52の温度調整は制御装置80によって制御される。本実施形態の転写ヘッド52は、図12に示すように、転写ヘッド52のうち熱転写箔6(より詳細には熱転写箔6の基材)と接触する先端部(下端部)52Tは、半球形状に形成されている。先端部52Tは、熱転写箔6に点接触する。記録媒体5に熱転写箔6を転写するときには、転写ヘッド52の先端部52Tはケース本体51の開口51Hから外部に露出する。即ち、転写ヘッド52の先端部52Tはケース本体51より下方に位置する。
図11に示すように、ヘッド移動機構56は、ケース本体51の内部空間51Sに設けられている。ヘッド移動機構56は、転写ヘッド52を上下方向Zに移動させる。ヘッド移動機構56は、転写ヘッド52を支持する支持板56Aと、支持板56Aに連結されたヘッド用ソレノイド56Bとを備えている。ヘッド用ソレノイド56Bは、制御装置80によって制御される。例えば、ヘッド用ソレノイド56BがONのときには転写ヘッド52が上方に移動し、転写ヘッド52の全体がケース本体51内に収容される。一方、ヘッド用ソレノイド56BがOFFのときには転写ヘッド52が下方に移動し、転写ヘッド52の先端部52Tはケース本体51の開口51Hから外部に露出する。
図6に示すように、回転機構55は、第2キャリッジ20Bに設けられている。回転機構55は、ケース本体51をケース本体51の中心軸51C周りに回転させる。ここでは、中心軸51Cは、上下方向Zに延びる。回転機構55は、第1支持部材55Aと、第2支持部材55Bと、ベルト55Cと、ベルト用モータ55Dと、プーリ55Eと、を備えている。図7に示すように、第1支持部材55Aは、第2キャリッジ20Bに設けられている。第1支持部材55Aは、ケース本体51を回転可能に支持する。より詳細には、第1支持部材55Aは、ケース本体51の第1部分51Aを回転可能に支持する。第1支持部材55Aは、例えば、ラジアルベアリングである。第2支持部材55Bは、第2キャリッジ20Bに設けられている。第2支持部材55Bは、第1支持部材55Aより上方に配置されている。第2支持部材55Bは、ケース本体51を回転可能に支持する。より詳細には、第2支持部材55Bは、ケース本体51の第2部分51Bを回転可能に支持する。第2支持部材55Bは、例えば、スラストベアリングである。図6に示すように、ベルト55Cは、無端状に形成されている。ベルト55Cは、主走査方向Yに延びる。ベルト55Cは、ケース本体51(ここでは第1部分51A)およびプーリ55Eに巻きかけられている。プーリ55Eには、第2キャリッジ20Bに設けられたベルト用モータ55Dが接続されている。ベルト用モータ55Dが駆動して、プーリ55Eが回転することで、ベルト55Cが走行する。これにより、ケース本体51が中心軸51C周りに回転する。ベルト用モータ55Dは、制御装置80に制御される。
図6に示すように、位置検出センサ59は、第2キャリッジ20Bに設けられている。位置検出センサ59は、ケース本体51の側方(ここでは右方))に位置する。位置検出センサ59は、ケース本体51の位置を検出する。位置検出センサ59は、ケース本体51の第1部分51Aに設けられた目印51Mを検出する。位置検出センサ59は、制御装置80に接続されている。制御装置80は、目印51Mが検出されたときを基準にしてベルト用モータ55Dの回転角度(動作角度)を決定する。
図10に示すように、カートリッジ60は、ケース本体51の内部空間51Sに着脱自在に設けられている。図9に示すように、カートリッジ60は、ケース61と、供給リール62と、巻き取りリール64と、ガイドローラ66と、を備えている。ケース61は、供給リール62と、巻き取りリール64と、ガイドローラ66とを収容する。ケース61には、開口61Hが形成されている。熱転写箔6は、開口61Hを介してケース61の外部に露出する。図10に示すように、開口61Hには転写ヘッド52の一部が挿入される。供給リール62には、転写前の熱転写箔6が巻かれている。供給リール62は、転写前の熱転写箔6を転写ヘッド52に供給する。転写前の熱転写箔6は、基材と装飾層と接着層とを含む。供給リール62は、ケース61に設けられた回転軸62Aに回転可能に支持されている。巻き取りリール64は、転写後の熱転写箔6を巻き取る。巻き取りリール64は、供給リール62から転写前の熱転写箔6を引き出す。転写後の熱転写箔6は、基材を含む。巻き取りリール64は、ケース61に設けられた回転軸64Aに回転可能に支持されている。図11に示すように、回転軸64Aには、駆動ギア64Bと噛み合う従動ギア64Cが設けられている。駆動ギア64Bおよび従動ギア64Cは、ケース61内に配置されている。ガイドローラ66は、熱転写箔6の移動を案内するローラである。ガイドローラ66は、熱転写箔6に張力を加える。カートリッジ60は、複数のガイドローラ66を備えている。全ての転写前の熱転写箔6が供給リール62から引き出されるとカートリッジ60は交換される。
図11に示すように、巻き取り用モータ58は、ケース本体51の内部空間51Sに設けられている。巻き取り用モータ58は、カートリッジ60の巻き取りリール64を回転させる。巻き取り用モータ58の回転軸58Aは、カートリッジ60の駆動ギア64Bに接続可能に構成されている。巻き取り用モータ58は、巻き取りリール64に接続されている。巻き取り用モータ58を駆動することで、回転軸58Aおよび駆動ギア64Bおよび従動ギア64Cおよび回転軸64Aを介して巻き取りリール64が回転する。
図5に示すように、制御装置80は、記録媒体5への印刷および記録媒体5への熱転写箔6の転写を制御する装置である。制御装置80の構成は特に限定されない。制御装置80は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータなどの外部機器から印刷データなどを受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置と、を備えている。図2に示すように、制御装置80は、ケース15の内部に設けられている。ただし、制御装置80はケース15の内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置80は、ケース15の外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置80は、有線または無線を介してプリンタ10と通信可能に接続されている。
図5に示すように、制御装置80は、操作パネル25と、キャリッジ移動機構21のキャリッジモータ21Bと、インクヘッド31と、紫外線照射装置41、42と、第1テーブル移動機構37(図2参照)の第1モータ39Aと、第2テーブル移動機構38(図2参照)の第2モータ39Bと、ロック用ソレノイド27Dと、箔転写ユニット50と通信可能に接続している。制御装置80は、キャリッジモータ21B、インクヘッド31、紫外線照射装置41、42、第1モータ39A、第2モータ39B、ロック用ソレノイド27D、ベルト用モータ55D、ヘッド用ソレノイド56B、巻き取り用モータ58および転写ヘッド52を制御する。
図5に示すように、制御装置80は、転写制御部81と、計数部83と、通知部85とを備えている。制御装置80の各部の機能は、プログラムによって実現されている。このプログラムは、例えばCDやDVDなどの記録媒体から読み込まれる。なお、このプログラムは、インターネットを通じてダウンロードされるものであってもよい。また、制御装置80の各部の機能は、プロセッサおよび/または回路などによって実現可能なものであってもよい。なお、これら各部の具体的な機能については後述する。
転写制御部81は、転写ヘッド52の温度を制御する。即ち、転写制御部81は、記録媒体5に熱転写箔6を転写するときにヒータ(図示せず)を駆動して転写ヘッド52を加熱する。転写制御部81は、ヘッド用ソレノイド56Bを制御して、転写ヘッド52を上下方向Zに移動させる。転写制御部81は、キャリッジモータ21Bを制御して第2キャリッジ20Bを主走査方向Yに移動させる。転写制御部81は、第2モータ39Bを制御してテーブル35に載置された記録媒体5を副走査方向Xに移動させる。転写制御部81は、ベルト用モータ55Dを制御してケース本体51を回転させる。即ち、転写ヘッド52の向きを変更させる。転写制御部81は、位置検出センサ59によって検出されたケース本体51の位置に基づいて、第2キャリッジ20Bの移動方向(左方および右方)および/または記録媒体5の移動方向(前方および後方)と、巻き取りリール64における熱転写箔6の巻き取り方向とを揃えるように回転機構55のベルト用モータ55Dを制御する。転写制御部81は、巻き取り用モータ58を制御して巻き取りリール64を回転させる。即ち、転写前の熱転写箔6を供給リール62から引き出すと共に、転写後の熱転写箔6を巻き取りリール64において巻き取る。巻き取り用モータ58の回転速度は、第2キャリッジ20Bの移動速度や、記録媒体5の移動速度に合わせて調整される。
計数部83は、巻き取り用モータ58の回転数を計数する。通知部85は、計数部83によって計数された巻き取り用モータ58の回転数が所定の回数に達したときにカートリッジ60の交換を通知する。所定の回数は、使用されるカートリッジ60毎に予め設定されており、制御装置80に記憶されている。通知部85は、例えば、操作パネル25の表示画面25Aを介してユーザにカートリッジ60の交換を通知する。なお、通知処理の方法は特に限定されず、例えば、音声(警告音)等による通知であってもよい。
図13に示すように、転写制御部81によって第2キャリッジ20Bおよびテーブル35を移動させることで、記録媒体5に曲線状に熱転写箔6を転写することができる。図13の一点鎖線52Rは、転写ヘッド52が描く軌跡である。図13に示す例では、熱転写箔6を記録媒体5に転写する毎に転写ヘッド52を上下方向Zに移動させているため、より細かくかつ曲線状に熱転写箔6を記録媒体5に転写することができる。また、図14に示すように、転写ヘッド52によって熱転写箔6を押圧しながら第2キャリッジ20Bを主走査方向Yに移動させることで、主走査方向Yに直線状に熱転写箔6を転写することができる。また、図示は省略するが、転写ヘッド52によって熱転写箔6を押圧しながらテーブル35を副走査方向Xに移動させることで、副走査方向Xに直線状に熱転写箔6を転写することができる。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、箔転写ユニット50は、転写前の熱転写箔6が巻かれた供給リール62を収容するカートリッジ60を備えている。これにより、ユーザは記録媒体5上に熱転写箔6を予め配置する必要が無くなり、ユーザの負担が軽減される。また、転写ヘッド52は、供給リール62から引き出されて記録媒体5上に位置する熱転写箔6を記録媒体5に転写する。そして、転写後の熱転写箔6は巻き取りリール64に巻き取られる。このように、供給リール62から引き出された熱転写箔6が記録媒体5に転写される構成であるため、熱転写箔6を効率よく使用することができ、熱転写箔6が無駄になることを抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、箔転写ユニット50は、転写ヘッド52を上下方向Zに移動させるヘッド移動機構56を備えている。これにより、熱転写箔6を転写する領域では転写ヘッド52によって記録媒体5を押圧し、熱転写箔6を転写しない領域では転写ヘッド52を記録媒体5から離反させることができる。即ち、記録媒体5に不要な跡が形成されることを抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、箔転写ユニット50は、巻き取りリール64に接続され、かつ、巻き取りリール64を回転させる巻き取り用モータ58を備えている。これにより、箔転写ユニット50の移動に合わせて熱転写箔6を供給リール62から引き出すことができる。
本実施形態のプリンタ10では、制御装置80は、巻き取り用モータ58の回転数を計数する計数部83と、回転数が所定の回数に達したときにカートリッジ60の交換を通知する通知部85と、を備えている。これにより、ユーザはカートリッジ60の交換のタイミングを認識することができ、記録媒体5に熱転写箔6を転写している最中に熱転写箔6が無くなることを抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、箔転写ユニット50は、ケース本体51を、ケース本体51の上下方向Zに延びる中心軸51C周りに回転させる回転機構55を備えている。これにより、転写ヘッド52の移動方向および/または記録媒体5の移動方向と熱転写箔6の巻き取り方向とが揃うため、より精度よく熱転写箔6を記録媒体5に転写することができる。
本実施形態のプリンタ10では、ベルト用モータ55Dを駆動することによって、ケース本体51が中心軸51C周りに回転するように構成されている。これにより、転写ヘッド52の移動方向および/または記録媒体5の移動方向と熱転写箔の巻き取り方向とを容易に揃えることができる。
本実施形態のプリンタ10では、制御装置80は、位置検出センサ59によって検出されたケース本体51の位置に基づいて、キャリッジ20(ここでは第2キャリッジ20B)の移動方向および/または記録媒体5の移動方向と、熱転写箔6の巻き取り方向とを揃えるように回転機構55を制御する。これにより、転写ヘッド52の移動方向および記録媒体5の移動方向と、熱転写箔6の巻き取り方向とが揃うため、より精度よく熱転写箔6を記録媒体5に転写することができる。
本実施形態のプリンタ10では、キャリッジ20は、インクヘッド31が搭載される第1キャリッジ20Aと、箔転写ユニット50が転写される第2キャリッジ20Bと、を備えている。第1キャリッジ20Aは、第2キャリッジ20Bに着脱可能に設けられている。これにより、熱転写箔6を記録媒体5に転写する際には、箔転写ユニット50のみを移動させることができる。
本実施形態のプリンタ10では、転写ヘッド52のうち熱転写箔6と接触する先端部52Tは、半球形状に形成されている。これにより、熱転写箔6を記録媒体5により細かく転写することができる。
図15は、第2実施形態に係る転写ヘッド52の一部を示す斜視図である。図15に示すように、転写ヘッド52のうち熱転写箔6(より詳細には熱転写箔6の基材)と接触する先端部(下端部)52Tは、半円柱形状に形成されている。先端部52Tは、熱転写箔6と線接触する。
図16に示すように、転写制御部81によって第2キャリッジ20Bおよびテーブル35を移動させると共にケース本体51を中心軸51C周りに回転させることで、記録媒体5に曲線状に熱転写箔6を転写することができる。図16の一点鎖線52Rは、転写ヘッド52が描く軌跡である。図16に示す例では、熱転写箔6を記録媒体5に転写するときに、転写ヘッド52の先端部52Tが記録媒体5および熱転写箔6を押圧しながらケース本体51が回転しているため、滑らかな曲線状に熱転写箔6を記録媒体5に転写することができる。また、図17に示すように、転写ヘッド52によって熱転写箔6を押圧しながら第2キャリッジ20Bを主走査方向Yに移動させることで、主走査方向Yに直線状に熱転写箔6を転写することができる。さらに、ケース本体51を回転させて転写ヘッド52の向きを変えた状態で、第2キャリッジ20Bおよびテーブル35を移動させることによって、斜めに直線状に熱転写箔6を転写することができる。
本実施形態のプリンタ10では、転写ヘッド52のうち熱転写箔6と接触する先端部52Tは、半円柱形状に形成されている。これにより、熱転写箔6を記録媒体5により多く転写することができ効率的である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の各実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、記録媒体5はテーブル35の移動に伴って副走査方向Xに移動するように構成されていたがこれに限定されない。例えば、プリンタ10は、テーブル35に代えて記録媒体5が載置されるプラテンと、プラテンに載置された記録媒体5を副走査方向Xに移動させるグリットローラおよびピンチローラを備えていてもよい。この場合、プラテンは載置台の一例であり、グリットローラおよびピンチローラは移動機構の一例である。
上述した実施形態では、ヘッド用ソレノイド56BがONのときには転写ヘッド52が上方に移動し、ヘッド用ソレノイド56BがOFFのときには転写ヘッド52が下方に移動するように構成されていたが、これに限定されない。例えば、ヘッド用ソレノイド56BがOFFのときには転写ヘッド52が上方に移動し、ヘッド用ソレノイド56BがONのときには転写ヘッド52が下方に移動するように構成されていてもよい。
5 記録媒体
6 熱転写箔
10 プリンタ(箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ)
20 キャリッジ
20A 第1キャリッジ
20B 第2キャリッジ
31 インクヘッド
35 テーブル(載置台)
37 第1テーブル移動機構
38 第2テーブル移動機構(移動機構)
50 箔転写ユニット
51 ケース本体
52 転写ヘッド
55 回転機構
56 ヘッド移動機構
60 カートリッジ
62 供給リール
64 巻き取りリール
80 制御装置

Claims (10)

  1. 記録媒体が載置される載置台と、
    前記載置台に載置された前記記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、
    前記載置台に載置された前記記録媒体に熱転写箔を転写する箔転写ユニットと、
    前記インクヘッドおよび前記箔転写ユニットが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、
    前記記録媒体を副走査方向に移動させる移動機構と、
    前記キャリッジおよび前記移動機構を制御する制御装置と、を備え、
    前記箔転写ユニットは、
    転写前の熱転写箔が巻かれた供給リールと、
    転写後の熱転写箔が巻き取られる巻き取りリールと、
    前記供給リールおよび前記巻き取りリールを収容するカートリッジと、
    前記カートリッジが内部に着脱可能に設けられるケース本体と、
    前記ケース本体に設けられ、かつ、前記記録媒体および前記供給リールから引き出されて前記記録媒体上に位置する前記熱転写箔を押圧すると共に前記熱転写箔を加熱して、前記記録媒体に前記熱転写箔を転写する転写ヘッドと、
    を備えている、箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  2. 前記箔転写ユニットは、
    前記転写ヘッドを上下方向に移動させるヘッド移動機構を備えている、請求項1に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  3. 前記箔転写ユニットは、
    前記巻き取りリールに接続され、かつ、前記巻き取りリールを回転させる巻き取り用モータを備えている、請求項1または2に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  4. 前記制御装置は、
    前記巻き取り用モータの回転数を計数する計数部と、
    前記回転数が所定の回数に達したときに前記カートリッジの交換を通知する通知部と、を備えている、請求項3に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  5. 前記箔転写ユニットは、
    前記ケース本体を、前記ケース本体の上下方向に延びる中心軸周りに回転させる回転機構を備えている、請求項1から4のいずれか一項に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  6. 前記ケース本体は、円筒形状に形成され、
    前記回転機構は、
    前記ケース本体に巻きかけられたベルトと、
    前記ベルトを走行させるベルト用モータと、を備え、
    前記ベルト用モータを駆動することによって、前記ケース本体が前記中心軸周りに回転するように構成されている、請求項5に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  7. 前記箔転写ユニットは、前記ケース本体の位置を検出する位置検出センサを備え、
    前記制御装置は、検出された前記ケース本体の位置に基づいて、前記キャリッジの移動方向および/または前記記録媒体の移動方向と、前記熱転写箔の巻き取り方向とを揃えるように前記回転機構を制御する、請求項5または6に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  8. 前記キャリッジは、前記インクヘッドが搭載される第1キャリッジと、前記箔転写ユニットが転写される第2キャリッジと、前記第2キャリッジを前記主走査方向に移動させるキャリッジ移動機構と、を備え、
    前記第1キャリッジは、前記第2キャリッジに着脱可能に設けられている、請求項1から7のいずれか一項に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  9. 前記転写ヘッドのうち前記熱転写箔と接触する先端部は、半球形状に形成されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
  10. 前記転写ヘッドのうち前記熱転写箔と接触する先端部は、半円柱形状に形成されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ。
JP2020105846A 2020-06-19 2020-06-19 箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ Active JP7429163B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020105846A JP7429163B2 (ja) 2020-06-19 2020-06-19 箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020105846A JP7429163B2 (ja) 2020-06-19 2020-06-19 箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022000330A JP2022000330A (ja) 2022-01-04
JP7429163B2 true JP7429163B2 (ja) 2024-02-07

Family

ID=79241788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020105846A Active JP7429163B2 (ja) 2020-06-19 2020-06-19 箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7429163B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000141840A (ja) 1998-11-10 2000-05-23 Alps Electric Co Ltd リボンカセット
JP2002144636A (ja) 2000-11-13 2002-05-22 Y E Data Inc 印刷方法とプリンタ装置
JP2005041163A (ja) 2003-07-24 2005-02-17 Sharp Corp リボン支持構造、インクリボン構造体及び画像印刷装置
JP2010064355A (ja) 2008-09-10 2010-03-25 Seed:Kk サーマルヘッドを用いた印字方法及び印字装置
JP2017177746A (ja) 2016-03-31 2017-10-05 株式会社シード 印刷機
JP2018176581A (ja) 2017-04-14 2018-11-15 株式会社ミマキエンジニアリング メディア及びメディアの製造方法
JP2020090011A (ja) 2018-12-05 2020-06-11 ローランドディー.ジー.株式会社 カッティングヘッド付きインクジェットプリンタ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000141840A (ja) 1998-11-10 2000-05-23 Alps Electric Co Ltd リボンカセット
JP2002144636A (ja) 2000-11-13 2002-05-22 Y E Data Inc 印刷方法とプリンタ装置
JP2005041163A (ja) 2003-07-24 2005-02-17 Sharp Corp リボン支持構造、インクリボン構造体及び画像印刷装置
JP2010064355A (ja) 2008-09-10 2010-03-25 Seed:Kk サーマルヘッドを用いた印字方法及び印字装置
JP2017177746A (ja) 2016-03-31 2017-10-05 株式会社シード 印刷機
JP2018176581A (ja) 2017-04-14 2018-11-15 株式会社ミマキエンジニアリング メディア及びメディアの製造方法
JP2020090011A (ja) 2018-12-05 2020-06-11 ローランドディー.ジー.株式会社 カッティングヘッド付きインクジェットプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022000330A (ja) 2022-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4572846B2 (ja) プリンタ装置
JP5400175B2 (ja) インクジェットプリンタ及びメディアの送り方法
JP2008254449A (ja) 印字装置
JP2005194026A (ja) ロールシートホルダ及びテープ印刷装置
JP2002060117A (ja) 壁掛けプリンタ
JP7429163B2 (ja) 箔転写ユニット付きインクジェットプリンタ
US7628558B2 (en) Transport system, recording apparatus and liquid ejection apparatus
JP2006056263A (ja) 印字装置
JP3584044B2 (ja) インクジェットプリンタ
US8465147B2 (en) Ink-jet recording apparatus
US6367382B1 (en) Stamp making device
JP2011207145A (ja) 画像記録装置
JP7241110B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2020121853A (ja) プリンタ
JP2024039195A (ja) プリンタ
JP5132166B2 (ja) 切断装置を取り付けたプリンタ
JP7112972B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP3738648B2 (ja) 記録装置
JP2008105196A (ja) プリンタ
JP2006151561A (ja) 記録媒体カセット、一体化カセット、印刷装置及び印刷物加工装置
JP2009070459A (ja) 搬送機構及びそれを備えた情報処理装置
JPH10291701A (ja) 記録装置
JP3573051B2 (ja) 記録装置及び記録装置の記録方法
JP2023020094A (ja) 記録装置
JP2007118338A (ja) プリンタおよびプリンタの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7429163

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150