JP7423018B2 - 編針 - Google Patents

編針 Download PDF

Info

Publication number
JP7423018B2
JP7423018B2 JP2022540967A JP2022540967A JP7423018B2 JP 7423018 B2 JP7423018 B2 JP 7423018B2 JP 2022540967 A JP2022540967 A JP 2022540967A JP 2022540967 A JP2022540967 A JP 2022540967A JP 7423018 B2 JP7423018 B2 JP 7423018B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
groove
knitting
hook
knitting needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022540967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023509073A (ja
Inventor
加林 馮
天元 馮
友群 巫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JP2023509073A publication Critical patent/JP2023509073A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7423018B2 publication Critical patent/JP7423018B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • D04B35/04Latch needles
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B7/00Flat-bed knitting machines with independently-movable needles
    • D04B7/04Flat-bed knitting machines with independently-movable needles with two sets of needles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

本発明は編みに用いられる編針に関し、特に横編機に用いられる編針に関する。
横編機には前針床及び後針床が対称的に設置され、前後針床には1対1で対応する針溝がそれぞれ設けられ、針溝内には編針がそれぞれ置かれる。図43及び図44に示すように、編針は一般的にフックA1、ラッチA2及びハンドルA3を有し、ラッチA2はフックA1の後側に設けられ、回転によりフックA1を閉じることができ、ハンドルA3はフックの後部に順次設けられる針棒A31及び針体A32により構成され、針体A32は針棒の後側から幅方向に沿って上向きに延出して針棒の幅よりも広く、針体の前側と針棒の後側との接続箇所により凹形の第1目移し部A4を形成する。
一般的な編みを行うとき、編針は針溝に沿って上下に運動して、編針上の編目を編針に対して運動させ、ラッチに対応する位置まで移動したらラッチを駆動して回転させ、ラッチを閉じさせ又はラッチを開くこととなる。
目移し編みをするとき、前後針床上の対応する針溝内の2つの編針は互いに協力して動作して目移しを実現する必要があり、例えば、本来前針床の針溝内に位置する編針上の編目を後針床の対応する編針に移動し、従って、後編針床上の対応する編針を上記前針床上の編針の編目内に挿入させる必要があり、挿入を確実にするために、編針のハンドルの片側には突起A51が設けられるばね板A5を設け、編目をばね板の突起まで相対運動させて突起により広げられ、それにより対応する編針を広げられた編目から挿入できる。
従来の編針上のばね板はハンドルの片側の凹溝内に設けられ、ばね板は編針の長さ方向に応じて基本的に全体として1つの台形状の突起A51に折り曲げられ、図44に示されるように、突起A51の内部空洞は1つのフック挿着溝A511を形成し、突起A51の後側は凹溝の溝底面に接続されて形成されるための接続端A512であり、突起の前側はハンドルに貼合される。ばね板は針棒A31及び針体A32に跨設され、広いセグメント及び狭いセグメントを有し、針体A32に対応する部分が針棒A31に対応する部分よりも広く、広いセグメントと狭いセグメントの2つのセグメントの結合箇所が凹形の第2目移し部A52を形成し、第2目移し部A52が第1目移し部A4の位置に対応する。
目移し編みをするとき、編針上の編目は突起の前側斜面A51bを通って突起A51の頂端面A51aにおける第1目移し部及び第2目移し部に対応する位置に摺動して、目広げされる。そのため、突起は必ず対応するハンドルの側面よりも高くなければならず、それと同時に、該編針に対応する編針はフック挿着溝の下方からフック挿着溝A511内に挿入され、且つ編針に掛けられる編目内に挿入され、この間に上記後針床上の編針は前針床上の編針に対する長さ方向における運動をする。従って、適合長さの運動空間を提供するように、フック挿着溝は十分に長い必要があるとともに、目広げ対象の編目をより容易に前側斜面A51bから突起の頂端面A51aに摺動させて目広げを実現するために、その前側斜面の勾配はできる限り平坦であり、即ち勾配は小さい必要があり、同様に、編目をより容易に後側斜面A51cから頂端面A51aに摺動させるために、後側斜面A51cの勾配もできる限り小さい必要がある。このように、突起部分は長すぎて、剛性が低く、編目が斜引張又は横引張されると変形しやすく、編針の挿入にとって不利になり、それにより挿入信頼性を低下させてしまい、後側斜面の勾配が大きければ、編目は突起の後側斜面から突起の頂端面に摺動することが困難であり、編目が「糸掠り」される現象が生じてしまうこととなる。ばね板の剛性を向上させて「糸掠り」現象を回避するために、突起部分を十分に高くする必要があり、且つ目移し編みをするとき、編目は針棒の下部に戻ると突起に掛けられることとなり、編目がより大きく広げられ、比較的高い密度の編みに適応できない。
上記従来技術においてばね板を有する編針は、更に以下のような問題がある。即ち、ばね板上の突起が終始編針の対応する側面よりも高く、編針の占有空間が大きく、針溝の溝壁を形成する鋼片には突起に適合する溝を加工して、突起を溝内に嵌め込む必要があり、このようにすれば、鋼片の加工及び針板の取付プロセスは過程が複雑であり、生産効率が低く、それによりコストを増加させてしまうとともに、溝が設けられる鋼片はハイゲージの針板を製作できず、よりハイゲージの編みに適応できない。
また、従来の編針は、目移しをする際に目移し編針を受けるラッチがそれと協力する編針のフック挿着溝の下端又はハンドルの下端により開かれるように確保することができず、一般的に目移し編目により開かれ、目移し編目により対応する編針のラッチを開くとき、ラッチの先端が常に撚糸からなる編み線に突き込まれ、「モノフィラメント」の現象を引き起こし、それにより織物に瑕疵が生じてしまう。
本発明の目的は上記従来技術の欠陥を克服して、編針を提供することにある。その技術案は以下のとおりである。
前記編針は、横編機の前後針床上の針溝内に設けられ、且つ後針床又は前針床上の対応する針溝内の編針と互いに協力して動作することができ、且つ、
フックと、
フックの後側に設けられ、且つ回転によりフックを閉じることができるラッチと、
フックの後部に順次設けられる針棒と、針棒よりも広い針体とからなるハンドルと、
針棒と針体との接続箇所により形成される凹形の第1目移し部と、
ハンドルの片側に設けられる凹溝と、
凹形の第2目移し部が設けられ、且つ前部がハンドルの長さ方向に沿って外向きに突起するように曲げられ、後部が凹溝の溝底面に接続されて接続端を形成するばね板と、
突起の内部空洞により形成されるフック挿着溝と、を備え、
前記ばね板には前記突起の後側と前記接続端の前側との間に位置する変形面が更に設けられ、前記変形面及び突起が凹溝から露出せず、又は凹溝から露出する部分が針溝により凹溝内に弾性的に押さえられ、又は凹溝から露出する部分が針溝の対応側に設けられる凹み溝内に位置し、且つ
目移し編み中に、針溝内の編針に対応するフックがフック挿着溝を通ってばね板とハンドルとの間に挿入され、変形面に弾性変形を生じさせて突起を駆動して外向きに広げさせ、第1目移し部及び第2目移し部に掛けられる編目を目広げさせる。
本発明の編針は、ばね板に変形面を設け、目移し編みをする際にばね板とハンドルとの間の対応する編針を挿入することにより変形面に外向きに回転する弾性変形を生じさせ、突起を駆動して外向きに広げさせ、それにより第1目移し部及び第2目移し部に掛けられる編目を目広げさせる。これにより、目広げ効果を実現し、且つこれにより突起の長さを減少させ、突起の剛性を増加させることができ、突起の内部空洞により形成されるフック挿着溝の安定性を向上させる。同時に、変形面及び突起の両方の構造を設定することにより、両方が自然状態において又は針溝により押さえられる際にいずれもハンドルの片側の凹溝に収めるようにすることができ、即ちばね板全体は針溝内に位置し、且つ凹溝から露出する部分がなく、編針全体の幅を小さくし、これにより、横編機の高密度編みに適応し、且つ編針を針溝内に置くことを容易にするよう、針板に横方向に沿ってより多くの編針を置くことができるようにし、異なる編みニーズに適応するよう、両方又は両方のうちの一方が凹溝から露出する部分を有し、凹溝から露出する部分が針溝の対応側に設けられる凹み溝内に位置するようにしてもよい。
本発明のさらなる技術案は更に以下のとおりである。
前記変形面は外向きに曲げられる曲げ面であり、折り曲げによって突起の下端よりも高く且つ前記接続端の前側に位置する少なくとも1つの外側端部と、外側端部の前側と突起の後側との間に位置する1つの傾斜配置部とを形成し、変形面と凹溝の溝底面との間に空間を有させ、変形面の弾性変形に役立つ。
前記変形面は平面であり、前記凹溝の溝底面に貼合される平面であってもよいし、溝底面と一定の夾角を有するものであってもよい。
前記フック挿着溝の頂端面と底端面との間に形成される溝の深さはフックの厚さよりも小さく、フック挿着溝の下端にはフックを挿入することを容易にする針溝案内部が設けられ、又は/及びフックの先端にはフック挿着溝に入ることを容易にするフック案内部が設けられる。溝の深さを減少させ、即ち突起の高さを減少させることにより、突起の剛性を更に増加させることができ、溝の深さがフックの厚さよりも小さい場合に針溝案内部又は/及びフック案内部によりフックをフック挿着溝にスムーズに導入するように確保し、且つフック挿着溝内に入って厚さが溝の深さよりも大きいフックの挿入によって、ばね板の変形面の弾性変形を外向きに回転させて、突起を駆動して外向きに広げさせる。
前記ばね板の下端は、第2目移し部の前側位置に対応して下向きに突出して、ラッチ開き部を形成し、フック挿着溝に入った編針のラッチを開くことに用いられる。目移し編み中に編目の編針に対する運動によりラッチを開く場合に生じ得る「モノフィラメント」の現象を回避する。
前記針溝案内部は、前記溝底面に設けられ、且つフック挿着溝の下端に位置し、且つ後側へ傾斜する斜面であり、フック挿着溝の下端口がフックを挿入することを容易にするベルマウス状を呈し、フックをフック挿着溝にスムーズに案内することを容易にする。
前記編針の先端は徐々に広くなる円弧形又は台形であり、先端の最も狭い箇所が溝の深さよりも小さく、フックの先端をフック挿着溝に容易且つスムーズに挿入することを容易にする。
前記変形面及び突起は、それぞれ針体の前部及び針棒の後部の位置に対応し、変形面の前側は突起の後側から幅方向に沿って上向きに延出し、第2目移し部を変形面と突起との接続箇所に位置させる。これにより、突起の長さをできる限り減少させ、突起の剛性を増加させることができ、且つ変形面の弾性変形により溝底面との間の、対応して協力する編針が運動するための隙間を構成し、それにより突起の長さの減少に起因して狭くなる運動空間を広げ、これにより、目移し編みをするとき、編目は針棒の下部に戻るとき、突起に掛けられることなく、第1目移し部及び第2目移し部に対応する位置に掛けられ、目移し編目が大きすぎないように広げられるようにし、特に密度の高い編みに適応し、編み密度を均一にし、編み品質が確保される。
前記変形面の長さは突起の長さよりも大きい。変形面の変形が外向きに回転する変形原理を利用して、変形面の長さを増加させることにより弾性変形量を増加させ、それにより一層高い目広げ効果を実現する。
関連する横編機上の編針に対応する針床、針溝の構造模式図である。 実施例1の編針の構造模式図である。 図2に示される編針の上から見る方向における部分断面図である。 実施例1の編針の図2に示される正面図におけるA-A位置の断面図である。 実施例1の編針の図2に示されるB-B位置の断面図である。 実施例1の編針が目移し編みをするとき、編針2のフックを編針1のフック挿着溝内に挿入する模式図である。 図6に示される2つの編針の編み状態におけるM方向の図であり、編針2のフックを編針1のフック挿着溝に挿入するとき、編針1の変形面に外向き回転変形が生じて、突起を駆動して外向きに広げさせる。 実施例1の編針2のフックがラッチでその上を閉じる状態でフック挿着溝から編針1上の編目に入る模式図である。 実施例1の編針2上のラッチが編針1上の編目により開かれる模式図である。 図8に示される2つの編針の編み状態におけるMl方向の図であり、編針2が変形面と溝底面との間に移動する。 実施例1の編針2が完全に編目内に挿入される模式図である。 実施例1の編針2のフック2が編目を持ってばね板から移し出される模式図である。 実施例1の編針1上の編目が完全に編針2の上に移動する模式図である。 実施例2の編針の図2に示される正面図におけるA-A位置の断面図である。 実施例2の編針の図2に示されるB-B位置の断面図である。 実施例3の編針の構造模式図である。 図16に示される編針のE-E位置の断面図である。 実施例3の編針2のラッチ22がラッチ開き部により開かれるときの模式図である。 実施例3の編針2が完全に編目内に挿入される模式図である。 実施例3の編針2のフック2が編目を持って突起の前側の下端からばね板から移し出される模式図である。 実施例3の編針1上の編目が完全に編針2の上に移動する模式図である。 実施例4の編針の上から見る方向における部分断面図である。 実施例4の編針が変形面において弾性的な外向き変形が生じるとき、突起を駆動して外向きに広げさせる模式図である。 実施例5の編針の構造模式図である。 図24に示される編針の上から見る方向における断面図である。 実施例5の編針2のフックが編針1の変形面と溝底面との間に入る模式図である。 図26に示される状態における0方向の図であり、編針2のフックが編針1の変形面と溝底面との間に入るとき、編針1の変形面に一層大きな回転幅の外向きの弾性変形を生じさせる。 実施例5の編針2が完全に編目内に挿入される模式図である。 実施例5の編針2のフック21が編目を持って突起の前側の下端からばね板から移し出される模式図である。 実施例5の編針1上の編目が完全に編針2の上に移動する模式図である。 実施例6の編針2のフックが編針1のフック挿着溝に挿入されるとき、ばね板が弾性変形して外向きに回転できない模式図である。 実施例6の編針2のフックが編針1の変形面と溝底面との間に挿入されるとき、ばね板が弾性変形して外向きに回転する模式図である。 実施例7の編針の上から見る方向における部分断面図である。 図33に示される編針上のばね板の凹溝から露出する部分が針溝により制約されるとき、凹溝内に弾性的に押さえられる模式図である。 実施例9の編針の針床に垂直する方向における部分断面図である(ばね板上の変形面及び突起が凹溝から露出する)。 図35に示される編針上のばね板の凹溝から露出する部分が針溝により制約されるとき、凹溝内に弾性的に押さえられる模式図である。 実施例10の編針の針床に垂直する方向における部分断面図である(ばね板が凹溝から露出する)。 図37に示される編針上のばね板の凹溝から露出する部分が針溝により制約されるとき、凹溝内に弾性的に押さえられる模式図である。 実施例11の編針の針床に垂直する方向における部分断面図である。 図39に示される編針上のばね板の凹溝から露出する部分が針溝により制約されるとき、凹溝内に弾性的に押さえられる模式図である。 実施例12の編針の構造模式図である。 実施例12の編針の針床に垂直する方向における部分断面図である。 従来の編針の構造模式図である。 図43に示される編針の上から見る方向における部分拡大平面図である。
以下、図面を参照しながら実施例によって本発明を更に説明する。実施例1~6は、本願の1回目の優先権主張出願(2020年1月21日)において提案された技術案に対応し、該技術案は最先の出願(2020年1月14日)において提案された解決手段と同じであって、ばね板上の変形面及び突起がハンドルの片側の凹溝内に沈下して凹溝(又は、ハンドルの対応側の側面)から露出しない(突出しない)構造である。実施例7~11は、2回目の優先権主張出願(2020年8月10日)において提案されて初回出願に対して追加される技術案に対応し、ばね板上の変形面及び突起が凹溝から露出してもよいが、露出する部分が針溝により凹溝内に押さえられてもよい構造である。実施例12は、本出願(3回目の優先権主張出願)において提案されて最先の出願及び第2回優先権主張出願において提案された解決手段に対して追加される技術案に対応し、ばね板上の変形面及び突起が凹溝から露出してもよく、該露出部分が針溝の対応側に設けられる凹み溝内に置かれてもよい構造である。
図1に示すように、編針は横編機の前針床91及び後針床92に対応する針溝内に設けられ、前針床91のいずれか1つの針溝911内に編針1がある場合、後針床92上の該針溝911に対応する針溝921には編針2があり、編針1と編針2が完全に同じ構造であり、目移し編みをするとき、編針1と編針2が互いに協力して動作する必要がある。以下の実施例はいずれも編針1を例として本発明の編針の構造について説明する。
実施例1
図2及び図3に示すように、編針1は、従来の編針がいずれも有するフック11、ラッチ12、及び針棒131と針体132とからなるハンドル13を有し、針体132が針棒131よりも広く、両方が接続箇所において凹形の第1目移し部15を形成する。該編針1のハンドルの片側に凹溝133が設けられ、該凹溝133は、針棒131及び針体132の対応側面に跨設され、ばね板14は凹溝133内に収まっている。ばね板14は広部と狭部を有し、且つ広部と狭部との接続箇所に凹形の第2目移し部143を形成し、第2目移し部143の位置は第1目移し部15の位置に対応する。本実施例は更に変形面及び突起をそれぞれ針体の前部及び針棒の後部の位置に対応し、変形面の前側が突起の後側から幅方向に沿って上向きに延出し、第2目移し部を変形面と突起との接続箇所に位置させる。このようにして、目移し編みをする編針が完全に針溝から延出するとき(図8及び図9参照)、編目Xは第1目移し部及び第2目移し部に対応する位置に掛けられ、目移し編みをするときに針棒に掛けられる編目を元の編目の密度に適合させて大きすぎないようにし、特に密度の高い編みに適応する。
本実施例のばね板の下端は、突出部がない平坦状態にあり、且つハンドルの下端辺よりも高く、且つその後部により凹溝133の溝底面1331に接続され、一般的に溶接方式を用いて接続され、それにより接続端145を形成し、その前部はハンドルの長さ方向に沿って突起141に外向きに曲げられ、突起の前側下端は凹溝の溝底面1331に貼合され、突起141の内部空洞はフック挿着溝1411を形成する。
本発明は、更に突起の後側と接続端の前側との間に変形面142を設け、変形面の弾性変形により突起を駆動して外向きに広げさせることにより、目広げの目的を実現し、突起を必要な幅まで外向きに広げさせるために、本実施例の変形面は以下のように設計される。即ち、変形面142は、1つの三角折り曲げにより1つの折り曲げ点(必要な場合、複数の三角折り曲げにより複数の折り曲げ点の外側端部1421及び傾斜配置部1422を形成してもよい)の外側端部1421及び傾斜配置部1422を形成し、外側端部1421は、突起141の下端よりも高く且つ接続端145の前側に位置する部分であり、傾斜配置部1422は、外側端部1421の前側と突起の後側との間に位置し、且つ、外から内へ傾斜する部分であり、変形面142と凹溝の溝底面1331との間に空間を形成する。突起141の頂端面14111及び変形面142の最外側端、即ち外側端部1421はいずれもハンドルの片側の最外側の側面から突出せず(露出せず)、つまりハンドルの対応側の最も突出する側面よりも高くない。
図4に示すように、上記フック挿着溝1411の頂端面14111の内側と底端面(即ち、溝底面1331)との間に形成された溝の深さhについては、該溝の深さhはフックの厚さよりも小さい。フック挿着溝1411の下端にはフックを挿入することを容易にする針溝案内部が設けられ、該案内部はフック挿着溝の下端に設けられる斜面14113であり、斜面14113は溝底面1331から後側へ傾斜し、フック挿着溝の下端口がベルマウス状を呈するようにする。編針のフックの先端は、図5に示されるように、徐々に広くなる円弧形輪郭面であり、明らかに、先端の最も狭い箇所が溝の深さよりも小さく、フック案内部を形成し、前記フック案内部はフックの先端をフック挿着溝に挿入することを容易にする。目移し編み中に、現在編目を持つ編針(例えば、編針1)と協力する対応する編針(例えば、編針2)は、編針1が挿入されたフック挿着溝を通ることにより、変形面に凹溝の溝底面に対する弾性変形回転を生じさせて、突起を駆動して外向きに広げさせることにより編針1上の編目を広げる目広げの目的を実現することとなる。
図6及び図7に示すように、目移し編みをするとき、目移し対象の編目を持つ編針1は針溝に沿って上向きに運動し、その上の編目Xは第1目移し部15及び第2目移し部の位置まで相対運動する。このとき、対応する編針2は編針1上の突起141の下部から針溝案内部によりフック挿着溝1411に挿入され、編針2のフック部分は変形面に変形を生じさせて外向きに回転させて、突起を駆動して外向きに広げさせ、編目Xが広げられる。このとき、編針2上のラッチ22は、フック挿着溝1411の下端に触れると開かれる可能性もあるし、触れないと開かれない可能性もある。ラッチが開かれる場合、下記実施例3を参照してもよく、ラッチが開かれない場合、編針2はそのフックがフック挿着溝1411を通って編目Xに入るとき、図8に示されるように、編目Xが編針2の上に閉じられたラッチ22に触れる。編針2が針溝に沿って編針1に対して上向きに運動するにつれて、図9に示されるように、編目Xはラッチ22を開き、図10に示されるように、編針2は変形面と溝底面との間に移動する。2つの編針は協力して運動し続け、図11に示されるように、編目Xは完全に編針2のフック22内に入る。図12に示されるように、フック2は編目Xを持って突起141の前側の下端からばね板から移し出され、且つ編目Xにより編針1上のラッチ12を閉じ、編目Xは完全に編針1から移し出され、図13に示されるように、完全に編針2の上に移動する。
実施例2
本実施例の編針の構造は基本的に上記実施例1と同じであり、図2及び図3を参照してもよく、その相違点は、図14に示されるように、ばね板14上の突起141の内部空洞により形成されるフック挿着溝1411の下端には針溝案内部が設けられず、例えばフック挿着溝1411の底端面(即ち、溝底面1331)には溝底面1331から後側へ傾斜する斜面14113が設けられないことのみである。そして、対応して協力する編針(例えば、編針2)をスムーズに挿入するために、本実施例の編針のフックの先端は、図15に示されるように、徐々に広くなる台形輪郭面であり、最も狭い箇所が溝の深さよりも小さく、先端がテーパー状を呈し、フックを挿入することを容易にする。
本実施例の編針1の他の構造、及び目移し編み中に編針2と互いに協力する過程は上記実施例1と同じであり、詳細な説明は省略される。
実施例3
本実施例の編針1は、図16に示されるように、実施例1と同じフック11、ラッチ12及びハンドル13を有し、同様に、ばね板14はハンドルの片側の凹溝133内に収まっており、且つ凹溝133は針棒131及び針体132の対応側面に跨設される。ばね板14には突起141及び突起の後側に位置する変形面142が設けられ、且つ変形面142の構造は実施例1と同じであり、即ち外側端部1421及び傾斜配置部1422を有し、実施例1の図3を参照する。同様に、突起141の頂端面及び変形面142の最突出部分(外側端部1421)は、いずれもハンドルの対応側の最外側の側面から突出しない。突起の前側下端は凹溝の溝底面1331に貼合され、突起141の内部空洞はフック挿着溝を形成し、且つ溝の深さはフックの厚さよりも小さい(図4を参照してもよい)。しかしながら、ばね板14の下端は平坦状態ではなく、第2目移し部に対応する前側位置において下向きに突出してラッチ開き部144を形成し、該ラッチ開き部144はハンドル13の下端よりも低くなく、フック挿着溝に入った編針のラッチを開くことに用いられ、編目に挿入されようとする編針を、該編目を持つ編針のフック挿着溝に挿入する際にラッチが開かれるように確実に確保できない問題を解決し、「モノフィラメント」問題の発生を効果的に防止する。且つ、突起141の内部空洞により形成されるフック挿着溝1411の下端には溝底面1331から後側へ傾斜する斜面14113からなる針溝案内部が設けられ、図17に示されるように、フック挿着溝1411の下端口がフックを挿入することを容易にするベルマウス状を呈するようにし、フック挿着溝に挿入することを容易にするように、図5に示されるように、フックの先端も円弧輪郭構造であり、本実施例の編針の他の構造、例えば第1目移し部、第2目移し部及びばね板とハンドルとの接続形式等はいずれも上記実施例1と同じであるため、個々に詳しく説明しない。
本実施例の編針は、目移し編みをし、編針2が編針1のフック挿着溝1411の下方から針溝案内部に挿入された後、図18に示されるように、ラッチ22は下向きに突出するラッチ開き部144に触れて開かれる。編針2のフックがフック挿着溝1411に挿入されるとき、編針1上のばね板の変形面は変形して外向きに回転して、突起を駆動して外向きに広げさせ、編目Xが広げられ、図7を参照してもよい。次に、編針1及び編針2は設定されたプログラムに基づいて互いに運動し、編針2のフック21はラッチ22が開かれる状態で第1目移し部及び第2目移し部に掛けられる編目X内に入る。次に、図19に示されるように、編針2は完全に編目X内に挿入され、その後、図20に示されるように、編針2のフック2は編目Xを持って突起141の前側の下端からばね板から移し出され、且つ編目の針棒に対する移動中に編目Xは編針1上のラッチ12を閉じ、図21に示されるように、編目Xは編針1から移し出されて完全に編針2の上に置かれる。
実施例4
本実施例の編針の構造は上記実施例3と基本的に同じであり、従って図16及び図17を参照してもよく、実施例3との相違点はばね板14の曲げ構造だけである。
本実施例の編針上のばね板14は、図22に示されるように、台形折り曲げにより、突起の下端よりも高く且つ前記接続端の前側に位置する、折り曲げ平面を有する1つの外側端部1421を形成する。目移し編み中に、対応する編針2は編目Xを持つ編針1のフック挿着溝1411に挿入され、編針1上の変形面142に外向き回転変形を生じさせて突起141を駆動して外向きに広げさせ、図23に示されるように、編目Xが広げられる。本実施例の編針が目移し編みをする際にそのラッチ開き部144がラッチを開き、フック21が編目Xに入って完全に編目X内に挿入され、及び編針2が編目Xを移し出して完全に編針2に置く過程については、図17~21を参照してもよい。
実施例5
本実施例の編針は、図24及び図25に示されるように、実施例1と同じフック11、ラッチ12及びハンドル13を有し、同様に、ばね板14はハンドルの片側の凹溝133内に収まり、ばね板14には突起141、該突起の後側に位置する変形面142、及び第2目移し部に対応する前側位置において下向きに突出するラッチ開き部144が設けられ、該ラッチ開き部144はハンドル13の下端と同一平面にあり、フック挿着溝に入った編針のラッチを開くことに用いられる。突起141の頂端面はハンドルの対応側の最外側の側面から突出せず、突起141の内部空洞はフック挿着溝1411を形成し、且つ溝の深さhはフックの厚さよりも小さい(図4を参照してもよい)。フック挿着溝1411の下端には溝底面1331から後側へ傾斜する斜面14113からなる針溝案内部が設けられ、フック挿着溝1411の下端口がフックを挿入することを容易にするベルマウス状を呈するようにする。
本実施例のばね板14と実施例3との相違点は以下のとおりである。変形面は折り曲げられず、突起の後側から後へ延在する平面であって、凹溝133の溝底面1331に貼合され、変形面の前側は突起の後側から幅方向に沿って上向きに延出し、第2目移し部を変形面と突起との接続箇所に位置させ、このようにして、突起の内側に挿入された編針2はフック挿着溝及び変形面と溝底面との間で運動する。変形面が編針2をフック挿着溝に挿入することにより変形回転を生じる上で、編針2がフック挿着溝から変形面と凹溝133の溝底面との間に入ることにより変形量は増加し、このような構造は比較的大きな目広げ量を必要とする編みに用いることができる。本実施例の編針の他の構造例えば第1目移し部及びばね板とハンドルとの接続形式等はいずれも上記実施例3と同じであり、従って、一々詳しく説明しない。
本実施例の編針は、目移し編みをし、且つ編針2が編針1の針溝案内部からフック挿着溝1411に挿入されるとき、ラッチ22は下向きに突出するラッチ開き部144に触れて開かれることとなり、図18を参照する。また、編針2のフック21が編針1のフック挿着溝1411に挿入されることにより、編針1上のばね板の変形面を変形させて外向きに回転させて、突起を駆動して外向きに広げさせ、編目Xが広げられる。次に、編針1と編針2は設定されたプログラムに基づいて互いに運動し、編針2のフックは、ラッチが開かれる状態でフック挿着溝から変形面と凹溝133の溝底面との間に入って、図26に示されるように、第1目移し部及び第2目移し部に掛けられる編目X内に入る。それと同時に、図27に示されるように、変形面は再び外側への変形回転が生じ、変形回転幅を増加させ、編目Xが再び目広げされる。次に、図28に示されるように、編針2のフック21が完全に編目X内に挿入される。その後、図29に示されるように、フック2は編目Xを持って突起141の前側の下端からばね板から移し出され、且つ編目Xにより編針1上のラッチ12を閉じて、図30に示されるように、編目Xを持って完全に編針1から移し出す。
実施例6
本実施例は上記実施例3に基づくものであって、フック挿着溝1411の頂端面14111と底端面(即ち、溝底面1331)との間に形成された溝の深さhがフックの厚さδよりも小さくない構造のみ異なり、他の構造は実施例5と同じである。このような場合、上記実施例5の編針2のフック21がフック挿着溝1411に挿入されるとき、図31に示されるように、ばね板14に外向きに回転する弾性変形を生じさせない可能性があるが、編針2がフック挿着溝から変形面と溝底面との間に運動すると、変形面142は弾性変形により外向きに回転して、突起141を駆動して外向きに広げさせることとなり、図32に示されるように、第1目移し部及び第2目移し部に位置する編目Xが広げられる。
実施例7
本実施例の編針の正面図の構造は図2を参照してもよく、自然状態における部分俯瞰構造が図33に示されように、本実施例の変形面142は外向きの三角折り曲げにより形成された曲げ面であり、折り曲げ端は1つの折り曲げ点に近似してもよく(折り曲げ端はハンドルの対応側の側面から突出して外側端部1421を形成する)、該変形面142及び突起141(その頂端面14111)は外力作用を受けない自然状態においていずれも凹溝133から露出する部分があり、又は両方のうちの一方は凹溝133から露出する部分(描かれず)を有する。上記変形面142の折り曲げ端及び突起141の上端面は凹溝133から露出する部分があれば、凹溝133から露出する該部分は針溝911(即ち、対応する溝壁9111)により制約されるとき、凹溝133内に弾性的に押さえられ、図34に示される。該編針の目移し編み過程は図6、図8、図9、図11、図12、図13を参照してもよい。
実施例8
本実施例の編針は実施例7と同じ基本構造(図34参照)を有し、その相違点は、本実施例のばね板14の下端が平らではなく、第2目移し部に対応する前側位置において下向きに突出してラッチ開き部144を形成する(図16参照)ことである。該ラッチ開き部144はハンドル13の下端よりも低くなく、フック挿着溝に入った編針のラッチを開くことに用いられ、編目に挿入されようとする編針を、該編目を持つ編針のフック挿着溝に挿入する際にラッチが開かれるように確実に確保できない問題を解決し、「モノフィラメント」問題の発生を効果的に防止する。
目移し編みをするとき、編針2は編針1のフック挿着溝1411の下方から案内溝に挿入され、編針1は上向きに移動し(編針2は編針1に対して下向きに移動する)、ラッチ21は下向きに突出するラッチ開き部144に触れて開かれ、図18を参照してもよく、目移し編み過程は図18~21を参照してもよい。
実施例9
本実施例の編針は上記実施例8に基づくものであり、編針の構造は図16及び図36を参照してもよく、実施例8との相違点はばね板14の曲げ構造だけである。
図35に示すように、本実施例の編針上のばね板14上の突起141は1つの弧形突起であり、ばね板と凹溝の溝底面との接続端の前側と、上記突起141の後側との間の変形面は外向きの弧形折り曲げにより形成された1つの曲げ面であり、弧形の曲率半径が比較的大きいため、折り曲げ端は平面に近似する。該変形面142及び突起141の両方、又はそのうちの一方は外力作用を受けない自然状態において凹溝133から露出するが、図36に示されように、露出する部分は凹溝内に弾性的に押さえられることができる。その目移し編み過程は図18~21を参照してもよい。
実施例10
本実施例の編針も上記実施例8に基づくものであり、編針の構造は図16及び図36を参照してもよく、実施例8との相違点はばね板14上の変形面の曲げ構造だけである。
本実施例の変形面142は平面であり、該変形面142は接続端145から前へ突起141の後側まで延在し、且つ凹溝133の溝底面1331に貼合される平面である。該変形面142の前側に接続される突起14は、図37に示されるように、凹溝133から露出するが、図38に示されるように、露出する部分は凹溝内に弾性的に押さえられてもよい。その目移し編み過程は図18~21を参照してもよい。
実施例11
本実施例の編針は上記実施例10と基本的に同じであり、その相違点は平面の変形面142が凹溝の溝底面に貼合されず、溝底面に対して少々外向きに傾斜することだけである。図39に示されるように、突起は凹溝133から露出しているが、露出する部分は上記実施例と同様に弾性変形により凹溝133内に押さえられてもよく、図40に示される。その目移し編み過程は図18~21を参照してもよい。
実施例12
本実施例の編針の正面図の構造は、図41に示され、図16に示される実施例3の編針の構造に類似し、ばね板14は、第2目移し部143の前側下端に対応する位置には下向きに突出するラッチ開き部144が設けられる。図42に示されるように、該ばね板14上の変形面142は外向きの曲げにより形成された外側端部1421の曲げ面であり、該曲げ面及び突起141は自然状態においていずれもハンドル上の凹溝133外に露出する部分があり、例えば、変形面142上の外側端部1421及び突起の頂端面14111はいずれも凹溝外に露出する。そして、該編針を対応して置く針溝911の溝側面に凹み溝9113が設けられ、該編針が針溝911内に置かれるとき、ばね板上の変形面142及び突起141の凹溝133から露出する部分は針溝の側面の凹み溝9113内に置かれ、編針を対応するゲージの編みに適応させ、該編針の目移し編み過程は図18~21を参照してもよい。
当然ながら、ばね板上の凹溝から露出する部分は変形面及び突起にはいずれも露出する部分があることに限らず、変形面及び突起の両方のうちの一方には露出する部分があってもよいが、露出する部分はいずれも針溝の側面の凹み溝9113内に置かれる。
且つ、本実施例の編針は上記各実施例と同じであり、ばね板14上の第2目移し部143の位置は編針上の第1目移し部15の位置に対応し、変形面142及び突起141はそれぞれ針体の前部及び針棒の後部の位置に対応し、変形面の前側は突起の後側から幅方向に沿って上向きに延出し、第2目移し部を変形面と突起との接続箇所に位置させる。このようにして、目移し編みをする編針が完全に針溝から延出するとき(図8及び図9参照)、編目Xは突起に掛けられることなく、第1目移し部及び第2目移し部に対応する位置に掛けられ、目移し編み中に針棒に掛けられる編目を元の編目の密度に適合させて大きすぎないようにし、編み密度を均一にし、編み品質が確保される。
要するに、本発明は、ばね板に変形面を設け、且つ変形面の弾性変形により突起を駆動して外向きに広げさせることにより目広げを実現し、且つ編針がより高い密度適応性を有するようにし、変形面の弾性変形は、編針のばね板がハンドルの内側に圧縮されて編針全体の幅を狭くすることにより高密度編みに適応するようにすることができるだけでなく、ハンドル外に解放されることにより異なる編みニーズに適応するようにすることもできる。
本発明は上記実施例に限らず、本発明の意図に基づいて本発明に係る必要な本質的な技術的特徴を含むいかなる技術案はいずれも本発明の保護範囲に属する。

Claims (9)

  1. 横編機の前後針床上の針溝内に設けられ、且つ後針床又は前針床上の対応する針溝内の編針と互いに協力して動作することができ、且つ、
    フックと、
    フックの後側に設けられ、且つ回転によりフックを閉じることができるラッチと、
    フックの後部に順次設けられる針棒と、針棒よりも広い針体とからなるハンドルと、
    針棒と針体との接続箇所により形成される凹形の第1目移し部と、
    ハンドルの片側に設けられる凹溝と、
    凹形の第2目移し部が設けられ、且つ前部がハンドルの長さ方向に沿って外向きに突起するように曲げられ、後部が凹溝の溝底面に接続されて接続端を形成するばね板と、
    突起の内部空洞により形成されるフック挿着溝と、を備える編針であって、
    前記ばね板には前記突起の後側と前記接続端の前側との間に位置する変形面が更に設けられ、前記変形面及び突起が凹溝から露出せず、又は凹溝から露出する部分が針溝により凹溝内に弾性的に押さえられ、又は凹溝から露出する部分が針溝の対応側に設けられる凹み溝内に位置し、且つ
    目移し編み中に、針溝内の編針に対応するフックがフック挿着溝を通ってばね板とハンドルとの間に挿入され、変形面と溝底面との間に移動し、変形面に弾性変形を生じさせて突起を駆動して外向きに広げさせ、第1目移し部及び第2目移し部に掛けられる編目を目広げさせることを特徴とする編針。
  2. 前記変形面は外向きに曲げられる曲げ面であることを特徴とする請求項1に記載の編針。
  3. 前記変形面は平面であることを特徴とする請求項1に記載の編針。
  4. 前記フック挿着溝の頂端面と底端面との間に形成される溝の深さはフックの厚さよりも小さく、フック挿着溝の下端にはフックを挿入することを容易にする針溝案内部が設けられ、又は/及びフックの先端にはフック挿着溝に入ることを容易にするフック案内部が設けられることを特徴とする請求項2~3のいずれか1項に記載の編針。
  5. 前記ばね板の下端は、第2目移し部の前側位置に対応して下向きに突出して、ラッチ開き部を形成し、前記ラッチ開き部はフック挿着溝に入った編針のラッチを開くことに用いられることを特徴とする請求項4に記載の編針。
  6. 前記針溝案内部は、前記溝底面に設けられ、且つフック挿着溝の下端に位置し、且つ後側へ傾斜する斜面であり、フック挿着溝の下端口がフックを挿入することを容易にするベルマウス状を呈することを特徴とする請求項5に記載の編針。
  7. 前記編針先端の厚さ方向における輪郭は徐々に広くなる円弧形又は台形であり、先端の最も狭い箇所が溝の深さよりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の編針。
  8. 前記変形面及び突起は、それぞれ針体の前部及び針棒の後部の位置に対応し、変形面の前側は突起の後側から幅方向に沿って上向きに延出し、第2目移し部を変形面と突起との接続箇所に位置させることを特徴とする請求項7に記載の編針。
  9. 前記変形面の長さは突起の長さよりも大きいことを特徴とする請求項8に記載の編針。
JP2022540967A 2020-01-14 2020-12-30 編針 Active JP7423018B2 (ja)

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202010035779.6 2020-01-14
CN202010035779 2020-01-14
CN202010068906.2 2020-01-21
CN202010068906.2A CN111286863A (zh) 2020-01-14 2020-01-21 一种织针
CN202010794757.8A CN111793885A (zh) 2020-01-14 2020-08-10 一种织针
CN202010794757.8 2020-08-10
CN202011314294.7 2020-11-20
CN202011314294.7A CN112342674B (zh) 2020-01-14 2020-11-20 一种织针
PCT/CN2020/141550 WO2021143532A1 (zh) 2020-01-14 2020-12-30 一种织针

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023509073A JP2023509073A (ja) 2023-03-06
JP7423018B2 true JP7423018B2 (ja) 2024-01-29

Family

ID=71024284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022540967A Active JP7423018B2 (ja) 2020-01-14 2020-12-30 編針

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230046300A1 (ja)
EP (1) EP4083286A4 (ja)
JP (1) JP7423018B2 (ja)
KR (1) KR102659773B1 (ja)
CN (3) CN111286863A (ja)
WO (1) WO2021143532A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111286863A (zh) * 2020-01-14 2020-06-16 冯加林 一种织针
CN113699678B (zh) * 2021-07-12 2023-04-28 汕头市连兴实业有限公司 一种前后针织物旋转编织方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000234248A (ja) 1999-02-11 2000-08-29 Groz Beckert Kg 編目形成機械の目移し用の掛け換えニードル
JP2008045263A (ja) 2006-08-11 2008-02-28 Groz Beckert Kg ステッチ形成編機のためのべら針
JP2008095213A (ja) 2006-10-06 2008-04-24 Shima Seiki Mfg Ltd べら針
JP2009516087A (ja) 2005-11-18 2009-04-16 サントニ エッセ.ピ.ア. 靴下編機等のためのその針自身から隣接する針へステッチを移す針
CN107354575A (zh) 2017-08-09 2017-11-17 南通市光阳针业有限公司 一种新型移圈织针

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2111476A (en) * 1936-03-12 1938-03-15 Nolde & Horst Company Stitch transfer mechanism for knitting machines
GB478969A (en) * 1936-07-27 1938-01-27 M B C Vendors Ltd Improvements in or relating to the manufacture of knitted fabric and articles and loop transferring instruments employed therein
DE2043566A1 (de) * 1969-09-03 1971-04-08 Kohorn, Alfred Oswald, New York, NY (VStA) Nadel fur mit hoher Geschwindigkeit arbeitende Rundstrickmaschinen
DE3927054C2 (de) * 1989-08-16 1997-02-20 Stoll & Co H Nadel für Strickmaschinen
JPH0578962A (ja) * 1991-09-17 1993-03-30 Shima Seiki Mfg Ltd 編機用コンパウンドニードル
DE10227533C1 (de) * 2002-06-20 2003-12-11 Groz Beckert Kg Nadel mit Umhängefeder
EP1627943B1 (de) * 2004-08-17 2008-01-23 H. Stoll GmbH & Co. KG Umhängenadel mit einem an dieser gehaltenen und längsverschieblichen Teil
EP1630275B1 (de) * 2004-08-17 2008-01-23 H. Stoll GmbH & Co. KG Umhängenadel für eine Strickmaschine
CN100500968C (zh) * 2004-11-26 2009-06-17 H.斯托尔两合公司 在针织机的移圈针上的部件的固定装置
US7614255B2 (en) * 2005-04-06 2009-11-10 Groz-Beckert Kg Cutting needle
EP1757721B2 (de) * 2005-08-26 2015-12-30 H. Stoll GmbH & Co. KG Verfahren zum Umhängen von Maschen
CN2841704Y (zh) * 2005-09-26 2006-11-29 陈国标 移圈针
ITMI20080123A1 (it) * 2008-01-28 2009-07-29 Santoni & C Spa Ago per operare il trasferimento di punti di maglia dallo stesso ago ad aghi adiacenti per macchine per maglieria, calzetteria o simili.
ITMI20080121A1 (it) * 2008-01-28 2009-07-29 Santoni & C Spa Ago per operare il trasferimento di punti di maglia dallo stesso ago ad aghi adiacenti per macchine per maglieria, calzetteria o simili.
IT1403218B1 (it) * 2011-01-05 2013-10-17 Santoni & C Spa Macchina circolare monocilindro per calze da uomo, del tipo con aghi sul platorello
CN207295091U (zh) * 2017-08-09 2018-05-01 南通市光阳针业有限公司 一种新型移圈织针
CN208414780U (zh) * 2018-04-17 2019-01-22 陈一鸣 针织机防压瘪移圈簧片舌针
CN109750413B (zh) * 2019-02-28 2023-09-29 宁波慈星股份有限公司 一种用于横机的复合针
CN111286863A (zh) * 2020-01-14 2020-06-16 冯加林 一种织针

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000234248A (ja) 1999-02-11 2000-08-29 Groz Beckert Kg 編目形成機械の目移し用の掛け換えニードル
JP2009516087A (ja) 2005-11-18 2009-04-16 サントニ エッセ.ピ.ア. 靴下編機等のためのその針自身から隣接する針へステッチを移す針
JP2008045263A (ja) 2006-08-11 2008-02-28 Groz Beckert Kg ステッチ形成編機のためのべら針
JP2008095213A (ja) 2006-10-06 2008-04-24 Shima Seiki Mfg Ltd べら針
CN107354575A (zh) 2017-08-09 2017-11-17 南通市光阳针业有限公司 一种新型移圈织针

Also Published As

Publication number Publication date
CN112342674B (zh) 2021-07-06
JP2023509073A (ja) 2023-03-06
CN112342674A (zh) 2021-02-09
CN111793885A (zh) 2020-10-20
EP4083286A1 (en) 2022-11-02
CN111286863A (zh) 2020-06-16
KR20220121887A (ko) 2022-09-01
EP4083286A4 (en) 2023-06-07
WO2021143532A1 (zh) 2021-07-22
KR102659773B1 (ko) 2024-04-22
US20230046300A1 (en) 2023-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7423018B2 (ja) 編針
JPWO2009128136A1 (ja) 金属製片面務歯及び両開き式スライドファスナー
JP4287883B2 (ja) 編機バー
KR101062665B1 (ko) 복합바늘
EP3702505B1 (en) Compound needle for flat knitting machine
EP3702506A1 (en) Compound needle for flat knitting machine
KR100841542B1 (ko) 편성 시스템용 구성부품
JPH0578962A (ja) 編機用コンパウンドニードル
US7272958B2 (en) Latch needle for textile machines
JP5330383B2 (ja) 編針
JPS5887349A (ja) 経編機用スライダ−針
WO2005001186A1 (ja) 複合針
JPH11117156A (ja) 分割型メリヤス針
WO2006070840A1 (ja) 可動シンカおよび可動シンカを備える横編機
JPS6059338B2 (ja) 丸編機用のスライダ−針
WO2024095482A1 (ja) スライドファスナー
KR100897185B1 (ko) 루프 형성 방직기를 위한 래치 니들
CN106149188A (zh) 电脑针织横编机的衬纬纱嘴座
CN202610482U (zh) 针织横机的沉降片复位三角
CN105821577B (zh) 织针以及针床
CN111195681A (zh) 一种洗衣机前封门的侧弯模具
JP2023184122A (ja) ベラ針
JP4614990B2 (ja) べら針
KR20080042710A (ko) 편물기용 바늘
KR20100068206A (ko) 슬라이딩 면을 가진 래치형 니들

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220704

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7423018

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150