JP4287883B2 - 編機バー - Google Patents

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Description

本発明は、編成エレメントを収容するための複数の固着溝を有し、これらの編成エレメントがバーの長手方向に沿って並置されており、各固着溝が1つの溝底と2つの溝側面と1つの溝口とを有する編機バーに関する。
このようなバーは一般に経編機の構成要素である。しかしバーは別の編目形成繊維機械においても使用することができる。編成エレメントは、主に複合針またはその他の編針である。
本発明は、以下の編針の例によって説明される。
1つの編機には一般に多数の編針が設けられている。バーには、1メートル当り500〜2000本の編針が嵌着されることが前提になっている。動作時、編針は一定の摩耗を受けている。それ故、編針は時々交換されねばならない。
編針はバーの固着溝内に配置されている。その際に重要なことは、編針が互いに所定のゲージ間隔で並設されていることである。さらに、編針の嵌着後に一直線に並ぶ編針の並びがバーの長手方向と平行でなければならないであろう。
編針は量産品であるので、許容可能な支出の範囲内で生産できる編針は、一定の公差が含まれているものに限られる。これらの公差は、例えば一定の幅の差に現れ、幅の差は、例えば編針が異なるロットの薄板から作製されるときに生じることがある。その結果、固着溝は、一般に編針の幅よりも多少大きく形成されなければならない。これは確かに、編針を固着溝から取出すこと、および編針を固着溝に嵌着することを容易にするが、しかしバーに嵌着後、バーと編針との間に一定の遊びが生じることとなる。
それゆえに特許文献1では、編針のステムが膨らみ部を備えており、この膨らみ部で固着溝に対する一定の過寸法を形成することが提案された。これらの編針が固着溝に押し込まれると、膨らみ部が溝側面を多少押しのけ(塑性変形)または据え込み、編針は固着溝内で隙間なく着座する。しかしながらこの遊びのなさは、長い期間にわたって維持することができず、または頻繁に交換する場合にも維持することができない。さらに大量生産する場合、これらの膨らみ部が常に同じ位置に形成されてしまう。それ故このような編針を交換するとき、前回そこにあった編針の膨らみ部によって既に押しのけた個所に膨らみ部が着座し、ここで再び小さな遊びが生じるという危険は十分に有り得る。
独国特許第4414703号明細書
本発明の課題は、数回にわたる編成エレメント交換後でもバー内での編成エレメントの満足すべき着座を達成することである。
この課題は、冒頭に指摘した種類のバーにおいて、固着溝において溝口の幅が溝底の幅よりも大きくなっており、前記固着溝の溝側面は、傾斜している面を有しており、前記面には、傾き角が異なる少なくとも2つの部分面があり、前記少なくとも2つの部分面は、それらのうち前記溝底側の方が強い傾斜面となっている、ことによって解決される。
つまりバーの固着溝は、従来一般的であったように側面を互いに平行に形成するのでなく、その前面部分、つまり溝口の部分が底面部分、すなわち溝底の部分よりも幅広である。その場合固着溝に対応するように形成された編針は、固着溝に嵌着時、自動的に位置決めされる。すなわち、このような固着溝でもって編針が常に両方の溝側面に当接することが達成され、編針は、前面から相応する保持力を与えることによって、その固着溝内で隙間なく保持され得る。つまり、固着溝の間に配置される溝腹部を変形させたり、溝腹部または編針自体を変形させたりする必要がない。むしろ、編針とバーは、いわば摩耗なしに組み立てることができる。
更に本発明では、前記固着溝の溝側面は、傾斜している面を有し、この面に傾き角が異なる少なくとも2つの部分面があり、前記少なくとも2つの部分面は、それらのうち前記溝底が強い傾斜面となっているので、特殊な事例において固着溝内での編針の嵌着と保持とをより一層良好に具体化することができる。
主に、面は溝底に至るまで形成されている。これによって嵌着時に固着溝内で編針と当接する面を極力大きくすることができ、そして案内面を相応に大きくすることができる。
好ましくは、傾斜面は傾き角の異なる少なくとも2つの部分面を有する。これによって特殊な事例において固着溝内での編針の嵌着と保持とをより一層良好に具体化することができる。
好ましくは、溝側面はバーの前面に対して直角に配置されている。その場合、固着溝内において、この溝側面が形成される位置で編針が整列される。編針は既に固着溝内に嵌着されて、直角に延びる側面に接触し、次に編針は傾斜する側面に接触するまで固着溝内に押込まれる。その場合、編針は隙間なく固着溝内に着座する。また編針がまず傾斜する側面に接触するように編針を固着溝内に嵌着すると、編針は傾斜する側面との接触によって、垂直に延びる側面へと案内され、垂直に延びる側面に当接する。その場合にも、隙間のない着座が保証されている。
別の形態において、両方の溝側面は、互いに接近するように傾斜または湾曲した面を有する。その場合、編成エレメントが第1の溝側面と接触すると、編成エレメントが僅かな距離だけ横方向にずらされ、他方の溝側面と接触する。その場合にも、隙間のない着座が保証されている。
好ましくは、両方の溝側面が、最も幅が大きくなっている部分に、互いに平行に延びる面を有する。一方または両方の側面の一部分だけが傾斜している。これは、固着溝内で隙間のない編針着座を保証するのに十分である。
主に、固着溝内に配置される固着部を有し、この固着部が1つの前面と1つの裏面と2つの側面とを有し、固着部は前面の幅が裏面の幅よりも大きく形成されている編成エレメントが少なくとも1つの固着溝に嵌着されることが好ましい。その場合、編成エレメントの横断面が固着溝の横断面に対応している。固着溝は編成エレメントによって埋めることができる。そのことから固着溝内で編成エレメントを最も良好に保持することができる。
主に、編成エレメントの側面は少なくとも部分面において、固着溝の溝側面の面に対応する形状を有する編成エレメントが固定溝に嵌着されることが好ましい。その場合、前記側面と前記溝側面とは事実上平面的に隣接することができ、固着溝内で編針の高い固着安定性が保証されている。
好ましくは、編成エレメントが所定の張出し量だけ固着溝から突出するように固定溝(3)が形成されているものである。これは、締付装置、例えば蓋によって固着溝内で編成エレメントを固定保持できる利点を有する。
また、嵌着される編成エレメントの裏面と溝底とが所定の安全距離離れるように固定溝が形成されているこが好ましい。この安全距離は張出し量よりも多少小さくなっている。この安全距離でもって、一方で編成エレメントが十分に固着溝内に押込まれて両方の溝側面に隙間なく当接することが確保できる。他方で編成エレメントが固着溝内に嵌着される行程において、過大な力が発生した時に、過大な力が制限され、固着溝の間にある溝腹部はこのように高い力が発生しても許容以上に変形することがない。つまりこのように高い力が発生したときに、編成エレメントは溝底に当接し、それ以上動くことがない。
以下、図面と合せて好ましい実施例に基づいて本発明が説明される。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は詳細には図示されていない編機バー1の一部の構成を表す斜視図である。このような編機バー1は長手方向(図1の横方向)において数メートルの長さを有する場合がある。
前記編機バー1は、所定の高さ方向(図1において上下方向)の一部分2に多数並置される高さ方向に延びる固着溝3を有し、これらの固着溝3は互いに平行になるよう編機バー1の長手方向において複数並設されている。前記固着溝3は溝腹部4によって相互に分離されている。
前記固着溝3内に編成エレメントの一種である編針5が配置される。この図1では、編針5が多数の固着溝のうち2つの固着溝3内にのみ配置されているが、一般に、全ての固着溝3内に編針5がそれぞれ配置される。
図1に図示される編針5は、2つの異なる方向から見ると、図2(a),(b)に図示するような形態を有する。各編針5は固着部7を有するステム6を具備している。この編針5は、固着部7によって前記編機バー1の固着溝3内に固定されている。
一般に知られた編針と同じように、ステム6の一端に続いて針頭8を有し、この針頭8にはフック9が形成されており、詳しくは図示しない形態でスライダを前記フック9に設けておくことができる。前記フック9に糸を引っ掛けて編目に挿通すべきとき、図示しないスライダはフック9を閉じることができる。ステム6の他端には、突起11を備えるバット10が形成されており、この突起11が前記高さ方向の一部分2の下端に引っ掛かることによって、編針5を編機バー1に付加的に固着する。
以下で説明する目的で、前記編針5、一層厳密に述べるならその前記編針5の固着部7に1つの前面12と1つの裏面13と2つの側面14、15を備えている。この前面12は、この編針5を前記編機バー1に組付けたとき、該編機バー1から張り出す(視認できる)側の面である。裏面13は、編機バー1の固着溝3の底内へ最も深く嵌着された側の面である。
図4から判るように、前記固着部7の両方の側面14、15は、互いに平行に設けられているのでなく、前面12から裏面13へ向く方向へゆくに従って両方の面14、15が近接する方向へ傾斜している。つまり、編針5の横断面は固着部7において基本的にV形に構成されている。
前記編針5の構成(形態)に対応するように各固着溝3は1つの溝底16と1つの溝口(溝開口)17と2つの溝側面18、19とを有し、この固着溝3の横断面は前記編針5の固着部7の横断面に対応して構成されている。つまり、前記固着部7の側面14、15の傾斜は溝側面18、19の傾斜と対応するように一致している。具体的には、各固着溝3は、溝口17の幅(図1の紙面右上から左下に向う方向の長さ)が溝底16の幅より大きく、また2つの溝側面18、19が溝口17から溝底16へ向く方向へゆくに従って互いに近接する方向へ傾斜している。つまり固着溝3の横断面は、基本的にV形に構成されている。
ところで、前述のようなV形の構成は、編針5が固着溝3に嵌着されるとき該編針5を自動調心する。前記編針5の両方の側面14、15のうちの一方の側面は、前記固着溝3に編針5を嵌着する時に両方の溝側面18、19のうちの一方の溝側面に当接し、かかる場合、編針5を固着溝3にさらに押し込むと編針5を僅かに横方向に変位させ、前記側面14、15のうちの残りの側面が他方の溝側面18、19に当接する。このため、編針5の中心は固着溝3の中心に位置するように自動的に配置させられ、その位置で編針5は隙間のない状態で固着溝3内へ位置決めされ固定される。前記編機バー1に嵌着される時に、編針5は、編機バー1の溝腹部4またはその一部に何らかの変形を強いることはない。
前記編針5の一部は、編機バー1に嵌着後、小さな張出し量20で前面21から突出する。つまり、図9に関連して以下で詳しく説明する蓋でもって個々の編針5を編機バー1内で固定保持することができ、該編針5は大きなコストを必要とすることなく且つ隙間を有することなく固着溝3内へ保持される。
そして、前記編針5の交換は比較的簡単に行なえる。編針5に対して、固着溝3から前側へ引き出す方向へ軽く引張ることによって、該編針5を編機バー1の前面21の方へ移動させ、それによって固着溝3から取り出すことができる。そして、次に新しい編針5を逆の手順で固着溝3に嵌着することで固着でき、そして前記嵌着時に大きな力を加える必要はない。
図2に示す編針5は、ラッシェル編機用の編針として適している。それに対して、同じ構成要素に同じ符号を付けた図3に示す編針5は、自動経編機または経編機用の編針として適している。
ところで、本発明にかかる前記編機バー1の固着溝3の横断面および編針5の固着部7の横断面は、共通した本発明の特徴を備えた種々の実施形態が考えられるが、以下ではそれらのうちのいくつかの構成について説明することにする。
図5に示す図1とは別の実施形態の編機バー1では、固着溝3が該固着溝3の仮想中心面に対して対称に形成されてはいない。つまり、一方の溝側面18が前面21に対して直角に配置されており、他方の溝側面19は編機バー1の前面21に対して角度≠90°となっている。
この編機バー1に取着される編針5は、図6に図示されている。この編針5は、前記固着溝3の構成(横断面形状)に対応して、図6に図示する固着溝3に取着される状態における左側側面14は、固着部7の前面12に対して直角であり、他方の側面(右側側面)15は前面12に対して鋭角を成すような構成を具備している。
編針5の固着溝3への固着原理は、図1〜図4に図示し既に述べた実施形態に類似(共通)している。しかしながら、固着溝3内での編針5の位置決めは、固着溝3の、編機バー1の長手方向における中心で行われるのでなく、上述したように、編機バー1の前面21に対して直角を成す左側溝側面18で行われる。
前記編針5を固着溝3に嵌着するとき、該編針5の側面15と前記固着溝3の溝側面19との間の楔作用によって、編針5が僅かに横方向に案内されて、編針5の側面14が溝側面18に当接することによって、位置決めは行われる。
付加的にこの構成が有利な点として、前記前面12に対して直角を成す側面14と当接する編針5の側の面は平滑に構成しておくことができ、そのことは図6(b)から明らかとなる。
図8(a)は、図1に示す編機バー1の正面図である。この実施形態では、並設される固着溝3の各中心面間によって針ゲージ22の寸法を確定することができることが判る。図5、図6(a)、(b)に図示する構成の場合には、編機バー1の前面21に対して直角に延びる各溝側面18間の寸法によって、針ゲージの寸法は確定される。
図8(b)は図1に示す編針5を編機バー1に組付けた状態での側面からの構成を示す側面図、図8(c)は図8(a)の平面図である。
概略横断面図である図9に示すように、編針5は編機バー1の固着溝3内で固着されている。この横断面では、前記編針5の一方の側面14は前面12に対して直角に奥行き方へ延びるように配置され、該側面14は固着部7の奥行き方向全体(図9において上から下への広がり)にわたって延設されている。また、編針5の他方の側面15は、固着部7の前面12に対して直角に延設される部位、つまり前記側面14と平行な面を同様に有する。また、この他方の側面15は、固着部7の奥行き方向の奥の方の部分において前面12に対して傾斜して延設されている面23を有する。この面23は固着溝3の溝側面19の対応する傾斜している面24に当接する。固着溝3の横断面は、この編針5の横断面に対応するように形成されている。具体的には、一方の溝側面18が前面21に対して直角に延設され、他方の溝側面19が、前面21に対し直角に延設される部位、つまり前記一方の溝側面18に平行な面を同様に有する。またこの他方の溝側面19は、奥行き方向の奥の方の部分において前面12に対して傾斜して延設されている面を有する。
図9に図示する如く、このような形態で編針5を固着溝3に組付けると、裏面13と溝底16との間に安全距離sが形成され、本実施形態においては、この安全距離sは編機バー1の蓋25と前面21との間の張出し量20よりも寸法的に小さくなるよう構成されている。また、この実施形態にかかる編針5と固着溝3の場合にも、前述した実施形態と同様の作用効果を奏し、且つ前記面23と面24とによって調芯作用も奏する。
前記蓋25は編機バー1に向き合う側に弾性層26を有し、該蓋25は編機バー1に固着されるとき、公差(許容誤差)に基づく編針5の固着部7の太さ(固着部の厚さあるいは深さとも表現できる:図9の上下方向の寸法)の差に起因して、編針の一部が編機バー1の前面21から前方に突出する量が異なる場合でも、すべての編針5を均一に固定し保持することができるようになっている。しかし、この太さの差はそれほど大きくはない。
図10(a)〜(j)は編針5の固着部7の横断面の異なる形態のさまざまな形状を示している。図11(a)〜(j)は、前記図10(a)〜(j)に図示する固着部7の形態に対応したそれぞれ異なる形状を有する形態の固着溝3の横断面を示している。しかしながら、一般的には、1つの編機バー1には同一の横断面形状を有する固着溝3が用いられ、この固着溝3にはその形態(形状)に対応した形態(形状)の固着部7を有する編針5が固着されている。つまり、図10(a)〜(j)及び図11(a)〜(j)は、種々の実施可能な形態の固着溝3と固着部7を例示したものである。
図10(g)と図11(g)は、図1〜図4に示す実施形態にかかる両方の側面が互いに近接するよう傾斜する形態のものと同様の形態を備えた固着部7と固着溝3の横断面形状を示す。図10(i)と図11(i)は、図5〜図7及び図9に示す実施形態にかかる一方の側面のみが傾斜する形態のものと同様の形態を備えた固着部7と固着溝3の横断面形状を示す。
図10(a)と図11(a)には、図10(g)と図11(g)のものと基本的に同様の構成の固着部7と固着溝3の横断面形状が示してある。異なる点は、図10(a)と図11(a)に示す固着部7と固着溝3が、固着部7の裏面13と固着溝3の溝底16が平坦に構成されている点である。
図10(b)に図示する固着部7の側面14、15の一部(先端部)の面27と図11(b)に図示する固着溝3の溝側面18、19の一部(先端部)の面28は、編針5の中心線29と固着溝3の中心線30とが一致するような状態で固着されるが、その状態において、前記中心線29と中心線30を中心にしてそれぞれが左右対称となった、奥の方へゆくに従って相手の側面に近づくように、強い傾斜面となっている。
図10(c)に図示する固着部7の一方の側面14の中心線29と図11(c)に図示する溝側面18の中心線30とは、平行になっている。固着部7の他方の側面15とこれに対応する固着溝3の他方の溝側面19のみが奥の方にゆくに従って相手の側面方へ近づくように傾斜している。この実施形態では、図10(a)、図10(b)の実施例とは異なり中心線29、30においてではなく、前記側面14と溝側面18とで調心が行われる。
図10(d)と図11(d)に図示する実施形態は、前記図10(c)、図11(c)に図示するものと基本的に同様の構成を有しており、固着部7の裏面13及び固着溝3の溝底16が平坦に構成されている。
図10(e)と図11(e)に図示する実施形態にかかる構成では、固着部7の側面14、15が前面12から直角に延び互いに平行に形成される部分と、前記部分から奥の方(図10および11において下方向)へゆくに従ってそれぞれ奥の方に向って突出するように湾曲することによって丸みをもって裏面13に移行した半円状の部分とを有し、且つ固着溝3の溝側面18、19が、互いに平行に形成される部分と、前記固着部7の構成に対応して、それぞれ丸みをもって溝底16に移行した半円状の溝の部分を有する。これによって最も幅が大きくなっている溝口17から互いに平行に延びる面が形成される。この構成においても、編針5を固着溝3に嵌着するときに調心は自動的に行われる。
図10(f)と図11(f)に図示する実施形態にかかる構成は、前述した図10(b)、図11(b)と図10(c)、図11(c)に図示する構成を合わせた形態を有する。この実施形態でも、固着部7の一方の側面14が中心線29と平行に向いているのに対して、該固着部7の他方の側面15は異なる傾斜角で傾斜した2つの面を有し、これに対応して、固着溝3の他方の溝側面19も異なる傾斜角で傾斜した二つの傾斜した溝側面を有する。
図10(g)と図11(g)に図示する実施形態にかかる構成については既に述べた。
図10(h)と図11(h)に図示する実施形態にかかる構成では、固着部7の側面が前面12から直角に延びる部分を有し、側面の一部31において、前記部分から奥の方へゆくに従って相手の側面方へ近づくように内方に湾曲している。これに対応して、同様に、固着溝3の溝側面も、前面21から直角に延びる部分を有し、溝側面の一部32において中心線30の方向から外方へ湾曲している。これによって最も幅が大きくなっている溝口17から互いに平行に延びる面が形成される。この構成においても、編針5が固着溝3に嵌着されるときに調心作用は生じる。
図10(i)と図11(i)に図示する実施形態にかかる構成については、図5〜図7に関連して既に述べた。
図10(j)と図11(j)に図示する実施形態にかかる構成については、図10(i)、図11(i)に図示する実施形態の構成と、線対称の構成を有する形態のものであって、図10(i)、図11(i)に図示する実施形態のものと基本的に同様の作用効果を奏する。
経編機等の編機等の編成エレメント、編機バーとして利用することができる。
編針が着座している編機バーの一部を示す。 編針の第1実施形態を示す。 編針の第2実施形態を示す。 編針および固着溝の横断面を説明するための略図である。 編針を嵌着した編機バーの変更実施形態を示す。 図5による編機バーと一緒に使用するための編針を示す。 編針および固着溝の横断面を説明するための略図である。 図1による編機バーの正面図、側面図および平面図である。 編針と編機バーとの協動を説明するための略図である。 編針のさまざまな横断面形状を示す。 図10の編針に対応した固着溝の横断面形状を示す。
符号の説明
1…編機バー
3…固着溝
5…編針
6…ステム
7…固着部
12…固着部の前面
13…固着部の後面
14,15…固着部の側面
16…溝底
17…溝口
18,19…固着溝の側面
20…張出し量
21…バーの前面

Claims (9)

  1. 編成エレメントを収容するための複数の固着溝を有し、これらの編成エレメントがバーの長手方向に沿って並置されており、各固着溝が1つの溝底と2つの溝側面と1つの溝口とを有するものにおいて、固着溝(3)は、溝口(17)の幅が溝底(16)の幅よりも大きくなっており、
    前記固着溝(3)の溝側面(18,19)は、傾斜している面(24)を有しており、
    前記面(24)には、傾き角が異なる少なくとも2つの部分面(28)があり、
    前記少なくとも2つの部分面(28)は、それらのうち前記溝底(16)側の方が強い傾斜面となっている、ことを特徴とする編機バー。
  2. 前記面(24)は、溝底(16)に至るまで形成されていることを特徴とする、請求項に記載の編機バー。
  3. 溝側面(18)がバーの前面(21)に対して直角に配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の編機バー。
  4. 前記両方の溝側面(18、19)は、互いに接近するように傾斜または湾曲した面を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1の項に記載の編機バー。
  5. 前記両方の溝側面(18、19)は、最も幅が大きくなっている部分に、互いに平行に延びる面を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1の項に記載の編機バー。
  6. 着溝(3)内に配置される固着部(7)を有し、この固着部(7)が1つの前面(12)と1つの裏面(13)と2つの側面(14、15)とを有し、固着部(7)の前面(12)が裏面(13)の幅よりも大きく形成されている編成エレメントが少なくとも1つの固着溝(3)に嵌着されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1の項に記載の編機バー。
  7. 側面(14、15)が部分面(23)を有し、少なくともこの部分面(23)において溝側面(18、19)の面(24)に対応する形状を有する編成エレメントが固定溝(3)に嵌着されることを特徴とする、請求項に記載の編機バー。
  8. 編成エレメントが所定の張出し量(20)だけ固着溝(3)から突出するように固定溝(3)が形成されていることを特徴とする、請求項またはに記載の編機バー。
  9. 嵌着される編成エレメントの裏面(13)と溝底(16)とが所定の安全距離(s)離れるように固定溝(3)が形成されていることを特徴とする、請求項のいずれか1の項に記載の編機バー。
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