JPWO2009128136A1 - 金属製片面務歯及び両開き式スライドファスナー - Google Patents

金属製片面務歯及び両開き式スライドファスナー Download PDF

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Abstract

噛合時における衝接を防止して、しかも、横引力によるモーメントに対する剛性を高めることができ、更に、簡単な構造で構成することのできる金属製片面務歯及び同金属製片面務歯を用いた両開き式スライドファスナーを提供する。噛合凹部5の開口縁5aと噛合頭部3の先端縁7との間に、噛合凹部5側への下り傾斜の上部傾斜面8を形成する。上部傾斜面8により、噛合凹部5内に嵌入してくるとき、噛合頭部3に噛合相手側の噛合凸部4が衝接しながら嵌入してくるのを防止できる。これにより、両開き式スライドファスナーを開閉させるスライダーの摺動をスムーズに行なわせることができる。

Description

本発明は、噛合頭部の両面にそれぞれ噛合凸部と噛合凹部とが形成された金属製片面務歯、及び同金属製片面務歯を備えた両開き式スライドファスナーに関する。
鞄などの開口部には、その開閉を行うためにスライドファスナーが広く使用されている。このようなスライドファスナーの1つとして、ファスナーチェーンに2個のスライダーを頭合わせ又は尻合わせに対向して配置した、両開き式スライドファスナーが知られている。両開き式スライドファスナーでは、2個のスライダーをエレメント列に沿って前後どちらの方向に摺動させても、ファスナーチェーンの開閉を行うことができる。
両開き式スライドファスナーに取付けられる務歯として、金属製片面務歯を用いたものがある。金属製片面務歯を用いることにより、横引強度に強く、しかも、金属の光沢面を有して意匠面においても優れた両開き式スライドファスナーを得ることができる。そして、金属製片面務歯の形状としては、噛合頭部の一方の面には噛合凸部が形成され、他方の面には噛合凹部が形成されている。
ところで、一般の金属製片面務歯を用いた両開き式スライドファスナーでは、一方のスライダーを摺動させて金属製片面務歯同士の噛合及び噛合状態からの開離を行なわせるときには、摺動抵抗が少なくスムーズに行うことができる。そして、例えば、他方のスライダーを摺動させて、金属製片面務歯同士を噛合状態から開離させるときには、前記一方のスライダーにおける摺動時よりも多少摺動抵抗が高くなるにしても、噛合していた金属製片面務歯同士をスムーズに開離させることができる。
しかし、他方のスライダーで金属製片面務歯同士を噛合させるときには、摺動抵抗が大きくなり、スライドファスナーの開閉をスムーズに行うことができなくなる。
これは、金属製片面務歯同士を噛合させるときに、噛合凹部の外側縁が、噛合する相手方の務歯の噛合頭部に衝接しながら噛合していくことによって生じているものと考えられている。このため、スライダーの摺動が、スムーズに行われない。
噛合凹部の外側縁と、噛合する相手方の務歯の噛合頭部との間における衝接を防止するために、金属製片面務歯の形状が各種提案されている。このような金属製片面務歯の一例として、本願出願人は既に、スライドファスナー用務歯成形装置(特許文献1参照。)によって成形される金属製片面務歯や、スライドファスナー用務歯(特許文献2参照)などを提案している。
特許文献2に記載されている金属製片面務歯は、特許文献1の成形装置で成形できる金属製片面務歯を改良したものである。また、特許文献2の図面には、特許文献1における金属製片面務の特徴部の構成も示されている。そこで、特許文献1の成形装置で成形できる金属製片面務歯の特徴部における構成を説明するのに、特許文献2に記載されている金属製片面務歯の断面図及び斜視図を利用して説明を行うことにする。
図5には、特許文献2における金属製片面務歯の噛合頭部を示す断面図を示しており、図6には、特許文献2における金属製片面務歯の噛合頭部を示す要部斜視図を示している。特許文献1の金属製片面務歯では、噛合凹部35側における噛合頭部33の前端壁に斜状面37が形成されていることを特徴としている。
尚、図5及び図6は、本発明の従来例2として説明を行うことにする。
最初に、図5において、2つの噛合頭部33b、33cが噛合する場合について説明を行う。図5では、既に他の金属製片面務歯に噛合している噛合頭部33aに、噛合頭部33bが噛合し始め、噛合頭部33cが噛合頭部33bに対してこれから噛合しようとしている状態を示している。
図示せぬスライダーを摺動させて、2つの噛合頭部33b、33c同士を噛合させるときに、噛合していく噛合凸部34cと噛合される噛合頭部33bの前端壁36bとが衝接しながら噛合するのを防止するため、噛合頭部33bの前端壁36bには斜状面37bが形成されている。同様に、噛合頭部33a、33cにおいても、噛合を行なう相手方の噛合凸部と衝接するのを防止するため、それぞれ噛合頭部33a、33cの前端壁36a、36cには斜状面37a、37cが形成されている。
尚、図5では、噛合頭部33bに形成した噛合凸部34bは、噛合頭部33aの前端壁36aに形成した斜状面37aの領域を通過して、噛合凹部35a内に挿入される状態を示している。
そして、図6で示すように、噛合頭部33の前端壁36に斜状面37を形成しておくことにより、噛合時におけるスライダーの摺動抵抗を少なくすることができ、スライダーの摺動をスムーズに行わせることができる。そして、特許文献1の装置で構成した金属製片面務歯を両開き式スライドファスナーに用いておくことにより、金属製片面務歯同士を噛合させるときにおけるスライダーの摺動性を向上させることができる。
しかし、特許文献1の装置で構成した金属製片面務歯を両開き式スライドファスナーに用いた場合であっても、噛合後に横引力が両開き式スライドファスナーに加わったときには、図6で示す金属製片面務歯の噛合凹部35における開口縁39に対して、横引力が作用することになる。しかも、斜状面37cが噛合頭部33の前端壁36に形成されているので、噛合凹部35の開口縁39における肉厚は薄く構成されている。
そのため、肉厚が薄くなっている噛合凹部35の開口縁39に対して、横引力によるモーメントが作用すると、開口縁39における撓み量は大きくなってしまう。そして、開口縁39が大きく撓むと、スライダーの摺動性が悪くなってしまう危険性が生じてしまうことになる。
そこで、噛合凹部35の開口縁39に対して横引力によるモーメントが作用したときでも、開口縁39における撓み量が小さくなるように改良したものが、特許文献2に記載されている金属製片面務歯である。特許文献2の金属製片面務歯では、図6で示すように、噛合頭部33の前端壁36の内側面にリブ38が形成されている。
噛合頭部33の前端壁36の内側面に形成したリブ38によって、開口縁39における剛性を高めている。そして、開口縁39における剛性を高めることで、開口縁39における撓み量が少なくなるように構成している。開口縁39における撓み量を少なくすることで、スライダーの摺動性を大きく向上させることができる。
特開昭58−116946号公報 実公平1−22505号公報
特許文献2に記載されている金属製片面務歯は、特許文献1に記載されている金属製片面務歯を改良したものであり、スライダーの摺動性を大きく向上させることができる。しかも、横引力によるモーメントに対する剛性を高めた構成に、務歯を構成しておくことがでる。しかし、特許文献2に記載の金属製片面務歯を成形するためには、噛合凹部35内にリブ38を形成しなければならず、その上、噛合頭部33の前端壁36に斜状面37cを形成しておかなければならない。そのため、複雑な金型形状を用いて成形を行わなければならず、金属製片面務歯の製造工程が複雑なものになってしまう。
そこで、本発明では、噛合時における衝接を防止して、しかも、横引力によるモーメントに対する剛性を高めることができ、更に、簡単な構造で構成することのできる金属製片面務歯を提供するとともに、同金属製片面務歯を用いた両開き式スライドファスナーを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の金属製片面務歯は、噛合頭部の一面側に形成した噛合凸部と、他面側に形成した噛合凹部とを有する片面務歯であって、前記噛合頭部の先端縁側から前記噛合凹部内に向かって、下り傾斜の上部傾斜面が形成され、前記噛合頭部の先端縁側における前記噛合凹部の内周面と、前記上部傾斜面とが連接して構成されてなることを最も主要な特徴となしている。
また、本発明の金属製片面務歯では、前記上部傾斜面は、前記噛合頭部の先端縁と前記噛合凹部の開口縁との間に形成されてなることを主要な特徴となしている。
更に、本発明の金属製片面務歯では、前記噛合頭部の先端縁と同先端縁側における前記上部傾斜面の端縁との間が、離間して配設されてなることを主要な特徴となしている。
更にまた、本発明の金属製片面務歯では、前記上部傾斜面と連接する前記噛合凹部の内周面が、前記噛合凹部の底面から外方に拡開する下部傾斜面として形成され、前記上部傾斜面は、前記下部傾斜面よりも傾斜角度が浅く構成されてなることを主要な特徴となしている。
また、本発明の金属製片面務歯では、前記上部傾斜面の傾斜角度は、0度よりも大きく7度以下であることを主要な特徴となしている。
更に、本発明の金属製片面務歯では、前記上部傾斜面の傾斜角度は、3度以上で7度以下であることを主要な特徴となしている。
更にまた、本発明の金属製片面務歯では、前記上部傾斜面における左右方向の横幅寸法は、前記噛合凹部の底面における左右方向の横幅寸法の89%〜92%である寸法範囲に構成されてなることを主要な特徴となしている。
本発明の両開き式スライドファスナーには、左右一対のファスナーテープの相対する側縁部に、上述した本発明の金属製片面務歯を所定の間隔で列設させたファスナーストリンガーを備えてなることを他の最も主要な特徴となしている。
本発明に係る金属製片面務歯では、噛合凹部内に向かって下り傾斜の上部傾斜面が形成されている。このため、噛合凹部内に噛合する相手側の噛合凸部は、噛合凹部に形成した上部傾斜面側を通って、噛合凹部内に挿入される軌道を描くことができる。そして、相手側の噛合頭部としては、噛合する噛合凹部の上部傾斜面側を通ることによって、その次に噛合してくる噛合凸部との間において、衝接を避ける隙間を設けておくことができる。従って、噛合する相手側の噛合凹部に対して、噛合凸部はスムーズに噛合していくことができる。
特許文献1、2に記載された金属製片面務歯では、図5に示すように噛合頭部33bの噛合凸部34bは、噛合頭部33aに形成した斜状面37a側を通って、噛合頭部33aの噛合凹部35a内に嵌入される軌道を描きながら噛合凹部35aと噛合することになる。また同様に、噛合頭部33cの噛合凸部34cは、噛合頭部33bに形成した斜状面37b側を通って、噛合頭部33bの噛合凹部35b内に嵌入される軌道を描きながら噛合凹部35bと噛合することになる。
このように、特許文献1、2に記載された金属製片面務歯では、斜状面側を通ることによって、次に噛合してくる噛合凸部との間に衝接を避ける隙間を設けている。これに対して、本発明に係る金属製片面務歯では、噛合凸部が、噛合先の噛合凹部に形成した上部傾斜面側を通ることによって、噛合凸部と噛合先の噛合凹部との衝接を避けながら、次に噛合してくる噛合頭部の噛合凸部との衝接を避けることができる。
また、本発明における金属製片面務歯を両開き式スライドファスナーに用いた場合において、噛合後に横引力が両開き式スライドファスナーに加わったときには、噛合凹部の開口縁に対して、噛合している相手側の噛合凸部からの押圧力によるモーメントが作用することになる。即ち、金属製片面務歯の噛合頭部の先端縁側における噛合凹部の内周面と上部傾斜面との連接部に対して、横引力によるモーメントが大きく作用することになる。
しかし、本発明では、噛合凹部の開口縁における肉厚は厚く構成されているので、噛合凹部の開口縁に対して、横引力によるモーメントが作用したとしても、噛合凹部の開口縁における撓み量は極めて小さいものになる。このように、スライダーの摺動性を悪くするような変形は、噛合頭部の先端縁側において生じないことになり、スライダーの摺動性を良好に保つことができる。
また、本発明では、上部傾斜面は、噛合頭部の先端縁と噛合凹部の開口縁との間に形成されているので、噛合してくる相手側の噛合凸部と噛合頭部との衝接面積を少なく構成しておくことができ、スライダーの摺動性を大幅に向上させることができる。
更に、本発明では、噛合頭部の先端縁と同先端縁側における上部傾斜面の端縁との間が、離間して配された構成となっているので、噛合凹部の開口縁における肉厚を更に厚く構成しておくことができる。従って、噛合凹部の開口縁に対して横引力によるモーメントが作用したとしても、噛合凹部の開口縁における撓み量は更に小さなものになる。
本発明では、噛合凹部の内周面に下部傾斜面を形成しておくことにより、噛合してくる相手方の噛合凸部を噛合凹部内に受け入れ易く、しかも、噛合してくる相手方の噛合凸部を噛合凹部から外れ易くすることができる。
また、上部傾斜面の傾斜角度を下部傾斜面の傾斜角度よりも浅く構成しておくことにより、噛合した噛合凸部と噛合凹部の下部傾斜面との当接面積を広く構成することができ、噛合時における噛合状態が強くなるように構成しておくことができる。
このように、噛合凹部の開口縁における肉厚を厚く構成しておくことができるので、噛合凹部の開口縁における剛性を更に高めておくことができる。また、噛合している相手側の噛合凸部と噛合凹部の下部傾斜面との当接面積を大きくしておくことができる。
即ち、噛合している噛合凸部が噛合先の下部傾斜面と当接している面側における噛合凸部の重心位置を、下部傾斜面の開口縁よりも噛合先の噛合凹部における底面側に位置させることができる。言い換えると、噛合凸部は、下部傾斜面の開口縁よりも腰を低くした状態で噛合先の噛合凹部と噛合することができる。
従って、横引力によって、噛合している相手側の噛合凸部に対して、噛合凹部の開口縁を中心とした回転モーメントが作用しても、噛合している相手側の噛合凸部が噛合先の噛合凹部における開口縁を中心として回動してしまうのを防止でき、噛合状態が開離するのを防止できる。
本発明では、上部傾斜面の傾斜角度としては、0度よりも大きく7度以下であることが好ましい。更に好適には、3度以上で7度以下であることが望ましい構成となる。このような角度範囲で上部傾斜面の傾斜角度を構成しておくことにより、噛合した噛合凸部と噛合凹部の下部傾斜面との当接面積を、スライドファスナーとしての噛合強度を維持しておくことができる面積として構成しておくことができる。
上部傾斜面の傾斜角度を7度よりも大きな角度に構成しておくと、噛合した噛合凸部と噛合先の噛合凹部の下部傾斜面との当接面積が狭くなり、横引力に対する噛合強度が弱くなってしまう。しかもこの場合には、噛合している噛合凸部において、噛合先の下部傾斜面と当接している面側における噛合凸部の重心位置は、噛合先の噛合凹部における下部傾斜面の開口縁近くに位置してしまったり、下部傾斜面の開口縁よりも上方に位置してしまうことになる。
即ち、噛合凸部が、下部傾斜面の開口縁に対して腰高状態で、噛合先の噛合凹部と噛合してしまうことになる。
このように、噛合している噛合凸部が、腰高状態で噛合先の噛合凹部と噛合していると、横引力が作用したときには、噛合状態が容易に開離してしまうことになる。
本発明の金属製片面務歯では、上部傾斜面における左右方向の横幅寸法を、噛合凹部の底面における左右方向の横幅寸法の92%よりも長く構成した場合には、上部傾斜面の横幅が広く構成されることになり、噛合頭部の前端壁における上部側の肉厚が少なく構成されてしまうことになる。これによって、噛合凹部における強度不足が発生するとともに、横引力に対する強度が低下してしまうことになる。
また、上部傾斜面における左右方向の横幅寸法を、噛合凹部の底面における左右方向の横幅寸法の89%よりも短く構成した場合には、上部傾斜面の横幅が狭く構成されることになり、噛合頭部における上部傾斜面の両側端部側の部位と噛合凸部とが衝接する面積が増大し、スライダーの摺動性が悪くなってしまう。
そこで、上部傾斜面における左右方向の横幅寸法を、噛合凹部の底面における左右方向の横幅寸法の89%〜92%である寸法範囲に構成しておくことが、スライダーの摺動性を良好に保ち、噛合頭部の前端壁における強度を保っておくためには、望ましい構成となる。
本発明に係わる金属製片面務歯を用いて、両開き式スライドファスナーを製造することができる。このように構成することによって、2つのスライドの摺動性を大幅に向上させることができ、しかも横引力によって噛合状態が解けない両開き式スライドファスナーを構成することができる。
図1は、本発明に係る金属製片面務歯の斜視図である。 図2は、噛合頭部の平面図及び噛合頭部のII―II断面図、III−III断面図である。 図3は、両開き式スライドファスナーの平面図である。 図4は、金属製片面務歯の噛合状況を示す要部断面図である。 図5は、従来例2の金属製片面務歯が噛合する状況を示す要部断面図である。 図6は、従来例2の金属製片面務歯を示す斜視図である。
符号の説明
1 金属製片面務歯
3 噛合頭部
4 噛合凸部
5 噛合凹部
5a 開口縁
7 先端縁
8 上部傾斜面
10a 下部傾斜面
12 両開き式スライドファスナー
14 第一スライダー
15 第二スライダー
33(33a、33b、33c) 噛合頭部
34(34a、34b、34c) 噛合凸部
35(35a、35b、35c) 噛合凹部
36(36a、36b、36c) 前端壁
37(37a、37b、37c) 斜状面
38 リブ
39(39a、39b、39c) 開口縁
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下で説明する各実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明と実質的に同一な構成を有し、かつ、同様な作用効果を奏する構成であれば、多様な変更が可能である。
図1は、本実施形態に係る金属製片面務歯の斜視図である。また、図2(a)は、噛合頭部の平面図であり、図2(b)は、図2(a)におけるII−II断面図である。図2(c)は、図2(a)におけるIII−III断面図である。図3には、本実施形態に係る金属製片面務歯を用いた両開き式スライドファスナーの平面図を示しており、図4には、金属製片面務歯の噛合状況を要部断面図として示している。
尚、本発明において、金属製片面務歯の前後方向とは、同金属製片面務歯をファスナーテープに取り付けたときのテープ幅方向となる向きをいい、また、金属製片面務歯の左右方向及び上下方向とは、同金属製片面務歯をそれぞれファスナーテープに取り付けたときのテープ表裏方向及びテープ長さ方向となる向きをいう。
図1に示した本実施形態に係る金属製片面務歯1は、Yバーと呼ばれる金属製線材を所定の厚さ寸法で切断し、切断後における務歯の噛合頭部3に対して上下方向からプレス加工を施すことにより連続的に製造することができる。あるいは、金属板に対して少なくとも1回以上のプレス加工を行い、プレス加工を行った金属板を金属製片面務歯1の外周形状で打ち抜くことにより、図1に示した本実施形態に係る金属製片面務歯1を、連続的に製造することができる。
上述したプレス加工によって、噛合頭部3の上下方向における一方の面には、噛合凸部4を形成し、他方の面には、噛合凹部5及び上部傾斜面8を形成することができる。そして、後述するように、噛合凹部5の内周面10のうちで噛合頭部3の先端縁側の面である下部傾斜面10aと上部傾斜面8とは、連接した簡単な形状となっている。この構成により、プレス加工の金型を複数用意しておかなくても、少なくとも一度のプレス加工によって噛合凹部5及び上部傾斜面8を形成することができる。
図1、図2に示すように、金属製片面務歯1の後方側には、左右一対の脚部2が形成されており、金属製片面務歯1の前方側における噛合頭部3には、金属製片面務歯1の上下方向における一面側に噛合凸部4(図2(b)、図2(c)参照)が形成され、他面側に噛合凹部5が形成されている。
金属製片面務歯1の前記他面側における噛合頭部3の前方側の先端縁7側から、噛合凹部5内に向かって下り傾斜の上部傾斜面8が形成されている。上部傾斜面8としては、上述したようにプレス加工で形成することもできるが、プレス加工を行わずに切削加工や研削加工によって、噛合頭部3の先端縁7側に形成することもできる。ただし、上部傾斜面8をプレス加工によって形成した場合には、上部傾斜面8等を成形するときの塑性変形によって加工硬化を生じさせることができるので、上部傾斜面8等における剛性を高めておくことができる。
噛合凹部5の内周面10は、図2(a)〜図2(c)で示すようにすり鉢状の形状を呈しており、噛合凹部5の底面5bから外方に向かって拡開する形状に構成されている。そして、噛合凹部5の内周面10のうちで、噛合頭部3の先端縁7側における下部傾斜面10aは、上部傾斜面8と噛合凹部5の開口縁5aにおいて連接した構成になっている。
図2(b)に示すように、上部傾斜面8の傾斜角度αとしては、0度よりも大きく7度以下の角度としておくことができる。好ましくは、上部傾斜面8の傾斜角度αを3度以上で7度以下の角度としておくことがより好ましい構成となる。また、上部傾斜面8の傾斜角度αを、下部傾斜面10aの傾斜角度βよりも浅くなるように構成させておくため、下部傾斜面10aの傾斜角度βとしては、20度以上で30度以下の角度として構成しておくことが望ましい構成となる。
そして、下部傾斜面10aの傾斜角度βを20度から30度の角度範囲に構成しておくことにより、図3で示す噛合しているような両開き式スライドファスナー1に対して、横引力が作用したときには、下部傾斜面10aでは横引力の一部を上方に逃がすことができるとともに、逃がした残りの横引力を下部傾斜面10aによって受け止めておくことができる。
また、図2(c)で示すように、上部傾斜面8における横幅Bの寸法を、噛合凹部5の底面5bにおける横幅Aの寸法の89%〜92%とした寸法となるように構成しておくことができる。底面5bにおける横幅Aの寸法を、上部傾斜面8の横幅Bの寸法の92%よりも長い寸法となるように構成した場合には、上部傾斜面8の横幅Bが広く構成されることになる。そのため、噛合頭部3の前端壁6における上部側の肉厚が少なくなり、噛合凹部5における強度不足が発生するとともに、横引力に対する強度が低下してしまうことになる。
また、底面5bにおける横幅Aの寸法を、上部傾斜面8の横幅Bの寸法の89%よりも短い寸法となるように構成した場合には、上部傾斜面8の横幅Bが狭く構成されることになる。そのため、噛合頭部3における上部傾斜面8の両側端部側の部位と噛合凸部4とが衝接する面積が増大してしまい、スライダーの摺動性が悪くなってしまう。
このように構成しておくことにより、図3で示す両開き式スライドファスナー1に対して横引力が作用したとき、噛合凹部5に噛合している相手側の噛合凸部4と噛合凹部5との当接面積を大きくしておくことができる。この構成によって、横引力が作用したときに、相手側の噛合凸部4が噛合凹部5との噛合状態から離れてしまうのを防止できるとともに、横引力を相手側の噛合凸部4と噛合凹部5との当接面積によって受けておくことができる。
そして、相手側の噛合凸部4と噛合凹部5との当接面積を広く構成することによって、横引力に対する単位面積当たりの引っ張り応力は小さくできる。また、噛合凹部5の開口縁5aにおける前端壁6の肉厚を厚く構成しておくことができるようになり、噛合凹部5の開口縁5aにおける剛性を高めておくことができる。
更に、横引力が作用して、噛合凹部5内に噛合している相手側の噛合凸部4に対して、噛合凹部5の開口縁5aを中心とした回転モーメントが作用した場合であっても、噛合している相手側の噛合凸部4と噛合凹部5の下部傾斜面10aとの当接面積を大きくしておくことができる。これによって、噛合している相手側の噛合凸部4が噛合凹部5の開口縁10aを中心として開離する方向に回動してしまうのを防止することができ、噛合状態が開離するのを防止できる。
噛合頭部3に形成されている噛合凸部4は、横引力が作用したときに噛合している相手側の噛合凹部5の下部傾斜面10aに当接することになる。このとき、相手側の下部傾斜面10aに当接する噛合凸部4の傾斜面4aと、相手側の下部傾斜面10aとの当接面積を増大させるために、前記噛合凸部4の傾斜面4aの傾斜角度を、金属製片面務歯1の上下方向における軸に対して、下部傾斜面10aの傾斜角度と略軸対象となる傾斜角度となるように構成しておくことができる。
図2(b)で示した上部傾斜面8の傾斜角度αを、上述した7度よりも大きな角度となるように構成すると、横引力が作用したときに、下部傾斜面10aに当接する相手側の噛合凸部4の当接面積が小さくなってしまう。そのため、相手側の噛合頭部3には、噛合している噛合頭部3の上面と噛合凹部5との境界である開口縁のうち、上部傾斜面8と下部傾斜面10aの開口縁5aを中心とした噛合状態を開離する方向の回動モーメントが作用し易くなり、噛合凹部5の開口縁5aを中心とした回動が生じ易くなって、噛合状態が開離し易くなってしまう。
図1、図2(a)、(b)に示すように、噛合頭部3の先端縁7と上部傾斜面8における先端縁7側における端縁8aとの間は、離間した構成となっている。図示例では、前記離間した部位を平坦面9として平らな面で図示しているが、前記離間した部位を円筒面の一部のような曲面形状のようにR付けを施した形状に構成しておくこともできる。前記離間した部位を設けておくことによって、噛合凹部5の開口縁5aにおける前端壁6の肉厚を更に厚く構成しておくことができる。
また、仮に噛合を行なっている途中で、噛合相手方の噛合凸部4が噛合頭部3の先端縁7に衝接するような状況が発生したとしても、噛合頭部3の先端縁7から上部傾斜面8の端縁8aとの間は離間した構成となっているので、噛合相手方の噛合凸部4によって噛合頭部3の先端縁7部が変形してしまったりするのを防止できる。
図3には、図1に示した金属製片面務歯1を、ファスナーテープ13の側縁に沿って設けられている芯紐部に取着した両開き式スライドファスナーの平面図を示している。図1に示している金属製片面務歯1の開脚した左右脚部2,2間(図1では、テープに加締めた後の脚部形状を示している。)に、ファスナーテープ13の芯紐部を挿入し、その後、加締めパンチ等を用いて、左右脚部2,2をその外側面側から押圧して開脚幅を狭める方向に加締める。これにより、左右脚部2,2間にファスナーテープ13が挟み込まれて挟持され、金属製片面務歯1をファスナーテープ13に取着することができる。
このようにして、本発明に係わる金属製片面務歯1を複数本、左右一対のファスナーテープ13のテープ側縁部に所定の間隔をもって植え付けることにより、左右のファスナーストリンガー17を作製することができる。更に、得られたファスナーストリンガー17の務歯列に第一スライダー14及び第二スライダー15を挿通し、務歯列の摺動方向の前後両端部に、上止具16a及び下止具16bを取り付けることによって、図3に示した両開き式スライドファスナー12を製造することができる。
このようにして得られた両開き式スライドファスナー12は、第一スライダー14を上止具16aに向かう方向に摺動させることにより、または第二スライダー15を下止具16bに向かう方向に摺動させることにより、各金属製片面務歯1の噛合凸部4を、噛合相手先の噛合凹部5内に適切に嵌入させることができる。そして、逆方向に第一スライダー14又は第二スライダー15を摺動させることで、噛合状態を開離させることができる。
図4を用いて噛合凸部4側から噛合して行く、第二スライダー15における噛合状態について説明すると、噛合時において噛合凸部4-1は、噛合相手先の噛合凹部5-0に形成した上部傾斜面8-0の近傍を通って、噛合凹部5-0内に挿入することができる。しかも、この噛合時において、噛合頭部3-1は、次に噛合頭部3-1の噛合凹部5-1内に挿入してくる噛合凸部4-2と衝接せずに、スムーズに噛合位置に移動することができる。
そして、噛合凹部5と先端縁7との間には上部傾斜面8が形成されているので、噛合凹部5内に挿入してくる噛合凸部4は嵌入先の噛合頭部3と干渉することなく、しかも、次に自身の噛合頭部3が次に自身の噛合凹部5内に挿入してくる噛合凸部4と干渉することなく、両開き式スライドファスナー12の閉鎖を円滑に行うことができる。
そしてまた、図1に示すように、上部傾斜面8を形成しても噛合凹部5の開口縁5aにおける前端壁6の肉厚を厚く構成しておくことができ、しかも、下部傾斜面の上下方向における長さを長く構成しておくことができるので、左右の金属製片面務歯1が噛合状態にあるときに横引き力等の外力を受けても、噛合凸部4や噛合凹部5の変形や欠損を効果的に防止することができる。
これにより、本発明の両開き式スライドファスナー12は、優れた噛合強度を安定して確保することができる。
図3に示した両開き式スライドファスナー12では、第一スライダー14と第二スライダー15とを頭合わせに対向配置した構成を示しているが、本発明の両開き式スライドファスナー12としては、第一スライダー14と第二スライダー15とを尻合わせに対向配置した構成としておくこともできる。
本発明は、鞄や衣類等の開口部に取着されるスライドファスナー用のエレメントとして好適に利用することができる。

Claims (8)

  1. 噛合頭部3の一面側に形成した噛合凸部4と、他面側に形成した噛合凹部5とを有する片面務歯1において、
    前記噛合頭部3の先端縁7側から前記噛合凹部5内に向かって、下り傾斜の上部傾斜面8が形成され、
    前記噛合頭部3の先端縁7側における前記噛合凹部5の内周面10と、前記上部傾斜面8とが連接して構成されてなることを特徴とする金属製片面務歯。
  2. 前記上部傾斜面8は、前記噛合頭部3の先端縁7と前記噛合凹部5の開口縁5aとの間に形成されてなることを特徴とする請求の範囲1に記載の金属製片面務歯。
  3. 前記噛合頭部3の先端縁7と同先端縁7側における前記上部傾斜面8の端縁8aとの間が、離間して配設されてなることを特徴とする請求の範囲2に記載の金属製片面務歯。
  4. 前記上部傾斜面8と連接する前記噛合凹部5の内周面10が、前記噛合凹部5の底面5bから外方に拡開する下部傾斜面10aとして形成され、
    前記上部傾斜面8は、前記下部傾斜面10aよりも傾斜角度が浅く構成されてなることを特徴とする請求の範囲1〜3のいずれかに記載の金属製片面務歯。
  5. 前記上部傾斜面8の傾斜角度は、0度よりも大きく7度以下であることを特徴とする請求の範囲1〜4のいずれかに記載の金属製片面務歯。
  6. 前記上部傾斜面8の傾斜角度は、3度以上で7度以下であることを特徴とする請求の範囲5に記載の金属製片面務歯。
  7. 前記上部傾斜面における左右方向の横幅寸法は、前記噛合凹部の底面における左右方向の横幅寸法の89%〜92%である寸法範囲に構成されてなることを特徴とする請求の範囲1〜6のいずれかに記載の金属製片面務歯。
  8. 請求の範囲1〜7のいずれかに記載の金属製片面務歯1を、左右一対のファスナーテープ13の相対する側縁部に、所定の間隔で列設させたファスナーストリンガー17を備えてなることを特徴とする両開き式スライドファスナー。
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