JP7412449B2 - 高度なメモリ構造およびデバイス - Google Patents

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Description

本出願は、メモリの分野に関し、より詳細には、超伝導体技術に基づくメモリの方法および装置に関する。
最も頻繁に使用される機器として、コンピュータは我々の日常の生活の不可欠な部分となっている。揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方がコンピュータの重要な構成要素である。メモリの例には、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、およびフラッシュメモリなどがある。一部の用途では、作動温度が非常に低い。したがって、非常に低い温度でも作動するメモリデバイスを得ることが望ましい。
超伝導体は、温度が特定の臨界温度未満に低下したときに電気抵抗なしで電流を伝える材料である。臨界温度は転移温度とも呼ばれている。臨界温度未満では、材料は超伝導状態への転位を受ける。臨界温度は、高い温度の超伝導体についてであっても非常に低い。材料が超伝導状態へと転移するとき、材料の内部からの磁界の排除を引き起こすマイスナー効果(またはマイスナー-オクセンフェルト効果)が起こる。
小さい磁石が超伝導体の上方に持っていかれる場合、磁界が超伝導体の表面に自然発生的に電流を流すため、磁石は反発させられる。電流は磁石の各々の極の鏡像を作り出し、これは超伝導体の内部の磁界を相殺し、磁石を空中浮上させる。したがって、磁石は磁力によって空気中で支持されることになる。磁気浮上(マグレブ)または磁気支持は、磁界を使用して支持体なしで物体を空気中に浮上させることが非常に際立って注目に値するため、超伝導体の最も顕著な特性のうちの1つである。現在、ほとんどの超伝導体の磁気支持の用途は、しばしば機械的な構造に向けられている。
開示されている方法およびシステムは、先に述べられた1つまたは複数の問題、および他の問題を解決するように向けられている。
本開示の一態様では、メモリ構造が、第1の界磁子(field element)と、第2の界磁子と、可動磁気要素と、第1の加熱器とを備え得る。第1の界磁子は超伝導体であり得る。第2の界磁子は、第1の界磁子から第1の距離において、第1の界磁子を向いて配置され得る。第1の界磁子と第2の界磁子とは力場を作り出すために結合され得る。可動磁気要素は、第2の界磁子によって反発され、力場によって制御されるように第1の界磁子と第2の界磁子との間の空間に配置され得る。第1の加熱器は第1の界磁子の近くに配置され得る。可動磁気要素は、第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて第1の界磁子に向けて移動できる。
本開示の他の態様では、メモリデバイスが制御回路とメモリ構造の少なくとも1つのアレイとを備え得る。各々のメモリ構造は、第1の界磁子と、第2の界磁子と、可動磁気要素と、第1の加熱器とを備え得る。第1の界磁子は超伝導体であり得る。第2の界磁子は、第1の界磁子から第1の距離において、第1の界磁子を向いて配置され得る。第1の界磁子と第2の界磁子とは力場を作り出すために結合され得る。可動磁気要素は、第2の界磁子によって反発され、力場によって制御されるように第1の界磁子と第2の界磁子との間の空間に配置され得る。第1の加熱器は第1の界磁子の近くに配置され得る。可動磁気要素は、第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて第1の界磁子に向けて移動できる。
本開示の他の態様では、方法が、第1の材料の第1の層を堆積させるステップと、第1の材料から複数の界磁子を形成するステップと、磁性材料の第2の層を堆積させるステップと、磁性材料から複数の磁気要素を形成するステップと、伝導性材料の第3の層を堆積させるステップと、伝導性材料から複数の伝導体を形成するステップと、超伝導材料の第4の層を堆積させるステップと、超伝導材料から複数の超伝導体を形成するステップと、電気抵抗性材料の第5の層を堆積させるステップと、電気抵抗性材料から複数の加熱器を形成するステップとを含み得る。磁性材料の第2の層は充填材料の2つの層の間に配置され得る。複数の磁気要素は、複数の磁気要素を包囲する充填材料が除去された後に移動可能となり得る。
本開示の他の態様では、電子デバイスが、マイクロプロセッサと、メモリデバイスと、制御装置と、出力モジュールと、入力モジュールとを備え得る。制御装置はメモリデバイスを制御できる。メモリデバイスは、メモリ構造の少なくとも1つのアレイを備え得る。各々のメモリ構造は、第1の界磁子と、第2の界磁子と、可動磁気要素と、第1の加熱器とを備え得る。第1の界磁子は超伝導体であり得る。第2の界磁子は、第1の界磁子から第1の距離において、第1の界磁子を向いて配置され得る。可動磁気要素は、第2の界磁子によって反発され、第1の界磁子と第2の界磁子との間の空間に配置され得る。第1の加熱器は第1の界磁子の近くに配置され得る。可動磁気要素は、第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて第1の界磁子に向けて移動できる。
本開示の他の態様が、本開示の明細書、請求項の範囲、および図面を考慮して当業者によって理解され得る。
本開示の実施形態によるメモリデバイスの概略的なブロック図である。 本開示の他の実施形態による磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による磁気メモリ構造の製作の概略的な流れ図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による他の磁気メモリ構造の概略的な構造図である。 本開示の他の実施形態による電子デバイスの概略的なブロック図である。
以下は、添付の図面を参照する本開示の実施形態で技術的な解決策を記載している。可能な場合には、同じ部品または同様の部品に言及するために、同じ符号が図面を通じて使用されている。明らかに、記載されている実施形態は、本開示の実施形態の単なる一部であり、実施形態のすべてではない。様々な実施形態における特徴は交換および/組み合わされ得る。創作的な労力なしで本開示の実施形態に基づいて当業者によって得られた他の実施形態は、本開示の保護の範囲内にある。
図1Aは、本開示の実施形態と矛盾していないメモリデバイス10を示す概略的なブロック図である。デバイス10はメモリ領域12と制御回路14とを備え得る。メモリ領域12はメモリ構造16のアレイを備え得る。メモリデバイス10は、制御回路14の制御の下で、読取り動作、書込み動作、および/または消去動作を含む動作を実施することができる。メモリ領域は、メモリ構造16(例えばメモリセル)の2つ以上のアレイを備え得る。一部の実施形態では、デバイス10は複数のメモリ領域を備えてもよく、各々のメモリ領域はメモリ構造16の1つまたは複数のアレイを備え得る。メモリ構造は後で詳細に検討される。任意選択で、デバイス10は、検討される磁気メモリ、DRAM、SRAM、およびフラッシュなど、異なる種類のメモリを備え得る。
制御回路14は、コマンド/アドレス/クロック入力回路、デコーダ、電圧発生器、タイミング発生器、入力/出力回路などを備え得る。一部の実施形態では、制御回路14はメモリ領域12と同じダイに設けられ得る。一部の他の実施形態では、制御回路14は別のダイに設けられ得る。一部の実施形態では、制御回路14は、マイクロコントローラ、特定用途論理回路、または他の適切な処理装置を備え得る。一部の他の実施形態では、制御回路14は、データを保存し、データを取り出すための内蔵メモリを備え得る。代替で、メモリデバイス10は、制御回路14を備えなくてもよく、代わりに、外部制御に頼ることができる。例えば、外部制御が、ホスト電子デバイスによって、または、メモリデバイス10とは別である処理装置もしくは制御装置によって提供されてもよい。
メモリ構造16は、超伝導体/磁気浮上の原理に基づいたメモリ構造であり得る。図1Bおよび図1Cは、本開示の実施形態と矛盾していない、磁気メモリ構造100の概略的な構造図を断面で示している。図1Bおよび図1Cに示されているように、構造100は、第1の超伝導体101と、第2の超伝導体102と、可動磁石103と、伝導体層104、105とを備え得る。第1および第2の超伝導体は、互いを向いて配置され、所定距離で分離され得る。可動磁石103は、第1の超伝導体と第2の超伝導体との間に配置され得る。伝導体層104、105は、第1の超伝導体と可動磁石との間に配置され得る。伝導体層104、105は、隣り合って配置され、他の距離で分離され得る。
さらに、構造100は、加熱器106と、絶縁層107と、絶縁領域108とを備え得る。加熱器106は第1の超伝導体101の近くでその上方に配置され得る。絶縁層107は、伝導体層104、105に部分的に堆積させられ、第1の超伝導体101と伝導体層104、105との間に挟まれ得る。絶縁領域108は空間109を部分的に包囲し得る。第1の超伝導体101は絶縁層107に堆積させられ得る。空間109は、第1の超伝導体101と第2の超伝導体102との間に配置され、可動磁石103が特定の方法で上または下に移動できる自由空間を提供することができる。端子1が伝導体層104に電気的に連結され得る。端子2が伝導体層105およびビット線に電気的に連結され得る。端子3が加熱器106およびワード線に電気的に連結され得る。
第1の超伝導体101および第2の超伝導体102は1つまたは複数の超伝導材料を含み得る。超伝導材料の例にはYBaCuおよびHgBaCaCuがあり、その臨界温度はそれぞれ-180.15℃および-139.15℃である。超伝導体101、102は基板または物体において成長させられ得る。一部の実施形態では、超伝導体101、102は薄膜形態であり得る。一部の他の実施形態では、超伝導体101、102はバルク形態であり得る。一部の実施形態では、超伝導体101、102は同じ形を有し得る。一部の他の実施形態では、超伝導体101、102は異なる形を有し得る。形には、正方形、長方形、円形、楕円形、または不規則な形があり得る。一部の実施形態では、超伝導体101、102の寸法は同じであり得る。一部の他の実施形態では、超伝導体101、102の寸法は異なり得る。薄膜またはバルクの因子、形の因子、および寸法の因子は、可動磁石103が空間109において支持されるとき、可動磁石103の位置を決定するために使用され得る。
可動磁石103は、磁気可動要素として、NdFeB、SmCo、またはAlNiCoなどの1つまたは複数の永久磁石材料を含み得る。磁石103は、FeO、Fe、またはBaO・6Feなどの1つまたは複数の強磁性材料も含み得る。超伝導体101、102のように、磁石103は、正方形、長方形、円形、楕円形、または不規則な形などの形を有し得る。
伝導体層104、105と超伝導体101とは互いから電気的に絶縁され得る。伝導体層104、105は、空間109の一部分または電気的に絶縁する材料(図示されていない)によって分離され得る。一部の実施形態では、層104、105は、導電性であり、薄板状の構造を有し得る。例えば、層104、105は銅などの金属を含み得る。層104、105は、n型多結晶シリコンなどの半導体材料も含み得る。層104、105の形には、正方形、長方形、円形、楕円形、または不規則な形があり得る。特定の実施形態では、図1Bおよび図1Cに示されているように、磁石103は台形とでき、伝導体層104、105は、一体に結合されるときに伝導層を形成するために、合致する形を有し得る。
絶縁層107は、超伝導体101を伝導体層104、105から電気的に絶縁する二酸化ケイ素または窒化ケイ素などの電気的に絶縁する材料を含み得る。絶縁領域108は、1つまたは複数の電気的に絶縁する材料を含み得る1つまたは複数の絶縁領域を備え得る。空間109は、第1の超伝導体101と第2の超伝導体102との間に、または、絶縁層107と第2の超伝導体102との間に配置され得る。空間109は、超伝導体101、102、伝導体層104、105、絶縁層107、および絶縁領域108によって包囲され得る。空間109の上部は、伝導体層104、105と絶縁層107の一部分とによって定められ得る。空間109の下部は、超伝導体102と絶縁領域108の一部分とによって定められ得る。空間109の側壁は絶縁領域108によって定められ得る。一部の実施形態では、空間109はドライエッチング方法によって作られ得る。一部の他の実施形態では、空間109は鋳造方法によって作られ得る。一部の実施形態では、空間109は真空状態にあり得る。一部の他の実施形態では、空間109は環境大気圧力での空気で満たされ得る。追加の実施形態では、空間109は、特定の圧力において、窒素ガスなどの不活性ガスで満たされ得る。磁石103が構造100の動作の間に上および下に移動するとき、空気抵抗が排除されるため、一部の実施形態では真空状態が望ましい可能性がある。
超伝導体101と加熱器106との間には、薄い絶縁層(図示されていない)があり得る。薄い絶縁層は、超伝導体101と加熱器106とを互いから電気的に絶縁させることができる。一部の実施形態では、加熱器106は薄板状の構造を有し得る。加熱器106は、大きな電気抵抗を伴う電気抵抗性材料を含み得る。例えば、加熱器106は、80%のニッケルと20%のクロムとを含むニクロムから作られ得る。金属材料に加えて、加熱器106はセラミック材料または複合材料も含んでもよい。したがって、一部の実施形態では、加熱器106は金属加熱要素を有し得る。一部の他の実施形態では、加熱器はセラミック加熱要素または複合加熱要素を有し得る。また、一部の実施形態では、加熱器106と超伝導体101とは同じ形および同じ寸法を有し得る。一部の他の実施形態では、加熱器106と超伝導体101とは異なる形および異なる寸法を有し得る。
磁気メモリ構造100の例の動作が以下に記載されている。初期に、温度が超伝導体101、102の臨界温度未満であり、端子3が繋がっていない、または接地に連結されている、つまり、加熱器106がオフであると仮定する。磁石103が超伝導体101に近接し得るため、強い磁界が、超伝導体101の表面において流れる電流によって誘導され得る。超伝導体101の内部では、磁界が相殺される。超伝導体の外部では、磁気浮上が作用し、つまり、誘導された磁界は、磁石103を反発させて下向きに押すことができる強さである。磁石103が超伝導体102にも近接し得るため、超伝導体102によって引き起こされる磁気浮上も起こり得る。超伝導体102の周りでの反発する磁界は、磁石103を反発させて上向きに押すことができる。したがって、磁石103は、平衡が達成され得る位置において空中浮遊させられ得る。平衡は、超伝導体102からの反発力と、超伝導体101からの反発力に加えて磁石103の重力との間で成り得る。したがって、図1Bに示されているように、磁石103は、加熱器106がオフであるとき、空間109における平衡位置で支持され得る。
したがって、超伝導体101と超伝導体102とは、力場を発生させて磁石103の場所を制御するために一体に結合される。力場は、磁気であり得る、または電気であってもよい。超伝導体101および超伝導体102は、力場を作り出して磁石103の場所を制御するために一体に結合される第1の界磁子および第2の界磁子としてそれぞれ見なされ得る。
さらに、磁石103の平衡位置は、2つの超伝導体101、102と、磁石103の重量とによって決定され得る。一部の実施形態では、重力は超伝導体102の反発力よりはるかに小さい可能性がある。一部の他の実施形態では、磁石103の重力は、磁石103が伝導体層104、105に触れるかまたは当たるとき、超伝導体102の反発力に近いがその反発力よりなおも小さくなり得る。磁石が超伝導体により近くなると、より大きな反発力を受けることが知られている。したがって、超伝導体101と102との間の相対的な強度が、磁石103がどちらの超伝導体に近接するかを決定することができる。例えば、超伝導体102がより強い磁界を生成する場合、磁石103は超伝導体101により近接する位置へと押され得る。磁石103が支持状態にあるとき、伝導体層104、105は互いから電気的に絶縁され、端子1および2も互いから電気的に絶縁される。そのため、加熱器がオフであるとき、磁石103は空間109において支持でき、端子1と2との間の回路が開とされ得る。
端子3が電位+Vに連結された後に電流が加熱器106に加えられるとき、電流は加熱器106におけるジュール加熱を通じて熱を発生させることができる。発生させられた熱は、熱伝達によって超伝導体101へと波及することができる。超伝導体101は、臨界温度を上回って加熱されるとき、超伝導状態を失い、超伝導状態からの反発力は消える。結果として、超伝導体102から反発は、反発力が磁石103の重力より大きい限り、磁石が伝導体層104、105によって妨げられるまで、磁石103を上向きに押すことができる。そのため、磁石103は伝導体層104、105と接触することができる。伝導体層104、105は電気的に結合されることになり得る。電流が加熱器106に連続的に加えられるとき、超伝導体102からの反発は、図1Cに示されているように、磁石103を上向きに押すことで伝導体層104と105とを電気的に結合させたままにすることができる。そのため、加熱器106がオンであるとき、磁石103は上へ押され、端子1と2とは電気的に結合され得る。
端子1と2との間において、比較的大きい抵抗値、または開回路はデータ「0」を意味し、比較的小さい抵抗値はデータ「1」を意味すると仮定する。そのため、支持状態における磁石103はデータ「0」に対応し、伝導体層104、105に対して押されている磁石103はデータ「1」に対応することができる。それによって、図1Bおよび図1Cに示されている構成は、2つのメモリ状態を表すことができる。メモリ構造100は、電流を加熱器106に加える、または停止することで、2つの状態の間で切り替えられ得る。磁気メモリ構造100は、単純な構造、素早い読取り速度、良好な繰り返し耐久性を有し、非常に低い温度で作動する。
一部の他の実施形態では、超伝導体102は、磁石103の上方で、構造100の上部に配置でき、一方で超伝導体101は、加熱器106と伝導体層104、105と共に、磁石103の下方に配置され得る。そのため、構造100は、同じかまたは同様の構成要素を伴う異なる構成を有してもよい。超伝導体101は加熱器106の上方に配置され得る。伝導体層104、105は超伝導体101の上方に配置され得る。超伝導体102は、超伝導体101と伝導体層104、105とを向いてそれらの上方に配置され得る。この構成では、空間109は変わらないままであり得るが、上下逆さまにひっくり返されてもよい。超伝導体101からの押しのけ力が磁石103の重力より大きいと仮定すると、超伝導体101、102は同じままであってもよい。構造100の動作は変わらないままであり得る。
図1Dは、本開示の実施形態と矛盾していない、構造100の概略的な製作プロセスを示す流れ図110である。製作プロセス110は、構造100に適用可能であるだけでなく、構造100のアレイのバッチ製作にも適用可能である。ステップ111において、第1の超伝導材料の層が基板に堆積させられ得る。第1の超伝導材料は、第2の超伝導体102を形成するために選択的にエッチングされ得る。フォトレジスト層およびマスクがドライエッチングプロセスにおいて使用され得る。そのため、第2の超伝導体102は、電気的に絶縁する材料の第1の層によって覆われ得る。ステップ112において、磁性材料の層が堆積させられ得る。磁性材料は、解放され、後で移動可能になる可動磁石103を形成するために、選択的にエッチングされ得る。次に、可動磁石103は、電気的に絶縁する材料の第2の層によって覆われ得る。第1および第2の層を形成する材料は、空間109を一時的に満たすため、充填材料と呼ばれてもよい。充填材料は、可動磁石103を自由にするために、例えばウェットエッチングによって除去され得る。
ステップ112の後、エッチングステップは、空間109を作り出すために実施され得る。例えば、第1および第2の層の一部は、空間109の領域を除いて除去され得る。そのため、露出されたエリアは、充填材料と異なる他の電気的に絶縁する材料で堆積させられ得る。
ステップ113において、伝導性材料の層が堆積させられ得る。伝導性材料は、伝導体層104、105を形成するために選択的にエッチングされ得る。伝導体層104、105は、電気的に絶縁する材料の第3の層によって覆われ得る。ステップ114において、第2の超伝導材料の層が堆積させられ得る。第2の超伝導材料は、第1の超伝導体101を形成するために選択的にエッチングされ得る。第1の超伝導体101は、電気的に絶縁する材料の第4の層によって覆われ得る。ステップ115において、電気抵抗性材料の層が堆積させられ得る。電気抵抗性材料は、加熱器106を形成するために選択的にエッチングされ得る。空間109は、可動磁石103を包囲する充填材料を、選択された時間においてウェットエッチングによって除去することで形成され得る。空間109が作り出された後、可動磁石103は解放させられ、移動可能となり得る。
ステップ115の後、銅などの接触金属が端子1、2、および3を形成するために堆積させられ得る。一部の実施形態では、第1~第4の層が同じ絶縁材料を含み得る。一部の実施形態では、第1~第4の層が異なる絶縁材料を含み得る。
図2Aおよび図2Bは、本開示の実施形態と矛盾していない、他の磁気メモリ構造200の概略的な構造図を断面で示している。図2Aおよび図2Bに示されているように、構造200は、超伝導体201と、底磁石202と、可動磁石203と、伝導体層204、205とを備え得る。それによって、構造200は、底磁石202が構造100の第2の超伝導体102を置き換えていることを除いて、図1Aおよび図1Bに示された構造100と同様である。超伝導体201と底磁石202とは、互いを向いて配置され、所定距離で分離され得る。可動磁石203は超伝導体201と底磁石202との間に配置され得る。伝導体層204、205は、超伝導体201と可動磁石203との間に配置され得る。伝導体層204、205は、隣り合って配置され、他の距離で分離され得る。
構造200は、加熱器206と、絶縁層207と、絶縁領域208とをさらに備え得る。加熱器206は超伝導体201の近くでその上方に配置され得る。絶縁層207は、伝導体層204、205に部分的に堆積させられ、超伝導体201と伝導体層204、205との間に挟まれ得る。絶縁領域208は空間209を部分的に包囲し得る。超伝導体201は絶縁層207に堆積させられ得る。空間209は超伝導体201と底磁石202との間に配置され得る。空間209は、可動磁石203が特定の方法で上または下に移動できる自由空間を提供することができる。端子1、2、および3は、伝導体層204、伝導体層205、および加熱器206にそれぞれ電気的に連結される。
超伝導体101のように、超伝導体201は1つまたは複数の超伝導材料を含み得る。
磁石103のように、可動磁石203は1つまたは複数の磁性材料を含み得る。一部の実施形態では、底磁石202と可動磁石203とは、同じ材料および同じ寸法を備え得る。一部の実施形態では、底磁石202と可動磁石203とは、異なる材料および異なる寸法を備え得る。2つの磁石は、互いを向く同じ極を有し得るように配置され得る。例えば、図2Aに示されているように、底磁石202は、上方を向くS極を有することができ、可動磁石203は、下方を向くS極を有することができる。S極はS極と反発するため、2つの磁石は互いと反発し、つまり、底磁石202は可動磁石203を上向きに押すことができる。
伝導体層204、205と超伝導体201とは互いから電気的に絶縁され得る。伝導体層204、205は、空間209の一部分または電気的に絶縁する材料(図示されていない)によって分離され得る。
絶縁層207は、超伝導体201を伝導体層204、205から電気的に絶縁することができる電気的に絶縁する材料を含み得る。絶縁領域208は、1つまたは複数の電気的に絶縁する材料を含み得る1つまたは複数の絶縁領域を備え得る。空間209は、超伝導体201と磁石202との間、または、絶縁層207と磁石202との間にあり得る。空間209は、超伝導体201、伝導体層204、205、絶縁層207、磁石202、および絶縁領域208によって包囲され得る。空間209の上部は、伝導体層204、205と絶縁層207の一部分とによって定められ得る。下部は、磁石202によって、または、磁石202に加えて絶縁領域208の一部によって定められ得る。側壁は絶縁領域208によって定められ得る。
薄い絶縁層(図示されていない)が超伝導体201と加熱器206との間に配置され得る。薄い層は、電気的に絶縁する材料を含み、超伝導体201と加熱器206とを互いから絶縁させることができる。加熱器206は高抵抗性材料から作られ得る。
磁気メモリ構造200の例の動作が以下に記載されている。初期に、温度が超伝導体201の臨界温度未満であり、端子3が繋がっていない、つまり、加熱器206がオフであると仮定する。磁石203が超伝導体201に近接し得るため、強い磁界が、超伝導体201の表面において流れる電流によって誘導され得る。超伝導体201の内部では、磁界が相殺される。超伝導体の外部では、誘導された磁界は、磁石203を反発させて下向きに押すことができる。磁石203が底磁石202によって上向きにも押されるため、磁石203は空間209において平衡位置で支持させられ得る。平衡は、超伝導体201からの反発力と、底磁石202からの他の反発力に加えて磁石203の重力との間で成り得る。したがって、図2Aに示されているように、磁石203は、加熱器206がオフであるとき、空間209における平衡位置で支持され得る。一部の実施形態では、平衡位置は超伝導体201に近接して配置でき、これは、磁石203の移動の範囲を制限し、動作の安定性を向上させることができる。
したがって、超伝導体201と底磁石202とは、力場を発生させて磁石203の場所を制御するために一体に結合され得る。力場は磁気であり得る。超伝導体201および底磁石202は第1の界磁子および第2の界磁子としてそれぞれ見なされ得る。したがって、第1の界磁子および第2の界磁子は、力場を発生させて磁石203の場所を制御するために一体に結合され得る。
さらに、磁石203の平衡位置は、2つの反発力と、磁石の重量とによって決定され得る。磁石203が支持状態にあるとき、伝導体層204、205は互いから電気的に絶縁され、端子1および2も互いから電気的に絶縁される。そのため、加熱器がオフであるとき、磁石203は空間209において支持され、端子1と2との間の回路が開とされる。
端子3が電位+Vに連結された後に電流が加熱器206に加えられるとき、電流は加熱器206におけるジュール加熱を通じて熱を発生させることができる。発生させられた熱は、超伝導体201へと波及することができる。超伝導体201は、臨界温度を上回って加熱されるとき、超伝導状態および反発力を失う。結果として、底磁石202からの反発は、磁石が伝導体層204、205によって停止させられるまで、磁石203を上向きに押すことができる。そのため、磁石203は、伝導体層204、205と接触でき、それらを電気的に結合させることができる。電流が加熱器206に連続的に加えられるとき、底磁石202からの反発は、磁石203を上向きに押したままにでき、図2Bに示されているように、伝導体層204、205を電気的に結合させたままにすることができる。そのため、加熱器がオンであるとき、磁石203は上へ押され、端子1と2とは電気的に結合され得る。
端子1と2との間において、比較的大きい抵抗値、または開回路はデータ「0」を意味し、比較的小さい抵抗値はデータ「1」を意味すると仮定する。そのため、支持状態における磁石203はデータ「0」に対応し、伝導体層204、205に対して押されている磁石203はデータ「1」に対応することができる。それによって、図2Aおよび図2Bに示されている構成は、2つのメモリ状態を表すことができる。メモリ構造200は、加熱器206に加えられる電流を、加えることで、または停止することで、2つの状態の間で切り替えられ得る。
一部の他の実施形態では、磁石202は、超伝導体201の上方で、構造200の上部に配置でき、一方で超伝導体201は、加熱器206と伝導体層204、205と共に、磁石202、203の下方に配置され得る。そのため、構造200は、同じかまたは同様の構成要素を伴う異なる設計を有してもよい。超伝導体201は加熱器206の上方に配置され得る。伝導体層204、205は超伝導体201の上方に配置され得る。磁石202は超伝導体201を向いてその上方に配置され得る。この構成では、空間209は変わらないままであり得るが、上下逆さまにひっくり返されてもよい。超伝導体201からの押しのけ力が磁石203の重力より大きいと仮定すると、超伝導体201および磁石202は同じままであってもよい。構造200の動作は変わらないままであり得る。
図3Aおよび図3Bは、本開示の実施形態と矛盾していない、他の磁気メモリ構造300の概略的な構造図を断面で示している。図3Aおよび図3Bに示されているように、構造300は、上超伝導体301、302と、底超伝導体303と、可動磁石304とを備え得る。構造300は、上超伝導体301、302が構造100の超伝導体101および伝導体層104、105を置き換えていることを除いて、図1Aおよび図1Bに示された構造100と同様である。図3Aに描写されているように、上超伝導体301、302は隣り合って配置され、電気的に絶縁され得る。上超伝導体301、302と底超伝導体303とは、互いを向いて配置され、所定距離で分離され得る。可動磁石304は上超伝導体301、302と底超伝導体303との間に配置され得る。
さらに、構造300は、加熱器305と、絶縁層306と、絶縁領域307とを備え得る。加熱器305は上超伝導体301、302の近くでそれらの上方に配置され得る。絶縁層306は、上超伝導体301、302に堆積させられ、上超伝導体301、302と加熱器305との間に挟まれ得る。絶縁領域307は空間308を部分的に包囲し得る。空間308は、上超伝導体301、302および底超伝導体303によっても包囲され得る。空間308は、可動磁石304が特定の方法で上または下に移動できる自由空間を提供することができる。加熱器305は絶縁層306に堆積させられ得る。端子1、2、および3は、超伝導体301、超伝導体302、および加熱器305にそれぞれ電気的に連結され得る。
超伝導体101のように、超伝導体301、302、303は1つまたは複数の超伝導材料を含み得る。超伝導体301、302は、空間308の一部分または電気的に絶縁する材料によって分離でき、つまり、他の所定距離で分離され得る。磁石103のように、可動磁石304は1つまたは複数の磁性材料を含み得る。
絶縁領域307は、1つまたは複数の電気的に絶縁する材料を含み得る1つまたは複数の絶縁領域を備え得る。空間308は、上超伝導体301、302と底超伝導体303との間に配置され得る。空間308は、超伝導体301、302、303、絶縁層306、および絶縁領域307によって包囲され得る。空間308の上部は、上超伝導体301、302と絶縁層306の一部分とによって定められ得る。空間308の下部は、底超伝導体303と絶縁領域307の一部分とによって定められ得る。側壁は絶縁領域307によって定められ得る。加熱器305は高抵抗性材料から作られ得る。
磁気メモリ構造300の例の動作が以下に記載されている。初期に、温度が超伝導体301、302、303の臨界温度未満であり、端子3が繋がっていない、つまり、加熱器305がオフであると仮定する。磁石304が超伝導体301、302に近接し得るため、強い磁界が、超伝導体301、302の表面において流れる電流によって誘導され得る。超伝導体の外部では、誘導された磁界は、磁石304を反発させて下向きに押すことができる強さであり得る。磁石304は超伝導体303にも近接し得るため、超伝導体303の周りでの反発する磁界は、磁石304を反発させて上向きに押すことができる。したがって、磁石304は、空間308における平衡位置において空中浮遊させられ得る。平衡は、超伝導体301、302からの反発力と、超伝導体303からの他の反発力に加えて磁石304の重力との間で成り得る。したがって、図3Aに示されているように、磁石304は、加熱器305がオフであるとき、平衡位置において支持され得る。
したがって、超伝導体301、302、および303は、力場を発生させて磁石304の場所を制御するために一体に結合され得る。力場は磁気であり得る。超伝導体301および超伝導体303は第1の界磁子および第2の界磁子としてそれぞれ見なされ得る。超伝導体302は第3の界磁子と見なされ得る。そのため、第1の界磁子、第2の界磁子、および第3の界磁子は、力場を作り出して磁石304の場所を制御するために一体に結合され得る。
さらに、磁石304の平衡位置は、3つの超伝導体と、磁石304の重量とによって決定され得る。一部の実施形態では、重力は超伝導体303の反発力よりはるかに小さく配置され得る。一部の他の実施形態では、磁石304の重力は、磁石304が超伝導体301、302に触れるかまたは当たるとき、超伝導体303の反発力に近いがその反発力よりなおも小さくなるように配置され得る。ここでも、超伝導体の相対的な強度は、平衡位置がどこであるかを決定することができる。例えば、超伝導体303がより強い磁界を生成するとき、平衡位置は超伝導体301、302により近接し得る。磁石304が支持状態にあるとき、超伝導体301、302は互いから電気的に絶縁され、端子1および2も互いから電気的に絶縁される。そのため、加熱器305がオフであるとき、磁石304は空間308において支持され、端子1と2との間の回路が開とされる。
端子3が電位+Vに連結された後に電流が加熱器305に加えられるとき、電流は加熱器305におけるジュール加熱を通じて熱を発生させることができる。発生させられた熱は超伝導体301、302へと波及することができる。超伝導体301、302は、臨界温度を上回って加熱されるとき、超伝導を失い、超伝導からの反発力は消える。結果として、超伝導体303からの反発は、磁石が超伝導体301、302によって妨げられるまで、磁石304を上向きに押すことができる。磁石304は超伝導体301、302と接触でき、電気的に結合されることになる。電流が加熱器305に連続的に加えられるとき、超伝導体303からの反発は、図3Bに示されているように、超伝導体301と302とを電気的に結合させたままにすることができる。そのため、加熱器305がオンであるとき、磁石304は上へ押され、端子1と2とは電気的に結合され得る。
端子1と2との間において、比較的大きい抵抗値、または開回路はデータ「0」を意味し、比較的小さい抵抗値はデータ「1」を意味すると仮定する。そのため、支持状態における磁石304はデータ「0」に対応し、超伝導体301、302に対して押されている磁石304はデータ「1」に対応することができる。それによって、図3Aおよび図3Bに示されている構成は、2つのメモリ状態を表すことができる。メモリ構造300は、電流を加熱器305に加える、または停止することで、2つの状態の間で切り替えられ得る。
一部の他の実施形態では、超伝導体303は、磁石304の上方で、構造300の上部に配置でき、一方で超伝導体301、302は、加熱器305と共に、磁石304の下方に配置され得る。そのため、構造300は、同じかまたは同様の構成要素を伴う異なる設計を有してもよい。超伝導体301、302は加熱器305の上方に配置され得る。超伝導体303は超伝導体301、302を向いてそれらの上方に配置され得る。空間308は変わらないままであり得るが、上下逆さまにひっくり返されてもよい。超伝導体301、302からの押しのけ力が磁石304の重力より大きいと仮定すると、超伝導体301、302、303は同じままであってもよい。構造300の動作は変わらないままであり得る。
図4A、図4B、図4C、および図4Dは、本開示の実施形態と矛盾していない、不揮発性磁気メモリ構造400の概略的な構造図を鉛直平面での断面で示している。図4Aに示されているように、構造400は、上超伝導体401と、底超伝導体402と、左超伝導体403と、右超伝導体404と、可動磁石405とを備え得る。上超伝導体および底超伝導体は、互いを向いて配置され、鉛直方向に沿って所定距離で分離され得る。左超伝導体および右超伝導体は、互いを向いて配置され、水平方向に沿って他の所定距離で分離され得る。可動磁石405は、上超伝導体401と底超伝導体402との間と、左超伝導体403と右超伝導体404との間とに配置され得る。
構造400は、上超伝導体401、左超伝導体403、および右超伝導体404の近くにそれぞれ配置される加熱器406、407、408をさらに備え得る。構造400は伝導体領域409、410、411、412も備え得る。4つの超伝導体および3つの加熱器は、絶縁層または絶縁領域によって互いから電気的に分離および絶縁され得る。絶縁層または絶縁領域の一部は、図4A~図4Dにおける符号によって指示されていない物体によって反映されてもよい。空間413が、上超伝導体401と底超伝導体402との間と、左超伝導体403と右超伝導体404との間とに配置され得る。空間413は、可動磁石405が特定の方法で動き回ることができる自由空間を提供することができる。端子1が伝導体領域409および加熱器407に電気的に連結され得る。端子2が伝導体領域412および加熱器408に電気的に連結され得る。端子3が加熱器406に電気的に連結され得る。端子4が伝導体領域410、411に電気的に連結され得る。
超伝導体101のように、超伝導体401~404は1つまたは複数の超伝導材料を含み得る。一部の実施形態では、超伝導体403、404は、反対方向に同様の反発力を生成するために、同じ構造、同じ寸法、および同じ材料を含み得る。一部の他の実施形態では、超伝導体403、404は薄膜超伝導体であり得る。薄膜超伝導体403、404は、空間413の左側および右側に鉛直軸と平行な薄膜層で堆積させられ得る。
磁石103のように、可動磁石405は1つまたは複数の磁性材料を含み得る。伝導体領域409~412は、それぞれ薄板状の構造を有し、1つまたは複数の伝導性材料を備え得る。絶縁層および絶縁領域は、1つまたは複数の電気的に絶縁する材料を含み得る。
空間413は、4つの超伝導体と、4つの伝導体領域と、絶縁層および絶縁領域の一部とによって包囲され得る。空間413の上部は超伝導体401によって定められ得る。空間413の下部は、超伝導体402と伝導体領域および絶縁領域のいくつかの一部とによって定められ得る。側壁は、超伝導体403および404と、絶縁領域の一部の他の部分とによって定められ得る。加熱器406~408は高抵抗性材料から作られ得る。
磁気メモリ構造400の例の動作が以下に記載されている。初期に、温度が超伝導体401~404の臨界温度未満であり、端子1~3が接地に連結されている、つまり、加熱器406~408がオフであると仮定する。磁石405は、超伝導体401と402との間に配置されているため、下向きおよび上向きの磁力の両方によって反発させられ得る。一方で、磁石405は、超伝導体403および404によって左側および右側からも反発させられ得る。磁石405の重力は無視できると仮定する。超伝導体403および404からの反発は、超伝導体401および402からの反発より弱くなるように構成され得る。超伝導体401の反発力は、超伝導体402の反発力より大きくなるように構成され得る。超伝導体401の反発力は、図4Aに示されているように、磁石405が初期に伝導体領域410および411へ押され得るように比較的十分に大きくなるように構成され得る。図4Aは構造400の第1のメモリ状態に対応でき、端子1と4との間の回路と、端子2と4との間の回路とが開いている。
端子3が電位+Vに連結された後に電流が加熱器406に加えられるとき、電流は加熱器406におけるジュール加熱を通じて熱を発生させることができる。発生させられた熱は、超伝導体401へと波及することができる。超伝導体401は、臨界温度を上回って加熱されるとき、超伝導状態を失い、超伝導状態からの反発力は消える。結果として、超伝導体402からの反発は、磁石が超伝導体401によって停止させられるまで、磁石405を上向きに押すことができる。しかしながら、電流が超伝導体401の一部を臨界温度より高くするように加熱するだけであるように構成される場合、超伝導体は超伝導性を部分的に失う可能性がある。それによって、磁石405は、2つの反対方向からなおも反発させられ、図4Bに示されているように、空間413における平衡位置で支持され得る。磁石405は、左超伝導体403および右超伝導体404からの反発力が同様であり得るため、中間位置において水平に留まることができる。
磁石405を空間413において支持するために、加熱器406に加えられる電流は、超伝導体401の一部を臨界温度より高くするように加熱するだけの度合いに構成され得る。電流はパルス形態で構成されてもよい。一部の実施形態では、超伝導体401の上方部分は、加熱器406が超伝導体401の上方に配置されるとき、超伝導を失うように加熱される。したがって、超伝導体401の残りの部分はなおも超伝導状態にあり、磁石405を反発させることができる。一部の他の実施形態では、超伝導体401が薄膜であるとき、薄膜の1つまたは複数の区域が加熱器406によって選択的に加熱できる。例えば、1つまたは複数の区域は、中心区域、環成形区域、または左区域および右区域を備え得る。加熱器406は、1つまたは複数の区域を選択的に加熱するために1つまたは複数の別々の加熱要素を備え得る。薄膜の1つまたは複数の区域は加熱されるときに超伝導を失うが、他の区域はなおも超伝導状態にあり得る。結果として、超伝導体401からの反発は特定の度合いで弱められ得、磁石405は空間413において支持されることになり得る。
磁石405が支持された後、超伝導体403に超伝導および反発を失わせることができる他の電流が加熱器407へと投入されてもよい。それによって、磁石405は、図4Cに示されているように、超伝導体404の反発力によって空間413の左側へと押されるが、なおも支持され得る。次に、加熱器406へと加えられる電流は停止させられ、磁石405は、伝導体領域409、410に接するまで下向きに押され得る。加熱器407への電流は停止させられる。超伝導体403からの反発は、磁石が空間413の底へと押されるとき、磁石405を移動させるだけの強さのないように構成され得る。しかし、超伝導体403または404からの反発は、磁石が支持されるとき、磁石405を移動させるだけの強さとなるように構成され得る。したがって、磁石405は、図4Dに示されているように、伝導体領域409、410と接触する一方で押されたままとなり得る。磁石405は、伝導体領域409、410または端子1、4を電気的に結合することができ、これは構造400の第2のメモリ状態を表し得る。次に、電流が加熱器406に加えられ得る場合、上超伝導体401は超伝導性を部分的に再び失う可能性がある。そのため、磁石405は支持されることになり、超伝導体403、404からの反発力によって、左側から中央位置へと横に移動させられ得る。
同様に、加熱器406および408は、空間413において磁石405を支持し、それによって磁石405を右側へ移動させて伝導体領域411、412と接触させるために利用できる。そのため、伝導体領域411、412または端子2、4を電気的に結合することができ、これは構造400の第3のメモリ状態を表し得る。同様に、電流が加熱器406に投入されるとき、上超伝導体401は超伝導性を部分的に再び失う可能性がある。そのため、磁石405は支持されることになり、超伝導体403、404からの反発力によって、右側から中央位置へと横に移動させられ得る。
したがって、超伝導体401~404は、力場を発生させて磁石405の移動および場所を制御するために一体に結合され得る。力場は磁気であり得る。超伝導体401および超伝導体402は第1の界磁子および第2の界磁子としてそれぞれ見なされ得る。超伝導体403および超伝導体404は第4の界磁子および第5の界磁子としてそれぞれ見なされ得る。そのため、第1の界磁子、第2の界磁子、第4の界磁子、および第5の界磁子は、力場を作り出して磁石405の移動および場所を制御するために一体に結合され得る。
それによって、構造400の3つのメモリ状態があり得る。端子1と4との間の回路と、端子2と4との間の回路とが開いているとき、これは第1のメモリ状態に対応し得る。端子1と4とが連結される一方で端子2と4との間の回路が開いているとき、これは第2のメモリ状態に対応し得る。端子2と4とが連結される一方で端子1と4との間の回路が開いているとき、これは第3のメモリ状態に対応し得る。メモリ状態は、2つの電流を2つの加熱器に加えることで書き込まれ得る。メモリ状態は、端子1と4との間の回路および端子2と4との間の回路の電気抵抗を測定することで読み取ることができる。したがって、上超伝導体401および底超伝導体402は磁石405を支持するために使用できる。そして、左超伝導体403および右超伝導体404は、磁石405を、左、右、または中央の位置に移動させるために使用できる。電流が加熱器406に加えられるとき、電流は、磁石が目標位置へと横に移動させられ得るように十分に長く磁石405を支持することができる1つまたは複数の電流パルスを含み得る。
図5A、図5B、図5C、および図5Dは、本開示の実施形態と矛盾していない、他の不揮発性磁気メモリ構造500の概略的な構造図を示している。図5Aおよび図5Bは、図5Cおよび図5Dにおける線AA’およびBB’に沿っての鉛直な平面における断面図である。図5Cおよび図5Dは、上面図での構造500の図式的な描写である。図5A~図5Dに示されているように、構造500は、上超伝導体S00と、底超伝導体S11と、左超伝導体S1と、前超伝導体S2と、右超伝導体S3と、後超伝導体S4と、可動磁石501とを備え得る。上超伝導体S00および底超伝導体S11は、互いを向いて配置され、鉛直方向に沿って第1の距離で分離され得る。左超伝導体S1および右超伝導体S3は、互いを向いて配置され、水平方向に沿って第2の距離で分離され得る。前超伝導体S2および後超伝導体S4は、互いを向いて配置され、他の水平方向に沿って第3の距離で分離され得る。一部の実施形態では、第2の距離と第3の距離とは同じ値を有し得る。一部の他の実施形態では、第2の距離と第3の距離とは異なる値を有し得る。可動磁石501は、鉛直方向および水平方向において6つの超伝導体によって包囲され得る。
構造500は、加熱器H00、H1、H2(図示されていない)、H3、およびH4(図示されていない)をさらに備え得る。加熱器H00は上超伝導体S00の近くでその上方に配置され得る。加熱器H1~H4は超伝導体S1~S4の近くにそれぞれ配置され得る。構造500は、空間502の底において伝導体領域C0、C1、C2、C3、およびC4も備え得る。伝導体領域C0は伝導体領域C1~C4によって包囲され得る。伝導体領域C1~C4は超伝導体S1~S4の近くにそれぞれ配置され得る。6つの超伝導体、5つの加熱器、および5つの伝導体領域は、絶縁層または絶縁領域によって互いから電気的に分離および絶縁され得る。1つまたは複数の電気的に絶縁する材料を含む絶縁層および絶縁領域は、簡潔性の理由のために図では示されていない。空間502は、6つの超伝導体と5つの伝導体領域とによって包囲され得る。空間502は、可動磁石501が特定の方法で動き回ることができる自由空間を提供することができる。
図5Cおよび図5Dは、選択されたものだけが提示されている構造500の概略的な構成を上面図で反映している。例えば、上超伝導体S00、底超伝導体S11、および加熱器は示されていない。また、図5Cおよび図5Dは、選択されたもの同士の間の横方向の関係を示している。超伝導体S1~S4および伝導体領域C0~C4などの選択されたものの一部は、同じ水平面に配置されない。図5Cおよび図5Dでは、磁石501は点線での正方形によって表されており、これは、移動の前または後の磁石501の相対的な水平位置を描写するために使用され得る。図5Cおよび図5Dは磁石501の相対的な鉛直位置を示していない。
超伝導体101のように、超伝導体S00、S11、およびS1~S4は1つまたは複数の超伝導材料を含み得る。一部の実施形態では、超伝導体S1、S3は、反対方向に同様の反発力を生成するために、同じ構造、同じ寸法、および同じ材料を含み得る。また、超伝導体S2、S4も同じであり得る。一部の実施形態では、超伝導体S1~S4は薄膜であり得る。薄膜超伝導体S1~S4は、空間502の側方に鉛直軸と平行な薄膜層で堆積させられ得る。
構造100の磁石103のように、可動磁石501は1つまたは複数の磁性材料を含み得る。伝導体領域C0~C4は1つまたは複数の伝導性材料を含み得る。一部の実施形態では、伝導体領域C0は、正方形の環の形、円形の環の形、または不規則な形の環の形など、環の形を有し得る。
空間502は、6つの超伝導体と、5つの伝導体領域と、絶縁層および絶縁領域の一部とによって包囲され得る。空間502の上部は超伝導体S00によって定められ得る。空間502の下部は、超伝導体S11と伝導体領域C0~C4とによって定められ得る。側壁は、超伝導体S1~S4と、絶縁領域の一部とによって定められ得る。加熱器H00およびH1~H4は高抵抗性材料から作られ得る。
磁気メモリ構造500の例の動作が以下に記載されている。初期に、温度が超伝導体の臨界温度未満であり、加熱器がオフであると仮定する。磁石501は、上超伝導体S00と底超伝導体S11との間に配置されているため、下向きおよび上向きの磁力によって反発させられ得る。一方で、磁石501は、2つの水平方向に沿って超伝導体S1~S4によって反発されてもよい。磁石501の重力は無視できると仮定する。超伝導体S1~S4は、超伝導体S00およびS11からの反発力よりも弱い同様の反発力を発生させることができる。超伝導体S00の反発力は、超伝導体S11の反発力より大きくなるように構成され得る。超伝導体S00の反発力は、加熱器H00がオフされるときに磁石501が空間502の底に押されるように、相対的に十分に大きくなるように構成され得る。磁石501が初期に空間502の底の中心エリアへ押され、伝導体領域C0と接触していると仮定する。磁石501の初期位置が図5Cにおいて図式的に描写されている。磁石501は接触領域C0だけに電気的に結合され、接触領域C0は第1のメモリ状態に対応することができる。
電流が加熱器H00に加えられるとき、電流はジュール熱を通じて熱を発生させることができ、熱は超伝導体S00へと波及することができる。超伝導体S00は、臨界温度を上回って加熱されるとき、超伝導状態を失い、超伝導状態からの反発力は消える。それによって、超伝導体S11からの反発は、磁石が超伝導体S00によって停止させられるまで、磁石501を上向きに押すことができる。しかしながら、電流が超伝導体S00の一部を臨界温度より高くするように加熱するだけであるように構成される場合、超伝導体S00は超伝導性を部分的に失う可能性がある。それによって、磁石501は、鉛直方向で2つの反対方向からなおも反発させられ、図5Aおよび図5Cに示されているように、空間502において支持され得る。磁石501は、超伝導体S1~S4からの反発力が同様に構成され得るため、水平面において空間502の中心位置で支持され得る。
磁石501を支持するために、加熱器H00に加えられる電流は、超伝導体S00の一部を臨界温度より高くするように加熱するだけの度合いに構成される。それによって、超伝導体S00からの反発は弱められるが、なおも磁石501を反発させ、磁石501を空間502において支持させるだけの強さとされ得る。
磁石501が支持された後、超伝導体S1を加熱し、超伝導体S1に超伝導および反発を失わせることができる他の電流が加熱器H1へと投入されてもよい。したがって、磁石501は、超伝導体S3の反発力によって、超伝導体S1に向けて移動するように押され得る。結果として、磁石501は支持され、超伝導体S1の前の側壁へと押され得る。次に、加熱器H00に加えられる電流が停止させられ得る。超伝導体S00の反発力を失った部分を復帰させることができる。したがって、磁石501は、伝導体領域C1、C0に接触するまで下向きに押され得る。次に、加熱器H1への電流が停止させられ得る。超伝導体S1の反発が比較的弱くなるように構成され得るため、磁石501は、図5Bおよび図5Dに示されているように、押されたままとなり、伝導体領域C1、C0に接し続けることができる。磁石501は伝導体領域C1、C0を電気的に結合でき、これは構造500の第2のメモリ状態に対応することができる。
同様に、加熱器H00、H3は、空間502において磁石501を支持し、それによって磁石501を右側へ移動させるために利用できる。そのため、磁石501は移動の後に伝導体領域C0、C3と接触することができる。それによって、伝導体領域C0、C3は電気的に結合させられることになり、これは構造500の第3のメモリ状態に対応することができる。
同様に、加熱器H00、H2、H4は、磁石501を移動させ、磁石501を、伝導体領域C0、C2と、または、伝導体領域C0、C4とそれぞれ接触させるために使用され得る。それによって、伝導体領域C0、C2は電気的に結合させられ、第4のメモリ状態に対応することができる。同様に、伝導体領域C0、C4は電気的に結合させられ、第5のメモリ状態に対応することができる。
したがって、超伝導体S00、S11、S1~S4は、力場を発生させて磁石501の移動および場所を制御するために一体に結合され得る。力場は磁気であり得る。超伝導体S00および超伝導体S11は第1の界磁子および第2の界磁子としてそれぞれ見なされ得る。超伝導体S1および超伝導体S3は第4の界磁子および第5の界磁子としてそれぞれ見なされ得る。超伝導体S2および超伝導体S4は第6の界磁子および第7の界磁子としてそれぞれ見なされ得る。そのため、第1の界磁子、第2の界磁子、第4の界磁子、第5の界磁子、第6の界磁子、および第7の界磁子は、力場を作り出して磁石501の移動および場所を制御するために一体に結合され得る。
そのため、5つのメモリ状態が構造500において構成できる。メモリ状態は、伝導体領域C0と伝導体領域C1~C4の各々との間の電気抵抗をそれぞれ確認することで検出できる。例えば、C0とC1との間の抵抗が比較的小さい場合、これは第2のメモリ状態に対応し得る。したがって、データは、電流を選択された加熱器に加えることで書き込まれ得る。また、データは、伝導体領域C0と伝導体領域C1~C4の各々との間の電気抵抗を測定することで読み取ることができる。
図6は、本開示の実施形態と矛盾していない電子デバイス600を示す概略的なブロック図である。デバイス600は、デスクトップまたは携帯のコンピュータ、サーバー、スマートフォン、スマートウォッチなどのコンピューティングデバイスであり得る。デバイス600は、ネットワークデバイス(スイッチまたはルータなど)、デジタル画像、音声、および/または動画の記録装置、車両、電化製品、おもちゃなどもあり得る。図示されているように、デバイス600は、マイクロプロセッサ601と、メモリ制御装置602と、メモリデバイス603と、出力モジュール604と、入力モジュール605とを備え得る。
マイクロプロセッサ601(例えば中央処理装置(CPU))が、メモリ制御装置602および出力モジュール604の動作を含め、電子デバイス600の全体の動作を制御することができる。出力モジュール604は表示装置および/またはスピーカを備え得る。入力モジュール605は、キーボード、キーパッド、コンピュータマウス、またはタッチスクリーンを備え得る。一部の実施形態では、出力モジュール604と入力モジュール605とはタッチスクリーンを用いて組み合わせられ得る。マイクロプロセッサ601は、入力モジュール605(例えばキーボード)によって発生させられた入力信号に応じて、出力モジュール604(例えば表示装置)を通じてメモリデバイス603に保存された情報を表示することができる。
メモリデバイス603は1つまたは複数のメモリ領域を備え得る。一部の実施形態では、各々のメモリ領域は、前述した磁気メモリ構造の1つまたは複数のアレイを備え得る。一部の他の実施形態では、各々のメモリ領域は、前述した磁気メモリ構造の1つまたは複数のアレイと、他の種類のメモリの1つまたは複数のアレイとを備え得る。メモリ制御装置602はメモリデバイス603の動作を制御する。メモリデバイス603によって実施される動作には、消去、書込み、および読取りがある。一部の実施形態では、メモリデバイス603は制御回路を含み得る。メモリ制御装置602は、制御回路を介してメモリデバイス603を制御することができる。一部の他の実施形態では、メモリデバイス603は制御回路をまったく含まない可能性がある。そのため、メモリ制御装置602はメモリデバイス603を直接的に制御することができる。
本開示の原理および実施が本明細書における特定の実施形態を用いて記載されているが、実施形態の前述の記載は、本開示の方法および方法の核となる概念を理解するのを助けるように意図されているだけである。また、前述の異なる実施形態の特徴が、追加の実施形態を形成するために組み合わされてもよい。一方で、当業者は、本開示の考えに従って、特定の実施および適用の範囲に変更を行うことができる。したがって、本明細書の内容は、本開示への限定として理解されるべきではない。
1、2、3、4 端子
10 メモリデバイス
12 メモリ領域
14 制御回路
16 メモリ構造
100 磁気メモリ構造
101 第1の超伝導体
102 第2の超伝導体
103 可動磁石
104、105 伝導体層
106 加熱器
107 絶縁層
108 絶縁領域
109 空間
200 磁気メモリ構造
201 超伝導体
202 底磁石
203 可動磁石
204、205 伝導体層
206 加熱器
207 絶縁層
208 絶縁領域
209 空間
300 磁気メモリ構造
301、302 上超伝導体
303 底超伝導体
304 可動磁石
305 加熱器
306 絶縁層
307 絶縁領域
308 空間
400 不揮発性磁気メモリ構造
401 上超伝導体
402 底超伝導体
403 左超伝導体
404 右超伝導体
405 可動磁石
406、407、408 加熱器
409、410、411、412 伝導体領域
413 空間
500 不揮発性磁気メモリ構造
501 可動磁石
502 空間
600 電子デバイス
601 マイクロプロセッサ
602 メモリ制御装置
603 メモリデバイス
604 出力モジュール
605 入力モジュール
C0、C1、C2、C3、C4 伝導体領域
H00、H1、H3 加熱器
S00 上超伝導体
S1 左超伝導体
S2 前超伝導体
S3 右超伝導体
S4 後超伝導体
S11 底超伝導体

Claims (15)

  1. 超伝導体である第1の界磁子と、
    前記第1の界磁子から第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1の界磁子に結合される第2の界磁子と、
    前記力場によって制御されるように前記第1の界磁子と前記第2の界磁子との間の空間に配置される可動磁気要素であって、前記第2の界磁子によって反発される可動磁気要素と、
    前記第1の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失い、前記可動磁気要素が前記第1の界磁子に向けて移動する、第1の加熱器と、
    前記第1の加熱器を通過する前記第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失い、前記第1の界磁子に向けて前記可動磁気要素が移動した後に電気的に結合される2つの伝導体と
    を備えるメモリ構造。
  2. 制御回路と、
    超伝導体である第1の界磁子、
    前記第1の界磁子から第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1の界磁子に結合される第2の界磁子、
    前記力場によって制御されるように前記第1の界磁子と前記第2の界磁子との間の空間に配置される可動磁気要素であって、前記第2の界磁子によって反発される可動磁気要素、
    前記第1の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失い、前記可動磁気要素が前記第1の界磁子に向けて移動する、第1の加熱器、および、
    前記第1の加熱器を通過する前記第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失い、前記第1の界磁子に向けて前記可動磁気要素が移動した後に電気的に結合される2つの伝導体
    を各々が備えるメモリ構造の少なくとも1つのアレイと
    を備えるメモリデバイス。
  3. 前記第2の界磁子は超伝導体を備える、請求項2に記載のメモリデバイス。
  4. 前記第2の界磁子は第1の磁気要素を備える、請求項2に記載のメモリデバイス。
  5. 制御回路と、
    超伝導体である第1の界磁子、
    前記第1の界磁子から鉛直方向に沿って第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置される第2の界磁子、
    超伝導体である第3の界磁子であって、前記第1の界磁子と隣り合って配置され、前記第1の界磁子から水平方向に沿って所定距離で分離され、前記第2の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1および第2の界磁子に結合される第3の界磁子、
    前記力場によって制御されるように前記第1および第3の界磁子と前記第2の界磁子との間の空間に配置される可動磁気要素であって、前記第2の界磁子によって反発される可動磁気要素、および、
    前記第1および第3の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1および第3の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第1および第3の界磁子に向けて移動し、前記第1および第3の界磁子と前記可動磁気要素とが電気的に結合される、第1の加熱器、
    を各々が備えるメモリ構造の少なくとも1つのアレイと
    を備えるメモリデバイス。
  6. 制御回路と、
    超伝導体である第1の界磁子、
    前記第1の界磁子から鉛直方向に沿って第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置される第2の界磁子、
    超伝導体であり、左側に配置される第4の界磁子、
    超伝導体であり、前記第4の界磁子から水平方向に沿って第2の距離において、前記第4の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1、第2、および第4の界磁子に結合される第5の界磁子、
    前記力場によって制御されるように、前記第1、第2、第4、および第5の界磁子によって包囲される空間に配置される可動磁気要素であって、初期状態において、前記第1の界磁子の反発力が前記第2の界磁子の反発力より大きく、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子に接して形成された2つの伝導体領域と電気的に結合される、可動磁気要素、
    前記第1の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第1の界磁子に向けて移動して前記空間に支持される、第1の加熱器、および、
    前記第4の界磁子の近くに配置される第2の加熱器であって、前記第2の加熱器を通過する第2の電流に応じて、前記第4の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第4の界磁子に向けて移動し、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の左側に接して形成された前記伝導体領域およびその左側に形成された伝導体領域と電気的に結合される、第2の加熱器
    を各々が備えるメモリ構造の少なくとも1つのアレイと
    を備えるメモリデバイス。
  7. 制御回路と、
    超伝導体である第1の界磁子、
    前記第1の界磁子から鉛直方向に沿って第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置される第2の界磁子、
    超伝導体であり、左側に配置される第4の界磁子、
    超伝導体であり、前記第4の界磁子から水平方向に沿って第2の距離において、前記第4の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1、第2、および第4の界磁子に結合される第5の界磁子、
    前記力場によって制御されるように、前記第1、第2、第4、および第5の界磁子によって包囲される空間に配置される可動磁気要素であって、初期状態において、前記第1の界磁子の反発力が前記第2の界磁子の反発力より大きく、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子に接して形成された2つの伝導体領域と電気的に結合される、可動磁気要素、
    前記第1の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第1の界磁子に向けて移動して前記空間に支持される、第1の加熱器、および、
    前記第5の界磁子の近くに配置される第3の加熱器であって、前記第3の加熱器を通過する第3の電流に応じて、前記第5の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第5の界磁子に向けて移動し、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の右側に接して形成された前記伝導体領域およびその右側に形成された伝導体領域と電気的に結合される、第3の加熱器
    を各々が備えるメモリ構造の少なくとも1つのアレイと
    を備えるメモリデバイス。
  8. 制御回路と、
    超伝導体である第1の界磁子、
    前記第1の界磁子からz方向に沿って第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置される第2の界磁子、
    超伝導体であり、左側に配置される第4の界磁子、
    超伝導体であり、前記第4の界磁子からx方向に沿って第2の距離において、前記第4の界磁子を向いて配置される第5の界磁子、
    超伝導体であり、前側に配置される第6の界磁子、
    超伝導体であり、前記第6の界磁子からy方向に沿って第3の距離において、前記第6の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1、第2、第4、第5、および第6の界磁子に結合される第7の界磁子、
    前記力場によって制御されるように、前記第1、第2、第4、第5、第6、および第7の界磁子によって包囲される空間に配置される可動磁気要素であって、初期状態において、前記第1の界磁子の反発力が前記第2の界磁子の反発力より大きく、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の周りに形成された伝導体領域と電気的に結合される、可動磁気要素、
    前記第1の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第1の界磁子に向けて移動して前記空間に支持される、第1の加熱器、および、
    前記第4の界磁子の近くに配置される第2の加熱器であって、前記第2の加熱器を通過する第2の電流に応じて、前記第4の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第4の界磁子に向けて移動し、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の周りに形成された伝導体領域およびその左側に形成された伝導体領域と電気的に結合される、第2の加熱器
    を各々が備えるメモリ構造の少なくとも1つのアレイと
    を備えるメモリデバイス。
  9. 制御回路と、
    超伝導体である第1の界磁子、
    前記第1の界磁子からz方向に沿って第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置される第2の界磁子、
    超伝導体であり、左側に配置される第4の界磁子、
    超伝導体であり、前記第4の界磁子からx方向に沿って第2の距離において、前記第4の界磁子を向いて配置される第5の界磁子、
    超伝導体であり、前側に配置される第6の界磁子、
    超伝導体であり、前記第6の界磁子からy方向に沿って第3の距離において、前記第6の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1、第2、第4、第5、および第6の界磁子に結合される第7の界磁子、
    前記力場によって制御されるように、前記第1、第2、第4、第5、第6、および第7の界磁子によって包囲される空間に配置される可動磁気要素であって、初期状態において、前記第1の界磁子の反発力が前記第2の界磁子の反発力より大きく、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の周りに形成された伝導体領域と電気的に結合される、可動磁気要素、
    前記第1の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第1の界磁子に向けて移動して前記空間に支持される、第1の加熱器、および、
    前記第5の界磁子の近くに配置される第3の加熱器であって、前記第3の加熱器を通過する第3の電流に応じて、前記第5の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第5の界磁子に向けて移動し、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の周りに形成された伝導体領域およびその右側に形成された伝導体領域と電気的に結合される、第3の加熱器
    を各々が備えるメモリ構造の少なくとも1つのアレイと
    を備えるメモリデバイス。
  10. 制御回路と、
    超伝導体である第1の界磁子、
    前記第1の界磁子からz方向に沿って第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置される第2の界磁子、
    超伝導体であり、左側に配置される第4の界磁子、
    超伝導体であり、前記第4の界磁子からx方向に沿って第2の距離において、前記第4の界磁子を向いて配置される第5の界磁子、
    超伝導体であり、前側に配置される第6の界磁子、
    超伝導体であり、前記第6の界磁子からy方向に沿って第3の距離において、前記第6の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1、第2、第4、第5、および第6の界磁子に結合される第7の界磁子、
    前記力場によって制御されるように、前記第1、第2、第4、第5、第6、および第7の界磁子によって包囲される空間に配置される可動磁気要素であって、初期状態において、前記第1の界磁子の反発力が前記第2の界磁子の反発力より大きく、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の周りに形成された伝導体領域と電気的に結合される、可動磁気要素、
    前記第1の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第1の界磁子に向けて移動して前記空間に支持される、第1の加熱器、および、
    前記第6の界磁子の近くに配置される第4の加熱器であって、前記第4の加熱器を通過する第4の電流に応じて、前記第6の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第6の界磁子に向けて移動し、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の周りに形成された伝導体領域およびその前側に形成された伝導体領域と電気的に結合される、第4の加熱器
    を各々が備えるメモリ構造の少なくとも1つのアレイと
    を備えるメモリデバイス。
  11. 制御回路と、
    超伝導体である第1の界磁子、
    前記第1の界磁子からz方向に沿って第1の距離において、前記第1の界磁子を向いて配置される第2の界磁子、
    超伝導体であり、左側に配置される第4の界磁子、
    超伝導体であり、前記第4の界磁子からx方向に沿って第2の距離において、前記第4の界磁子を向いて配置される第5の界磁子、
    超伝導体であり、前側に配置される第6の界磁子、
    超伝導体であり、前記第6の界磁子からy方向に沿って第3の距離において、前記第6の界磁子を向いて配置され、力場を作り出すために前記第1、第2、第4、第5、および第6の界磁子に結合される第7の界磁子、
    前記力場によって制御されるように、前記第1、第2、第4、第5、第6、および第7の界磁子によって包囲される空間に配置される可動磁気要素であって、初期状態において、前記第1の界磁子の反発力が前記第2の界磁子の反発力より大きく、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の周りに形成された伝導体領域と電気的に結合される、可動磁気要素、
    前記第1の界磁子の近くに配置される第1の加熱器であって、前記第1の加熱器を通過する第1の電流に応じて、前記第1の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第1の界磁子に向けて移動して前記空間に支持される、第1の加熱器、および、
    前記第7の界磁子の近くに配置される第5の加熱器であって、前記第5の加熱器を通過する第5の電流に応じて、前記第7の界磁子が超伝導性を部分的に失うことにより、前記可動磁気要素が前記第7の界磁子に向けて移動し、前記可動磁気要素が前記第2の界磁子の周りに形成された伝導体領域およびその後側に形成された伝導体領域と電気的に結合される、第5の加熱器
    を各々が備えるメモリ構造の少なくとも1つのアレイと
    を備えるメモリデバイス。
  12. 請求項2からの何れか一項に記載のメモリデバイスに含まれるメモリ構造のアレイを製作するための方法であって、
    第1の超伝導材料の第4の層を堆積させるステップと、
    前記第1の超伝導材料から複数の超伝導体を形成するステップと、
    第1の磁性材料の第2の層を堆積させるステップと、
    前記第1の磁性材料から複数の磁気要素を形成するステップであって、前記複数の磁気要素は充填材料の2つの層の間に配置される、ステップと、
    伝導性材料の第3の層を堆積させるステップと、
    前記伝導性材料から複数の伝導体を形成するステップと、
    第1の材料の第1の層を堆積させるステップと、
    前記第1の材料から複数の界磁子を形成するステップと
    気抵抗性材料の第5の層を堆積させるステップと、
    前記電気抵抗性材料から複数の加熱器を形成するステップと
    この順序で含み、
    前記複数の磁気要素は、各々の磁気要素を包囲する前記充填材料が除去された後に移動可能となる、方法。
  13. 前記第1の材料は第2の超伝導材料を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1の材料は第2の磁性材料を含む、請求項12に記載の方法。
  15. マイクロプロセッサと、
    請求項2から11の何れか一項に記載のメモリデバイスと、
    前記メモリデバイスを制御する制御装置と、
    出力モジュールと、
    入力モジュールと
    を備える電子デバイス。
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