JP7411482B2 - リレー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機械的接点を有するリレーを交換可能に備えるリレー装置に関する。
機械的接点を有するリレー(継電器)は各種の機器において使用されており、機械的接点が開放状態にあれば電力供給を確実に遮断できるというその特徴から、ロボットコントローラなどにおいて主電源の開閉や遮断に使用されている。しかしながら機械的接点を有するリレーは接点の摩耗などに起因して寿命を有し、開閉動作を所定の回数を行ったときや駆動時間が所定の時間に達したときに交換する必要がある。そのため、リレーによる開閉動作の回数や駆動時間を管理し、リレーの動作寿命を推定する必要がある。リレーにおける開閉動作の回数などを管理する技術として、特許文献1は、リレーを制御する制御ユニットの内部に、リレーの開閉回数を計数するとともに予め定めた推定寿命値にその計数値が達したときに検出信号を出力するカウント手段を設けることを開示している。同様に特許文献2は、リレー接点の開閉回数を計数するカウンタ手段と、リレー接点に流れる電流,接点に印加される電圧を測定する電流電圧測定手段と、測定した電流電圧の値に基づいてリレーの寿命に関するデータを補正する寿命データ補正手段と、カウンタ手段からのカウント値と寿命データ補正手段で補正された補正値を入力し、カウント値を補正し補正後のリレー接点の回数データが所定値に達したらリレーを交換することを指示する信号を出力する寿命回数推定演算手段と、を設けたリレー装置を開示している。
特開平1-255003号公報 実開平5-11277号公報
機械的接点を有するリレーの交換時期などを知るための技術として特許文献1、2に記載される技術があるが、これらの技術では、リレーを交換した場合にはリレーの開閉動作の回数の計数値(カウント値)をリセットする必要があり、リセット動作を忘れた場合にはリレーの交換時期を正しく知ることができなくなる。特に、既に中途まで使用されているリレーに交換した場合には、計数値が真の開閉動作の回数を表さないこととなるので、交換後のリレーの正確な寿命推定を行うことができなくなり交換時期を判定することができなくなる。
本発明の目的は、リレーを交換するときにおける計数値のリセット作業を不要とし、中途まで使用されているリレーに交換した場合であっても交換時期などの判定を行うことができるリレー装置を提供することにある。
本発明のリレー装置は、機械的接点を有するリレーを備えたリレー装置であって、リレーを搭載し、リレーを搭載した状態で交換可能なリレー実装基板と、リレー実装基板に取り付けられた不揮発性メモリと、リレー実装基板から分離して設けられ、リレーに関する情報を不揮発性メモリに書き込む制御手段と、を有する。
本発明のリレー装置では、着脱などによって交換可能なリレー実装基板にリレーを搭載するとともに、リレー実装基板に不揮発性メモリを設けている。その結果、例えば計数値などのリレーに固有の情報をそのリレーと同じリレー実装基板に搭載されている不揮発性メモリに格納し、リレー実装基板ごとリレーを交換することとすれば、リレーの交換時にリセット作業を行う必要がなくなる。また、中途まで使用したリレーに交換する場合であっても、それまでのリレーの動作履歴が不揮発性メモリに格納されていれば、交換時期などの判定を行うことができるようになる。
本発明のリレー装置では、不揮発性メモリに書き込まれる情報には、リレーの寿命に関連した保全データが含まれるようにすることが好ましい。保全データとしては、例えば、リレーの接点の開閉回数やリレーの動作させた駆動時間などが含まれる。リレーにおいて発生した障害に関する情報(例えば障害に対応するエラーコードなど)も保全データとして不揮発性メモリに書き込んでよい。保全データが不揮発性メモリに書き込まれていれば、リレーの交換時期を正確に判定することが可能になる。この場合、制御手段は、不揮発性メモリから保全データを読み出し、保全データを不揮発性メモリに前回書き込んだときからのリレーの動作状況に応じて保全データを更新して不揮発性メモリに書き込むことが好ましい。このように保全データが更新されて不揮発性メモリに格納されていれば、より正確にリレーの交換時期を判定することができる。
更新された保全データが不揮発性メモリに格納される場合、制御手段は、不揮発性メモリから読み出した保全データに基づき、リレーの交換時期に関するアラームを出力してもよい。アラームを出力することにより、利用者はリレーの交換時期に至ったことを容易に認識できるようになる。
本発明のリレー装置では、リレーの個体を識別する情報が不揮発性メモリに格納されていてもよい。リレーの個体を識別する情報とは、例えば、リレーの型式に関する情報、リレーの製造番号やロット番号などの情報が挙げられる。リレーの個体を識別する情報も併用することによって、リレーに障害が生じたときの障害解析や故障要因の判定などを容易に行うことができるようになる。
本発明のリレー装置は、リレー実装基板が接続可能に設けられた上位装置を備え、上位装置にはリレーを駆動するリレー駆動回路と前述の制御手段とが設けられるようにしてもよい。上位装置は交換する必要がないので、リレー装置を何らかの機器に組み込んで使用する場合には、その機器に上位装置を固定して配置することができる。リレー駆動回路と制御手段とをまとめて上位装置に設けることにより、制御手段がリレーの動作状況を取得するための構成を簡素化することができ、リレー装置が組み込まれた機器自体の制御をリレー装置の制御手段が実行するように構成することもできる。
本発明のリレー装置において、リレーは例えば電源遮断用のリレーである。電源遮断用のリレーは、安全上の理由によって機械的接点により電源を確実に遮断したい場所に設けられるリレーである。このようなリレーに対して本発明を適用することにより、安全上重要なリレーの交換時期などを確実に把握することが可能になって、リレーを組み込んだ機器の安全性がさらに向上する。
本発明のリレー装置では、リレー実装基板に電解コンデンサが搭載され、制御手段は電解コンデンサの寿命に関連する情報を不揮発性メモリに書き込むようにしてもよい。電解コンデンサはその電解液の消失に伴って寿命を有する部品であり、特に電力系統に用いられる電解コンデンサは、寿命管理を行って必要に応じて交換することが求められる部品である。交換可能なリレー実装基板に電解コンデンサを搭載し、電解コンデンサの寿命に関する情報をリレー実装基板上の不揮発性メモリに書き込むことにより、電解コンデンサの交換時期なども的確に判定することができるようになる。電解コンデンサの寿命に関する情報としては、動作時間(電解コンデンサへの電圧の印加時間)などが挙げられる。
本発明によれば、リレーを交換するときにおける計数値のリセット作業を不要とし、中途まで使用されているリレーに交換した場合であっても交換時期などの判定を行うことができるリレー装置が得られる。
本発明の第1の実施形態のリレー装置を組み込んだロボットコントローラの構成を示すブロック図である。 リレー装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のリレー装置を組み込んだロボットコントローラの構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本発明に基づくリレー装置は、機械的接点を有するリレーを備えるとともに当該リレーの交換が必要である機器において使用されるものである。以下の説明においては、産業用ロボットの制御を行うロボットコントローラに本発明に基づくリレー装置が組み込まれているものとする。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態のリレー装置を組み込んだロボットコントローラ10を示している。ロボットコントローラ10は、一次電源回路から電力の供給を受け、ロボットの各軸のモータ50の駆動と制御を行うものである。ロボットコントローラ10には、モータ50を駆動するための電力を一次電源回路から供給される電力から生成するモータ主電源回路40が設けられており、モータ主電源回路40の出力側には、ロボット軸ごとにその軸のモータ50を駆動するドライバ41が設けられている。ドライバ41は、ロボットに対する指令に基づき、対応する軸のモータ50をサーボ制御により駆動する。ロボットでは、安全上の理由から、機械的接点を用いてモータ50に対する電源供給を確実に遮断できることが求められている。そこでロボットコントローラ10では、モータ主電源回路40の入力側において、機械的接点を有し非駆動時には開状態となるリレー21により、一次電源回路からの電力供給を遮断できるようにしている。
リレー21は、その接点の開閉回数や駆動時間が所定の値を超えたときに交換を要する部品である。そこで本実施形態では、ロボットコントローラ10の本体に対して着脱可能なリレー実装基板20にリレー21を取り付け、リレー21の交換時期が到来したらリレー実装基板20ごとリレー21を交換できるようにしている。交換のためにリレー実装基板20を着脱可能とするために、リレー実装基板20はコネクタ23~25を介してロボットコントローラ10の本体に取り付けられている。コネクタ23~25による接続を解除することで、ロボットコントローラ10の本体からリレー実装基板20を取り外すことができる。コネクタ23~25の代わりに端子台を用いてもよい。一次電源回路からの配線はコネクタ23を介してリレー21に接続し、モータ主電源回路40への配線はコネクタ24を介してリレー21に接続している。リレー実装基板20には、不揮発性メモリとしてEEPROM(電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)22も設けられている。EEPROM以外の不揮発性メモリを使用することも可能である。後述するように、EEPROM22は、リレー21に関する情報を格納するために設けられている。
ロボットコントローラ10では、交換可能なリレー実装基板20からは分離して、リレー21を駆動するリレー駆動回路31とリレー21の寿命管理を行うためのMPU(マイクロプロセッサ)32とを搭載した制御基板30が設けられている。本実施形態のリレー装置は、リレー実装基板20と制御基板30とこれらを電気的に接続する信号線33及びデータバス34とによって構成されている。信号線33及びデータバス34は、コネクタ25を介してリレー実装基板20に接続する。リレー駆動回路31は、信号線33を介してリレー21のソレノイドを駆動する。MPU32は、リレー装置における制御手段であって、データバス34を介してEEPROM22に接続してEEPROM22に対してデータの読み書きを行う。MPU32は、ロボットコントローラにおける制御部としてドライバ41などを制御するものであってよく、その場合、リレー駆動回路31を介してリレー21を駆動してもよい。また、リレー駆動回路31によるリレー21の駆動状態に関する情報が、リレー駆動回路31からMPU32に供給される。
次に、MPU32によるEEPROM22への情報の書き込みについて説明する。MPU32がEEPROM22に書き込む情報はリレー21に関する情報であるが、特に、リレー21の寿命に関連した情報である保全データである。保全データには、例えば、リレー21の接点の開閉回数やリレー21を動作させた駆動時間が含まれる。エラーコードなど不具合の発生に関する履歴情報などの情報が保全データに含まれていてもよい。保全データのうち開閉回数や駆動時間の値はリレー21を動作させるごとに増加するから、ひとたびそれらの保全データをEEPROM22に書き込んだとしても、リレーの動作状況に応じて保全データを随時更新する必要がある。MPU32は、EEPROM22から保全データを読み出して更新し、再度、保全データをEEPROM22に書き込む。保全データの更新に必要な情報は、MPU32がリレー駆動回路31を制御する場合にはMPU32自体が保持しており、MPU32がリレー駆動回路31を制御しない場合には、MPU32がリレー駆動回路31から取得する。そして本実施形態では、EEPROM22から読み出した保全データに応じて、MPU32は、リレー21の交換時期を示すアラームを出力する。図2は、MPU32の動作を示すフローチャートである。
まずステップ101においてモータ主電源回路40がオン(ON)に制御されると、MPU32は、ステップ102において、EEPROM22から保全データを含むデータを読み込む。そしてMPU32は、ステップ103において、読み出された駆動時間が規定時間以内かどうかを判定し、規定時間以内であればステップ105の処理を実行し、規定時間以内でない場合すなわち規定時間を超過している場合にはステップ104においてアラームを出力してからステップ105の処理を実行する。ステップ105においてMPU32は、読み出された開閉回数が規定回数以内であるかどうかを判定し、規定回数以内であればステップ107の処理を実行し、規定回数以内でない場合すなわち規定回数を超過している場合にはステップ106においてアラームを出力してからステップ107の処理を実行する。ステップ107においてMPU32は、モータ主電源回路40がオフ(OFF)に制御されたかを判定し、オフに制御されるまで処理を待ち合わせる。モータ主電源回路40がオフに制御されたらMPU32は、ステップ108において、保全データを前回書き込んだときからのリレー21の動作状況に応じて保全データ(特に開閉回数と駆動時間)を更新し、更新後の保全データをEEPROM22に書き込む。モータ主電源回路40がオフになっている期間は、通常、リレー21は動作していないので、ステップ101を実行したときからのリレー21の動作状況を、保全データを前回書き込んだときからのリレー21の動作状況とみなすことができる。
規定時間及び規定回数のデータは予めMPU32側に持たせておいてもよいが、規定時間及び規定回数はリレー21の型式や品番ごとに異なることが予想されるので、予めEEPROM22に規定時間及び規定回数のデータを格納しておき、ステップ102において保全データを読み込むときに同時にEEPROM22から規定時間及び規定回数のデータをMPU32に読み込むこともできる。リレー21に紐付けられて設けられているEEPROM22に規定時間及び規定回数のデータを格納しておくことにより、リレー21の型式や品番ごとの規定時間及び規定回数のデータをMPU32側に用意しておくことなく、異なる型式や品番のリレー21への交換にも対応できるようになる。
以上説明した本実施形態のリレー装置によれば、リレー21とEEPROM22とを同一のリレー実装基板20に搭載するので、リレー実装基板20ごとリレー21を交換することが可能になって装置の保守性が高まり、さらに、リレー21の交換時にリレー21の開閉回数や駆動時間などのリセット処理を行うことが不要となって、迅速な交換が可能となる。交換時期に達したリレーを中途まで使用したリレー21に交換する場合であっても、交換後のリレー実装基板20には交換後のリレー21の保全データを格納したEEPROM22も搭載されており、交換後、モータ主電源回路40をオンにするタイミングでその保全データを読み出すので、交換後のリレー21における実際の開閉回数や駆動時間に応じた寿命管理を継続して行うことができ、正確にリレー21の交換時期を知ることができるようになる。さらに、リレー21が障害が発生した場合、そのリレー21の保全データがEEPROM22に格納されているので、リレー実装基板20を取り外してEEPROM22から保全データを吸い上げることで、上位装置である制御基板30を用いることなく、障害解析を行うことができ、リレー21の障害に伴うダウンタイムを短縮することができる。なお、上記ではリレー21の駆動時間と開閉回数の両方を保全データとしてEEPROM22に書き込んでいるが、駆動時間と開閉回数の一方を保全データとしてEEPROM22への書き込みや交換時期を知らせるアラームの出力のために用いてもよい。
[第2の実施形態]
ロボットコントローラなどの機器に組み込まれる部品であって寿命管理を行って適時に交換を行う必要がある部品としては、機械的接点を有するリレー以外にも、例えば整流回路などにおいてダイオードブリッジの直流出力側に設けられる電解コンデンサが挙げられる。第2の実施形態では、電源遮断用のリレーのほかに、整流回路に組み込まれる電解コンデンサについても寿命管理を行う。図3は、本発明の第2の実施形態のリレー装置を組み込んだロボットコントローラ10の構成を示している。
図3に示すロボットコントローラ10は、図1に示したものと同様のものであるが、一次電源回路として交流電源60を使用し、リレー実装基板20において交流電源60からの交流電力を直流電力に整流してモータ主電源回路40に供給するようにしている点で図1に示したものと異なっている。リレー実装基板20では、交流電源60からの交流電力を遮断できるようにリレー21が設けられており、リレー21の出力側にはダイオードブリッジ26が設けられて交流電力が供給されている。ダイオードブリッジ26の直流出力には電解コンデンサ27が接続している。ダイオードブリッジ26から出力されて電解コンデンサ27によって平滑された直流電力は、コネクタ24を介してモータ主電源回路40に供給される。
制御基板30に搭載されているMPU32は、リレー21の保全データだけでなく、電解コンデンサ27の寿命に関する情報、例えば電解コンデンサ27の動作時間についての情報をEEPROM22に書き込む。そして電解コンデンサ27の動作時間が予め定めた時間を超えたときには、MPU32はアラームを出力する。より具体的には、図2に示すフローチャートにおいてEEPROM22から保全データを読み出すとき(ステップ102)に、MPU32は、電解コンデンサ27の動作時間に関する情報も読み出し、この動作時間が予め定めた時間を超えたときにはアラームを出力する。そして、ステップ108において保全データをEEPROM22に書き込むときに、MPU32は、ステップ108を前回実行したときあるいはステップ101を今回実行したときからの電解コンデンサ27の動作状況に応じて電解コンデンサ27の動作時間を更新し、更新後の動作時間の情報をEEPROM22に書き込む。
以上説明した第2の実施形態によれば、電解コンデンサ27についてその動作時間に基づいて寿命管理を行うことができ、電解コンデンサ27を適時に交換することができるようになる。電解コンデンサ27の交換は、リレー実装基板20ごと行うことができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明に基づくリレー装置について説明したが、本発明に基づくリレー装置では、EEPROM22には、リレー21に関する情報であって保全データ以外の情報を格納することもできる。そのような情報の一例として、リレー21の個体を識別する情報、例えば、リレーの型式に関する情報、リレーの製造番号やロット番号などの情報が挙げられる。リレー21に障害が発生したときにEEPROM22から保全データとともにリレー21の個体を識別する情報を読み出すことにより、リレー21の障害要因や障害の発生傾向についての解析をより適切に行うことが可能になり、また、障害要因の特定などのための統計的処理も容易に行えるようになる。さらにEEPROM22には、リレー実装基板20を識別する情報やリレー実装基板20の履歴に関する情報を格納してもよい。リレー実装基板20に関する情報をEEPROM22に格納すれば、そのEEPROM22が搭載されているリレー実装基板20自体の履歴管理を行うことが可能になり、リレー実装基板20を取り外してEEPROM22から情報を読み出すことで、リレー実装基板20に関連した障害の解析が容易になる。
上述の第1の実施形態において、リレー21の駆動時間と開閉回数についての規定時間と規定回数をEEPROM22に格納してもよい、と説明したが、EEPROM22には、リレー21を含めてリレー実装基板20を駆動するために用いるハードウェアパラメータをEEPROM22に格納してもよい。ハードウェアパラメータには、例えば、リレー21を開閉するときの遅延時間の設定に関するものがある。ハードウェアパラメータをEEPROM22に格納しておけば、リレー実装基板20に対する上位装置である制御基板30の側でハードウェアパラメータを予め保持しておくことなく、制御基板30からリレー実装基板20を駆動し制御することが可能となる。
10…ロボットコントローラ;20…リレー実装基板;21…リレー;22…EEPROM;23~25…コネクタ;26…ダイオードブリッジ;27…電解コンデンサ;30…制御基板;31…リレー駆動回路;32…MPU;33…信号線;34…データバス;40…モータ主電源回路;41…ドライバ;50…モータ;60…交流電源。

Claims (8)

  1. 機械的接点を有するリレーを備えたリレー装置であって、
    前記リレーを搭載し、前記リレーを搭載した状態で交換可能なリレー実装基板と、
    前記リレー実装基板に取り付けられた不揮発性メモリと、
    前記リレー実装基板から分離して設けられ、前記リレーに関する情報を前記不揮発性メモリに書き込む制御手段と、
    を有するリレー装置。
  2. 前記リレーに関する情報は、前記リレーの寿命に関連する保全データを含む、請求項1に記載のリレー装置。
  3. 前記制御手段は、前記不揮発性メモリから前記保全データを読み出し、前記保全データを前記不揮発性メモリに前回書き込んだときからの前記リレーの動作状況に応じて前記保全データを更新して前記不揮発性メモリに書き込む、請求項2に記載のリレー装置。
  4. 前記制御手段は、前記保全データに基づき、前記リレーの交換時期に関するアラームを出力する、請求項3に記載のリレー装置。
  5. 前記リレーの個体を識別する情報が前記不揮発性メモリに格納されている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリレー装置。
  6. 前記リレー実装基板が接続可能に設けられた上位装置をさらに有し、
    前記上位装置は、前記リレーを駆動するリレー駆動回路と前記制御手段とを備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のリレー装置。
  7. 前記リレーは電源遮断用のリレーである、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のリレー装置。
  8. 前記リレー実装基板に電解コンデンサが搭載され、
    前記制御手段は前記電解コンデンサの寿命に関連する情報を前記不揮発性メモリに書き込む、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のリレー装置。
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