JP2009170261A - 素子動作回数記録装置及び素子動作回数誤差推定方法 - Google Patents

素子動作回数記録装置及び素子動作回数誤差推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】素子の動作回数を所定時間ごと不揮発性メモリに記録するに際して、不揮発性メモリに記録された動作回数と、実際の動作回数との間の誤差を推定できる素子動作回数記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】マイコン2は直流電源の供給を受けて動作する。ON/OFF回数記録部2bは、リレーL1,M1,H1の動作回数を測定し、所定時間ごとに不揮発性メモリ3に記録する。リレーL1,M1,H1はマイコン2に電源が供給された状態でその導通/非道通がリレー制御部2aによって制御される。マイコン2が具備する機能である電源投入回数2cはマイコン2へと電源が投入されたときに、電源投入回数を不揮発性メモリ3に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、素子動作回数記録装置及び素子動作回数誤差推定方法に関し、例えばリレーの動作回数に関する。
ファンモータにはリレーを介して動作電流が供給される。リレーが故障した場合、その故障原因を特定する必要があった。リレーの故障原因の一つは、例えばリレーのON/OFF回数(以下、動作回数と呼ぶ)が製品としての保証回数を超えていることである。この故障原因を特定するために、リレーの動作回数をEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)に記録して、その動作回数を確認することが考えられる。
また、リレーが動作(ON/OFF)するごとにEEPROMにその動作回数を記録すると、EEPROMへのアクセス数が増大する。当該アクセス数の増大によってEEPROMの故障を招く。よって、EEPROMへのアクセス数を低減すべく、リレーが動作する回数を測定してその動作回数を累加し、一定期間ごとにその動作回数をEEPROMに記録することが好ましい。
なお、本発明に関連する技術として特許文献1が開示されている。
特開2007−19353号公報
しかしながら、一定期間ごとにリレーの動作回数をEEPROMに記録すると、電源が遮断された場合に、当該遮断の時点を含んだ一定期間中の動作回数が失われ、累加値が正しく求まらない。従って、EEPROMに記録される動作回数と、実際のリレーの動作回数との間に、電源遮断に起因した誤差が生じる。
そこで、本発明は、当該誤差を推定できる素子動作回数記録装置及び素子動作回数誤差推定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る素子動作回数記録装置の第1の態様は、電源が供給された状況で繰り返して動作する素子(H1,M1,L1)の動作回数を記録する素子動作回数記録装置であって、不揮発性記録媒体(3)と、前記電源が供給されて動作し、前記動作回数を測定し、自身が動作状態にある連続した所定時間(T1)経過ごとに、当該所定期間において測定された前記動作回数を累加した累加値を第1の回数として前記不揮発性記録媒体へ記録する素子動作回数記録部(2a,2b)と、前記電源が供給されて動作し、前記電源が投入されたときに前記電源が投入された回数を累加した累加値を第2の回数として前記不揮発性記録媒体へと記録する電源投入回数記録部(2c)とを備える。
本発明に係る素子動作回数記録装置の第2の態様は、第1の態様に係る素子動作回数記録装置であって、前記所定時間は一定であって、前記電源が投入されてからの経過時間を積算し、前記所定時間ごとに、及び異常が検知されたことを以って前記電源の供給が遮断されるときに、前記経過時間を前記不揮発性記録媒体へと記録する積算時間記録部(2d)を更に備える。
本発明に係る素子動作回数誤差推定方法の第1の態様は、第1の態様に係る素子動作回数記録装置(1)が有する前記不揮発性記録媒体(3)に記録された前記第1の回数の、前記動作回数に対する誤差を推定する素子動作回数誤差推定方法であって、前記所定時間は一定であって、前記電源が供給された状態で前記所定時間内に前記素子(H1,M1,L1)を繰り返して動作させる回数に、前記第2の回数を乗じた値を、前記誤差として把握する。
本発明に係る素子動作回数誤差推定方法の第2の態様は、第1の態様に係る素子動作回数記録装置(1)が有する前記不揮発性記録媒体(3)に記録された前記第1の回数の、前記動作回数に対する誤差を推定する素子動作回数誤差推定方法であって、前記所定時間は一定であって、前記電源が供給された状態で前記所定時間内に前記素子(H1,M1,L1)を繰り返して動作させる回数の半値に前記第2の回数を乗じた値を、前記誤差として把握する。
本発明に係る素子動作回数誤差推定方法の第3の態様は、第2の態様に係る素子動作回数記録装置(1)が有する前記不揮発性記録媒体(3)に記録された前記第1の回数の、前記動作回数に対する誤差を推定する素子動作回数誤差推定方法であって、前記所定時間は一定であって、初めて、前記異常が検知されて電源が遮断された場合に、前記電源が供給された状態で前記所定時間内に前記素子(H1,M1,L1)を繰り返して動作させる第3の回数に、前記第2の回数から1をひいた値を乗じた第1の値と、前記経過時間より小さく前記経過時間に最も近い前記所定時間の整数倍の値と、前記経過時間との差の期間(T2)内で前記素子を繰り返して動作させる回数である第2の値と、を加算した値を、前記誤差として把握する。
本発明に係る素子動作回数誤差推定方法の第4の態様は、第2の態様に係る素子動作回数記録装置(1)が有する前記不揮発性記録媒体(3)に記録された前記第1の回数の、前記動作回数に対する誤差を推定する素子動作回数誤差推定方法であって、前記所定時間は一定であって、初めて、前記異常が検知されて電源が遮断された場合に、前記電源が供給された状態で前記所定時間内に前記素子(H1,M1,L1)を繰り返して動作させる第3の回数の半値に、前記第2の回数から1をひいた値を乗じた第1の値と、前記経過時間より小さく前記経過時間に最も近い前記所定時間の整数倍の値と、前記経過時間との差の期間(T2)内で前記素子を繰り返して動作させる回数である第2の値と、を加算した値を、前記誤差として把握する。
本発明に係る素子動作回数記録装置の第1の態様によれば、不揮発性記録媒体に記録された第2の回数から当該誤差を推定することができる。
本発明に係る素子動作回数記録装置の第2の態様によれば、不揮発性記録媒体に記録された経過時間が所定時間の整数倍でないときに、当該経過時間に最も近い所定時間の整数倍と、経過時間との差分から電源がいつ遮断したかを推定できる。よって、誤差を推定する精度を向上できる。
本発明に係る素子動作回数誤差推定方法の第1の態様によれば、簡単な演算処理によって、不揮発性記録媒体に記録された電源投入回数から、素子を繰り返して動作させた回数の誤差を推定できる。
本発明に係る素子動作回数誤差推定方法の第2の態様によれば、簡単な演算処理によって、不揮発性記録媒体に記録された第2の回数から、素子を繰り返して動作させた回数の誤差を推定できる。
本発明に係る素子動作回数誤差推定方法の第3の態様によれば、簡単な演算処理によって、誤差を推定する精度を向上することができる。
本発明に係る素子動作回数誤差推定方法の第4の態様によれば、簡単な演算処理によって、誤差を推定する精度を向上することができる。
第1の実施の形態.
図1はファンモータ駆動装置の概念的な構成の一例を示している。本ファンモータ駆動装置は、交流電源AC1と、制御回路1と、ファンモータMF1とを備えている。このようなファンモータ駆動装置は、例えば空気調和機に搭載される。
制御回路1は、リレーL1,M1,H1と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと呼ぶ)2と、不揮発性メモリ3とを備えている。
不揮発性メモリ3は例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)である。
リレーL1,M1,H1はマイコン2からのスイッチ信号を受け取ったときに導通し、スイッチ信号の入力がないときに非導通となる。
ファンモータMF1は、例えば換気風量を複数段階で切替えることができるタップ切替式のファンモータである。図1に示すファンモータMF1は、一端が交流電源AC1の一端と、3つの端がリレーL1,M1,H1をそれぞれ介して交流電源AC1の他端と接続されている。そして、例えばリレーL1のみがONしている状態ではファンモータMF1が「弱風」で運転し、リレーM1のみがONしている状態ではファンモータMF1が「中風」で運転し、リレーH1のみがONしている状態ではファンモータMF1が「強風」で運転する。
マイコン2は、リレー制御部2aと、ON/OFF回数記録部2bと、電源投入回数記録部2cとを備えている。マイコン2は例えば外部から直流電源の供給を受けて動作する。従って、リレー制御部2aと、ON/OFF回数記録部2bと、電源投入回数記録部2cとは直流電源が供給されているときに限って動作する。なお、マイコン2へと供給される直流電源は、交流電源AC1を整流して得られる直流電源であってもよい。
リレー制御部2aはリレーL1,M1,H1各々へとスイッチ信号を出力して(図1においてスイッチ信号の出力を破線矢印で示す)、これらのON/OFFを制御する。なお、リレー制御部2aはリレーL1,M1,H1の各々に対して所定の制御間隔ごとにスイッチ信号を出力可能である。また、上記したように、マイコン2へと電源の供給が遮断されるとリレー制御部2aは動作を停止する。このとき、リレーL1,M1,H1は非導通となる。
ON/OFF回数記録部2bは、リレーL1,M1,H1の各々のON/OFF回数(以下、動作回数と呼ぶ)を測定し、一定時間T1(例えば2時間)ごとに不揮発性メモリ3に記録する。
電源投入回数記録部2cはマイコン2へと直流電源が供給されたときに、電源投入回数を不揮発性メモリ3に記録する。
なお、リレー制御部2aの機能、ON/OFF回数記録部2bの機能、電源投入回数記録部2cの機能は、マイコン2が例えば不揮発性メモリ3に記録されたプログラムを読取ることで実行されてもよく、ハードウェアで実行されてもよい。
なお、ON/OFF回数記録部2bと、電源投入回数記録部2cと、不揮発性メモリ3とから成る部分を素子動作回数記録装置と把握することができる。
図2は、一つのリレーについての実際の動作回数と、不揮発性メモリに記録される動作回数と、電源投入回数とを示す模式的なグラフである。図2においては、簡単のために、リレーL1が一定時間ごとにON/OFFを繰り返すという条件下でのグラフを示した。なお、リレーL1の動作回数は時間に対して離散値であるが、図2においては、これらを繋いで図示している。
ON/OFF回数記録部2bは、例えばリレー制御部2aがリレーL1へとスイッチ信号を出力するたびに、リレーL1の動作回数に1を累加する。そして、自身が動作状態である連続した一定時間T1(例えば2時間)ごとに不揮発性メモリ3に、累加した当該動作回数を記録する。図2においては、例えば時刻t0からリレーL1の動作回数を測定し、時刻t0から一定時間T1が経過した時刻t1にて当該動作回数を不揮発性メモリ3に記録する。続けて、時刻t1から一定時間T1が経過した時刻t2にて、時刻t2までのリレーL1の動作回数を不揮発性メモリ3に記録する。
例えば時刻t2から所定時間(<一定時間T1)が経過した時刻t3において、マイコン2へと供給される直流電源が遮断された場合、マイコン2、ひいてはON/OFF回数記録部2bの動作が停止する。従って、ON/OFF回数記録部2bが測定していたリレーL1の動作回数のうち、時刻t2〜t3までの動作回数が失われる。従って、リレーL1の実際の動作回数と、不揮発性メモリ3に記録された動作回数との間には時刻t3において誤差E1が生じる。誤差E1は時刻t0から時刻t3までのリレーL1の動作回数と、時刻t2(これは不揮発性メモリ3へと動作回数を記録するタイミングのうち、直流電源が遮断された時刻t3の直前の時点である)において不揮発性メモリ3が記憶している回数との差異である。
時刻t4にて直流電源がマイコン2に再供給されると、ON/OFF回数記録部2bは不揮発性メモリ3に記録された動作回数を読取る。そして、リレー制御部2aがリレーL1にスイッチ信号を出力するたびに当該動作回数に1を累加する。そして、時刻t4から一定時間T1が経過した時刻t5にてON/OFF回数記録部2bは動作回数を不揮発性メモリ3に記録する。
時刻t5から所定時間(<一定時間T1)が経過した時刻t6にて、再びマイコン2へと供給される直流電源が遮断された場合、同様にして、リレーL1の実際の動作回数と、不揮発性メモリ3に記録された動作回数との間に誤差E2が生じる。誤差E2は時刻t5から時刻t6までのリレーL1の動作回数と、誤差E1との和である。
時刻t7〜時刻t9における動作は、時刻t4〜t6における動作と同一である。そして、時刻t9にて直流電源が遮断された場合、同様にして、リレーL1の実際の動作回数と、不揮発性メモリ3に記録された動作回数との間に誤差E3が生じる。誤差E3は時刻t8から時刻t9までのリレーL1の動作回数と、誤差E2との和である。
以上のように、直流電源の供給が遮断されるごとに、不揮発性メモリ3に記録される動作回数と、リレーL1の実際の動作回数との間の誤差は大きくなる。
本実施の形態では、直流電源が供給されるごと(時刻t0,t4,t7)に、電源投入回数記録部2cは電源投入回数を不揮発性メモリ3に記録する。より具体的には、例えば時刻t0,t4,t7にて、電源投入回数記録部2cは、不揮発性メモリ3に記録された電源投入回数を読取って当該電源投入回数に1を累加して不揮発性メモリ3に記録する。
リレーL1の実際の動作回数と、不揮発性メモリ3に記録された動作回数との誤差は、電源投入回数と関連するところ、不揮発性メモリ3には電源投入回数が記録される。よって、例えばリレーL1の故障原因を特定するに際して、不揮発性メモリ3に記録された動作回数と実際のリレーL1の動作回数との間の誤差を、不揮発性メモリ3に記録された電源投入回数から推定できる。
以下、より具体的に誤差推定方法について説明する。ON/OFF回数記録部2bが2時間ごとにリレーL1の動作回数を不揮発性メモリ3に記録し、不揮発性メモリ3には、動作回数として120回、電源投入回数として20回が記録されている場合を例に挙げて説明する。
不揮発性メモリ3に動作回数が記録されてから電源が遮断されるまでの期間T2(例えば図2を参照して、時刻t2から時刻t3までの期間、時刻t5からt6までの期間)は最大で一定時間T1(2時間)である。例えば5分ごとにリレーL1がONする場合に、一定時間T1内にリレーL1を動作させる回数は24回である。よって、電源投入回数1回あたり最大で24回の誤差が生じる。なお、リレーL1は必ずしも5分ごとに動作するわけではない。ここでいう5分とは、通常運転におけるリレーL1の動作回数の平均的な値であってもよく、リレーL1を動作させることが可能な既述の制御間隔であってもよい。
不揮発性メモリ3に記録された電源投入回数は20回なので、誤差の最大として480回(=24×20、一定時間T1内でリレーL1を動作させる回数に、電源投入回数を乗じた値)が想定できる。よって、リレーの動作回数は、不揮発性メモリ3に記録された120回に対して誤差が480回生じ得ることが分かる。以上のように、簡単な演算処理で誤差を推定できる。
また、期間T2は直流電源が遮断されるタイミングに基づいて決定される。電源の遮断は任意のタイミングで生じ得るので期間T2は変動する。また、任意の時刻において直流電源が遮断される確率はいずれも同じである。よって、電源投入回数1回あたりの期間T2(期間T2の平均値)は1時間として考えることができる。
この場合、電源投入回数1回当たりの誤差を12回(一定時間T1内でリレーL1を動作させる回数24回の半値)として推定できる。不揮発性メモリ3に記録された電源投入回数は20回であるので、誤差が240回(=12×20、一定時間T1内でリレーL1を動作させる回数の半値に、電源投入回数を乗じた値)と推定できる。よって、リレーの動作回数として、不揮発性メモリ3に記録された120回に対し、誤差が240回と把握する。
不揮発性メモリ3に記録された動作回数よりも、推定された誤差のほうが大きいので、不揮発性メモリ3に記録された動作回数は信頼性のない値であると判断できる。よって、リレーL1の故障原因として他の原因(例えば過電流が流れたことによる故障)などを調査できる。
なお、上述した条件においては、不揮発性メモリ3に記録されたリレーの動作回数に対して推定された誤差の割合が大きい。この原因として、誤差を推定する精度が低いことが考えられる。そこで、動作回数を記録する一定間隔をより短くすることで、誤差を推定する精度を向上できる。具体的には、通常運転に際して電源を投入してから遮断するまでの平均的な値に対して十分に小さい値を、当該一定間隔として採用することが望ましい。
以上のように、不揮発性メモリ3に記録された電源投入回数から、簡単な演算処理で誤差を推定することができる。
なお、ユーザは故障が生じたときに電源の投入/遮断を繰り返す傾向にあるので、初期的な故障の場合、リレーの動作回数に対する電源投入回数の割合が大きくなる。一方、初期的な運転を超えて長期的な運転が行われている状況でリレーが故障した場合、リレーの動作回数に対する電源投入回数の割合が小さくなる。この場合、リレーの動作回数に対して、誤差の要因である電源投入回数の割合が小さいので、誤差を推定する精度は向上する。
また、当該割合が所定値を下回っていることを以って、リレーの故障原因が動作回数に起因するものではないことを推定してもよい。
なお、上述した誤差推定方法をマイコン2が実行し、推定した誤差を不揮発性メモリ3に記録してもよい。この場合、作業員が演算処理を行って誤差を推定する必要がないので、作業員の負担を低減することができる。
第2の実施の形態.
図3は、ファンモータ駆動装置の概念的な他の一例を示している。図1に示すファンモータ駆動装置と比較して、マイコン2が運転積算時間記録部2dを更に備えている。また、マイコン2は、例えばファンモータMF1に関する異常が検知された旨の通知を受け取って、自身に供給される直流電源を遮断する。直流電源の遮断は、マイコン2が例えば直流電源とマイコン2との間に設けたスイッチを非導通とすることで実行される。
運転積算時間記録部2dは例えば電源が投入されてからの経過時間を積算して運転積算時間を導出する。そして、一定時間(例えば2時間)ごとおよび異常が検知された旨の通知を受けたときに、当該運転積算時間を不揮発性メモリ3に記録する。
例えば図2を参照して、時刻t4〜t6までの期間の運転積算時間記録部2dの動作について説明する。時刻t4にて、運転積算時間記録部2dは不揮発性メモリ3に記録された運転積算時間を読取り、例えば図示せぬタイマー回路を用いて運転積算時間を積算する。そして、時刻t4から一定時間経過した時刻t5にて、積算した運転積算時間を不揮発性メモリ3に記録する。そして、時刻t5以降の運転積算時間を積算する。
時刻t5から所定期間(<一定時間T1)が経過した時刻t6にて、電源供給が遮断される。この電源供給の遮断が例えばマイコン2が異常の通知を受け取ることで実行された場合、時刻t6においても運転積算時間を不揮発性メモリ3に記録する。
そして、異常を検知して電源が遮断されたときに、不揮発性メモリ3に記録された運転積算時間を読み取る。直流電源が遮断される回数が1回であり、当該運転積算時間が一定時間(例えば2時間)の整数倍でないとき、例えば6時間12分であるとき、次のことが分かる。即ち、不揮発性メモリ3にリレーL1の動作回数を記録してから12分後(=6時間12分後−6時間)に、異常によって直流電源の供給が遮断されたことが分かる。従って、不揮発性メモリ3に記録された電源投入回数のうち1回の期間T2は、12分であることが分かる。なお、電源投入回数のうち1回の期間T2は、不揮発性メモリ3に記録された運転積算時間(6時間12分)より小さく運転積算経過時間に最も近い、一定時間T1(2時間)の整数倍の値(6時間)と、前記経過時間との差の期間(12分=6時間12分−6時間)と把握できる。
以下、第1の実施の形態と同じ条件で述べる。1回の期間T2たる12分間に、リレーL1を動作させる回数は2回(12÷5=2回余り2)である。よって、当該1回に起因する動作回数の誤差が2回と推定できる。
電源投入回数20回のうち他の19回(=20回−1回、不揮発性メモリ3に記録された電源投入回数から1を引いた値)については第1の実施の形態と同じである。よって、この電源投入回数19回に起因する誤差は、第1の実施の形態と同様にして推定できる。そして、電源投入回数19回に起因する誤差について第1の実施の形態と同様に推定した誤差(一定時間T1内にリレーL1を動作させる回数に、電源投入回数19回を乗じた値、若しくは一定時間T1内にリレーL1を動作させる回数の半値に、電源投入回数19回を乗じた値)に、上記の電源投入回数1回に起因する誤差2回を加算して、電源投入回数20回に起因する誤差として把握する。
以上のように、異常を検知して電源供給が遮断された場合に、電源投入回数のうち1回の期間T2が正確に分かるので、簡単な演算処理によってリレーの動作回数の誤差を推定する精度を向上することができる。
なお、上記の誤差推定方法は、異常によって直流電源が遮断される回数が1回である場合に限って適用することが望ましい。なぜなら、例えば異常によって直流電源が遮断される回数が2回である場合、当該2回分の期間T2が12分(例えば1回の期間T2が7分で、1回の期間T2が5分)なのか2時間12分(例えば1回の期間T2が1時間10分で、1回の期間T2が1時間2分)なのか分からないからである。言い換えると、初めて異常に基づいて電源が遮断されたときに、上記誤差推定方法を実行するとよい。
また、第1の実施の形態と同様に、マイコン2が上記推定方法を実行して推定した誤差を不揮発性メモリ3に記録しても良い。この場合、作業員の負担を低減できる。
なお、本第1及び第2の実施の形態においては、素子動作回数記録装置及び素子動作回数誤差推定方法の対象をリレーとして説明したが、これに限らず、繰り返し動作を行う、あらゆる素子に対して適用可能である。
ファンモータ駆動装置の概念的な一例を示す図である。 実際のリレーの動作回数と、不揮発性メモリに記録されたリレーの動作回数と、電源投入回数とを示す模式的なグラフである。 ファンモータ駆動装置の概念的な他の一例を示す図である。
符号の説明
2b ON/OFF回数記録部
2c 電源投入回数記録部
2d 運転積算時間記録部
3 不揮発性メモリ

Claims (6)

  1. 電源が供給された状況で繰り返して動作する素子(H1,M1,L1)の動作回数を記録する素子動作回数記録装置であって、
    不揮発性記録媒体(3)と、
    前記電源が供給されて動作し、前記動作回数を測定し、自身が動作状態にある連続した所定時間(T1)経過ごとに、当該所定期間において測定された前記動作回数を累加した累加値を第1の回数として前記不揮発性記録媒体へ記録する素子動作回数記録部(2a,2b)と、
    前記電源が供給されて動作し、前記電源が投入されたときに前記電源が投入された回数を累加した累加値を第2の回数として前記不揮発性記録媒体へと記録する電源投入回数記録部(2c)と
    を備える、素子動作回数記録装置(1)。
  2. 前記所定時間は一定であって、
    前記電源が投入されてからの経過時間を積算し、前記所定時間ごとに、及び異常が検知されたことを以って前記電源の供給が遮断されるときに、前記経過時間を前記不揮発性記録媒体へと記録する積算時間記録部(2d)を更に備える、請求項1に記載の素子動作回数記録装置。
  3. 請求項1に記載の素子動作回数記録装置(1)が有する前記不揮発性記録媒体(3)に記録された前記第1の回数の、前記動作回数に対する誤差を推定する素子動作回数誤差推定方法であって、
    前記所定時間は一定であって、
    前記電源が供給された状態で前記所定時間内に前記素子(H1,M1,L1)を繰り返して動作させる回数に、前記第2の回数を乗じた値を、前記誤差として把握する、素子動作回数誤差推定方法。
  4. 請求項1に記載の素子動作回数記録装置(1)が有する前記不揮発性記録媒体(3)に記録された前記第1の回数の、前記動作回数に対する誤差を推定する素子動作回数誤差推定方法であって、
    前記所定時間は一定であって、
    前記電源が供給された状態で前記所定時間内に前記素子(H1,M1,L1)を繰り返して動作させる回数の半値に前記第2の回数を乗じた値を、前記誤差として把握する、素子動作回数誤差推定方法。
  5. 請求項2に記載の素子動作回数記録装置(1)が有する前記不揮発性記録媒体(3)に記録された前記第1の回数の、前記動作回数に対する誤差を推定する素子動作回数誤差推定方法であって、
    前記所定時間は一定であって、
    初めて、前記異常が検知されて電源が遮断された場合に、前記電源が供給された状態で前記所定時間内に前記素子(H1,M1,L1)を繰り返して動作させる第3の回数に、前記第2の回数から1をひいた値を乗じた第1の値と、前記経過時間より小さく前記経過時間に最も近い前記所定時間の整数倍の値と、前記経過時間との差の期間(T2)内で前記素子を繰り返して動作させる回数である第2の値と、を加算した値を、前記誤差として把握する、素子動作回数誤差推定方法。
  6. 請求項2に記載の素子動作回数記録装置(1)が有する前記不揮発性記録媒体(3)に記録された前記第1の回数の、前記動作回数に対する誤差を推定する素子動作回数誤差推定方法であって、
    前記所定時間は一定であって、
    初めて、前記異常が検知されて電源が遮断された場合に、前記電源が供給された状態で前記所定時間内に前記素子(H1,M1,L1)を繰り返して動作させる第3の回数の半値に、前記第2の回数から1をひいた値を乗じた第1の値と、前記経過時間より小さく前記経過時間に最も近い前記所定時間の整数倍の値と、前記経過時間との差の期間(T2)内で前記素子を繰り返して動作させる回数である第2の値と、を加算した値を、前記誤差として把握する、素子動作回数誤差推定方法。
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