JP2009194956A - インバータ装置 - Google Patents

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博道 西村
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Abstract

【課題】パラメータにより制御信号の入出力動作形式を切り替え可能であって且つ電源遮断状態でも入出力動作形式を確認可能とする。
【解決手段】インバータ装置1は、7セグメントLED5に加え、電源遮断状態でも電源遮断時の表示状態を維持可能なメモリ性液晶表示装置6を備え、そのメモリ性液晶表示装置6に入出力回路8の入出力動作形式を切り替えるためのパラメータの設定内容を表示する。メモリ性液晶表示装置6への表示項目の内容に変更があった場合には直ちに表示の更新を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、パラメータの値に従って制御信号の入出力動作形式を切り替え可能な入出力回路を備えたインバータ装置に関する。
インバータ装置に対し制御指令を与えるためおよびインバータ装置から動作状態を得るため、インバータ装置は、複数の入力端子および出力端子を有する端子台を備えている。一例を示すと、接点入力端子は、外部に接続されたスイッチ手段のオンオフ状態に応じてデジタル信号を入力する端子で、接点出力端子は、外部に接続された負荷に対しデジタル信号を出力する端子である。このデジタル信号の入力動作形式には、ソース入力形式とシンク入力形式がある。
また、アナログ入力端子は、外部から例えば周波数指令信号を入力するために用いられる端子である。入力動作形式には、0〜10Vの範囲内の直流電圧を入力する電圧入力形式と、4(または0)〜20mAの範囲内の直流電流を入力する電流入力形式がある。その他にも、アナログ信号出力形式とデジタル信号出力形式とを持つアナログ出力端子なども具備されている。
インバータの製造メーカは、製造機種の数を削減するため、上記ソース入力形式/シンク入力形式を切り替えるスイッチ、電圧入力形式/電流入力形式を切り替えるスイッチなどを備え、何れの動作形式も使用可能に構成したインバータ装置を製造している。例えば特許文献1に記載のインバータ装置は、入力端子をプルアップする接続状態とプルダウンする接続状態とを切り替えるスイッチ(ジャンパ線)を備え、このスイッチの切替状態に基づいてシンク入力形式とソース入力形式とを判別し、ソース出力形式とシンク出力形式とを切り替える機能を備えている。
特開平11−161391号公報
特許文献1に示されるように、従来のインバータ装置では、ユーザがプリント配線基板上のスイッチを切り替え或いはジャンパ線をはんだ付けすることにより、制御信号の入出力動作形式を切り替えるようになっている。こうしたものでは、ユーザはスイッチの切り替え状態やジャンパ線の有無を直接視認することができるため、何れの入出力動作形式となっているのかを容易に確認できる。しかし、スイッチやジャンパ線端子は、プリント配線基板上のうち特にユーザが操作可能な位置におく必要があるため、プリント配線基板を設計する上での制約となっており、インバータ装置の小型化を阻む一つの原因となっている。
これに対し、最近では上記手動スイッチやジャンパ線などの切替手段をトランジスタなどの半導体スイッチで構成し、インバータ装置に設定されるパラメータの値に応じて半導体スイッチを切り替えることにより、ソース入力形式/シンク入力形式の切り替え、電圧入力形式/電流入力形式の切り替え、アナログ信号出力形式/デジタル信号出力形式の切り替えなどを実行するインバータ装置が用いられている。
パラメータに従って制御信号の入出力動作形式を切り替える構成では、スイッチなどの可動部品が不要となるためコストを低減できるとともに、プリント配線基板を設計する際の自由度が向上する。しかしながら、パラメータの設定値は、インバータ装置の電源が入った状態でなければ確認ができず、電源遮断時には何れの設定になっているのか不明である。入出力動作形式を誤ったまま外部装置を接続すると、接続が正常であるにもかかわらず外部装置が断線検知をするなどの不具合が生じる。このため、ユーザは、外部装置を接続する前にインバータ装置の電源を一旦投入してパラメータの設定値を確認するなどの手間が生じている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、パラメータにより制御信号の入出力動作形式を切り替え可能であって且つ電源遮断状態でも入出力動作形式を確認可能なインバータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載のインバータ装置は、
パラメータの値を記憶する不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリに記憶されるパラメータの値に従って制御信号の入出力動作形式を切り替え可能な入出力回路と、
電源が遮断された状態であっても表示状態を維持可能な表示手段と、
電源が供給されている状態で前記表示手段に前記パラメータの設定内容を表示する制御手段とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、パラメータの値に従って入出力回路における制御信号の入出力動作形式を切り替えることができる。表示手段は、電源遮断状態であっても表示状態を維持可能に構成されているため、電源供給状態で表示手段にパラメータの設定内容を表示することにより、その後電源が遮断されてもパラメータの設定内容(設定値、設定値に対応した状態など)が表示され続ける。
本発明によれば、電源が遮断された状態でも入出力動作形式を確認することが可能となるので、使用に先立って必要となるパラメータの設定内容の確認作業が大幅に軽減されるとともに、外部装置の誤接続を未然に防止することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、インバータ装置のうち本願発明の要旨部分に係る概略的な電気的構成図である。ダイオードを三相ブリッジ接続して構成されるコンバータ部およびスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成されるインバータ部からなる主回路部については図示を省略している。インバータ装置1の制御部は、制御回路2、EEPROM3、表示制御回路4、7セグメントLED5、メモリ性液晶表示装置6、パラメータ設定変更手段7、入出力回路8を備えている。これらの制御部は、プリント配線基板に配設されて筐体内に収容されている。
制御回路2(制御手段に相当)は、高速演算可能なCPUを有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。マイクロコンピュータは、上記CPUをはじめRAM、ROM、フラッシュメモリ、A/D変換器、シリアル通信回路、各種タイマ/カウンタ、各種インターフェース回路などが例えばワンチップの形態に構成されている。フラッシュメモリには、モータ制御処理、パラメータ設定変更処理、入出力回路8の入出力動作形式の切替処理、7セグメントLED5とメモリ性液晶表示装置6に対する表示処理、入出力回路8、操作手段または通信回路を介しての入出力処理などを実行するための制御プログラムが書き込まれている。
入出力回路8へは端子台を介して制御信号(指令信号、動作状態出力信号、モニタ出力信号、基準電圧信号、接点操作信号などの制御に関する信号)が入出力されるようになっている。この入出力回路8は、図2に示す接点入力回路8a、図3に示すアナログ信号入力回路8b、図4に示すアナログ信号/デジタル信号出力回路8cなどから構成されている。
接点入力回路8aは、インバータ装置1の端子台に設けられた端子10と外部15V端子、または端子10と端子9bを介してロジック入力を行うもので、後述するパラメータの値に応じてCPUから出力される切替信号により、図2(a)に示すソース入力形式と図2(b)に示すシンク入力形式とに切り替えられる。図2(a)に示すソース入力形式は、外部に準備された15V電源から外部に接続される接点等を通して端子10に電流が流れ込むとオンになるデジタル信号の入力形式である。図2(b)に示すシンク入力形式は、端子10から外部に接続される接点等に電流を流し出すとオンになるデジタル信号の入力形式である。
接点入力回路8aは、トランジスタQ1〜Q3、ツェナーダイオードD1、抵抗R1〜R8およびコンデンサC1から構成されている。図2(a)に示すように、抵抗R1を介してCPUからトランジスタQ1にHレベルを出力すると、トランジスタQ1がオン、Q3がオフになる。外部接点11がオンの場合、トランジスタQ2がオンになり、外部の15V電源から外部接点11、端子10、抵抗R4、トランジスタQ2を介した経路が形成され、端子10の電圧は15Vになり、CPUにHレベルが入力される。外部接点11がオフの場合には、端子10の電圧は0Vになり、CPUにLレベルが入力される。
また、図2(b)に示すように、端子9bは、インバータ装置の0Vと同電位であるグランドに接続されている。CPUからLレベルを出力すると、トランジスタQ1、Q2がオフ、Q3がオンになる。外部接点11がオンの場合、内部の15V電源からトランジスタQ3、抵抗R4、端子10、外部接点11、端子9bを介した経路が形成され、端子10の電圧は0Vになり、CPUにLレベルが入力される。外部接点11がオフの場合には、内部の15V電源からトランジスタQ3、抵抗R4、抵抗R5を介した経路が形成され、端子10の電圧は高電位となり、抵抗R6、ツェナーダイオードD1、抵抗R7および抵抗R8によりレベル変換され、CPUにHレベルが入力される。
このようにソース入力とシンク入力とでレベルは反転するが、CPUは外部接点11の状態を把握することができる。なお、端子9aは内部の15V電源に接続されているので、ソース入力形式の場合、端子9aと端子10との間に外部接点11を接続し、内部の15V電源を用いるようにしてもよい。
アナログ信号入力回路8bは、図3に示すようにトランジスタQ4、ダイオードD2、D3、抵抗R9〜R14およびコンデンサC2、C3から構成されている。パラメータの値に応じてCPUからLレベルが出力されると、トランジスタQ4がオフして、端子12は、R10、R11、R12の分圧回路にて主に構成される0〜10Vの電圧入力形式となる。また、CPUからHレベルが出力されると、トランジスタQ4がオンして、端子12は、通常250オーム程度の抵抗R9にて主に構成される4(または0)〜20mAの電流入力形式となる。
アナログ信号(PWM出力)/デジタル信号(ロジック出力)出力回路8cは、図4に示すようにトランジスタQ5〜Q7、ダイオードD4、D5、D7、D8、ツェナーダイオードD6および抵抗R15〜R21から構成されている。アナログ信号とデジタル信号の切り替えはソフトウェアにより行われ、アナログ信号出力形式と、種々のデジタル信号を出力するデジタル信号出力形式とに切り替えられる。
アナログ信号出力形式(PWM出力形式)の場合、CPUからトランジスタQ5にHレベルが出力されると、トランジスタQ5、Q6がオンになり、(端子13に接続される測定器のインピーダンスが十分に大きければ)内部の15V電源により端子13はほぼ15Vになる。CPUからLレベルが出力されると、トランジスタQ5、Q6がオフになり、端子13は0Vになる。従って、CPUからLレベルとHレベルの信号を数kHzの周波数で出力し、そのH/L(オン/オフ)のデューティー比を0%から100%まで可変して切り替えることにより、出力周波数などの状態量をアナログ電圧信号として出力し、端子13に接続した測定器(メータ)などを動作させることが可能である。この際、トランジスタQ7にはLレベルが出力され、ロジック出力はオフされている。
デジタル信号出力形式(ロジック出力形式)の場合、外部電源(例えば15V)と端子13との間にリレーコイルなどを接続する。CPUからHレベルが出力されると、トランジスタQ7がオンになり端子13は0Vになるので上記リレーなどがオンされる。またCPUからLレベルが出力されると、トランジスタQ7がオフになり端子13は外部電源の電圧になり、上記リレーなどがオフされる。この際、トランジスタQ5にはLレベルが出力され、アナログ出力はオフされている。
ツェナーダイオードD6が設けられているので、リレーコイルに接続される外部電源の電圧が15Vよりも高い場合(例えば24Vの場合)でも、外部電源からリレーコイル、端子13、抵抗R21、ダイオードD7を介して内部の15V電源に流れ込む電流が阻止される。なお、ダイオードD7、D8は保護用である。
書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM3には、多数のパラメータが記憶されている。パラメータとは、インバータ装置1の動作や機能を決定するためのソフトウェア設定項目であり、基本パラメータ群、入出力パラメータ群、周波数パラメータ群、運転モードパラメータ群、保護パラメータ群、パネルパラメータ群、通信パラメータ群などから構成されている。パラメータの設定には、アップダウンキーとエンターキーとから構成されたパラメータ設定変更手段7が用いられる。
基本パラメータ群には、コマンドモードの選択パラメータ、周波数設定モードの選択パラメータ、正転・逆転の選択パラメータ、上限・下限周波数の設定パラメータなどが含まれている。コマンドモードは、運転・停止コマンドの指令方法を示すモードであり、外部から端子台に入力される制御信号により運転・停止を行うモード、操作パネルのキー操作により運転・停止を行うモードおよびシリアル通信により運転・停止を行うモードがある。また、周波数設定モードは、周波数の指令方法を示すモードであり、本体に設けられたボリウムにより周波数を設定するモード、操作パネルのキー操作により周波数を設定するモード、外部から端子台に入力される制御信号により周波数を設定するモードおよびシリアル通信により周波数を設定するモードがある。
入出力パラメータ群には、入出力回路8の入出力動作形式、例えば接点入力回路8aのソース入力形式とシンク入力形式との選択パラメータ、アナログ信号入力回路8bの電圧入力形式と電流入力形式との選択パラメータ、アナログ信号/デジタル信号出力回路8cのアナログ信号出力形式とデジタル信号出力形式との選択パラメータなどが含まれている。パラメータを用いて入出力動作形式を切り替える構成を採用すると、それに対応するプリント配線基板上のスイッチが不要となり、プリント配線基板のサイズを縮小でき、プリント配線基板を設計する際の自由度が向上する。
表示制御回路4は、制御回路2から指令された文字や記号を7セグメントLED5またはメモリ性液晶表示装置6に表示するように制御するものである。7セグメントLED5は、例えば4桁の表示が可能に構成されており、モード設定操作やパラメータ設定変更操作に伴う表示、状態モニタモードにおける状態量(例えば指令周波数、出力周波数、入力電圧、出力電圧、出力電流、出力電力、回転方向)の表示など刻々と変化する情報を表示するようになっている。
メモリ性液晶表示装置6(表示手段に相当)は、電源が遮断されても電源遮断前の表示状態を維持可能なメモリ性液晶パネル6aと、これを駆動する行側電極駆動回路6bおよび列側電極駆動回路6cとから構成されている。メモリ性液晶表示装置6は、インバータ装置1に電源が供給されている時にも情報を表示できるが、特に電源遮断時において必要な情報を表示するのに有効である。
次に、本実施形態の作用について図5および図6も参照しながら説明する。
インバータ装置1は、三相交流電源から電源が供給されると、内部の電源回路により必要な制御用電源を生成し動作を開始する。図5は、制御回路2が制御プログラムに従って実行する処理のうちメモリ性液晶表示装置6に関する処理内容を示すフローチャートである。これ以外のモータ制御処理、パラメータ設定変更処理、入出力回路8の入出力動作形式の切替処理、7セグメントLED5の表示処理などは従来のインバータ装置と同様である。
電源が供給されると、制御回路2はステップS1の初期化処理を実行する。初期化処理は、例えばA/D変換器、入出力ポート、シリアル通信回路、タイマ/カウンタ、各種インターフェース回路などのハードウェアに関する初期設定処理、EEPROM3からRAMへのパラメータの転送処理、パラメータに応じた入出力回路8の入出力動作形式の切替処理、モード設定処理、7セグメントLED5の初期表示処理などである。制御回路2は、制御プログラムの実行中にパラメータの値が変更されると、不足電圧を検知していない限り変更されたRAM上のパラメータの値をEEPROM3にも書き込むため、EEPROM3とRAMのパラメータの値は等しくなっている。
図6は、メモリ性液晶表示装置6の表示例を示している。制御回路2は、メモリ性液晶表示装置6に、接点入力回路8aのシンク/ソース入力状態、電源投入時からのシンク/ソース入力状態の切り替えの有無、アナログ信号入力回路8bの電圧/電流入力状態、電源投入時からの電圧/電流入力状態の切り替えの有無、電源投入時から変化したデジタル入力端子、トリップ情報、回転方向、およびコマンドモードの8項目を表示する。
これらのうちシンク/ソース入力状態、電圧/電流入力状態は、それぞれ入出力回路8a、8bの入出力動作形式を決めるパラメータの設定内容である。シンク/ソース入力状態の切り替えの有無および電圧/電流入力状態の切り替えの有無は、電源が供給されている状態でパラメータ設定変更手段7により当該パラメータの値が変更されたか否かを示しており、電源投入時のパラメータの値と比較して変更があると「なし」から「あり」の表示になる。その後、再び電源投入時のパラメータの値と等しくなれば「あり」から「なし」の表示になる。
電源投入時から変化したデジタル入力端子、トリップ情報、回転方向およびコマンドモードは、本発明でいう動作状態を示す情報である。制御回路2は、入出力回路8を介して入出力される個々の制御信号の状態を監視し、電源が供給されている状態で少なくとも1度以上変化したデジタル入力端子の制御信号情報を表示する。また、過電圧、過電流、過熱などの異常状態の発生により保護停止(トリップ)機能が作動した場合、その異常状態の発生時におけるトリップ情報を表示する。トリップ情報は、例えばトリップ原因、トリップ直前の周波数、回転方向、出力電圧、直流電圧、冷却装置の温度、運転履歴、運転時間などである。
さて、図5のステップS2において、制御回路2は、上述したメモリ性液晶表示装置6へ表示する項目の内容に変更があったか否かを判断する。ここで、変化がない場合にはステップS3に移行し、メモリ性液晶表示装置6に対する前回の表示更新から所定時間例えば10秒経過したか否かを判断する。10秒経過していない場合には再びステップS2に戻る。一方、ステップS2で表示項目の内容に変更があった場合およびステップS3で前回の表示更新から10秒が経過した場合にはステップS4に移行する。
制御回路2は、ステップS4で主回路の電圧レベルが不足電圧であるか否かを判断し、不足電圧でない場合にはRAM上にある上記8つの表示項目の内容をメモリ性液晶表示装置6に表示した後ステップS2に戻る。この場合、変更された項目のみを更新表示してもよいし、全ての表示項目を更新表示してもよい。これに対し、不足電圧である場合には表示の更新を行うことなくステップS2に戻る。これは、表示の更新処理中に制御電圧が低下して表示が異常となることを防止するためである。不足電圧になると、上述したようにEEPROM3への書き込みも禁止される。
以上説明したように、本実施形態のインバータ装置1は、7セグメントLED5に加え、電源遮断状態でも電源遮断時の表示状態を維持可能なメモリ性液晶表示装置6を備え、そのメモリ性液晶表示装置6に入出力回路8の入出力動作形式を切り替えるためのパラメータの設定内容を表示する。これにより、プリント配線基板上の切替スイッチに替えてパラメータを用いて入出力動作形式を切り替える構成であっても、ユーザは、電源遮断時に入出力動作形式の設定状態(次に電源が供給された時に用いられる入出力動作形式)を確認することができるので、インバータ装置1を種々の機器や装置に組み込む場合或いはインバータ装置1と外部装置や外部接点11とを接続する場合などに、電源を投入して設定を確認する手間が不要となる。
インバータ装置1に特有の事情として、入出力動作形式を誤ったまま外部装置を接続すると、接続が正常であるにもかかわらず外部装置が断線を検知してしまうなどの不具合が生じる虞がある。また、入出力動作形式を確認するためだけに、例えば交流200Vの電源を準備して結線を行うことが難しい場合もある。本実施形態のインバータ装置1は、こうした事態を解決するのに極めて有効となる。
メモリ性液晶表示装置6は比較的長い応答時間(書き込み時間)を要するが、本実施形態では比較的書き換え頻度の少ない情報を書き込むようにしている。また、メモリ性液晶表示装置6への表示項目の内容に変更があった場合には直ちに表示の更新を行っている。このような工夫により、応答の遅れにより生じる問題を極力低減している。さらに、電源遮断や停電により不足電圧(交流200V入力の場合には例えば直流電圧が130V以下に低下した状態)となった場合には、メモリ性液晶表示装置6への書き込みを禁止するので、表示状態に不具合が生じることがない。
インバータ装置1は、入出力回路8の入出力動作形式を切り替えるためのパラメータの値が変更されると、その変更されたパラメータの値をEEPROM3に記憶するとともに、そのパラメータの設定内容をメモリ性液晶表示装置6に表示する。これにより、いつ電源が遮断されても、メモリ性液晶表示装置6は電源遮断直前のパラメータの設定内容を正しく表示することができる。また、パラメータの値が変更されたことを示す情報を前記表示手段に表示する。これにより、ユーザは、電源遮断時において、前回の電源投入期間中に入出力動作形式を切り替えたか否かを確認することができる。
インバータ装置1は、異常状態の発生により保護停止(トリップ)機能が作動した場合、その異常状態の発生時におけるトリップ情報をメモリ性液晶表示装置6に表示する。これにより、ユーザは、異常停止に伴いインバータ装置1への電源供給が遮断された場合でも、その後で異常状態の発生時における動作状態を確認することができ、異常発生原因を容易に認識できる。また、入出力回路8を介して入出力される個々の制御信号の状態(本実施形態ではデジタル入力信号)を監視し、電源が投入されてから少なくとも1度以上変化した制御信号の情報をメモリ性液晶表示装置6に表示する。これにより、ユーザは、本来変化すべき制御信号が変化していないことに基づいて設定誤りや接続誤りを発見し易くなる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
メモリ性液晶表示装置6には、例示した項目に限らずその他のパラメータの設定内容やインバータ装置1の動作状態を表示してもよい。また、入出力回路8の入出力動作形式を切り替えるためのパラメータの設定内容のみを表示してもよい。
電源が遮断された状態であっても表示状態を維持可能な表示手段としてメモリ性液晶表示装置6を用いたが、同様の機能を持つ他の表示装置を用いてもよい。応答の速い表示手段を用いる場合には、7セグメントLED5に表示していた項目も含めて表示手段に表示し、7セグメントLED5を省くことも可能である。
ステップS2を省略し、表示項目の内容変更の有無に限らず常に所定時間(表示手段が応答可能な時間であって一例として10秒)ごとにステップS4に進むように実行してもよい。
不揮発性メモリはEEPROM3に限られず、例えばフラッシュメモリや電池によりバックアップされたメモリであってもよい。
本発明の一実施形態を示すインバータ装置の概略的な電気的構成図 接点入力回路の(a)ソース入力形式と(b)シンク入力形式の構成図 アナログ信号入力回路の構成図 アナログ信号/デジタル信号出力回路の構成図 メモリ性液晶表示装置に関する処理内容を示すフローチャート メモリ性液晶表示装置の表示状態を示す図
符号の説明
図面中、1はインバータ装置、2は制御回路(制御手段)、3はEEPROM(不揮発性メモリ)、6はメモリ性液晶表示装置(表示手段)、7はパラメータ設定変更手段、8は入出力回路、8aは接点入力回路(入出力回路)、8bはアナログ信号入力回路(入出力回路)、8cはアナログ信号/デジタル信号出力回路(入出力回路)である。

Claims (8)

  1. パラメータの値を記憶する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに記憶されるパラメータの値に従って制御信号の入出力動作形式を切り替え可能な入出力回路と、
    電源が遮断された状態であっても表示状態を維持可能な表示手段と、
    電源が供給されている状態で前記表示手段に前記パラメータの設定内容を表示する制御手段とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記パラメータの設定内容を変更するためのパラメータ設定変更手段を備え、
    前記制御手段は、電源が供給されている状態で前記パラメータ設定変更手段により前記パラメータの値が変更された場合、その変更されたパラメータの値を前記不揮発性メモリに記憶するとともに、前記パラメータの設定内容を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記制御手段は、電源が供給されている状態で前記パラメータ設定変更手段により前記パラメータの値が変更された場合、当該パラメータの値が変更されたことを示す情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項2記載のインバータ装置。
  4. 前記制御手段は、電源が供給されている状態で、前記表示手段に前記パラメータの設定内容とともに動作状態を示す情報を表示することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のインバータ装置。
  5. 前記制御手段は、異常状態の発生により保護停止機能が作動した場合、その異常状態の発生時における動作状態を示す情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項4記載のインバータ装置。
  6. 前記制御手段は、前記入出力回路を介して入出力される個々の制御信号の状態を監視し、電源が供給されている状態で少なくとも1度以上変化した制御信号の情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項4記載のインバータ装置。
  7. 前記入出力回路は、ソース入力形式とシンク入力形式との切り替え、電圧入力形式と電流入力形式との切り替え、アナログ信号出力形式とデジタル信号出力形式との切り替えのうち少なくとも1つの入出力動作形式の切り替えが可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載のインバータ装置。
  8. 前記表示手段は、メモリ性液晶表示装置であることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載のインバータ装置。
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