JP2561105Y2 - 高信頼性形リレー装置 - Google Patents

高信頼性形リレー装置

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JP2561105Y2
JP2561105Y2 JP5874891U JP5874891U JP2561105Y2 JP 2561105 Y2 JP2561105 Y2 JP 2561105Y2 JP 5874891 U JP5874891 U JP 5874891U JP 5874891 U JP5874891 U JP 5874891U JP 2561105 Y2 JP2561105 Y2 JP 2561105Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気,電子回路で広く
利用されているリレー装置に関し、更に詳しくは、機械
的,電気的な寿命の要因となる接点開閉頻度や接点電
流,接点電圧などを監視して、リレーの交換時期の予告
信号を出力できるようにした高信頼形のリレー装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】リレーは、例えばシーケンサからの出力
に従って種々のアクチュエータを作動させたり、機械的
な動きを検出したりする場合など、広い分野で利用され
ている。従来のリレー装置は、メーカの提供する寿命曲
線(抵抗負荷に関する)があって、これに基づいて接点
電流,接点電圧等から接点開閉の寿命回数を推定するも
のであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、接点負
荷はランプやモーターなどの誘導負荷であったり、接点
信号を検出するだけのものであったり、その使用形態は
様々で、メーカの提供した寿命曲線からそのまま寿命回
数を推測することはできず、また、接点開閉の頻度も使
用例で異なっていて、リレーの故障を的確に予知するこ
とは困難であった。
【0004】本考案は、この様な点に鑑みてなされたも
ので、リレーの実際の使用状態を監視し、その使用状態
に基づいて的確に寿命を判断しその交換時期を通知でき
るようにした信頼性の高いリレー装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この様な目的を達成する
本考案は、リレー回路と、そのリレー回路をドライブす
るリレードライブ回路を備えたリレー装置において、前
記リレー接点の開閉回数を計数するカウンタ手段と、前
記リレー接点に流れる電流,接点に印加される電圧を測
定する電流電圧測定手段と、この電流電圧測定手段によ
り測定した電流,電圧の値に基づいてメーカから提供さ
れている当該リレーの寿命に関するデータを補正する寿
命データ補正手段と、カウンタ手段からのカウント値と
寿命データ補正手段で補正された補正値を入力し、カウ
ント値を補正し補正後のリレー接点の開閉回数データが
所定値に達したらリレーを交換することを指示する信号
を出力する寿命回数推定演算手段とを設けたことを特徴
とする高信頼性のリレー装置である。
【0006】
【作用】カウンタ手段は、リレー接点が実際に開閉した
回数を計数している。リレー接点に流れる電流,電圧の
大きさは電流電圧測定手段で常時監視されている。リレ
ー接点に流れる電流や電圧が大きくなれば、接点の消
耗,転移,溶着等のダメージが増大する。寿命データ補
正手段は、電流電圧測定手段からの測定値に基づいて、
メーカから提供されている寿命に関するデータを補正す
る。
【0007】寿命回数推定演算手段は、カウンタ手段か
らのカウント値を寿命データ補正手段からのデータに従
って補正し、補正後の値をそのリレーが動作開始時点か
ら積算していて、その積算値がリレー接点の寿命回数に
達したら、リレー交換のアラームを出力する。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて、本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は、本考案の一実施例を示す構成ブロ
ック図である。図において、1はリレー回路で、例えば
モータなどの負荷2とその負荷を動作させるための電源
3が直列に接続されている。4はリレー回路1をドライ
ブするリレードライブ回路で、図示してないが、例えば
シーケンサなどの出力を受けて、リレー回路1の励磁コ
イルにドライブ信号を出力するように構成してある。5
はリレー接点の開閉回数を計数するカウンタ手段で、リ
レードライブ回路4からのドライブ信号を受け、その開
閉(オン/オフ)回数をカウントするようになってい
る。6はリレー回路1のリレー接点に流れる電流i,接
点に印加される電圧vを測定する電流電圧測定手段で、
A/D変換器を含んでいる。7は電流電圧測定手段6に
より測定した電流,電圧の値に基づいてメーカから提供
されているそのリレーの寿命に関するデータを補正する
寿命データ補正手段である。8はメーカから提供される
そのリレーの寿命に関するデータ(寿命曲線データな
ど)を記憶させたROMで、寿命データ補正手段7が参
照できるようにしてある。9はカウンタ手段5からのカ
ウント値と寿命データ補正手段7で補正された補正値を
入力し、カウント値を補正し、補正後のリレー接点の回
数データが所定値に達したらリレーを交換することを指
示する信号を出力する寿命回数推定演算手段、10は寿
命回数推定演算手段9からの信号を受けて、アラームを
出力する警報手段である。
【0009】破線で囲んだカウンタ手段5や寿命データ
補正手段7、寿命回数推定演算手段9は、例えばマイク
ロプロセッサによって構成され、A/D変換器を含む電
流電圧測定手段6からのディジタルデータを入力する。
ROM8は使用するリレーに応じたものが、マイクロプ
ロセッサのデータバスに接続されるようにしてある。ま
た、警報手段10としては、音声を出力するもの、表示
手段にアラーム表示を行うもの等が使用可能である。
【0010】この様に構成した装置の動作を説明すれ
ば、以下の通りである。図2は、動作の一例を示すフロ
ーチャートである。使用に先立って、使用リレーの寿命
等のデータが格納されたROM8をマイクロプロセッサ
に接続する。なお、この例ではROM8にデータが予め
格納されていることを想定しているが、キーボードなど
により、それらのデータをマイクロプロセッサ内のメモ
リなどに入力するようにしてもよい。次に、リレー回路
1の動作を開始する。リレー回路1はリレードライブ回
路4により、オン/オフされ負荷2を作動させる。カウ
ンタ手段5はリレー接点のオン/オフ回数をカウントす
ると共に、電圧電流測定手段6はリレー接点に流れる電
流i,リレー接点に加わる電圧vを測定する。また、こ
れらの波形などのデータを測定するようにしてもよい。
リレー接点に流れる電流やリレー接点に加わる電圧の大
きさが規定値に比べて大きければ、接点の消耗,転移,
溶着等を引き起こす率が高くなりそれだけ寿命を短くす
る。従って寿命データ補正手段7は、電流電圧測定手段
6からの測定値に基づいて、メーカから提供されている
寿命データあるいは寿命曲線を補正する。すなわち、測
定した電流や電圧が規定値に比べて大きければ、それに
応じてメーカが示している寿命回数を少なくなるように
補正する。
【0011】寿命回数推定演算手段9は、カウンタ手段
5からのカウント値を寿命データ補正手段7からのデー
タに従って補正し、補正後の値をそのリレーが動作開始
時点から積算する。そして、その積算値がリレー接点の
補正した後の寿命回数に達したか判断し、寿命回数に達
したらリレー交換のアラームを警報手段10を通じて出
力する。寿命回数推定手段9は、寿命回数とリレーが動
作開始時点からのオン/オフ回数の積算値との差を演算
することで、寿命回数の残量が求まるので、その残量を
表示できるようにしてある。
【0012】なお、リレー接点は、雰囲気の温度によっ
てもその寿命に影響する。従って、リレーの雰囲気温度
を検出する温度センサを設け、この温度センサからの信
号を寿命データ補正手段7に印加するように構成し、メ
ーカから提供されている寿命曲線を雰囲気温度によって
も補正できるようにしてもよい。
【0013】図3は、本考案の他の実施例を示す構成概
念図である。この実施例では、2組のリレー回路1a,
1bを用意しておき、一方のリレー回路1aのオン/オ
フ回数が寿命回数に達したら、リレー切換回路11で他
方のリレー回路1bに切替えると共に、それまで使用し
ていたリレー回路1aを交換できるように構成したもの
である。これにより、オンラインでメンテナンスが行え
るより信頼性の高いリレー装置が提供できる。
【0014】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、リレー接点の寿命を使用実態にあわせて適確に予
測して、リレーの交換時期を正確に知ることができるも
ので、信頼性の高いリレー装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】本考案の他の実施例を示す構成概念図である。
【符号の説明】
1 リレー回路 2 負荷 3 電源 4 リレードライブ回路 5 カウンタ手段 6 電流電圧測定手段 7 寿命データ補正手段 8 ROM 9 寿命回数推定演算手段 10 警報手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレー回路と、そのリレー回路をドライ
    ブするリレードライブ回路を備えたリレー装置におい
    て、 前記リレー接点の開閉回数を計数するカウンタ手段と、 前記リレー接点に流れる電流,接点に印加される電圧を
    測定する電流電圧測定手段と、 この電流電圧測定手段により測定した電流,電圧の値に
    基づいてメーカから提供されている当該リレーの寿命に
    関するデータを補正する寿命データ補正手段と、 カウンタ手段からのカウント値と寿命データ補正手段で
    補正された補正値を入力し、カウント値を補正し補正後
    のリレー接点の開閉回数データが所定値に達したらリレ
    ーを交換することを指示する信号を出力する寿命回数推
    定演算手段とを設けたことを特徴とする高信頼性形リレ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 リレー回路の雰囲気温度を検出する温度
    センサを設けると共に、寿命データ補正手段は、前記温
    度センサからの信号によってもメーカから提供されてい
    る当該リレーの寿命に関するデータを補正することを特
    徴とする請求項1記載の高信頼性形リレー装置。
JP5874891U 1991-07-25 1991-07-25 高信頼性形リレー装置 Expired - Lifetime JP2561105Y2 (ja)

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