JP7410455B2 - システムキッチン - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、システムキッチンに関する。
従来、システムキッチンにおいて、シンクの下方に設けられるキャビネットを開けた際にシンクの前面が見えることを抑制するために、シンクの前方に幕板部材を設けることが知られている。このようなシステムキッチンにおいて、例えば、特許文献1では、キャビネットの前板(扉)とシンクとの間に設けられる幕板部材の厚さを薄くすることで、キャビネットの前板とシンクとの間に包丁などを収納する収納空間を設けることが提案されている。
特開2006-341002号公報
近年、グローバル展開を検討するうえで、国内外の需要に対応するために、システムキッチンのデザイン性のさらなる向上が求められている。本発明者は、システムキッチンのデザイン性を向上させるために、キャビネットの上方に設けられるカウンターを従来よりも薄くすることを検討した。しかし、カウンターを薄くすると、カウンターの強度が不足し、荷重がかかった際にカウンターに撓みが発生しやすいという問題がある。
これを解決する手段として、カウンターを補強するために、例えば、特許文献1のような幕板部材を上下方向に伸ばし、幕板部材にてカウンターを支えることが考えられる。しかし、幕板部材を上下方向に伸ばすと、幕板部材がキャビネットの前板とシンクとの間の収納空間を圧迫してしまい、十分な収納空間を確保できなくなるおそれがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、キャビネットの前板とシンクとの間の収納空間を確保しつつ、シンクを隠す幕板部材により薄型のカウンターを補強できるシステムキッチンを提供することを目的とする。
第1の発明は、薄型のカウンターと、前記カウンターに設けられたシンクと、前記シンクの前方に位置する前板と、前記シンクの左側方に位置する第1側板と、前記シンクの右側方に位置する第2側板と、を有するキャビネットと、前記前板と前記シンクとの間に設けられた幕板部材と、を備え、前記幕板部材は、前記カウンターの下方に設けられ前記カウンターを支持する支持体と、前記支持体の下方に設けられ前記シンクの前方に位置する目隠し板と、を有し、前記前板と前記目隠し板との間には、物品を収納可能な収納空間が設けられ、前記幕板部材は、前記第1側板から前記第2側板まで左右方向に延び、前記第1側板と前記第2側板とに固定されており、前記支持体の前後方向の長さは、前記支持体の上下方向の長さよりも大きく、前記目隠し板の厚さは、前記支持体の上下方向の長さよりも小さいことを特徴とするシステムキッチンである。
このシステムキッチンによれば、キャビネットの第1側板と第2側板とに固定された幕板部材が、カウンターを支持する支持体と、シンクの前方に位置する目隠し板と、を有することで、目隠し板によってシンクを隠しつつ、支持体によって薄型のカウンターを補強することができる。これにより、例えば、カウンターに使用者が手をかけることでカウンターの前端部に対して、下方向に荷重がかかったとしても、前後方向の長さが上下方向の長さよりも大きい支持体によってカウンターの前端部にかかった荷重を受けつつ、幕板部材が固定されたキャビネットの第1側板及び第2側板に荷重を逃がすことができる。したがって、荷重がかかった際に、カウンターに撓みが発生することを抑制できる。また、目隠し板の厚さを支持体の上下方向の長さよりも小さくすることで、キャビネットの前板とシンクとの間の収納空間を広くとることができる。これにより、キャビネットの前板とシンクとの間の収納空間の収納量を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記目隠し板は、前記第1側板から前記第2側板まで左右方向に延び、前記第1側板と前記第2側板とに固定されていることを特徴とするシステムキッチンである。
このシステムキッチンによれば、目隠し板が第1側板から第2側板まで左右方向に延びていることで、キャビネットに対するシンクの左右方向の取付位置によらず、目隠し板によりシンクを隠すことができる。また、目隠し板が第1側板と第2側板とに固定されていることで、収納空間の確保のために目隠し板の厚さを小さくしても、目隠し板に十分な強度をもたせることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記支持体は、中空であることを特徴とするシステムキッチンである。
このシステムキッチンによれば、支持体を中空にすることで、支持体を軽量化することができる。これにより、支持体の強度を大きくするために、支持体の前後方向の長さ及び上下方向の長さを目隠し板の厚さよりも大きくしても、支持体が重くなって幕板部材が撓むことを抑制できる。
第4の発明は、第3の発明において、前記支持体は、中空かつ樹脂製であり、前記幕板部材は、前記支持体の内部に設けられた金属製の補強材をさらに有することを特徴とするシステムキッチンである。
このシステムキッチンによれば、幕板部材が、中空かつ樹脂製の支持体の内部に設けられた金属製の補強材をさらに有することで、支持体を樹脂製にして外観のデザインに多様性をもたせつつ、金属製の補強材により樹脂製の支持体を補強することができる。
第5の発明は、第1~第4のいずれか1つの発明において、前記支持体は、本体部と、前記本体部の上面から上方に突出する突起部、とを有し、前記突起部の弾性率は、前記本体部の弾性率よりも低いことを特徴とするシステムキッチンである。
このシステムキッチンによれば、支持体が、本体部と、本体部の上面から上方に突出し本体部よりも弾性率の低い突起部、とを有することで、弾性率の低い突起部を介して本体部にカウンターを支持させることができる。これにより、カウンターと支持体との間に公差等により隙間が生じた際に、仮にカウンターが撓んだとしても、カウンターが弾性率の高い本体部に当たることを抑制でき、これにより異音が発生することを抑制できる。
本発明の態様によれば、キャビネットの前板とシンクとの間の収納空間を確保しつつ、シンクを隠す幕板部材により薄型のカウンターを補強できるシステムキッチンが提供される。
実施形態に係るシステムキッチンを模式的に表す斜視図である。 実施形態に係るシステムキッチンの一部を模式的に表す正面図である。 実施形態に係るシステムキッチンの一部を模式的に表す断面図である。 実施形態に係るシステムキッチンの一部を拡大して模式的に表す断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、実施形態に係るシステムキッチンの幕板部材を模式的に表す側面図である。 実施形態に係るシステムキッチンの幕板部材を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係るシステムキッチンの幕板部材の変形例を模式的に表す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るシステムキッチンを模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、システムキッチン100は、キャビネット10と、カウンター20と、シンク30と、コンロ40と、を備えている。
キャビネット10は、物品を収納可能な収納空間を有する。キャビネット10は、いわゆるフロアキャビネットである。キャビネット10は、キャビネット本体11と、前板12と、を有する。キャビネット本体11は、前方及び上方が開放された箱状であり、キッチンの床面に載置されている。
以下、本願明細書においては、システムキッチン100と対面する使用者からみた上方、下方、前方、後方、右側方、及び左側方を、それぞれ「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、及び「左側方」とする。
前板12は、キャビネット本体11の前方に設けられている。前板12は、キャビネット本体11の前側の開口を開閉可能に設けられている。つまり、前板12は、キャビネット10の扉として機能する。例えば、使用者は、前板12を前方に移動させてキャビネット10を開けることで、キャビネット本体11の内部に物品を収納したり、キャビネット本体11の内部から物品を取り出すことができる。
この例では、キャビネット本体11は、区画された複数の収納空間を有している。キャビネット本体11の複数の収納空間には、それぞれ、前板12を有する引出し13が設けられている。前板12は、引出し13の前板である。以下、単に「前板」という場合には、シンク30の前方に設けられた前板12を指すものとする。
キャビネット10の上方には、薄型のカウンター20が設けられている。カウンター20の厚さ(上下方向の長さ)は、例えば、30mm以下であり、好ましくは25mm以下、より好ましくは21mm程度である。カウンター20の上面には、水返しなどが設けられていない。つまり、カウンター20は、いわゆるフラットカウンターである。
カウンター20の一部には、シンク30が設けられている。この例では、シンク30は、カウンター20と一体に設けられている。シンク30は、カウンター20から下方に窪むように設けられている。シンク30の後部には、吐水装置35が取り付けられている。吐水装置35は、シンク30に向けて湯水を吐出する。シンク30は、吐水装置35から吐出された湯水を受ける。シンク30は、吐水装置35などから受けた湯水を排水管(図示せず)などを介して外部に排出する。
カウンター20の別の一部には、コンロ40が設けられている。コンロ40は、例えば、ガスコンロ、電気コンロ、または電磁調理器などである。
図2は、実施形態に係るシステムキッチンの一部を模式的に表す正面図である。
図3は、実施形態に係るシステムキッチンの一部を模式的に表す断面図である。
図2は、引出し13を外した状態のシステムキッチン100を表している。
図3は、図1に示したA1-A2線による断面図である。
図2に表したように、キャビネット本体11は、シンク30の左側方に位置する第1側板11aと、シンク30の右側方に位置する第2側板11bと、を有する。つまり、シンク30は、第1側板11aと第2側板11bとの間に設けられている。第1側板11a及び第2側板11bは、互いに対向するように設けられている。
図3に表したように、前板12は、シンク30の前方に設けられている。換言すれば、シンク30は、前後方向において前板12と重なる位置に設けられている。前板12は、第1側板11aの前方から第2側板11bの前方まで左右方向に延びている。つまり、前板12は、第1側板11aと第2側板11bとの間の開口を塞ぐように設けられている。
キャビネット10の内部には、幕板部材50が設けられている。幕板部材50は、左右方向において第1側板11aと第2側板11bとの間に設けられている。また、幕板部材50は、前後方向において前板12とシンク30との間に設けられている。幕板部材50は、第1側板11aから第2側板11bまで左右方向に延びている。つまり、幕板部材50は、第1側板11aの内面と第2側板11bの内面とを繋ぐように設けられている。幕板部材50は、第1側板11a及び第2側板11bに固定されることで、キャビネット10に固定されている。
幕板部材50は、シンク30の前方に位置し、シンク30の前方側に立つ使用者からシンク30の前面を隠している。つまり、幕板部材50を設けることで、前板12を前方に移動させてキャビネット10を開けた際に、シンク30の前方側に立つ使用者からシンク30の前面が見えることを抑制できる。また、幕板部材50は、カウンター20を下方から支持している。幕板部材50は、例えば、樹脂製である。幕板部材50の構造については、後述する。
前板12と幕板部材50(後述の目隠し板52)との間には、物品を収納可能な収納空間Sが設けられている。この例では、収納空間Sの下方に包丁やまな板などを収納可能な収納ユニット18が設けられている。収納ユニット18は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
以下、幕板部材50について、さらに詳しく説明する。
図4は、実施形態に係るシステムキッチンの一部を拡大して模式的に表す断面図である。
図5(a)及び図5(b)は、実施形態に係るシステムキッチンの幕板部材を模式的に表す側面図である。
図4は、図3に示した領域R1の拡大図である。
図5(b)は、図5(a)に示した領域R2の拡大図である。
図4、図5(a)、及び図5(b)に表したように、幕板部材50は、支持体51と、目隠し板52と、接続板53と、を有する。
支持体51は、カウンター20の下方に設けられ、カウンター20を支持する。この例では、カウンター20は、カウンター20の上面を構成する天板21と、天板21の下方に設けられた水返し22と、を有する。シンク30は、天板21から下方に窪むように設けられている。
この例では、支持体51は、水返し22の下方に設けられ、水返し22を介して、天板21を支持している。水返し22は、必要に応じて設けられ、省略可能である。水返し22が省略される場合、支持体51は、天板21の下方に設けられ、直接、天板21を支持する。
支持体51は、ブロック状である。この例では、支持体51は、中空である。この例では、支持体51は、断面が四角形状の筒状である。より具体的には、支持体51は、板状の前面部511、背面部512、上面部513、及び下面部514により構成されたブロック体である。
前面部511は、支持体51の前端に位置し、キャビネット10の前板12と対向する。この例では、前面部511は、鉛直方向に延びる板状である。背面部512は、支持体51の後端に位置し、シンク30と対向する。この例では、背面部512は、下方に向かって後方に傾斜する板状である。背面部512は、鉛直方向に延びていてもよい。上面部513は、支持体51の上端に位置し、カウンター20(水返し22)と対向する。この例では、上面部513は、水平方向に延びる板状である。下面部514は、支持体51の下端に位置し、接続板53の一部(後述の後延部532)と対向している。この例では、下面部514は、水平方向に延びる板状である。
なお、本願明細書において、「鉛直」は、厳密な鉛直に限定されず、略鉛直であってもよい。ここで、「略鉛直」は、重力方向(鉛直方向)を基準にして、±5度の範囲を含むものとする。また、本願明細書において、「水平」は、厳密な水平に限定されず、略水平であってもよい。ここで、「略水平」は、重力方向に直交する方向(水平方向)を基準にして、±5度の範囲を含むものとする。
上面部513は、前板12の上端よりも上方に位置している。つまり、支持体51の上端は、前板12の上端よりも上方に位置している。一方、下面部514は、前板12の上端よりも下方に位置している。つまり、支持体51の下端は、前板12の上端よりも下方に位置している。
図5(a)に表したように、支持体51の奥行きは、支持体51の高さよりも大きい。つまり、支持体51の前後方向の長さL1は、支持体51の上下方向の長さL2よりも大きい。ここで、支持体51の前後方向の長さL1は、支持体51の前端と後端との間の長さである。この例では、支持体51の前後方向の長さL1は、下面部514の前後方向の長さと同じである。また、支持体51の上下方向の長さL2は、支持体51の上端と下端との間の長さである。この例では、支持体51の上下方向の長さL2は、前面部511(背面部512)の上下方向の長さと同じである。
この例では、支持体51は、立面部515をさらに有する。立面部515は、前面部511と背面部512との間に設けられ、上面部513と下面部514とに接続されている。立面部515を設けることで、支持体51の強度を向上させることができる。立面部515は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
なお、支持体51は、中空でなくてもよい。また、後述するように、中空の支持体51の内部に補強材が設けられていてもよい。
支持体51の下方には、板状の目隠し板52が設けられている。目隠し板52は、支持体51の下方において、下方に延びるように設けられている。目隠し板52は、シンク30の前方に位置し、前方側に立つ使用者からシンク30の前面を隠している。
この例では、支持体51と目隠し板52との間に、支持体51と目隠し板52と接続する接続板53が設けられている。接続板53は、下延部531と、後延部532と、を有する。
下延部531は、支持体51の下面部514の前端から下方に延びるように設けられている。つまり、下延部531は、支持体51の前面部511の下端から下方に延びるように設けられている。後延部532は、下延部531の下端から後方に延びるように設けられている。目隠し板52は、後延部532の後端から下方に延びるように設けられている。接続板53は、必要に応じて設けられ、省略可能である。接続板53が省略される場合、目隠し板52は、例えば、支持体51の下端から下方に延びるように設けられる。
この例では、目隠し板52は、シンク30に沿って、下方に向かって後方に傾斜するように設けられている。目隠し板52は、鉛直方向に延びるように設けられていてもよい。
目隠し板52の厚さT1は、支持体51の上下方向の長さL2よりも小さい。目隠し板52の厚さT1は、支持体51の前後方向の長さL1よりも小さい。この例では、接続板53の下延部531及び後延部532を構成する板の厚さは、目隠し板52の厚さT1と同じである。また、支持体51の前面部511、背面部512、上面部513、及び下面部514を構成する板の厚さは、目隠し板52の厚さT1と同じである。各部を構成する板の厚さは、目隠し板52の厚さT1よりも大きくてもよいし、目隠し板52の厚さT1よりも小さくてもよい。この例では、立面部515を構成する板の厚さは、目隠し板52の厚さT1よりも小さい。
目隠し板52の上下方向の長さL3は、例えば、支持体51の前後方向の長さL1よりも大きい。また、目隠し板52の上下方向の長さL3は、例えば、支持体51の上下方向の長さL2よりも大きい。また、目隠し板52の上下方向の長さL3は、例えば、接続板53(下延部531)の上下方向の長さL4よりも大きい。支持体51の上下方向の長さL2は、例えば、接続板53の上下方向の長さL4よりも大きい。また、支持体51の前後方向の長さL1は、接続板53(後延部532)の前後方向の長さL5よりも小さい。つまり、この例では、目隠し板52は、支持体51の後端よりも後方に位置する。目隠し板52は、支持体51の後端と同じ位置に位置していてもよいし、支持体51の後端よりも前方に位置していてもよい。
この例では、幕板部材50は、緩衝部54をさらに有する。緩衝部54は、支持体51の前面部511から前方及び下方に向かって湾曲するように設けられている。緩衝部54は、支持体51の左側端部から右側端部まで連続的または断続的に設けられる。緩衝部54を設けることで、キャビネット10の前板12を閉めた際にキャビネット10の前板12が支持体51の前面部511に当たることを抑制できる。緩衝部54は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
また、この例では、幕板部材50は、補強部55をさらに有する。補強部55は、目隠し板52の下端に設けられ、断面が三角形状の筒状の部分である。補強部55は、目隠し板52の左側端部から右側端部まで連続的または断続的に設けられる。目隠し板52の下端に補強部55を設けることで、目隠し板52の厚さT1を小さくしても、目隠し板52に強度をもたせることができる。補強部55は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
図5(b)に表したように、支持体51は、本体部51aと、突起部51bと、を有する。本体部51aは、前面部511、背面部512、上面部513、及び下面部514を有するブロック状の部分である。
突起部51bは、本体部51aの上面から上方に突出している。換言すれば、突起部51bは、上面部513の上端から上方に突出している。この例では、本体部51aの上面の前部と後部の2箇所に突起部51bが設けられている。突起部51bは、本体部51aの左側端部から右側端部まで連続的または断続的に設けられる。突起部51bの上下方向の長さ(高さ)は、例えば、0.2mm以上1.0mm以下、好ましくは0.6mm程度である。
本体部51aは、硬質材からなる。本体部51aは、例えば、弾性率の高い樹脂材料からなる。突起部51bは、軟質材からなる。突起部51bは、例えば、弾性率の低い樹脂材料からなる。突起部51bの弾性率は、本体部51aの弾性率よりも低い。本体部51aの弾性率は、例えば、30MPa以上60MPa以下、好ましくは40MPa程度(例えば、38.7MPa)である。突起部51bの弾性率は、例えば、3MPa以上10MPa以下、好ましくは5MPa程度(例えば、4.5MPa)である。
以下、幕板部材50の取り付けについて説明する。
図6は、実施形態に係るシステムキッチンの幕板部材を模式的に表す斜視図である。
図6に表したように、幕板部材50は、第1~第4固定部材61~64により取り付けられる。
図2及び図6に表されるように、支持体51及び目隠し板52は、それぞれ、第1側板11aから第2側板11bまで左右方向に延びるように設けられている。つまり、支持体51及び目隠し板52は、それぞれ、第1側板11aの内面と第2側板11bの内面とを繋ぐように設けられている。換言すれば、支持体51の左右方向の長さ及び目隠し板52の左右方向の長さは、それぞれ、第1側板11aと第2側板11bとの間の左右方向の距離と同じである。
幕板部材50は、第1~第4固定部材61~64により、第1側板11aと第2側板11bとに固定されている。この例では、幕板部材50の接続板53及び目隠し板52が、第1~第4固定部材61~64により、第1側板11aと第2側板11bとに固定されている。
より具体的には、接続板53は、左側端部に設けられた第1固定部材61により第1側板11aに固定されており、右側端部に設けられた第2固定部材62により第2側板11bに固定されている。第1固定部材61は、第1側板11aと接続板53の下延部531の左側端部とを接続している。第2固定部材62は、第2側板11bと接続板53の下延部531の右側端部とを接続している。第2固定部材62は、第1固定部材61と同じ高さに設けられている。
また、目隠し板52は、左側端部に設けられた第3固定部材63により第1側板11aに固定されており、右側端部に設けられた第4固定部材64により第2側板11bに固定されている。第3固定部材63は、第1側板11aと目隠し板52の左側端部とを接続している。第4固定部材64は、第2側板11bと目隠し板52の右側端部とを接続している。第4固定部材64は、第3固定部材63と同じ高さに設けられている。
幕板部材50を取り付ける際には、例えば、第1側板11aに第1固定部材61及び第3固定部材63を取り付けるとともに、第2側板11bに第2固定部材62及び第4固定部材64を取り付ける。その後、第1固定部材61及び第2固定部材62に対して前方側から幕板部材50を取り付けて、第1固定部材61及び第2固定部材62に接続板53の下延部531を固定し、第3固定部材63及び第4固定部材64に目隠し板52を固定する。以上により、幕板部材50を第1側板11aと第2側板11bとに取り付けることができる。
図7は、実施形態に係るシステムキッチンの幕板部材の変形例を模式的に表す斜視図である。
図7に表したように、支持体51が中空の場合、幕板部材50は、支持体51の内部に設けられた金属製の補強材58をさらに有していてもよい。
補強材58は、例えば、中空の支持体51の内部に挿入されることで、支持体51の内部に設けられる。補強材58は、例えば、支持体51の前面部511、立面部515、上面部513、及び下面部514で囲まれた空間の内部に設けられる。
補強材58は、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属からなる。補強材58は、例えば、支持体51の左右方向の長さが100cm以上のとき、支持体51を補強するために支持体51の内部に設けられる。補強材58は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
以下、実施形態に係るシステムキッチンの作用効果について説明する。
薄型のカウンターを設ける場合には、カウンターの撓みを抑制するために、幕板部材を上下方向に伸ばし、幕板部材にてカウンターを支えることが考えられる。しかし、幕板部材を上下方向に伸ばすと、幕板部材がキャビネットの前板とシンクとの間の収納空間を圧迫してしまい、十分な収納空間を確保できなくなるおそれがある。
これに対し、実施形態によれば、キャビネット10の第1側板11aと第2側板11bとに固定された幕板部材50が、カウンター20を支持する支持体51と、シンク30の前方に設けられた目隠し板52と、を有することで、目隠し板52によってシンク30を隠しつつ、支持体51によって薄型のカウンター20を補強することができる。これにより、例えば、カウンター20に使用者が手をかけることでカウンター20の前端部に対して、下方向に荷重がかかったとしても、前後方向の長さL1が上下方向の長さL2よりも大きい支持体51によってカウンター20の前端部にかかった荷重を受けつつ、幕板部材50が固定されたキャビネット10の第1側板11a及び第2側板11bに荷重を逃がすことができる。したがって、荷重がかかった際にカウンター20に撓みが発生することを抑制できる。また、目隠し板52の厚さT1を支持体51の上下方向の長さL2よりも小さくすることで、キャビネット10の前板12とシンク30との間の収納空間Sを広くとることができる。これにより、キャビネット10の前板12とシンク30との間の収納空間Sの収納量を向上させることができる。
また、実施形態によれば、目隠し板52が第1側板11aから第2側板11bまで左右方向に延びていることで、キャビネット10に対するシンク30の左右方向の取付位置によらず、目隠し板52によりシンク30を隠すことができる。また、目隠し板52が第1側板11aと第2側板11bとに固定されていることで、収納空間Sの確保のために目隠し板52の厚さT1を小さくしても、目隠し板52に十分な強度をもたせることができる。
また、実施形態によれば、支持体51を中空にすることで、支持体51を軽量化することができる。これにより、支持体51の前後方向の長さL1及び上下方向の長さL2を目隠し板52の厚さT1よりも大きくして支持体51の強度を大きくしても、支持体51が重くなって幕板部材50が撓むことを抑制できる。
また、実施形態によれば、幕板部材50が、中空かつ樹脂製の支持体51の内部に設けられた金属製の補強材58をさらに有することで、支持体51を樹脂製にして外観のデザインに多様性をもたせつつ、金属製の補強材58により樹脂製の支持体51を補強することができる。
また、実施形態によれば、支持体51が、本体部51aと、本体部51aの上面から上方に突出し本体部51aよりも弾性率の低い突起部51b、とを有することで、弾性率の低い突起部51bを介して本体部51aにカウンター20を支持させることができる。これにより、カウンター20と支持体51との間に公差等により隙間が生じた際に、仮にカウンター20が撓んだとしても、カウンター20が弾性率の高い本体部51aに当たることを抑制でき、これにより異音が発生することを抑制できる。
以上説明したように、実施形態によれば、キャビネットの前板とシンクとの間の収納空間を確保しつつ、シンクを隠す幕板部材により薄型のカウンターを補強できるシステムキッチンが提供される。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、システムキッチンなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 キャビネット、 11 キャビネット本体、 11a、11b 第1、第2側板、 12 前板、 13 引出し、 18 収納ユニット、 20 カウンター、 21 天板、 22 水返し、 30 シンク、 35 吐水装置、 40 コンロ、 50 幕板部材、 51 支持体、 51a 本体部、 51b 突起部、 52 目隠し板、 53 接続板、 54 緩衝部、 55 補強部、 58 補強材、 61~64 第1~第4固定部材、 100 システムキッチン、 511 前面部、 512 背面部、 513 上面部、 514 下面部、 515 立面部、 531 下延部、 532 後延部、 R1、R2 領域、 S 収納空間

Claims (4)

  1. 薄型のカウンターと、
    前記カウンターに設けられたシンクと、
    前記シンクの前方に位置する前板と、前記シンクの左側方に位置する第1側板と、前記シンクの右側方に位置する第2側板と、を有するキャビネットと、
    前記前板と前記シンクとの間に設けられた幕板部材と、
    を備え、
    前記幕板部材は、前記カウンターの下方に設けられ前記カウンターを支持する支持体と、前記支持体の下方に設けられ前記シンクの前方に位置する目隠し板と、を有し、
    前記前板と前記目隠し板との間には、物品を収納可能な収納空間が設けられ、
    前記幕板部材は、前記第1側板から前記第2側板まで左右方向に延び、前記第1側板と前記第2側板とに固定されており、
    前記支持体の前後方向の長さは、前記支持体の上下方向の長さよりも大きく、
    前記目隠し板の厚さは、前記支持体の上下方向の長さよりも小さく、
    前記支持体は、本体部と、前記本体部の上面から上方に突出する突起部、とを有し、
    前記突起部の弾性率は、前記本体部の弾性率よりも低いことを特徴とするシステムキッチン。
  2. 前記目隠し板は、前記第1側板から前記第2側板まで左右方向に延び、前記第1側板と前記第2側板とに固定されていることを特徴とする請求項1記載のシステムキッチン。
  3. 前記支持体は、中空であることを特徴とする請求項1または2に記載のシステムキッチン。
  4. 前記支持体は、中空かつ樹脂製であり、
    前記幕板部材は、前記支持体の内部に設けられた金属製の補強材をさらに有することを特徴とする請求項3記載のシステムキッチン。
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