JP2005287694A - 前扉の収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 収容凹部内の台所用品が、揺動されて前面板等に衝突することで起きる衝撃音の発生を防ぐことができる前扉の収納構造を提供すること。
【解決手段】 収容凹部7を前方から所要角度開閉できる開閉扉5を有する収納構造であって、開閉扉5には、台所用品14を吊持するためのフック13が形成され、フック13の下方位置における開閉扉5には緩衝部材15が設けられ、台所用品14の一部が緩衝部材15に当接可能になっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流し台等における前扉の収納構造に関する。
従来、流し台の引出しに収納される使用頻度の高い収納物を取り出し易いように、引出し本体の前面部に、引出し全体を引出すことなく開閉できる前面板を設け、この前面板に収納物を収納できる収納保持部を設けたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−189954号公報(第3頁、第4図)
しかしながら、特許文献1にあっては、収納保持部(収容凹部)内に何らかの収納物が収容されている状態で引出し全体が前後に移動され、所定位置で引出しの前後移動が急に停止すると、収納物の慣性力で収納物に揺動力が発生する。特に収納物が、吊持された台所用品等の場合、その揺動力によって特に台所用品等の先端近傍や中央部が前面板等に当たり、衝撃音のみならず騒音の問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、収納保持部(収容凹部)内の収納物(台所用品)が、揺動されて前面板等に衝突することで起きる衝撃音等の発生を防ぐことができる前扉の収納構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の前扉の収納構造は、収容凹部を前方から所要角度開閉できる開閉扉を有する収納構造であって、前記開閉扉には、台所用品等を吊持するためのフックが形成され、前記フックの下方位置における前記開閉扉には緩衝部材が設けられ、台所用品等の一部が前記緩衝部材に当接可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、フックの下方位置における開閉扉に緩衝部材が設けられているため、揺動力によって特に台所用品等の先端近傍や中央部が開閉扉方向に揺れても、台所用品等の一部が前記緩衝部材に当接することとなるため、衝撃音のみならず騒音等の発生を減少できる。
本発明の請求項2に記載の前扉の収納構造は、前方に引出し可能な引出しの前面部に収容凹部が形成され、前記収容凹部を前方から所要角度開閉できる開閉扉を有する収納構造であって、前記開閉扉もしくは前記収容凹部を構成する前面枠板には、台所用品等を吊持するためのフックが形成され、前記フックの下方位置における少なくとも前記前面枠板には緩衝部材が設けられ、台所用品等の一部が前記緩衝部材に当接可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、フックの下方位置における少なくとも前面枠板に緩衝部材が設けられているため、揺動力によって特に台所用品等の先端近傍や中央部が前面枠板等方向に揺れても、台所用品等の一部が前記緩衝部材に当接することとなるため、衝撃音のみならず騒音等の発生を減少できる。
本発明の請求項3に記載の前扉の収納構造は、請求項2に記載の前扉の収納構造であって、前記収容凹部を構成する前面枠板に、台所用品等を吊持するためのフックが形成され、前記フックは、ここに吊持される前記台所用品等が前記前面枠板側に安定するように傾斜が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、台所用品等の収納時、何時も台所用品等の一部が前記緩衝部材に当接する状態にあるため、衝撃音や騒音等を未然に防止できる。
本発明の請求項4に記載の前扉の収納構造は、請求項2または3に記載の前扉の収納構造であって、前記前面枠板に設けられた緩衝部材に加えて、前記開閉扉にも緩衝部材が設けられ、前記開閉扉の閉扉状態において、吊持状態の台所用品等の一部が前記前後に配置された緩衝部材に対して互いに当接可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、吊持状態の台所用品等が、前後に配された緩衝部材に当接もしくは若干離れた状態で維持されるため、効果的に吊持状態の台所用品等の揺れを防止でき、衝撃音や騒音等の発生を減少できる。
本発明の請求項5に記載の前扉の収納構造は、請求項2ないし4のいずれかに記載の前扉の収納構造であって、前記緩衝部材が、前記前面枠板もしくは開閉扉に対して水平方向に少なくとも一条設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、多数の台所用品等を吊持した場合でも、それぞれの台所用品等が前面枠板に衝突して起こる衝撃音や騒音等の発生を減少できる。
本発明の請求項6に記載の前扉の収納構造は、請求項5に記載の前扉の収納構造であって、前記緩衝部材が、水平方向に凹凸部を有しており、吊持状態の台所用品等の一部を前記凹凸部によって左右の移動を規制できるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、多数の台所用品等を吊持した場合でも、それぞれの台所用品等が互いに左右方向で衝突して起こる衝撃音や騒音等の発生を減少できる。
本発明の請求項7に記載の前扉の収納構造は、請求項2ないし6のいずれかに記載の前扉の収納構造であって、前記緩衝部材の少なくとも一部が、前記開閉扉もしくは前記前面枠板に着脱可能に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、緩衝部材が汚れたり破損した場合であっても、緩衝部材を取り外して清掃したり、容易に新しい緩衝部材と取り換えたりすることができる。
本発明の請求項8に記載のキッチン台は、請求項1ないし7のいずれかに記載の前扉の収納構造を備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、使用者がキッチン台で料理を行う際に、台所用品等を前扉の収納構造に収納しておくことで、台所用品等が前面枠板等に衝突することで起こる騒音等の発生を減少できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例1における前扉の収納構造を示す斜視図である。以下、図1の左側を前方として説明すると、図1の符号1は、本発明の前扉の収納構造が適用された引出し本体であり、この引出し本体1、1’は、システムキッチン等におけるシンクの下方の空間に前方に引出せるように設けられている。
引出し本体1、1’は上下に2つ配置されており、これらの引出し本体1、1’は、皿や鍋等の収納物2を収納できる収納箱3、3’を有しているとともに、収納箱3、3’の前方には、前面部4、4’が取り付けられている。以下、上方に配置される引出し本体1について詳述すると、この引出し本体1の前面部4には、本実施例における開閉扉としての前扉5が設けられており、この前扉5は木材または合成樹脂等の材質で形成されていて、前扉5の下端は引出し本体1の前面部4を構成する前面枠板6に枢着され、揺動運動によって前扉5を手前に開くことができるようになっている。前面枠板6はアルミニウム合金等により形成されており、前面枠板6の前面側には、前扉5の閉扉状態の時に前扉5で覆われる収容凹部7が形成されている。
前面枠板6の上端には横長に形成された取手8が設けられ、収納箱3内の収納物2を取り出す際には、この取手8を掴むことで引出し本体1を前方へと引き出せるようになっている。また、前扉5の上端には横長に形成されたロック爪10と連係された取手9が設けられており、この取手9を操作することで前扉5を前方に揺動開放させることができるようになっている。前扉5と前面枠板6間には、左右1対の折り畳み式のリンク部材11が設けられており、前扉5が所要角度開放された際に、前扉5がリンク部材11によって支持されるようになっている。
図1に示されるように、収容凹部7内の前面枠板6側には、複数の孔部12が形成されており、この孔部12に係合される複数のフック13が、前面枠板6に取り付けられていて、これらのフック13には、しゃもじ、おたま、フライ返し等の長物の台所用品14が吊り下げられており、前面枠板6におけるフック13の下方位置には、長手が水平方向に延びる一条の緩衝部材15が設けられている。
図2(a)は、緩衝部材15を示す斜視図であり、図2(b)は、緩衝部材15が前面枠板6に取り付けられた状態を示す側断面図である。図2(a)に示すように、緩衝部材15はエラストマー等の材質で形成された軟質部16と、ABS樹脂等の材質で形成された硬質部17とで構成されており、緩衝部材15の軟質部16は側面視で略く字形状をなし、軟質部16と硬質部17の間には、空洞21が形成されるようになっている。
図2(b)に示すように、前面枠板6には、上下2条の前方に突出する突出条18が、左右方向に延びるように突設されており、上下2条の突出条18の間には、側面視で略コ字形状の左右方向に長い係合溝19が形成されている。緩衝部材15の硬質部17の後方には、前面枠板6に形成された係合溝19に係合できる係合突起条20が形成されており、この係合突起条20によって、緩衝部材15が前面枠板6の係合溝19に着脱自在に取り付けられるようになっている。
図3は、前扉5が閉じられた状態を示す前面部4の側断面図であり、以下、図3の左側を前方として説明すると、前扉5は枢軸22を介して揺動可能に前面枠板6に取り付けられており、取手9と連係されたロック爪10が前扉5の上部後方に設けられ、前面枠板6側の上部前方には、ロック爪10が係合されるロック孔23が設けられている。
前扉5のロック爪10が前面枠板6のロック孔23に係合されることで、前扉5の閉鎖状態が維持されるようになっており、使用者が取手9を操作することでロック爪10がロック孔23から外れて前扉5を前方に揺動させることができ、収容凹部7が開放されるようになっている。前面枠板6の下部は後方に膨出されるように形成され、収容凹部7の下方の前後方向の幅は、上方の前後方向の幅より広くなっており、おたま等の台所用品14の先端が前面枠板6に接触しないようになっている。
前面枠板6の上方に配置されたフック13は係合部24を有しており、この係合部24が前面枠板6に形成された孔部12に挿通されて係合されることで、フック13は前面枠板6に取り付けられる。このフック13は、前方に突出されたフック13の先端部が高くなるように傾斜されており、フック13に吊り下げられた台所用品14は、フック13が傾斜されることによって、常に前面枠板6側に寄るようになっている。前面枠板6におけるフック13の下方位置には、前述したように緩衝部材15が配置されており、フック13に吊持状態の台所用品14の中央部が当接されるようになっている。
長物の台所用品14が、収容凹部7内に収納されている際に、使用者が前面枠板6上端の取手8を掴んで引出し本体1を前方に引出したり、後方に押したりしたときに、フック13を中心として台所用品14の先端近傍や中央部が前面枠板6の方向に揺れても、台所用品14の中央部が、緩衝部材15に当接されることとなるため、台所用品14が金属製の前面枠板6に衝突されることを防ぐことができ、衝撃音や騒音等の発生を減少させることができるようになっている。尚、台所用品14が前扉5に衝突しても、前扉5は木材または合成樹脂等の材質で形成されているため衝撃音が発生し難くなっている。
また、フック13が傾斜され、台所用品14が前面枠板6側に安定するようになっていることで、台所用品14が収容凹部7に収納されたときに、いつも台所用品14の一部が緩衝部材15に当接されるため、台所用品14が前面枠板6に衝突されるときの衝撃音等を未然に防止できるとともに、台所用品14と緩衝部材15との間に作用する摩擦力によって、台所用品14の横揺れが発生し難くなっており、多数の台所用品14同士が衝突されることで起こる衝撃音の発生を防げるようになっている。
更に、緩衝部材15が前面枠板6に着脱できるため、緩衝部材15が汚れたり破損した場合であっても、緩衝部材15を取り外して清掃したり、容易に新しい緩衝部材15と取り換たりすることができる。そして、緩衝部材15の軟質部16と硬質部17との間に空洞21が形成されることで、台所用品14が緩衝部材15に当接したときに、軟質部16が弾性変形し易くなっており、台所用品14が緩衝部材15に衝突されることで起こる衝撃音を小さくすることができるようになっている。
緩衝部材15が前面枠板6におけるフック13の下方位置に長手が水平方向に延びるように設けられることによって、多数の台所用品14を吊持した場合であっても、それぞれの台所用品14が前面枠板6に衝突して起こる騒音等の発生を減少できるようになっている。
尚、上記実施例では、一条の緩衝部材15が長物の台所用品14の中央部に当接されるようになっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、台所用品14の先端やその他の部位に当接されるように緩衝部材15を配置してもよいし、台所用品14の中央部と先端部の両方に当接されるように、上下に二条の複数の緩衝部材15を設けてもよい。
次に、実施例2に係る前扉の収納構造につき、図4を参照して説明する。なお、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図4は、実施例2における前面部26を示す側断面図であり、以下、図4の左側を前方として説明すると、引出し本体25の収納箱27の前方に設けられた前面部26には、本実施例における開閉扉としての前扉28が設けられており、前扉28の下端は引出し本体25の前面部26を構成する前面枠板29に枢着され、揺動運動によって前扉28を手前に開くことができるようになっている。前扉28と前面枠板29は、共にアルミニウム合金等により形成されており、前面枠板29の前面側には、前扉28の閉扉状態の時に前扉28で覆われる収容凹部30が形成されている。
収容凹部30内の前面枠板29側には、複数のフック31が取り付けられており、これらのフック31には、長物の台所用品32が吊り下げられている。また、前方に突出されたフック31は略水平をなしており、台所用品32はフック31における前後方向の任意の位置で吊持されるようになっている。
前面枠板29におけるフック31の下方位置には、長手が水平方向に延びる一条の緩衝部材33が設けられており、この緩衝部材33は、前面枠板29を貫通して形成された係合孔52に取り付けられている。収容凹部30内の前扉28側には、前面枠板29側に設けられている緩衝部材33に対向する位置に、長手が水平方向に延びる一条の緩衝部材34が接着剤等により取り付けられていて、前扉28が閉扉状態のときに、これら二条の緩衝部材33、34は、前後方向から台所用品32の中央部を挟持できるようになっている。
このように二条の緩衝部材33、34によって台所用品32が前後方向から挟持されることで、前扉28もしくは前面枠板29から離れた状態で固定されるようになり、台所用品32の揺れを防止でき、台所用品32が金属製の前扉28もしくは前面枠板29に衝突されることで起こる衝撃音の発生を防ぐことができる。尚、台所用品32が、前後に配置された緩衝部材33、34から若干離れた状態であっても効果的に吊持状態の台所用品32の揺れを防止できる。
次に、実施例3に係る前扉の収納構造につき、図5を参照して説明する。なお、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図5は、実施例3における前面部36を示す側断面図であり、以下、図5の左側を前方として説明すると、引出し本体35の収納箱37の前方に設けられた前面部36には、本実施例における開閉扉としての前扉38が設けられており、前扉38の下端は引出し本体35の前面部36を構成する前面枠板39に枢着され、揺動運動によって前扉38を手前に開くことができるようになっている。前扉38と前面枠板39は、共にアルミニウム合金等により形成されており、前面枠板39の前面側には、前扉38の閉扉状態の時に前扉38で覆われる収容凹部40が形成されている。
収容凹部40内の前扉38側には、複数のフック41が接着剤等によって取り付けられており、これらのフック41には、長物の台所用品42が吊り下げられていて、フック41の先端が高くなるように傾斜されていることで、常に台所用品42が前扉38側に寄るようになっている。前扉38におけるフック41の下方位置には、長手が水平方向に延びる一条の緩衝部材43が設けられており、この緩衝部材43は、緩衝部材43の軟質部43aが、接着剤等により前扉38に固着された緩衝部材43の硬質部43bに係合されることで設けられている。前扉38が閉扉状態のときに、この緩衝部材43は台所用品42の中央部に当接されるようになっている。
また、収容凹部40内の前面枠板39側には、前扉38側に設けられている緩衝部材43に対向する位置に、長手が水平方向に延びる一条の緩衝部材51が設けられており、この緩衝部材51は、緩衝部材51の軟質部51aが、接着剤等により前面枠板39に固着された緩衝部材51の硬質部51bに係合されることで設けられている。台所用品42が前面枠板39側に揺動されたときに、この緩衝部材51に台所用品42の中央部が当接されるようになっていて、台所用品42が金属製の前面枠板39に衝突されることを防ぐことができるようになっている。
更に詳述すると、長物の台所用品42が、収容凹部40内に収納されている際に、引出し本体1を前方に引出したり、後方に押したりして、フック41を中心として台所用品42の先端近傍や中央部が前扉38の方向に揺れても、台所用品42の中央部が緩衝部材43に当接されることとなるため、台所用品42が前扉38に衝突されることを防ぐことができるとともに、前扉38が揺動開放されて傾けられたときに、台所用品42が緩衝部材43に当接されるので、台所用品42が金属製の前扉38に衝突することで起こる衝撃音や騒音等の発生が減少されるようになっている。
尚、緩衝部材43、51の軟質部43a、51aが、前扉38及び前面枠板39に固着された硬質部43b、51bに係合されて着脱可能に設けられることで、緩衝部材43、51の軟質部43a、51aが、汚れたり破損した場合であっても、軟質部43a、51aを取り外して清掃したり、容易に新しい軟質部43a、51aと取り換えたりすることができる。
次に、実施例4に係る前扉の収納構造につき、図6を参照して説明する。なお、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図6は、実施例4における緩衝部材44を示す斜視図であり、以下、図6の手前を前方として説明すると、この緩衝部材44は全体がエラストマー等の材質で形成されており、収容凹部内の前面枠板45側に接着剤等を用いて取り付けられるようになっている。この緩衝部材44には、本実施例における凹凸部としての平面視で略L字形状の突出部46、47が設けられており、この突出部46、47は緩衝部材44の水平方向に複数配置されている。
各々の突出部46、47同士は、屈曲された先端が互いに対向するように配置され、緩衝部材44の上方位置における前面枠板45に設けられたフック48に吊持される複数の長物の台所用品49、50の中央部が、突出部46、47同士の間に遊嵌されるようになっている。そのため、多数の台所用品49、50を吊持した場合であっても、それぞれの台所用品49、50が左右方向に揺れて互いに衝突して起こる衝撃音や騒音の発生を減少させることができる。
次に、実施例5に係る前扉の収納構造につき、図7を参照して説明する。なお、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図7は、実施例5における前扉の収納構造を示す斜視図であり、図7の符号53は、システムキッチン等におけるシンクの下方の空間に形成された収容凹部であり、この収容凹部53の前面側には、収容凹部53を隠蔽することができる観音扉式の開閉扉54が設けられている。この開閉扉54は、水平方向に所要角度揺動できるようになっており、開閉扉54の後面側には、複数のフック55が取り付けられている。
これらのフック55には、しゃもじ、おたま等の長物の台所用品56が吊り下げられており、開閉扉54の後面側におけるフック55の下方位置には、長手が水平方向に延びる一条の緩衝部材57が設けられている。この緩衝部材57には、フック55に吊持状態の台所用品56の中央部が当接されるようになっている。
長物の台所用品56が、開閉扉54の後面側に設けられたフック55に吊持されている際に、使用者が開閉扉54を揺動運動により開閉させると、フック55を中心として台所用品56の先端近傍や中央部が開閉扉54の方向に揺れるようになるが、台所用品56の中央部が、緩衝部材57に当接されることとなるため、台所用品56が開閉扉54に衝突されることを防ぐことができ、衝撃音や騒音等の発生を減少させることができるようになっている。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施例1における前扉の収納構造を示す斜視図である。 (a)は、緩衝部材を示す斜視図であり、(b)は、緩衝部材が前面枠板に取り付けられた状態を示す側断面図である。 前扉が閉じられた状態を示す前面部の側断面図である。 実施例2における前面部を示す側断面図である。 実施例3における前面部を示す側断面図である。 実施例4における緩衝部材を示す斜視図である。 実施例5における前扉の収納構造を示す斜視図である。
符号の説明
1、1’ 引出し本体
2 収納物
3、3’ 収納箱
4、4’ 前面部
5 前扉(開閉扉)
6 前面枠板
7 収容凹部
8、9 取手
10 ロック爪
11 リンク部材
12 孔部
13 フック
14 台所用品
15 緩衝部材
16 軟質部
17 硬質部
18 突出条
19 係合溝
20 係合突起条
21 空洞
22 枢軸
23 ロック孔
24 係合部
25 引出し本体
26 前面部
27 収納箱
28 前扉(開閉扉)
29 前面枠板
30 収容凹部
31 フック
32 台所用品
33、34 緩衝部材
35 引出し本体
36 前面部
37 収納箱
38 前扉(開閉扉)
39 前面枠板
40 収容凹部
41 フック
42 台所用品
43 緩衝部材
43a 軟質部
43b 硬質部
44 緩衝部材
45 前面枠板
46、47 突出部(凹凸部)
48 フック
49、50 台所用品
51 緩衝部材
51a 軟質部
51b 硬質部
52 係合孔
53 収容凹部
54 開閉扉
55 フック
56 台所用品
57 緩衝部材

Claims (8)

  1. 収容凹部を前方から所要角度開閉できる開閉扉を有する収納構造であって、前記開閉扉には、台所用品等を吊持するためのフックが形成され、前記フックの下方位置における前記開閉扉には緩衝部材が設けられ、台所用品等の一部が前記緩衝部材に当接可能になっていることを特徴とする前扉の収納構造。
  2. 前方に引出し可能な引出しの前面部に収容凹部が形成され、前記収容凹部を前方から所要角度開閉できる開閉扉を有する収納構造であって、前記開閉扉もしくは前記収容凹部を構成する前面枠板には、台所用品等を吊持するためのフックが形成され、前記フックの下方位置における少なくとも前記前面枠板には緩衝部材が設けられ、台所用品等の一部が前記緩衝部材に当接可能になっていることを特徴とする前扉の収納構造。
  3. 前記収容凹部を構成する前面枠板に、台所用品等を吊持するためのフックが形成され、前記フックは、ここに吊持される前記台所用品等が前記前面枠板側に安定するように傾斜が設けられている請求項2に記載の前扉の収納構造。
  4. 前記前面枠板に設けられた緩衝部材に加えて、前記開閉扉にも緩衝部材が設けられ、前記開閉扉の閉扉状態において、吊持状態の台所用品等の一部が前記前後に配置された緩衝部材に対して互いに当接可能になっている請求項2または3に記載の前扉の収納構造。
  5. 前記緩衝部材が、前記前面枠板もしくは開閉扉に対して水平方向に少なくとも一条設けられている請求項2ないし4のいずれかに記載の前扉の収納構造。
  6. 前記緩衝部材が、水平方向に凹凸部を有しており、吊持状態の台所用品等の一部を前記凹凸部によって左右の移動を規制できるようになっている請求項5に記載の前扉の収納構造。
  7. 前記緩衝部材の少なくとも一部が、前記開閉扉もしくは前記前面枠板に着脱可能に設けられている請求項2ないし6のいずれかに記載の前扉の収納構造。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の前扉の収納構造を備えたことを特徴とするキッチン台。
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