JP7409673B2 - ロールスクリーン - Google Patents

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Description

この発明は、建物の窓に取り付けられる昇降可能なスクリーンを有するロールスクリーンに関するものである。
従来、窓からの日差しを遮ったり、室内を目隠ししたりする目的として、または、スクリーンを昇降させて室内への採光量を調節する目的で、窓にロールスクリーンが取り付けられている。
このようなロールスクリーンとして、スクリーン収納ボックス内で回転可能に支持された巻取軸と、その巻取軸に一端が係止され、他端にウェイトバーが連結されたスクリーンと、そのスクリーンの側縁に沿って設けられた抜止部材を、スクリーンの長さ方向にスライド可能に保持する左右のインナーレールと、それぞれのインナーレールを収容する一対のガイドレールとを備えているものがある(例えば特許文献1)。
上記ロールスクリーンは、スクリーン収納ボックス内にコイルスプリング(ねじりばね)が内蔵されており、このねじりばねにより、スクリーン収納ボックスに回転可能に支持される巻取軸に巻き取り方向へ回転力が付与されるものである。このため、ウェイトバーを移動させて巻取軸からスクリーンを引き出すと、ねじりばねがねじり変形する。ウェイトバーを離すとねじり変形するねじりばねの復元弾性により、巻取軸が巻き取り方向に回転して、スクリーンを巻き取ることができる。
また、上記ロールスクリーンのスクリーンの側縁に沿って設けられた抜止部材は、スライドファスナの構成部品であって、スクリーンの側縁に沿って固着されるファスナテープと、そのファスナテープのファスナエレメントである多数の突起とから構成されている。ファスナテープがインナーレールに設けられるガイド溝部内に位置するとともに、多数の突起がインナーレール内に配置される。これにより、スクリーンとインナーレールが係合する状態となっている。
特開2004-176473号公報
ところで、上記ロールスクリーンにおいて、例えば、巻取軸におけるスクリーンおよび抜止部材の巻き取り径を小さくするために、抜止部材を構成するファスナテープおよび突起の厚みを小さく設定する必要がある。しかしながら、ファスナテープおよび突起の厚みを小さくする設定する場合、その突起がガイド溝部を介してインナーレールから外れてしまう可能性がある。
そこで、スクリーン側縁の突起の厚みに対してガイド溝部の幅寸法を小さくすることが考えられる。しかしながら、ガイド溝部の幅寸法はファスナテープの厚みよりも大きくする必要があるため、ガイド溝部の内面部とファスナテープとのすき間が極めて小さくなり、ガイド溝部の内面部とファスナテープとの間の摩擦抵抗が大きくなることがある。
このように摩擦抵抗が大きいと、上記ロールスクリーンが上方へスクリーンを巻き取る縦置きで使用される場合、スクリーンおよびウェイトバーの重量の影響もあり、ねじり変形しているねじりばねの復元弾性力が不足して、スクリーンの巻き取りができない恐れがある。そこで、ねじりばねのねじり変形量を大きくしてねじりばねの復元弾性力を大きくすると、スクリーンの巻き取りが可能となる。
その一方で、ねじりばねの復元弾性力を大きくすると、上記ロールスクリーンが左右方向一方へスクリーンを巻き取る横置きで使用される場合、スクリーンおよびウェイトバーの重量の影響が小さくなる。このため、ねじりばねの復元弾性力が過大となり、スクリーンが勢いよく巻き取られてウェイトバーがスクリーン収納ボックスに衝突して危険である。
そこで、この発明の課題は、スクリーンの側縁の厚みを小さく設定した場合であっても、縦置きおよび横置きで使用することができるロールスクリーンを提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は、スクリーン収納ボックスと、そのスクリーン収納ボックス内に回転可能に支持される巻取軸と、その巻取軸に一端が係止され、他端にウィエイトバーが連結されたスクリーンと、前記巻取軸に装着され、前記巻取軸に対して前記スクリーンの巻き取り方向に回転力を付与するねじりばねと、前記スクリーンのそれぞれの側縁を、そのスクリーンの長さ方向に沿ってスライド可能に保持するインナーレールと、それぞれの前記インナーレールが収容され、前記スクリーン収納ボックスの両端に設けられた一対のガイドレールとを有するロールスクリーンにおいて、前記巻取軸が両端に開口部を有する筒状に形成されており、前記巻取軸に対して同軸状に相対回転可能に取り付けられる回転軸を有し、前記ねじりばねは、一端が前記巻取軸に固定され、他端が前記回転軸に固定されており、前記スクリーン収納ボックスが前記ねじりばねのねじり量を調整するアジャスタを有し、前記アジャスタが、ダイヤルギアと、前記ダイヤルギアの回転が伝達され、前記回転軸に一体回転可能に接続される従動ギアと、前記従動ギアの回転中心軸に対して平行な回転中心軸周りに揺動可能に設けられる揺動レバーとを有し、前記揺動レバーが前記従動ギアに対して係合する係合爪を有している構成を採用することができる。
この構成によると、アジャスタのダイヤルギアを回転させることにより、従動ギアを介して回転軸をスクリーンの巻き取り方向に回転させることができる。ダイヤルギアの回転回数を多くすることで、回転軸の回転回数が多くなり、ねじりばねのねじり量が大きくなる状態となる、この状態で、揺動レバーの係合爪を従動ギアに対して係合して、回転軸の回転を規制し、ねじりばねのねじり量を保持することが可能となる。これにより、さらにダイヤルギアを回転させることで、巻取軸の前記巻き取り方向への弾性復元力をより大きくすることが可能となる。
巻取軸の前記巻き取り方向への弾性復元力をより大きくすることによって、スクリーンの側縁の厚みを小さく設定し、上述した縦置きで使用する場合であっても、スクリーンを確実に巻取軸に巻き取ることができる。
前記従動ギアは、同軸上に設けられ前記従動ギアと一体回転する爪車を有し、前記揺動レバーは、前記係合爪が前記爪車に向かう方向へ付勢されており、前記揺動レバーの係合爪は、前記巻き取り方向と反対方向に回転する前記爪車に係合し、前記回転軸の前記巻き取り方向と反対方向への回転を規制し、かつ、前記巻き取り方向に回転する前記爪車への係合を解除し、前記回転軸の前記巻き取り方向への回転を許容するものである構成を採用することができる。
この構成によると、揺動レバーの係合爪により、回転軸の回転方向はスクリーンの巻き取り方向のみ許容されることとなる。巻取軸の前記巻き取り方向への弾性復元力を大きくするために、ダイヤルギアを回転操作し、従動ギアを介して回転軸をスクリーンの巻き取り方向に回転させればよい。その一方で、ねじりばねの弾性復元力により、回転軸に対して前記巻き取り方向と反対方向へ回転力が作用しても、揺動レバーの係合爪が爪車に係合し、従動ギアを介して回転軸の前記巻き取り方向と反対方向への回転が規制される。
前記スクリーン収納ボックスは前面が開口しており、その開口部分を開閉するボックスカバーを有し、前記ボックスカバーを開いた状態で、前記ダイヤルギアが前記スクリーン収納ボックスの開口部分から露出する位置に設けられている構成を採用することができる。この構成によると、ボックスカバーを開いた状態で、ダイヤルギアの回転操作を行うことができる。
前記ダイヤルギアはその回転中心に設けられる軸部を有し、前記軸部の軸方向の端面が前記スクリーン収納ボックスから露出する状態にあり、前記軸部の軸方向の端面に前記ダイヤルギアを回転操作する操作穴が設けられている構成を採用することができる。この構成では、スクリーン収納ボックスの外部からダイヤルギアの回転操作を行うことができる。
この発明によれば、スクリーンの側縁の厚みを小さく設定した場合であっても、縦置きで使用する場合には、アジャスタのダイヤルギアを回転操作し、従動ギアを介して回転軸を前記巻き取り方向へ回転させることで、ねじりばねのねじり量を大きくすることができる。
また、横置きで使用する場合には、縦置きの場合よりもアジャスタのダイヤルギアの回転回数を減らすことにより、ねじりばねのねじり量を小さくし、ウィエイトバーのスクリーン収納ボックスへの衝突を防止することができる。
この発明のロールスクリーンに係る実施形態を示す斜視図 図1の巻取軸近傍の拡大断面図 図1でのA-A線における断面図 (a)アジャスタを示す一部切り欠き断面図、(b)アジャスタを示す一部切り欠き分解斜視図 (a)ボックスカバーを開放した状態でのアジャスタを示す断面図、(b)アジャスタの揺動レバーの作用を示す作用図 (a)ウェイトバーでのガイドレールの横断面図、(b)ガイドレールの拡大横断面図 (a)ロールスクリーンの使用状態を示す正面図、(b)ロールスクリーンの他の使用状態を示す正面図
この発明の実施形態のロールスクリーンを、図面に基づいて説明する。図1から図3に示すように、この実施形態のロールスクリーン1は、左右方向に延びるスクリーン収納ボックス2と、スクリーン収納ボックス2の左右方向両端に設けられた一対のガイドレール3と、スクリーン収納ボックス2内に回転可能に支持される巻取軸4と、巻取軸4に巻き取られるスクリーン5と、それぞれのガイドレール3に収容され、スクリーン5の左右の側縁を上下方向にスライド可能に保持する左右のインナーレール6とを有するものである。
ここで、この実施形態のロールスクリーン1は、スクリーン5の幅方向が左右方向となり、かつスクリーン5が上向きに巻き取られる縦置きで使用される状態で、その構造を説明する。また、軸方向とは、特に言及する場合を除いて巻取軸の軸方向を意味する。
スクリーン収納ボックス2は、左右方向に長く延びる天板7、背面板8、これらの両端に固定された左右一対の端板9、10からなるボックス本体11と、ボックス本体11に着脱可能に取り付けられたボックスカバー12とを有する。ボックス本体11の前面は開口し、その開口部分がボックスカバー12により開閉するようになっている。スクリーン収納ボックス2の下面には、スクリーン5の引き出し口13が設けられている。
巻取軸4は、両端が開放する筒状に形成されたものである。巻取軸4の内周部に軸方向に延びる複数の係合溝部4aが形成されている。巻取軸4の外周には、スクリーン5の長さ方向一端部が固定されている。巻取軸4は、長さ方向一方の端部内に嵌合する第一支持体14と、長さ方向他方の端部内に嵌合する第二支持体15とを有する。
第一支持体14は、巻取軸4の内部に嵌め合わされる円柱状の嵌合部14aと、左右方向外側に位置する円板部14bと、嵌合部14aと円板部14bとを連結する円柱状の連結部14cとが同心状にかつ一体に形成されたものである。嵌合部14aは、外周に設けられた軸方向に延びる突条14dを有する。突条14dが巻取軸4の係合溝部4aに係合し、第一支持体14は巻取軸4と一体回転可能となっている。第一支持体14の中心には、長尺の回転軸16が回転可能に貫通している。
第二支持体15は、巻取軸4の内部に嵌め合わされる円柱状の嵌合部15aと、左右方向外側に位置する円板部15bと、嵌合部15aと円板部15bとを連結する円柱状の連結部15cとが同心状にかつ一体に形成されたものである。嵌合部15aは、外周に設けられた軸方向に延びる突条15dを有する。突条15dが巻取軸4の係合溝部4aに係合して、第二支持体15は巻取軸4と一体回転可能となっている。
第二支持体15は、円板部15bおよび連結部15cに貫通するピン軸17を有する。ピン軸17の一部分が円板部15bから左右方向外向きに突出している。ピン軸17は、スクリーン収納ボックス2の端板10に一体に形成された円筒状の軸受部10aに回転可能に嵌合している。
巻取軸4は、その内部の長さ方向の途中位置に挿入されているホルダ18と、ホルダ18に装着されるねじりばね19とを有する。ホルダ18は円筒状部材であり、その中心に回転軸16が回転可能に貫通している。ホルダ18は、大径部18aと小径部18bとが同心状に一体に形成されたものである。大径部18aの外周には軸方向に延びる突条18cが形成されている。大径部18aの突条18cが巻取軸4の係合溝部4aに係合し、ホルダ18は巻取軸4と一体回転可能となっている。小径部18bの外周には、ねじりばね19の長さ方向他端が圧入により固定されている。
回転軸16は、断面円形の金属製の棒状部材である。回転軸16の長さ方向一端部が第一支持体14から突出する状態にある。回転軸16は、巻取軸4内の第一支持体14寄りの位置において、ねじりばね19の長さ方向一端部が固定されている。回転軸16の長さ方向他端部は軸受20により回転可能に支持されている。
軸受20は、第二支持体15とホルダ18との間に位置している。軸受20の外輪の外周には軸方向に延びる突条20aが形成されている。突条20aは巻取軸4の係合溝部4aに係合している。軸受20の外輪は、巻取軸4に対して一体回転可能となっている。軸受20の内輪は、回転軸16の長さ方向他端部を回転可能に支持している。回転軸16は、第一支持体14および軸受20により、巻取軸4に対して相対回転可能に支持される。
図4(a)、(b)に示すように、スクリーン収納ボックス2は、第一支持体14の円板部14bの軸方向外側に配置される仕切り板21を有する。スクリーン収納ボックス2は、端板9と仕切り板21との間にアジャスタ22を有する。
アジャスタ22は、ダイヤルギア23と、ダイヤルギア23の回転が伝達され、回転軸16に一体回転可能に連結される従動ギア24と、従動ギア24と一体回転する爪車25と、爪車25に係合可能に揺動する揺動レバー26とを有する。
ダイヤルギア23は、その軸部23aが端板9および仕切り板21に貫通する状態で、端板9および仕切り板21により回転可能に支持されている。ダイヤルギア23は、その軸部23aの端面に操作穴23bが設けられている。操作穴23bは、端板9および仕切り板21から露出している。図5(a)に示すように、ダイヤルギア23は、スクリーン収納ボックス2のボックスカバー12を開放する状態で、ボックス本体11の開口から露出する位置に設けられている。
従動ギア24は、ダイヤルギア23よりも歯数が少ない減速ギアである。図4(a)に示すように、従動ギア24は、端板9側に爪車25が一体に、かつ同じ回転中心軸X上に形成されている従動ギア24は、その軸部24aが端板9に係合し、仕切り板21に貫通する状態で、端板9および仕切り板21により回転可能に支持されている。従動ギア24は、回転軸16と同軸上に配置されている。
従動ギア24の軸部24aは、仕切り板21を第一支持体14側へ突き出す状態にある。軸部24aの第一支持体14側の端面には係合穴24bが形成されている。係合穴24bは、回転軸16の長さ方向の一端部が嵌合により接続されるものである。この接続によって、従動ギア24と回転軸16とが同一方向に一体に回転する。
爪車25は、外周に鋸歯状の爪歯25aが周方向に等ピッチで形成されたものである。揺動レバー26は棒状部材から形成されている。揺動レバー26は、長さ方向一端部に位置する回転中心軸Y周りに揺動可能に設けられている。揺動レバー26の回転中心軸Yは、従動ギア24の回転中心軸Xと平行となっている。
揺動レバー26の回転中心軸Yは、爪車25よりも上方にかつ、爪車25の回転中心軸Xよりも後方に位置するものである。揺動レバー26は、その回転中心軸Yから爪車25の上方を経てダイヤルギア23の上方へ向かって前方かつ下方へ延び出す状態となっている。図5(a)に示すように、スクリーン収納ボックス2のボックスカバー12を開放する状態で、揺動レバー26の長さ方向他端部が露出するようになっている。
揺動レバー26は、爪車25に面する部分に鋸歯状の係合爪26aを有する。揺動レバー26は、係合爪26aが爪車25に向かう方向へ、つるまきばね27により付勢されている。つるまきばね27は、スクリーン収納ボックス2の天板7に形成された台座7aと揺動レバー26の上面との間に圧縮状態で取り付けられている。
アジャスタ22は、ダイヤルギア23が一方向に回転操作され(図5(b)の白矢印参照)、従動ギア24に他方向への回転トルクが付加されると(図5(b)の矢印参照)、揺動レバー26の係合爪26aは、爪車25の隣り合う爪歯25aの間に噛み込むことなく、従動ギア24の他方向への回転を許容する。この従動ギア24の他方向への回転が、従動ギア24に接続する回転軸16に伝達されて、回転軸16がスクリーン5の巻き取り方向へ回転するようになっている。
その一方で、従動ギア24に一方向への回転トルクが付加されると、揺動レバー26の係合爪26aは、爪車25の隣り合う爪歯25aの間に噛み込み、従動ギア24の一方向への回転を規制する。これにより、従動ギア24に接続している回転軸16のスクリーン5の巻き取り方向と反対方向への回転が規制される。
アジャスタ22は、ダイヤルギア23の操作穴23bにドライバーなどの工具を差し込んで、ダイヤルギア23を回転操作可能となっている。また、スクリーン収納ボックス2のボックスカバー12を開放した状態で、ダイヤルギア23を回転操作可能となる。さらに、揺動レバー26の長さ方向他端部をダイヤルギア23から離れる方向に移動させることで、爪車25の爪歯25aと揺動レバー26の係合爪26aとの係合状態を解除することができる。
スクリーン5は、合成樹脂製の可撓性を有する薄手の矩形をなすメッシュ状物からなる。スクリーン5は巻取軸4の左右方向の長さよりも少し大きい幅を有する。スクリーン5の長さ方向一端の側縁は、巻取軸4に固定されている。スクリーン5の長さ方向他端の側縁は、左右のガイドレール3、3の間で水平となるウェイトバー28に連結されている。ウェイトバー28によって、スクリーン5に長さ方向(上下方向)に張力が付与されている。図6(a)、(b)に示すように、スクリーン5の左右方向両方の側縁には多数の係合子29が設けられている。スクリーン5は、左右方向両方の側縁部に、スライドファスナの構成部品としてのファスナテープ30が固着されたものである。ファスナテープ30のファスナエレメントが多数の係合子29を構成している。例えば、係合子29の厚さは、0.8mm~1.2mmが好ましく、ファスナテープ30の厚さは0.3mm~0.5mmが好ましい。ファスナテープ30の厚さが0.5mmよりも大きいと巻取軸4への巻き取り径が大きくなり、ファスナテープ30の厚さが0.3mmよりも小さいと、後述するインナーレール6の一対のフランジ6bの製作が困難となる。
図1に示すように、左右のガイドレール3はスクリーン収納ボックス2の左右方向両端部の後側にそれぞれ位置している。図2に示すように、ガイドレール3の上端部とスクリーン収納ボックス2とが、一対の第一ジョイント31、31によりに連結されている。図6(a)、(b)に示すように、それぞれのガイドレール3は、断面矩形をなし、相互に対向する内面部に形成される開口部3aと、レール収納部3bとを有する。
開口部3aおよびレール収納部3bはガイドレール3の長さ方向に長く延び、開口部3aの上端がスクリーン収納ボックス2内に位置している。開口部3a内にウェイトバー28の両端部がスライド自在に嵌合されている。レール収納部3bは、断面矩形の筒状をなしており、開口部3a側の内面部にスリット3cが形成されている。レール収納部3bは、ガイドレール3の厚さ方向(前後方向)中央部分に位置している。レール収納部3bは、ガイドレール3の厚さ方向の対向する外面部から前後方向内向きに延びる支持板部3dにより支持されている。レール収納部3bの内部にインナーレール6が収容されている。
それぞれのガイドレール3の下端部の間に連結フレーム32が架け渡されている。それぞれのガイドレール3の下端部と連結フレーム32の長さ方向の両側の端部が第二ジョイント33により一体に連結されている。連結フレーム32とウェイトバー28とのそれそれの対向面には、棒状のマグネット32a、28aが埋め込まれている。スクリーン5が引き出され、ウェイトバー28が連結フレーム32に付き当てられた状態で、連結フレーム32のマグネット32aとウェイトバー28のマグネット28aが相互に接着する。これにより、スクリーン5を閉じた状態で保持することができる。
インナーレール6は、ガイドレール3と同じ長さを有している。インナーレール6は、左右方向内向きに開口するガイド溝部6aと、ガイド溝部6aの開口先端部分に一体に設けられる相互に内向きに対向する一対のフランジ6bを有する。ガイド溝部6aの内部にスクリーン5の幅方向の側縁に設けられる係合子29がインナーレール6の長さ方向に移動可能に挿入されている。一対のフランジ6bの間隔は、スクリーン5のファスナテープ30の厚さよりも大きく、係合子29の厚さよりも小さく形成されている。このような寸法関係となる一対のフランジ6bは、ガイド溝部6aからの係合子29の抜け止めをしている。
この発明の実施形態のロールスクリーン1は以上のように構成される。この実施形態のロールスクリーン1は、図7(a)に示すように、建物の窓の窓枠Wに、スクリーン5が上方へ巻き取られる縦置きで使用される。このロールスクリーン1は、スクリーン5の側縁に設けられる係合子29が、インナーレール6の一対のフランジ6bにより抜け止めされている。係合子29を抜け止めするために、一対のフランジ6bの間隔を、スクリーン5のファスナテープ30の厚さよりも大きく、係合子29の厚さよりも小さく形成している。
ここで、ファスナテープ30の厚さを小さくする場合、一対のフランジ6bの内面部とファスナテープ30とのすき間が小さくなり、一対のフランジ6bの内面部とファスナテープ30との間の摩擦抵抗が大きくなることがある。さらに、スクリーン5およびウェイトバー28の重量の影響がある。
このような場合において、ロールスクリーン1は、スクリーン収納ボックス2にアジャスタ22が設けられている。アジャスタ22は、ダイヤルギア23を回転させることにより、従動ギア24を介して回転軸16をスクリーン5の巻き取り方向に回転させるものである。そして、アジャスタ22は、揺動レバー26の係合爪26aにより、回転軸16の回転方向をスクリーン5の巻き取り方向へのみ許容するものである。
上述の場合であっても、アジャスタ22のダイヤルギア23を回転させることにより、従動ギア24を介して回転軸16をスクリーン5の巻き取り方向に回転させて、ねじりばね19のねじり量を大きくすることができる。ねじりばね19の弾性復元力によって、巻取軸4の前記巻き取り方向への回転力が増大して、一対のフランジ6bの内面部とファスナテープ30との間の摩擦抵抗に抗して、スクリーン5を巻き取ることができる。
一方、図7(b)に示すように、ロールスクリーン1は、建物の窓の窓枠Wにスクリーン5が左右方向一方へ(図7(b)では右向きへ)巻き取られる横置きで使用される。このロールスクリーン1においては、スクリーン5およびウェイトバー28の重量の影響が小さくなる。このため、縦置きのロールスクリーン1の場合と比較して、ねじりばね19のねじり量を小さく、すなわち、アジャスタ22のダイヤルギア23の回転回数を少なくすることで、巻取軸4の前記巻き取り方向への回転力を調整することができる。
これにより、横置きのロールスクリーン1は、スクリーン5が巻き取られる際に、ウェイトバー28がスクリーン収納ボックス2へ衝突することを防止することができる。
以上のように、この実施形態のロールスクリーン1は、アジャスタ22のダイヤルギア23の回転回数を調整することにより、ねじりばね19のねじり量を調整して、スクリーン5の側縁の厚みを小さく設定した場合であっても、縦置きおよび横置きで使用することができる。また、アジャスタ22は、ダイヤルギア23の回転回数を調整することが可能であるので、縦置きと横置きとでの、スクリーン5が閉じている状態からスクリーン5が開いている状態までの巻取軸4へのスクリーン5の巻き取り時間が同じとなるものであってもよい。
また、アジャスタ22の揺動レバー26の係合爪26aにより、回転軸16の回転方向は前記巻き取り方向のみ許容される。このため、ねじりばね19の弾性復元力により、回転軸16に対して前記巻き取り方向と反対方向へ回転力が作用しても、揺動レバー26の係合爪26aが爪車25の爪歯25aに係合する。その結果、従動ギア24を介して回転軸16の前記巻き取り方向と反対方向への回転が規制され、ねじりばね19のねじり量を保持することが可能となる。さらに、ダイヤルギア23を回転させ、回転軸16を前記巻き取り方向へ回転させることで、巻取軸4の前記巻き取り方向への弾性復元力をより大きくすることが可能となる。
また、スクリーン収納ボックス2のボックスカバー12を開ける状態で、アジャスタ22のダイヤルギア23がスクリーン収納ボックス2の前面の開口部分から露出する。このため、図7(a)、(b)に示すように、窓の窓枠Wにロールスクリーン1を取り付けた後であっても、ダイヤルギア23の回転操作が可能となる。
また、ダイヤルギア23の軸部23aは、軸方向の端面がスクリーン収納ボックス2から露出している。そして、その軸部23aの軸方向の端面にダイヤルギア23の操作穴23bが設けられている。このため、スクリーン収納ボックス2のボックスカバー12を開けることなく、操作穴23bにドライバーなどの工具を差し込み、ダイヤルギア23を回転操作することができる。
1 ロールスクリーン
2 スクリーン収納ボックス
3 ガイドレール
4 巻取軸
5 スクリーン
6 インナーレール
7 天板
7a 台座
8 背面板
9、10 端板
11 ボックス本体
12 ボックスカバー
13 引き出し口
14 第一支持体
15 第二支持体
16 回転軸
18 ホルダ
19 ねじりばね
20 軸受
21 仕切り板
22 アジャスタ
23 ダイヤルギア
23a 軸部
23b 操作穴
24 従動ギア
24a 軸部
24b 係合穴
25 爪車
25a 爪歯
26 揺動レバー
26a 係合爪
27 つるまきばね
28 ウェイトバー
29 係合子
30 ファスナテープ
31 第一ジョイント
32 連結フレーム
33 第二ジョイント
X、Y 回転中心軸
W 窓枠

Claims (4)

  1. スクリーン収納ボックス(2)と、そのスクリーン収納ボックス(2)内に回転可能に支持される巻取軸(4)と、その巻取軸(4)に一端が係止され、他端にウィエイトバー(28)が連結されたスクリーン(5)と、前記巻取軸(4)に装着され、前記巻取軸(4)に対して前記スクリーン(5)の巻き取り方向に回転力を付与するねじりばね(19)と、前記スクリーン(5)のそれぞれの側縁を、そのスクリーン(5)の長さ方向に沿ってスライド可能に保持するインナーレール(6)と、それぞれの前記インナーレール(6)が収容され、前記スクリーン収納ボックス(2)の両端に設けられた一対のガイドレール(3)とを有するロールスクリーンにおいて、
    前記巻取軸(4)が両端に開口部を有する筒状に形成されており、前記巻取軸(4)に対して同軸状に相対回転可能に取り付けられる回転軸(16)を有し、前記ねじりばね(19)は、一端が前記巻取軸(4)に固定され、他端が前記回転軸(16)に固定されており、前記スクリーン収納ボックス(2)が前記ねじりばねのねじり量を調整するアジャスタ(22)を有し、
    前記アジャスタ(22)がダイヤルギア(23)と、前記ダイヤルギア(23)の回転が伝達され、前記回転軸(16)に一体回転可能に接続される従動ギア(24)と、前記従動ギア(24)の回転中心軸に対して平行な回転中心軸周りに揺動可能に設けられる揺動レバー(26)とを有し、前記揺動レバー(26)が前記従動ギア(24)に対して係合する係合爪(26a)を有していることを特徴とするロールスクリーン。
  2. 前記従動ギア(24)は、同軸上に設けられ前記従動ギア(24)と一体回転する爪車(25)を有し、前記揺動レバー(26)は、前記係合爪(26a)が前記爪車(25)に向かう方向へ付勢されており、
    前記揺動レバー(26)の係合爪(26a)は、前記巻き取り方向と反対方向に回転する前記爪車(25)に係合し、前記回転軸(16)の前記巻き取り方向と反対方向への回転を規制し、かつ、前記巻き取り方向に回転する前記爪車(25)への係合を解除し、前記回転軸(16)の前記巻き取り方向への回転を許容するものであることを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン。
  3. 前記スクリーン収納ボックス(2)は前面が開口しており、その開口部分を開閉するボックスカバー(12)を有し、前記ボックスカバー(12)を開いた状態で、前記ダイヤルギア(23)が前記スクリーン収納ボックス(2)の開口部分から露出する位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のロールスクリーン。
  4. 前記ダイヤルギア(23)はその回転中心に設けられる軸部(23a)を有し、前記軸部(23a)の軸方向の端面が前記スクリーン収納ボックス(2)から露出する状態にあり、前記軸部(23a)の軸方向の端面に前記ダイヤルギア(23)を回転操作する操作穴(23b)が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のロールスクリーン。
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