JP7407975B2 - エレベーター - Google Patents
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Description
本発明は、防滴構造を備えたエレベーターに関する。
雨などから機器を保護するための防滴構造として下記特許文献1に開示の技術がある。この特許文献1には、「筐体に対し、該筐体をカバーするカバーの防滴合わせ構造において、前記筐体の外縁の先端に沿って設けられ、溝状の断面構造を有する弾性体と、前記カバーの外縁の先端に沿って設けられ、前記弾性体と複数箇所で当接する凸部を有するカバーの防滴合わせ構造を提供する」と記載されている。
しかしながら、このような防滴合わせ構造は、カバーの外縁の先端に沿って設けられた凸部と、筐体の外縁の先端に沿って設けられた溝状とを係合させる繊細な動作を必要とする。このため、エレベーターの乗り場装置のような大型装置の収容部への適用は困難である。
そこで本発明は、乗り場装置への液滴の浸入を効果的に防止することが可能な防滴構造を備えたエレベーターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、乗り場ドアの開閉機構を有する乗り場装置と、乗り場装置を収容する筐体と、前記筐体の正面に配置された開口を閉塞する扉構造とを備え、前記扉構造は、前記開口の右側を閉塞する右扉と、前記右扉との間に召し合わせ部を設けて前記開口の左側を閉塞する左扉とを備え、前記右扉および前記左扉は、前記開口に対向して配置される前面板と、前記各前面板の上端縁を前記筐体の天面側に屈曲させた各支持部と、前記各前面板における前記召し合わせ部側の端縁を互いに逆方向に屈曲させた係合部を備え、前記右扉と前記左扉との召し合わせ部は、前記右扉の係合部と前記左扉の係合部とで挟持された空間を有するエレベーターである。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、乗り場ドアの開閉機構を有する乗り場装置と、乗り場装置を収容する筐体と、前記筐体の正面に配置された開口を閉塞する扉構造とを備え、前記扉構造は、前記開口の右側を閉塞する右扉と、前記右扉との間に召し合わせ部を設けて前記開口の左側を閉塞する左扉とを備え、前記右扉および前記左扉は、前記開口に対向して配置される前面板と、前記各前面板の上端縁を前記筐体の天面側に屈曲させた各支持部と、前記各前面板における前記召し合わせ部側の端縁を互いに逆方向に屈曲させた係合部を備え、前記右扉と前記左扉との召し合わせ部は、前記右扉の係合部と前記左扉の係合部とで挟持された空間を有するエレベーターである。
本発明によれば、乗り場装置への液滴の浸入を効果的に防止することが可能な防滴構造を備えたエレベーターを提供することができる。
以下本発明を適用したエレベーターの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施形態に係るエレベーター1の要部を示す構成図であり、エレベーター1の乗り場ドア10とその上部の構成を示す正面図1Aと、正面図1Aに対応する上面図1Bとである。これらの図に示すように、エレベーター1は、乗り場ドア10と、乗り場装置20と、乗り場装置20を収容する筐体30とを備え、さらに筐体30を閉塞する右扉40と左扉50とを備える。これらは次のように構成されている。
≪乗り場ドア10≫
乗り場ドア10は、エレベーター1の乗りかご(図示省略)が走行する走行路において、乗りかごへの各乗り場に対応して設けられている。各乗り場ドア10は、各乗り場に到着した乗りかごのかごドアに係合し、かごドアの駆動に追従して開閉する。
乗り場ドア10は、エレベーター1の乗りかご(図示省略)が走行する走行路において、乗りかごへの各乗り場に対応して設けられている。各乗り場ドア10は、各乗り場に到着した乗りかごのかごドアに係合し、かごドアの駆動に追従して開閉する。
≪乗り場装置20≫
乗り場装置20は、乗り場ドア10の上部から両側に掛けて設けられ、上述したかごドアに乗り場ドア10を係合させた状態で、乗り場ドア10を開閉するための開閉機構を備えた構成のものである。
乗り場装置20は、乗り場ドア10の上部から両側に掛けて設けられ、上述したかごドアに乗り場ドア10を係合させた状態で、乗り場ドア10を開閉するための開閉機構を備えた構成のものである。
≪筐体30≫
筐体30は、乗り場ドア10の上部から、その両脇にかけて走行路の内壁に固定した状態で設けられ、乗り場装置20を収容する。このような筐体30は、箱状のものであって、天面31と底面32との間において、走行路側に向く正面33に開口33aを有する。開口33aは、乗り場装置20の保守管理用に設けられており、例えば乗り場ドア10の上部に位置している。
筐体30は、乗り場ドア10の上部から、その両脇にかけて走行路の内壁に固定した状態で設けられ、乗り場装置20を収容する。このような筐体30は、箱状のものであって、天面31と底面32との間において、走行路側に向く正面33に開口33aを有する。開口33aは、乗り場装置20の保守管理用に設けられており、例えば乗り場ドア10の上部に位置している。
また筐体30の天面31は、正面33側の縁部に沿って複数のボルト34を止め付けるためのねじ穴31aを有する。ここでは、天面31における正面33側に4本のボルト34が止め付けられた状態を示しているが、5本以上であってもよい。これらのボルト34のうち、正面に向かって右側に配置された少なくとも2本のボルト34rは、右扉40の固定に用いられる。また、正面二向かって左側に配置された少なくとも他の2本のボルト34lは、左扉50の固定に用いられる。
≪右扉40≫
右扉40は、次に説明する左扉50とともに、筐体30の開口33aを閉塞するための扉構構造を構成し、開口33aの右側部分を閉塞する。次に、このような右扉40の詳細な構成を説明する。
右扉40は、次に説明する左扉50とともに、筐体30の開口33aを閉塞するための扉構構造を構成し、開口33aの右側部分を閉塞する。次に、このような右扉40の詳細な構成を説明する。
図2は、実施形態に係るエレベーターの乗り場装置を収容する筐体の右扉40の構成図であり、右扉40の正面図1A、正面図1Aに対応する上面図1B、側面図1C、および要部拡大図1Dである。正面図1Aは、走行路側から右扉40を見た図に相当し、要部拡大図1Dは上面図1BにおけるD部の拡大図に相当する。また図3は、実施形態に係るエレベーターの乗り場装置を収容する筐体の右扉40を説明する斜視図であり、図2のE部を拡大した斜視図である。この斜視図においては、説明のため筐体30の一部を合わせて図示している。これらの図2および図3に示すように、右扉40は、右側前面板41、右側支持部42、右側係合部43を有する板状部材である。以下、これらの各部分を説明する。
<右側前面板41>
右側前面板41は、筐体30の天面31と底面32との間の開口33aを塞いで配置される部分であって、略矩形形状の板状部分である。右側前面板41の高さ[H1]は、開口33aの高さ方向の開口幅を超える高さであって、右扉40で開口33aを閉塞した状態において、乗り場ドア10(図1参照)と重なることの無い大きさであることとする。
右側前面板41は、筐体30の天面31と底面32との間の開口33aを塞いで配置される部分であって、略矩形形状の板状部分である。右側前面板41の高さ[H1]は、開口33aの高さ方向の開口幅を超える高さであって、右扉40で開口33aを閉塞した状態において、乗り場ドア10(図1参照)と重なることの無い大きさであることとする。
この右側前面板41の左端縁は、以降に説明する左扉50に対して重ねて配置され、右扉40と左扉50とで構成される扉構造の召し合わせ部を構成する。このような右側前面板41の幅[W1]は、開口33aの幅よりも小さくてよい。
<右側支持部42>
右側支持部42は、筐体30の天面31に重ねて配置され、右扉40を筐体30に支持させるための部分である。このような右側支持部42は、右側前面板41の高さ方向の上端を一方向に屈曲して設けられた板状部分であり、右扉40を筐体30に固定するための少なくとも2つのダルマ穴42aを有する。これらのダルマ穴42aは、筐体30の天面31に設けたねじ穴と対応する位置に設けられている。このようなダルマ穴42aは、長径部42aaが右側前面板41と右側支持部42との境界方向に沿って延設させた状態で配置され、大径部42abが長径部42aaの左側(召し合わせ部側)に配置された構成となっている。
右側支持部42は、筐体30の天面31に重ねて配置され、右扉40を筐体30に支持させるための部分である。このような右側支持部42は、右側前面板41の高さ方向の上端を一方向に屈曲して設けられた板状部分であり、右扉40を筐体30に固定するための少なくとも2つのダルマ穴42aを有する。これらのダルマ穴42aは、筐体30の天面31に設けたねじ穴と対応する位置に設けられている。このようなダルマ穴42aは、長径部42aaが右側前面板41と右側支持部42との境界方向に沿って延設させた状態で配置され、大径部42abが長径部42aaの左側(召し合わせ部側)に配置された構成となっている。
また右側支持部42における右側前面板41からの突出長さ[D1]は、筐体30の天面31上に重ねた右側支持部42によって、右側支持部42を含む右扉40の全体部分を支持可能で、かつダルマ穴42aを設けるのに十分な大きさであることとする。
なお、右側支持部42は、筐体30の開口33a上を覆う屋根部でもあり、開口33aの上部において連続して設けられていればよく、連続した部分の全てにおいて突出長さ[D1]を有している必要はない。特に、右扉40は、その左側端部に、右側支持部42が設けられていない右側切欠き部42bを有し、右側切欠き部42bにおいて、右側前面板41は右側支持部42よりも左側端部に突出した状態となっている。この右側切欠き部42bは、次に説明する左扉50(図1参照)との嵌合部となる。このような右側切欠き部42bの幅[C1]は、特に限定されることはないが、次に説明する左扉50との間に、水分保持するのに十分な空間が形成される程度の大きさであることとする。この空間については、以降に説明する。
<右側係合部43>
右側係合部43は、次に説明する左扉50(図1参照)に対して、以降に説明する空間を介しての取り合いとなる部分である。このような右側係合部43は、右側前面板41の左側端縁から右側支持部42とは逆側に屈曲して設けられた板状部分であって、右側前面板41から所定の突出長さ[L1]で突出していることとする。
右側係合部43は、次に説明する左扉50(図1参照)に対して、以降に説明する空間を介しての取り合いとなる部分である。このような右側係合部43は、右側前面板41の左側端縁から右側支持部42とは逆側に屈曲して設けられた板状部分であって、右側前面板41から所定の突出長さ[L1]で突出していることとする。
≪左扉50≫
図1に戻り、左扉50は、先に説明した右扉40とともに、筐体30の開口33aを閉塞するための扉構造を構成し、開口33aの左側部分を閉塞する。次に、このような左扉50の詳細な構成を説明する。
図1に戻り、左扉50は、先に説明した右扉40とともに、筐体30の開口33aを閉塞するための扉構造を構成し、開口33aの左側部分を閉塞する。次に、このような左扉50の詳細な構成を説明する。
図4は、実施形態に係るエレベーターの乗り場装置を収容する筐体の左扉50の構成図であり、左扉50の正面図1A、正面図1Aに対応する上面図1B、側面図1C、および要部拡大図1Dである。正面図1Aは、走行路側から左扉50を見た図に相当し、要部拡大図1Dは上面図1BにおけるD部の拡大図に相当する。また図5は、実施形態に係るエレベーターの乗り場装置を収容する筐体の左扉50を説明する斜視図であり、図4のE部を拡大した斜視図である。この斜視図においては、説明のため筐体30の一部を合わせて図示している。これらの図4および図5に示すように、左扉50は、左側前面板51、左側支持部52、左側係合部53を有する板状部材である。以下、これらの各部分を説明する。
<左側前面板51>
左側前面板51は、筐体30の天面31と底面32との間の開口33aを塞いで配置される部分であって、略矩形形状の板状部分である。左側前面板51の高さ[H2]は、開口33aの高さ方向の開口幅を超える高さであって、左扉50で開口33aを閉塞した状態において、乗り場ドア10(図1参照)と重なることの無い大きさであることとする。
左側前面板51は、筐体30の天面31と底面32との間の開口33aを塞いで配置される部分であって、略矩形形状の板状部分である。左側前面板51の高さ[H2]は、開口33aの高さ方向の開口幅を超える高さであって、左扉50で開口33aを閉塞した状態において、乗り場ドア10(図1参照)と重なることの無い大きさであることとする。
この左側前面板51の右端縁は、先に説明した右扉40における右側前面板41の左端縁(図2参照)に対して重ねて配置され、右扉40と左扉50とで構成される扉構造の召し合わせ部を構成する。したがって、左側前面板51の幅[W2]は、召し合わせ部を設けて配置された右扉40の右側前面板41と左側前面板51とで、筐体30の開口33aが塞がれる大きさであることとする。
<左側支持部52>
左側支持部52は、筐体30の天面31に重ねて配置され、左扉50を筐体30に支持させるための部分である。このような左側支持部52は、左側前面板51の高さ方向の上端を一方向に屈曲して設けられた板状部分であり、左扉50を筐体30に固定するための少なくとも2つのダルマ穴52aを有する。これらのダルマ穴52aは、筐体30の天面31に設けたねじ穴と対応する位置に設けられている。このようなダルマ穴52aは、長径部52aaが左側前面板51と左側支持部52との境界方向に沿って延設させた状態で配置され、大径部52abが長径部52aaの右側(召し合わせ部側)に配置された構成となっている。
左側支持部52は、筐体30の天面31に重ねて配置され、左扉50を筐体30に支持させるための部分である。このような左側支持部52は、左側前面板51の高さ方向の上端を一方向に屈曲して設けられた板状部分であり、左扉50を筐体30に固定するための少なくとも2つのダルマ穴52aを有する。これらのダルマ穴52aは、筐体30の天面31に設けたねじ穴と対応する位置に設けられている。このようなダルマ穴52aは、長径部52aaが左側前面板51と左側支持部52との境界方向に沿って延設させた状態で配置され、大径部52abが長径部52aaの右側(召し合わせ部側)に配置された構成となっている。
また左側支持部52における左側前面板51からの突出長さ[D2]は、筐体30の天面31上に重ねた左側支持部52によって、左側支持部52を含む左扉50の全体部分が支持可能で、かつダルマ穴52aを設けるのに十分な大きさであることとする。ただし、左側支持部52における左側前面板51からの突出長さ[D2]は、先に説明した右扉40における右側支持部42の突出長さ[D1](図2、図3参照)よりも、次に説明する左側係合部53の突出長さ[L2]の分だけ長い。
なお、左側支持部52は、筐体30の開口33a上を覆う屋根部でもあり、開口33aの上部において連続して設けられていればよく、連続した部分の全てにおいて突出長さ[D2]を有している必要はない。特に、左扉50は、その右側端部に、左側支持部52が設けられていない左側切欠き部52bを有し、左側切欠き部52bにおいて、左側前面板51は左側支持部52よりも右側端部に突出した状態となっている。この左側切欠き部52bは、先に図2および図3を用いて説明した右扉40との嵌合部となる。このような左側切欠き部52bの幅[C2]は、特に限定されることはないが、次に説明する左扉50との間に、水分保持するのに十分な空間が形成される程度の大きさであることとする。
<左側係合部53>
左側係合部53は、先に説明した右扉40(図1参照)に対して、以降に説明する空間を介しての取り合いとなる部分である。このような左側係合部53は、左側前面板51の右側端縁から左側支持部52と同一方向側に屈曲して設けられた板状部分であって、左側前面板51から所定の突出長さ[L2]を有することとする。この突出長さ[L2]は、右扉40の右側係合部43の突出長さ[L1]と略同一長さであり、これにより右扉40と左扉50とで形成される空間を閉じた空間とする。
左側係合部53は、先に説明した右扉40(図1参照)に対して、以降に説明する空間を介しての取り合いとなる部分である。このような左側係合部53は、左側前面板51の右側端縁から左側支持部52と同一方向側に屈曲して設けられた板状部分であって、左側前面板51から所定の突出長さ[L2]を有することとする。この突出長さ[L2]は、右扉40の右側係合部43の突出長さ[L1]と略同一長さであり、これにより右扉40と左扉50とで形成される空間を閉じた空間とする。
ここで、左側係合部53は、左側前面板51の右側端縁を左側支持部52と同一方向側に屈曲して設けられた板状部分である。このため、左側係合部53から左側前面板51に掛けての上部と、左側支持部52との間には、左扉50を作製するうえで発生する隙間50aが形成される。この隙間50aは、左側前面板51の端部においては、左側支持部52の左側切欠き部52bの幅[C2]に相当して発生する。
≪筐体の閉塞手順および扉構造≫
次に図2~図5を用いて説明した右扉40と左扉50による筐体30の閉塞手順と扉構造を説明する。図6および図7は、実施形態に係るエレベーターの乗り場装置を収容する筐体の閉塞手順を説明する図(その1)および(その2)である。以下、先の図3と、これらの図6および図7を参照し、エレベーターの乗り場装置を収容する筐体の閉塞手順と扉構造を説明する。
次に図2~図5を用いて説明した右扉40と左扉50による筐体30の閉塞手順と扉構造を説明する。図6および図7は、実施形態に係るエレベーターの乗り場装置を収容する筐体の閉塞手順を説明する図(その1)および(その2)である。以下、先の図3と、これらの図6および図7を参照し、エレベーターの乗り場装置を収容する筐体の閉塞手順と扉構造を説明する。
先ず図3に示すように、筐体30の開口33aの右側部分を、右扉40で塞ぐ。この際、筐体30の天面31に右扉40の右側支持部42を重ねるように配置する。そして、筐体30の天面31に止め付けたボルト34のうち、正面に向かって右側に配置された2本のボルト34rに、右扉40の右側支持部42に設けた2つのダルマ穴42a(図3では2つのみを図示)を嵌合させる。これにより、筐体30の天面31に重ねた右側支持部42によって右扉40を筐体30に支持させた状態で、右側前面板41によって筐体30の開口33aの右側部分を閉塞する。
次に図6に示すように、筐体30の開口33aの左側部分を、左扉50で塞ぐ。この際、筐体30の天面31に左扉50の左側支持部52を重ね、右扉40の右側係合部43を左扉50の左側前面板51と左側係合部53とで覆うように、左扉50を配置する。そして、筐体30の天面31に止め付けたボルト34のうち、正面に向かって左側に配置された2本のボルト34lに、左扉50の左側支持部52に設けた2つのダルマ穴52a(図6では2つのみを図示)を嵌合させる。これにより、筐体30の天面31に重ねた左側支持部52によって左扉50を筐体30に支持させた状態で、左側前面板51によって筐体30の開口33aの左側部分を閉塞する。また、右扉40の右側係合部43と、左扉50の左側係合部53とを、空間[S]を介して対向配置させる。
その後図7に示すように、右扉40をダルマ穴42aに沿って左側にスライドさせ、左扉50をダルマ穴52aに沿って右側にスライドさせ、右扉40における右側支持部42の端縁と、左扉50における左側支持部52の端縁とを当接させる。これにより、右側支持部42と左側支持部52との隙間からの水分の浸入を抑える。この状態で、右扉40のダルマ穴42aの長径部42aaにおいて、ボルト34によって右扉40の右側支持部42を筐体30の天面31に止め付ける。また、左扉50のダルマ穴52aの長径部52aaにおいて、ボルト34によって左扉50の左側支持部52を筐体30の天面31に止め付ける。
以上により、右扉40と左扉50によって、筐体30の開口33aを閉塞する。このような右扉40と左扉50とによる扉構造は、右扉40における右側前面板41の左端縁と、左扉50における左側前面板51の右端縁とが、空間[S]を隔てて前後に重なる位置に配置された召し合わせ部[M]を構成する。
また、右扉40における右側係合部43と、左扉50における左側係合部53とは、この空間[S]を隔てて左右に重ねられた取り合いを構成し、これによって空間[S]を4方向から囲んだ構成となっている。さらに、この扉構造において、召し合わせ部[M]の空間[S]は、左扉50の左側支持部52によって上部が閉塞された構成となる。
そして、左側係合部53から左側前面板51に掛けての上部と、左側支持部52との間の隙間50aは、この空間[S]に臨んで配置された構成となっている。
≪実施形態の効果≫
以上説明した実施形態によれば、筐体30の開口33aを閉塞するための右扉40と左扉50とが重なる召し合わせ部[M]は、4方向と天面が閉じられた空間[S]を介しての召し合わせ構造となっている。これにより、右扉40と左扉50との召し合わせ部[M]には上方からの水滴が浸入し難く、また浸入した場合であっても空間[S]内に保持され、筐体30内の乗り場装置20への浸入を効果的に防止することができる。このため、筐体30内の乗り場装置20の水分による劣化を防止できる。
以上説明した実施形態によれば、筐体30の開口33aを閉塞するための右扉40と左扉50とが重なる召し合わせ部[M]は、4方向と天面が閉じられた空間[S]を介しての召し合わせ構造となっている。これにより、右扉40と左扉50との召し合わせ部[M]には上方からの水滴が浸入し難く、また浸入した場合であっても空間[S]内に保持され、筐体30内の乗り場装置20への浸入を効果的に防止することができる。このため、筐体30内の乗り場装置20の水分による劣化を防止できる。
また、ダルマ穴42a,52aにボルト35を嵌合させることで、右扉40および左扉50を容易に位置合わせすることができる。さらに、右扉40を右側支持部42において筐体30に支持させて固定し、左扉50を左側支持部52において筐体30に支持させて固定した構造であるため、繊細な動作を必要とすることなく筐体30を閉塞することが可能である。
なお、本発明は上記した実施形態および変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…エレベーター、10…乗り場ドア、20…乗り場装置
30…筐体、31…天面、31a…ねじ穴、32…底面、33…正面、33a…開口、34,34l,34r…ボルト、40…右扉、41…右側前面板、42…右側支持部、42a…ダルマ穴、42aa…長径部、42ab…大径部、42b…右側切欠き部、43…右側係合部、50…左扉、50a…隙間、51…左側前面板、52…左側支持部、52a…ダルマ穴、52aa…長径部、52ab…大径部、52b…左側切欠き部、53…左側係合部、[H1],[H2]…前面板の高さ、[L1],[L2]…突出長さ(係合部)、[M]…召し合わせ部、[S]…空間
30…筐体、31…天面、31a…ねじ穴、32…底面、33…正面、33a…開口、34,34l,34r…ボルト、40…右扉、41…右側前面板、42…右側支持部、42a…ダルマ穴、42aa…長径部、42ab…大径部、42b…右側切欠き部、43…右側係合部、50…左扉、50a…隙間、51…左側前面板、52…左側支持部、52a…ダルマ穴、52aa…長径部、52ab…大径部、52b…左側切欠き部、53…左側係合部、[H1],[H2]…前面板の高さ、[L1],[L2]…突出長さ(係合部)、[M]…召し合わせ部、[S]…空間
Claims (10)
- 乗り場ドアの開閉機構を有する乗り場装置と、乗り場装置を収容する筐体と、前記筐体の正面に配置された開口を閉塞する扉構造とを備え、
前記扉構造は、前記開口の右側を閉塞する右扉と、前記右扉との間に召し合わせ部を設けて前記開口の左側を閉塞する左扉とを備え、
前記右扉および前記左扉は、前記開口に対向して配置される前面板と、前記各前面板の上端縁を前記筐体の天面側に屈曲させた各支持部と、前記各前面板における前記召し合わせ部側の端縁を互いに逆方向に屈曲させた係合部を備え、
前記右扉と前記左扉との召し合わせ部は、前記右扉の係合部と前記左扉の係合部とで挟持された空間を有する
エレベーター。 - 前記左扉および前記右扉の前記支持部のうち、前記係合部と同一方向に屈曲して設けられた支持部は、前記空間の上部を覆う形状を有する
請求項1に記載のエレベーター。 - 前記係合部と同一方向に屈曲して設けられた支持部と前記係合部の上端縁との間には隙間を有する
請求項2に記載のエレベーター。 - 前記左扉および前記右扉の前記各係合部は、前記各前面板からの突出長さが略等しい
請求項1に記載のエレベーター。 - 前記右扉および前記左扉は、前記各支持部を前記筐体の天面上に重ねた状態で固定することにより前記筐体に固定される
請求項1に記載のエレベーター。 - 前記左扉および前記右扉の前記各支持部は、前記召し合わせ部側を大径部としたダルマ穴を有し、
前記右扉および前記左扉は、前記ダルマ穴の長径部に嵌合させたボルトによって前記筐体の天面に固定されている
請求項5に記載のエレベーター。 - 前記右扉および前記左扉は、前記筐体に固定された状態において、前記各支持部の前記召し合わせ部側の端縁同士が当接する
請求項1に記載のエレベーター。 - 前記右扉および前記左扉の各支持部は、前記召し合わせ部側において前記各前面板を各支持部から突出させた切欠き部を有する
請求項7に記載のエレベーター。 - 前記右扉および前記左扉の各前面板の高さは、前記筐体の開口の高さ方向の開口幅よりも大きい
請求項1に記載のエレベーター。 - 乗りかごと、壁部に前記乗り場ドアが設けられた前記乗りかごの走行路とを備え、
前記乗り場装置を収容した前記筐体は、前記走行路側において前記乗り場ドアの上部に配置され、
前記右扉および前記左扉の各前面板の高さは、前記筐体の開口を前記右扉および前記左扉で閉塞した状態において、前記乗り場ドアに重なることの無い大きさを有する
請求項9に記載のエレベーター。
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