JP7405612B2 - リアクトル - Google Patents

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Description

本発明は、リード線を有するセンサを備えるリアクトルに関する。
OA機器、太陽光発電システム、自動車、無停電電源など様々な用途にリアクトルが用いられている。この種のリアクトルは、コアの周囲を覆う樹脂部材と、樹脂部材に巻回されたコイルとを備えるリアクトル本体を、アルミニウムなどの金属製のケースに収容し、リアクトル本体とケースの間に充填材を注入し、充填材を固化させることで成る。
近年では、リアクトルの状態を検出するセンサをリアクトル本体に取り付けることが多くなってきた。センサは、リアクトルの状態を検出する検出部と、検出部が検出した情報をリアクトルの外部機器に伝達するリード線と、外部機器と接続するコネクタを有する。リード線の一方端部は検出部と、他方端部はコネクタと接続されており、リード線は、検出部からコネクタに向けて配設されている。
特開2019-021686号公報
リアクトルは、他の電気部品とともに用いられ、他の電気部品との集積度合いが高い状態で設置されている。そのため、リード線をリアクトルの外側を通して配設すると、リアクトルの大型化を招くとともに、他の電気部品と干渉して機械的又は電気的に損傷する虞もある。特に、近年においては、リアクトルと他の電気部品の集積度合いが更に高まっており、リアクトルの小型化が強く望まれている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、小型化を図ることができるリアクトルを提供することにある。
本発明のリアクトルは、コアに装着されたコイルと、前記コイルと接続するバスバーと、前記コア又は前記バスバーを樹脂で被覆する被覆部と、リアクトルの状態を検出するセンサと、を備え、前記センサは、検出部と、前記検出部と接続されるリード線と、を有し、前記被覆部には、凹部が設けられ、前記凹部の底面は、前記被覆部が被覆する前記コア又は前記バスバーにまで達し、前記コア又は前記バスバーは、前記被覆部から露出する露出面を有し、前記リード線は、前記凹部を通って配設されていること、を特徴とする。
本発明によれば、小型化を図ることができるリアクトルを得ることができる。
実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図である。 実施形態に係るリアクトルの分解斜視図である。 端子台の全体構成を示す斜視図である。 端子台の一部分を拡大した拡大図である。 端子台をモールド成型する際の金型の配置を示す模式図である。 リード線の配設を示す模式図である。
(第1の実施形態)
本実施形態のリアクトルについて、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態のリアクトルの全体構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態のリアクトルの分解斜視図である。なお、コイル3の巻軸方向をY軸方向と、Y軸方向と直交しコイル3の横並び方向をX軸方向と、Y軸方向とX軸方向と直交する方向をZ軸方向と呼ぶ場合があり、Z軸方向は高さ方向とも呼ぶ場合がある。
リアクトル100は、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品であり、電圧の昇降圧等に使用される。本実施形態のリアクトル100は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等で使用されるリアクトルである。
リアクトル100は、リアクトル本体10、ケース4、充填成形部5、センサ6及び端子台7を備える。リアクトル本体10は、環状形状のコア1、樹脂部材2及びコイル3を有する。リアクトル本体10は、ケース4に収容され、センサ6及び端子台7が取り付けられる。また、リアクトル本体10とケース4の隙間に充填成形部5が形成されている。端子台7は、バスバー71を有しており、バスバー71は、コイル3と溶接等によって接続されている。
このようなリアクトル100において、外部電源からコイル3に電流が供給されると、コイル3は磁束を発生させる。コイル3が発生させた磁束は、閉じた磁気回路を形成するコア1を通る。これにより、電気エネルギーが磁気エネルギーに変換される。電流供給によってコイル3に生じた熱は、充填成形部5を介しケース4に伝達されて外部へ放出される。
センサ6は、リアクトル100の状態を検出する。センサ6は、検出部61と、検出部61と接続されるリード線62とを有する。端子台7には、凹部74が設けられており、リード線62は、この凹部74を通って配設されている。
(リアクトル本体)
リアクトル本体10は、コア1、樹脂部材2及びコイル3を有する。コア1は、例えば、圧粉磁心などの磁性体から成る。コア1は、環状形状である。コイル3は、2つ設けられ、各コイル3は、コア1に装着される。2つのコイル3は、巻軸方向が平行になるように、隙間を介して横並びに設けられている。コア1の外周は、エポキシ樹脂等の樹脂部材2によって被覆されている。即ち、樹脂部材2は、コア1とコイル3の間に介在して、コア1とコイル3の絶縁を図る。
(ケース)
ケース4は、リアクトル本体10を収容する。ケース4は、概略矩形状の底面と4つの側壁を有し、上面が開口している箱型形状である。ケース4は、例えばアルミニウム合金等、熱伝導性が高く軽量な金属で構成されており、放熱性に優れている。ケース4は、リアクトル本体10及び端子台7を固定する固定部を有する。
(充填成形部)
充填成形部5は、リアクトル本体10とケース4の隙間に充填材が充填され、固化してなる部材である。充填材としては、リアクトル100の放熱性能の確保及びリアクトル本体10からケース4への振動伝搬の軽減のため、比較的柔らかく熱伝導性の高い樹脂が適している。具体的には、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などが挙げられる。
(センサ)
センサ6は、検出部61と、リード線62と、コネクタ63とを有する。検出部61は、例えば、温度変化に対して電気抵抗が変化するサーミスタなどの温度検出器であり、リアクトル100の温度を検出する。検出部61は、コイル3の間に設けられる。検出部61は、樹脂部材2の保持部に保持される。
リード線62は、検出部61が検出した温度情報をリアクトル100の外部に設置された外部機器に伝達する。つまり、リード線62は、検出部61と、他の部材を電気的に繋ぐ配線である。リード線62は、金属線とそれを被覆する被覆材料とからなる。金属線としては、例えば、銅、ニッケル、アルミ、銀、金など又はこれら2種以上を含むことができる。金属線は、1本のみの単線、または複数本をより合わせたより線を使用する。被覆材料は、ビニール、シリコンゴム、フッ素ゴムなどの絶縁性部材である。リード線62の一方端部は検出部61と接続し、他方端部はコネクタ63と接続している。
コネクタ63は電気を導通させる金属部材と、金属部材の一部を被覆する樹脂製の部材からなる。コネクタ63は、対になる外部機器のコネクタと接続する。コネクタ63が、対になる外部機器のコネクタと接続することで、検出部61と、外部機器とがリード線62を介して電気的に接続される。よって、検出部61が検出したリアクトル100の温度情報を外部機器に伝送することができる。
(端子台)
図3は、端子台7の全体構成を示す斜視図である。端子台7は、リアクトル100と外部機器を電気的に接続するための部品である。端子台7は、リアクトル本体10とは別体である。端子台7は、ケース4の固定部に固定されている。端子台7は、バスバー71及び被覆部73を有する。バスバー71と被覆部73はモールド成型によって一体に形成されている。
バスバー71は、例えば、銅などの導電性部材である。バスバー71の一方端部はコイル3と接続し、他方端部(端子ともいう)は外部機器の配線と接続される。これにより、外部機器とコイル3が電気的に接続され、外部機器から電力供給されると、コイル3に電流が流れ、磁束が発生し、コア1内に閉じた磁気回路が形成される。
被覆部73は、PPS(Polyphenylene Sulfide)等の樹脂から成り、バスバー71を被覆する。被覆部73は、台座部73aと、2つの延設部73b、73cにより構成される。台座部73aは、バスバー71が外部機器と接続する端子を支持する。台座部73aは、コイル3の巻軸方向と平行に延びた直方体形状であり、ケース4の側壁に沿って、ケース4の外側に設けられている。
延設部73b、73cは、台座部73aの両端部からそれぞれ巻軸方向と直交する方向に延びている。延設部73b、73cは、コイル3が装着されていないコア1の上面に設けられている。延設部73b、73cからバスバー71の端部が露出し、このバスバー71の端部がコイル3を溶接等によって接続している。
被覆部73は、図4に示すように、凹部74を有する。凹部74は、延設部73bの上面が窪んだ凹みである。凹部74は、延設部73bに埋め込まれたバスバー71にまで達し、バスバー71の一部が露出している。換言すれば、バスバー71は、延設部73b(被覆部73)から露出した露出面72を有する。即ち、凹部74の底面が露出面72となる。リード線62は、この凹部74を通るように配設される。なお、凹部74の窪みは、バスバー71に未達で、バスバー71は露出面72を有していなくてもよい。もっとも、凹部74の窪みの深さは、リード線62の外径程度あることが好ましい。このように構成することで、リード線62を凹部74から突出させることなく配設することができる。
被覆部73は、図4に示すように、係止部75を有する。係止部75は、延設部73bに対向して、延設部73bの上方に設けられている。より詳細には、係止部75は、凹部74に対向して設けられている。なお、係止部75が延設部73b又は凹部74に対向して設けられているとは、係止部75が有する後述する開口部76のみが対向している場合も含まれる。
係止部75は、延設部73bと同一の方向、即ち、コイル3の巻軸方向と直交する方向に延びている。係止部75は、係止部75の下面と凹部74の底面(露出面72)との間に隙間を介して設けられている。この隙間は、リード線62を通すことができる程度の間隔が空いていればよい。なお、係止部75の下面とは、凹部74と対向する係止部75の端面のことである。
本実施形態では、係止部75は、概略矩形状に切り欠かれた開口部76を有する。開口部76は、露出面72に対向して設けられている。係止部75は、開口部76を有することで、平面視すると、概略コの字形状となっている。開口部76を有することで、バスバー71をモールド成型する際に、金型で直接バスバー71を押さえることができる。
バスバー71をモールド成型した端子台7を作製する場合、バスバー71が樹脂の射出圧によって変形したり、位置がずれたりする虞がある。バスバー71が変形したり、位置がずれたりすると、他の部材との間に必要な絶縁距離を確保できなくなる虞がある。そこで、バスバー71の変形や位置ずれを防止するため、ピンなどの治具を金型の内部に配置する手法がある。しかし、金型内部に治具を配置する手法は、金型から成型品を取り出す際に治具が邪魔にならないように配置するなど、金型の構成を複雑にする。
しかし、本実施形態では、係止部75は開口部76を有するので、図5に示すように、金型Aで直接バスバー71を押さえることができる。具体的には、金型Aは、突出した凸部Bを有する。金型Aは、係止部75の上面に配置される、この時、凸部Bは、係止部75の開口部76が形成される部分を通り、凸部Bの先端は、バスバー71に当接する。即ち、金型Aの凸部Bが治具の役割を果たす。なお、図5には、バスバー71の露出面72も図示している。
この状態で、樹脂を充填する。そのため、凸部Bによって、バスバー71の変形、位置ずれを抑制できる。よって、金型の構成を複雑化することなく、また、凸部Bがバスバー71と当接することで、当該部分に樹脂が流れ込まず、被覆部73に凹部74が形成される。つまり、凸部Bが当接した面が露出面72となる。よって、凸部Bは、治具の役割を果たすとともに、凹部74の形成にも寄与している。
なお、露出面72の反対側のバスバー71の面は、金型Aとは異なる金型と当接していてもよいし、治具と当接していてもよい。即ち、バスバー71は、凸部Bと金型Aとは異なる金型によって把持させてもよいし、凸部Bと治具によって把持させてもよい。
(リード線の配設)
次に、リード線62の配設について図1及び図6を参照しつつ説明する。リード線62は、検出部61から凹部74に向かって延びている。そして、リード線62は、係止部75の下面と凹部74の底面、即ち、バスバー71の露出面72の間の隙間を通ってコネクタ63に向かって延びている。本実施形態では、この隙間は、リード線62の外径よりも若干小さい。
そのため、リード線62は、図6に示すように、露出面72と当接している。また、リード線62は、係止部75の下面と当接し、係止部75の下面によって抑え込まれている。つまり、リード線62は、露出面72と係止部75によって、把持され固定される。
このように、リード線62は凹部74を通って配設されるので、リアクトルの高さ方向の寸法を小型化することができる。また、リード線62は、露出面72と係止部75によって把持されるので、リード線62の位置ずれを抑制でき、リード線62が緩んで、他の電気部品と干渉してしまうことを抑制できる。
なお、本実施形態では、リード線62は、露出面72と係止部75によって、把持され固定されていたが、これに限定されない。例えば、凹部74のコイル3の巻軸方向と直交する長さ(図4に示す長さL)をリード線62の外径より若干短くし、凹部74に嵌め込んでリード線62を固定させてもよい。または、凹部74ではリード線62を固定せず、例えば、樹脂部材2にリード線62を固定する把持部を設けて、リード線62が凹部74を通るように配設させてもよい。このような場合、係止部75の下面は、リード線62に当接していなくてもよい。
もっとも、リード線62を配設した際には当接していない場合であっても、係止部75の下面と凹部74の底面の隙間は、リード線62が緩んだ場合に係止部75の下面がリード線62と当接する程度であることが好ましい。このように構成すれば、リード線62が緩んだ場合であっても、係止部75によってリード線62が凹部74からはみ出すことを防止できる。
(作用効果)
本実施形態のリアクトル100は、コア1に装着されたコイル3と、コイル3と接続するバスバー71と、バスバー71を樹脂で被覆する被覆部73と、リアクトル100の状態を検出するセンサ6と、を備える。センサ6は、検出部61と、検出部61と接続されるリード線62と、を有する。被覆部73は、凹部74が設けられ、リード線62は、凹部74を通って配設されている。
このように、リード線62を凹部74に通して配設することで、リード線62の配設する高さを低くすることができる。よって、凹部74を通す分、リアクトル100の小型化を図ることができる。
凹部74の底面は、被覆部73が被覆するバスバー71にまで達し、バスバー71は、被覆部73から露出する露出面72を有する。これにより、凹部74の窪みを最大にすることができ、リアクトル100の更なる小型化を実現することができる。また、凸部Bによって凹部74を形成することができるので、容易に凹部74を形成することができる。換言すれば、金型Aは、凹部74を形成するための内部構成が不要となり、金型の構成を簡略化することができる。さらに、バスバー71を凸部Bと当接させて、バスバー71が樹脂の射出圧によって変形、位置ずれすることを抑制することができる。
被覆部73は、凹部74と対向に配置された係止部75を有し、リード線62は、係止部75の下方を通って配設されている。これにより、リード線62がリアクトル100の上方にはみ出すことを抑制し、リード線62が緩んだ場合であっても、他の電気部品と干渉してしまうことを抑制でき、リアクトル100の信頼性を向上させることができる。
特に、本実施形態では、リード線62は、係止部75の下面と露出面72によって把持され固定されている。これにより、リアクトル100の小型化の効果を最大限得られるとともに、係止部75と露出面72によってリード線62の位置を固定し、リード線62が凹部74から抜け出すことを抑制できる。
さらに、本実施形態では、係止部75は、露出面72と対向する位置に開口部76を有する。仮に、係止部75が開口部76を有していなかった場合、金型は、係止部75を形成する構成に加えて、凹部74を形成させる構成を備えていなければならず、金型の内部構成がかなり複雑となる。しかし、本実施形態では、開口部76から金型Aの凸部Bを挿入することができるので、凸部Bによって凹部74を形成することができる。即ち、金型Aは、凹部74を形成する構成が不要となり、金型の構成を簡略化させることができる。また、凸部Bはバスバー71と当接させることができるので、バスバー71が樹脂の射出圧によって変形、位置ずれすることを抑制することができる。このように、開口部76を設けることで、係止部75を構成する場合であっても、バスバー71の変形、位置ずれを抑制するとともに、複雑な構成の金型が不要となり生産効率が向上する。
リード線62は、係止部75と凹部74の底面によって把持され、固定されている。これにより、凹部74に配設されたリード線62が凹部74から抜け出すことをより確実に抑制でき、振動などが大きい場合であってもリアクトル100の小型化を維持することができる。また、凹部74と係止部75にリード線62の固定部としての機能を担わせることができる。
(他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。上記のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
本実施形態では、係止部75を設けていたが、係止部75は設けていなくてもよい。係止部75を設けていない場合であっても、リード線62が凹部74を通るように固定し、配設させれば、凹部74を通す分、リアクトル100の小型化を図ることができる。
本実施形態では、凹部74は、バスバー71を被覆する被覆部73に設けていたが、凹部74は、コア1を被覆する樹脂部材2に設けていてもよい。即ち、樹脂部材2を被覆部73と捉えてもよい。このように、コア1を被覆する樹脂部材2に凹部74を設け、この凹部74にリード線62を配設すれば、リアクトル100の小型化を図ることができる。なお、凹部74による窪みは、コア1に達し、コア1が露出していてもよいし、コア1に未達であってコア1が露出していなくてもよい。
本実施形態では、凹部74は、コア1の上面に延びた延設部73b(被覆部73)に設けたが、凹部74の配置はこれに限定されない。例えば、延設部73bは、コア1の側面に設けられていてもよい。即ち、延設部73bは、台座部73aの端部からコイル3の巻軸方向と平行に延び、台座部73aと同様に、ケース4の側壁に沿って設けられていてもよい。この場合、凹部74は、コイル3の横並び方向に窪んでいる。そして、リード線62は、この凹部74を通って配設される。このように構成した場合であっても、リアクトル100のコイル3の横並び方向の寸法を抑制することができ、リアクトル100の小型化を図ることができる。
本実施形態では、係止部75の開口部76は、概略矩形状であったが、開口部76の形状はこれに限定されない。金型Aの凸部Bがバスバー71と当接できれば、例えば、丸形形状であってもよい。
100 リアクトル
10 リアクトル本体
1 コア
2 樹脂部材
3 コイル
4 ケース
5 充填成形部
6 センサ
61 検出部
62 リード線
63 コネクタ
7 端子台
71 バスバー
72 露出面
73 被覆部
73a 台座部
73b 延設部
73c 延設部
74 凹部
75 係止部
76 開口部
A 金型
B 凸部

Claims (4)

  1. コアに装着されたコイルと、
    前記コイルと接続するバスバーと、
    前記コア又は前記バスバーを樹脂で被覆する被覆部と、
    リアクトルの状態を検出するセンサと、
    を備え、
    前記センサは、
    検出部と、
    前記検出部と接続されたリード線と、
    を有し、
    前記被覆部には、凹部が設けられ、
    前記凹部の底面は、前記被覆部が被覆する前記コア又は前記バスバーにまで達し、
    前記コア又は前記バスバーは、前記被覆部から露出する露出面を有し、
    前記リード線は、前記凹部を通って配設されていること、
    を特徴とするリアクトル。
  2. 前記被覆部は、前記凹部と対向に配置された係止部を有し、
    前記リード線は、前記係止部と前記凹部の底面の間を通って配設されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記被覆部は、前記凹部と対向に配置された係止部を有し、
    前記係止部は、前記露出面と対向する位置に開口部を有し、
    前記リード線は、前記係止部と前記凹部の底面の間を通って配設されていること、
    を特徴とする請求項に記載のリアクトル。
  4. 前記リード線は、前記係止部と前記凹部の底面によって把持され、固定されていること、
    を特徴とする請求項又はに記載のリアクトル。
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