JP2023141845A - モールドコイル及びリアクトル - Google Patents

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浩太郎 鈴木
Kotaro Suzuki
孝輔 柴崎
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Abstract

【課題】センサのリード線の断線や被膜の溶融を防止し、センサとコイルを一体化できるモールドコイル及びこのモールドコイルを備えるリアクトルを提供する。【解決手段】モールドコイル10は、コイルと、モールドコイル10の物理量を検出するセンサ1と、センサ1に装着されるセンサカバー2と、センサカバー2を装着したセンサ1とコイルを被覆し、センサ1とコイルを一体化するコイルモールド樹脂5と、を備える。センサ1は、センサカバー2で保護され物理量を検出する検出部と、検出部に接続されたリード線12と、を有する。センサカバー2を、モールド成型時に金型内に収容されるリード線の周囲に配置している。【選択図】図1

Description

本発明は、センサを備えるモールドコイル及びこのモールドコイルを備えるリアクトルに関する。
OA機器、太陽光発電システム、自動車など様々な用途にリアクトル等のコイル部品が用いられている。コイル部品は、磁性材から成るコアの外周にコイルを巻回して成る。また、コアとコイルの間には、コアとコイルを絶縁するため、樹脂部材が設けられている。
近年、樹脂部材でモールド成型したモールドコイルが各所において使用されている。コイルを金型の所定の位置に配置し、樹脂を金型内に注入し、固化することでコイルの内周面及び外周面を樹脂部材で被覆されたモールドコイルが作製される。
コイル部品には、センサが設けられる場合がある。センサは、コイル部品の物理量、例えば温度、を検出する検出部と、外部機器と接続するコネクタと、一方端部は検出部と接続し、他方端部はコネクタと接続するリード線により構成される。リード線は、金属線と金属線を被覆し、絶縁性部材から成る被覆部から成る。コイル部品にセンサを設ける場合、モールドコイルを作製するモールド成型時にコイルとともにセンサも一体化する場合がある。
特開2020-035844号公報
センサをモールド成型によってコイルと一体化する場合、樹脂の射出圧によってリード線が煽られ、リード線が断線する虞がある。そこで、コイルとともにモールド成型する前に、センサを単体でモールド成型し、センサを樹脂で被覆させて保護する手法は知られている。しかし、センサをモールド成型すると、樹脂の熱でリード線の被膜部が溶融してしまう虞がある。また、コイルとともに一体化する場合に比べると射出圧は低くなるものの、リード線の断線の懸念は依然として残っていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、センサのリード線の断線や被膜の溶融を防止し、センサとコイルを一体化できるモールドコイル及びこのモールドコイルを備えるリアクトルを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のモールドコイルは、コイルと、モールドコイルの物理量を検出するセンサと、前記センサに装着されるセンサカバーと、前記センサカバーを装着した前記センサと前記コイルを樹脂により被覆し、前記センサと前記コイルを一体化するモールド樹脂と、を備え、前記センサは、物理量を検出する検出部と、前記検出部に接続されたリード線と、を有し、前記センサカバーは、少なくともリード線の一部の周囲に配置していること、を特徴とする。
また、このモールドコイルと、モールドコイルに装着される磁性体を含むコアと、を備えるリアクトルも本発明の一態様である。
本発明によれば、リード線の断線や被膜の溶融を防止し、センサとコイルと一体化できる。
モールドコイルの全体構成を示す斜視図である。 センサにセンサカバーを装着した状態を示す斜視図である。 センサにセンサカバーを装着した状態を底面から見た斜視図である。 コイルにコイルカバーを装着した状態を示す図である。 固定部の拡大図である。 固定部にセンサカバーを固定した状態を示す図である。 固定部にセンサカバーを固定した状態を示す模式図である。 リアクトルの全体構成を示す斜視図である。 モールドコアの斜視図である。
(実施形態)
実施形態に係るモールドコイルについて図面を参照しつつ説明する。図1は、モールドコイルの全体構成を示す斜視図である。各図面においては、理解容易のため、厚み、寸法、位置関係、比率又は形状等を強調して示している場合があり、本発明は、それら強調に限定されるものではない。
モールドコイル10は、モールド成型によってセンサ1とコイル3をコイルモールド樹脂部5で被覆させることにより形成される。モールドコイル10は、後述するようにリアクトル100の構成部材として用いられる。モールドコイル10は、センサ1、センサカバー2、コイル3、コイルカバー4及びコイルモールド樹脂5を備える。
図2は、センサにセンサカバーを装着した状態を示す斜視図である。図3は、センサにセンサカバーを装着した状態を底面から見た斜視図である。センサ1は、モールドコイル10に関する物理量を検出する。センサ1は、例えば、モールドコイル10の温度を検出する温度センサである。センサ1は、検出部11、リード線12及びコネクタ13を有する。
検出部11は、モールドコイル10に関する物理量を検出する。本実施形態では、検出部11としては、モールドコイル10の温度を検出する素子であり、例えばサーミスタを用いることができる。検出部11は概略直方体形状である。検出部11は、一対設けられているコイル3間に配置されている。
リード線12は、一方端部が検出部11と接続されており、他方端部がコネクタ13と接続される。リード線12は、金属線とそれを被覆する被覆部とから成る。金属線の材質としては、銅、ニッケル、アルミ、銀、金又はこれら2種以上を含むことができる。金属線は、1本のみの単線、または複数本をより合わせたより線を使用できる。被覆部は、ビニール、シリコンゴム、フッ素ゴムなどの絶縁性部材で金属線を被覆する。なお、検出部11側の一部の金属線は被覆部に被覆されていない。
コネクタ13は、外部機器のコネクタと接続される部材である。コネクタ13は、外部機器のコネクタを着脱自在に構成されている。検出部11は検出した情報は、リード線12及びコネクタ13を介して、コネクタ13に接続された外部機器に伝送される。
センサカバー2は、センサ1を保護する部材であり、センサ1の周囲に配置される。センサカバー2は、センサ1とは別体となっており、センサ1に装着することでセンサ1に固定される。即ち、センサカバー2とセンサ1は一体化されておらず、センサカバー2はセンサ1から着脱可能である。センサカバー2は樹脂から成り、樹脂の種類としてはエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、BMC(Bulk Molding Compound)、PPS(Polyphenylene Sulfide)、PBT(Polybutylene Terephthalate)等が挙げられる。
センサカバー2は、矩形の1辺を欠いたコの字状の断面を有している。即ち、センサカバー2は、庇部21と庇部21の両端部から延びる一対の壁部22から成り、庇部21と対向する端面に開口23を有する。この開口23からセンサ1を挿入し、庇部21及び一対の壁部22で画成された内部スペースにセンサ1が収容される。
センサカバー2は、リード線12を保護するリード線カバー24を有する。リード線カバー24は、庇部21及び壁部22で画成される内部スペースと、開口23を有する。この開口23からセンサ1のリード線12が挿入され、リード線カバー24の内部スペースにリード線12が収容される。リード線カバー24は、少なくともセンサ1とコイル3をコイルモールド樹脂5でモールド成型する際に金型内に配置されるリード線12部分の周囲に配置されていれば足りる。
リード線カバー24は、各壁部22の外壁にフランジ241を有する。フランジ241は、壁部22の外壁から当該壁部22と直交する方向に向かって突出している。
センサカバー2は、検出部11の一部を保護する検出部カバー25を更に有する。検出部カバー25は庇部21及び壁部22で画成される内部スペースと、開口23を有する。この開口23からセンサ1の検出部11が挿入され、検出部カバー25の内部スペースに検出部11が収容される。この検出部11が収容される内部スペースは検出部11と略同一の大きさである。検出部カバー25に検出部11を圧入することで、検出部カバー25と検出部11が密着し、センサカバー2はセンサ1に固定される。即ち、検出部カバー25の内部スペースが、センサカバー2をセンサ1に固定する固定部251となる。なお、検出部カバー25とリード線カバー24は、一体成型により継ぎ目無く一繋がりに連接している。
図4は、コイルにコイルカバーを装着した状態を示す図である。コイル3は、エナメル被覆等の絶縁被覆が施された導電性部材を筒状に巻いた巻回体である。コイル3は、巻軸に沿って1ターンごとに巻位置をずらしながら螺旋状に巻回することで形成される。コイル3の導電性部材は、例えば平角線であり、導電性部材の幅広面がコイル3の巻軸との直交方向に拡がるように、導電性部材が巻回されて成る螺旋状のエッジワイズコイルである。もっとも、コイル3の線材や巻き方は、平角線のエッジワイズコイルに限定されず、他の形態であってもよい。
コイル3は、2つ設けられている。各コイル3は、巻軸が平行になるように対向に配置される。コイル3からは引出線31が延びており、引出線31はバスバー6の一方端部と接続している。バスバー6の他方端部は外部機器の端子と接続され、コイル3はバスバー6を介して通電される。
コイルカバー4は、コイル3の外周に設けられている。コイル3は、導電性部材を巻き回して形成されるため、寸法にばらつきが生じることがある。そのため、モールド成型時に金型をコイル3に強く押し付けて、コイル3の寸法のばらつきを矯正させる。このとき、コイル3を直接金型で押し付けると、導電性部材の絶縁被膜を破損させるなどの虞があるため、コイル3の外周をコイルカバー4で被覆してコイル3を保護する。
コイルカバー4は、コイル3の上面に配置される上部カバー41と、コイル3の下面に配置される下部カバー42を有する。ここでいうコイル3の上面とは金型に収容される際に上型と対向するコイル3の面を指し、コイル3の下面とは金型に収容される際に下型と対向するコイル3の面を指す。上部カバー41は、板状の部材であり、コイル3の上面を覆っている。
下部カバー42は、下面当接部421と環状板422を有する。下面当接部421と環状板422は、一体成型等により継ぎ目無く一繋がりに連接している。下面当接部421は、コイル3の下面と当接し、コイル3を支持している。
環状板422は、下面当接部421の端部から下面当接部421に対して直交に延びている。環状板422は、巻軸と直交するコイル3の端面を覆っている。環状板422には、コイル3の内周と略同一に開口を有する。この開口には、後述するコア71の脚部711が挿入される。環状板422は、上部カバー41と嵌合している。
下部カバー42は、環状板422から延設した固定部43を有する。固定部43は、センサカバー2を装着したセンサ1を固定する。固定部43は、環状板422の上端からコイル3とは反対方向に延設する。固定部43は、コイル3の間に設けられている。
図5は、固定部43の拡大図である。図6は、固定部43にセンサカバー2を固定した状態を示す図である。固定部43は、載置部431及び一対の側壁部432を有する。載置部431は、平板状の部材でセンサカバー2を載置する。側壁部432は、巻軸と平行な載置部431の端部から載置部431に対して直交に延びる。載置部431及び一対の側壁部432を巻軸方向から見ると、コの字形状となっている。一対の側壁部432の間は、センサカバー2が収容できる程度空いている。この載置部431及び一対の側壁部432によって画成されたスペースに、センサカバー2の壁部22の先端が載置部431と当接するようにセンサカバー2が挿入される。換言すれば、開口23は載置部431により塞がれる。
側壁部432には、延び先端から載置部431に向かう切り欠き44が設けられている。この切り欠き44にセンサカバー2のフランジ241が挿入される。切り欠き44の深さは、フランジ241全体が収容できる程度であれば足りる。
図7は、固定部43にセンサカバー2を固定した状態を示す模式図である。図7に示すように、載置部431からは突出部45が突出している。突出部45は、一対の側壁部432の間に設けられている。突出部45は、側壁部432と同方向に向かって突出しているが、側壁部432よりも突出高さが低い。突出部45の側壁部432の並び方向の長さは、センサカバー2の壁部22の間の長さの略同一である。突出部45は、センサカバー2が固定部43に収容された際に、開口23に侵入し、開口23を塞ぐ。即ち、リード線12は、リード線カバー24の庇部21と一対の壁部22、突出部45に画成されたスペースに収容されることになり、四方が囲われている。
コイルモールド樹脂5は、図1に示すように、センサカバー2を装着したセンサ1とコイル3を樹脂により被覆し、センサ1とコイル3を一体化する。ここでは、バスバー6もセンサ1、コイル3とともに一体化している。コイルモールド樹脂5は、後述するモールドコア7a、7bの凸部と嵌合する凹部51を有する。
コイルモールド樹脂5を構成する樹脂の種類としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、BMC(Bulk Molding Compound)、PPS(Polyphenylene Sulfide)、PBT(Polybutylene Terephthalate)等が挙げられる。特に、熱伝導性の高い樹脂を用いることが望ましい。熱伝導性の高い樹脂を用いることで、コイル3の熱を外部に伝達することができる。
図8は、リアクトルの全体構成を示す斜視図である。図9は、モールドコアの斜視図である。図8に示すように、モールドコイル10と一対のモールドコア7a、7bを組み合わせることでリアクトル100と成る。リアクトル100は、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品であり、OA機器、太陽光発電システム、自動車など様々な用途で使用される。
モールドコア7a、7bは、図9に示すように、コア71をコアモールド樹脂72でモールド成型して作製される。なお、モールドコア7aは、コア71と共にバスバー6もモールド成型しており、コア71とバスバー6がコアモールド樹脂72によって一体に成型されている。
コア71は、圧粉磁心、フェライトコア、積層鋼板、又はメタルコンポジットコア等を用いることができる。メタルコンポジットコアとは、磁性粉末と樹脂とが混練され、樹脂が硬化されて成る磁性体である。
コア71は、一対の脚部711と、一対の脚部711を連結するヨーク部712とを有するU字型コア部材から成る。このU字型コア部材は、2つ設けられている。コア71は、このU字型コア部材の互いの脚部711を接着剤で接合することで環状形状を形成する。
コアモールド樹脂72は、コア71の表面の少なくとも一部を被覆する樹脂部材である。本実施形態では、コアモールド樹脂72は、コア71のヨーク部712のみを被覆しているが、コア71の脚部711も被覆していてもよい。なお、ヨーク部712の底面は、コアモールド樹脂72に被覆されずに露出している。そのため、コア71の熱を効果的にリアクトル100の外部に放出することができる。このコアモールド樹脂72は、モールド成型によってコア71と一体となって形成される。コアモールド樹脂2の樹脂の種類としては、コイルモールド樹脂5と同一のものを用いることができる。
コアモールド樹脂72は、モールドコイル10の凹部51に対応する位置に凸部721を有する。凸部721は、モールドコイル10に向かって突出している。この凸部721が凹部51に嵌合することで、モールドコイル10がモールドコア7a、7bに保持される。
(作用効果)
以上のとおり、本実施形態におけるモールドコイル10は、コイル3と、モールドコイル10の物理量を検出するセンサ1と、センサ1に装着されるセンサカバー2と、センサカバー2を装着したセンサ1とコイル3を被覆し、センサ1とコイル3を一体化するコイルモールド樹脂4と、を備える。センサ1は、物理量を検出する検出部11と、検出部11に接続されたリード線12と、を有する。センサカバー2は、モールド成型時に金型内に配置されるリード線12の周囲に設けられるリード線カバー24を有する。
従来は、センサを単体でモールド成型したうえで、コイルとともにモールド成型し、コイルとセンサを一体化していた。センサを単体でモールド成型する場合、溶融した樹脂の熱でセンサのリード線の被膜部が溶けてしまったり、樹脂の射出圧でリード線が断線したりする虞があった。
しかし、本実施形態のモールドコイル10は、センサ1をモールド成型するのではなく、センサ1とは別体のセンサカバー2をセンサ1に装着している。よって、リード線12の被膜部が溶融することを防止できる。
また、センサカバー2は、センサ1とコイル3を一体化させるモールド成型時に金型内に収容されるリード線12の周囲に配置される。そのため、リード線12はセンサカバー2に保護されているので、リード線12の断線を防止できる。
センサカバー2は、センサ1に固定される固定部251を有する。そのため、モールド成型時に樹脂の射出圧でセンサカバー2の位置が所定の場所からずれることを抑制できる。よって、樹脂の射出圧が高い場合であっても、樹脂の熱によるリード線12の被膜部が溶融やリード線12の断線を防止できる。
センサカバー2は、検出部11の周囲に配置する検出部カバー25を有し、検出部カバー25の固定部251は、検出部11に固定されている。このように、センサ1の検出部11はセンサカバー2によって固定される。そのため、センサカバー2の位置を決めれば検出部11も位置決めされ、検出部11を所望の位置に容易に配置できる。
コイル3の周囲に配置されるコイルカバー4を更に備える。センサカバー2は、庇部21と、庇部21の両端から庇部21に直交して延びる一対の壁部22と、開口23とを有する。コイルカバー4は、センサカバー2を固定する固定部43を有し、固定部43は、センサカバー2の開口23を塞ぐようにセンサカバー2を固定している。
これにより、センサカバー2の開口23からリード線12を収容しているスペースに樹脂が流入することを抑制できる。そのため、モールド成型時に樹脂によってリード線12の被膜部が溶融することを防止できる。
固定部43は、センサカバー2を固定したときに開口23に挿入され、一対の壁部22の間に配置する突出部45を有する。
これにより、センサカバー2の開口23からリード線12を収容しているスペースに樹脂が流入することをより効果的に抑制できる。また、突出部45はセンサカバー2を固定部43に挿入する際の位置決めとしての機能も有するため、センサカバー2を固定部43に固定する作業が容易になる。
コイルカバー4は、コイル3の上面と当接する上部カバー41と、コイル3の下面と当接する下部カバー42と、を有し、固定部43は、下部カバー42に設けられている。
コイル3は寸法のばらつきが生じるため、モールド成型時に上部カバー41をコイル3に強く押し付けて、コイル3の寸法のばらつきを矯正させる。そのため、上部カバー41の位置は変化し、上部カバー41に固定部43が設けられていると、検出部11の位置も変化する。
一方、下部カバー42は、下型とコイル3の間に挟まれているため、上部カバー41を押圧しても位置に変化はない。そのため、下部カバー42に固定部43を設けると、コイル3の寸法ばらつきに影響を受けることなく、所望の位置に検出部11を配置できる。
(他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。上記のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、固定部43は下部カバー42に設けられていたが、上部カバー41に設けてもよい。上部カバー41によってコイル3を押圧すると、上部カバー41とともにコイル3も全体的に下部カバー42側に沈む。そのため、上部カバー41に固定部43を設けると、コイル3と検出部11の相対的な位置関係においては大きく変化しない。よって、コイル3の所定の位置の温度を検出部11に検出させたい場合には、上部カバー41に固定部43を設ける方がよい。
また、上記実施形態では、検出部カバー25の内部スペースが固定部251として機能させ、検出部カバー25に検出部11を圧入することでセンサカバー2をセンサ1に固定させていたが、センサカバー2をセンサ1に固定する手法はこれに限定されない。例えば、センサカバー2の内面(センサ1の収容スペースを画成する面)に接着剤を塗布してセンサカバー2をセンサ1に装着させてもよい。
また、検出部カバー25の各壁部22の先端は、開口23に向かって延びる爪部を有するようにしてもよい。検出部カバー25の爪部をスナップフィットによってセンサカバー2をセンサ1に嵌合させてもよい。これにより、より容易にセンサカバー2をセンサ1に装着することができ、組立性、作業性が向上する。
さらに、リード線カバー24と検出部カバー25の境界部分には、切り欠きを設けてもよい。切り欠きは、開口23側から壁部22を切り欠き、庇部21に未達である。このように、切り欠きを設けることで、検出部カバー25はリード線カバー24とは独立して変形することができ、スナップフィットによってセンサカバー2をセンサ1に嵌合させやすくなる。
100 リアクトル
10 モールドコイル
1 センサ
11 検出部
12 リード線
13 コネクタ
2 センサカバー
21 庇部
22 壁部
23 開口
24 リード線カバー
241 フランジ
25 検出部カバー
251 固定部
3 コイル
31 引出線
4 コイルカバー
41 上部カバー
42 下部カバー
421 下面当接部
422 環状板
43 固定部
431 載置部
432 側壁部
44 切り欠き
45 突出部
5 コイルモールド樹脂
51 凹部
6 バスバー
7a、7b モールドコア
71 コア
711 脚部
712 ヨーク部
72 コアモールド樹脂
721 凸部

Claims (7)

  1. コイルと、
    モールドコイルの物理量を検出するセンサと、
    前記センサに装着されるセンサカバーと、
    前記センサカバーを装着した前記センサと前記コイルを被覆し、前記センサと前記コイルを一体化するモールド樹脂と、
    を備え、
    前記センサは、
    前記物理量を検出する検出部と、
    前記検出部に接続されたリード線と、
    を有し、
    前記センサカバーは、少なくともリード線の一部の周囲に配置していること、
    を特徴とするモールドコイル。
  2. 前記センサカバーは、前記センサに固定される固定部を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のモールドコイル。
  3. 前記センサカバーは、前記検出部の周囲にも配置され、
    前記固定部は、前記検出部に固定されていること、
    を特徴とする請求項2に記載のモールドコイル。
  4. 前記コイルの周囲に配置されるコイルカバーを更に備え、
    前記センサカバーは、庇部と、前記庇部の両端から前記庇部に直交して延びる一対の壁部と、開口とを有し、
    前記コイルカバーは、前記センサカバーを固定する固定部を有し、
    前記固定部は、前記センサカバーの開口を塞ぐように前記センサカバーを固定していること、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のモールドコイル。
  5. 前記固定部は、前記センサカバーを固定したときに前記開口に挿入され、前記一対の壁部の間に配置する突出部を有すること、
    を特徴とする請求項4に記載のモールドコイル。
  6. 前記コイルカバーは、
    前記コイルの上面に配置される上部カバーと、
    前記コイルの下面に配置される下部カバーと、
    を有し、
    前記固定部は、前記下部カバーに設けられていること、
    を特徴とする請求項4又は5に記載のモールドコイル。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のモールドコイルと、
    前記モールドコイルに装着される磁性体を含むコアと、
    を備えることを特徴とするリアクトル。
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