JP7399700B2 - 包装体 - Google Patents

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本発明は、包装体に関する。
包装体の構成を開示した文献として、特開2015-107826号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された包装体は、板紙を折り畳んで組み立てられている。当該包装体は、裏台紙パネル、第1側面パネル、前面パネル、第2側面パネルおよび表台紙パネルがそれぞれ折罫を介して連接されている。表台紙パネルは、第2側面パネル上辺の延長上に形成されている。第1側面パネルの一辺には折罫を介して表台紙パネルと同じ大きさの裏台紙パネルが連接している。パネル下辺側には、底面パネルおよび底面差込が、折罫を介して連接している。上記包装体は、第1側面パネルと前面パネルと第2側面パネルと裏台紙パネルとで形成され、かつ、両端に開口を有する断面矩形筒状部を備えている。上記包装体には、底面パネルと底面差込片とからなる底面封止フラップで封止した底面を有する、容器収納部が形成されている。
特開2015-107826号公報
特許文献1に記載された包装体においては、容器収納部の底面封止フラップが、容器収納部に収納された物品を支持している。しかしながら、容器収納部内の物品によって底面封止フラップに応力が加わった際に、底面封止フラップが外れて容器収納部の底面が開口し、収納された物品が容器収納部の外部に出るおそれがある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、物品収容部内において安定して物品を支持可能な包装体を提供することを目的とする。
本発明に基づく包装体は、連続するパネルを折り曲げて組み立てられている。包装体は、平板部と、物品収容部と、支持部とを備えている。物品収容部は、平板部と連接されている。物品収容部は、筒状である。物品収容部は、平板部と平行に延びる中心軸を有している。支持部は、物品収容部の内部の下端側に位置している。物品収容部の下端周縁の全周と、平板部の下端とは、同一の仮想平面上に位置している。支持部は、上記中心軸の軸方向と平行に延び、かつ、物品収容部の内部を横切るように設けられている。
本発明の一形態においては、物品収容部は、矩形筒状の外形を有している。物品収容部は、4つの壁部を含んでいる。4つの壁部の各々は、上記中心軸の軸方向に沿って延びている。上記軸方向に対する直交方向における支持部の一方端および他方端は、4つの壁部のうち互いに対向する一対の壁部のそれぞれに支持されている。物品収容部は、支持部が一対の壁部の各々に対して直交するように物品収容部の内部を横切ることにより、支持部を物品収容部の内部に位置させたまま、折り畳み可能に構成されている。
本発明の一形態においては、支持部は、物品収容部の下端周縁に折罫線部を介して接続されている。
本発明の一形態においては、支持部は、物品収容部が平板部と重ならないように折り畳まれた状態においては、折り畳まれていない1枚物の平板状である。
本発明によれば、物品収容部内において安定して物品を支持できる。
本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容された状態を示す上方斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容されていない状態を示す上方斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容された状態を示す下方斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装体の背面図である。 本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容された状態を示す底面図である。 本発明の一実施形態に係る包装体の上面図である。 本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容された状態であって、物品収容部の上端を開口させた状態を示す上面図である。 図4の包装体をVIII-VIII線矢印方向から見た断面図である。 本発明の一実施形態に係る包装体の製造方法の準備工程における1枚のシート材を裏面側から示す図である。 本発明の一実施形態に係る包装体の製造方法の第1折返工程において、シート材のうち複数の支持パネルを折り返した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る包装体の製造方法の第2折返工程において、複数の収容パネルの1つを、隣接する収容パネルに対して折り返した状態を示す図である。 図11のシート材を矢印XII方向から見た図である。
以下、本発明の一実施形態に関する包装体について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容された状態を示す上方斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容されていない状態を示す上方斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容された状態を示す下方斜視図である。図4は、本発明の一実施形態に係る包装体の背面図である。なお、本明細書中における前面および背面という用語は、説明のための文言であり、本発明の一実施形態に係る包装体を使用する場合においては、本明細書中における背面を前面として、本実施形態に係る包装体を使用してもよい。
図1から図4に示すように、包装体1は、平板部10と、物品収容部20と、支持部30とを備えている。
図1から図4に示すように、平板部10は、前面部11と、前面部11の反対側に位置する背面部12とを有している。背面部12は、前面部11と略平行に位置している。平板部10は、前面部11と背面部12とが並んでいる方向から見て、上部13と、下部14とを有している。当該方向から見て、上部13および下部14の各々は略矩形状の外形を有している。下部14は、上部13の下端13Lから下方に向かって延出している。当該方向から見て、下部14の一方側縁14Aは、上部13の一方側縁13Aと連続するように位置している。
物品収容部20は、平板部10と連接されている。具体的には、図1に示すように、物品収容部20は、平板部10の下部14の他方側縁14Bと連接されている。図4に示すように、物品収容部20は、平板部10の上部13の下端13Lと連接されている。
図1から図4に示すように、物品収容部20は、筒状である。物品収容部20は、平板部10と平行に延びる中心軸Cを有している。物品収容部20は、矩形筒状の外形を有している。物品収容部20は、4つの壁部を含んでいる。4つの壁部の各々は、上記中心軸Cの軸方向に沿って延びている。
物品収容部20は、具体的には、4つの壁部として、後方側壁部21、前方側壁部22、一方側壁部23および他方側壁部24を有している。
後方側壁部21は、一方側において一方側壁部23と接しており、他方側において他方側壁部24と接続している。後方側壁部21は、平板部10の上部13と、上部13の下端13Lにおいて接続している。後方側壁部21は、平板部10の下部14と、下部14の他方側縁14Bにおいて接続している。また、後方側壁部21は、具体的には、平板部10のうち背面部12と連続して設けられている。すなわち、後方側壁部21は、平板部10のうち背面部12において、上部13の下端13Lと連接されている。後方側壁部21は、平板部10のうち背面部12において、下部14の他方側縁14Bと連接されている。
前方側壁部22は、後方側壁部21と互いに略平行となるように位置している。前方側壁部22は、一方側において一方側壁部23と接続されており、他方側において他方側壁部24と接続している。より具体的には、後方側壁部21は、一方側において一方側壁部23と連接されており、他方側において他方側壁部24と連接している。
一方側壁部23は、具体的には、平板部10のうち前面部11と連続して設けられている。すなわち、一方側壁部23は、平板部10のうち前面部11において、下部14の他方側縁14Bと連接されている。
他方側壁部24は、具体的には、平板部10のうち背面部12と、後方側壁部21を介して連接されている。また、他方側壁部24と後方側壁部21との接合部は、平板部10の上部13の他方側縁13Bの仮想延長線上に位置している。
物品収容部20の下端周縁20Lの全周と、平板部10の下端10Lとは、同一の仮想平面上に位置している。これにより、包装体1の下端側を下に向けて載置したときに、包装体1を容易に自立させることができる。
図5は、本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容された状態を示す底面図である。図1から図3および図5に示すように、支持部30は、物品収容部20の内部の下端側に位置している。これにより、物品収容部20の外部の下端側において印刷可能な範囲の面積を広くとることができる。すなわち、支持部30は、物品収容部20の内部の下端周縁20L側に位置している。本実施形態において、支持部30の下端縁30Lは、物品収容部20の下端周縁20Lの全周と、同一の仮想平面上に位置している。
本実施形態において、支持部30は、支持本体部31と、上記軸方向と直交する方向において、支持本体部31の一方端に連接された第1当接部32と、支持本体部31の他方端に連接された第2当接部33とを有している。支持本体部31、第1当接部32および第2当接部33の各々はいずれも板状の外形を有しており、上記軸方向と平行に延びている。このように、本実施形態において、支持部30は、中心軸Cの軸方向と平行に延びている。
支持部30は、物品収容部20の内部を横切るように設けられている。具体的には、支持部30のうち支持本体部31の全体が物品収容部20の内部を横切るように設けられている。
本実施形態においては、支持部30は、上記4つの壁部のうち互いに対向する一対の壁部の各々に対して直交するように物品収容部20の内部を横切っている。具体的には、支持部30のうち支持本体部31の全体が、上記一対の壁部の各々に対して直交するように物品収容部20の内部を横切っている。なお、本実施形態において、上記一対の壁部は、一方側壁部23および他方側壁部24であるが、上記一対の壁部は、後方側壁部21および前方側壁部22であってもよい。
上記軸方向に対する直交方向における支持部30の一方端および他方端は、上記4つの壁部のうち互いに対向する上記一対の壁部のそれぞれに支持されている。本実施形態においては、支持部30のうち第1当接部32が、上記一対の壁部の一方の内部側と当接し、支持部30のうち第2当接部33が、上記一対の壁部の他方の内部側と当接することで、支持部30が支持されている。より具体的には、支持部30のうち第1当接部32が、一方側壁部23の内部側と当接し、支持部30のうち第2当接部33の内部側と当接することで、支持部30が支持されている。
本実施形態においては、第1当接部32および第2当接部33の各々が、支持本体部31に対して互いに異なる方向に折り返されることにより形成されている。なお、第1当接部32および第2当接部33の各々は、支持本体部31に対して互いに同一の方向に折り返されることにより形成されていてもよい。
本実施形態において、支持部30は、物品収容部20の下端周縁20Lに折罫線部34を介して接続されている。具体的には、支持部30のうち、第1当接部32が、物品収容部20の下端周縁20Lから折罫線部34を介して接続されている。また、本実施形態において、支持部30は、物品収容部20のうち一方側壁部23から折罫線部34を介して接続されているが、支持部30は、他の側壁部から折罫線部を介して接続されていてもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係る包装体の上面図である。図7は、本発明の一実施形態に係る包装体において、物品が収容された状態であって、物品収容部の上端を開口させた状態を示す上面図である。
図1、図2、図6および図7に示すように、本実施形態に係る包装体1は、天面フラップ40をさらに備えている。天面フラップ40は、物品収容部20の上端に接続されている。天面フラップ40は、物品収容部20と接続されている部分とは反対側において、物品収容部20の上端を開口可能に物品収容部20に係止されている。
天面フラップ40は、具体的には、物品収容部20を構成する4つの壁部のうち1つの壁部の上端に連接された天面本体部41と、天面本体部41の上記1つの壁部の反対側に連接された先端部42とを有している。天面本体部41は、物品収容部20の上端側を封止する。天面本体部41は、具体的には、他方側壁部24の上端と連接されている。先端部42は、上記1つの壁部と対向する壁部の外部側と当接しつつ、当該対向する壁部に設けられた第1差込口43に差し込まれることで、係止される。
図8は、図4の包装体をVIII-VIII線矢印方向から見た断面図である。図8においては、物品100が物品収容部20に収容された状態を模式的に示している。
図6から図8に示すように、本実施形態に係る包装体1は、内部フラップ50をさらに備えている。内部フラップ50は、物品収容部20の上端に接続されている。内部フラップ50は、物品収容部20の内部に折り込まれつつ、物品収容部20に係止されている。内部フラップ50は、物品収容部20の内部において支持部30上に位置する物品100の上端部110と当接可能に構成されている。これにより、物品収容部20内に収容された物品の位置がより安定する。さらに、内部フラップ50は、物品100と天面フラップ40との間に位置していることにより、物品100が天面フラップ40に当たって天面フラップ40の係止が解除されることを抑制できる。ひいては、物品収容部20の上端から物品100が出ることを抑制できる。
内部フラップ50は、具体的には、物品収容部20を構成する4つの壁部のうち1つの壁部の上端に連接された折返部51と、折返部51の上記1つの壁部とは反対側に連接された物品当接部52とを有している。折返部51は、物品収容部20の内部に折り返されて、上記中心軸Cの軸方向に沿って位置している。折返部51は、具体的には前方側壁部22の上端に連接されている。物品当接部52は、物品収容部20に収容された物品100の上端部110と当接するように構成されている。物品当接部52は、上記軸方向に対して直交方向に沿って延びている。物品当接部52の、折返部51側とは反対側の部分は、折返部51が接続された壁部と対向する壁部に設けられた第2差込口53に差し込まれることで、係止される。第2差込口53は、具体的には、後方側壁部21に設けられている。
図1から図3に示すように、本実施形態に係る包装体1は、窓部60をさらに備えている。窓部60は、物品収容部20に形成されており、物品収容部20の内部に収容された物品100を視認可能に構成されている。本実施形態において、窓部60は、前方側壁部22、一方側壁部23および他方側壁部24の一部が切り欠かれることにより形成されている。
窓部60には、透明部材61が設けられていてもよい。これにより、物品収容部20の内部に収容された物品を視認可能にしつつ、物品が窓部60を介して物品収容部20の外部に出ることを防ぐことができる。
図8に示すように、窓部60の下端縁60Lは、上記中心軸Cの軸方向において支持部30の上端縁30Uと略同一の位置に位置している。これにより、物品収容部20の内部に収容された物品100を下端部120側まで視認できる。窓部60の上端縁60Uは、上記中心軸Cの軸方向において、内部フラップ50のうち物品収容部20に収容された物品100の上端部110と当接する部分、すなわち、物品当接部52と略同一の位置に位置している。これにより、物品収容部20の内部に収容された物品100を上端部110側まで視認できる。
本発明の実施形態1に係る包装体1において、平板部10、物品収容部20、支持部30、天面フラップ40および内部フラップ50の各々は、厚紙で構成されているが、これに限定されない。平板部10、物品収容部20、支持部30、天面フラップ40および内部フラップ50の各々は、たとえば、プラスチック、合成樹脂を主原料とする紙状の合成紙、または、ポリプロピレンもしくはポリエチレンテレフタラートなどの光透過性を有する合成樹脂などで構成されていてもよい。透明部材61は、たとえばフィルム状の透明部材であり、本実施形態においては、2軸延伸ポリプロピレンフィルムで構成されている。
次に、本発明の一実施形態に係る包装体1の製造方法について説明する。本発明の一実施形態に係る包装体1は、連続するパネルを折り曲げて組み立てられる。本実施形態に係る包装体1の製造方法は、準備工程と、第1折返工程と、接着剤設置工程と、第2折返工程と、組立工程とを備えている。
図9は、本発明の一実施形態に係る包装体の製造方法の準備工程における1枚のシート材を裏面側から示す図である。図9に示すように、準備工程においては、1枚のシート材2を準備する。包装体1は、透明部材61を除き、連続するパネルからなる上記1枚のシート材2で構成される。すなわち、シート材2は、上述の平板部10などを構成する材料で構成されている。
図1から図4および図9に示すように、本実施形態においては、シート材2は、平板部10の前面部11を構成する前面パネル11Pと、平板部10の背面部12を構成する背面パネル12Pと、物品収容部20を構成する複数の収容パネル20Pと、支持部30を構成する複数の支持パネル30Pと、天面フラップ40を構成する複数の天面パネル40Pと、内部フラップ50を構成する複数の内部パネル50Pとを備えている。
前面パネル11Pの裏面は、包装体1において前面部11の背面部12側の面を形成する。背面パネル12Pの裏面は、包装体1において背面部12の前面部11側の面を形成する。複数の収容パネル20Pの裏面は、包装体1において物品収容部20の内部側の面を形成する。
複数の収容パネル20Pは、後方側壁パネル21Pと、前方側壁パネル22Pと、一方側壁パネル23Pと、他方側壁パネル24Pとを含んでいる。後方側壁パネル21Pおよび背面パネル12Pは、略矩形状の一枚のパネルを構成している。また、複数の収容パネル20Pには、包装体1における窓部60を構成する開口部が形成されている。準備工程においては、窓部60に相当する開口部に透明部材61を予め設けてもよい。
図10は、本発明の一実施形態に係る包装体の製造方法の第1折返工程において、シート材のうち複数の支持パネルを折り返した状態を示す図である。図9および図10に示すように、第1折返工程においては、複数の支持パネル30Pを折り返す。本実施形態においては、収容パネル20Pの下端に接続された複数の支持パネル30Pを、折罫線部34を介して、収容パネル20Pの裏面側に折り返す。
図9および図10に示すように、接着剤設置工程においては、シート材2に接着剤を塗布する。本実施形態においては、前面パネル11Pおよび背面パネル12Pの少なくとも一方の裏面側に位置する第1の接着部70に接着剤を設け、かつ、収容パネル20Pの裏面側に位置する第2の接着部80に接着剤を設ける。本実施形態においては、複数の支持パネル30Pを収容パネル20Pの裏面側に折り返した状態において、第2の接着部80は、前方側壁パネル22Pと他方側壁パネル24Pとの接続部を中心線としたときの該中心線に関して、複数の支持パネル30Pのうち第2当接部33を構成するパネルと略線対称となる位置に位置している。上記接着剤の種類は特に限定されないが、上記接着剤としてホットメルト接着剤、または、紙器および紙工用接着剤を用いることができる。
図11は、本発明の一実施形態に係る包装体の製造方法の第2折返工程において、複数の収容パネルの1つを、隣接する収容パネルに対して折り返した状態を示す図である。図12は、図11のシート材を矢印XII方向から見た図である。
図10および図11に示すように、第2折返工程においては、第1折返工程および接着材設置工程の後、複数の収容パネル20Pにおいて、複数の収容パネル20Pが並んでいる方向における中央において、複数の収容パネル20Pの一部を折り返す。本実施形態においては、具体的には、前方側壁パネル22Pと他方側壁パネル24Pとの接続部を折罫線部として、前方側壁パネル22Pを他方側壁パネル24Pの裏面側に折り返す。
第2折返工程においては、複数の収容パネル20Pの一部が折り返された結果として、第1の接着部70を介して前面パネル11Pの裏面と背面パネル12Pの裏面とが互いに接着される。また、複数の収容パネル20Pの一部が折り返された結果として、第2の接着部80を介して、複数の収容パネル20Pの一部の裏面と複数の支持パネル30Pの一部の表面とが互いに接着される。具体的には、他方側壁パネル24Pの裏面と、複数の支持パネル30Pのうち第2当接部33を構成するパネルの表面とが互いに接着される。
図11および図12に示すように、第2折返工程において折り返された直後の状態のシート材2においては、収容パネル20Pが、前面パネル11Pおよび背面パネル12Pの各々と重ならないように折り畳まれている。また、第2折返工程において折り返された直後の状態のシート材2においては、複数の支持パネル30Pは、全体として、折り畳まれていない1枚物の平板状の状態である。
組立工程においては、シート材2を構成する複数のパネルの各々を、隣接するパネルに対して折り曲げる。具体的には、まず、図11および図12に示す複数の収容パネル20Pの各々が互いに離間するように、複数の収容パネル20Pの各々を隣接するパネルに対して折り曲げることにより、図1に示す包装体1の物品収容部20が形成される。
また、上記のように複数の収容パネル20Pの各々を隣接するパネルに対して折り曲げるに伴い、図11に示す複数の支持パネル30Pの各々が、隣接するパネルに対して自動的に折り曲げられる。これは、複数の支持パネル30Pのうち、第1当接部32に相当するパネルが折罫線部34によって収容パネル20Pに固定されており、第2当接部33に相当するパネルが接着材によって収容パネル20Pに固定されているためである。このようにして、図3に示す包装体1の支持部30が形成される。
さらに、必要に応じて物品収容部20の内部に物品100を収容した後、複数の内部パネル50Pの各々を隣接するパネルに対して折り曲げることにより、複数の内部パネル50Pが図8に示すような形状となるように、構成される。そして、複数の天面パネル40Pの各々を隣接するパネルに対して折り曲げることにより、天面フラップ40が図1に示すような形状となるように、構成される。上記の工程により、本発明の一実施形態に係る包装体1が製造される。
なお、本発明の一実施形態に係る包装体1は、折り畳み可能に構成されている。ここで、本発明の一実施形態に係る包装体1の折り畳み方について説明する。包装体1を折り畳むには、包装体1に対して、包装体1の製造方法における組立工程と逆のステップ順で、シート材2を構成する複数のパネルの各々の折り曲げた部分を平坦に伸ばしていけばよい。
具体的には、まず、図1および図11に示すように、包装体1に対して、天面フラップ40を構成する複数の天面パネル40Pの折り曲げた部分を、平坦に伸ばす。次に、図8および図11に示すように、内部フラップ50を構成する複数の内部パネル50Pの折り曲げた部分を、平坦に伸ばす。そして、図1、図11および図12に示すように、必要に応じて包装体1の物品収容部20から物品100を取り除いた後、後方側壁パネル21Pの裏面と一方側壁パネル23Pの裏面とが互いに接し、かつ、前方側壁パネル22Pの裏面と他方側壁パネル24Pの裏面とが互いに接するように、物品収容部20を折り畳む。このように、本実施形態においては、物品収容部20が平板部10と重ならないように折り畳まれる。本実施形態に係る包装体1においては、支持部30は、物品収容部20が平板部10と重ならないように折り畳まれた状態においては、折り畳まれていない1枚物の平板状となる。
物品収容部20は、支持部30が一対の壁部の各々に対して直交するように物品収容部20の内部を横切ることにより、支持部30を物品収容部20の内部に位置させたまま、に折り畳み可能に構成されている。具体的には、物品収容部20が矩形筒状であり、かつ、支持部30の支持本体部31が、後方側壁部21および前方側壁部22の各々と互いに平行に位置しているため、物品収容部20を折り畳む過程においても後方側壁部21および前方側壁部22の各々と平行となる状態が維持されることにより、物品収容部20は、支持部30を物品収容部20の内部に位置させたまま、折り畳み可能となる。
上記のように、本発明の一実施形態に係る包装体1は、連続するパネルを折り曲げて組み立てられている。包装体1は、平板部10と、物品収容部20と、支持部30とを備えている。物品収容部20は、平板部10と連接されている。物品収容部20は、筒状である。物品収容部20は、平板部10と平行に延びる中心軸Cを有している。支持部30は、物品収容部20の内部の下端側に位置している。物品収容部20の下端周縁20Lの全周と、平板部10の下端10Lとは、同一の仮想平面上に位置している。支持部30は、中心軸Cの軸方向と平行に延び、かつ、物品収容部20の内部を横切るように設けられている。
このように、本発明の一実施形態に係る包装体1においては、支持部30が中心軸Cの軸方向と平行に延びているため、たとえば、包装体1が落下して着地したときに受ける衝撃による支持部30の変形を抑制できる。さらに、支持部30は、物品収容部20の内部を横切るように設けられているため、物品収容部20と支持部30との間に形成される空間が緩衝部として機能し、たとえば、包装体1が落下して着地したときに受ける衝撃による支持部30の変形を抑制できる。結果として、物品収容部20内において安定して物品100を支持できる。
本実施形態に係る包装体1においては、物品収容部20は、矩形筒状の外形を有している。物品収容部20は、4つの壁部を含んでいる。4つの壁部の各々は、上記中心軸Cの軸方向に沿って延びている。上記軸方向に対する直交方向における支持部30の一方端および他方端は、4つの壁部のうち互いに対向する一対の壁部のそれぞれに支持されている。物品収容部20は、支持部30が一対の壁部の各々に対して直交するように物品収容部20の内部を横切ることにより、支持部30を物品収容部20の内部に位置させたまま、折り畳み可能に構成されている。
これにより、包装体1の保管時または輸送時において省スペース化できるとともに、保管後または輸送後においては、折り畳まれた状態を解除することで包装体1を容易に組立てることができる。
本実施形態に係る包装体1においては、支持部30は、物品収容部20の下端周縁20Lに折罫線部34を介して接続されている。
これにより、包装体1を構成する部材の点数が少なくなり、包装体1製造時における工数を削減することができる。
本実施形態に係る包装体1においては、支持部30は、物品収容部20が平板部10と重ならないように折り畳まれた状態においては、折り畳まれていない1枚物の平板状である。
これにより、包装体1を嵩張らないように折り畳むことができ、包装体1の保管時または輸送時においてさらに省スペース化することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 包装体、2 シート材、10 平板部、10L,13L 下端、11 前面部、11P 前面パネル、12 背面部、12P 背面パネル、13 上部、13A,14A 一方側縁、13B,14B 他方側縁、14 下部、20 物品収容部、20L 下端周縁、20P 収容パネル、21 後方側壁部、21P 後方側壁パネル、22 前方側壁部、22P 前方側壁パネル、23 一方側壁部、23P 一方側壁パネル、24 他方側壁部、24P 他方側壁パネル、30 支持部、30L,60L 下端縁、30P 支持パネル、30U,60U 上端縁、31 支持本体部、32 第1当接部、33 第2当接部、34 折罫線部、40 天面フラップ、40P 天面パネル、41 天面本体部、42 先端部、43 第1差込口、50 内部フラップ、50P 内部パネル、51 折返部、52 物品当接部、53 第2差込口、60 窓部、61 透明部材、70 第1の接着部、80 第2の接着部、100 物品、110 上端部、120 下端部。

Claims (3)

  1. 連続するパネルを折り曲げて組み立てられた包装体であって、
    平板部と、
    前記平板部と連接され、前記平板部と平行に延びる中心軸を有する筒状の物品収容部と

    前記物品収容部の内部の下端側に位置する支持部とを備え、
    前記物品収容部の下端周縁の全周と、前記平板部の下端とは、同一の仮想平面上に位置
    しており、
    前記物品収容部は、矩形筒状の外形を有しており、かつ、前記中心軸の軸方向に沿って
    延びる4つの壁部を含み、
    前記支持部は、前記中心軸の軸方向と平行に延び、かつ、前記物品収容部の内部を横切
    るように設けられており、
    前記軸方向に対する直交方向における前記支持部の一方端および他方端は、前記4つの
    壁部のうち互いに対向する一対の壁部のそれぞれに支持されており、
    前記物品収容部は、前記支持部が前記一対の壁部の各々に対して直交するように前記物
    品収容部の内部を横切ることにより、前記支持部を前記物品収容部の内部に位置させたま
    ま、折り畳み可能に構成されている、包装体。
  2. 前記支持部は、前記物品収容部の前記下端周縁に折罫線部を介して接続されている、請
    求項1に記載の包装体。
  3. 前記支持部は、前記物品収容部が前記平板部と重ならないように折り畳まれた状態にお
    いては、折り畳まれていない1枚物の平板状である、請求項1または請求項2に記載の包
    装体。
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