JP6859738B2 - 台紙付シュリンク包装体 - Google Patents

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Description

この発明は,包装体,特にシュリンク包装された商品とこれを保持する台紙とを備える,台紙付シュリンク包装体に関する。
スーパーマーケット,薬局,コンビニエンスストア,その他の店舗で販売されるリップクリーム,化粧水,スプレー等の比較的小型の商品は台紙および透明プラスチックを用いて包装された形態で流通,販売されることが多い。包装された商品が店舗内において展示ないし陳列され,消費者の手に取られる。
商品の形状および大きさに応じた収納凸部を備える透明プラスチック製のブリスター内に商品を入れ,台紙によってブリスターの背面がわの開口を閉じたブリスターパックが知られている。透明なブリスターを通して包装商品がよく見えるので展示効果は高いが,ブリスターを成形する金型の製作が必要とされ,製造コストは高い。
特許文献1には,台紙に筒状シュリンクフィルムを貼着し,筒状シュリンクフィルムによって包装した商品を台紙と一体にした包装体が開示されている。
特開平8−244832号公報
筒状シュリンクフィルムは一般に薄くかつ柔らかく,商品を入れる前の筒状シュリンクフィルムは平らにつぶれている(畳まれている)。特許文献1は,吸着パッドによって筒状シュリンクフィルムを持ち上げることで,商品を挿入するための空間をつくる旨を記載する。吸着のための装置が必要とされ,製造装置が複雑かつ規模の大きいものになってしまう。
この発明は,筒状シュリンクフィルム内に商品を収納(挿入)しやすくすることを目的とする。
この発明はまた,比較的厚い商品も包装できるようにすることを目的とする。
この発明による台紙付シュリンク包装体は,前後方向に対向するように設けられ,それぞれに商品窓があけられた前面パネルおよび後面パネル,ならびに商品を収納する前の畳まれた状態において上記商品窓の幅を超える幅を有しており,上記商品窓を覆うように上記前面パネルの内面および上記後面パネルの内面のそれぞれに接着された筒状シュリンクフィルムを備え,上記商品を収納する前の畳まれた状態の筒状シュリンクフィルムの前面フィルムの一側部が上記前面パネルの内面に接着され,かつ上記商品を収納する前の畳まれた状態の筒状シュリンクフィルムの後面フィルムの他側部が,上記後面パネルの内面に接着されている。
シュリンクフィルムは熱を加えることで収縮するフィルムを意味し,ポリ塩化ビニル,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリオレフィン,ポリエチレンテレフタレートなどを素材とする。この発明による台紙付シュリンク包装体は,特に筒状シュリンクフィルムを備えている。すなわち周方向に連続し,上下に開口を持つ,そのような形態のものである。
筒状シュリンクフィルムは,折り畳まれた状態においては前後2枚のフィルムから構成されていると見ることができる。一方を前面フィルム,他方を後面フィルムと呼ぶ。折り畳まれた状態の筒状シュリンクフィルム(前面フィルムおよび後面フィルム)は2つの側部(一側部と他側部)を持つ。前面フィルムの一側部が前面パネルの内面に,後面フィルムの他側部が後面パネルの内面に,それぞれ接着されている。前面パネルの内面に接着される前面フィルムの一側部とは,前面パネルに対向する前面フィルムの面部(外面部)のうちの一方側がわの範囲を意味する。後面パネルの内面に接着される後面フィルムの他側部とは,後面パネルに対向する後面フィルムの面部(外面部)のうち他方側がわ(上記一方側がわの反対がわ)を意味する。筒状シュリンクフィルムは上記商品窓の幅を超える幅を有し上記商品窓を覆うものであるで,横断面からみて,2つの接着部位は商品窓を挟んではす向かいに位置する。
前面パネルの内面に前面フィルムが,後面パネルの内面に後面フィルムがそれぞれ接着されているので,前面パネルと後面パネルを離すと,これに伴って前面フィルムと後面フィルムが離れ,筒状シュリンクフィルム内に空間が形成されていく。2つの接着部位がはす向かいに位置しているので,前面パネルと後面パネルを離したときに,筒状シュリンクフィルム内に比較的大きな空間が形成されやすく,したがって筒状シュリンクフィルム内に商品を収納(挿入)しやすくなる。たとえば前後方向に対向する前面パネルと後面パネルを両側方から押すことで,前面パネルと後面パネルを離すことができ,これに伴って筒状シュリンクフィルム内に空間を形成することができる。
上述したように,筒状シュリンクフィルムは熱を加えることで収縮する性質を持つので,筒状シュリンクフィルム内に商品を入れた状態で熱を加えると,筒状シュリンクフィルムは商品表面に密着する。筒状シュリンクフィルムは前面パネルと後面パネルの両方に接着されているので,筒状シュリンクフィルムの収縮に伴って前面パネルと後面パネルが近づき,前面,後面パネルのそれぞれにあけられた商品窓から,筒状シュリンクフィルムによって覆われた商品が反対向きにそれぞれ大きく突出する。
一実施態様では,上記筒状シュリンクフィルムの一側部および他側部の接着部位の少なくともいずれか一方の側方にわたってフィルム襠部が確保されている。フィルム襠部を確保しておく(フィルムに余裕を持たせておく)ことによって,比較的厚みを有する商品であっても筒状シュリンクフィルムによって商品の表面を覆うことができる。
好ましくは,上記一側部の接着部位が上記前面パネルにあけられた商品窓の近辺(近傍)に,上記他側部の接着部位が上記後面パネルにあけられた商品窓の近辺(近傍)に,それぞれ設けられている。より多く(より広い範囲)の筒状シュリンクフィルムを,商品包装のために無駄なく用いることができる。
好ましい実施態様では,上記前面部と上記後面部とを対向させた状態を保持するための保持機構を備えている。保持機構は,接着剤,テープ等を用いて,または差込み片を用いた係合等によって達成される。上記前面パネルと後面パネルは折り線を介して連設されていてもよい。折り線において台紙を折り返し,前面パネルの端部と後面パネルの端部を接着等することで,前面パネルと後面パネルを対向させた状態が保持される。前面パネルと後面パネルは折り線を介して左右方向(横方向)に連設されてもよいし,上下方向(縦方向)に連設されてもよい。
一実施態様では,上記前面部の下縁および後面部の下縁に折り線を介して底面部が連設されている。底面部を用いて台紙付シュリンク包装体を自立させることができる。底面部は互いに反対向きに折り曲げてもよいし,互いに向き合う向きに折り曲げてもよい。
上記前面パネルにあけられた商品窓の下縁を上記前面パネルの下縁に位置させ,上記後面パネルにあけられた商品窓の下縁を上記後面パネルの下縁に位置させておくとよい。筒状シュリンクフィルムによって包装された商品の底面を接地させる,または底面部上に載せることができるので,台紙付シュリンク包装体を安定して自立させることができる。
第1実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,筒状シュリンクフィルムとともに示す。 組立て後の台紙付シュリンク包装体の正面図である。 台紙付シュリンク包装体によって商品を包装する工程を示す断面図である。 台紙付シュリンク包装体によって商品を包装する工程を示す断面図である。 台紙付シュリンク包装体によって商品を包装する工程を示す断面図である。 台紙付シュリンク包装体によって商品を包装する工程を示す断面図である。 台紙付シュリンク包装体に商品を挿入する様子を示す拡大斜視図である。 商品を包装した状態の第1実施例の台紙付シュリンク包装体の斜視図である。 第2実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,筒状シュリンクフィルムとともに示す。 商品を包装した状態の第2実施例の台紙付シュリンク包装体を前面がわから見た斜視図である。 第2実施例の台紙付シュリンク包装体を背面がわから見た斜視図である。 第3実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,筒状シュリンクフィルムとともに示す。 商品を包装した状態の第3実施例の台紙付シュリンク包装体を背面がわから見た斜視図である。 第4実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,筒状シュリンクフィルムとともに示す。 商品を包装した状態の第4実施例の台紙付シュリンク包装体を背面がわから見た斜視図である。 第5実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,筒状シュリンクフィルムとともに示す。 商品を包装した状態の第5実施例の台紙付シュリンク包装体を背面がわから見た斜視図である。 第6実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の典型図を,筒状シュリンクフィルムとともに示す。 商品を包装した状態の第6実施例の台紙付シュリンク包装体を背面がわから見た斜視図である。
(第1実施例)
図1から図8は第1実施例の台紙付シュリンク包装体を示している。図1は第1実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を筒状シュリンクフィルムとともに示すもので,包装体の内面となる面を見たものである。図2は組立て後の台紙付シュリンク包装体の正面図を示している。図3から図6および図7は台紙付シュリンク包装体によって商品を包装する工程を示している。図8は商品が包装された状態の台紙付シュリンク包装体の斜視図である。
台紙付シュリンク包装体1B(図2参照)は,図1に示す形状に切り取られた1枚の台紙(厚紙)1Aを折り,適所を接着することによりつくられる。厚紙に代えて,ボール紙,プラスチック・シート,これらの複合材を用いてもよい。図1の展開図において鎖線は谷折りされる折り線(折り目)を示している。折曲げを容易にするために,鎖線に沿って折り線加工または折罫加工が施される。
図1を参照して,台紙付シュリンク包装体1Bを構成する台紙1Aは,折り線L1において左右方向に連設された,矩形の前面パネル10と後面パネル20とを備えている。後面パネル20とつながる一側端と反対側の前面パネル10の他側端には,外面に接着剤nが設けられた糊代パネル12が折り線L2を介して連設されている。
前面パネル10および後面パネル20のそれぞれに,矩形の商品窓11,21があけられている。商品窓11,21は,折り線L1において台紙1Aが折られたときに前後に重なる位置に形成されており,後述するように,商品窓11,21のそれぞれから前後の両方向に商品が突出することになる。商品窓11,21は,包装される商品の正面がわ,背面がわの形状に応じた,好ましくはほぼ合致した形状を持ち,その大きさも包装される商品の大きさに応じたものとされる。多くの商品は正面がわの形状および大きさと背面がわの形状および大きさとが同じであり,この場合商品窓11,21は形状および大きさが同一となる。もっとも,商品窓11,21の形状および大きさは同一である必要は必ずしもない。
前面パネル10の内面に筒状シュリンクフィルム30が貼られ,前面パネル10にあけられた商品窓11の全体が筒状シュリンクフィルム30によって覆われている。筒状シュリンクフィルム30は,透明または半透明のもので,ポリ塩化ビニル,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリオレフィン,ポリエチレンテレフタレートその他の熱収縮を生じる素材からつくられる。筒状シュリンクフィルム30内に商品を入れ,その後に熱を加えると,熱収縮が生じて筒状シュリンクフィルム30は商品表面にピッタリと密着する。
筒状シュリンクフィルム30は上下端が開口しているもので,上下のいずれかの開口からフィルム30内に商品が入れられる。筒状シュリンクフィルム30内に商品を入れる前(たとえば図1に示す展開状態のとき)において,筒状シュリンクフィルム30は折り畳まれており,その状態の筒状シュリンクフィルム30は前面および後面(表面および裏面)の両面のフィルムによって構成されていると見ることができる。筒状シュリンクフィルム30を構成する前面および後面のフィルムを,前面フィルム31および後面フィルム32と呼ぶことにする(図2参照)。図1には後面フィルム32が見えており,前面フィルム31は見えない。
筒状シュリンクフィルム30は,前面パネル10の内面に設けられた接着剤N1によって前面パネル10の内面に接着される。また,筒状シュリンクフィルム30は,後面パネル20の内面に設けられた接着剤N2によって,後面パネル20の内面にも接着されることになる(詳細は後述する)。より詳細に説明すると,筒状シュリンクフィルム30を構成する前面フィルム31が前面パネル10の内面に,筒状シュリンクフィルム30を構成する後面フィルム32が後面パネル20の内面に,それぞれ接着される。前面パネル10の内面の接着剤N1は,折り線L1に近い商品窓11の側縁の近くに設けられ,後面パネル20の内面の接着剤N2は,折り線L1から離れた商品窓21の側縁の近くに設けられている。前面,後面パネル10,20に接着される筒状シュリンクフィルム30を介して,筒状シュリンクフィルム30内に入れられる商品は台紙1Aに固定されることになる。
筒状シュリンクフィルム30は,折り畳まれた状態において商品窓11(21)の幅を超える幅寸法を持つことが必要である。図1に示す筒状シュリンクフィルム30は,折り畳まれた状態において商品窓11(21)の高さを超える高さ寸法も持っているが,高さ寸法については商品窓11(21)の高さを超える必要は必ずしもなく,商品窓11(21)の高さよりも低い(小さい)寸法を有するものであってもよい。この場合には,商品窓11(21)の上部もしくは下部,または上部および下部の両方に,筒状シュリンクフィルム30によって覆われない範囲が生じる。
前面パネル10の商品窓11の上方の枠部および後面パネル20の商品窓21の上方の枠部に,円形のフック孔18,28があけられている。フック孔18,28も,商品窓11,21と同様に,折り線L1において台紙1Aを折ったときに重なり合う位置に形成されている。フック孔18,28にフックを通すことで台紙付シュリンク包装体1Bを店舗等に陳列することができる。
図1,図2を参照して,折り線L2に沿って糊代パネル12を折り返し,次に折り線L1に沿って台紙1Aを折り返す。糊代パネル12の外面に設けられた接着剤nによって糊代パネル12が後面パネル20の側部内面に接着される。また,後面パネル20の内面に設けられた接着剤N2によって,筒状シュリンクフィルム30(後面フィルム32)が後面パネル20の内面に接着される。
図3から図7を参照して,台紙付シュリンク包装体1Bを用いた商品の包装工程を説明する。図3から図6は図2のIII−III線に沿う方向からの断面図を示している。
図3を参照して,商品40を包装する前において,前面パネル10と後面パネル20が重ねられた状態にあり(図3では,分かりやすくするために前面パネル10と後面パネル20の間を少し離した状態が描かれている),筒状シュリンクフィルム30は筒状ではなく,ひしゃげた状態(平たく畳まれた状態)にある。
筒状シュリンクフィルム30は,上述したように,接着剤N1,N2によって,前面パネル10の内面と後面パネル20の内面のそれぞれに接着されている。
図3を参照して,接着剤N1,N2は,前後方向に重なる商品窓11,21を挟んではす向かいに位置する。接着剤N1によって,上記商品40を収納する前の畳まれた状態の筒状シュリンクフィルム30の前面フィルム31の一側部が前面パネル10の内面に接着され,かつ接着剤N2によって,後面フィルム32の他側部が後面パネル20の内面に接着される。
さらに,筒状シュリンクフィルム30の一側部を接着する接着剤N1と,他側部を接着する接着剤N2のそれぞれの側方に,フィルムの襠部M1,M2が確保されている。襠部M1,M2を確保しておくことによって,商品窓11,21から突出する商品40の厚さが大きくても,商品40を筒状シュリンクフィルム30によって十分に覆うことができる。
図4を参照して,前面パネル10と後面パネル20を離していくと,接着剤N1,N2によって前面パネル10,後面パネル20に接着されている前面フィルム31,後面フィルム32も離れる向きに引っ張られ,これによって筒状シュリンクフィルム30が次第に開いていく。たとえば前面パネル10と後面パネル20を両側方から押すことで,前面パネル10と後面パネル20を離すことができ,これに伴って筒状シュリンクフィルム30内に空間を形成することができる。図5および図7を参照して,筒状シュリンクフィルム30内に商品40を挿入する。図6を参照して,筒状シュリンクフィルム30に熱を加えて収縮させると,筒状シュリンクフィルム30は商品40の表面にピッタリと密着する。分かりやすくするために,図6では前面パネル10と後面パネル20の間を離した状態が描かれているが,筒状シュリンクフィルム30の収縮によって前面パネル10と後面パネル20は近接した状態になる。
図8に示すように,台紙付シュリンク包装体1Bにおいて,前面パネル10の商品窓11および後面パネル20の商品窓21のそれぞれから,筒状シュリンクフィルム30によって覆われた商品40が反対方向に大きく突出する。商品窓11,21からの商品40の露出量が大きく,見栄えよく商品40を包装することができる。
上述した襠部M1,M2を大きくとるほど,商品40を覆う筒状シュリンクフィルム30の寸法に生じる余裕は大きくなる。包装される商品40の厚みまたは商品窓11,21から商品40を突出させるべき量に応じて,襠部M1,M2の大きさは適宜調整すればよい。
(第2実施例)
図9から図11は第2実施例を示すもので,図9は第2実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,図10は商品40を包装している第2実施例の台紙付シュリンク包装体を前面がわから見た斜視図を,図11は後面がわから見た斜視図を,それぞれ示している。
第2実施例の台紙付シュリンク包装体2Bを構成する台紙2Aは,前面パネル10の上端に折り線L3を介して糊代パネル13が,前面パネル10の下端に折り線L4を介して蓋パネル14が,それぞれ連設されている点,蓋パネル14に連設された三角差し込み片15が差し込まれる差し込み孔22が後面パネル20に形成されている点が,第1実施例の台紙付シュリンク包装体1Bを構成する台紙1A(図1)と異なっている。
前面パネル10の上端につながる糊代パネル13の外面に接着剤nが設けられている。折り線L3において折り返されることで糊代パネル13は前面パネル10の内面に重ねられる。折り線L1において台紙2Aを折り返すことで接着剤nによって後面パネル20の内面が糊代パネル13に接着し,台紙付シュリンク包装体2Bの上端が閉じられる。糊代パネル13には切り欠き部13aが形成されており,糊代パネル13によってフック孔18,28が閉じられることはない。
図11を参照して,前面パネル10の下端につながる蓋パネル14は,折り線L1において台紙2Aを折り返し,商品40を収納した後に,折り線L4において折り返されて後面パネル20の外面に重ねられる。蓋パネル14に横向きにのびる折り線L5が形成されているので,蓋パネル14は後面パネル20の外面に重ね合わせやすくなっている。
蓋パネル14には折り線L6を介して三角差し込み片15が連設されており,三角差し込み片15が後面パネル20に形成された差し込み孔22に差し込まれて係合する。蓋パネル14によって台紙付シュリンク包装体2Bの下端も閉じられる。
(第3実施例)
図12および図13は第3実施例を示すもので,図12は第3実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,図13は商品を包装している第3実施例の台紙付シュリンク包装体を背面がわから見た斜視図を,それぞれ示している。
第3実施例の台紙付シュリンク包装体3Bは,底面部(脚部)を備えており,自立可能である点が,第1,第2実施例の台紙付シュリンク包装体1B,2Bと異なる。
図12に示す台紙の展開図3Aを参照して,前面パネル10の下端に折り線L4を介して第1底面部パネル17が,後面パネル20の下端に折り線L5を介して第2底面部パネル23が,それぞれ連設されている。第2底面部パネル23の下端にはさらに折り線L6を介して第3底面部パネル24が連設されている。第3底面部パネル24の側端には,半円形の係合パネル26が折り線L7を介して連設されている。
第1,第2底面部パネル17,23を折り線L4,L5に沿って山折りすることで,第1,第2底面部パネル17,23は反対方向にのびる底面(脚部)を形成する。
第3底面部パネル24は折り線L6において折り返され,第1,第2底面部パネル17,23の下面に重ね合わされる。第3底面部パネル24に設けられた接着剤nによって,第3底面部パネル24と第1底面部パネル17とが接着される。最後に,第3底面部パネル24の側縁に連設された係合パネル26を折り線L7に沿ってほぼ直角に折る。後面パネル20の側縁に連設された突起片25を係合パネル26に形成された係合孔26aに入れ,突起片25と係合パネル26とを係合させる。自立可能な台紙付シュリンク包装体3Bの組立が完了する。
前面パネル10にあけられた商品窓11は,その下縁が前面パネル10の下縁と同じ位置にある。後面パネル20にあけられた商品窓21についても,その下縁が後面パネル20の下縁と同じ位置にある。このため,台紙付シュリンク包装体3Bによって包装される商品40は,その底面が第1,第2底面部パネル17,23上に載る。台紙付シュリンク包装体3Bをより安定して自立させることができる。
(第4実施例)
図14および図15は第4実施例を示すもので,図14は第4実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,図15は商品を包装している第4実施例の台紙付シュリンク包装体を正面がわから見た斜視図を,それぞれ示している。
第4実施例の台紙付シュリンク包装体4Bを構成する台紙4Aは,糊代パネル12の内面に接着剤nが設けられており,糊代パネル12が後面パネル20の側部外面に接着される点が,糊代パネル12の外面に接着剤nが設けられており,糊代パネル12が後面パネル20の側部内面に接着される第1実施例の台紙付シュリンク包装体1B(図8参照)およびその台紙1A(図1参照)と異なる。
また,前面パネル10に形成された商品窓11A,および後面パネル20に形成された商品窓21Aは,その幅が均等幅ではなく,商品窓11A,21Aの高さ方向のほぼ中央の幅W1が広く,下方の幅W2が中央幅W1よりも狭い点も,第1実施例と異なる。
第4実施例の台紙付シュリンク包装体4Bでは,糊代パネル12が後面パネル20の外側に重ねられて接着される。これにより,糊代パネル12を後面パネル20に接着するときに,同時に,筒状シュリンクフィルム30を後面パネル20に押し付けやすくする(接着剤N2の箇所において,筒状シュリンクフィルム30と後面パネル20とを強く密着させるための圧力を加えやすくする)ことができる。
商品窓11A,21Aの下方の幅W2は商品40Aの幅よりも狭く形成される。これにより,図15に示すように,台紙付シュリンク包装体4Bの下部において,商品窓11A,21Aの窓枠に商品40Aを引っかからせて,商品窓11A,21Aから商品40Aが外に大きく露出しない(途中までを露出させる)ようにすることができる。台紙付シュリンク包装体4Bの下部において前面パネル10と後面パネル20との間に前後方向の間隔が設けられるので,台紙付シュリンク包装体4Bを安定して自立可能なものとすることができる。
(第5実施例)
図16および図17は第5実施例を示すもので,図16は第5実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,図17は商品を包装している第5実施例の台紙付シュリンク包装体を背面がわから見た斜視図を,それぞれ示している。
第5実施例の台紙付シュリンク包装体5Bを構成する台紙5Aにおいて,前面パネル10および後面パネル20は折り線L1を介して上下方向に連設されている。また,前面パネル10および後面パネル20の上記折り線L1と反対側の端部(下縁,上縁)に,折り線L3,L2を介して第1,第2の底面部パネル19,29がそれぞれ連設されている。前面,後面パネル10,20が上下方向に連設された台紙5Aを用いることで,左右方向に幅の広い筒状シュリンクフィルム30を用いることができる(上述した襠部を広く確保することができる)ので,より厚さを持つ商品を収納することができる。
図17を参照して,第1,第2の底面部パネル19,29は折り線L3,L2において互いに反対向きに外向きに折られ,台紙付シュリンク包装体5Bの脚部を形成する。第3実施例と同様に,前面パネル10にあけられた商品窓11Bは,その下縁が前面パネル10の下縁と同じ位置にあり,後面パネル20にあけられた商品窓21Bについても,その下縁が後面パネル20の下縁と同じ位置にある。このため,台紙付シュリンク包装体5Bによって包装される商品40Bは,その底面が第1,第2の底面部パネル19,29の上に載る。台紙付シュリンク包装体5Bをより安定して自立させることができる。
図18および図19は第6実施例を示すもので,図18は第6実施例の台紙付シュリンク包装体を構成する台紙の展開図を,図19は商品を包装している第6実施例の台紙付シュリンク包装体を背面がわから見た斜視図を,それぞれ示している。
折り線L1を介して上下方向に前面パネル10および後面パネル20が連設され,前面パネル10および後面パネル20の上記折り線L1と反対側の端部に,折り線L3,L2を介して第1,第2の底面部パネル19,29がそれぞれ連設されているのは,上述した第5実施例と同じである。第6実施例では,前面パネル10につながる第1の底面部パネル19の下縁部に折り線L4を介して差込片51が連設され,後面パネル20と後面パネル20につながる第2の底面部パネル29の境界に,上記差込片51が差し込まれる切込み52が形成されている。
図19を参照して,第1,第2の底面部パネル19,29は折り線L3,L2においていずれも内向きに折られ,上下に重ね合わされる。差込み片51が切込み52に差し込まれることで,側方からみて三角形の形状が形付けられる。第4実施例と同じく,商品窓11A,21Aの下方の幅W2(図14参照)が狭いので,商品40Aは途中まで露出し,非露出部が前面,後面パネル10,20を支えるようになり,三角形状をより確実に保形することができる。差込み片51および切込み52によって,第1,第2の底面部パネル19,29と,第1,第2の底面部パネル19,29につながる前面,後面パネル10,20とを,高さ方向の全体にわたって左右方向のズレを生じさせずにきちんと向かい合わせることができる。
1A,2A,3A,4A,5A,6A 台紙
1B,2B,3B,4B,5B,6B 台紙付シュリンク包装体
10 前面パネル
11,11A,11B,21,21A,21B 商品窓
17,19 第1の底面部パネル
20 後面パネル
23,29 第2の底面部パネル
24 第3の底面部パネル
30 筒状シュリンクフィルム
N1,N2,n 接着剤

Claims (7)

  1. 前後方向に対向するように設けられ,それぞれに商品窓があけられた前面パネルおよび後面パネル,ならびに
    商品を収納する前の畳まれた状態において上記商品窓の幅を超える幅を有しており,上記商品窓を覆うように上記前面パネルの内面および上記後面パネルの内面のそれぞれに接着された上下に開口する筒状シュリンクフィルムを備え,
    上記商品を収納する前の畳まれた状態の筒状シュリンクフィルムの前面フィルムのうち上記筒状シュリンクフィルムの上下開口を結ぶ方向に沿う一側部が上記前面パネルの内面に接着され,かつ上記商品を収納する前の畳まれた状態の筒状シュリンクフィルムの後面フィルムのうち上記筒状シュリンクフィルムの上下開口を結ぶ方向に沿う上記一側部と反対側の他側部が,上記後面パネルの内面に接着されている,
    台紙付シュリンク包装体。
  2. 上記筒状シュリンクフィルムの一側部および他側部の接着部位の少なくともいずれか一方の側方にわたってフィルム襠部が確保されている,
    請求項1に記載の台紙付シュリンク包装体。
  3. 上記一側部の接着部位が上記前面パネルにあけられた商品窓の近辺に,上記他側部の接着部位が上記後面パネルにあけられた商品窓の近辺に,それぞれ設けられている,
    請求項1または2に記載の台紙付シュリンク包装体。
  4. 上記前面パネルおよび後面パネルが折り線を介して連設されている,
    請求項1から3のいずれか一項に記載の台紙付シュリンク包装体。
  5. 上記前面部の下縁および後面部の下縁に折り線を介して底面部が連設されている,
    請求項1から4のいずれか一項に記載の台紙付シュリンク包装体。
  6. 上記前面パネルにあけられた商品窓の下縁が上記前面パネルの下縁に位置し,上記後面パネルにあけられた商品窓の下縁が上記後面パネルの下縁に位置している,
    請求項5に記載の台紙付シュリンク包装体。
  7. 上記前面パネルの裏面と上記後面パネルの裏面とを対向させた状態を保持するための保持機構が形成されている,
    請求項1から6のいずれか一項に記載の台紙付シュリンク包装体。
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