JP7399584B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
従来のトリガー式液体噴出器には、噴出器に取り付けれた連結体に対してノズルを回転させることによって、当該ノズルに設けた凹溝を前記連結体に設けた凹溝に対して連通状態又は非連通状態とすることにより、射出流路の開閉を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2018-122241号公報
しかしながら、従来のトリガー式液体噴出器には、ノズルの回転によって、流路の開閉を行いつつ噴出パターンの切り替えを行えないという点に、改善の余地があった。
本発明の目的は、操作部を回転させることによって流路の開閉を可能にするとともに噴出パターンを切り替えることが可能な、新規のトリガー式液体噴出器を提供することである。
本発明に係るトリガー式液体噴出器は、容器の口部に装着可能なポンプ本体と、前記ポンプ本体に設けられたポンプを動作させるトリガーと、前記ポンプ本体に形成された射出流路に通じる導入口が形成されている装着部材と、前記装着部材に対して回転可能に取り付けられているとともに前記装着部材に対する回転によって前記装着部材の前記導入口を開閉可能な開閉部材と、前記開閉部材に対して固定されているとともに1つの噴出孔の周りに複数の噴出孔が形成されたノズル部材と、前記開閉部材と前記ノズル部材との間に回転可能に取り付けられている噴出パターン切替部材と、を備えており、前記噴出パターン切替部材は、前記開閉部材に対する回転によって前記複数の噴出孔を遮断可能な内側封止筒と、前記開閉部材の回転によって前記ノズル部材と当接可能なプランジャと、を備えており、前記プランジャの先端には、スピン溝が形成されている。
本発明に係るトリガー式液体噴出器は、カバー部材を備えており、前記カバー部材には、片持ち支持された弾性舌片が設けられており、前記開閉部材は、前記弾性舌片を取り囲む外筒を備えており、前記外筒の外周面には、前記ノズル部材が固定されており、前記弾性舌片の外面と、前記外筒の内周面とのいずれか一方に、前記弾性舌片の押込みによって解除可能な回り止め突起が設けられていることが好ましい。
本発明に係るトリガー式液体噴出器において、前記開閉部材は、第1連続テーパ面を備えており、前記第1連続テーパ面は、前側に面しているとともに周方向に連なった複数の前向きテーパ面を備えており、前記ノズル部材は、第2連続テーパ面を備えており、前記第2連続テーパ面は、後側に面しているとともに周方向に連なった複数の後向きテーパ面を備えており、前記複数の後向きテーパ面は、前記複数の前向きテーパ面と前後方向において対応する位置に配列されており、前記噴出パターン切替部材は、前記ノズル部材よりも外側に配置されている操作片と、前記操作片を連結させる連結片を備えており、前記連結片は、前記第1連続テーパ面と前記第2連続テーパ面との間に形成されたスリット溝を周方向に沿って摺動可能に貫通しているものとすることができる。
本発明に係るトリガー式液体噴出器において、前記開閉部材の回転運動を前後方向に沿った当該開閉部材の直線運動に変換する直動機構を備えていることができる。
本発明によれば、操作部を回転させることによって流路の開閉を可能にするとともに噴出パターンを切り替えることが可能な、新規のトリガー式液体噴出器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るトリガー式液体噴出器を示す断面図である。 図1のトリガー式液体噴出器の射出流路が閉じられた状態を拡大して示す断面図である。 図1のトリガー式液体噴出器の開閉部材を一方の方向に回転させたことによって、当該トリガー式液体噴出器の導入口が開かれた状態であって、液体の噴出パターンがシャワーパターンとなった状態を拡大して示す断面図である。 図1のトリガー式液体噴出器において、開閉部材とノズル部材との間に形成されたスリット溝を噴出パターン切替部材の連結片と共に示す、当該スリット溝の展開図である。 図1のトリガー式液体噴出器の噴出パターン切替部材を一方の方向に回転させたことによって、液体の噴出パターンがストリームパターンとなった状態を拡大して示す断面図である。 図1のトリガー式液体噴出器の噴出パターン切替部材をさらに一方の方向に回転させたことによって、液体の噴出パターンが霧パターンとなった状態を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る、トリガー式液体噴出器1について説明をする。
図1を参照すれば、トリガー式液体噴出器1は、容器の口部51に装着可能なポンプ本体2と、ポンプ本体2に設けられたポンプ3を動作させるトリガー4と、を備えている。
本実施形態において、トリガー式液体噴出器1は、容器の口部51を通して当該容器の内部に挿入可能なパイプ5と、ポンプ本体2にパイプ5を固定させているとともにポンプ3のシリンダ3aに形成された吸排口A1に通じる開口部A2が形成されているインテイク部材6と、インテイク部材6の内部に配置されているとともにパイプ5と開口部A2との間に配置されている吸入弁7と、インテイク部材6の内部に配置されているとともに開口部A2とポンプ本体2に設けられた射出筒2aとの間に配置されている排出弁8と、を備えている。また、トリガー式液体噴出器1は、カバー部材9を備えている。本実施形態において、カバー部材9は、ポンプ本体2とトリガー4の回転部4aとを覆う。
本実施形態では、トリガー4は、ポンプ本体2に対して回転可能に取り付けられている。トリガー4には、シリンダ3a内を摺動可能なピストン3bが取り付けられている。容器に充填された液体は、トリガー4の押込み及び当該押込みの解除を繰り返すことによって、パイプ5を通して吸い上げられたのち、ポンプ3からポンプ本体2の射出筒2aに形成された射出流路FCに圧送される。
また、トリガー式液体噴出器1は、ポンプ本体2に形成された射出流路FCに通じる導入口A3が形成されている装着部材10を備えている。
図2を参照すれば、本実施形態において、装着部材10は、装着筒11を備えている。装着筒11は、ポンプ本体2の射出筒2aに装着されているとともに射出流路FCに通じる導入口A3が形成されている。また、本実施形態において、装着部材10は、装着筒11を取り囲む外筒12を備えている。さらに、本実施形態において、装着部材10は、外筒12の後端と装着筒11とを連結する環状壁13を備えている。
また、トリガー式液体噴出器1は、開閉部材20を備えている。開閉部材20は、装着部材10に対して回転可能に取り付けられている。開閉部材20は、装着部材10に対する回転によって装着部材10の導入口A3を開閉させることができる。
図2を参照すれば、本実施形態において、開閉部材20は、仕切壁21を備えている。仕切壁21は、装着部材10に設けられた装着筒11の前側に配置されている。また、仕切壁21には、貫通孔A4(以下、「第1貫通孔A4」ともいう。)が形成されている。第1貫通孔A4は、射出軸線O1に沿って平行に延びている。本実施形態では、射出軸線O1は、射出流路FCの中心軸線である。
また、本実施形態において、開閉部材20は、封止筒22を備えている。封止筒22は、仕切壁21から後側に向かって延びている。また、封止筒22は、装着部材10を摺動可能に封止することによって、装着部材10と共に導入口A3に通じる導入空間R0を形成している。本実施形態では、導入空間R0は、装着部材10の装着筒11とともに開閉部材20の仕切壁21及び封止筒22によって形成されている。本実施形態では、封止筒22は、装着部材10の装着筒11の外周面f11に摺動可能に保持されている。
また、本実施形態において、開閉部材20は、封止筒22を取り囲む中筒23と、封止筒22の後端と中筒23の後端とを連結する第1環状壁24と、中筒23を取り囲む外筒25と、中筒23の前端と外筒25の前端とを連結する第2環状壁26と、を備えている。
また、本実施形態において、開閉部材20は、密閉部27を備えている。密閉部27は、仕切壁21に設けられている。本実施形態では、密閉部27は、仕切壁21の後面f212から後側に向かって突出している環状の突起である。密閉部27は、射出軸線O1を取り囲むように形成されている。
開閉部材20は、射出軸線O1の周りに回転させることによって、装着部材10に対して前進及び後進させることができる。本実施形態では、開閉部材20の回転運動を前後方向に沿った当該開閉部材20の直線運動に変換する直動機構を備えている。これによって、装着部材10に対して開閉部材20を射出軸線O1の周りの一方向に回転させれば、開閉部材20を装着部材10に対して前進させることができる。本実施形態では、このときの回転を「一方側回転」という。また、装着部材10に対して開閉部材20を射出軸線O1の周りの他方向に回転させれば、開閉部材20を装着部材10に対して後進させることができる。本実施形態では、このときの回転を「他方側回転」という。
前記直動機構としては、例えば、ねじ機構Mが挙げられる。ねじ機構Mは、めねじ部M1と、おねじ部M2とを備えている。本実施形態では、装着部材10の外筒12の内周面f12に、めねじ部М1が設けられている。また、本実施形態では、開閉部材20の中筒23の外周面f23には、おねじ部M2が設けられている。
図2は、トリガー式液体噴出器1の初期状態である。図2を参照すれば、装着部材10の導入口A3は、開閉部材20の密閉部27によって閉じられている。したがって、トリガー式液体噴出器1は、初期状態において、射出流路FCが閉じられた状態である。
これに対し、開閉部材20を装着部材10に対して一方の方向に回転させれば、図3に示すように、装着部材10と開閉部材20との間に形成された導入空間R0を増加させることができるとともに、装着部材10の導入口A3を開くことができる。このとき、トリガー式液体噴出器1は、後述するように、容器内の液体を噴出させることができる。また、開閉部材20を装着部材10に対して他方の方向に回転させれば、図2に示すように、導入空間R0を減少させることができるとともに、導入口A3を閉じることができる。このとき、トリガー式液体噴出器1は、後述するように、容器内の液体を噴出させることを防止するができる。
また、トリガー式液体噴出器1は、開閉部材20に対して固定されているとともに1つの噴出孔h1の周りに複数の噴出孔h2が形成されたノズル部材30を備えている。ノズル部材30は、開閉部材20に対して固定されている固定筒31と、固定筒31よりも前側に配置されているとともに固定筒31に連なるノズル筒32と、ノズル筒32の内側を閉じている隔壁33と、を備えている。隔壁33には、1つの噴出孔h1(以下、「中央噴出孔h1」ともいう。)の周りに複数の噴出孔h2(以下、「環状配列噴出孔h2」ともいう。)が形成されている。本実施形態では、固定筒31は、ノズル筒32よりも大きな直径を有している。本実施形態では、ノズル部材30は、固定筒31の前端と、ノズル筒32の後端とを連結する環状壁34を備えている。
また、本実施形態において、ノズル部材30は、第1仕切筒35を備えている。第1仕切筒35は、1つの中央噴出孔h1を取り込むように隔壁33から後側に向かって延びている。また、第1仕切筒35は、当該第1仕切筒35の内周面f35に、前後方向に延びている溝部G1が形成されている。本実施形態では、複数の溝部G1が、射出軸線O1の周りに間隔を置いて配置されているとともに、第1仕切筒35の先端(後端)から前側に延びている。さらに、本実施形態において、ノズル部材30は、第2仕切筒36を備えている。第2仕切筒36は、複数の環状配列噴出孔h2をノズル筒32との間で取り囲むように隔壁33から後側に向かって延びている。本実施形態では、第2仕切筒36の先端(後端)は、第1仕切筒35の先端よりも前側に位置している。
また、トリガー式液体噴出器1は、噴出パターン切替部材40を備えている。噴出パターン切替部材40は、開閉部材20とノズル部材30との間に回転可能に取り付けられている。
また、噴出パターン切替部材40は、開閉部材20の前側に配置されている基壁41を備えている。本実施形態では、開閉部材20の仕切壁21が第2環状壁26よりも前側に突出していることから、基壁41は、仕切壁21の前側に配置されている。基壁41には、開閉部材20に形成された第1貫通孔A4に通じる貫通孔A5(以下、「第2貫通孔A5」ともいう。)が形成されている。第2貫通孔A5は、射出軸線O1に沿って平行に延びている。
また、噴出パターン切替部材40は、外側封止筒42を備えている。外側封止筒42は、基壁41から前側に向かって延びている。また、外側封止筒42は、ノズル部材30の内周面を摺動可能に封止することによって、ノズル部材30との間に第1空間R1を形成している。本実施形態では、外側封止筒42は、ノズル筒32の内周面f32を摺動可能に封止している。
また、噴出パターン切替部材40は、開閉部材20に対する回転によって複数の環状配列噴出孔h2を遮断可能な内側封止筒43を備えている。内側封止筒43は、基壁41から前側に向かって延びている。内側封止筒43は、開閉部材20に対して噴出パターン切替部材40を一方の方向に回転させることによって、図5に示すように、複数の環状配列噴出孔h2を第1空間R1に対して遮断させることができる。また、内側封止筒43は、開閉部材20に対して噴出パターン切替部材40を他方の方向に回転させることによって、図3(図2)に示すように、複数の環状配列噴出孔h2を第1空間R1に対して開放させることができる。
また、噴出パターン切替部材40は、開閉部材20の回転によってノズル部材30と当接可能なプランジャ44を備えている。プランジャ44は、基壁41から前側に向かって延びている。また、プランジャ44は、ノズル部材30とともに中央噴出孔h1に通じる第2空間R2を形成している。本実施形態では、プランジャ44は、ノズル部材30の第1仕切筒35の内周面f35を摺動可能に封止することによって、ノズル部材30の隔壁33及び第1仕切筒35とともに中央噴出孔h1に通じる第2空間R2を形成している。プランジャ44は、開閉部材20に対して噴出パターン切替部材40を一方の方向に回転させることによって、図2(図3)、図5、図6の順で、第2空間R2を減少させることができる。この場合、後述のように、中央噴出孔h1に供給される液体の圧力を高めることができる。図6を参照すれば、噴出パターン切替部材40を一方の方向に回転させることによって最終的に、プランジャ44の先端(前端)44eは、ノズル部材30の裏面(後面)f33に当接させることができる。ここで、ノズル部材30の裏面f33は、ノズル部材30の隔壁33の裏面(後面)であって、第1仕切筒35に取り囲まれた面である。また、プランジャ44は、開閉部材20に対して噴出パターン切替部材40を他方の方向に回転させることによって、図6、図5、図3(図2)の順で、第2空間R2を復元させることができる。この場合、後述のように、中央噴出孔h1に供給される液体の圧力を初期の状態に戻すことができる。
また、プランジャ44の先端44eには、スピン溝G2が形成されている。本実施形態において、プランジャ44には、複数のスピン溝G2が形成されている。本実施形態では、スピン溝G2は、プランジャ44の先端44eに形成された凹部45を含む。本実施形態では、スピン溝G2は、凹部45から射出軸線O1の周りを放射状に広がるように設けられている。ただし、本発明によれば、スピン溝G2は、凹部45を省略することによって直結させることもできる。さらに、本実施形態において、プランジャ44には、スピン溝G2に連なる溝部G3が形成されている。溝部G3は、プランジャ44の先端44eから、当該プランジャ44の外周面f44を前後方向に沿って延びている。スピン溝G2及び溝部G3は、ノズル部材30の溝部G1とともに第1空間R1と第2空間R2とを連通させている。これによって、第1空間R1からの液体は、スピン溝G2を通過することによって旋回流となったのち、第2空間R2に流入する。そして、第2空間R2に流入した液体は、中央噴出孔h1を通して、外界に噴出させることができる。また、プランジャ44の先端44eにスピン溝G2を形成したことによって、プランジャ44の先端44eがノズル部材30の裏面f33と当接したときでも、中央噴出孔h1は、第1空間R1に対して連通させることができる。
また、本実施形態において、噴出パターン切替部材40は、封止筒46を備えている。封止筒46は、基壁41から後側に向かって延びている。封止筒46は、開閉部材20の封止筒22の外周面f22を摺動可能に封止することによって、開閉部材20と噴出パターン切替部材40との間に第3空間R3を形成している。本実施形態では、第3空間R3は、基壁41と開閉部材20の仕切壁21との間に形成されている。第3空間R3は、第1貫通孔A4及び第2貫通孔A5のそれぞれに通じている。これによって、第1空間R1は、第2貫通孔A5、第3空間R3、第1貫通孔A4を通して、導入空間R0に連通させることができる。そして、導入空間R0と射出流路FCとの間は、導入口A3を密閉部27によって開閉させることによって、連通状態及び非連通状態を選択することができる。封止筒46は、開閉部材20に対して噴出パターン切替部材40を一方の方向に回転させることによって、図2(3)、図5、図6の順で、第3空間R3を増加させることができる。また、封止筒46は、開閉部材20に対して噴出パターン切替部材40を他方の方向に回転させることによって、図6、図5、図3(2)の順で、第3空間R3を減少させることができる。
噴出パターン切替部材40は、射出軸線O1の周りに回転させることによって、開閉部材20に対して前進及び後進させることができる。本実施形態では、噴出パターン切替部材40の回転運動を前後方向に沿った当該噴出パターン切替部材40の直線運動に変換する直動機構を備えている。これによって、開閉部材20に対して噴出パターン切替部材40を射出軸線O1の周りの一方向に回転させれば、噴出パターン切替部材40を開閉部材20に対して前進させることができる。本実施形態では、このときの回転を「一方側回転」という。また、噴出パターン切替部材40を開閉部材20に対して射出軸線O1の周りの他方向に回転させれば、噴出パターン切替部材40を開閉部材20に対して後進させることができる。本実施形態では、このときの回転を「他方側回転」という。なお、本実施形態では、開閉部材20と噴出パターン切替部材40とは、互いに同じ方向に相対回転させている。ただし、開閉部材20と噴出パターン切替部材40とは、互いに反対の方向に相対回転させることができる。
開閉部材20は、第1連続テーパ面T1を備えている。図4を参照すれば、第1連続テーパ面T1は、複数の前向きテーパ面T11を備えている。複数の前向きテーパ面T11は、前側に面しているとともに周方向に連なっている。本実施形態では、複数の前向きテーパ面T11は、周方向一方側に向かうにしたがって前側に向かって傾斜するように連なっている。本実施形態では、開閉部材20は、2つの第1連続テーパ面T1を備えている。本実施形態では、第1連続テーパ面T1は、開閉部材20に設けられた突起部の前端面である。本実施形態では、第1連続テーパ面T1は、第2環状壁26の前面から前側に突出している。
また、ノズル部材30は、第2連続テーパ面T2を備えている。第2連続テーパ面T2は、複数の後向きテーパ面T21を備えている。複数の後向きテーパ面T21は、後側に面しているとともに周方向に連なっている。本実施形態では、複数の後向きテーパ面T21は、第1連続テーパ面T1と同様に、周方向一方側に向かうにしたがって後側に向かって傾斜するように連なっている。また、複数の後向きテーパ面T21は、前向きテーパ面T11と前後方向において対応する位置に配列されている。本実施形態では、ノズル部材30は、2つの第2連続テーパ面T2を備えている。本実施形態では、第2連続テーパ面T1は、ノズル部材30に設けられた切欠き部の後端面である。本実施形態では、第2連続テーパ面T2は、ノズル筒32の後端面から後側に突出している。
また、図2を参照すれば、噴出パターン切替部材40は、操作片47を備えている。操作片47は、ノズル部材30よりも外側に配置されている。本実施形態では、操作片47は、ノズル筒32よりも外側に配置されている。また、噴出パターン切替部材40は、外側封止筒42と操作片47とを連結する連結片48を備えている。本実施形態では、2つの操作片47が、射出軸線O1を挟んで対向する位置に配置されている。ただし、操作片47は、少なくとも1つであればよい。
図4を参照すれば、噴出パターン切替部材40の連結片48は、第1連続テーパ面T1と第2連続テーパ面T2との間に形成されたスリット溝Sを周方向に沿って摺動可能に貫通している。本実施形態では、操作片47を用いて噴出パターン切替部材40を一方の方向に回転させたとき、連結片48は、第2連続テーパ面T2に沿って前側に移動する。これによって、開閉部材20に対して噴出パターン切替部材40を一方の方向に回転させれば、噴出パターン切替部材40を開閉部材20に対して前進させることができる。また、本実施形態では、操作片47を用いて噴出パターン切替部材40を他方の方向に回転させたとき、連結片48は、第1連続テーパ面T1に沿って後側に移動する。これによって、噴出パターン切替部材40を開閉部材20に対して他方の方向に回転させれば、噴出パターン切替部材40を開閉部材20に対して後進させることができる。
本実施形態では、第1連続テーパ面T1は、複数の前向きテーパ面T11とともに、複数の位置決め面T12を備えている。本実施形態では、2つの第1連続テーパ面T1は、それぞれ、2つの前向きテーパ面T11a,T11bと、3つの位置決め面T12a、T12b、T12cと、を備えている。3つの位置決め面T12a、T12b、T12cは、射出軸線O1の周りを60度の間隔で配列されている。
また、本実施形態では、第2連続テーパ面T2は、前後方向において、第1連続テーパ面T1と対応させた位置に、複数の後向きテーパ面T21とともに、複数の位置決め面T22を備えている。本実施形態では、2つの第2連続テーパ面T2は、それぞれ、2つの後向きテーパ面T21a,T21bと、3つの位置決め面T22a、T22b、T22cと、を備えている。3つの位置決め面T22a、T22b、T22cは、射出軸線O1の周りを60度の間隔で配列されている。
さらに、図2に示すように、本実施形態では、2つのスリット溝Sが射出軸線O1を挟んで対向する位置に配置されている。図4を参照すれば、スリット溝Sの周方向端fsは、ノズル部材30に形成されている。本実施形態では、スリット溝Sの周方向端fsは、ノズル筒32の後端の一部を前後方向に切り欠いて形成された周方向面である。これによって、噴出パターン切替部材40の連結片48は、スリット溝Sの周方向端fsに接触するまで、スリット溝Sに沿って移動させることができる。本実施形態では、噴出パターン切替部材40の連結片48は、射出軸線O1の周りを0度~120度(180度~300度)の範囲で回転させることができる。
また、第1連続テーパ面T1には、前向きテーパ面T11と位置決め面T12との間に位置決め突起P1が形成されている。同様に、第2連続テーパ面T2にも、後向きテーパ面T21と位置決め面T22との間に位置決め突起P1が形成されている。これによって、噴出パターン切替部材40の連結片48は、位置決め面T12と位置決め面T22との間に位置決めすることができる。ただし、噴出パターン切替部材40の連結片48は、スリット溝Sに沿って一定の力で移動させることによって、位置決め突起P1を乗り越えることができる。なお、位置決め突起P1は、前向きテーパ面T11同士の間と、後向きテーパ面T21同士の間と、の少なくともいずれか一方の間に設けることができる。
本実施形態では、噴出パターン切替部材40の連結片48が位置決め面T12aと位置決め面T22aとの間に位置するとき、噴出パターンは、シャワーパターンとなる。図3は、導入口A3が開かれた状態であって、液体の噴出パターンがシャワーパターンとなった状態を拡大して示している。シャワーパターンでは、ノズル部材30の中央噴出孔h1及び環状配列噴出孔h2の全てが開放されることによって、液体をシャワー状に噴出させることができる。
次いで、本実施形態では、噴出パターン切替部材40の連結片48が位置決め面T12bと位置決め面T22bとの間に位置するとき、噴出パターンは、ストリームパターンとなる。図5は、導入口A3が開かれた状態であって、液体の噴出パターンがストリームパターンとなった状態を拡大して示している。ストリームパターンでは、ノズル部材30の環状配列噴出孔h2が遮断されていることによって、中央噴出孔h1のみから液体を直線状に噴出させることができる。
さらに、本実施形態では、噴出パターン切替部材40の連結片48が位置決め面T12cと位置決め面T22cとの間に位置するとき、噴出パターンは、霧パターンとなる。図6は、導入口A3が開かれた状態であって、液体の噴出パターンが霧パターンとなった状態を拡大して示している。霧パターンでは、ノズル部材30の環状配列噴出孔h2が遮断されているとともに、プランジャ44の先端44eがノズル部材30の隔壁33の裏面f33と当接する(第2空間R2が消滅する)。これによって、第1空間R1からの液体は、溝部G1からスピン溝G2のみに供給され、当該スピン溝G2を通して中央噴出孔h1に供給される。したがって、プランジャ44の先端44eがノズル部材30の隔壁33の裏面f33と当接することによって、中央噴出孔h1に供給される液体の圧力が高められる。これによって、霧パターンでは、中央噴出孔h1のみから液体を霧状に噴出させることができる。なお、噴出パターン切替部材40を逆回転させれば、霧パターン、ストリームパターン、シャワーパターンの順に、噴出パターンを切り替えることができる。
また、図2を参照すれば、本実施形態では、開閉部材20は、ガイド突起28を備えている。ガイド突起28は、仕切壁21から前側に向かって延びている。また、本実施形態では、噴出パターン切替部材40は、ガイド穴49を備えている。ガイド穴49は、プランジャ44の内部に形成されている。ガイド穴49は、基壁41に形成された開口から前側に延びている。ガイド突起28は、ガイド穴49に挿入されている。噴出パターン切替部材40のガイド突起28を噴出パターン切替部材40のガイド穴49に挿入することによって、開閉部材20に対する噴出パターン切替部材40の前後移動をガイドする。
ところで、噴出パターン切替部材40を回転させたときに、開閉部材20及びノズル部材30の少なくともいずれか1つが噴出パターン切替部材40とともに供回りすることが想定される。このため、トリガー式液体噴出器1には、供回り防止機構が設けられている。
本実施形態では、カバー部材9には、片持ち支持された弾性舌片9aが設けられている。弾性舌片9aは、例えば、カバー部材9の前端に幅方向(トリガー式液体噴出器1の左右方向)に前後方向に延びている2つの切込みを形成し、当該2つの切込みの間に形成された部位を弾性舌片9aとすることができる。また、弾性舌片9aは、カバー部材9の前端から前後方向に突出させた片持ち支持片とすることができる。
また、本実施形態では、上述のとおり、開閉部材20は、外筒25を備えている。本実施形態では、外筒25は、弾性舌片9aを取り囲んでいる。更に、本実施形態では、外筒25の外周面f251には、ノズル部材30の固定筒31が固定されている。本実施形態では、開閉部材20の外筒25の外周面f251に形成された段差部25aと、ノズル部材30の固定筒31の内周面f31に形成された凸部31aとの嵌合によって固定されている。
さらに、本実施形態では、弾性舌片9aの外面f9と、外筒25の内周面f252とのいずれか一方に、弾性舌片9aの押込みによって解除可能な回り止め突起P2が設けられている。これによって、噴出パターン切替部材40を回転させたときに、開閉部材20及びノズル部材30の少なくともいずれか1つが噴出パターン切替部材40とともに供回りすることを防止することができる。また、回り止め突起P2は、回転部材20を装着部材10に対して回転させることを防止する。したがって、回転部材20を回転させることによって導入口A3を開閉するときは、図2の矢印で示すように、弾性舌片9aを押し込むことで開閉部材20とノズル部材30との回転止めを解除する。
本実施形態では、回り止め突起P2は、弾性舌片9aと外筒25との両方に設けられている。この場合、カバー部材9に設けられた弾性舌片9aと、開閉部材20の外筒25との少なくともいずれか一方の回り止め突起P2は、前後方向に延びているとともに幅方向に間隔を置いて配置された複数の突起(リブ)とする。また、本発明によれば、外筒25の内周面f252との他方に、回り止め突起P2を嵌合させる凹部を形成することができる。
ここで、トリガー式液体噴出器1の動作について説明する。
図1は、トリガー式液体噴出器1の導入口A3が閉じられた状態である。この状態では、図2に示すように、ポンプ本体の射出流路FCと開閉部材20に形成された第1貫通孔A4とは非連通の状態にある。このため、使用者がトリガー4を操作してもノズル部材30の中央噴出孔h1及び環状配列噴出孔h2のいずれからも、液体を噴出させることができない。
(開操作)
使用者が液体を噴出させる際には、カバー部材9に設けられた弾性舌片9aを、図2の矢印に示す方向に押し込む。これよって、開閉部材20は、装着部材10に対して回転させることができる。次いで、使用者が開閉部材20を一方の方向に回転させると、図3に示すように、開閉部材20が装着部材10に対して前進することによって、導入口A3を開くことができる。導入口A3を開くことによって、ポンプ本体の射出流路FCは、導入口空間R0を通して、開閉部材20の第1貫通孔A4から、開閉部材20と噴出パターン切替部材40との間に形成された第3空間R3を経て、更に、噴出パターン切替部材40の第2貫通孔A5を通して、噴出パターン切替部材40とノズル部材30との間に形成された第1空間R1に通じる。第1空間R1は、ノズル部材30の中央噴出孔h1及び環状配列噴出孔h2の少なくともいずれかと連通していることから、ポンプ本体2の射出流路FCから圧送された液体を外部に噴出させることができる。
(シャワーパターン選択)
図3では、噴出パターン切替部材40の連結片48が位置決め面T12aと位置決め面T22aとの間に位置していることによって、シャワーパターンに選択されている。このため、使用者がトリガー4を操作すると、ノズル部材30の中央噴出孔h1及び環状配列噴出孔h2を通して、ポンプ本体2の射出流路FCから圧送された液体をシャワー状に噴出させることができる。
(ストリームパターン選択)
次いで、使用者が噴出パターン切替部材40を一方の方向に回転させると、噴出パターン切替部材40の連結片48が位置決め面T12bと位置決め面T22bとの間に位置するまで、噴出パターン切替部材40を回転させることができる。これによって、使用者は、図5に示すように、ストリームパターンを選択することができる。図5では、噴出パターン切替部材40の内側封止筒43がノズル部材30の環状配列噴出孔h2を遮断する。このため、使用者がトリガー4を操作すると、ノズル部材30の中央噴出孔h1を通して、ポンプ本体の射出流路FCから圧送された液体をストリーム状(直線状)に噴出させることができる。
(霧パターン選択)
次いで、使用者が噴出パターン切替部材40をさらに一方の方向に回転させると、噴出パターン切替部材40の連結片48が位置決め面T12cと位置決め面T22cとの間に位置するまで、噴出パターン切替部材40を回転させることができる。これによって、使用者は、図6に示すように、霧パターンを選択することができる。図6では、噴出パターン切替部材40の内側封止筒43がノズル部材30の環状配列噴出孔h2を遮断するとともに、噴出パターン切替部材40のプランジャ44の先端44eがノズル部材30の隔壁33の裏面33fに当接する。このため、使用者がトリガー4を操作すると、第1空間R1の液体は、スピン溝G2によって旋回流となってノズル部材30の中央噴出孔h1に流入することから、当該中央噴出孔h1を通して、ポンプ本体の射出流路FCから圧送された液体を霧状に噴出させることができる。
(様々なパターン選択)
また、噴出パターン切替部材40を他方の方向に回転させれば、霧パターンからストリームパターンを選択し、さらに、ストリームパターンからシャワーパターンを選択することができる。
(閉操作)
使用後は、カバー部材9に設けられた弾性舌片9aを、図2の矢印に示す方向に再び押し込んで、開閉部材20を他方の方向に回転させる。開閉部材20の回転により、図2に示すように、導入口A3が閉じられると、ポンプ本体2の射出流路FCと開閉部材20に形成された第1貫通孔A4とは再び非連通の状態にある。このため、使用者がトリガー4を操作してもノズル部材30の中央噴出孔h1及び環状配列噴出孔h2のいずれからも、液体を噴出させることができない。
本実施形態によれば、開閉部材20の正回転によって、導入口A3を開くことができる一方、開閉部材20の逆回転によって、導入口A3を閉じることができる。したがって、本実施形態によれば、開閉部材20の回転操作によって、射出流路FCの開閉を行うことができる。また、本実施形態によれば、噴出パターン切替部材40の正回転によって複数の環状配列噴出孔h2を遮断させつつ、中央噴出孔h1に供給される液体の圧力を高めることができる一方、噴出パターン切替部材40の逆回転によって複数の環状配列噴出孔h2を開放させつつ、中央噴出孔h1に供給される液体の圧力を初期の圧力(シャワーパターン時の圧力)に復帰させることができる。したがって、本実施形態によれば、噴出パターン切替部材40の回転操作によって、噴出パターンを切り替えることができる。
したがって、本実施形態によれば、開閉部材20及び噴出パターン切替部材40を、それそれ、適宜、回転させることによって流路の開閉を可能にするとともに噴出パターンを切り替えることが可能な、新規のトリガー式液体噴出器1を提供することができる。
上述したところは、本発明の例示的な実施形態を説明したものであり、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で様々な変更を行うことができる。本実施形態では、複数の前向きテーパ面T11は、周方向一方側に向かうにしたがって前側に向かって傾斜するように連なっている。ただし、複数の前向きテーパ面T11は、互いに傾斜方向を異ならせることによって連ならせることができる。この場合、複数の後向きテーパ面T12も、前向きテーパ面T11に対応させて、互いに傾斜方向を異ならせることによって連ならせる。これによって、噴出パターン切替部材40を一方の方向に回転させたときの、噴出パターンの選択順番を、例えば、シャワーパターン、霧パターン、ストリームパターンの順に変更することができる。さらに、複数の前向きテーパ面T11の傾斜角度は、それぞれ、異ならせることもできる。この場合、複数の後向きテーパ面T12の傾斜角度も、それぞれ、前向きテーパ面T11の傾斜角度に対応させて、異ならせる。
本実施形態では、トリガー式液体噴出器1は、口部51を有した容器を備えている。ただし、トリガー式液体噴出器1は、容器を含まない構成とすることができる。また、トリガー式液体噴出器1は、容器の口部51に装着するための装着筒rを備えているが、装着筒Rは、既存の装着筒に変更することができる。また、吸入弁7及び排出弁8も、既存の吸入弁及び排出弁に変更することができる。
1:トリガー式液体噴出器, 2:ポンプ本体, 3:ポンプ, 4:トリガー, 9:カバー部材, 9a:弾性舌片, 10:装着部材, 20:開閉部材, 21:仕切壁, 30:ノズル部材, 31:固定筒, 32:ノズル筒, 33:隔壁, 34:環状壁, 35:第1仕切筒, 40:噴出パターン切替部材, 41:基壁, 42:外側封止筒, 43:内側封止筒, 44:プランジャ, 47:操作片, 48:連結片, A3:導入口, A4:第1貫通孔, A5:第2貫通孔, G1:溝部, G2:スピン溝, G3:溝部, FC:射出流路, h1:中央噴出孔(1つの噴出孔), h2:環状配列噴出孔(複数の噴出孔), O1:射出軸線, P1:位置決め突起, P2:回り止め突起, R1:第1空間, R2:第2空間, R3:第3空間, T1:第1連続テーパ面, T11:前向きテーパ面, T2:第2連続テーパ面, T21:後向きテーパ面

Claims (4)

  1. 容器の口部に装着可能なポンプ本体と、
    前記ポンプ本体に設けられたポンプを動作させるトリガーと、
    前記ポンプ本体に形成された射出流路に通じる導入口が形成されている装着部材と、
    前記装着部材に対して回転可能に取り付けられているとともに前記装着部材に対する回転によって前記装着部材の前記導入口を開閉可能な開閉部材と、
    前記開閉部材に対して固定されているとともに1つの噴出孔の周りに複数の噴出孔が形成されたノズル部材と、
    前記開閉部材と前記ノズル部材との間に回転可能に取り付けられている噴出パターン切替部材と、を備えており、
    前記噴出パターン切替部材は、前記開閉部材に対する回転によって前記複数の噴出孔を遮断可能な内側封止筒と、前記開閉部材の回転によって前記ノズル部材と当接可能なプランジャと、を備えており、
    前記プランジャの先端には、スピン溝が形成されている、トリガー式液体噴出器。
  2. 前記トリガー式液体噴出器は、カバー部材を備えており、
    前記カバー部材には、片持ち支持された弾性舌片が設けられており、
    前記開閉部材は、前記弾性舌片を取り囲む外筒を備えており、前記外筒の外周面には、前記ノズル部材が固定されており、
    前記弾性舌片の外面と、前記外筒の内周面とのいずれか一方に、前記弾性舌片の押込みによって解除可能な回り止め突起が設けられている、請求項1に記載されたトリガー式液体噴出器。
  3. 前記開閉部材は、第1連続テーパ面を備えており、前記第1連続テーパ面は、前側に面しているとともに周方向に連なった複数の前向きテーパ面を備えており、
    前記ノズル部材は、第2連続テーパ面を備えており、前記第2連続テーパ面は、後側に面しているとともに周方向に連なった複数の後向きテーパ面を備えており、前記複数の後向きテーパ面は、前記複数の前向きテーパ面と前後方向において対応する位置に配列されており、
    前記噴出パターン切替部材は、前記ノズル部材よりも外側に配置されている操作片と、前記操作片を連結させる連結片を備えており、
    前記連結片は、前記第1連続テーパ面と前記第2連続テーパ面との間に形成されたスリット溝を周方向に沿って摺動可能に貫通している、請求項1又は2に記載されたトリガー式液体噴出器。
  4. 前記開閉部材の回転運動を前後方向に沿った当該開閉部材の直線運動に変換する直動機構を備えている、請求項1~3のいずれか1項に記載されたトリガー式液体噴出器。
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